JPH0114046B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0114046B2 JPH0114046B2 JP56036797A JP3679781A JPH0114046B2 JP H0114046 B2 JPH0114046 B2 JP H0114046B2 JP 56036797 A JP56036797 A JP 56036797A JP 3679781 A JP3679781 A JP 3679781A JP H0114046 B2 JPH0114046 B2 JP H0114046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- bead
- rim
- angle
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 80
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/02—Seating or securing beads on rims
- B60C15/024—Bead contour, e.g. lips, grooves, or ribs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、タイヤとリムとの嵌合が容易であり
かつリム外れ抗力の大きいビード部を有するタイ
ヤに関する。 〔従来の技術〕 一般にタイヤのビード形状は使用されるリム形
状に基づいて決定されるが、従来のタイヤと、リ
ムとの組立は第1図に示されるごとく、タイヤ1
のビードベース径DTをリム2のビードシート径
DRより若干小さくなるように設定し、(通常DR−
DTが1.0〜1.8mm程度に設定される)該リム2にタ
イヤ1を装着し内圧を充填することにより、外側
方向(図面中F方向)にタイヤ1のビード部3を
押しやり、両者を強固に嵌合一体化する。ここで
通常用いられるリム2の形状は第2図に示すごと
く、リムフランジ4はタイヤ回転軸と直角をなす
半径線Mとほぼ平行か、又は外側方向に2゜以下の
角度で傾斜されるとともに、ビードシート部5は
タイヤ回転軸と平行な軸線hに対して0゜〜5゜の角
度βの範囲内でタイヤ半径方向内方に傾斜して形
成されている。またこのようなリム2に装着され
るタイヤ1のビード部3は一般的にはリムとの嵌
合を考慮して、前記リム2形状に近似の形状をも
つたビード部3が形成されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 このような従来のタイヤとリムとの組立ではタ
イヤ内圧低下によつてビード部3がリム2の内方
に移動しやすく、しばしばリム外れの問題が生じ
ていた。なおビードベース径DRをリムのビード
シート径DRよりも小さくすることによりリム外
れ抗力は向上できるが、一方内圧を充填した際の
リム2とタイヤ1のビード部3の嵌合がしにくく
なる。 従つて、嵌合の容易性とリム外れ抗力は相克条
件であり、従来両者の調和点で設計されていた。 本発明はかかる問題を同時に解決するものであ
り、タイヤのビード部を新規な形状に構成するこ
とにより、従来用いられていたリムに装着する場
合においても優れた嵌合の容易性及びリム外れ抗
力を示すタイヤの提供を目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、タイヤ半径方向に直角な垂線に対し
て半径方向外側がタイヤ外方に位置する向きに0゜
以上かつ2゜以下の角度で傾くリムフランジと当接
するビード部の外側面を、タイヤ回転軸と直角を
なす半径線に対して半径方向外側がタイヤ内方に
位置する向きに1゜よりも大かつ10゜以下の角度で
傾斜させる一方、タイヤ回転軸に対してタイヤ内
方が半径方向内側に位置する向きに0゜よりも大き
く5゜以下の範囲で傾くビードシート部と当接する
ビード底面を、タイヤ回転軸に対してタイヤ内方
が半径方向内側に位置する向きに8〜30゜の角度
で傾斜させたことを特徴とする改良されたビード
部を有するタイヤである。 又本発明では、タイヤを装置すべきリムのビー
ドシート径とビードベース径とが実質的に同一で
あることが望ましい。 さらに本発明では、ビード底面が2段傾斜とす
ることもできる。 〔作用〕 前記構成のリムフランジとビードシート部とを
有することによつて、本発明におけるリムは一般
性のある標準リムであり、従つて本発明のタイヤ
にあつては、タイヤを装着する際にリムは従来の
ものをそのまま利用できる。 又ビード部の外側面を1゜よりも大かつ10゜以下
の角度に規制したため、内圧によりタイヤが膨張
