JP2707839B2 - マルテンサイト系継目無鋼管とその製造方法 - Google Patents
マルテンサイト系継目無鋼管とその製造方法Info
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ンサイト系継目無鋼管、特に油井用マルテンサイト系ス
テンレス継目無鋼管およびその製造方法に関する。
等のマルテンサイト系継目無鋼管は、製造する際、鋼管
内面疵を多発する場合がある。この要因としては、主に
以下の2点が挙げられる。 (1) 鋼塊中心偏析部において生成するδ−フェライトを
起点として、鋼管内面疵が発生する。 (2) 鋼塊中心部に生成するキャビティ欠陥がビレット分
塊圧延後も残存し、これを起点として、鋼管内面疵が発
生する。
は、高温長時間ソーキングによる偏析の低減が対策とし
てなされてきた。しかし、この効果は十分でなく、ソー
キング後もδ−フェライトは残存し鋼管内面疵は発生す
る。さらに、そのような高温長時間の熱処理を行うと製
造コストも上昇するという欠点がある。また、P、Sを
低下させることにより、δ−フェライトを起点とする割
れ発生を抑制することも対策として挙げられるが、効果
が十分でないこと、溶製コストが上昇することを考慮す
ると、実際の生産における利益はほとんどない。
状の影響が大きい。鋳型断面の偏平比(鋳型長辺長さ/
鋳型短辺長さ)を大きくすれば、中心キャビティは、ほ
ぼ消滅するが、同時に鋼塊中心部における偏析の二極分
化により偏析部に生成するδ−フェライトが広範囲に存
在することになり、逆に鋼管内面疵が増加するという欠
点がある。また、(1) および(2) を同時に防止する対策
としては、鋼塊鋳造時に電磁攪拌を行うことがよく用い
られるが、これについても効果は十分でなく、鋼管内面
疵を完全に抑制することはできない。
ているように、1050℃から1150℃までの温度範囲で30分
以上加熱し、その後所定の穿孔温度に調整するという方
法がある。これは、最初の低温加熱(1050〜1100℃)で
δ−フェライトを低減させ、その後所定の温度まで上昇
させて、δ−フェライトが再生成する前に穿孔を開始す
るというものである。但し、これは実操業において、安
定して温度制御を実施していくのが困難である。この理
由としては、丸ビレットの表層部と中心部の温度差が必
然的に生じるため、中心部の温度を推定するのが難し
く、中心部の温度を目標とする温度に制御することが困
難であることが挙げられる。
ているように、1050℃から1250℃まで加熱したのち穿孔
するという方法があるが、これは鋼成分を特定せず、ま
たその具体的加熱温度についても、加熱温度を1150℃と
して後述するδ−フェライト生成指数: F値試算を求め
ると、F=−1.1 〜2.4 となるが、鋳型サイズの限定は
なく不十分である。また、特開平1−293909号公報で開
示されているように、鋳型サイズを偏平比1.6 〜3.0 と
限定しているものがあるが、逆に成分を限定しておら
ず、内面疵抑制の効果を期待するには十分ではないと考
えられる。
は、上述のような従来技術の問題点を解消し、内面疵の
ないマルテンサイト系継目無鋼管およびその製造方法を
提供することである。本発明の別の目的は、内面疵の発
生率を3.0%未満に抑えた特に油井用に適するマルテン
サイト系継目無鋼管およびその製造方法を提供すること
である。
め、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、下記ないし
の知見に基づいて、内面疵発生の要因の1つであるδ
−フェライトの生成を抑制すること、またこれにより鋼
塊鋳造鋳型の偏平比を可能とすること、すなわち、δ−
フェライトに起因し、また中心キャビティ残存欠陥に起
因する中カブレを同時に解決することが可能であること
を知り、本発明を完成するに至った。合金組成の上か
らは、炭素含有量を0.15〜0.25%という狭い範囲に限定
するとともに、SiおよびN を一定の相関をもって制限す
ることにより、δ−フェライトの生成が効果的に抑制さ
れること。ビレットの穿孔に先立って1200℃以上1300
℃以下に加熱することによって同じくδ−フェライトの
生成が効果的に抑制されること。ビレットの加熱はそ
の製造に先立って行ってもよく、偏析元素を充分に拡散
させることができれば同様の作用効果が期待できるこ
