JP2703698B2 - 剥離音の小さい使い捨ておむつ - Google Patents
剥離音の小さい使い捨ておむつInfo
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- JP2703698B2 JP2703698B2 JP4254661A JP25466192A JP2703698B2 JP 2703698 B2 JP2703698 B2 JP 2703698B2 JP 4254661 A JP4254661 A JP 4254661A JP 25466192 A JP25466192 A JP 25466192A JP 2703698 B2 JP2703698 B2 JP 2703698B2
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- fastening tape
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/56—Supporting or fastening means
- A61F13/58—Adhesive tab fastener elements
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は脱着の際の剥離音を抑制
した使い捨ておむつに関する。
した使い捨ておむつに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から使用されている使い捨ておむつ
は、その一例を図１に示すように、非透水性のバックシ
ート２と吸水性の内装シート３とを重ね合わせて構成し
たおむつ本体の該バックシートの一部（一端側）にフロ
ンタルテープ４が付着されており、該フロンタルテープ
４の表面と該バックシートの他の部分（他方の一端）と
にわたってファスニングテープ５を付着することにより
装着される。
は、その一例を図１に示すように、非透水性のバックシ
ート２と吸水性の内装シート３とを重ね合わせて構成し
たおむつ本体の該バックシートの一部（一端側）にフロ
ンタルテープ４が付着されており、該フロンタルテープ
４の表面と該バックシートの他の部分（他方の一端）と
にわたってファスニングテープ５を付着することにより
装着される。
【０００３】米国特許第５０２４６７２には、バックシ
ートにポリプロピレン等のフィルムを張り合わせること
によりおむつからファスニングテープを脱着する際に十
分な接着力を有し、バックシートを破壊することなくフ
ァスニングテープを剥すことができるおむつが記載され
ている。特開昭５９−２２８００８号には、フロンタル
部分の素材として発砲体を使用することにより通気性を
改良したおむつが開示されている。また特開昭６４−７
７６０４号にはフロンタル部分の基材をなくし、おむつ
のバックシートに剥離処理を直接施したおむつが開示さ
れているが本発明に用いられる特定の接着剤の使用は具
体的に開示されていない。
ートにポリプロピレン等のフィルムを張り合わせること
によりおむつからファスニングテープを脱着する際に十
分な接着力を有し、バックシートを破壊することなくフ
ァスニングテープを剥すことができるおむつが記載され
ている。特開昭５９−２２８００８号には、フロンタル
部分の素材として発砲体を使用することにより通気性を
改良したおむつが開示されている。また特開昭６４−７
７６０４号にはフロンタル部分の基材をなくし、おむつ
のバックシートに剥離処理を直接施したおむつが開示さ
れているが本発明に用いられる特定の接着剤の使用は具
体的に開示されていない。
【０００４】すなわちこれらには、フロンタル部分とフ
ァスニングテープの間を剥離しておむつを脱着する際に
生ずる耳障りな剥離雑音についての問題提起はされてお
らず、この問題を解決する手段についても示唆されてい
ない。
ァスニングテープの間を剥離しておむつを脱着する際に
生ずる耳障りな剥離雑音についての問題提起はされてお
らず、この問題を解決する手段についても示唆されてい
ない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フロンタル
部分とファスニングテープとの間の剥離の際に生ずる剥
離音を抑制した使い捨ておむつを提供しようとするもの
である。
部分とファスニングテープとの間の剥離の際に生ずる剥
離音を抑制した使い捨ておむつを提供しようとするもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を種々検討した結果、フロンタルテープの表面に塗布す
る剥離剤と接するファスニングテープの付着接着剤とフ
ァスニングテープの結合接着剤との特定の組合わせによ
り前記の課題が解決されることを見出し、本発明を完成
した。従って本発明は、おむつ本体のバックシートの一
部分にフロンタルテープが付着されており、該フロンタ
ルテープの表面にファスニングテープの付着表面が適用
されそしてバックシートの他の部分にファスニングテー
プの結合表面が適用される方式の使い捨ておむつにおい
