JP2003038512A - 超音波手術装置 - Google Patents

超音波手術装置

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JP2003038512A
JP2003038512A JP2001228608A JP2001228608A JP2003038512A JP 2003038512 A JP2003038512 A JP 2003038512A JP 2001228608 A JP2001228608 A JP 2001228608A JP 2001228608 A JP2001228608 A JP 2001228608A JP 2003038512 A JP2003038512 A JP 2003038512A
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JP2001228608A
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Kazufumi Sugata
和史 菅田
Shinji Nakajima
信次 中嶋
Shigeru Hanaoka
茂 花岡
Gen Ogura
玄 小倉
Shusuke Kato
秀典 加藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でケーシングの外径が小さい超音
波手術装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明の超音波手術装置は、ケーシング1
0と、該ケーシング10に収容され、超音波振動を発生
する超音波振動発生源(超音波振動子)30とを有して
おり、前記超音波振動発生源30を当該超音波振動発生
源30の先端側および後端側に位置するリング状の支持
部材40、41のみによって前記ケーシング10に支持
している。そして、前記ケーシング10に対する超音波
振動発生源30の回転を防止するため、超音波振動発生
源30に第1係合面35を設け、ケーシング10に該第
1係合面35と係合する第2係合面14を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を用いて患
者の手術部位の組織の破砕等を行う超音波手術装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より超音波振動を利用して生体組織
を切開・破砕するための手術用装置が用いられている。
この種の手術用装置のハンドピースには、一般に超音波
振動発生源となる超音波振動子、超音波振動子からの超
音波振動を手術部位に伝達するホーンからなる超音波振
動体と、超音波振動子の外周をカバーするケーシングな
どから構成されている。
【0003】超音波振動子は、振動素子、電極板、およ
びこれらの両側に位置する金属ブロックなどから構成さ
れており、増幅器からの電気信号を超音波振動へと変換
する機能を有している。
【0004】また、ホーンは、超音波振動子からの超音
波振動を増幅し、手術部位に伝達するとともに、その先
端部で手術部位を破砕・切開する手術具としての機能を
備えている。また、ホーンは、種々の形状が用意され、
手術の用途に応じて使い分けられる。そのため、ホーン
は、超音波振動子に螺合などにより着脱可能に取り付け
られている。
【0005】ホーンの着脱は、超音波振動子をケーシン
グ内に収納した状態で行われる。ここで、超音波振動子
がケーシングに対して回転可能に構成されていると、超
音波振動子に対してホーンを螺合し、締め付けた際に、
超音波振動子がケーシングの内部で回転してしまい、ホ
ーンの着脱に支障を来たす。そのため、従来の超音波手
術装置においては、超音波振動子をケーシングに回転不
能に取り付けるため、以下のようなフランジ部を用いた
構造が用いられている。
【0006】フランジ部は、樹脂材料により超音波振動
子より外径の大きな鍔状に形成されている。超音波振動
子は、このフランジ部の中心孔に一体的に取り付けら
れ、また、このフランジ部は、その外周部分がケーシン
グに一体的に固定される。
【0007】このように、従来の超音波手術装置の構造
においては、フランジ部を介して超音波振動子をケーシ
ングに固定することでケーシングに対する超音波振動子
の回転を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】超音波手術装置におい
ては、手術の際の操作性を高めるため、操作者によって
把持されるケーシングの小型化、特にケーシングの外径
の縮小に対する要望が高い。
【0009】しかしながら従来の超音波手術装置の構造
は、前述したように、超音波振動子より外径の大きな鍔
状のフランジ部をケーシングに固定する構造となってい
ることから、フランジ部を収容するケーシングの外径が
フランジ部の外径より大きくなるため、ケーシングの外
径の縮小が困難な構造となっていた。
【0010】本発明は、以上の点に鑑みなされたもので
