JP2710436B2 - 冊子状媒体用印字装置 - Google Patents

冊子状媒体用印字装置

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は冊子状媒体用印字装置に関し、特に銀行の預
金通帳をはじめとする冊子状媒体用の印字装置に関す
る。
従来技術 従来、この種の印字装置においては、両方向印字の場
合、印字動作後、印字ヘッドが改行前の行の印字終了位
置にある状態で改行等、媒体の搬送を行っていた。
その従来の印字装置における印字・搬送動作について
第2図を用いて説明する。第2図は従来の印字装置の主
要部の概略構成図であり、同図(b)は平面図、同図
(a)は同図(b)のA−A部の断面図である。
図において、2は預金通帳等の冊子状媒体であり、こ
の媒体2は図示せぬ搬送機構によって矢印Bの方向に搬
送されつつ印字ヘッド1によって日付、金額等が1行ず
つ印字される。なお、4はプラテンである。
印字ヘッド1は矢印Cの方向に往復運動をして媒体2
上に印字を行うものであり、周知のインパクト式ヘッ
ド、サーマルヘッドがこれに該当する。また、印字ヘッ
ド1には、媒体2を押圧するためのカードホルダ3が設
けられている。このカードホルダ3は媒体2をスムーズ
に案内するため、その端部がテーパ状となっており、印
字ヘッド1とともに矢印Cの方向に往復運動を行う。な
お、図に示されている印字ヘッド1によると、上下が逆
さに印字されるものとする。
また、前側ペーパガイド5及び後側ペーパガイド6
は、媒体2を矢印Bの方向に搬送する際、その案内をす
るためにカードホルダ3とわずかな隙間を空けて設けら
れている。また、これら両ペーパガイドは、同図(a)
を参照すれば、対向する夫々の端部がテーパ状になって
おり、上述したカードホルダ3とともに、媒体2をスム
ーズに矢印Bの方向に案内するのである。
さらにまた、印字ヘッド1の印字範囲11と後側ペーパ
ガイド6のテーパ状の端部との間には隔りがあるため、
冊子状媒体2の第1行目を印字する際には媒体の端部が
後側ペーパガイド6の端部に引っかかり、ジャムを起こ
す可能性がある。これを防止するために設けられている
のが、爪状突起部7である。
すなわち、媒体2の第1行目を印字する際、後側ペー
パガイド6は媒体2の端部を有効に案内できないため、
その代りに爪状突起部7が案内するのである。この爪状
突起部7は同図(a)に示されているように後側ペーパ
ガイド6の端部とは逆のテーパ状となっている。つま
り、この爪状突起部7はカードホルダ3の奥側に入込む
ようなテーパ状構造をしており、第1行目を印字する
際、媒体2が同図(b)の紙面向う側から手前側に浮上
るのを防止しているのである。
これは、印字動作中において印字ヘッド1が同図
(b)の位置にあるとき、媒体2はカードホルダ3によ
って紙面手前側から向う側に押圧されるが、媒体2の突
起部7側付近は紙面向う側から手前側に浮上ってジャム
の原因となるため、これを防止しているのである。つま
り、同図(b)のA−A部の断面図である同図(a)を
参照すれば、本来図に表れないはずである印字ヘッド1
及びカードホルダ3は一点鎖線で示される位置にあり、
媒体2の突起部7側付近が浮上がっている様子が理解で
きる。
さらに、媒体2の端部を突起部7に正しく案内させる
ためにプリンタシャッタ8が設けられている。同図
(b)を参照すれば、プリンタシャッタ8は図示せぬ駆
動機構によって軸9を中心に矢印Dのように回動自在に
駆動されるものである。そして、媒体2の初期搬送時
に、このプリンタシャッタ8は一点鎖線の位置に保持さ
れ、媒体2の端部を突起部7の紙面向う側に案内する。
その後、プリンタシャッタ8は駆動されて実線の位置に
退避保持されるため、印字ヘッド1及びカードホルダ3
による印字動作中の往復運動にはなんら影響はないので
ある。なお、10はストッパである。
印字動作中においては印字ヘッド1により日付、金額
等が1行ずつ印字され、改行前の任意の位置、すなわち
1行分の情報の印字が終了した時点で図示せぬ搬送機構
によって矢印Bの方向に媒体2が搬送されることにな
る。
しかし、上述した印字機構を持つ従来の印字装置にお
ける搬送方式によると通帳等のように複数毎の紙葉が冊
子状に閉じてある媒体2を搬送する場合でも印字ヘッド
1が任意の印字終了位置にある状態で搬送を行うことに