と。ビレットの素材の連続鋳造に際して比較的大型の
鋳型 (厚み200mm 以上、偏平比1.8 以上) を用いて分塊
圧延を実施することによって中心キャビティの残存を効
果的に抑制することができること。鋼組成、ビレット
焼鈍時間、およびビレット穿孔加熱温度を一定の相関を
もって制御することにより内面疵の発生が効果的に阻止
されること。
選ばれた1種以上の元素 (第1群) (第2群) 残部Feおよび不可避不純物から成る鋼組成を有するビ
レットを素材とすることを特徴とする、内面疵の少ない
マルテンサイト系継目無鋼管。
トに、1200℃以上1300℃以下に所定時間焼鈍加
熱を行ってから穿孔、圧延および縮径加工を行うことを
特徴とするマルテンサイト系継目無鋼管の製造方法。 (3)重量%で、 残部Feおよび不可避不純物から成る鋼組成を有するビ
レットを、1200℃以上1300℃以下に下式を満た
す時間焼鈍加熱を行ってから下式を満たす温度に調整あ
るいは再加熱して穿孔、圧延および縮径加工を行うこと
を特徴とするマルテンサイト系継目無鋼管の製造方法。
材について行う上記(2)または(3)記載のマルテン
サイト系継目無鋼管の製造方法。 (5) 厚み200mm以上で偏平比1.8以上の鋳型を
有する連続鋳造機で鋳造し、その後分塊圧延によって前
記ビレットを製造する上記(2)ないし(4)のいずれ
かに記載のマルテンサイト系継目無鋼管の製造方法。 (6) 鋼組成、ビレット(あるいは鋼塊)焼鈍時間およ
びビレット穿孔加熱温度を下式を満たすよう制御した容
器(2)ないし(5)のいずれかに記載のマルテンサイ
ト系継目無鋼管の製造方法。
(iは、ヒートNo.) T: 穿孔加熱温度 焼鈍加熱温度: 1200〜1300℃ 穿孔加熱温度: 1200℃以下 なお、ここに言う「δ−フェライト」は、例えば凝固時
に最初に析出してくるフェライト相および高温において
生成するフェライト相を称してδ−フェライトといい、
冷却過程における変態点にてオーステナイト→炭化物+
フェライトの変態で生成するフェライト相と区別して使
う。
ような限定理由について詳述する。まず、本発明におけ
る合金の成分組成範囲を限定した理由は、次の通りであ
る。
加されるが、0.15%未満では高温加熱中にδ−フェライ
トが生成されて強度が低下し、0.25%を越えるときには
低温靱性が低下する。 Si (珪素):Siは強度を高めるために添加されるが、1.00
%を越えると高温加熱中にδ−フェライトが生成されて
熱間加工性および強度が低下する。
MnS を形成して固溶Sを減少させることによる熱間加工
性向上のために添加されるが、1.00%を越えると耐応力
腐食割れ性に悪影響を与える。 P (リン):Pは熱間加工性に悪影響を与える元素であ
り、その含有量が0.050 %を越えると熱間加工性が著し
く悪化する。
る元素であり、その含有量が0.005 %を越えると熱間加
工性が著しく悪化する。 Cr (クロム):Crは耐食性向上のために必須の元素である
が、12.0%未満では、耐食性が劣化し、13.5%を越える
と高温加熱時にδ−フェライトを生成して熱間加工性お
よび強度が低下する。
ともに、C含有量を抑える効果があり、これらの作用効
果の組みあわせで強度、靱性を大きく向上させる効果が
ある。しかし、0.10%を越えると、耐H2S 特性が悪化す
る。 V (バナジウム):Vは強度や靱性の向上に効果があると
同時に、耐食性に有効な基質中のCrの減少を阻止する効
果がある。そのためには0.05%以上の添加が必要であ
る。しかし、0.50%を越える含有量ではかえって靱性を
劣化させる。
る。sol.Alとして0.005 %以上の含有量になるように添
加する必要があるが、0.100 %を越える含有量になる
と、酸化物系介在物が増加し、靱性、耐食性を劣化させ
る。 N (窒素):Nは強度を向上させる安価な元素であるが、
含有量が0.1 %を越えると著しく靱性の低下をもたら
す。一方、δ−フェライトの低減という観点からは、 F1(Si、N)=9×(%)Si-25×(%)N<1.3 ・・・ (1) に制限される。ここで、F1はδ−フェライト生成指数で
ある。
れ、0.01%以上で耐食性の向上に効果があるが、含有量
が2.00%を越えるとδ−フェライトが生成して熱間加工
性、強度が低下する。 Ti、Zr 、Nb: これらの元素は、強度や靱性の向上に効
果があると同時に、耐食性に有効な基質中のCrの減少を
