JP4229412B2 - 船外機 - Google Patents

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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、4サイクルエンジンを搭載した船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような船外機には、安価で小型な2サイクルエンジンが搭載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら近年、排ガス浄化の見地から4サイクルエンジンの採用が要請されている。ところが、船外機に4サイクルエンジンを搭載すると、船体に固定されるブラケットユニットに支持され水平方向に配置されるチルト軸を支点にして船外機をチルトアップするときの荷重が大きくなり、操作性が悪い等の問題がある。
【0004】
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、チルトアップ荷重を軽減可能であり、操作性が向上する船外機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0006】
請求項1に記載の発明は、
『船体に固定されるブラケットユニットと、このブラケットユニットに支持され水平方向に配置されるチルト軸の後方に配置され且つチルト軸に保持されるとともに、チルト軸回りに回動可能とされるケーシングユニットと、このケーシングユニットの上側に載置される4サイクルエンジンを備える船外機であり、
前記4サイクルエンジンは、シリンダヘッドに形成される燃焼室への吸気口あるいは排気口の内少なくとも一方を、クランク室に配置されるクランク軸に連動して開閉する吸気弁乃至排気弁と、カム軸に形成されるカムを含み前記弁を駆動する弁駆動手段を有し、
前記クランク室を船体側に、前記シリンダヘッドを非船体側に配置し、
前記クランク室の船体側に、オイルが収納され前記クランク室からのオイルが弁室内の逆止弁を介して送り込まれる弁室を配置し、
前記4サイクルエンジンの出力軸に連結され前記ケーシングユニットに収納されるドライブ軸手段を有し、
前記ドライブ軸手段の端部にプロペラを配置し、
前記ドライブ軸手段は前記カム軸に連結し、このカム軸に対して船体側に前記クランク軸を配置したことを特徴とする船外機。』である。
【0007】
この請求項1に記載の発明によれば、クランク室を船体側に、シリンダヘッドを非船体側に配置し、エンジンの出力軸に連結されケーシングユニットに収納されるドライブ軸手段を有し、このドライブ軸手段の端部にプロペラを配置し、このドライブ軸手段はカム軸に連結し、このカム軸に対して船体側にクランク軸を配置したから、エンジンがチルト軸の上側において船体側にずれることになり、チルトアップ荷重を軽減できる。また、クランク室の船体側に、オイルが収納されクランク室からのオイルが弁室内の逆止弁を介して送り込まれる弁室を配置されていることから、オイル重量に対してもチルトアップ荷重が軽減できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、この発明はこの実施の形態の説明及び図面に限定されない。
【0009】
まず、図1乃至図7は船外機に適用した実施の形態を示し、図1は船体に船外機を取り付けた状態を示す側面図、図2は船外機のエンジン部分の縦断面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4はオイルミスト分離部の断面図、図5は図2のV-V線に沿う断面図、図6は図2のVI-VI線に沿う断面図、図7は吸気及び排気タイミングを示す図である。
【0010】
この実施の形態の船舶1には、船体2の船尾板2aにブラケットユニット3が固定され、このブラケットユニット3には水平方向に配置されるチルト軸4が支持されている。このチルト軸4の後方には、船外機5のケーシングユニット6が配置され、このケーシングユニット6は傾動ブラケット3aに回動自在に保持され、傾動ブラケット3aはチルト軸4に保持され且つブラケット本体3bに係合されるとともに、係合が解除されればチルト軸回りにチルト可能である。
【0011】