て、該フロンタルテープの該バックシートに付着した面
とは反対側の面に剥離剤が塗布されており、そして該フ
ァステングテープの付着面にＡＢ型ブロックコポリマー
と粘着付与剤とを含んで成る接着剤であってそのガラス
転移点が２３０°Ｋ〜２６０°Ｋであり且つ図３の領域
ａに属する付着接着剤が塗布されており、そして前記結
合表面にＡＢ型ブロックコポリマーと粘着付与剤とを含
んで成り且つ図４の領域ｃに属する結合接着剤が塗布さ
れていることを特徴とする使い捨ておむつを提供する。
ここで、付着面とはフロンタルテープの剥離剤が塗布さ
れた表面に付着するファスニングテープの一部分をい
い、結合表面とはバックシートに固着するファスニング
テープの一部分を言う。また付着面に塗布される粘着剤
を付着接着剤と称し、結合表面に塗布される粘着剤を結
合接着剤と称する。
を種々検討した結果、フロンタルテープの表面に塗布す
る剥離剤と接するファスニングテープの付着接着剤とフ
ァスニングテープの結合接着剤との特定の組合わせによ
り前記の課題が解決されることを見出し、本発明を完成
した。従って本発明は、おむつ本体のバックシートの一
部分にフロンタルテープが付着されており、該フロンタ
ルテープの表面にファスニングテープの付着表面が適用
されそしてバックシートの他の部分にファスニングテー
プの結合表面が適用される方式の使い捨ておむつにおい
て、該フロンタルテープの該バックシートに付着した面
とは反対側の面に剥離剤が塗布されており、そして該フ
ァステングテープの付着面にＡＢ型ブロックコポリマー
と粘着付与剤とを含んで成る接着剤であってそのガラス
転移点が２３０°Ｋ〜２６０°Ｋであり且つ図３の領域
ａに属する付着接着剤が塗布されており、そして前記結
合表面にＡＢ型ブロックコポリマーと粘着付与剤とを含
んで成り且つ図４の領域ｃに属する結合接着剤が塗布さ
れていることを特徴とする使い捨ておむつを提供する。
ここで、付着面とはフロンタルテープの剥離剤が塗布さ
れた表面に付着するファスニングテープの一部分をい
い、結合表面とはバックシートに固着するファスニング
テープの一部分を言う。また付着面に塗布される粘着剤
を付着接着剤と称し、結合表面に塗布される粘着剤を結
合接着剤と称する。
【０００７】
【具体的な説明】本発明が適用される使い捨ておむつの
構造の一例を図１を用いて説明する。言うまでもなく、
本発明の特徴はフロンタルテープ表面に塗布される剥離
剤とファスニングテープの接着剤とにあり、おむつの全
体構造や形状は特に限定されるものではない。図１にお
いて、非透水性のバックシート２と吸水性の内装シート
３とを重ねることによりおむつ本体１が構成される。バ
ックシート２は使い捨ておむつのバックシートの材料と
して常用されているものを使用することができ、例えば
通常のポリエチレンフィルム、多孔性のポリエチレンフ
ィルム等が使用される。吸水性内装シート３も使い捨て
おむつの内装シートとして常用されているものを使用す
ることができ、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリエステル等の不織布が使用される。
構造の一例を図１を用いて説明する。言うまでもなく、
本発明の特徴はフロンタルテープ表面に塗布される剥離
剤とファスニングテープの接着剤とにあり、おむつの全
体構造や形状は特に限定されるものではない。図１にお
いて、非透水性のバックシート２と吸水性の内装シート
３とを重ねることによりおむつ本体１が構成される。バ
ックシート２は使い捨ておむつのバックシートの材料と
して常用されているものを使用することができ、例えば
通常のポリエチレンフィルム、多孔性のポリエチレンフ
ィルム等が使用される。吸水性内装シート３も使い捨て
おむつの内装シートとして常用されているものを使用す
ることができ、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリエステル等の不織布が使用される。
【０００８】図２は、ファスニングテープ５を用いてフ
ロンタルテープ４とバックシート２とを締結した状態を
示す。この図において、ファスニングテープ５はテープ
基材６とその片面に塗布された粘着剤層７とから成る。
フロンタルテープ４はテープ基材９とその表面に塗布さ
れた剥離層８とから成り、この粘着剤層７は、付着表面
の付着接着剤層１０と結合表面の結合接着剤層１１とか
ら成る。また、おむつ本体はバックシート２と内装シー
ト３を有する。
ロンタルテープ４とバックシート２とを締結した状態を
示す。この図において、ファスニングテープ５はテープ
基材６とその片面に塗布された粘着剤層７とから成る。
フロンタルテープ４はテープ基材９とその表面に塗布さ
れた剥離層８とから成り、この粘着剤層７は、付着表面
の付着接着剤層１０と結合表面の結合接着剤層１１とか
ら成る。また、おむつ本体はバックシート２と内装シー
ト３を有する。
【０００９】また図２の右端においてバックシート２と
ファスニングテープ基材６とはテープ基材６の結合表面
１２上の結合接着剤層１１により接着されている。ファ
スニングテープ５は、付着表面１３上の接着剤層１０に
