JPH0722248Y2 - 超音波処理装置 - Google Patents

超音波処理装置

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JPH0722248Y2
JPH0722248Y2 JP1988131457U JP13145788U JPH0722248Y2 JP H0722248 Y2 JPH0722248 Y2 JP H0722248Y2 JP 1988131457 U JP1988131457 U JP 1988131457U JP 13145788 U JP13145788 U JP 13145788U JP H0722248 Y2 JPH0722248 Y2 JP H0722248Y2
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JP
Japan
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horn
cover
ultrasonic transducer
ultrasonic
locking
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JP1988131457U
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JPH0251521U (ja
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達也 久保田
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、超音波振動で前立腺切除、結石破壊等の処
置を行なう超音波処置装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、経尿道的な前立腺の切除術には、患部組織を
高周波電流で焼灼して切除することが行われていた。し
かし、こうした切除は焼灼した生体組織が変性乳化する
ためには、切除範囲の判別が困難で正常組織まで切除し
てしまう危険性がある。
そこで、最近では超音波処置装置で切除することが行わ
れている。これは、たとえば特開昭61-196952号公報に
示すように構成されている。第10図を仮に説明すると、
1は把持部2を構成するカバーであり、このカバー1の
内部には超音波振動子3が設けられている。この超音波
振動子3は円板状の複数枚の圧電素子4…と複数枚の電
極5…とを交互に積層した積層部材6、この積層部材6
の前部に設けた前部金属ブロックとしてのホーン7およ
び積層部材6の後部に設けた後部金属ブロックとしての
バックマス8とから構成されている。そして、前記超音
波振動子3、ホーン7およびバックマス8はこれらの内
部を貫通するボルト9と、このボルト9に螺合されるナ
ット10とによって強固に締付け固定され、ランジュバン
型振動子が構成されている。さらに、前記ホーン7はそ
の外周がテーパ状のキャップ1aによって包囲されてお
り、このキャップ1aは前記カバー1の前端部に着脱可能
にねじ込み固定されている。このキャップ1aに包囲され
たホーン7の先端部には振動伝達部材としてのプローブ
11が溶接によって一体的に連結されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前述のように構成された超音波処置装置のプ
ローブ11は、通常細径の金属パイプが使用されているた
め、長期間の使用による疲労や振動摩擦による発熱等に
よってプローブ11の機械的強度が低下し、使用中に折損
することがある。また、プローブ11の折損がなくても使
用限界になった場合は交換する必要があった。さらに、
手術終了時には、特に体腔内に挿入されるプローブ11に
滅菌する必要があるが、プローブ11はホーン7と一体で
あるので滅菌性が悪かった。
そこで、本出願人は、第10図で示すように、プローブ11
とホーン7との螺合により着脱自在にすることを考案し
た。しかしながら、プローブ11を頻繁に超音波振動子3
から着脱すると、超音波振動子3を内蔵するカバー1の
カバー側固定部12とホーン7に設けた固定用金属ブロッ
ク7aのホーン側固定部13との接合部に繰返し応力が加わ
る。そして、固定ねじ14が緩み、超音波振動子3がカバ
ー1に対してフリーの状態になり、超音波振動子3とプ
ローブ11とが着脱不能になることがあった。
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、超音波振動子に対して振動伝達部
材を頻繁に着脱しても、カバーと超音波振動子との固定
部が緩むことはなく、振動伝達部材の着脱が容易に行な
える超音波処置装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この考案は、前記目的を達成するために、電極と圧電素
子とを交互に積層した積層部材の前部に前方に向かって
径が細くなるホーン、後部に金属ブロックを設け、これ
らを締結手段によって締結して超音波振動子を構成し、
この超音波振動子をカバーによって覆うとともに、前記
ホーンに振動伝達部材を螺合により着脱可能に設けた超
音波処置装置において、前記ホーンの積層部材側の端部
で、前記ホーンとカバーとに互いに係止して前記超音波
振動子とカバーとの相互回転を防止する係止手段を設け
たことにある。
そして、ホーンに対して振動伝達部材を着脱する際に、
ホーンに回転力が伝わっても、係止手段によって回転ト
ルクを受け、超音波振動子がカバーの内部で空回りする
のを防止したことにある。
〔実施例〕 以下、この考案の各実施例を図面に基づいて説明する
が、従来と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略
する。
第1図および第2図は第1の実施例を示すもので、超音
波振動子3を構成する積層部材6の前部に設けられた前
方に向かって径が細くなるホーン7の後端部には固定用
金属ブロック20が一体に設けられている。この固定用金
属ブロック20は断面が円柱状で、その上下部には平坦切
欠面からなる係止部21、21が設けられ、この係止部21、
21の前部にフランジ部22が一体に設けられている。そし
