JP2709829B2 - チューブレスタイヤ用リム - Google Patents

チューブレスタイヤ用リム

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JP2709829B2 JP63135558A JP13555888A JP2709829B2 JP 2709829 B2 JP2709829 B2 JP 2709829B2 JP 63135558 A JP63135558 A JP 63135558A JP 13555888 A JP13555888 A JP 13555888A JP 2709829 B2 JP2709829 B2 JP 2709829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リム組みが容易で、かつタイヤビードトウ
がリムから外れ難く、空気洩れを有効に防止することが
できるチューブレスタイヤ用リム、主として乗用車用タ
イヤ用リムに関する。
〔従来の技術〕
従来、チューブレスタイヤ(以下、単にタイヤとい
う)において、タイヤがパンクしたり、タイヤの空気圧
が低下すると、リムからタイヤビードが外れ易くなり、
車両の走行が困難になることはよく知られている。
このようなトラブルを防止するために、たとえば第2
図に示すように、リム1のビードシート部にくぼみ15を
設け、他方、タイヤのビードトウ10を出っ張った構造と
し、このくぼみ15とビードトウ10とを嵌合させ、タイヤ
がパンクしたり、空気圧が低下しても、タイヤのビード
部がリムから外れ難くしたものが知られている。しかし
ながら、このようなタイヤの場合、リムとタイヤ(ビー
ドトウ)の双方をいずれも特殊な形状、構造のものにし
なければならないため汎用性に欠け、また通常、タイヤ
のビード巾のバラツキは避けられないから、このビード
巾のバラツキにより、前記リムに嵌合し難くなるなどと
いう実用上の欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、特殊な形状または構造のタイヤでは
なく、従来のタイヤをそのまま使用できる汎用性に富む
リムであって、リム組みが容易で、しかもタイヤのリム
外れの生じ難いリムを提供することである。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するための本発明のチューブレスタイ
ヤ用リムは、タイヤビードが装着されるビードシートを
有するリムにおいて、前記ビードシートのタイヤ内側へ
の延長線上のビードトウが対応する位置よりも内側部分
に、タイヤ外側から内側へ順に前記ビードシートから落
ち込んだくぼみと前記ビードシートから突出したハンプ
とを並べて設け、該ハンプの高さ(H)のリム径に対し
て−0.3mm〜+0.5mmの範囲にし、前記くぼみのハンプ頂
部からの深さ(D)を少なくとも2mmとし、且つ、この
くぼみの立ち上がり線とホイール軸に平行な方向とのな
す角度(γ)を70゜〜85゜としたことを特徴とするもの
である。
このようにビードシートのタイヤ内側への延長線上の
ビードトウが対応する位置よりも内側部分にビードシー
トから落ち込んだくぼみとビードシートから突出したハ
ンプを設けたことにより、ハンプの高さを相対的に低く
することができるようになるため、リム組み時にリム内
側へいったん落とし込んだタイヤビードをビードシート
へ乗り上げさせるリム組み作業を極めて容易にする一方
で、タイヤのパンクまたは空気圧の減少に伴ってタイヤ
ビードがビードシートに沿って移動した場合に、ビード
トウがくぼみに嵌まり込み、このくぼみを支点としなが
らハンプに係合するためタイヤのリム外れを効果的に防
止することができる。
また、上記くぼみはタイヤビードが装着されるビード
シートとは別に設けられているので、タイヤビードの形
状を特別な形状にする必要はなく、従来のタイヤに対し
てそのまま適用することができ、しかもサイズの異なる
タイヤビードに適用することが可能である。
第1図は、このような本発明のリムの1例を示す部分
断面図である。図に示す通り、本発明のリム1は、ホイ
ール軸に平行な方向に対してαの角度で傾斜したビード
シートを有しており、このビードシートにタイヤビード
が装着されるようになっている。ビードシートの内側延
長線上にはビードトウが対応する位置よりも内側の部分
に順次、ビードシートから落ち込んだくぼみ15とビード
シートから突出したハンプ5とが設けられている。この
ハンプ5の高さHはリム径に対して−0.3mm〜+0.5mmの
範囲内になるように設定され、くぼみ15のハンプ頂部か
らの深さDは2mm以上に設定され、且つ、くぼみ15の立
ち上がり線とホイール軸に平行な方向とのなす角度γは
70゜〜85゜に設定されている。
本発明において、前記ハンプ5の高さHが〔リム径−
0.3mm〕よりも小さくなると、タイヤの8パンクまたは
空気圧の減少に伴って、ビードシートに沿って移動する
タイヤのビードトウ10がハンプ5と係合し、くぼみ15に
円滑に嵌合できなくなり、タイヤのリム外れの防止効果