した場合であつても、ビード部の外表面がリムフ
ランジに早く接触することによつて生じるビード
部の立上り不良を生じることがない。しかもビー
ド部がリムフランジに接する圧力が減じることに
よつてタイヤ変形時にリムフランジとビード部間
のくり返しずれ量が大となることに起因するこの
部分の摩耗の促進を抑制できる。 さらにビード底面7の傾斜角度を、リムのビー
ドシート部の傾斜よりも大きくかつその角度を規
制することにより、ビードとビードシート部との
嵌合に際して当初は嵌合圧が小さく挿入が容易で
あり、しかも最終的には両者を強固に嵌合させる
ことができる。 〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。 第3図において本発明に用いられるタイヤのビ
ードベース径DTは装着されるリム2のビードシ
ート径DRと実質的に同一に形成される。ここで
実質的に同一とは両者の差が1mm以下のものをい
う。 又本発明において金型中におけるタイヤビード
部形状に関して、リムフランジ4と当接するタイ
ヤ1のビード部3の側面の接線Sはタイヤ回転軸
と直角に交わる半径線Mに対して半径方向外側が
タイヤ1内方に位置する向きに1゜より大かつ10゜
以下の範囲の角度αで傾斜している。さらにビー
ドシート部5と当接するビード底面7はタイヤ回
転軸と平行な軸線hに対して角度βが8〜30゜の
範囲でタイヤ半径方向内側に位置する向きに傾斜
して設定される。従つてビードトウ部8は全体的
に先細状に形成される。このようにして構成され
たタイヤ1は、第2図に示される従来のリムに装
着されるが、リム2のビードシート径DRとビー
ド部3のビードベース径DRとが実質的に同一で
あることから、ビード部3とリム2を嵌合する場
合、内圧によりタイヤ1のビードヒール部6がリ
ムフランジ4に挿入されていくときの嵌合圧力が
減少、しかもビードシート部5とは後から挿入さ
れていくビードトウ部8によつて強固に密着され
る。又前記角度αは従来とは逆方向に設定してい
るため、内圧によりタイヤが膨張した場合でもビ
ード部3外表面がリムフランジ4形状と適合し密
着する方向に押し込まれ、両者の嵌合を一層円滑
に達成できる。なお前記角度αが0度以下の場
合、即ち前記接線Sがタイヤ外方へ延びる場合に
はタイヤ1のビード部3外表面がリムフランジ4
に早く接触しビード部の上りが悪いためかかる効
果は期待できず、又該角度αが10度よりも大きく
なる場合にはビード部3がリムフランジ4に接す
る圧力が減じられタイヤ変形時にリムフランジ4
との間のくり返しずれ量が大きくなりこの部分の
磨滅の原因となる。かかる観点から前記角度αは
好ましくは3゜〜7゜の範囲で設定される。さらに前
記角度βは従来は10゜前後に設定する場合が多い
が本発明はこれよりも大きく設定し、前記したリ
ム2のビードシート径DRとビードベース径DTと
を実質的に同一にすることと相俟つてビード部3
の嵌合を容易するとともに、前記半径線M方向へ
の投影面積が増し内圧充填によるビード部3との
密着が強固となりリム外れ抗力はもとより、チユ
ーブレスタイヤの場合の空気もれによる内圧低下
防止にも効果がある。 第4図は本発明の他の実施例でビード底面7を
ビードヒール部6側の第1のビード底面10a及
びビードトウ部8側の第2のビード底面10bの
2段傾斜で構成されている。ここで第1のビード
底面10aの軸線h方向投影長さlはビード底面
7の軸線h方向投影長さLの30〜55%の範囲であ
る。また第1のビード底面10aの前記軸線hと
なす角度βは8〜12度の範囲で設定し第2のビー
ド底面10bの前記軸線hとなす角度γを15〜30
度の範囲で設定される。かかる構成のタイヤを前
記第2図に示すリム2に装着することによつてリ
ム嵌合圧力を減少しかつリム外れ抗力を増大させ
るとともにビード部3の耐久性をも向上しうる。 具体例 1 本発明の実施例として第4図に示す構造のもの
を、又比較例として第2図に示す構造のものを使
用して種々のタイヤサイズについてリム外れ抗力
及びリム嵌合圧力を測定した。この場合の詳細な
条件を第1表に、また測定結果を第2表に示す。 第2表から明らかなごとく本発明の実施例はい
ずれのサイズについてもリム外れ抗力は8〜10%
改善されているとともにリム嵌合圧力は比較例の
約2分の1となり嵌合が極めて容易であるにもか
かわらずリム外れ抗力も増大していることが明ら
かである。
かつリム外れ抗力の大きいビード部を有するタイ
ヤに関する。 〔従来の技術〕 一般にタイヤのビード形状は使用されるリム形
状に基づいて決定されるが、従来のタイヤと、リ
ムとの組立は第1図に示されるごとく、タイヤ1
のビードベース径DTをリム2のビードシート径
