JP2707713B2 - 自動車用トランクリッド開閉装置 - Google Patents

自動車用トランクリッド開閉装置

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JP2707713B2
JP2707713B2 JP9858989A JP9858989A JP2707713B2 JP 2707713 B2 JP2707713 B2 JP 2707713B2 JP 9858989 A JP9858989 A JP 9858989A JP 9858989 A JP9858989 A JP 9858989A JP 2707713 B2 JP2707713 B2 JP 2707713B2
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JP
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torsion bar
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容一 森
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車のトーションバーを用いたトラン
クリッド開閉装置、特に、リンク部材の反転を防止する
トランクリッド開閉装置に関するものである。
[従来技術] 従来のこの種のものとしては、例えば第4図ないし第
8図に示すようなものがある。すなわち、第4図中符号
1はトランクリッドで、このトランクリッド1には、一
対のヒンジアーム2が固定され、このヒンジアーム2を
介して車体3に回動自在に装着され、更に、このトラン
クリッド1は一対のトーションバー4にて、開成方向に
付勢されている。
具体的には、第5図に示すような一対のヒンジブラケ
ット5が、車体3の車幅方向の両端部に固定され、この
ヒンジブラケット5に前記ヒンジアーム2が回動自在に
配設されている。
さらに、この一対のヒンジブラケット5には、前記一
対のトーションバー4が架設されている。詳しくは、こ
のトーションバー4の大略U字状の一端部4aは、それぞ
れ異なったヒンジブラケット5の縦フランジ部5aに回動
不能に取り付けられている。また、このトーションバー
4の他端部4bは、一対の縦フランジ部5aに回転可能に支
持されている。この他端部4bは、大略コ字状の回動部4c
を有し、この回動部4cの両側が、一対の縦フランジ部5a
に形成された切欠部5bに支持されている。これで、一対
のトーションバー4は、交差して略車幅方向に沿って配
設されている。
そして、回動部4cの中間部4dが、リンク部材6を介し
て前記ヒンジアーム2に連結されている。
このトランクリッド1は、リンク部材6を介してトー
ションバー4の中間部4dに外力が作用して、トーション
バー4が捻られた状態となることから、この反力によ
り、トランクリッド1が開成方向に付勢されることとな
る。
なお、この種のものとしては、例えば実開昭56−1353
64号に記載されたようなものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のものにあっては、ト
ランクリッド1の開閉を繰り返していると、トーション
バー4は車幅方向に横ズレが発生し、第7図に示すよう
に、回動部4cの中間部4dの両側のR部4fに、リンク部材
6の係止部6aが、図中二点鎖線に示すように乗り上げ、
この係止部6aからトーションバー4の回動中心までの距
離が、l−l1だけ短くなる。この状態で、第8図に示す
ように、トランクリッド1を全開状態にすると、トーシ
ョンバー回動部4bとリンク部材6との角度θが正規の値
より大きくなり、角度θが180°付近に近ずくと、トー
ションバー4のトルクにより、リンク部材6が第8図中
二点鎖線に示すように反転して、トランクリッド1の閉
成が不可能となる、という問題がある。
[課題を解決するための手段] この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、トーションバーの一端部が、車体側に回転不能に
取り付けられ、他端部に形成された大略コ字状の回動部
の両側が、車体に形成された一対の縦フランジ部に回動
自在に支持され、前記回動部の中間部が、トランクリッ
ドのヒンジアームにリンク部材を介して連結され、前記
トーションバーの捻り力により、前記トランクリッドが
開成方向に付勢された自動車用トランクリッド開閉装置
において、前記トランクリッド全開状態で、前記縦フラ
ンジ部のストッパ部に当接する当接部を前記トーション
バーの回動部に形成した自動車用トランクリッド開閉装
置としたことを特徴としている。
[作用] かかる手段によれば、トランクリッドを全開にする
と、トーションバーの回動部の当接部が、ヒンジブラケ
ットの縦フランジ部のストッパ部に当接することから、
この回動部が所定の角度で停止される。これにより、ト
ランクリッドの開閉動作により、トーションバーの横ズ
レが発生したような場合でも、従来のようにリンク部材
が反転することなく、トランクリッドの開閉動作が確保
されることとなる。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の一実施例を示す図
である。
まず構成を説明すると、第1図中符号12は一対のヒン
ジアームで、このヒンジアーム12は従来と同様にトラン
クリッド1に固定され、このヒンジアーム12を介してト
ランクリッド1が車体3に回動自在に装着され、更に、
このトランクリッド1は一対のトーションバー14にて、
開成方向に付勢されている。
具体的には、一対のヒンジブラケット15は、図示して
いないが、車体3の車幅方向の両端部に固定され、この
ヒンジブラケット15に前記ヒンジアーム12が回動自在に
配設されている。
さらに、この一対のヒンジブラケット15には、前記一
対のトーションバー14が架設されている。詳しくは、こ