ケーシングユニット6は、トップカウリング6aとアッパーケース6bとロアーケース6cとにより構成され、さらにトップカウリング6aは、アッパーカウル6a1とボトムカウル6a2とからなる。アッパーケース6bは、その上部がエンジンプレート15によってその下部がロアーケース6cによってそれぞれ覆われていて、ロアーケース6cに対してプロペラ8が装着されている。エンジンプレート15の上側には、4サイクルエンジン7と、4サイクルエンジン7を覆うようにボトムカウル6a2とが載置される。ボトムカウル6a2に取付けられるアッパーカウル6a1は船体側を支点にして開けることが可能、またボトムカウル6a2が左右に開けることが可能とされる。これにより4サイクルエンジンEのメンテナンスが可能となる。
【0012】
船外機5は、4サイクルエンジンEの出力軸59が鉛直方向に配置し、この出力軸59の下方端に連結され鉛直方向に配置されるドライブ軸9を有し、このドライブ軸9の下端部に配置されるピニオン502と、ピニオン502に噛合する前後進用の一対の減大歯車503a、503bからなる傘歯車機構を有する前後進及び中立切換装置500により、ドライブ軸9に連結されるプロペラ軸501が配置され、このプロペラ軸501に保持されるプロペラを有する。
【0013】
クランク軸36の回転を減速してプロペラ8に伝達する場合に際して、従来は傘歯車機構で減速していた。これに対してこの実施の形態の船外機5においては、ドライブ軸9はクランク軸36の回転に対して既に1/2に減速されているので傘歯車機構での減速は不要あるいは減速比(=ドライブ軸回転数/プロペラ軸回転数)を小さくできる分、前後方向に配置されるプロペラ軸501に対して垂直方向に配置される減大歯車503a、503bの外形を小さくでき、減大歯車503a、503bを収容するロワーケース6cの進行方向の投影面積を小さくでき流体抵抗を小さくできる。また、カム軸50を出力軸59とし、傘歯車機構での滅速を加えることにより、全体減速比(=クランク軸回転数/プロペラ回転数)を大きくすることで、クランク軸36における回転トルクを、プロペラ軸501においてより大きな回転トルクとすることができ、大きな推進力を得られるようにすることができるので加速性を向上できる。且つ、この場合でも減大歯車503a、503bの外形を小さくでき、あるいは従来と同等とすることで流体抵抗を小さくできるかあるいは同等のままとすることができる。
【0014】
この4サイクルエンジンEのエンジン本体10には、その一方の側部に吸気マニホールド11が取り付けられ、他方の側部に排気マニホールド12が取り付けられている。吸気マニホールド11には、気化器13、吸気サイレンサ14がこの順に接続され、これらで構成される吸気系により吸気される。排気マニホールド12は冷却フィン12aを有し、この排気マニホールド12は、エンジン本体10が載置されるエンジンプレート15に接続されている。エンジンプレート15には排気通路16が形成され、排気マニホールド12からの排気ガスが排気通路16を介してアッパーケース6b内に形成される膨張室18に導かれ、これらで形成される排気系により排気される。アッパーケース6bはエンジンプレート15に支持され、このアッパーケース6bにはブッシュ19、ダンパーラバー20を介して回動可能に傾動ブラケット3aに支持されている。
【0015】
また、エンジン本体10の上方には燃料タンク21が取付けられ、燃料タンク21の注入部21aがアッパーカウル6a1から上方に突出し、キャップ22を取り外して燃料が供給される。気化器13は、4サイクルエンジンEのクランク室23の圧力脈動を利用して燃料タンク21から燃料を導き、余剰燃料を燃料タンク21に還流させ、どのような姿勢でも吸気通路に燃料を供給することができるようになっている。
【0016】
エンジン本体10は、ヘッドカバー30と、シリンダヘッド31aが一体に形成されるシリンダブロック31のシリンダ本体と、このシリンダブロック31に接合されるクランクケース32とからなっている。シリンダブロック31には、ピストン33を収容する単一のシリンダ34が中心部に備えられ、このシリンダ34内をピストン33が往復動する。シリンダ本体の外周には多数の冷却フィン31bが備えられている。
【0017】
クランクケース32は、一対のケース半体32a、32bを、それらの周縁に並ぶ複数の図示しないボルトにより相互に接合され、ピストン33にコンロッド35を介して連接するクランク軸36は、両ケース半体32a,32b間でボールベアリング37,38により軸支され、シール部材39,40によりシールされ、鉛直方向に配置されるクランク軸36がクランクケース32を貫通する。
【0018】