阻止することで耐食性を改善する効果がある。しかし、
含有量がそれぞれ0.50%を越えるとかえって靱性を劣化
させる。
もに組織の微細化を促し、靱性および耐食性をも改善す
る効果がある。しかし、含有量が0.01%を超えると逆に
靱性、耐食性に悪影響がでてくる。なお、Mo、Ti、Zr、
Nb、およびB は、耐食性改善の点から少なくとも一種以
上添加されればよく、より好ましくは後述するCa、La、
およびCeの少なくとも一種との複合添加が好ましい。 Ca、La、Ce: これらの元素は必要に応じ少なくとも一種
以上添加され、鋼中の硫化物の形状を改善し、耐応力腐
食割れ性を向上させる。それぞれ0.001 %未満の含有量
ではその効果が得られず、0.05%を越えるとかえって靱
性、耐食性を劣化させる。
可及的少ない量とすることが要求されており、そのため
に上述のような鋼組成を選ぶのであるが、さらにその効
果を顕著なものとするには次のような製造工程をとる。
まず通常の継目無鋼管と同様に、傾斜ロール型穿孔圧延
機 (いわゆるマンネスマン穿孔機) または、押出型穿孔
機 (いわゆるプレスピアシングミル) とその後工程とし
て絞り圧延機を用して穿孔、圧延、および縮径加工を行
う。したがって、このような操作に関しては慣用手段を
採用すればよい。
トを1200〜1300℃の温度に所定時間焼鈍加熱するが、こ
の焼鈍加熱温度( ビレットソーキング温度をもいう)が
1200℃未満であると、偏析の拡散が困難でありδ−フェ
ライト相の生成を十分に抑えることはできない。一方、
1300℃超であると、ビレット表面疵が発生しやすくな
る。一方、このようなδ−フェライト相の生成の抑制
は、また、ビレット製作に先立つソーキングによっても
可能である。ソーキングは、拡散速度が大きくなる高温
度、つまり1200〜1300℃で実施するのが望ましい。ここ
でこれらのビレットソーキング温度を考慮すると、前述
の(1) 式は下式のように限定される。
ましくは製管加熱温度、つまり穿孔加熱温度を考慮する
必要がある。従って、上記(2) 式は、さらに下式のよう
に限定される。
ても製管時の内面疵の発生率を効果的に減少させること
ができる。かかる中心キャビティの形成は、鋼塊鋳造時
の鋳型形状に大きく左右される。したがって、本発明の
好適態様によれば、厚み200mm 以上、偏平比1.8 以上の
鋳型を使用することによって連続鋳造を行い、分塊圧延
によって得られたビレットを使用するのが好ましい。但
し、偏平比増加に従い、中心キャビティは改善されるが
中心偏析の二極分化は促進される。次に、本発明をその
実施例によってさらに具体的に説明する。
し、プロセスを変化させてそのときのδ−フェライトの
生成および製管時の内面疵発生率を調べた。結果を表3
および表4に示す。製造条件は表5および表6に示すプ
ロセスA〜Hに示すものであった。ただし、δ−フェラ
イトは分塊圧延により得たビレットの中心部より20mm×
20mmの試片を採取し、1200℃×1Hr加熱後急冷し、ミク
ロ検鏡し点算法にてδ−フェライト量測定を実施した。
また内面疵はビレットソーキングを行わず、1200℃の製
管加熱を行ったときのそれである。製管操作自体は慣用
装置を使って交差穿孔、圧延、縮径加工を経て行った。
このδ−フェライト量をSi、Nで整理すると図1のよう
になる。また、同様にして鋼管内面疵の発生率を整理す
ると図2のようになる。図1および図2より、内面疵防
止にはδ−フェライトを、0.05%以下にすることが必要
であり、そのためには、Si、N含有量は下記式(1) に示
す相関を満足するのが好ましい。 F1(Si、N)=9×(%) Si−25×(%)N<1.3 ・・・(1)
ついて、試験炉にて加熱温度および時間を種々変更さ
せ、そのときのδ−フェライトの量を測定した結果を図
3に示す。これからも分かるように、製管前のビレット
におけるソーキングによりδ−フェライト抑制効果が発
揮され、加熱温度は拡散速度の大きくなる高温で実施す
るのが良いことがわかる。 (試験では、1250℃) 実際に
ビレットソーキングを1250℃×10hrで実施し、製管加熱
温度を1200℃にして製管した。 (プロセスB) 。製管前
のビレットにて、δ−フェライト量を測定した結果を図
4に示すが、δ−フェライト量は確実に低減している。
製管した結果を図5にまとめて示すが、鋼管内面疵が3.
