JP2702989B2 - 超音波処理装置 - Google Patents

超音波処理装置

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正一 五反田
友尚 櫻井
敏彦 鈴田
均 唐沢
裕一 池田
裕昭 加川
栄一 布施
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、超音波振動で前立腺切除、結石破壊等の
処置を行なう超音波処置装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、径尿道的な前立腺の切除術には、患者組織
を高周波電流で焼灼して切除することが行われていた。
しかし、こうした切除は焼灼した生体組織が変性乳化す
るためには、切除範囲の判別が困難で正常組織まで切除
してしまう危険性がある。
そこで、最近では超音波処置装置で切除することが行
われている。これには特願昭60−1201号(特開昭61−15
9953号)、特願昭60−210510号などにも示されているよ
うに、パイプ等により構成された生体内に挿入可能なプ
ローブ、つまり振動伝達部材の基部に超音波振動子をホ
ーンを介して連結した構造が用いられている。そして、
内視鏡などを使用して前立腺にプローブの先端を押し当
て、その組織に超音波振動を与えることにより切除する
ようにしていた。もちろん、これは結石を破壊するとき
も同様である。
また超音波振動子の超音波振動を第1の変換器、第2
の変換器によって漸次増幅してプローブに伝達させる超
音波処置装置は、たとえば特表昭63−500850号公報で知
られている。
ところで、一般的な超音波処置装置は第2図に示すよ
うに構成されている。すなわち、1は把持部2を構成す
るカバーであり、このカバー1の内部には超音波振動子
3が設けられている。この超音波振動子3は円板状の複
数枚の圧電素子4…と複数枚の電極5…とを交互に並べ
ることにより構成され、この超音波振動子3の前部には
円錐形状のホーン6が、後部には円柱形状の裏打板とし
てのバックマス7が配置されている。そして、超音波振
動子3、ホーン6およびバックマス7はこれらの内部を
貫通するボルト8と、このボルト8に螺合されるナット
9とによって強固に締付け固定され、ランジュバン型振
動子が構成されている。さらに、前記ホーン6の先端部
には棒状体よりなる振動伝達部材としてのプローブ10が
連結されている。
前記プローブ10は、第1の部材11と第2の部材12とか
ら構成されている。第1の部材11は基端部にテーパ部11
aを有しているため、一般に機械加工によって形成され
ており、第2の部材12はストレートの管状体であるため
パイプによって形成されている。そして、第1の部材11
と第2の部材12を別工程で製作し、両者を溶接すること
によって所定長のプローブ10を形成し、第1の部材11の
基端部13をねじによって前記ホーン6に固定している。
なお、14は第1の部材11と第2の部材12との溶接部を示
す。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述のように構成された超音波処置装置
は、超音波振動子3に電圧を印加して超音波振動させる
と、この振動の振幅はホーン6によって増幅されてプロ
ーブ10に伝達されるが、振幅の節部がホーン10を形成す
る第1の部材11と第2の部材12との溶接部14に位置して
いる。この溶接部14は熱変成を受けて強度的に弱くなっ
ているにも拘らず、振幅の節部は応力が最大となる部分
であり、繰返し応力に対して溶接部14が強度的に耐えき
れず、プローブ10が溶接部14から破断してしまう恐れが
ある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、そ
の目的とするところはプローブが超音波振動の繰返し応
力を受けても破断することはない耐久性の優れた超音波
処置装置を提供することにある。
〔課題を解決するたの手段及び作用〕
この発明は、前記目的を解決するために、超音波振動
子と、上記超音波振動子の超音波振動を増幅するホーン
と、上記ホーンに着脱自在に連設された超音波伝達部材
と、を有する超音波処置装置において、上記超音波伝達
部材は、複数の中空部材を溶接して構成されるととも
に、その溶接部は、超音波振動の腹部近傍に設けたこと
にある。
そして、超音波伝達部材の比較的強度の弱い溶接部に
大きな応力が加わらないようにし、繰返し応力に耐える
構造とする。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する
が、従来と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略
する。
第1図は超音波処置装置の構造および振幅を示すもの
で、20は超音波伝達部材としてのプローブである。この
プローブ20は、たとえばβTi合金材料によって形成され
た第1の部材21と第2の部材22とから構成されている。
第1の部材21は機械加工によって基端部にテーパ部23が
形成されているとともに、その端面にねじ部24が突設さ
れている。そして、このねじ部24はホーン6の先端部の
ねじ穴6aに着脱可能にねじ込み固定されている。また、
第2の部材22はストレートの管状体によって形成され、
この後端面は前記第1の部材21の先端面に溶接されてい
る。すなわち、プローブ20は第1の部材21に対して第2
の部材22を溶接して連設することにより所望の長さに形
成されており、25は溶接部を示す。このように形成され
たプローブ20は、溶接後、時効硬化処理され、さらに表
面の酸化膜除去、面精度向上のために、たとえばサンド
ブラスト、液体ホーニング、電解複合研磨加工等によっ
て表面研磨処理されている。
したがって、超音波振動子3に電圧を印加すると、超
音波振動が発生し、この振動はホーン6によって増幅さ
れ、プローブ20に伝達されることになる。この超音波振
動の振幅の腹部が、第1の部材21のホーン6との連結
部、第1の部材21と第2の部材22との溶接部25および第
2の部材22の先端部に位置しており、節部は、第1の部
材21のホーン6との連結部、第1の部材21と第2の部材
22との溶接部25から外れた位置にある。つまり、第1の
部材21の長さを調節することによって、溶接部25が応力
が最大となる振幅の節部に位置しないように、溶接によ
って強度的に弱くなっている部分を保護する構造として
いる。
このように構成することによって、超音波振動によっ
てプローブ20に繰返し応力が加わっても、プローブ20が
溶接部25から破断することはなく、耐久性を向上でき
る。
なお、前記一実施例においては、プローブ20を2つの
部材を溶接によって連結した構造であるが、3つ以上の
部材を溶接によって連結した構造であっても、溶接部は
超音波振動の腹部近傍に設けたことによって同様の効果
が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、超音波伝達
部材の溶接部を、超音波振動の腹部近傍に設けたことに
よって、繰返し応力を受けても破断することはなく、耐
久性の優れた超音波処置装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を示す超音波処置装置の縦
断側面図および波形図、第2図は従来の超音波処置装置
の縦断側面図および波形図である。 3……超音波振動子、6……ホーン、20……プローブ、
25……溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五反田 正一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 櫻井 友尚 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 池田 裕一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加川 裕昭 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 布施 栄一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩野 忠夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−159953(JP,A) 特開 昭63−11147(JP,A) 特開 昭62−292150(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子と、上記超音波振動子の超音
    波振動を増幅するホーンと、上記ホーンに着脱自在に連
    設された超音波伝達部材と、を有する超音波処置装置に
    おいて、 上記超音波伝達部材は、複数の中空部材を溶接して構成
    されるとともに、その溶接部は、超音波振動の腹部近傍
    に設けたことを特徴とする超音波処置装置。
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