JP2704854B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2704854B2
JP2704854B2 JP7068301A JP6830195A JP2704854B2 JP 2704854 B2 JP2704854 B2 JP 2704854B2 JP 7068301 A JP7068301 A JP 7068301A JP 6830195 A JP6830195 A JP 6830195A JP 2704854 B2 JP2704854 B2 JP 2704854B2
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洋士 山本
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船体にチルト運動可能
かつ操舵可能として取付けられるエクステンションケー
スの下部に推進器が回転自在に支承され、エクステンシ
ョンケースの上部に搭載されたエンジンに連なるととも
に前記推進器に連結される駆動軸がエクステンションケ
ース内に収納、配設され、エクステンションケースの上
部に固定配置される部材に、その下方に位置するオイル
パンが連結されるとともに該オイルパンから潤滑油を吸
上げてオイルポンプに供給する吸上げ管の上端が接続さ
れる船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる船外機は、たとえば特開昭
58−44206号公報および特開昭60−60096
号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
58−44206号公報で開示されたものでは、吸上げ
管はその上端のみが固定的に支持されるものであり、船
外機の半チルトアップ状態あるいは転舵中に船外機が傾
斜した状態などの状態下での水中障害物との衝突等によ
り、吸上げ管に急激に荷重が作用したときの吸上げ管の
固定強度が充分であるとは言い難い。しかも浅瀬走航時
に船外機を半チルトアップ状態としたときにはオイルパ
ン内の前部に潤滑油が偏ることに起因して吸上げ管の下
端が潤滑油の上層に位置すると、潤滑油の上層に含まれ
る気泡が吸上げ管で吸上げられることによりオイルポン
プでエア噛みを生じるおそれがあるが、上記特開昭58
−44206号公報では、そのようなエア噛みを避ける
ための吸上げ管の配置上の考慮がなされていない。
【0004】また上記特開昭60−60096号公報で
開示されたものでは、吸上げ管の下端がオイルパンで支
持されているものの、吸上げ管の下端のストレーナをエ
クステンションケースから取出し可能とするために吸上
げ管の下端がオイルパン内の後部に配置されており、船
外機の半チルトアップ状態での吸上げ管による気泡の吸
上げが生じるおそれがあり、またオイルパン内の潤滑油
を吸上げ管の下端に集めるためにオイルパンの底部が平
底とはなっておらず、オイルパンの容量を確保するため
に深底形にオイルパンが形成されている。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、浅瀬走航時のエア噛みを防止するとともに吸
上げ管を充分な強度で固定し、しかもオイルパンの容量
を充分に確保し得るようにした船外機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、船体の後端部にチルト運動可能かつ操舵
可能として取付けられる縦長のエクステンションケース
の下部に推進器が回転自在に支承され、エクステンショ
ンケースの上部に搭載されてクランク軸をほぼ鉛直方向
に配置したエンジンに連なるとともに前記推進器に連結
される駆動軸がエクステンションケース内に収納、配設
され、エクステンションケースの上部に固定配置される
部材に、その下方に位置するオイルパンが連結され、更
にその部材には、該オイルパンから潤滑油を吸上げてオ
イルポンプに供給する吸上げ管の上端が接続される船外
機において、オイルパンは、エクステンションケースの
チルトダウン状態では船体の進行方向に沿う少なくとも
前半部が平底となる形状に形成され、吸上げ管の下端は
オイルパンの前部寄りで且つ該オイルパンの底面近くに
配置され、上下に延びる支持部材で吸上げ管の中間部が
支持され、支持部材および吸上げ管は、駆動軸の軸線を
含んで船体の前後方向に沿う平面への投影図ならびに駆
動軸の軸線に直交する平面への投影図上でそれぞれ角度
をなして配置されることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、オイルパンが、その少なく
とも前半部を平底とした形状に形成されることにより適
切な深さを持って充分な容量を確保可能であり、また吸
上げ管の下端がオイルパンの前部寄りに配置されること
