JP2705550B2 - Cmos薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

Cmos薄膜トランジスタおよびその製造方法

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JP2705550B2 JP5331175A JP33117593A JP2705550B2 JP 2705550 B2 JP2705550 B2 JP 2705550B2 JP 5331175 A JP5331175 A JP 5331175A JP 33117593 A JP33117593 A JP 33117593A JP 2705550 B2 JP2705550 B2 JP 2705550B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS薄膜トランジ
スタおよびその製造方法に関し、特に少ない工程数で作
製することができるCMOS薄膜トランジスタおよびの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高度情報化時代の進展に伴い、入出力デ
バイスの重要性が増しており、装置の低コスト化や信頼
性の向上が要求されている。このような背景のもとで、
液晶表示素子(LCD)や密着型イメージセンサ(CI
S)等の入出力デバイスと同一基板上に周辺駆動回路を
一体形成する研究が活発に行われている。駆動回路一体
化により、周辺駆動回路とデバイスとの接続コストを削
減できると共に接続部での接触不良等による信頼性の低
下を抑制できるからである。この駆動回路を薄膜回路で
構成する方法としては消費電力や動作の安定性の点で優
れているCMOS回路構成が有利と考えられる。一方、
デバイスのコストをさらに低減するために、工程数を削
減しスループットを上げることが要求されている。以上
の点から、少ない工程数でCMOS回路構成を形成する
技術が重要となっていると言える。
【0003】従来のCMOS薄膜トランジスタ及びその
作製プロセスについて図5を用いて説明する。まず、図
5(a)に示すようにガラス基板301上に、LPCV
D法によりアモルファスシリコン(a−Si)膜を堆積
したのち、固相成長法やエキシマレーザアニール法等に
よりアニールを行い多結晶シリコン(poly−Si)
膜を形成する。次に、島状構造にパターニングを行いn
−ch TFT用活性層302とp−ch TFT用活
性層303を形成する。次に、図5(b)に示すよう
に、LPCVD法によりSiO2 膜を堆積し、さらにL
PCVD法によりリンを高濃度に含有するn+poly
−Si膜を堆積した後、パターニングを行いゲート絶縁
膜304およびゲート電極305を形成する。次に図5
(c)に示すように、レジストを塗布した後パターニン
グを行いp−ch TFT用活性層303上に第1イオ
ン注入用マスク306を形成したのち、イオン注入法に
よりリンイオン307を注入しn−ch TFT用活性
層の一部にリンを高濃度に含有するn+ソース・ドレイン
領域308を形成する。次に図6(a)に示すように、
第1イオン注入用マスク306を除去した後、レジスト
を塗布し、パターニングを行いp−ch TFT活性層
上のゲート電極305上と、n−ch TFT用活性層
302及びn+ ソース・ドレイン領域308を覆うよう
に第2イオン注入用マスク309を形成する。次に、イ
オン注入法によりホウ素イオン310を注入しp−ch
TFT用活性層303の一部にホウ素を高濃度に含有
するp+ソース・ドレイン領域311を形成する。次に
図6(b)に示すように、第2イオン注入用マスク30
9を除去した後、層間絶縁膜312を形成した後、コン
タクトホールを形成する。さらに、スパッタ法によりア
ルミニウム膜を堆積したのち、パターニングを行い、ソ
ース・ドレイン電極313を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、n−ch
TFTはp−ch TFTに比べて耐圧が低い。このた
め、CMOS薄膜回路の耐圧はn−ch TFTの耐圧
で制限されることになるため、n−ch TFTの高耐
圧化が重要となっている。また、デバイスの高性能化の
ためには、リーク電流を低く抑えることも要求されてい
る。poly−Si TFTは、ミッドギャップ付近の
準位を介した電界エミッション電流によりバルクシリコ
ンに形成したMOSFETに比べて大きなリーク電流が
流れる。(文献アイイーイーイー トランザクション
オン エレクトロン デバイスイズ(IEEE Tra
ns.on Electron Devices),V
ol.ED−32 No.9 pp.1878)この耐
圧の向上及びリーク電流の低減のためには、ドレイン端
での電界を緩和することが効果的であり、これまでにL
DD(Lightly Doped Drain)構造
(文献電子通信学会総合全国大会,2−20,pp.2
71 1978)やオフセット構造(文献アイイーイー
イー エレクトロン デバイス レターズ(IEEE
Electron Device Letters)V
ol.EDL−8,No.9,pp.434,198
7)が提案され実用化されているが、工程の増加は避け
られない。比較的簡便な方法で高耐圧化およびリーク電
流の低減を行う手段としては、TFTを順スタガ構造で
形成することが考えられる。順スタガ構造ではチャネル