よりフロンタルテープに付着されるが、剥離層８の存在
により脱着可能である。フロンタルテープの基材は、延
伸ポリプロピレンフィルム（ＯＰＰ）例えば二軸延伸ポ
リプロピレン（ＢＯＰＰ）、未延伸ポリプロピレンフィ
ルム（ＣＰＰ）、ポリエステルフィルム（ＰＥＴ）等、
常用のフィルムが使用されその厚さは好ましくは１０〜
５０μである。また、ファスニングテープの基材として
はポリプロピレン、ポリエチレン、それらの混合品及び
紙等が使用され、その厚さは好ましくは５０〜２００μ
である。
ファスニングテープ基材６とはテープ基材６の結合表面
１２上の結合接着剤層１１により接着されている。ファ
スニングテープ５は、付着表面１３上の接着剤層１０に
よりフロンタルテープに付着されるが、剥離層８の存在
により脱着可能である。フロンタルテープの基材は、延
伸ポリプロピレンフィルム（ＯＰＰ）例えば二軸延伸ポ
リプロピレン（ＢＯＰＰ）、未延伸ポリプロピレンフィ
ルム（ＣＰＰ）、ポリエステルフィルム（ＰＥＴ）等、
常用のフィルムが使用されその厚さは好ましくは１０〜
５０μである。また、ファスニングテープの基材として
はポリプロピレン、ポリエチレン、それらの混合品及び
紙等が使用され、その厚さは好ましくは５０〜２００μ
である。
【００１０】本発明の剥離剤は例えば、ウレタン系剥離
剤又はシリコーン系剥離剤であることができ、シリコー
ン系剥離剤はシリコーン剥離剤と剥離コントロール剤と
を含んで成る。シリコーン剥離剤としては、反応性が高
いため、付加反応型シリコーン剥離剤が特に好ましい。
具体的にはビニル基を有するジメチルシロキサンを主成
分とするものであり、ＳＤ−７２３４（トーレ・ダウコ
ーニング）、ＫＳ−７７６４（信越化学）、ＫＳ−８３
０Ｅ（信越化学）等を使用することができる。また、米
国特許第５０８０９７３号明細書に記載されているシリ
コーン系剥離剤も使用できる。
剤又はシリコーン系剥離剤であることができ、シリコー
ン系剥離剤はシリコーン剥離剤と剥離コントロール剤と
を含んで成る。シリコーン剥離剤としては、反応性が高
いため、付加反応型シリコーン剥離剤が特に好ましい。
具体的にはビニル基を有するジメチルシロキサンを主成
分とするものであり、ＳＤ−７２３４（トーレ・ダウコ
ーニング）、ＫＳ−７７６４（信越化学）、ＫＳ−８３
０Ｅ（信越化学）等を使用することができる。また、米
国特許第５０８０９７３号明細書に記載されているシリ
コーン系剥離剤も使用できる。
【００１１】剥離コントロール剤としては、剥離面の剥
離強度を大きくする目的で一般に使用されているもので
あり、例えばハイドロメチルシロキサン、ＭＱ樹脂（こ
れはＭ単位（（ＣＨ3 ）3 ＳｉＯ1/2 ）及びＱ単位（Ｓ
ｉＯ4/2 ）を有する樹脂である）、又はＭＱ樹脂誘導体
を主成分とするものである。具体的にはＢＸ−２４−３
１２（トーレ・ダウコーニング）、Ｘ−９２−１４０
（信越化学）等を使用することができる。シリコーン剥
離剤と剥離コントロール剤との比率は、それらの種類等
により異なるが、シリコーン剥離剤１００重量部に対し
て剥離コントロール剤２０〜２００重量部が好ましい。
ここで剥離コントロール剤が２００重量部を越えると剥
離コントロール剤が未反応で残り、接着剤の接着力を低
下させるためである。又、剥離コントロール剤が２０重
量部未満では剥離強度が不十分なためである。
離強度を大きくする目的で一般に使用されているもので
あり、例えばハイドロメチルシロキサン、ＭＱ樹脂（こ
れはＭ単位（（ＣＨ3 ）3 ＳｉＯ1/2 ）及びＱ単位（Ｓ
ｉＯ4/2 ）を有する樹脂である）、又はＭＱ樹脂誘導体
を主成分とするものである。具体的にはＢＸ−２４−３
１２（トーレ・ダウコーニング）、Ｘ−９２−１４０
（信越化学）等を使用することができる。シリコーン剥
離剤と剥離コントロール剤との比率は、それらの種類等
により異なるが、シリコーン剥離剤１００重量部に対し
て剥離コントロール剤２０〜２００重量部が好ましい。
ここで剥離コントロール剤が２００重量部を越えると剥
離コントロール剤が未反応で残り、接着剤の接着力を低
下させるためである。又、剥離コントロール剤が２０重
量部未満では剥離強度が不十分なためである。
【００１２】上記のシリコーン系剥離剤には、その硬化
のための触媒として、白金触媒、スズ系触媒、酸触媒等
が使用される。白金触媒としてはＳＲＸ−２１２（トー
レ・ダウコーニング）、ＰＬ−５０−Ｔ（信越化学）等
が挙げられる。シリコーン系剥離剤をフロンタルテープ
に塗布する際には、上記の成分を溶剤、例えばトルエ
ン、ベンゼン、ヘプタン等の溶剤、又はこれらの溶剤か
ら成る混合溶剤に溶解する。好ましい混合溶剤の一例と
してトルエンとヘプタンの１：１混合物（重量比）が挙
げられる。溶液中の上記成分の濃度は、溶剤１００重量
部に対して、上記成分の合計が１重量部〜１０重量部、
好ましくは２〜５重量部、例えば３重量部である。
のための触媒として、白金触媒、スズ系触媒、酸触媒等
が使用される。白金触媒としてはＳＲＸ−２１２（トー
レ・ダウコーニング）、ＰＬ−５０−Ｔ（信越化学）等
が挙げられる。シリコーン系剥離剤をフロンタルテープ