なる。すると、冊子状媒体2の中綴部分、すなわちセン
タホールド13が爪状突起部7を通過するとき、センタホ
ールド13の段差部がその突起部7に引っかかり、ジャム
につながる可能性があるという欠点があった。
発明の目的 本発明は上述した従来の欠点を解決するためになされ
たものであり、その目的は爪状突起部とセンタホールド
とによって発生するジャムを有効に防止することができ
る冊子状媒体用印字装置を提供することである。
発明の構成 本発明による冊子状媒体用印字装置は、印字すべき頁
が開かれた冊子状媒体を案内する第1及び第2の媒体搬
送案内部材と、これら両媒体搬送案内部材の間に設けら
れ、前記冊子状媒体の中綴部方向に対して略平行に往復
運動を行いつつ印字をする印字ヘッド部と、この印字ヘ
ッド部と一体に往復運動を行いつつ前記冊子状媒体を案
内する第3の媒体搬送案内部材と、前記第1の媒体搬送
案内部材の方向に突出するように前記第2の媒体搬送案
内部材に設けられ前記冊子状媒体を前記第1の媒体搬送
案内部材から前記第2の媒体搬送案内部材に案内する案
内用爪部材とを有する冊子状媒体用印字装置であって、
前記冊子状媒体の中綴部が前記案内用爪部材付近を通過
するとき前記第3の媒体搬送案内部材を前記案内用爪部
材付近に位置するようにして該第3の媒体搬送案内部材
によって該冊子状媒体を該案内用爪部材に案内すること
を特徴とする。
実施例 以下、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明による冊子状媒体用印字装置の一実施
例の主要部の概略構成図である。同図(b)は平面図、
同図(a)は同図(b)のA−A部の断面図であり、第
2図と同等部分は同一符号により示されている。
図において、本実施例による印字装置の機械的構成は
従来のものと変わりはない。従来の装置と異なる点は、
冊子状媒体2のセンタホールド13が爪状突起部7付近を
通過する際のカードホルダ3の駆動制御である。すなわ
ち、センタホールド13が爪状突起部7付近を通過すると
き、そのまま搬送を行うと、センタホールド13は突起部
7に引っかかる可能性がある。そこで、本例においては
カードホルダ3が第1図の位置、つまり爪状突起部7付
近にくるように移動させた後、媒体2を搬送するのであ
る。
この駆動制御方式により、カードホルダ3が媒体2を
ガイドすることにより、センタホールド13が突起部7に
引っかかることなく、確実に媒体2を搬送することがで
きるのである。その搬送直後の様子が同図(a)によ
り、理解できる。
次に、第3図及び第4図を用いて上述の駆動制御を実
現する手段について説明する。
第3図は本実施例の印字装置における印字制御を示す
フローチャートであり、ファームウェアにより当業者に
容易に実現できる。また、第4図は媒体の搬送並びにカ
ードホルダ及びプリンタシャッタの駆動のための制御信
号を示すタイムチャートであり、第3図のファームウェ
アの制御に応じて生成される信号が示されている。
第3図を参照すると、外部指令に応答して印字動作が
開始されると印字ヘッドによる1行ごとの印字と、媒体
の1行ごとの通常搬送が行われる(ステップ31)。
また、印字動作が繰返されているとき、冊子状媒体の
センタホールドが爪状突起部を通過するか否かが判定さ
れる(ステップ32)。これは、カウンタ回路を設けて印
字ヘッドによって印字される行数をカウントしておき、
そのカウント値が媒体の1頁に印字可能な最大行数に達
するか否かにより容易に判定できる。
センタホールドが爪状突起部を通過しない場合には印
字動作が終了か否かが判定され(ステップ32→34)、印
字動作が終了でなければ、通常搬送及び印字が続けられ
る(ステップ34→31)。
これに対し、センタホールドが爪状突起部を通過する
場合にはカードホルダを所定位置、すなわち第1図の位
置に移動するよう駆動制御が行われる(ステップ32→3
3)。そして、印字動作が終了か否かが判定され(ステ
ップ33→34)、印字動作が終了でなければ、通常搬送及
び印字が続けられる(ステップ34→31)。
印字動作が終了の場合には通常搬送及び印字が終了と
なる(ステップ34→35)。
つまり、本実施例ではセンタホールドが爪状突起部を
通過する場合にのみカードホルダを第1図の位置に移動
させた状態で媒体の搬送を行うため、ジャムは発生しな
いのである。