表面とソース・ドレイン領域表面が活性層の膜厚だけ分
離された構造となっているため、微少なオフセット構造
が形成されるため、耐圧の向上及びリーク電流の低減が
達成できる。しかし、順スタガ構造では、ゲートとソー
ス・ドレイン領域をオーバラップさせるために寄生容量
がプレーナ型TFTに比べて大きくなり、動作速度がプ
レーナ型TFTに比べて低下するという問題が生じる。
【0005】また、従来の薄膜トランジスタのイオン注
入によって形成されるソース・ドレイン領域の注入直後
の不純物濃度は、深さ方向には不均一となる。注入後に
不純物の活性化を1000℃程度の高温で行う場合には
拡散によって深さ方向の濃度の均一性は改善されるが、
600℃以下の低温プロセスでは拡散係数が非常に小さ
く、深さ方向の濃度は均一化されにくい。この不純物濃
度の深さ方向の不均一性は、コンタクト不良やリーク電
流の増大等を引き起こし易いという問題があった。特に
リンを注入した場合の濃度プロファイルは、ホウ素に比
べて急峻となり、深さ方向に不均一性が生じ易く、n−
ch TFTの特性の向上が困難であるという問題があ
った。
【0006】また従来のCMOS薄膜回路の製造方法で
はn+ 層、p+ 層を形成するために2回のイオン注入を
行う必要があった。このため、工程数を低減することが
難しく、デバイスのコスト低減が困難であるという問題
が生じていた。
【0007】本発明の目的は、少ない工程数で作製する
ことができ、高耐圧かつ高速動作が可能なCMOS薄膜
トランジスタとその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、絶縁性基板上に形成された、n型不純
物を高濃度に含有するn型半導体からなるn型ソース・
ドレイン領域と、 前記n型ソース・ドレイン領域と接
するように形成された半導体からなるnチャネル薄膜ト
ランジスタ用活性層と、前記nチャネル薄膜トランジス
タ用活性層を覆うように形成されたnチャネル薄膜トラ
ンジスタ用ゲート絶縁膜と、前記nチャネル薄膜トラン
ジスタ用ゲート絶縁膜の一部を覆うように形成されたn
チャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極と、前記nチャ
ネル薄膜トランジスタ用ゲート電極及び前記nチャネル
薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜を覆うように形成され
たnチャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜と、前記n
型ソース・ドレイン領域と電気的に接続されたnチャネ
ル薄膜トランジスタ用ソース・ドレイン電極からなるn
チャネル薄膜トランジスタと、前記絶縁性基板上に形成
された、 p型不純物を高濃度に含有するp型半導体か
らなるp型ソース・ドレイン領域と、前記p型ソース・
ドレイン領域一部に有するように形成された半導体から
なるpチャネル薄膜トランジスタ用活性層と、前記pチ
ャネル薄膜トランジスタ用活性層を覆うように形成され
たpチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜と、前記
pチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜の一部を覆
うように形成されたpチャネル薄膜トランジスタ用ゲー
ト電極と、前記pチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電
極及び前記pチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜
を覆うように形成されたpチャネル薄膜トランジスタ用
層間絶縁膜と、前記p型ソース・ドレイン領域と電気的
に接続されたpチャネル薄膜トランジスタ用ソース・ド
レイン電極からなるpチャネル薄膜トランジスタとを有
するCMOS薄膜トランジスタにおいて、前記nチャネ
ル薄膜トランジスタがn型ソース・ドレイン領域として
前記nチャネル薄膜トランジスタ用活性層下部に島状の
n型半導体層を有するスタガ構造薄膜トランジスタから
なり、前記pチャネル薄膜トランジスタが前記pチャネ
ル薄膜トランジスタ用活性層と同一層内に形成された前
記p型ソース・ドレイン領域を有するプレーナ構造薄膜
トランジスタからなることを特徴とするCMOS薄膜ト
ランジスタを提供する。
【0009】また、絶縁性基板上にn型不純物を高濃度
に含有するn型半導体からなるn型ソース・ドレイン領
域を形成する工程と、前記n型ソース・ドレイン領域お
よび前記絶縁性基板上に半導体層を形成する工程と、前
記半導体層をパターニングして、前記n型ソース・ドレ
イン領域を覆い、かつ島状構造を有するnチャネル薄膜
トランジスタ用活性層と、前記n型ソース・ドレイン領
域が形成されていない前記絶縁性基板上に島状構造を有
するpチャネル薄膜トランジスタ用活性層を形成する
工程と、前記nチャネル薄膜トランジスタ用活性層およ
び前記pチャネル薄膜トランジスタ用活性層を覆うよう
nチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜およびp
チャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜を形成する工
程と、前記nチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜
および前記pチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜
の一部を覆うようにnチャネル薄膜トランジスタ用ゲー
ト電極およびpチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極
を形成する工程と、前記pチャネル薄膜トランジスタ
活性層の一部に自己整合的にp型不純物を高濃度に含有
するp型ソース・ドレイン領域を形成する工程と、前記
nチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極および前記p
チャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極及び前記nチャ
ネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜および前記pチャ
ネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜を覆うように、
nチャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜および前記p
チャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜を形成する工程
と、前記n型ソース・ドレイン領域及びp型ソース・ド
レイン領域と電気的に接続されたソース・ドレイン電極
を形成する工程とからなるCMOS薄膜トランジスタの
製造方法を提供する。
【0010】
【実施例】次に本発明の第1の実施例について図面を参
照して説明する。まず図1(a)に示すように、ガラス
基板101上にLPCVD法により、シランとフォスフ
ィンを用いて600℃で、リンを1021cm−3以上
含有するn+ poly−Si薄膜を1000オングス
トローム堆積した後、パターニングを行いn+ ソース・
ドレイン領域102を形成する。次に図1(b)に示す
ようにLPCVD法によりジシランを用いて、500℃
でa−Si膜を1000オングストローム堆積した後、
エキシマレーザビーム103を照射して結晶化を行い多
結晶シリコン膜104を形成する。次に、図1(c)に
示すように、多結晶シリコン膜104をパターニング
し、n+ ソース・ドレイン領域102を覆うような島状
構造のn−ch TFT用活性層105と、n+ ソース
・ドレイン領域102と重ならないような島状構造のp
−ch TFT用活性層106を形成する。次に図2
(a)に示すように、活性層105およびガラス基板1
01上に、LPCVD法によりシランと酸素を用いて4
00℃でSiO2 膜を2000オングストローム堆積
し、さらにLPCVD法によりシランとフォスフィンを
用いて600℃でリンを1021cm- 3 以上含有する
+ 膜を1000オングストローム堆積した後、パター
ニングを行い、ゲート絶縁膜107及びゲート電極10
8を形成する。次に図2(b)に示すように、レジスト
を塗布した後パターニングを行い、p−ch TFT用
活性層上のゲート電極108上と、n−ch TFT用
活性層105を覆うようにイオン注入用マスク109を
形成した後、イオン注入法によりホウ素イオン110を
加速電圧、15keVドーズ量5×101 5 mc- 2
注入し、p−ch TFT用活性層106のうちゲート
電極108が形成されていない領域にホウ素を1021
cm- 3 以上含有するp+ ソース・ドレイン領域111
を形成する。さらに、窒素雰囲気中で600℃24時間
アニールを行い、ソース・ドレイン領域の不純物の活性
化を行う。次に図2(c)に示すように、イオン注入用
マスク109を除去した後、プラズマCVD法によりS
iNX 膜を堆積して層間絶縁膜112を形成する。さら
に、パターニングを行い層間絶縁膜112およびn−c
h TFT用活性層105にコンタクトホールを形成し
た後、スパッタ法によりアルミニウムを3000オング
ストローム堆積し、パターニングを行いソース・ドレイ
ン領域電極及113を形成する。
【0011】次に、第2の実施例について図面を参照し
て説明する。まず、図3(a)に示す様に、ガラス基板
201上にスパッタ法によりタングステンシリサイド膜
を1000オングストローム堆積した後、パターニング
を行いパッド202を形成する。次に、図3(b)に示
すように、パッド202を覆うように、LPCVD法に
よりシランとフォスフィンを用いて600℃でリンを1
021cm- 3 以上程度含有するn+ poly−Si
薄膜を1000オングストローム堆積した後、パターニ
ングを行いn+ ソース・ドレイン領域203を形成す
る。次に図3(c)に示すようにLPCVD法によりジ
シランを用いて500℃でa−Si膜を1000オング
ストローム堆積した後、エキシマレーザビーム204を
照射して結晶化を行い、poly−Si膜205を形成
する。次に図4(a)に示すように、poly−Si膜
205を島状構造にパターニングしてn+ ソース・ドレ
イン領域203を覆うように活性層206を形成する。
さらに、活性層205及びガラス基板201上に、LP
CVD法によりシランと酸素を用いて400℃でSiO
2 膜を2000オングストローム堆積し、さらに、LP
CVD法によりシランとフォスフィンを用いて600℃
でリンを1021cm- 3 以上含有するn+ poly−