に塗布する際には、上記の成分を溶剤、例えばトルエ
ン、ベンゼン、ヘプタン等の溶剤、又はこれらの溶剤か
ら成る混合溶剤に溶解する。好ましい混合溶剤の一例と
してトルエンとヘプタンの１：１混合物（重量比）が挙
げられる。溶液中の上記成分の濃度は、溶剤１００重量
部に対して、上記成分の合計が１重量部〜１０重量部、
好ましくは２〜５重量部、例えば３重量部である。
【００１３】この剥離剤溶液は、グラビアコーター、ロ
ールコーター等の常用手段によりフロンタルテープの片
面に塗布される。その塗布量は０．１〜１．０ｇ／ｍ2
である。塗布の後、成分の種類等により異なるが、常用
の硬化手段、例えば加熱、紫外線照射等により剥離剤層
の硬化処理を行う。本発明において使用されるファスニ
ングテープ用粘着剤、すなわち付着接着剤及び結合接着
剤はＡＢ型ブロックコポリマーと粘着付与剤とを含んで
成る。
ールコーター等の常用手段によりフロンタルテープの片
面に塗布される。その塗布量は０．１〜１．０ｇ／ｍ2
である。塗布の後、成分の種類等により異なるが、常用
の硬化手段、例えば加熱、紫外線照射等により剥離剤層
の硬化処理を行う。本発明において使用されるファスニ
ングテープ用粘着剤、すなわち付着接着剤及び結合接着
剤はＡＢ型ブロックコポリマーと粘着付与剤とを含んで
成る。
【００１４】ＡＢ型ブロックコポリマーは次の式： Ａ−（Ｂ−Ａ）n 及びＡ−Ｂ （式中Ａはビニル芳香族系炭化水素好ましくはスチレン
又はスチレン誘導体に由来し、Ｂはジエン系脂肪族炭化
水素、好ましくはイソプレンに由来し、そしてｎは１以
上の整数であり、好ましくはブロックコポリマーの少な
くとも１５％がＡ−Ｂであり、そしてさらに好ましくは
４０％〜約９５％である）により表わされる。
又はスチレン誘導体に由来し、Ｂはジエン系脂肪族炭化
水素、好ましくはイソプレンに由来し、そしてｎは１以
上の整数であり、好ましくはブロックコポリマーの少な
くとも１５％がＡ−Ｂであり、そしてさらに好ましくは
４０％〜約９５％である）により表わされる。
【００１５】又、本発明においては、ＡＢ型ブロックコ
ポリマーとしてガラス転移点のコントロールのためＡ−
Ｂ−で表わされるコポリマーを含むことができる。Ａの
ビニル芳香族系炭化水素は、例えばスチレン、スチレン
誘導体等であり、Ｂのジエン系脂肪族炭化水素は、例え
ばイソプレン、ブタジエン等である。具体的なＡＢ型ブ
ロックコポリマーとしてはクレイトンＤ１１０７（シエ
ル化学）、クレイトンＤ１１１２（シエル化学）、ソル
プレンＴ−４１１（旭化成）等が挙げられる。
ポリマーとしてガラス転移点のコントロールのためＡ−
Ｂ−で表わされるコポリマーを含むことができる。Ａの
ビニル芳香族系炭化水素は、例えばスチレン、スチレン
誘導体等であり、Ｂのジエン系脂肪族炭化水素は、例え
ばイソプレン、ブタジエン等である。具体的なＡＢ型ブ
ロックコポリマーとしてはクレイトンＤ１１０７（シエ
ル化学）、クレイトンＤ１１１２（シエル化学）、ソル
プレンＴ−４１１（旭化成）等が挙げられる。
【００１６】粘着付与剤はＢ相に適合するものであり、
例えばロジン系粘着付与剤、テルペン系粘着付与剤、脂
肪族系石油炭化水素樹脂（Ｃ５）系粘着付与剤、芳香族
系石油炭化水素樹脂（Ｃ９）系粘着付与剤及びこれらの
水添加物等である。液体可塑化油、例えばＳｈｅｌｌｆ
ｌｅｘTM３７１又は鉱油を使用することもできる。具体
的なＢ相適合性の粘着付与剤としてＷｉｎｇｔａｃｋ９
５（グッドイヤー）、Ｗｉｎｇｔａｃｋ１０（グッドイ
ヤー）TM等が挙げられる。又、本発明には、酸化防止
剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、充填物等の他の材料を含
有することも可能である。
例えばロジン系粘着付与剤、テルペン系粘着付与剤、脂
肪族系石油炭化水素樹脂（Ｃ５）系粘着付与剤、芳香族
系石油炭化水素樹脂（Ｃ９）系粘着付与剤及びこれらの
水添加物等である。液体可塑化油、例えばＳｈｅｌｌｆ
ｌｅｘTM３７１又は鉱油を使用することもできる。具体
的なＢ相適合性の粘着付与剤としてＷｉｎｇｔａｃｋ９
５（グッドイヤー）、Ｗｉｎｇｔａｃｋ１０（グッドイ
ヤー）TM等が挙げられる。又、本発明には、酸化防止
剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、充填物等の他の材料を含
有することも可能である。
【００１７】本発明の付着接着剤のＢ相の複合ガラス転
移点は２３０°Ｋ〜２６０°Ｋであり、且つ図３の領域
ａに調整する必要があり、これは使用されるＡＢ型ブロ
ックコポリマー及び粘着付与剤及び任意に添加される可
塑化油の種類並びにそれらの配合比率により達成され
る。これはＤＳＣ（示差熱走査型熱量計）により実験的
に求めることができ、また下記のＦｏｘの式〔１／複合
Ｔｇ＝Σｗｉ／Ｔｇｉ（ｗｉは各成分の重量分率、Ｔｇ
ｉは各成分のガラス転移点温度）〕により計算すること
もできる。
移点は２３０°Ｋ〜２６０°Ｋであり、且つ図３の領域
ａに調整する必要があり、これは使用されるＡＢ型ブロ
ックコポリマー及び粘着付与剤及び任意に添加される可