あり、簡易な構成でケーシングの外径が小さい超音波手
術装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の(1)〜(10)の本発明により達成される。
【0012】(1) ケーシングと、該ケーシングに収
容され、超音波振動を発生する超音波振動発生源とを有
する超音波手術装置において、前記超音波振動発生源
は、複数のリング状の支持部材のみによって前記ケーシ
ングに支持されていることを特徴とする超音波手術装
置。
【0013】(2) 前記支持部材は、当該超音波振動
発生源の先端側および後端側に位置することを特徴とす
る上記(1)に記載の超音波手術装置。
【0014】(3) 前記支持部材のうちの少なくとも
1つは、前記超音波振動発生源の振動の節の位置に設け
られている上記(1)または(2)に記載の超音波手術
装置。
【0015】(4) 前記支持部材は、弾性材料により
形成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記
載の超音波手術装置。
【0016】(5) 前記ケーシングに対する前記超音
波振動発生源の回転を防止する回転防止手段を有する上
記(1)ないし(4)のいずれかに記載の超音波手術装
置。
【0017】(6) 前記回転防止手段は、前記支持部
材の近傍に設けられている上記(5)に記載の超音波手
術装置。
【0018】(7) 前記回転防止手段は、前記超音波
振動発生源の外周面に設けられた少なくとも1つの第1
係合面と、前記ケーシングの内周面に設けられ、前記第
1の係合面と係合する少なくとも1つの第2係合面とを
有する上記(5)または(6)に記載の超音波手術装
置。
【0019】(8) 前記第1係合面は、前記超音波振
動発生源の外周面を切り欠いて設けられている上記
(7)に記載の超音波手術装置。
【0020】(9) 前記第1係合面および前記第2係
合面は、いずれも金属材料によって構成されている上記
(7)または(8)に記載の超音波手術装置。
【0021】(10) 前記ケーシングは、前記超音波
振動発生源の基端側に位置する樹脂製の本体と、該本体
の先端側に位置する金属製の先端部材とを有し、前記第
2係合面は、前記先端部材に設けられている上記(9)
に記載の超音波手術装置。
【0022】本発明の他の目的、作用および効果は、図
面を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明ら
かとなるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る超音波手術装
置について添付図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の超音波手術装置の全体構
成を示す断面図である。図2は、本発明の超音波手術装
置の分解斜視図である。図3は、本発明の超音波手術装
置に係るケーシングの分解斜視図である。図4は、本発
明の超音波手術装置に係るケーシングの前面図である。
【0025】本発明の超音波手術装置は、超音波振動を
利用して生体組織を切開・破砕するための超音波手術用
装置であり、図1および図2に示すように、ケーシング
10と、該ケーシング10に収容され、超音波振動を発
生する超音波振動発生源(超音波振動子)30と、超音
波振動発生源30を支持し、前記ケーシング10に取り
付ける支持部材40、41とを有している。
【0026】超音波振動発生源30は、たとえばボルト
締め型の超音波振動子であり、複数の圧電素子36、各
圧電素子の間に設けられた電極板(図示せず)、これら
を所定圧力で挟持する先端側金属ブロック31、基端側
金属ブロック32、などから構成されている。この超音
波振動発生源30は、図示しない増幅器からの電気信号
を超音波機械振動に変換する機能を有している。
【0027】前記超音波振動発生源30の先端部には、
ホーン33などの治具が取り付けられる。このホーン3
3は、種々の形状が用意されており、手術の種類に応じ
て選択的に用いられる。そのため、ホーン33の基端部
は、前記超音波振動発生源30の先端部と着脱自在に螺
合する螺合部34を介して前記超音波振動発生源30の
先端側金属ブロック31に取り付けられる。また、この
ホーン33には、先端から基端に向かって貫通し、手術
時に手術部位付近の液体や粒子が通過する流路となる吸
引孔38が設けられている。この吸引孔38は、超音波
振動発生源30に設けられた吸引孔37および後述する
後端部材50の吸引孔59と連通しており、図示しない
ポンプなどの吸引手段に接続されている。
【0028】前記超音波振動発生源30の先端側金属ブ
ロック31には、後述するケーシング10の先端部材1
2の第2係合面14と係合する1対の第1係合面35、
35が設けられている。
【0029】該第1係合面35、35は、図2に示すよ
うに、先端側金属ブロック31の外周面を切り欠いて設
けられており、それぞれがほぼ平面をなしている。この