て、このフランジ部22は前記カバー1の内壁に密着さ
れ、超音波振動子3を液密にシールしている。一方、前
記超音波振動子3を覆うカバー1は断面が円筒状で、そ
の上下部、つまり前記係止部21、21に対向する部分には
平坦突出面からなる係止受け部23、23が一体に設けられ
ている。そして、カバー1に対してその前方から超音波
振動子3を挿入したとき、ホーン7の係止部21、21がカ
バー1の係止受け部23、23に合致してカバー1と超音波
振動子3の相互回転を防止する係止手段を構成してい
る。すなわち、ホーン7の先端部のねじ部24に対してプ
ローブ11の基端部のねじ部25をねじ込んでプローブ11を
装着するとき、およびプローブ11を取外す際に、ホーン
7を介して超音波振動子3に回転力が付与されても、係
止部21、21がカバー1の係止受け部23に面接触状態に係
止して空回りするのを阻止している。なお、26はボルト
9およびホーン7を介してプローブ11に連通する吸引口
金、27は圧電素子4…に駆動電圧を印加する電源コード
である。
このような構成によれば、カバー1の係止受け部23、23
に加わる単位面積当りの応力が小さくなり、係止受け部
23、23の破損を防止できるとともに、係止部21、21によ
り超音波振動子3の回り止め効果も加わり、固定性に優
れた超音波処置装置を提供できる。
第3図および第4図は第2の実施例を示すもので、基本
的構造は第1の実施例と同一であるが、この実施例は、
ホーン7の後端部にフランジ状の固定用金属ブロック28
を一体に設けたものである。この固定用金属ブロック28
にはカバー1の係止受け部23、23に対応して係止部21、
21が設けられている。さらに、固定用金属ブロック28の
後面はカバー1の段部29に接合され、前面はoリング30
を介してカバー1に螺合された締付けリング31と対向し
ている。
したがって、締付けリング31を締付けることによって固
定用金属ブロック28はカバー1の段部29に圧接され、超
音波振動子3を液密にシールすることができ、しかも固
定用金属ブロック28がフランジ部を兼ね、係止部21、21
および係止受け部23、23の面積を大きく取れるために大
きな回転トルクに耐えられるという効果がある。
第5図および第6図は第3の実施例を示すもので、ホー
ン7から固定用金属ブロックおよびフランジ部を削除
し、ホーン7の後端部に、カバー1の係止受け部23、23
に対応する係止部21、21を設けたものである。さらに、
カバー1の内面および係止受け部23、23の内面に亘って
連続する環状溝32を形成し、この環状溝32にホーン7の
外周面に接触するoリング33を装着してカバー1と超音
波振動子3とを液密にシールするようにしたものであ
る。
このように構成することによって、ホーン7が小径とな
り、超音波振動子3を小型、軽量化できる。
第7図および第8図は第4の実施例を示すもので、ホー
ン7の後端部に一体に設けたフランジ部35をカバー1の
段部29に接合するとともに、段部29に前方に突出する係
止受け部としての係合ピン36、36を設け、これら係合ピ
ン36、36と対向する前記フランジ部35に係止部としての
係合穴37、37を設け、係合ピン36、36を係合穴37、37に
係合して超音波振動子3の回り止めを行なうようにした
ものである。
なお、ホーン7に設けられる係止部21の形状は前記実施
例に限定されるものではなく、第9図(a)〜(k)に
示すような非円形断面形状、凸部を持った円形状さらに
ピンを打ち込んだ円形状など、回り止め効果を有する形
状であればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、超音波振動子
に対して振動伝達部材を頻繁に螺合により着脱しても、
カバーと超音波振動子との固定部が緩むことはなく、振
動伝達部材の着脱が容易に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1の実施例を示すも
ので、第1図は超音波処置装置のホーンとカバーとの嵌
合状態を示す横断面図、第2図は第1図のa-a線に沿う
断面図、第3図および第4図はこの考案の第2の実施例
を示すもので、第3図は超音波処置装置のホーンとカバ
ーとの嵌合状態を示す横断面図、第4図は第3図のb-b
線に沿う断面図、第5図および第6図はこの考案の第3
の実施例を示すもので、第5図は超音波処置装置のホー
ンとカバーとの嵌合状態を示す横断面図、第6図は第5
図のc-c線に沿う断面図、第7図および第8図はこの考
案の第4の実施例を示すもので、第7図は超音波処置装
置の縦断側面図、第8図は第7図のd-d線に沿う断面
図、第9図(a)〜(k)はホーンに設けた係止部の変
形例を示す説明図、第10図は従来の超音波処置装置の縦
断側面図および振動姿態図である。 1……カバー、3……超音波振動子、4……圧電素子、
5……電極、6……積層部材、7……ホーン(前部金属
ブロック)、8……バックマス(後部金属ブロック)、
21……係止部、23……係止受け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極と圧電素子とを交互に積層した積層部
    材の前部に前方に向かって径が細くなるホーン、後部に
    金属ブロックを設け、これらを締結手段によって締結し
    て超音波振動子を構成し、この超音波振動子をカバーに
    よって覆うとともに、前記ホーンに振動伝達部材を螺合
    により着脱可能に設けた超音波処置装置において、前記
    ホーンの積層部材側の端部で、前記ホーンとカバーとに
    互いに係止して前記超音波振動子とカバーとの相互回転
    を防止する係止手段を設けたことを特徴とする超音波処
    置装置。
JP1988131457U 1988-10-07 1988-10-07 超音波処理装置 Expired - Lifetime JPH0722248Y2 (ja)

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JPH0251521U JPH0251521U (ja) 1990-04-11
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