次に、第4図のタイムチャートを参照する。図におい
ては媒体の搬送制御信号が示されており、“1"のとき搬
送、“0"のとき停止するものとする。
また、同図にはカードホルダの駆動制御信号が示され
ており、“1"のとき移動、“0"のとき停止するものとす
る。なお、本例においては、第1図に示されているよう
にカードホルダは印字ヘッドと一体に移動するため、印
字ヘッドの駆動制御信号とカードホルダの駆動制御信号
とは等しくなる。
さらにまた、同図にはプリンタシャッタの駆動制御信
号が示されており、“1"のとき作動、“0"のとき退避す
るものとする。
まず最初に、媒体の搬送制御信号が“1"になって媒体
が搬送され、搬送動作中にプリンタシャッタの動作開始
のトリガ指令が出力される(時刻T1)。すると、それに
応答してプリンタシャッタの駆動制御信号が“1"とな
り、プリンタシャッタは第2図の一点鎖線の位置に移動
する(時刻T2)。そして、媒体のセットが完了すると、
プリンタシャッタの駆動制御信号は“0"となり、プリン
タシャッタは第1図の実線の位置に移動する(時刻T
3)。
その後、カードホルダが印字ヘッドと一体に移動する
印字動作と、媒体の搬送とが交互に行われる。つまり、
カードホルダの駆動制御信号が“1"のとき媒体の搬送制
御信号は“0"、媒体の搬送制御信号が“1"のときカード
ホルダの駆動制御信号は“0"となる(期間P1)。
さらにその後、上述のファームウェアによって、セン
タホールドが爪状突起部を通過するものと判定されたと
きには、倍地の搬送制御信号を“0"、すなわち搬送を一
旦停止し(時刻T4)、カードホルダの駆動制御信号が
“1"となってカードホルダを所定位置に移動させ、その
後に媒体の搬送制御信号を“1"として搬送を再開する
(時刻T5)。つまり、印字動作が媒体の次の頁に移ると
きにカードホルダを所定位置に移動させて案内させる期
間が図中のP2である。
以上のように、本実施例ではセンタホールドが爪状突
起部を通過する際、カードホルダを所定位置に移動させ
た状態で媒体を搬送するように制御することによりジャ
ムを防止しているのである。そのため、ファームウェア
を変更するだけでジャム対策が図れ、装置の機械的構成
は何ら変更する必要はないのである。
発明の効果 以上説明したように本発明は、印字装置の改行等の搬
送において冊子状媒体のセンタホールドが印字部後側紙
葉ガイドの爪状突起部を通過する際、印字ヘッドを移動
させてカードホルダが爪状突起部付近にある状態にする
ことにより、冊子状媒体がカードホルダでガイドされ、
爪状突起部に引っかかる可能性がなくなるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による冊子状媒体用印字装置の
主要部の概略構成図、第2図は従来の冊子状媒体用印字
装置の主要部の概略構成図、第3図は第1図の印字装置
における印字制御のフローチャート、第4図は媒体の搬
送等の制御信号を示すタイムチャートである。 主要部分の符号の説明 1……印字ヘッド、3……カードホルダ 2……冊子状媒体、7……爪状突起部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字すべき頁が開かれた冊子状媒体を案内
    する第1及び第2の媒体搬送案内部材と、これら両媒体
    搬送案内部材の間に設けられ、前記冊子状媒体の中綴部
    方向に対して略平行に往復運動を行いつつ印字をする印
    字ヘッド部と、この印字ヘッド部と一体に往復運動を行
    いつつ前記冊子状媒体を案内する第3の媒体搬送案内部
    材と、前記第1の媒体搬送案内部材の方向に突出するよ
    うに前記第2の媒体搬送案内部材に設けられ前記冊子状
    媒体を前記第1の媒体搬送案内部材から前記第2の媒体
    搬送案内部材に案内する案内用爪部材とを有する冊子状
    媒体用印字装置であって、前記冊子状媒体の中綴部が前
    記案内用爪部材付近を通過するとき前記第3の媒体搬送
    案内部材を前記案内用爪部材付近に位置するようにして
    該第3の媒体搬送案内部材によって該冊子状媒体を該案
    内用爪部材に案内することを特徴とする冊子状媒体用印
    字装置。
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