第1係合面35は、当該超音波振動発生源30が前記ケ
ーシング10に挿入された際に、前記先端部材12の後
述する第2係合面14と係合する位置に設けられてい
る。そして、これらの第1、第2係合面35、14の係
合により、前記ケーシング10に対する前記超音波振動
発生源30の回転が防止されるようになっている。
【0030】また、前記超音波振動発生源30は、支持
部材40、41を介してケーシング10に取り付けられ
ている。この構成については後に詳述する。
【0031】ケーシング10は、図3に示すように、本
体11と、該本体11の先端側に位置する先端部材1
2、固定部材13およびホーンカバー25と、前記本体
11の後端部の開口を覆う後端部材50などから構成さ
れている。
【0032】本体11は、樹脂材料によりほぼ筒状に形
成されており、図3に示すように、その先端側に瓦状を
なす1対の湾曲片で構成される取付部15、15を有し
ている。この取付部15、15は、それぞれの内周面
に、固定部材13の後述するネジ山21と螺合し、固定
部材13を本体11に固定するネジ溝16を有してい
る。
【0033】また、各取付部15、15の両側面には、
ほぼ平面状の第1係止面17が設けられている。この第
1係止面17は、前記先端部材12を取付部15に取り
付けた際に、先端部材12の中心孔18の内周面に形成
されたほぼ平面状の第2係止面19と対応する位置に設
けられている。
【0034】前記第1係止面17は、取付部15に先端
部材12が挿通された際に前記第2係止面19と係合す
る。そして、それにより本体11に対する先端部材12
の回転が防止される。
【0035】先端部材12は、金属材料で形成されてお
り、図4に示すように、断面がほぼ小判型の中心孔18
を有している。この中心孔18の内壁面には、先端部材
12が取付部15に挿通された際に、取付部15に設け
られた第1係止面17と係合するほぼ平面状の1対の第
2係止面19(図3参照)が設けられている。
【0036】なお、本実施形態においては、前記第1、
第2係止面17、19がそれぞれ一対ずつ設けられてい
るが、本実施形態に限らず、前記第1、第2係止面1
7、19は、1つ、あるいは3つ以上設けることも可能
であり、そのような構成とした場合にも、本実施形態と
同様に本体11と先端部材12との回転を防止すること
ができる。また、本実施形態においては、前記第1、第
2係止面17、19は、1つの平面によって構成されて
いるが、本実施形態に限らず、複数の平面や曲面から構
成することも可能である。
【0037】また、この先端部材12は、前記ケーシン
グ10に対する前記超音波振動発生源30の回転防止機
能を有している。すなわち、先端部材12は、図3およ
び図4に示すように、前記超音波振動発生源30に設け
られた第1係合面35に係合し、前記先端部材12(前
記ケーシング10)に対する超音波振動発生源30の回
転を防止する第2係合面14を有している。
【0038】本実施形態においては、ケーシング10の
一部を金属製の先端部材12で構成することにより、ケ
ーシング10と超音波振動発生源30との接触面をいず
れも金属で構成している。そのため、超音波振動発生源
30が超音波振動した際に、接触面が磨耗しにくく、異
音が発生しにくい。
【0039】なお、本実施形態においては、第1、第2
係合面35、14をそれぞれ1対ずつ設けているが、本
実施形態に限らず、前記第1、第2係止面17、19と
同様に、1つあるいは3つ以上設けることも可能であ
る。
【0040】固定部材13は、図3に示すように、前記
取付部15に設けられたネジ溝16と係合するネジ山2
1を有するネジ部22と、ネジ部22の締め付けの際に
ドライバーなどの工具が差し込まれる溝部23を有する
鍔状の端面部24とを有している。先端部材12は、固
定部材13が取付部15に螺合された際に、本体11の
端面と固定部材13の端面部24とによって挟持され、
固定される。なお、固定部材13を構成する材料として
は、ステンレスなどの金属材料が好適に用いられるが、
樹脂材料などを用いても良い。
【0041】ホーンカバー25は、樹脂材料により形成
されており、図1および図2に示すように、前記先端部
材12に取り付けられている。このホーンカバー25に
は、前記ホーン33の先端部に洗浄水を送水する送水管
(図示せず)が取り付けられる取付部26が設けられて
いる。
【0042】後端部材50は、図1ないし図3に示すよ
うに、先端側に位置する第1の部材51と、後端側に位
置する第2の部材52と、前記第1の部材51および前
記第2の部材52によって挟持される弾性部材53と、
前記第1の部材51および第2の部材52を固定するネ
ジ54とを有している。前記第2の部材52には、前記
送水管(図示せず)が固定される取付部60が設けられ
ている。なお、送水管は、この取付部60と、前記ホー
ンカバー25の取付部26との固定により、前記本体1
1の側面に沿って配置される。
【0043】第1の部材51は、図1および図3に示す