DRより若干小さくなるように設定し、(通常DR−
DTが1.0〜1.8mm程度に設定される)該リム2にタ
イヤ1を装着し内圧を充填することにより、外側
方向(図面中F方向)にタイヤ1のビード部3を
押しやり、両者を強固に嵌合一体化する。ここで
通常用いられるリム2の形状は第2図に示すごと
く、リムフランジ4はタイヤ回転軸と直角をなす
半径線Mとほぼ平行か、又は外側方向に2゜以下の
角度で傾斜されるとともに、ビードシート部5は
タイヤ回転軸と平行な軸線hに対して0゜〜5゜の角
度βの範囲内でタイヤ半径方向内方に傾斜して形
成されている。またこのようなリム2に装着され
るタイヤ1のビード部3は一般的にはリムとの嵌
合を考慮して、前記リム2形状に近似の形状をも
つたビード部3が形成されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 このような従来のタイヤとリムとの組立ではタ
イヤ内圧低下によつてビード部3がリム2の内方
に移動しやすく、しばしばリム外れの問題が生じ
ていた。なおビードベース径DRをリムのビード
シート径DRよりも小さくすることによりリム外
れ抗力は向上できるが、一方内圧を充填した際の
リム2とタイヤ1のビード部3の嵌合がしにくく
なる。 従つて、嵌合の容易性とリム外れ抗力は相克条
件であり、従来両者の調和点で設計されていた。 本発明はかかる問題を同時に解決するものであ
り、タイヤのビード部を新規な形状に構成するこ
とにより、従来用いられていたリムに装着する場
合においても優れた嵌合の容易性及びリム外れ抗
力を示すタイヤの提供を目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、タイヤ半径方向に直角な垂線に対し
て半径方向外側がタイヤ外方に位置する向きに0゜
以上かつ2゜以下の角度で傾くリムフランジと当接
するビード部の外側面を、タイヤ回転軸と直角を
なす半径線に対して半径方向外側がタイヤ内方に
位置する向きに1゜よりも大かつ10゜以下の角度で
傾斜させる一方、タイヤ回転軸に対してタイヤ内
方が半径方向内側に位置する向きに0゜よりも大き
く5゜以下の範囲で傾くビードシート部と当接する
ビード底面を、タイヤ回転軸に対してタイヤ内方
が半径方向内側に位置する向きに8〜30゜の角度
で傾斜させたことを特徴とする改良されたビード
部を有するタイヤである。 又本発明では、タイヤを装置すべきリムのビー
ドシート径とビードベース径とが実質的に同一で
あることが望ましい。 さらに本発明では、ビード底面が2段傾斜とす
ることもできる。 〔作用〕 前記構成のリムフランジとビードシート部とを
有することによつて、本発明におけるリムは一般
性のある標準リムであり、従つて本発明のタイヤ
にあつては、タイヤを装着する際にリムは従来の
ものをそのまま利用できる。 又ビード部の外側面を1゜よりも大かつ10゜以下
の角度に規制したため、内圧によりタイヤが膨張
した場合であつても、ビード部の外表面がリムフ
ランジに早く接触することによつて生じるビード
部の立上り不良を生じることがない。しかもビー
ド部がリムフランジに接する圧力が減じることに
よつてタイヤ変形時にリムフランジとビード部間
のくり返しずれ量が大となることに起因するこの
部分の摩耗の促進を抑制できる。 さらにビード底面7の傾斜角度を、リムのビー
ドシート部の傾斜よりも大きくかつその角度を規
制することにより、ビードとビードシート部との
嵌合に際して当初は嵌合圧が小さく挿入が容易で
あり、しかも最終的には両者を強固に嵌合させる
ことができる。 〔実施例〕 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。 第3図において本発明に用いられるタイヤのビ
ードベース径DTは装着されるリム2のビードシ
ート径DRと実質的に同一に形成される。ここで
実質的に同一とは両者の差が1mm以下のものをい
う。 又本発明において金型中におけるタイヤビード
部形状に関して、リムフランジ4と当接するタイ
ヤ1のビード部3の側面の接線Sはタイヤ回転軸
と直角に交わる半径線Mに対して半径方向外側が
タイヤ1内方に位置する向きに1゜より大かつ10゜
以下の範囲の角度αで傾斜している。さらにビー
ドシート部5と当接するビード底面7はタイヤ回
転軸と平行な軸線hに対して角度βが8〜30゜の
範囲でタイヤ半径方向内側に位置する向きに傾斜
して設定される。従つてビードトウ部8は全体的
に先細状に形成される。このようにして構成され
たタイヤ1は、第2図に示される従来のリムに装
着されるが、リム2のビードシート径DRとビー
ド部3のビードベース径DRとが実質的に同一で
あることから、ビード部3とリム2を嵌合する場