クランク軸36の上端部には、フライホイールマグネット41、その上側にマニュアルスタータ手段42が配置されている。フライホイールマグネット41はケース43により覆われ、クランク軸36の回転によりフライホイールマグネット41のフライホイール44が連動して回転し、外気がアッパーカウル6a1のルーバ45から下向きに吸入されて水滴が分離され、さらに外気がケース43の吸入孔43aから導入され、さらに外気がケース43の吸入孔43aから導入され、エンジン本体10を覆うシュラウド46によりエンジン本体10の外周との間に形成される空気流路47を流れてエンジン本体10の冷却を行ない、排気マニホールド12が貫通するボトムカウル6a2の開口を通り外部に排出される。このとき排気マニホールド12の冷却を行う。
【0019】
マニュアルスタータ手段42はカバー48に備えられ、スタータブリップ49を引くことによりマニュアルスタータ手段42の回転部材がフライホイール44のプレート44aに係合してクランク軸36を強制的に回転し、これによりエンジンの始動が行なわれる。
【0020】
クランク軸36の下端部の他方には、カム軸50に配置される被駆動歯車51を駆動する駆動歯車52が配置され、クランク軸36の回転を1/2に減速してカム軸50に伝達するカム軸駆動手段Aを構成する。この駆動歯車52はシール部材53によりシールされている。カム軸50の上方端は、シリンダ本体のシリンダブロック31にボールベアリング54を介して支持され、下方端はカバー部材55にボールベアリング56を介して支持され、シール部材57によりシールされている。カバー部材55は、シリンダブロック31に接合され、接合部に被駆動歯車51及び駆動歯車52等を収納する歯車室58が形成される。
【0021】
カム軸50には、ドライブ軸9がスプライン係合により同軸上に連結され、カム軸50によりエンジン本体10からの出力軸59が構成され、この出力軸59が鉛直方向に配置され、出力軸59の下方端にドライブ軸9が連結されて鉛直方向に配置される。このようにクランク軸36から出力軸59への動力伝達の途中にカム軸駆動手段Aが配置される。また、クランク軸方向の投影範囲にカム軸50を配置することで、上方から見てエンジン本体10さらにはアッパーケース6bがコンパクトになり、船尾のスペースが確保でき、機掛け、網打ち、乗り降りが容易になる。
【0022】
吸気通路60と排気通路61は、燃焼室62へ開口し、この燃焼室62への吸気口60b及び排気口61bは、弁駆動手段Bにより開閉される。また、シリンダヘッド31aには、点火プラグ64が燃焼室62に臨むように取り付けられている。
【0023】
弁駆動手段Bは、吸気口60b及び排気口61bを開閉する吸気弁65及び排気弁66と、この吸気弁65及び排気弁66の頭部に設けられるタペット65a,66aと、吸気弁66及び排気弁66を常に閉じ方向に付勢するスプリング67,68と、吸気弁66及び排気弁66を押動するロッカアーム69,70と、このロッカアーム69,70をアジャストスクリュウ69a、70aを介して押動するプッシュロッド91,92と、アジャストスクリュウ69a、70aの緩み止めをするロックナット69b、70bと、プッシュロッド91,92と当接しカムフォロア軸93に支持されるカムフォロア94,95と、このカムフォロア94,95を押動するカム軸50に形成されるカム96とから構成される。すなわち、カム軸50の上部に被駆動歯車51が設けられ、下部が回転力出力部50aとなり、被駆動歯車51と回転力出力部50aとの中間部にカム96が設けられる。
【0024】
カムフォロア軸93の上方端は、シリンダ本体のシリンダブロック31に支持され、下方端はカバー部材55に支持されている。この弁駆動手段Bは、クランク軸36の2回転毎に図7に示す開閉タイミングで吸気弁65及び排気弁66を1回開閉する。
【0025】
このように、カム軸駆動手段Aと、弁駆動手段Bとを配置し、カム軸50を動力伝達系の一部とする構成により、出力軸59の位置をクランク軸36の位置からずらすことが可能であり、しかもクランク軸回転数の1/2に減速できる。また、出力軸59をカム軸50で構成したから、出力軸59の回転数を特別な減速装置がなくてもクランク軸回転数の1/2に減速可能であり、小型化軽量化が可能である。しかも出力軸59はクランク軸36及びフライホイール44と逆回転となるので加速、減速時のトルク反力を軽減できる。
【0026】