塑化油の種類並びにそれらの配合比率により達成され
る。これはＤＳＣ（示差熱走査型熱量計）により実験的
に求めることができ、また下記のＦｏｘの式〔１／複合
Ｔｇ＝Σｗｉ／Ｔｇｉ（ｗｉは各成分の重量分率、Ｔｇ
ｉは各成分のガラス転移点温度）〕により計算すること
もできる。
【００１８】Ｂ相の複合ガラス転移点が２３０°Ｋより
低い場合又は領域ａの下の場合、剥離音は低いが、ファ
スニングテープとフロンタルテープとの間の接着力が十
分でなく実用的でない。また、Ｂ相の複合ガラス転移点
が２６０°Ｋより高く又は領域ａより上の場合、バック
シートとファスニングテープとの間の接着力は十分であ
るが本発明の剥離剤を使用しても剥離音を十分に抑制す
ることができない。なお、本発明において、Ａ相のガラ
ス転移点は、特に限定されるものではないが、保持力を
低下させないため５０℃以上が望ましい。
低い場合又は領域ａの下の場合、剥離音は低いが、ファ
スニングテープとフロンタルテープとの間の接着力が十
分でなく実用的でない。また、Ｂ相の複合ガラス転移点
が２６０°Ｋより高く又は領域ａより上の場合、バック
シートとファスニングテープとの間の接着力は十分であ
るが本発明の剥離剤を使用しても剥離音を十分に抑制す
ることができない。なお、本発明において、Ａ相のガラ
ス転移点は、特に限定されるものではないが、保持力を
低下させないため５０℃以上が望ましい。
【００１９】ファスニングテープの結合接着剤もまた前
記のＡ−Ｂタイプブロックコポリマー及び粘着付与剤を
含んで成ることができる。しかしながら、この接着剤は
一般に図４の領域ｂに属し、そして好ましくは領域ｃに
属する。結合接着剤のＢ相の複合ガラス転移点が２７５
°Ｋより大きい場合、おむつのポリエチレンへの接着が
弱くなる。領域ｂより下の場合、接着剤はポリエチレン
への低い保持力を有し、そして領域ｃの外側の領域ｂに
おいて中程度の保持力を有する。しかしながら、おむつ
のポリエチレンへの低い接着力は付着接着剤のために好
ましい。なぜなら、付着接着剤が偶然にポリエチレンに
付着した時、その様な付着接着剤はおむつを引き裂きに
くいからである。
記のＡ−Ｂタイプブロックコポリマー及び粘着付与剤を
含んで成ることができる。しかしながら、この接着剤は
一般に図４の領域ｂに属し、そして好ましくは領域ｃに
属する。結合接着剤のＢ相の複合ガラス転移点が２７５
°Ｋより大きい場合、おむつのポリエチレンへの接着が
弱くなる。領域ｂより下の場合、接着剤はポリエチレン
への低い保持力を有し、そして領域ｃの外側の領域ｂに
おいて中程度の保持力を有する。しかしながら、おむつ
のポリエチレンへの低い接着力は付着接着剤のために好
ましい。なぜなら、付着接着剤が偶然にポリエチレンに
付着した時、その様な付着接着剤はおむつを引き裂きに
くいからである。
【００２０】本発明の粘着剤は、その成分を例えばミキ
サー等により混合した後、ナイフコーター等によりファ
スニングテープに塗布される。塗布厚は好ましくは２０
〜１００μである。こうして調製されたファスニングテ
ープは所定の長さに切断した後、そのおよそ半分の長さ
をバックシートの所定の場所に圧着される。ファスニン
グテープの残りの部分はフロンタルテープの剥離層表面
に接着される。
サー等により混合した後、ナイフコーター等によりファ
スニングテープに塗布される。塗布厚は好ましくは２０
〜１００μである。こうして調製されたファスニングテ
ープは所定の長さに切断した後、そのおよそ半分の長さ
をバックシートの所定の場所に圧着される。ファスニン
グテープの残りの部分はフロンタルテープの剥離層表面
に接着される。
【００２１】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。この実施例においては、ウレタン剥離層を有す
るフロンタルテープ、及び付着表面に種々の接着剤を使
用したファスニングテープを調製し、これを圧着した
後、接着強度の指標としての保持力テスト、及び剥離音
の実測を行った。結合表面上に種々の接着剤を用いるフ
ァスニングテープも製造し、そして標準的なエンボス加
工されたおむつバックシートに付着させ、その後で保持
力試験及び接着強さ試験を行った。
明する。この実施例においては、ウレタン剥離層を有す
るフロンタルテープ、及び付着表面に種々の接着剤を使
用したファスニングテープを調製し、これを圧着した
後、接着強度の指標としての保持力テスト、及び剥離音
の実測を行った。結合表面上に種々の接着剤を用いるフ
ァスニングテープも製造し、そして標準的なエンボス加
工されたおむつバックシートに付着させ、その後で保持
力試験及び接着強さ試験を行った。
【００２２】フロンタルテープの製造においては、その
基材として二軸延伸ポリプロピレンフィルム（ＢＯＰ
Ｐ）（厚さ２５μｍ）を使用し、サンプル片面にウレタ
ン剥離剤組成物を適用した。ファスニングテープの製造
においては、その基材として未延伸ポリプロピレンフィ
ルム（ＣＰＰ）（厚さ１００μｍ）を使用し、そして、
表１中のサンプルＡ〜Ｈにより示される接着剤を、トル
エン−ヘプタン（４：１）溶液から、ファスニングテー