合、内圧によりタイヤ1のビードヒール部6がリ
ムフランジ4に挿入されていくときの嵌合圧力が
減少、しかもビードシート部5とは後から挿入さ
れていくビードトウ部8によつて強固に密着され
る。又前記角度αは従来とは逆方向に設定してい
るため、内圧によりタイヤが膨張した場合でもビ
ード部3外表面がリムフランジ4形状と適合し密
着する方向に押し込まれ、両者の嵌合を一層円滑
に達成できる。なお前記角度αが0度以下の場
合、即ち前記接線Sがタイヤ外方へ延びる場合に
はタイヤ1のビード部3外表面がリムフランジ4
に早く接触しビード部の上りが悪いためかかる効
果は期待できず、又該角度αが10度よりも大きく
なる場合にはビード部3がリムフランジ4に接す
る圧力が減じられタイヤ変形時にリムフランジ4
との間のくり返しずれ量が大きくなりこの部分の
磨滅の原因となる。かかる観点から前記角度αは
好ましくは3゜〜7゜の範囲で設定される。さらに前
記角度βは従来は10゜前後に設定する場合が多い
が本発明はこれよりも大きく設定し、前記したリ
ム2のビードシート径DRとビードベース径DTと
を実質的に同一にすることと相俟つてビード部3
の嵌合を容易するとともに、前記半径線M方向へ
の投影面積が増し内圧充填によるビード部3との
密着が強固となりリム外れ抗力はもとより、チユ
ーブレスタイヤの場合の空気もれによる内圧低下
防止にも効果がある。 第4図は本発明の他の実施例でビード底面7を
ビードヒール部6側の第1のビード底面10a及
びビードトウ部8側の第2のビード底面10bの
2段傾斜で構成されている。ここで第1のビード
底面10aの軸線h方向投影長さlはビード底面
7の軸線h方向投影長さLの30〜55%の範囲であ
る。また第1のビード底面10aの前記軸線hと
なす角度βは8〜12度の範囲で設定し第2のビー
ド底面10bの前記軸線hとなす角度γを15〜30
度の範囲で設定される。かかる構成のタイヤを前
記第2図に示すリム2に装着することによつてリ
ム嵌合圧力を減少しかつリム外れ抗力を増大させ
るとともにビード部3の耐久性をも向上しうる。 具体例 1 本発明の実施例として第4図に示す構造のもの
を、又比較例として第2図に示す構造のものを使
用して種々のタイヤサイズについてリム外れ抗力
及びリム嵌合圧力を測定した。この場合の詳細な
条件を第1表に、また測定結果を第2表に示す。 第2表から明らかなごとく本発明の実施例はい
ずれのサイズについてもリム外れ抗力は8〜10%
改善されているとともにリム嵌合圧力は比較例の
約2分の1となり嵌合が極めて容易であるにもか
かわらずリム外れ抗力も増大していることが明ら
かである。
【表】
【表】
【表】
【表】
叙上のごとく本発明のタイヤは、その特殊なリ
ムを用いることなく一般的なリムにそのまま装着
が可能でありその利用度を高めうる。又リムのフ
ランジと当接するビード部の外側面をタイヤ回転
軸と直角をなす半径線に対して半径方向外側がタ
イヤ内方に位置する向きに1゜より大かつ10゜以下
の角度で傾斜させたため、内圧によりタイヤが膨
張した場合であつてもビード部外表面がリムフラ
ンジの形状に適合し密着する方向に押し込まれる
ことによつて、両者の嵌合を一層円滑とし、又タ
イヤ変形時におけるリムフランジとの間のくり返
しずれによつて生じるタイヤの磨滅を減少でき、
さらにビード底面の傾斜角度を規制することと相
俟つてリム嵌合圧力を減少せしめリム外れ抗力を
増大しかつ空気洩れを減少し、ビード耐久性をも
向上できる。なお本発明のタイヤは乗用車用タイ
ヤ、小型トラツク用タイヤ、特にチユーブレスタ
イヤに好適に採用しうる。
ムを用いることなく一般的なリムにそのまま装着
が可能でありその利用度を高めうる。又リムのフ
ランジと当接するビード部の外側面をタイヤ回転
軸と直角をなす半径線に対して半径方向外側がタ
イヤ内方に位置する向きに1゜より大かつ10゜以下
の角度で傾斜させたため、内圧によりタイヤが膨
張した場合であつてもビード部外表面がリムフラ
ンジの形状に適合し密着する方向に押し込まれる
ことによつて、両者の嵌合を一層円滑とし、又タ
イヤ変形時におけるリムフランジとの間のくり返
しずれによつて生じるタイヤの磨滅を減少でき、
さらにビード底面の傾斜角度を規制することと相
俟つてリム嵌合圧力を減少せしめリム外れ抗力を
増大しかつ空気洩れを減少し、ビード耐久性をも
向上できる。なお本発明のタイヤは乗用車用タイ
ヤ、小型トラツク用タイヤ、特にチユーブレスタ
イヤに好適に採用しうる。
第1〜2図は従来のタイヤとリムとの組立を例
示する要部断面図、第3〜4図は本発明のタイヤ
を示す要部断面図である。 1……タイヤ、2……リム、3……ビード部、