すなわち、フライホイール44、クランク軸36、駆動歯車50、被駆動歯車51及びカム軸50がエンジン本体10内の動力伝達系を構成し、それぞれの慣性モーメントと角加速度を掛け合わせたものを積算した慣性トルク(トルク反力)でエンジン本体10を加振する。しかし、フライホイール44、クランク軸36及び駆動歯車50の回転方向に対して、被駆動歯車51及びカム軸50の回転方向が逆となり角加速度のベクトル方向も逆となり、積算した慣性トルクは小さくなる。特に、船外機5においては、エンジン本体10に加えアッパーケース6bやロワーケース6c等からなるケーシングユニット6全体に、出力軸の慣性トルクにドライブ軸9の慣性トルクが加わった大きなトルク反力が作用することになり、このトルク反力はケーシングユニット6をプッシュ19回りに回動させる力となり、ボトムカウル6a2に設けられケーシングユニット6全体を回動させて操舵するステアリングハンドル6aに作用し、操舵荷重を変化増大させ、いわゆるハンドル取られを引き起こす可能性があるが、この実施の形態においては、出力軸59及びドライブ軸9の回転方向と、クランク軸36の回転方向を変更しているので、操舵荷重の変化を小さくし、ハンドル取られを引き起こしにくくしている。
【0027】
さらに、フライホイール44、クランク軸36、駆動歯車50、被駆動歯車51、カム軸50、ドライブ軸9及びプロペラ軸501からなる動力伝達系は、エンジンそのものがレシプロ式であることもあり、大きな捩り振動を起こす場合があるが、クランク軸36とカム軸50は駆動歯車50と被駆動歯車51によって強固に連結されるので、クランク軸角とカム軸角の間にずれが起きにくい(調時が正しく行われる)ので、カム96、カムフォロワ94、95、プッシュロッド91、92、ロッカーアーム69、70は、クランク角に対応して往動し、吸気弁65及び排気弁66は所定のクランク角で正しく開閉する(図7に示すクランク角に対応する排気弁、吸気弁のバルブリフト曲線が、クランク軸36の2回転毎に正しく再現される)ので、常に安定したエンジン出力が発揮される。
【0028】
カバー部材55は排気ガイド15の上面に配置され、エンジンプレート15はケーシングユニット6を構成するアッパーケース6bの上端部に接合するようにされている。アッパーケース6bは上部を上方に開口しており、エンジンプレート15でこの開口を閉栓するようにしている。
【0029】
シリンダヘッド31aには、吸気通路60と排気通路61が設けられ、エンジンプレート15には排気通路16が設けられており、エンジンプレート15をカバー部材55を介してシリンダ本体のシリンダブロック31に接合するとともに、エンジンプレート15をシリンダヘッド31aにも同時に排気マニホールド12を介して接合するようにし、接合によりシリンダヘッド31a内の排気通路61と、エンジンプレート15内の排気通路16を連通させるようにしている。シリンダヘッド31aに形成される排気通路出口61aと、エンジンプレート15のケーシング側壁に設けられる開口との間を排気マニホールド12で連結されている。エンジンプレート15内の排気通路16の下端部は、アッパーケース6bの上部開口内に向け開口する。
【0030】
このようにクランク室23を船体側に、シリンダヘッド31を非船体側に配置し、エンジンの出力軸59に連結されケーシングユニット6に収納されるドライブ軸手段Cを有し、このドライブ軸手段Cの端部にプロペラ8を配置し、このドライブ軸手段Cはカム軸50に連結し、ドライブ軸手段Cとチルト軸4の間の前後方向の距離を一定に保ったまま、カム軸50に対して船体側にクランク軸36を配置したから、エンジンがチルト軸4の上側において船体側にずれることになり、船外機5のチルト軸4周りに回動する傾動部の重心がチルト軸側に寄ることになりチルトアップ荷重を軽減できる。
【0031】
なお、通常チルトアップはアッパーカウル6a1の後部の上方角に船体内から手を掛けて実施されるか、油圧あるいは電動のチルトアップ装置により実施される。
【0032】
クランク室23を形成するクランクケース32のケース半体32bには、クランク室23に隣接し弁室72が配置され、この弁室72は逆止弁71を介してクランク室23と連通する。また、クランク室23の船体側にオイル収納する弁室72が配置されることから、オイル重量に対してもチルトアップ荷重が軽減できる。
【0033】
弁室72と、吸気弁65及び排気弁66の端部を押圧する動弁系部品を収容する動弁系収容室73とを連通する第1オイル供給路74と、動弁系収容室73の下部とクランク室23内を連通する第2オイル供給路75とが配置されている。動弁系収容室73は、歯車室73aとタペット室73bとからなり、この歯車室73aとタペット室73bはプッシュロッド孔73cにより連通されている。第1オイル供給路74は、カバー部材内オイル通路74a、シリンダブロック内オイル通路74b、シリンダヘッド内オイル通路74c及びヘッドカバー内オイル通路74dから構成される。第2オイル供給路75は、ケース半体内オイル通路75aから構成される。
【0034】