プの結合表面又は付着表面に、ナイフコーターにより厚
さ０．１mmに塗布した。
基材として二軸延伸ポリプロピレンフィルム（ＢＯＰ
Ｐ）（厚さ２５μｍ）を使用し、サンプル片面にウレタ
ン剥離剤組成物を適用した。ファスニングテープの製造
においては、その基材として未延伸ポリプロピレンフィ
ルム（ＣＰＰ）（厚さ１００μｍ）を使用し、そして、
表１中のサンプルＡ〜Ｈにより示される接着剤を、トル
エン−ヘプタン（４：１）溶液から、ファスニングテー
プの結合表面又は付着表面に、ナイフコーターにより厚
さ０．１mmに塗布した。
【００２３】
【表１】
【００２４】
【表２】
【００２５】ＫｒａｔｏｎTM１１０７は、Ｓｈｅｌｌ
Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能な、約１５％の
ジブロックを有するスチレン−イソプレンブロックコポ
リマーである。ＫｒａｔｏｎTMＲＰ６４０３は、Ｓｈｅ
ｌｌ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能な、約５
０％のジブロックを有するスチレン−イソプレンブロッ
クコポリマーである。ＷｉｎｇｔａｃｋTM９５は、Ｇｏ
ｏｄｙｅａｒ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能
な固体Ｃ５粘着付与樹脂である。
Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能な、約１５％の
ジブロックを有するスチレン−イソプレンブロックコポ
リマーである。ＫｒａｔｏｎTMＲＰ６４０３は、Ｓｈｅ
ｌｌ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能な、約５
０％のジブロックを有するスチレン−イソプレンブロッ
クコポリマーである。ＷｉｎｇｔａｃｋTM９５は、Ｇｏ
ｏｄｙｅａｒ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能
な固体Ｃ５粘着付与樹脂である。
【００２６】ＷｉｎｇｔａｃｋTM１０は、Ｇｏｏｄｙｅ
ａｒ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能な液体Ｃ
５粘着付与樹脂である。ＩｒｇａｎｏｘTM１０７６は、
Ｃｉｂａ Ｇａｉｇｙ Ｃｏ．から入手可能な酸化防止
剤である。ファスニングテープ結合表面をエンボス加工
したおむつバックシートに付着させそして接着強さ及び
保持力について試験した。ファスニングテープ付着表面
をフロンタルテープに付着させ、そして保持力及び剥離
音について試験した。これらの試験の結果を表３に示
す。
ａｒ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏ．から入手可能な液体Ｃ
５粘着付与樹脂である。ＩｒｇａｎｏｘTM１０７６は、
Ｃｉｂａ Ｇａｉｇｙ Ｃｏ．から入手可能な酸化防止
剤である。ファスニングテープ結合表面をエンボス加工
したおむつバックシートに付着させそして接着強さ及び
保持力について試験した。ファスニングテープ付着表面
をフロンタルテープに付着させ、そして保持力及び剥離
音について試験した。これらの試験の結果を表３に示
す。
【００２７】
【表３】
【００２８】ポリエチレンに対する接着強さ値 ３５μｍ厚のポリエチレンフィルムを両面塗布テープに
よりスチール製パネルに接着した。２５mm幅のファスニ
ングテープの結合表面をポリエチレンフィルム上に置
き、そして機械操作される２kgローラーの各方向１回通
過によりロール処理した。接着剤サンプルＡ−Ｅの剥離
強さを、試験角度１８０°及び試験剥離速度３００mm／
分を保持しながら、測定した。
よりスチール製パネルに接着した。２５mm幅のファスニ
ングテープの結合表面をポリエチレンフィルム上に置
き、そして機械操作される２kgローラーの各方向１回通
過によりロール処理した。接着剤サンプルＡ−Ｅの剥離
強さを、試験角度１８０°及び試験剥離速度３００mm／
分を保持しながら、測定した。
【００２９】フロンタルテープへの保持力 エンボス加工したポリエチレンおしめバックシート上の
フロンタルテープをスチール製パネルに接着した。ファ
スニングテープ表面（試験表面２５mm×２５mm）をフロ
ンタルテープ及びおむつバックシート上に置き、そして
機械的に操作される２kgローラーの各方向１回通過によ
りロール処理した。４０℃にてファスニングテープから
１kgの重りを垂直につるし、そして保持時間（分）を測
定した。
フロンタルテープをスチール製パネルに接着した。ファ
スニングテープ表面（試験表面２５mm×２５mm）をフロ
ンタルテープ及びおむつバックシート上に置き、そして
機械的に操作される２kgローラーの各方向１回通過によ
りロール処理した。４０℃にてファスニングテープから
１kgの重りを垂直につるし、そして保持時間（分）を測
定した。
【００３０】剥離音レベル フロンタルテープに接着されそして０．５kgローラーに
より２回（各方向に１回）ロール処理された、付着面積