0 %未満に抑制するにはN およびSiは次の関係を満足す
ればよい。
て、試験炉において種々加熱温度を変更させて、そのと
きのδフェライト生成量を調べた。図6にそのときの製
管加熱温度とδ−フェライト量の関係を示す。加熱温度
は、製管可能な限り低温であるのが望ましい。ただし、
製管加熱温度が1100℃以下になると、変形抵抗増加のた
め製管不可能である。図7に、1150℃に加熱した時のδ
−フェライト量測定結果を示す。また、図8に、1150℃
加熱で製管した鋼管内面疵の傾向を示す。従来の1200℃
加熱の成績(図2)と比較して良好な値を示す。加えて
ビレットソーキングを実施すると、鋼管内面疵成績は、
更に良好な値になる。これについては、図9、図10参
照。これらの結果より、鋼管内面疵を3.0 %未満に抑制
するにはNおよびSiは次の関係を満たせばよい。
い、表3および表4のプロセスA、E、F、Gに準じて
実施例1を繰り返して製管を行った。すなわち、ビレッ
トソーキングは行わず、製管加熱温度は1200℃とし、鋳
型偏平比は1.29〜2.44までを4種に変更して鋳込んだ。
結果を図11および図12にまとめて示す。図11は、鋳型偏
平比と鋼管内面疵の発生率の関係を原因別に示す。これ
らからも分かるように、偏平比が上昇すれば、中心キャ
ビティ起因の内面疵は減少するが、逆に二極分化偏析に
沿って広範囲に存在するδ−フェライト起因の内面疵が
増加する。偏平比は、1.8 以上を確保することが好まし
い。しかし、F ≧1.3 の場合、鋳型偏平比をあげても内
面疵は改善されないことがあるが、F <1.3 と限定する
と改善効果が大きい。
因の鋼管内面疵を抑制した上で、(2) 式を満たすように
成分を限定した例を、表1および表2の鋼6、プロセス
Cと比較して、鋼21プロセスHの内面疵の成績を図12に
示す。中心キャビティ起因の鋼管内面疵だけでなく、δ
−フェライト起因の鋼管内面疵をも抑制することを可能
にすることにより、鋼管内面疵の発生率は、1%以下に
十分抑制可能である。以上、実施例では、製管工程自体
は慣用のものである。鋳型偏平比および(2) 式を満たす
よう成分限定しており、中心キャビティの抑制とδ−フ
ェライトの低減を図っている。内面疵は、目視および超
音波探傷にて検査した。このように、成分限定および鋳
型偏平比のアップにより、鋼管内面疵を抑制することが
可能である。
ているから、鋼管内面疵発生に関係するδ−フェライト
の生成を抑制すること、および鋳片の偏平比を一定以上
としたことによる中心キャビティに起因する内面疵の抑
制により、すぐれた特性の油井用マルテンサイト系ステ
ンレス継目無鋼管およびその製造方法が提供され、産業
上益するところ極めて大である。
ラフである。
る。
る。
変化を示す関係図である。
る。
結果を示す図である。
係図である。
鋼管内面疵発生率の関係図である。
ト鋼管内面疵発生率の関係図である。
ライト起因鋼管内面疵発生率との関係図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 重量%で、 更に、下記の第1群および第2群の一方または両方から
選ばれた1種以上の元素 (第1群) (第2群) 残部Feおよび不可避不純物から成る鋼組成を有するビ
レットを素材とすることを特徴とする、内面疵の少ない
マルテンサイト系継目無鋼管。 - 【請求項2】 請求項1記載の鋼組成を有するビレット
に、1200℃以上1300℃以下に所定時間焼鈍加熱
を行ってから穿孔、圧延および縮径加工を行うことを特
徴とするマルテンサイト系継目無鋼管の製造方法。 - 【請求項3】 重量%で、 残部Feおよび不可避不純物から成る鋼組成を有するビ
レットを、1200℃以上1300℃以下に下式を満た
す時間焼鈍加熱を行ってから下式を満たす温度に調整あ
るいは再加熱して穿孔、圧延および縮径加工を行うこと
を特徴とするマルテンサイト系継目無鋼管の製造方法。【数1】 T:穿孔加熱温度 焼鈍加熱温度:1200〜1300℃ 穿孔加熱温度:1200℃以下 - 【請求項4】 前記焼鈍加熱をビレット製造に先立っ
て、その素材について行う請求項2または3記載のマル
テンサイト系継目無鋼管の製造方法。 - 【請求項5】 厚み200mm以上で偏平比1.8以上
の鋳型を有する連続鋳造機で鋳造し、その後分塊圧延に
よって前記ビレットを製造する請求項2ないし4のいず
れかに記載のマルテンサイト系継目無鋼管の製造方法。 - 【請求項6】 鋼組成、ビレット(あるいは鋼塊)焼鈍
時間およびビレット穿孔加熱温度を下式を満たすよう制
御した請求項2ないし5のいずれかに記載のマルテンサ
イト系継目無鋼管の製造方法。 【数1】 T:穿孔加熱温度 焼鈍加熱温度:1200〜1300℃ 穿孔加熱温度:1200℃以下
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