第2オイル供給路75の出口をクランク軸36、コンロッド35及びピストン33からなるクランク室内連動部品と対向させている。ここではウェブ36aの側面と対向させている。第2オイル供給路75は、クランクケース32のケース半体32bに形成され、途中において歯車室58を通過するようになっており、被駆動歯車51及び駆動歯車52の潤滑が容易である。
【0035】
また、第1オイル供給路74とクランク室23とを連通するオイル連通路76が、カバー部材内オイル通路76aと、クランク軸36の軸心からウェブ36aを通るクランク軸内オイル通路76bから構成されている。
【0036】
弁室72の上部にはオイル注入口72aが設けられ、このオイル注入口72aにキャップ99が脱着可能に取り付けられ、弁室72の底部には、ドレンプラグ77が設けられており、弁室72をオイルパンとして利用できる。また、弁室72の上部にはオイル注入口72aが設けられることから、キャップ99を取り外すことでオイル注入の作業を容易に行なうことができる。また、オイル注入口72a及びドレンプラグ77が船体側に集中して配置されており、船上からオイルメンテナンスを容易に行なうことができる。
【0037】
逆止弁71を通りオイルミストと共にクランク室内ガスが弁室72に入ると、その分弁室内のオイルが押し出され循環し、ピストン33の1往復毎に逆止弁71を通りクランク室内ガスがオイルミストとともに弁室に入るので、注入時のオイルは順次押し出され、循環路の途中部に滞留して潤滑する。
【0038】
この4サイクルエンジンEには、クランク室23と外部を連通するブローバイガス排出路78が配置されている。このブローバイガス排出路78は、オイルミスト分離器79と、シリンダ本体内空気通路80aと、シリンダヘッド内空気通路80bと、ヘッドカバー内空気通路80cと、ヘッドカバー30と吸気サイレンサ14とを絞り81を介して連通するブローバイガスパイプ82から構成されている。オイルミスト分離器79は、図4に示すように、サイクロン室79aを有し、導入口79bからミスト状のオイルがサイクロン室79aに入ると、このサイクロン室79aでオイル部分が分離されてブローバイガスが排出口79cからシリンダ本体内空気通路80aへ排出される。
【0039】
この4サイクルエンジンEでは、弁室72であるL字形オイルパン室内のオイルは、L宇形オイルパン室内下部に滞留する。弁室72がL字形のオイルパン室であり、その底部の角部にオイル押し込み口74a1が形成されており、縦置きあるいは横置きのエンジンに兼用でき、さらに傾斜しても運転可能である。
【0040】
この4サイクルエンジンEの運転で、ピストン33の上死点から下死点への移動に伴うクランク室23の圧力が変動し、クランク室23からオイルミストが逆止弁71を介して弁室72のL字形オイルパン室に送り込まれ、このクランク室23、さらには逆止弁71を介してのL字形オイルパン室内の昇圧により、滞留するオイルはドレンプラグ77近傍のオイル押し込み口74a1から第1オイル供給路74内に入る。
【0041】
オイルは、第1オイル供給路74から分岐してオイル連通路76を流れ、クランク軸36のクランクウェブ36aの遠心作用によりクランク室23にミスト状となって循環する。
【0042】
一方、分岐しないオイルは、第1オイル供給路74からタペット室73b、ロッド孔73c及び歯車室73aを通り、第2オイル供給路75からクランク室23に循環する。
【0043】
オイル連通路76のクランク軸内オイル通路76bからクランクウェブ36aの出口76b1に到達するオイルに対して、ピストン33の下死点から上死点への移動に伴うクランク室内圧力の低下により負圧が作用する。さらに、クランクウェブ36aの出口76b1のオイルには遠心力も作用し、これにより、クランクウェブ36aの出口76b1からオイルがミスト状となってクランク室23内に入る。
【0044】
また、第1オイル供給路74を経てタペット室73b内に入るオイルは下部に滞留し、タペット室内下部に形成されるプッシュロッド孔73cのタペット室側開口端から、プッシュロッド孔73cを経て歯車室73aに入り、歯車室73aに開口する第2オイル供給路75の入口75a2から第2オイル供給路75内に入り、クランク室内圧力が低下した時、出口75a1からクランク室23内に流出する。出口75a1はクランクウェブ36aに対面しており、流出したオイルはクランクウェブ36aに付着し、且つ遠心力によりクランク室23内にミスト状に飛散し、クランク室23内においてオイルはミスト状に存在することになる。
【0045】