２５mm×４５mmを有するファスニングテープから使い捨
ておむつを作った。５００mm／分の剥離速度で剥離音を
測定した。表３から明らかなように、本発明の剥離剤と
接着剤との組合わせにより、フロンタルテープとファス
ニングテープとの間、及びファスニングテープとおむつ
ポリエチレンバックシートとの間の接着力を維持しなが
ら剥離音を十分に抑制することができる。
より２回（各方向に１回）ロール処理された、付着面積
２５mm×４５mmを有するファスニングテープから使い捨
ておむつを作った。５００mm／分の剥離速度で剥離音を
測定した。表３から明らかなように、本発明の剥離剤と
接着剤との組合わせにより、フロンタルテープとファス
ニングテープとの間、及びファスニングテープとおむつ
ポリエチレンバックシートとの間の接着力を維持しなが
ら剥離音を十分に抑制することができる。
【図１】図１は使い捨ておむつの使用状態を示す。
【図２】図２は本発明の使い捨ておむつの締結部分の断
面図である。
面図である。
【図３】図３は、横軸に接着剤の複合ガラス転移点をと
り、縦軸にポリマーの含有量（％）をとった、適当な付
着接着剤のグラフである。
り、縦軸にポリマーの含有量（％）をとった、適当な付
着接着剤のグラフである。
【図４】図４は、横軸に接着剤の複合ガラス転移点をと
り、縦軸にポリマーの含有量（％）をとった、適当な結
合接着剤のグラフである。
り、縦軸にポリマーの含有量（％）をとった、適当な結
合接着剤のグラフである。
【符号の説明】 １…使い捨ておむつ本体 ２…バックシート ３…内装シート ４…フロンタルテープ ５…ファスニングテープ ６…ファスニングテープ基材 ７…粘着剤層 ８…フロンタルテープ剥離層 ９…フロンタルテープ基材 １０…ファスニングテープの付着接着剤層 １１…ファスニングテープの結合接着剤層 １２…結合表面 １３…付着表面
フロントページの続き (72)発明者 ロバート スコット ムルダー アメリカ合衆国，ミネソタ 55133− 3427，セント ポール，ポスト オフィ ス ボックス 33427 (72)発明者 秋山 芳▲廣▼ 神奈川県相模原市南橋本３丁目８番８号 住友スリーエム株式会社内 (72)発明者 河野 泰宏 神奈川県相模原市南橋本３丁目８番８号 住友スリーエム株式会社内 (56)参考文献 特開 平１−162804（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−109944（ＪＰ，Ａ) 国際公開92／7042（ＷＯ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】 おむつ本体のバックシートの一部分にフ
ロンタルテープが付着されており、該フロンタルテープ
の表面にファスニングテープの付着表面が適用されそし
てバックシートの他の部分にファスニングテープの結合
表面が適用される方式の使い捨ておむつにおいて、 該フロンタルテープの該バックシートに付着した面とは
反対側の面に剥離剤が塗布されており、そして該ファス
ニングテープの付着面に、ＡＢ型ブロックコポリマーと
粘着付与剤とを含んで成る接着剤であってそのガラス転
移点が２３０°Ｋ〜２６０°Ｋであり且つ図３の領域ａ
に属する付着接着剤が塗布されており、そして前記結合
表面にＡＢ型ブロックコポリマーと粘着付与剤とを含ん
で成り且つ図４の領域ｃに属する結合接着剤が塗布され
ていることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 【請求項２】 前記ＡＢタイプブロックコポリマーが少
なくとも１５％のジブロックコポリマーを有しそしてＢ
ブロックがポリイソプレンである、請求項１に記載の使
い捨ておむつ。 - 【請求項３】 前記ＡＢ型ブロックコポリマーが次の
式： Ａ−（Ｂ−Ａ）n ，及びＡ−Ｂ （式中、Ａはビニル芳香族系炭化水素であり、Ｂはイソ
プレンであり、そしてｎは１以上の整数である）により
表わされるポリマーの混合物であり、そして前記粘着付
与剤がロジン系、テルペン系、脂肪族系石油炭化水素樹
脂（Ｃ５）系又は芳香族系石油炭化水素樹脂（Ｃ９）系
粘着付与剤及びこれらの水添加物である、請求項１又は
２に記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4254661A JP2703698B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 剥離音の小さい使い捨ておむつ |
| AU45252/93A AU679449B2 (en) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Low noise disposable diaper fastening tape |
| CA002143414A CA2143414C (en) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Low noise disposable diaper fastening tape |