ように、吸引管55と、該吸引管55の先端側に位置す
る接続部56、後端側に位置する後側片57、接続部5
6と後側片57との間に位置する前側片58とを有して
いる。なお、これらの部材は樹脂材料により一体に形成
されている。
【0044】接続部56は、吸引管55の先端に設けら
れている。該接続部56は、その内部に前記支持部材4
1を収容し、支持部材41を介して前記超音波振動発生
源30の後端を支持するよう構成されている。
【0045】支持部材40、41は、たとえばシリコー
ンゴムに代表される各種ゴム材料や熱可塑性エラストマ
ーなどの弾性材料をリング状に形成したものであり、図
1および図2に示すように、超音波振動発生源30の先
端側および後端側に設けられている。超音波振動発生源
30の先端側に位置する支持部材40は、本体11の先
端部に係合し、また、超音波振動発生源30の後端側に
位置する支持部材41は、後端部材50の接続部56に
係合する。
【0046】これらの支持部材40、41は、超音波振
動発生源30を支持し、ケーシング10に取り付ける機
能と、使用時におけるケーシング10の内部への浸水を
防止するシール機能を有している。すなわち、支持部材
40は、超音波振動発生源30の先端部を支持するとと
もに、本体11の先端側からの浸水を防止するシールと
しても機能するよう構成されている。また、支持部材4
1は、超音波振動発生源30の後端部を支持するととも
に、超音波振動発生源30の吸引孔37と後端部材50
の吸引孔57との接続部からの浸水を防止するシールと
しても機能するよう構成されている。
【0047】以下、本体11に対して先端部材12、固
定部材13、超音波振動発生源30および後端部材50
を取り付ける手順について説明する。
【0048】(1)前記本体11に先端部材12を挿通
する。より詳しくは、前記先端部材12の中心孔18に
前記本体11の取付部15を挿通する。このとき、前記
先端部材12の中心孔18の湾曲面と、前記取付部1
5、15の外周面とが係合し、前記第1係止面17と前
記第2係止面19とが係合する。そして、それにより前
記本体11に対する前記先端部材12の回転が防止され
る。
【0049】(2)取付部15のネジ溝16に固定部材
13のネジ部22のネジ山21を螺合させ、締め付け
る。その際、固定部材13と本体11とによって先端部
材12が挟持され、先端部材12が本体11に固定され
る。
【0050】(3)超音波振動発生源30に支持部材4
0、41を取り付け、本体11の後端側の開口から挿入
する。このとき、超音波振動発生源30は、その先端側
に取り付けられた支持部材40と、本体11の先端部と
によって支持される。
【0051】(4)後端部材50を本体11の後端側の
開口から挿通し、ネジ54の締め付けによって本体11
に固定する。このとき、超音波振動発生源30の後端側
に設けられた支持部材41が第1の部材51によって支
持され、それにより超音波振動発生源30の先端部と後
端部とがケーシング10に両持ち支持された状態とな
る。
【0052】以下、本実施形態の超音波手術装置の効果
について説明する。本実施形態においては、超音波振動
発生源30は、支持部材40、41のみによって前記ケ
ーシング10に支持されている。また、ケーシング10
に対する超音波振動発生源30の回転は、支持部材4
0、41と別個に設けられた第1係止面17および第2
係止面19の係合と、ネジ溝16、ネジ山21の締結に
よる先端部材12の固定とによって防止される。また、
超音波振動発生源30の先端側に位置する支持部材40
は、当該超音波振動発生源30を超音波振動させた際の
振動の節の位置に設けられている。
【0053】このような構造を用いることにより、本実
施形態の超音波手術装置1は、従来構造の超音波手術装
置におけるフランジ部を用いることなくケーシング10
に対する超音波振動発生源30の支持および回転防止を
図ることができる。そのため、ケーシング10の外径を
増大させることなく超音波振動発生源30を安定的に支
持することができる。
【0054】また、本発明の超音波手術装置1は、前記
超音波振動発生源30の先端部および後端部を弾性材料
により形成された支持部材40、41によって両持ち支
持する構造となっているため、超音波振動発生源30の
駆動時におけるがた付きや異音の発生が少ない。
【0055】最後に、本発明は、上述した実施形態に限
定されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更及び改良が可能であることは言うまでもな
い。
【0056】たとえば、本実施形態のホーンに高周波電
流を供給する高周波電流供給手段を設けてもよく、その
ような構成とした場合には、当該装置に対し、高周波電
流を用いて切開や凝固などの処置を行う電気手術装置と
しての機能を付加することができる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、超
音波振動発生源がリング状の支持部材のみによって前記