このようにクランク室23内においてオイルは、ミスト状になって存在し、ピストン33の上死点から下死点への移動に伴ってクランク室内圧力は上昇し、オイルミストは逆止弁71を通ってクランク室内空気とともに、弁室72のL字形オイルパン室に入り、このL字型オイルパン室を昇圧する。L字形オイルパン室内のオイルはL宇形オイルパン室内下部に、クランク室内空気を気泡として含んだ形で滞留する。
【0046】
プローバイガスを含むクランク室内空気は、オイルミスト分離器79によりオイルミストが分離されて、シリンダ本体内空気通路80a、シリンダヘッド内空気通路80b、ヘッドカバー内空気通路80c、絞り81、ブローバイガスパイプ82を介して吸気サイレンサ14へ排出され、吸気通路60を通り燃焼室62で燃焼成分が燃焼せられ、排気ガスとなって排気通路61から排出される。ブローバイガスパイプ82は、エアクリーナあるいは気化器に接続し、これらにブローバイガスを排出するようにしてもよい。
【0047】
また、ブローバイガス排出路78には、絞り81があるので、クランク室内空気が多量に流出してクランク室内圧力さらにはL字型オイルパン室内圧力の上昇を阻害することはない。
【0048】
また、第1オイル供給路74、第2オイル供給路75及びオイル連通路76の各オイル通路を流れるオイルには全ブローバイガス量の一部からなる気泡が含まれることになるが、しかし量は少ないので被潤滑部への影響は少ない。さらに、タペット室73bで気泡が一部分離されてタペット室圧力が上昇するが、結局タペット室下部に滞留するオイルとともにガス成分が流出してプッシュロッド孔73cから歯車室73aへと流れ、オイルの循環が可能となる。
【0049】
また、ブローバイガス排出路78の他の実施の形態としてタペット室73bの上部に開口を設け、絞りを介して吸気サイレンサあるいは気化器と連通パイプで連結しても良く、絞りによりタペット室73bの圧力が低下することによる、タペット室73bからのオイル循環不良を防止しつつ、歯車室73aへのブローバイガスを含む気泡の量を減らすことができる。
【0050】
このようにこの実施の形態のオイル潤滑機構では、ピストン33の往復動により弁室72であるオイルパン室内の圧力を高めることにより、オイルポンプが不要となる。しかも、オイルパン室下部の押し出し口74a1からオイル循環を開始しており、オイルパン室内のオイル量が少ない場合でも、オイル循環が可能となる。さらに、空気を循環させるとその分、オイル循環量が不足し被潤滑部を傷め易いし、またブローバイガスは腐食性があり、循環するオイルヘの混入量が多いと長期の運転により被潤滑部を傷め易いが、循環するオイルヘのブローバイガスの混入量を少なくすることにより、被潤滑部の耐久性が向上する。
【0051】
特に、図2、図9に示すように第2オイル供給路75のタペット室73b側入口は、タペット室73b下部の且つチルト軸4側となる。このためケーシングユニット6をチルトアップしてプロペラ8が水面近くとなる状態で航行する浅瀬走行状態においても、タペット室73b側入口は、タペット室73bの最下部を維持するので、タペット室73bから歯車室73a、さらにクランク室へのオイル循環は円滑に実施される。すなわち、船外機5の使用状態によらずオイル循環を可能とする。また、循環するはオイルにはクランク室内空気の気泡が混入するので、比重が軽くなること、タペット室73b室内、歯車室73a内で運動するロッカーアーム69、70やカムフォロア94、95等により気泡が潰れてオイルミスト状となり、ロッカーアーム69、70や、プッシュロッド91、92さらにカムフォロア94、95等を十分に潤滑できる。また、第1オイル供給路74ではオイル中にクランク室内空気の気泡が混入し、第2オイル供給路75ではオイルがミスト状になるか気泡混入状態にある場合であるので、4サイクルエンジンEの姿勢によらず、また、第2オイル供給路75のタペット室73b側入口がタペット室73b内においてどの位置にあろうとも、さらにまた、各オイル供給路74、75の形状がいかようであろうとも、オイルを循環することができる。
【0052】
図8乃至図10は船外機に適用した他の実施の形態を示し、図8は船舶に搭載した船外機の縦断面図、図9は船外機のエンジン部分の縦断面図、図10は図9のX-X線に沿う断面図である。
【0053】
この実施の形態の船外機301には、水冷式の4サイクルエンジンEが搭載されており、この4サイクルエンジンEは図1乃至図7に示す船外機に搭載されるものが空冷式である点と、燃料タンク21が船体302に配置される点で異なるが、その他は同様に構成されるものは、同じ符号を付して説明を省略する。
【0054】