により浅瀬走航時にオイルパンの前部に潤滑油が偏って
も吸上げ管による気泡の吸上げを極力回避することがで
き、さらに支持部材および吸上げ管が、駆動軸の軸線を
含んで船体の前後方向に沿う平面への投影図ならびに駆
動軸の軸線に直交する平面への投影図上でそれぞれ角度
をなして配置されることにより、船体の姿勢に応じた船
外機のトリム状態下、浅瀬走航状態下、あるいは船体の
旋回状態下において水中障害物への衝突によって吸上げ
管に作用する急激な荷重に充分耐える固定強度を得るこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明すると、先ず図1において、このエンジンEはクラ
ンク軸1をほぼ鉛直方向にした3気筒4サイクルエンジ
ンであり、たとえば船外機に用いられる。
【0009】この船外機のケースは、上方のエンジンケ
ースC1と、下方のエクステンションケースC2とが一
体に結合されて成り、エンジンEはエンジンケースC1
内に収容される。またエクステンションケースC2は
長に形成されてスイベルケース44に操舵自在に連結さ
れ、スイベルケース44は図示しない船体の船尾に取付
けられたスターンブラケット45に、チルトアップ可能
にして連結される。エンジンEのクランク軸1は、エク
ステンションケースC2内を上下に延びる駆動軸2に連
動、連結され、エクステンションケースC2の下部に回
転自在に支承された推進器Pに駆動軸2が連動、連結さ
れる。これによりクランク軸1の駆動力が推進器Pに伝
達されることになる。
【0010】エンジンEのクランク軸1は、エクステン
ションケースC2内を上下に延びる駆動軸2に連動、連
結され、エクステンションケースC2の下部に回転自在
に支承された推進器Pに駆動軸2が連動、連結される。
これによりクランク軸1の駆動力が推進器Pに伝達され
ることになる。
【0011】図2において、エンジンEのエンジン本体
は、クランク軸1を回転自在に支承するクランクケース
3を一側部に連設したシリンダブロック6と、該シリン
ダブロック6の他側部に結合されるシリンダヘッド8と
を備え、シリンダブロック6には、クランク軸1と直交
する方向の軸線を有して上下方向に並ぶとともにピスト
ン4をそれぞれ摺動可能に嵌合した3つのシリンダ5が
設けられ、シリンダヘッド8およびシリンダブロック6
と、各ピストン4との間には燃焼室7がそれぞれ形成さ
れる。またシリンダヘッド8には、各シリンダ5におけ
る吸、排気弁(図示せず)を作動せしめるための動弁カ
ム軸9がクランク軸1と平行にして回転自在に支承され
る。
【0012】クランク軸1に近接した位置で平行に配置
される駆動軸2の上部には、歯車11がスプライン結合
されており、該歯車11の上部はシリンダブロック6の
下部に軸受10を介して回転自在に支承される。またク
ランクケース3の下部から突出したクランク軸1の下端
には駆動歯車12が固定され、この駆動歯車12が該歯
車11に噛合される。これによりクランク軸1の回転動
力が駆動歯車12および歯車11を介して駆動軸2に伝
達されることになる。
【0013】動弁カム軸9の下端には被動歯車13が固
設されており、この被動歯車13および前記駆動歯車1
2は歯車列14を介して連結され、これによりクランク
軸1の回転動力が動弁カム軸9に伝達される。
【0014】図3を併せて参照して、歯車列14は、前
記歯車11に同軸に固設される第1中間歯車15と、第
1中間歯車15および被動歯車13に噛合する第2中間
歯車16とを備え、第2中間歯車16は、クランク軸1
と平行な軸17によりシリンダブロック6に回転自在に
支承される。しかも第2中間歯車16の下部には、第1
中間歯車15の歯を共働して挟んでバックラッシを小さ
くするための歯車18が相対回転自在に装着され、第2
中間歯車16の上部には、被動歯車13の歯を共働して
挟んでバックラッシを小さくするための歯車19が相対
回転自在に装着され、両歯車18,19および第2中間
歯車16間には周方向に沿う弾発力を発揮するばね2
0,21がそれぞれ縮設される。
【0015】図4、図5および図6を併せて参照して、
シリンダブロック6の下部には、エンジンケースC1内
とエクステンションケースC2内とを仕切る隔壁22が
固着され、前記駆動軸2は該隔壁22を貫通して下方に
延び、歯車11の下部は軸受23を介して隔壁22で回
転自在に支承される。この隔壁22には、第1中間歯車
15と同軸に連結されるオイルポンプOPが設けられ
る。
【0016】オイルポンプOPは、たとえばトロコイド
ポンプであり、第1中間歯車15と実質的に一体の歯車
11に固設されるインナロータ24と、該インナロータ
24と偏心したアウタロータ25とを備え、両ロータ2
4,25は隔壁22に設けられた凹部26内に配置さ
れ、該凹部26は隔壁22に固着される蓋27で覆われ