が低下するし、他方、このハンプ5の高さHが〔リム径
+0.5mm〕よりも大きくなると、 そして、くぼみ15の深さDが小さ過ぎると、タイヤビ
ードトウ10がくぼみ15にに嵌合し難くなり、空気洩れ等
のトラブル発生時にタイヤがリムから外れ易くなるため
好ましくない。このくぼみ15の深さDの上限は、特に限
定されるものではないが、余りに深過ぎると、タイヤの
パンクまたは空気圧の減少に伴って移動したタイヤのビ
ードトウ10がくぼみ15に完全に嵌合できなくなり、空気
洩れを生ずることがある。すなわち、タイヤのリムへの
装着時、タイヤのビードトウ10は圧縮(タイヤのビード
トウ部のシメシロと呼ばれている)して装着されている
から、空気洩れ等によってこのビードトウ部がくぼみ15
に移動したとき、このシメシロによるビードトウ10の膨
張以上にくぼみ15の深さDが大き過ぎると、ビードトウ
とくぼみとが装着できなくなり、空気が漏れることにな
る。このようなシメシロとの関係を考慮すると、くぼみ
の深さの上限は4mm程度がよいが、くぼみが深い場合は
窪みの底部にパッキンなどを充填し、上記ビードトウの
シメシロに起因する空気洩れを防止することが可能であ
る。
さらにこのくぼみ15の立ち上がり線とホイール軸に平
行な方向とのなす角度γは小さ過ぎると、タイヤビード
トウ10がハンプ5に引っ掛かり難くなり、くぼみ15に嵌
合し難くなるため好ましくないし、他方、大き過ぎる
と、リム組みし難くなるため、70゜〜85゜の範囲にする
のがよい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例中、リム組み性能の代表値としての嵌合圧およ
びリム外れ性能は次の測定法により測定した。
嵌合圧(リム組み性能): タイヤをリムに完全に装着するのに必要な空気圧のこ
とである。したがって、嵌合圧が小さいほどリム組みが
容易(良好)であることを意味する。
リム外れ性能: 60km/hrで半径25mの円上を走行し、空気圧を徐々に低
下させてゆき、タイヤがリムから脱落した時の空気圧を
もってリム外れ性の評価とした。したがって、空気圧が
小さいほどリム外れ性能が良好(リム外れし難い)であ
ることを意味する。
実施例、比較例 タイヤサイズが205/60R15のタイヤを標準規格径が38
0.2mm、Hが0.3mm、Dが3mm、γが75゜の第1図に示し
たリムに装着したときのリム組み性能およびリム外れ性
能を嵌合圧およびリム外れ空気圧を測定することによっ
て調べ、その結果を表に示した。
比較のため、第1図のくぼみを有しない通常のリムに
上記タイヤを装着し、嵌合圧およびリム外れ空気圧を測
定し、その結果を表に示した。
表から、本発明のタイヤは、リム組み性能(嵌合圧)
は同等で、リム外れ性能が比較タイヤに比べて著しく優
れていることが判る。
〔発明の効果〕
本発明のリムは、特殊なタイヤではなくて、従来のタ
イヤにそのまま適用して、容易にリム組みすることがで
き、しかもタイヤがパンクしたり、空気圧が低下して
も、タイヤのリムいからの外れを有効に防止し、車両を
継続して走行可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のリムの1例を示す部分断面図、第2
図は従来のリムに装着したタイヤの断面図である。 1……リム、5……ハンプ、10……ビードトウ、15……
くぼみ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤビードが装着されるビードシートを
    有するリムにおいて、前記ビードシートのタイヤ内側へ
    の延長線上のビードトウが対応する位置よりも内側部分
    に、タイヤ外側から内側へ順に前記ビードシートから落
    ち込んだくぼみと前記ビードシートから突出したハンプ
    とを並べて設け、該ハンプの高さ(H)をリム径に対し
    て−0.3mm〜+0.5mmの範囲にし、前記くぼみのハンプ頂
    部からの深さ(D)を少なくとも2mmとし、且つ、この
    くぼみの立ち上がり線とホイール軸に平行な方向とのな
    す角度(γ)を70゜〜85゜としたチューブレスタイヤ用
    リム。
JP63135558A 1988-06-03 1988-06-03 チューブレスタイヤ用リム Expired - Fee Related JP2709829B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN155019B (ja) * 1979-12-06 1984-12-22 Dunlop Ltd
FR2552028B1 (fr) * 1983-09-15 1987-10-30 Michelin & Cie Jante en une seule piece conformee de maniere a retenir le bourrelet sur son siege et procede de montage de l'enveloppe sur sa jante

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