船体302の船尾板302aには、クランプブラケット303及びスイベルブラケット304を介して、船外機301がチルト軸360周りにチルト可能であり、かつ転舵可能に支持されている。
【0055】
船外機301の上部には4サイクルエンジンEが搭載され、船体302に配置された燃料タンク21から燃料がプライマリーポンプ340でエア抜けがされた後、不図示の燃料ポンプの駆動で供給される。4サイクルエンジンEの出力軸59には、ドライブ軸9の上端部が接続され、ドライブ軸9の下端部には、シフトロッド309、シフトカム310、ピニオン311、一対の前進用、後進用の減大歯車312a、312b、及び不図示のクラッチドッグからなる前後進及び中立切換装置306を介して、プロペラ軸307、プロペラ308が接続されている。前後進及び中立切換装置306は、シフトロッド309に加えるシフト操作によってシフトカム310を作動し、ドライブ軸9とプロペラ軸307との連結状態を中立、前進、後進の各状態のいずれかに設定可能としている。
【0056】
このように4サイクルエンジンEを搭載した船外機301では、全体減速比(=クランク軸回転数/プロペラ回転数)が従来と同一でも、この実施の形態においては、カム軸50を出力軸59としており、従来のものより傘歯車機構での減速は不要あるいは減速比(=ドライブ軸回転数/プロペラ軸回転数)を小さくできる分、前後方向に配置されるプロペラ軸307に対して垂直方向に配置される減大歯車312a、312bの外形を小さくでき、減大歯車313a、313bを収容するロワーケース6cの進行方向の投影面積を小さくでき流体抵抗を小さくできる。また、全体減速比(=クランク軸回転数/プロペラ回転数)を従来のものより大きくすることで、クランク軸36における回転トルクを、プロペラ軸307においてより大きな回転トルクとすることができ、大きな推進力を得られるようにすることができるので加速性を向上できる。旦つ、この場合でも減大歯車312a、312bの外形を小さくでき、あるいは従来と同等とすることで流体抵抗を小さくできるかあるいは同等のままとすることができる。
【0057】
また、加速あるいは減速する場合でもトルク反力を小さくできるので、アッパーケース6bより船体側となるステアリング軸341回りにケーシングユニット6全体を回動させて、ステアリングハンドル6dの操舵荷重を変化増大させるいわゆるハンドル取られを小さくできる。また、クランク軸36から出力軸59に到る動力伝達系は、エンジンそのものがレシプロ式であることもあり、大きな捩り振動を起こす場合があるが、クランク軸角とカム軸角の間にずれが起きにくい(調時が正しくおこなわれる)ので、吸気弁65及び排気弁66は所定のクランク角で正しく開閉するので、常に安定したエンジン出力が発揮される。
【0058】
ドライブ軸9には水ポンプ330が設けられ、水ポンプ330の駆動によりロアーケース6cに設けられた水吸い込み口331から冷却水が吸い込まれ、冷却水用パイプ332を介してエンジンプレート15に形成された冷却水通路333からエンジン本体10の水ジャケット350に供給され、各部を冷却する。
【0059】
排気マニホールド12には水ジャケット351が形成されており、水ジャケット350から冷却水が水ジャケット351に導かれ、排気マニホールド12を冷却してエンジンプレート15に形成された冷却水通路352を介してアッパーケース6b内の膨張室18へ排出される。ここで17は、エンジンプレート15の下側に取り付けられ出力向上を図るための排気マフラである。
【0060】
なお、上記いずれの実施の形態においても、駆動歯車52及び駆動歯車52は、弁の開閉タイミングを同期させるためカム軸をクランク軸に対して1/2に減速する機能と、動力伝達系における減速装置としての機能の両方を持たせることになり、部品点数の減少を図ることができ、旦つクランク角に対してカム軸角を所定の関係に常時安定して調時するので、安定したエンジン出力を得ることができる。
【0061】
この実施の形態においても上記第1の実施の形態と同様に、クランク軸36回転を1/2に減速してカム軸50に伝達する駆動歯車52と、被駆動歯車51が、クランク軸36からプロペラ308への動力伝達系における減速装置を兼ねることになるので、この分エンジンEの大型化且つ重量増大化を防止することができ、また水面下となるロワーケース6cの流体抵抗を減少して航行速度を増大でき、あるいはプロペラ軸307トルクを増大することにより加速性能を増大できる。また、クランク軸36とカム軸50は回転方向が逆となり、その分動力伝達系の慣性トルクを小さくできるので、加速あるいは減速時にエンジン本体10が加振されず船体302a振動の原因とならず、また、トルク反力が低減されるので加速あるいは減速時の操舵荷重の増大が防止される。