Si膜を2000オングストローム堆積した後、パター
ニングを行い、ゲート絶縁膜207及びゲート電極20
8を形成する。次に図4(b)に示すように、レジスト
を塗布した後パターニングを行い、ゲート電極208上
と、パッド202上の一部を除いてn+ ソース・ドレイ
ン領域203を覆うようにイオン注入用マスク209を
形成した後、イオン注入法によりホウ素イオン210を
加速電圧15keV、ドーズ量5×101 5 cm- 2
注入し、活性層206のうちゲート電極208及びイオ
ン注入用マスク209が形成されていない領域にホウ素
を021cm- 3 以上含有するp+ ソース・ドレイン領
域211を形成する。次に図4(c)に示すように、イ
オン注入用マスク209を除去した後、プラズマCVD
法によりSiNx 膜を2000オングストローム堆積し
て層間絶縁膜212を形成し、パターニングを行い層間
絶縁膜212及び活性層206にコンタクトホールを形
成する。次に、スパッタ法によりアルミニウムを300
0オングストローム堆積し、パターニングを行いソース
・ドレイン電極213を形成する。
【0012】以上のようにイオン注入を1回のみとして
も、CMOS薄膜回路を作製することができる。 本実
施例では、n−ch TFTを順スタガ構造とし、p−
chTFTをプレーナ構造とする作製プロセスについて
述べたが、n−ch TFTをプレーナ構造とし、p−
ch TFTを順スタガ構造として作製することも可能
である。
【0013】また、第2の実施例では、p+ ソース・ド
レイン領域下部にエッチングレートが遅いタングステン
シリサイドからなるパッドを形成することにより、ソー
ス・ドレイン領域のコンタクトホール形成時のエッチン
グをパッドで止めることができる。このため、n+ ある
いはp+ ソース・ドレイン領域とソース・ドレイン電極
間のコンタクト特性を向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による薄膜
トランジスタは、n−ch TFTを高耐圧化が可能な
スタガ構造とし、p−ch TFTを高速化が可能なプ
レーナ構造としているため、CMOS薄膜回路の高耐圧
化と高速動作を同時に実現できるという効果を有する。
【0015】さらに、n−ch TFTをスタガ構造と
することによりリーク電流を低減できるため、消費電力
を低減できるという効果を有する。
【0016】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法は、n−ch TFTのソース・ドレイン領域の不純
物導入をLPCVD法によるin−situドーピング
により行う工程を有するため、不純物プロファイルが均
一になり、コンタクト特性が向上するために歩留まりが
向上すると共にリーク電流が減少し、さらに基板面内で
のTFT特性の均一性が向上するという効果を有する。
さらに、1回のイオン注入プロセスでn−ch TFT
およびp−ch TFTの両タイプのTFTを作製する
ことができるため、CMOS薄膜回路の工程数を削減す
ることができ、CMOS駆動回路を一体化した入出力デ
バイスのコストを低減することができるという特徴を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構造及び工程図。
【図2】本発明の第1の実施例の構造及び工程図。
【図3】本発明の第2の実施例の構造及び工程図。
【図4】本発明の第2の実施例の構造及び工程図。
【図5】従来技術の実施例の工程図。
【図6】従来技術の実施例の工程図。
【符号の説明】
101 ガラス基板 102 n+ソース・ドレイン領域 103 エキシマレーザビーム 104 多結晶シリコン膜 105 n−ch TFT用活性層 106 p−ch TFT用活性層 107 ゲート絶縁膜 108 ゲート電極 109 イオン注入用マスク 110 ホウ素イオン 111 p+ ソース・ドレイン領域 112 層間絶縁膜 113 ソース・ドレイン電極 201 ガラス基板 202 パッド 203 n+ ソース・ドレイン領域 204 エキシマレーザビーム 205 poly−Si膜 206 活性層 207 ゲート絶縁膜 208 ゲート電極 209 イオン注入用マスク 210 ホウ素イオン 211 p+ ソース・ドレイン領域 212 層間絶縁膜 213 ソース・ドレイン電極 301 ガラス基板 302 n−ch TFT用活性層 303 p−ch TFT用活性層 304 ゲート絶縁膜 305 ゲート電極 306 第1イオン注入用マスク 307 リンイオン 308 n+ ソース・ドレイン領域 309 第2イオン注入用マスク 310 ホウ素イオン 311 p+ ソース・ドレイン領域 312 層間絶縁膜 313 ソース・ドレイン電極

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に形成された、n型不純物
    を高濃度に含有するn型半導体からなるn型ソース・ド
    レイン領域と、 前記n型ソース・ドレイン領域と接す
    るように形成された半導体からなるnチャネル薄膜トラ
    ンジスタ用活性層と、前記nチャネル薄膜トランジスタ
    用活性層を覆うように形成されたnチャネル薄膜トラン
    ジスタ用ゲート絶縁膜と、前記nチャネル薄膜トランジ
    スタ用ゲート絶縁膜の一部を覆うように形成されたnチ
    ャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極と、前記nチャネ
    ル薄膜トランジスタ用ゲート電極及び前記nチャネル薄
    膜トランジスタ用ゲート絶縁膜を覆うように形成された
    nチャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜と、前記n型
    ソース・ドレイン領域と電気的に接続されたnチャネル
    薄膜トランジスタ用ソース・ドレイン電極からなるnチ
    ャネル薄膜トランジスタと、 前記絶縁性基板上に形成された、 p型不純物を高濃度
    に含有するp型半導体からなるp型ソース・ドレイン領
    域と、前記p型ソース・ドレイン領域を一部に有するよ
    うに形成された半導体からなるpチャネル薄膜トランジ
    スタ用活性層と、前記pチャネル薄膜トランジスタ用活
    性層を覆うように形成されたpチャネル薄膜トランジス
    タ用ゲート絶縁膜と、前記pチャネル薄膜トランジスタ
    用ゲート絶縁膜の一部を覆うように形成されたpチャネ
    ル薄膜トランジスタ用ゲート電極と、前記pチャネル薄
    膜トランジスタ用ゲート電極及び前記pチャネル薄膜ト
    ランジスタ用ゲート絶縁膜を覆うように形成されたpチ
    ャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜と、前記p型ソー
    ス・ドレイン領域と電気的に接続されたpチャネル薄膜
    トランジスタ用ソース・ドレイン電極からなるpチャネ
    ル薄膜トランジスタとを有するCMOS薄膜トランジス
    タにおいて、 前記nチャネル薄膜トランジスタがn型ソース・ドレイ
    ン領域として前記nチャネル薄膜トランジスタ用活性層
    下部に島状のn型半導体層を有するスタガ構造薄膜トラ
    ンジスタからなり、前記pチャネル薄膜トランジスタが
    前記pチャネル薄膜トランジスタ用活性層と同一層内に
    形成された前記p型ソース・ドレイン領域を有するプレ
    ーナ構造薄膜トランジスタからなることを特徴とするC
    MOS薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板上にn型不純物を高濃度に含
    有するn型半導体からなるn型ソース・ドレイン領域を
    形成する工程と、 前記n型ソース・ドレイン領域および前記絶縁性基板上
    に半導体層を形成する工程と、 前記半導体層をパターニングして、前記n型ソース・ド
    レイン領域を覆い、かつ島状構造を有するnチャネル薄
    膜トランジスタ用活性層と、前記n型ソース・ドレイン
    領域が形成されていない前記絶縁性基板上に島状構造を
    有するpチャネル薄膜トランジスタ用活性層とを形成す
    る工程と、 前記nチャネル薄膜トランジスタ用活性層および前記p
    チャネル薄膜トランジスタ用活性層を覆うようにnチャ
    ネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜およびpチャネル
    薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記nチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜および
    前記pチャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜の一部
    を覆うようにnチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極
    およびpチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極を形成
    する工程と、 前記pチャネル薄膜トランジスタ用活性層の一部に自己
    整合的にp型不純物を高濃度に含有するp型ソース・ド
    レイン領域を形成する工程と、 前記nチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極および前
    記pチャネル薄膜トランジスタ用ゲート電極及び前記n
    チャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜および前記p
    チャネル薄膜トランジスタ用ゲート絶縁膜を覆うよう
    に、 nチャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜および
    前記pチャネル薄膜トランジスタ用層間絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記n型ソース・ドレイン領域及びp型ソース・ドレイ
    ン領域と電気的に接続されたソース・ドレイン電極を形
    成する工程とからなるCMOS薄膜トランジスタの製造
    方法。
JP5331175A 1993-12-27 1993-12-27 Cmos薄膜トランジスタおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP2705550B2 (ja)

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