のトーションバー14の大略U字状の一端部14aは、それ
ぞれ異なったヒンジブラケット15の縦フランジ部15aに
回動不能に取り付けられている。また、このトーション
バー14の他端部14bが、一対の縦フランジ部15aに回転可
能に支持されている。この他端部14bは、大略コ字状の
回動部14cを有し、この回動部14cは、ハの字形の両側部
14dとこの両側部14dを連結する中間部14eとから構成さ
れている。
そして、この回動部14cの両側が、一対の縦フランジ
部15aに形成された切欠部15dに支持されている。これ
で、一対のトーションバー14は、第1図に示すように、
交差して略車幅方向に沿って配設されている。
さらに、トーションバー回動部14cの中間部14dが、リ
ンク部材16を介して前記ヒンジアーム12に連結されてい
る。
前記回動部14cは、第2図に示すように、中間部4eの
長さがl1が、両側部14dの上部の間隔l2および両縦フラ
ンジ部15aの間隔l3より長く形成されている。また、縦
フランジ部15aと両側部14dとの水平距離bは、回動部14
cの両側のR部14fまでの距離cより短く、又、中間部14
eの直線部の長さaの半分より短く形成されている。
さらにまた、上記縦フランジ部15aには、第3図に示
すように、トランクリッド1全開状態で、トーションバ
ー回動部14cの両側部14dが当接するストッパ部15cが形
成されている。この両側部14dが、この発明の一構成要
素である当接部となっている。
次に、かかる構成よりなるトランクリッド開閉装置の
作用について説明する。
トランクリッド1を全開状態とすると、第3図に示す
ように、回動部14cの両側部14dが縦フランジ部15aのス
トッパ部15cに当接して回動が停止されるため、従来と
異なり、リンク部材16の反転が防止され、トランクリッ
ド1の開閉動作を確実に行うことができる。
しかも、トランクリッド1の開閉により、トーション
バー14に横ズレが発生すると、このトーションバー14の
他端部14bの回動部14cの側部14dが、ヒンジブラケット1
5の縦フランジ部15aの下端部15bに当接し、トーション
バー14の横ズレが停止される。すると、c>bに設定さ
れているため、従来のように、トーションバー14のR部
14fが、縦フランジ部15aに乗り上がるようなことがない
と共に、a>bに設定されているため、リンク部材16
が、トーションバー14の中間部14eの両端のR部14gに乗
り上がるようなこともない。従って、回動部14cの回動
中心からリンク部材16までの距離l4が従来のように短く
なることもない。この点においても、リンク部材16の反
転防止を図ることができる。
しかも、縦フランジ部15aの下端部15bを、第3図中二
点鎖線に示すように、回動部14cの回動中心を中心とし
た円弧形状に形成することにより、上記のようにトーシ
ョンバー14の横ズレにより、回動部14cの両側部14dが縦
フランジ部15aの下端部15bに当接した状態で、トランク
リッド1を開閉させても、縦フランジ部15aに無理な外
力が作用することがない。
なお、上記実施例では、両縦フランジ部15aの間隔l3
より、トーションバー中間部14eの長さl1を大きくして
いるが、これに限らず、回動部14cに突部等を形成し
て、トランクリッド1全開状態で、この突部を縦フラン
ジ部15aに当接させるようにしても良いことは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば、トラン
クリッド全開状態で、縦フランジ部のストッパ部に、ト
ーションバー回動部の当接部が当接することにより、こ
の回動部が所定の角度で停止され、トランクリッドの開
閉動作により、トーションバーの横ズレが発生したよう
な場合でも、従来のようにリンク部材が反転することな
く、トランクリッドの開閉動作を確保することができ
る、という実用上有益な効果を発揮する
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この発明の自動車用トランクリ
ッド開閉装置の一実施例を示す図で、第1図は同装置の
要部を示す斜視図、第2図は第1図のII−II線に沿う断
面図、第3図はトランクリッドの全開状態を示す側面
図、第4図ないし第8図は従来例を示す図で、第4図は
トランクリッドの開成状態を示す車体の後部斜視図、第
5図は第1図に相当する斜視図、第6図はトランクリッ
ドの閉成状態を示す側面図、第7図は第2図に相当する
断面図、第8図は第3図に相当する側面図である。 1…トランクリッド 3…車体 12…ヒンジアーム 14…トーションバー 14a…一端部 14b…他端部 14c…回動部 14d…両側部(当接部) 14e…中間部 15…ヒンジブラケット 15a…縦フランジ部 15c…ストッパ部 16…リンク部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トーションバーの一端部が、車体側に回転
    不能に取り付けられ、他端部に形成された大略コ字状の
    回動部の両側が、車体に形成された一対の縦フランジ部
    に回動自在に支持され、前記回動部の中間部が、トラン
    クリッドのヒンジアームにリンク部材を介して連結さ
    れ、前記トーションバーの捻り力により、前記トランク
    リッドが開成方向に付勢された自動車用トランクリッド
    開閉装置において、 前記トランクリッド全開状態で、前記縦フランジ部のス
    トッパ部に当接する当接部を前記トーションバーの回動
    部に形成したことを特徴とする自動車用トランクリッド
    開閉装置。
JP9858989A 1989-04-18 1989-04-18 自動車用トランクリッド開閉装置 Expired - Lifetime JP2707713B2 (ja)

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