【0062】
また、上記駆動歯車52と、被駆動歯車51からなる変速装置がクランク軸36からエンジン本体10からの出力軸59となるカム軸50、さらには負荷となるプロペラ308までの動力伝達系の一部となり、捩り振動の影響を受けるが、歯車機構であるからクランク軸角とカム軸角の間の調時機能は失われることがない。このため安定したエンジン出力を発揮でき、より安定した航行が可能となる。また、ケーシングユニット6の重心がチルト軸360より船体302a後方となるにしても、ドライブ軸9と同軸延長上となるカム軸50より前方にクランク軸36が配置される分、エンジン本体10が水平方向で船体側にずれることになり、チルト軸360からケーシングユニット6の重心までの水平方向距離が短くなる分チルト軸360回りに回動するチルトアップのためのモーメントが小さくなり、チルトアップが容易となる。
【0063】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、クランク室を船体側に、シリンダヘッドを非船体側に配置し、エンジンの出力軸に連結されケーシングユニットに収納されるドライブ軸手段を有し、このドライブ軸手段の端部にプロペラを配置し、このドライブ軸手段はカム軸に連結し、このカム軸に対して船体側にクランク軸を配置したから、エンジンがチルト軸の上側において船体側にずれることになり、チルトアップ荷重を軽減できる。また、クランク室の船体側に、オイルが収納されクランク室からのオイルが弁室内の逆止弁を介して送り込まれる弁室を配置されていることから、オイル重量に対してもチルトアップ荷重が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船体に船外機を取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】船外機のエンジン部分の縦断面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】オイルミスト分離部の断面図である。
【図5】図2のV-V線に沿う断面図である。
【図6】図2のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】吸気及び排気タイミングを示す図である。
【図8】船舶に搭載した船外機の縦断面図である。
【図9】船外機のエンジン部分の縦断面図である。
【図10】図9のX-X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 船体
3 ブラケットユニット
4 チルト軸
5,301 船外機
6 ケーシングユニット
8,308 プロペラ
9 ドライブ軸
10 エンジン本体
23 クランク室
31a シリンダヘッド
32 クランクケース
33 ピストン
34 シリンダ
35 コンロッド
36 クランク軸
50 カム軸
51 被駆動歯車
52 駆動歯車
59 出力軸
60 吸気通路
62 燃焼室
71 逆止弁
72 弁室
73 動弁系収容室
73a 歯車室
74 第1オイル供給路
75 第2オイル供給路
501 プロペラ軸
E 4サイクルエンジン
A カム軸駆動手段
B 弁駆動手段
C ドライブ軸手段

Claims (1)

  1. 船体に固定されるブラケットユニットと、このブラケットユニットに支持され水平方向に配置されるチルト軸の後方に配置され且つチルト軸に保持されるとともに、チルト軸回りに回動可能とされるケーシングユニットと、このケーシングユニットの上側に載置される4サイクルエンジンを備える船外機であり、
    前記4サイクルエンジンは、シリンダヘッドに形成される燃焼室への吸気口あるいは排気口の内少なくとも一方を、クランク室に配置されるクランク軸に連動して開閉する吸気弁乃至排気弁と、カム軸に形成されるカムを含み前記弁を駆動する弁駆動手段を有し、
    前記クランク室を船体側に、前記シリンダヘッドを非船体側に配置し、
    前記クランク室の船体側に、オイルが収納され前記クランク室からのオイルが弁室内の逆止弁を介して送り込まれる弁室を配置し、
    前記4サイクルエンジンの出力軸に連結され前記ケーシングユニットに収納されるドライブ軸手段を有し、
    前記ドライブ軸手段の端部にプロペラを配置し、
    前記ドライブ軸手段は前記カム軸に連結し、このカム軸に対して船体側に前記クランク軸を配置したことを特徴とする船外機。
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