る。隔壁22におけるオイルポンプOPの周囲には、エ
ンジンEから落下してくる潤滑油を受けるための受け皿
部28が設けられる。この受け皿部28のシリンダヘッ
ド8寄りの部分は最も深く形成されており、この最深部
の底には潤滑油を落下せしめる戻り孔29が穿設され
る。
【0017】図7において、シリンダブロック6の下部
には、シリンダヘッド8内の下部に落下してきた潤滑油
を前記受け皿部28内に落下させるための開口部41
が、第2中間歯車16における軸17の周囲に設けられ
る。
【0018】隔壁22は、エクステンションケースC2
の上部に固定配置される本発明の部材を構成するもので
あって、該隔壁22の下部には、前記戻り孔29から落
下してくる潤滑油を受けるオイルパン30が固設され
る。しかもこのオイルパン30は、図2で明示するよう
に、エクステンションケースC2のチルトダウン状態で
は船体の進行方向に沿う少なくとも前半部が平底となる
形状に形成される。また隔壁22には、オイルポンプO
Pの吸入口に通じる吸入路31が穿設されており、この
吸入路31に吸上げ管32の上端が接続される。また該
吸上げ管32はオイルパン30内の下部まで下方に延
び、吸上げ管32の下端に設けられるストレーナ33
は、オイルパン30の前部寄りで且つオイルパン30の
底面近くに配置される。さらに吸上げ管32の途中は、
オイルパン30の側部から延設された支持部材34によ
り支持される。しかも支持部材34は、オイルパン30
内で上下に延びるものであり、支持部材34および吸上
げ管32は、駆動軸2の軸線を含んで船体の前後方向に
沿う平面への投影図(図2)ならびに駆動軸2の軸線に
直交する平面への投影図(図5)上でそれぞれ角度をな
して配置される。
【0019】隔壁22にはオイルポンプOPの吐出口に
通じる吐出路35が設けられ、この吐出路35は、図示
しない油路を介して各潤滑部に接続される。また蓋27
には、吐出口の油圧が一定値以上となったときに該吐出
口の油を前記戻り孔29からオイルパン30内に戻すた
めのリリーフ弁Vが設けられる。
【0020】図6において、リリーフ弁Vは、一端を前
記吐出口に連通して蓋27に一体に設けられる円筒状の
シリンダ部36と、吐出口の油圧を一端面に受けて該シ
リンダ部36内に摺動可能に嵌合されるピストン弁37
と、前記油圧による開弁方向の力に抗してピストン弁3
7を閉弁方向に付勢するばね38と、油圧力がばね力を
上回ってピストン弁37が軸方向に一定両以上移動した
ときに前記吐出口を外部に連通させるべくシリンダ部3
6に設けられるリリーフ孔39とを備える。
【0021】かかるリリーフ弁Vにおいて、リリーフ孔
39は、シリンダヘッド8からの潤滑油を受け皿部28
に戻すためにシリンダブロック6に設けられた開口部4
1からの潤滑油の戻り方向40とはずれた方向に向けて
開口される。すなわちリリーフ孔39は、戻り孔29に
向けてのシリンダヘッド8側からの潤滑油の流れに影響
を与えるのを避けるべく該戻り方向40とはほぼ直交す
る方向に開口するようにしてシリンダ部36に設けられ
る。
【0022】次にこの実施例の作用について説明する
と、オイルポンプOPは、クランク軸1および動弁カム
軸9間を連結するための歯車列14を構成する第1中間
歯車15に同軸に連結されるので、クランク軸1および
動弁カム軸9間に必要なスペースを利用してオイルポン
プOPを配置することができ、これによりオイルポンプ
OPの大型化を図っても、クランク軸1あるいは動弁カ
ム軸9に同軸に連結していた従来のものと比べると、ク
ランクケース3やシリンダヘッド8をその外方を膨らま
せて形成することを回避することができ、外形形状の制
約に拘らずオイルポンプOPの大型化を図ることができ
る。しかもオイルパン30のほぼ直上にオイルポンプO
Pを配置することができ、オイルパン30から油を汲上
げるための配管経路を単純にすることができ、合理的な
配置とすることが可能である。しかも船外機では、クラ
ンク軸1に関して動弁カム軸9と反対側でエクステンシ
ョンケースC2にはスイベルケース44が連結されるの
で、上述のようにクランク軸1および動弁カム軸9間に
オイルポンプOPを配置することにより、スイベルケー
ス44近傍の設計自由度が大きくなる利点がある。
【0023】またエンジンEの暖機後で油温が上昇して
いる状態のアイドリング時にエンジン回転数を増大する
と、リリーフ弁Vは暫くの間開放したままとなる。かか
る状態でシリンダヘッド8側から開口部41を経て戻り
孔29に戻って来る潤滑油の戻り方向40とはずれた方
向に向けて開口するようにして、リリーフ孔39がリリ
ーフ弁Vに設けられるので、前記戻り油がリリーフ孔3
9からリリーフされる油により影響を受けることが極力
回避され、したがってオイルパン30への潤滑油の円滑
な戻りが阻害されることはない。
【0024】さらにオイルパン30が、その少なくとも