ケーシングに支持されていることから、従来構造に用い
られていたフランジ部を設けることなくケーシングに対
して超音波振動発生源を安定的に支持することができ、
簡易な構成でケーシングの外径の縮小を図ることができ
る。
【0058】また、本発明の超音波手術装置のケーシン
グに対する超音波振動発生源の回転防止手段を、支持部
材と別個に設けた場合には、超音波振動発生源をケーシ
ングに対してより安定的に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波手術装置の全体構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の超音波手術装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の超音波手術装置に係るケーシングの分
解斜視図である。
【図4】本発明の超音波手術装置に係るケーシングの前
面図である。
【符号の説明】
1 超音波手術装置 10 ケーシング 11 本体 12 先端部材 13 固定部材 14 第2係合面 15 取付部 16 ネジ溝 17 第1係止面 18 中心孔 19 第2係止面 21 ネジ山 22 ネジ部 23 溝部 24 端面部 25 ホーンカバー 26 取付部 30 超音波振動発生源 31 先端側金属ブロック 32 基端側金属ブロック 33 ホーン 34 螺合部 35 第1係合面 36 圧電素子 37 吸引孔 38 吸引孔 40、41 支持部材 50 後端部材 51 第1の部材 52 第2の部材 53 弾性部材 54 ネジ 55 吸引管 56 接続部 57 後側片 58 前側片 59 吸引孔 60 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花岡 茂 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 (72)発明者 小倉 玄 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 (72)発明者 加藤 秀典 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 Fターム(参考) 4C060 EE03 JJ11 MM24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに収容さ
    れ、超音波振動を発生する超音波振動発生源とを有する
    超音波手術装置において、 前記超音波振動発生源は、複数のリング状の支持部材の
    みによって前記ケーシングに支持されていることを特徴
    とする超音波手術装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、当該超音波振動発生源
    の先端側および後端側に位置することを特徴とする請求
    項1に記載の超音波手術装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材のうちの少なくとも1つ
    は、前記超音波振動発生源の振動の節の位置に設けられ
    ている請求項1または2に記載の超音波手術装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、弾性材料により形成さ
    れている請求項1ないし3のいずれかに記載の超音波手
    術装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングに対する前記超音波振動
    発生源の回転を防止する回転防止手段を有する請求項1
    ないし4のいずれかに記載の超音波手術装置。
  6. 【請求項6】 前記回転防止手段は、前記支持部材の近
    傍に設けられている請求項5に記載の超音波手術装置。
  7. 【請求項7】 前記回転防止手段は、前記超音波振動発
    生源の外周面に設けられた少なくとも1つの第1係合面
    と、前記ケーシングの内周面に設けられ、前記第1の係
    合面と係合する少なくとも1つの第2係合面とを有する
    請求項5または6に記載の超音波手術装置。
  8. 【請求項8】 前記第1係合面は、前記超音波振動発生
    源の外周面を切り欠いて設けられている請求項7に記載
    の超音波手術装置。
  9. 【請求項9】 前記第1係合面および前記第2係合面
    は、いずれも金属材料によって構成されている請求項7
    または8に記載の超音波手術装置。
  10. 【請求項10】 前記ケーシングは、前記超音波振動発
    生源の基端側に位置する樹脂製の本体と、該本体の先端
    側に位置する金属製の先端部材とを有し、前記第2係合
    面は、前記先端部材に設けられている請求項9に記載の
    超音波手術装置。
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