4……リムフランジ、5……ビードシート部、7
……ビード底面、h……軸線、M……半径線、
DR……ヒール径、DT……ビードヒール径。
示する要部断面図、第3〜4図は本発明のタイヤ
を示す要部断面図である。 1……タイヤ、2……リム、3……ビード部、
4……リムフランジ、5……ビードシート部、7
……ビード底面、h……軸線、M……半径線、
DR……ヒール径、DT……ビードヒール径。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タイヤ回転軸と直角をなす半径線に対して半
径方向外側がタイヤ外方に位置する向きに0゜以上
かつ2゜以下の角度で傾くリムフランジと当接する
ビード部の外側面を、タイヤ回転軸と直角をなす
半径線に対して半径方向外側がタイヤ内方に位置
する向きに1゜よりも大かつ10゜以下の角度で傾斜
させる一方、タイヤ回転軸に対してタイヤ内方が
半径方向内側に位置する向きに0゜よりも大きく5゜
以下の範囲で傾くビードシート部と当接するビー
ド底面を、タイヤ回転軸に対してタイヤ内方が半
径方向内側に位置する向きに8〜30゜の角度で傾
斜させたことを特徴とする改良されたビード部を
有するタイヤ。 2 タイヤを装着すべきリムのビードシート径と
タイヤのビードベース径とが実質的に同一である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の改
良されたビード部を有するタイヤ。 3 ビード底面が2段階傾斜となつていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の改良されたビード部を有するタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56036797A JPS57151406A (en) | 1981-03-14 | 1981-03-14 | Tyre having improved bead |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56036797A JPS57151406A (en) | 1981-03-14 | 1981-03-14 | Tyre having improved bead |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57151406A JPS57151406A (en) | 1982-09-18 |
JPH0114046B2 true JPH0114046B2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=12479771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56036797A Granted JPS57151406A (en) | 1981-03-14 | 1981-03-14 | Tyre having improved bead |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57151406A (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59124415A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-07-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
FR2548970B1 (fr) * | 1983-06-23 | 1985-10-18 | Michelin & Cie | Pneumatique a carcasse radiale, utilisable sans chambre a air independante et dote de bourrelets renforces par au moins une tringle, pouvant etre montes sur une jante a siege tronconique |
JPH0253616A (ja) * | 1988-08-16 | 1990-02-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重高速ラジアルタイヤ |
JP2684202B2 (ja) * | 1988-11-01 | 1997-12-03 | 住友ゴム工業 株式会社 | 自動車用タイヤ |
