JPH1178441A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH1178441A JPH1178441A JP9244991A JP24499197A JPH1178441A JP H1178441 A JPH1178441 A JP H1178441A JP 9244991 A JP9244991 A JP 9244991A JP 24499197 A JP24499197 A JP 24499197A JP H1178441 A JPH1178441 A JP H1178441A
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Abstract
おいて、耐リム外れ性を改善する。 【解決手段】リムプロテクトバー5をビード部外側面1
aに突設した空気入りタイヤにおいて、そのリムプロテ
クトバー5よりタイヤ径方向内側のビード部外側面1b
に少なくとも1本の周方向溝6を設ける。
Description
関し、更に詳しくは、ビード部にリムプロテクトバーを
設けた空気入りタイヤにおいて、耐リム外れ性を向上す
るようにした空気入りタイヤに関する。
性能タイヤでは、リムフランジを保護すると共に嵌合力
を向上する目的で、ビード部外側面にリムフランジより
も外側に大きく突出するように環状のリムプロテクトバ
ーを設けるようにしている。このような空気入りタイヤ
は、コーナリング走行時に、図3に示すように、横力に
よりリムプロテクトバー11内径側のビード部10の外
側面12とリムフランジ13との間が大きく開くため、
ラリー中にコーナーの多い泥濘地を走行すると、その開
いた隙間に泥土が入り込み、直進走行時にその隙間が閉
じるため、逃げ場を失った泥土がリムフランジ13に圧
着される。走行中、その繰り返しにより、挟み込まれて
固められた土が徐々に厚くなる結果、ビード部10がリ
ムベース14から落ちてリムから外れてしまうという問
題があった。
プロテクトバーを設けた空気入りタイヤにおいて、耐リ
ム外れ性を改善することができる空気入りタイヤを提供
することにある。
明は、リムプロテクトバーをビード部外側面に突設した
空気入りタイヤにおいて、該リムプロテクトバーよりタ
イヤ径方向内側のビード部外側面に少なくとも1本の周
方向溝を設けたことを特徴とする。このように周方向溝
をリムプロテクトバーのタイヤ径方向内側のビード部外
側面に形成することにより、コーナリング時に横力が作
用した際に、その周方向溝を設けた箇所を屈曲点して変
形するようになるので、周方向溝内径側のビード部外側
面とリムフランジとの間が開くのを抑制することが可能
になる。また、多少の開きにより泥土が浸入しても、閉
じる時に押し出された泥土を周方向溝内に逃がすことが
できるので、挟み込まれた土が固められて厚く成長する
ことがないため、ビード部がリムベースから容易に落ち
ることがない。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の空気入りタイヤ
の要部の一例を示し、1はビード部、2はビードコア、
3はビードフィラー、Rは装着されたリムである。カー
カス層4の端部4aがビードコア2の周りにビードフィ
ラー3を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り
返されている。ビード部1のタイヤ径方向外側の外側面
1aには、リムフランジR1より外側に突出する環状の
リムプロテクトバー5が設けられている。
側で、またビードコア2よりタイヤ径方向外側のビード
部外側面1bには、2本の周方向溝6が環状に配設され
ている。このようにリムプロテクトバー5よりタイヤ径
方向内側のビード部外側面1bに周方向溝6を配置する
ことにより、図2に示すように、コーナリング時に横力
Fが作用しても、その溝を設けた部分が屈曲し易くなる
ため、その溝を屈曲点として変形し、タイヤ径方向内側
の周方向溝6Aよりも内径側のビード部外側面1bとリ
ムフランジR1との間の開きを抑えることができる。ま
た、多少の開きにより泥土が入り込んでも、閉じる際に
押し出されて溝6Aに逃がすことができるため、挟み込
まれて固められた土が徐々に厚くなるような現象を引き
起こすことがない。従って、ビード部1がリムベースR
2から落ちてリムRから外れるのを防ぐことができる。
溝幅としては、それぞれ2〜5mmの範囲にすることがで
きる。2mmより小さいと上記改善効果を得ることが難し
く、逆に5mmを超えるとその箇所における剛性の問題が
生じる。周方向溝6の数としては、上記実施形態では2
本設けた例を示したが、タイヤサイズにより3本或いは
1本であってもよく、少なくとも1本設ければよい。好
ましくは、2〜3本にすることができる。
る空気入りタイヤに好ましく使用することができるが、
リムプロテクトバーを設けてリムフランジの保護と嵌合
力の向上を図るようにしたものであれば、いずれの空気
入りタイヤであってもよい。
し、リムプロテクトバーを設けた空気入りタイヤにおい
て、図1のように周方向溝を設けた本発明タイヤと、周
方向溝を設けていない従来タイヤとをそれぞれ作製し
た。これら各試験タイヤを以下に示す測定条件により、
耐リム外れ性の評価試験を行ったところ、表1に示す結
果を得た。 耐リム外れ性 各試験タイヤをリムサイズ15×6 1/2JJのリムに装
着し、空気圧を200kPa にして2000ccの車両に装
着し、1周2kmのダートコースを10周走行した時のリ
ム外れ回数を測定した。
数が0であり、耐リム外れ性を大きく改善できることが
判る。
面にリムプロテクトバーを突設した空気入りタイヤにお
いて、リムプロテクトバーよりタイヤ径方向内側のビー
ド部外側面に少なくとも1本の周方向溝を設けたので、
耐リム外れ性を向上することができる。
す断面図である。
バー 6 周方向溝 R リム R1 リムフランジ R2 リムベース
Claims (3)
- 【請求項1】 ビードコアを配置したビード部の外側面
にリムプロテクトバーを突設した空気入りタイヤにおい
て、該リムプロテクトバーよりタイヤ径方向内側のビー
ド部外側面に少なくとも1本の周方向溝を設けた空気入
りタイヤ。 - 【請求項2】 前記周方向溝の溝深さと溝幅をそれぞれ
2〜5mmにした請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記周方向溝を前記ビードコアよりタイ
ヤ径方向外側に設けた請求項1または2に記載の空気入
りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24499197A JP3825893B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 空気入りタイヤ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24499197A JP3825893B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1178441A true JPH1178441A (ja) | 1999-03-23 |
JP3825893B2 JP3825893B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=17126963
Family Applications (1)
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JP24499197A Expired - Fee Related JP3825893B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 空気入りタイヤ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3825893B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-09-10 JP JP24499197A patent/JP3825893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3825893B2 (ja) | 2006-09-27 |
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