| BR9307096A BR9307096A (pt) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Sistema de fecho de fita de fralda |
| PCT/US1993/005139 WO1994006388A1 (en) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Low noise disposable diaper fastening tape |
| JP6502705A JPH08501460A (ja) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | 低騒音使い捨ておむつのファスニングテープ |
| DE69312946T DE69312946T2 (de) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Geräuscharmes klebeverschlussband für eine wegwerfwindel |
| EP93915163A EP0661960B1 (en) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Low noise disposable diaper fastening tape |
| KR1019950701127A KR100266090B1 (ko) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | 저소음의 일회용 기저귀 고정 테이프 |
| ES93915163T ES2107045T3 (es) | 1992-09-24 | 1993-05-28 | Cinta de fijacion de poco ruido para pañales desechables. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4254661A JP2703698B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 剥離音の小さい使い捨ておむつ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06105868A JPH06105868A (ja) | 1994-04-19 |
| JP2703698B2 true JP2703698B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=17268112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4254661A Expired - Fee Related JP2703698B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 剥離音の小さい使い捨ておむつ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2703698B2 (ja) |
| KR (1) | KR100266090B1 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4861635A (en) * | 1987-11-06 | 1989-08-29 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Pressure-sensitive adhesive closure for disposable diaper |
| US5019071A (en) * | 1989-12-12 | 1991-05-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Adhesive fastening tab |
| JPH0759244B2 (ja) * | 1990-10-16 | 1995-06-28 | 日東電工株式会社 | 使い捨てオムツの剥離部の構造、及び剥離音を軽減した使い捨てオムツ |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP4254661A patent/JP2703698B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-28 KR KR1019950701127A patent/KR100266090B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100266090B1 (ko) | 2000-09-15 |
| KR950703315A (ko) | 1995-09-20 |
| JPH06105868A (ja) | 1994-04-19 |
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