JP2667765B2 (ja) * | 1991-08-09 | 1997-10-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2799121B2 (ja) * | 1992-02-21 | 1998-09-17 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP3213100B2 (ja) * | 1992-03-11 | 2001-09-25 | 株式会社ブリヂストン | 車輪ユニフォミティに優れる空気入りタイヤ |
US5368082A (en) * | 1992-09-30 | 1994-11-29 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial ply pneumatic tire |
US5445202A (en) * | 1993-08-31 | 1995-08-29 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial ply tire with specified bead portion fitment to design rim |
US5464051A (en) * | 1993-11-05 | 1995-11-07 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial ply tire with specified bead portion design |
JP4926314B2 (ja) * | 2000-02-15 | 2012-05-09 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP4956979B2 (ja) * | 2005-12-09 | 2012-06-20 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
KR100792981B1 (ko) | 2006-11-15 | 2008-01-08 | 한국타이어 주식회사 | 차량용 공기입 타이어 |
JP6292710B2 (ja) * | 2014-02-24 | 2018-03-14 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP6252339B2 (ja) * | 2014-04-24 | 2017-12-27 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP6383174B2 (ja) * | 2014-05-02 | 2018-08-29 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5284615A (en) * | 1976-01-05 | 1977-07-14 | Goodyear Tire & Rubber | Radial ply pneumatic tire and rim assembly |
JPS53111903A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-29 | Michelin & Cie | Outer skin of tire |
JPS5519685A (en) * | 1978-01-20 | 1980-02-12 | Michelin & Cie | Radial carcass tire |
-
1981
- 1981-03-14 JP JP56036797A patent/JPS57151406A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5284615A (en) * | 1976-01-05 | 1977-07-14 | Goodyear Tire & Rubber | Radial ply pneumatic tire and rim assembly |
JPS53111903A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-29 | Michelin & Cie | Outer skin of tire |
JPS5519685A (en) * | 1978-01-20 | 1980-02-12 | Michelin & Cie | Radial carcass tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57151406A (en) | 1982-09-18 |
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