前半部を平底とした形状に形成されることによりオイル
パン30の深さを充分活かして容量を充分に確保可能で
あり、吸上げ管32の下端がオイルパン30の前部寄り
に配置されることによってエクステンションケースC2
を半チルトアップした浅瀬走航時にオイルパン30の前
部に潤滑油が偏っても吸上げ管32による気泡の吸上げ
を極力回避し、オイルポンプOPでエア噛みが生じるこ
とを極力防止することができる。それに加えて、吸上げ
管32の中間部を支持する支持部材34が、駆動軸2の
軸線を含んで船体の前後方向に沿う平面への投影図なら
びに駆動軸2の軸線に直交する平面への投影図上で吸上
げ管32とそれぞれ角度をなすように配置されることに
より、船体の姿勢に応じた船外機のトリム状態下、浅瀬
走航状態下、あるいは船体の旋回状態下において水中障
害物への衝突によって吸上げ管32に作用する急激な荷
重に充分耐える固定強度を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オイルパ
ンは、縦長のエクステンションケースのチルトダウン状
態では船体の進行方向に沿う少なくとも前半部が平底と
なる形状に形成され、吸上げ管の下端はオイルパンの前
部寄りで且つオイルパンの底面近くに配置され、上下に
延びる支持部材で吸上げ管の中間部が支持され、支持部
材および吸上げ管は、駆動軸の軸線を含んで船体の前後
方向に沿う平面への投影図ならびに駆動軸の軸線に直交
する平面への投影図上でそれぞれ角度をなして配置され
るので、オイルパンは、これを特に深底形に形成しなく
ても適当な深さで充分な容量を確保可能であり、また浅
瀬走航時(船外機の半チルトアップ状態時)にオイルパ
ンの前部に潤滑油が偏っても、オイルパンの底面近くに
位置する吸上げ管下端を前部寄りに偏位させたことで、
該吸上げ管による気泡の吸上げを極力回避してオイルパ
ンでのエア噛みを極力防止することができ、さらに船体
の姿勢に応じた船外機のトリム状態下、浅瀬走航状態
下、あるいは船体の旋回状態下においてエクステンショ
ンケースがどのような姿勢にあっても、支持部材による
吸上げ管の固定支持を常に安定させることができ、従っ
て船外機の水中障害物との衝突の際のチルト軸回りの回
動に伴い該船外機に加わる前後方向の衝撃荷重や、旋回
状態下での衝突の際に加わる左右方向の衝撃荷重等に充
分耐えて吸上げ管の固定状態を常に的確に維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した船外機の全体側面図である。
【図2】図1の要部拡大縦断側面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図4の要部拡大横断平面図である。
【図7】図2の7−7線拡大断面図である。
【符号の説明】1・・・クランク軸 2・・・駆動軸22・・部材としての隔壁 30・・・オイルパン 32・・・吸上げ管 34・・・支持部材 C2・・・エクステンションケース E・・・エンジン OP・・・オイルポンプ P・・・推進器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の後端部にチルト運動可能かつ操舵
    可能として取付けられる縦長のエクステンションケース
    (C2)の下部に推進器(P)が回転自在に支承され、
    エクステンションケース(C2)の上部に搭載されてク
    ランク軸(1)をほぼ鉛直方向に配置したエンジン
    (E)に連なるとともに前記推進器(P)に連結される
    駆動軸(2)がエクステンションケース(C2)内に収
    納、配設され、エクステンションケース(C2)の上部
    に固定配置される部材(22)に、その下方に位置する
    オイルパン(30)が連結され、更にその部材(22)
    には、該オイルパン(30)から潤滑油を吸上げてオイ
    ルポンプ(OP)に供給する吸上げ管(32)の上端が
    接続される船外機において、 オイルパン(30)は、エクステンションケース(C
    2)のチルトダウン状態では船体の進行方向に沿う少な
    くとも前半部が平底となる形状に形成されており、吸上
    げ管(32)の下端はオイルパン(30)の前部寄り
    且つ該オイルパン(30)の底面近くに配置され、上下
    に延びる支持部材(34)で吸上げ管(32)の中間部
    が支持され、支持部材(34)および吸上げ管(32)
    は、駆動軸(2)の軸線を含んで船体の前後方向に沿う
    平面への投影図ならびに駆動軸の軸線に直交する平面へ
    の投影図上でそれぞれ角度をなして配置されることを特
    徴とする船外機。
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