JP2702344B2 - アトマイズ金属粉末製造方法 - Google Patents

アトマイズ金属粉末製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アトマイズ法により金
属粉末を製造するアトマイズ金属粉末製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のアトマイズ金属粉末製造方法とし
ては、図2に示すように、溶融金属としての溶鋼を貯留
するレードル1と、このレードル1から流下される溶鋼
流を受けるタンディッシュ2と、このタンディッシュ2
から流下される溶鋼流を受ける噴霧槽3とを備えた装置
を使用して、溶鋼から金属粉末を形成する。
【0003】すなわち、レードル1では、内部に貯留す
る溶鋼を電極加熱機構1aで所定の一定温度以上に維持
すると共に、下端面の溶鋼流下口に設けたスライディン
グノズル1bで溶鋼流下量を調整しながら溶鋼をタンデ
ィッシュ2に流下させ、タンディッシュ2では、下端面
に配設された溶湯ノズル2aを開閉することにより、溶
鋼の噴霧槽3への流下をオン−オフ制御し、噴霧槽3で
は、上端部に配設された高圧水を貯留するノズルヘッダ
3a内の高圧水を水ノズル3bから流動ガイド3cで案
内しながらタンディッシュ2から流下する溶鋼流位置が
丁度焦点fとなるように噴射し、この高圧水によって溶
鋼流が飛散されて粉末となり、噴霧槽3下部にスラリー
状態で貯留される。
【0004】ここで、形成された粉末の粒子の大きさ
は、タンディッシュ2からの流下量によって影響される
ので、タンディッシュ2内の溶鋼レベルが一定になるよ
うに制御している。この溶鋼レベルを制御するために、
従来、タンディッシュ2の重量をロードセル4で検出
し、この重量検出値をタンディッシュレベル制御装置5
に供給することにより、このタンディッシュレベル制御
装置5でタンディッシュ2の重量検出値が一定値となる
ように、スライディングノズル1bを駆動するノズル駆
動装置6を制御することにより、スライディングノズル
1bの開度を目標開度から増減し、これによってレード
ル1から流下する溶鋼の流量を調整して、タンディッシ
ュ2の溶鋼レベルを一定に保つように制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアトマイズ金属粉末製造方法にあっては、タンディ
ッシュの溶鋼レベルを制御することにより、タンディッ
シュから流下する溶鋼流とこれに対して噴射される高圧
水との関係を一定に保つようにしているが、タンディッ
シュから流下される溶鋼流の注入量を制御しているもの
ではないので、レードルのスライディングノズルが時間
の経過と共に溶損することにより流出面積が拡大するう
え、タンディッシュの溶湯ノズルも同様に時間の経過と
共に溶損して流出面積が拡大するため、タンディッシュ
の溶鋼レベルを一定に保っても、タンディッシュから流
下する溶鋼注入量は変動することになる。この溶鋼注入
変動は、噴霧槽での水ノズルから噴射される高圧水の
流速は常に一定に制御されるため、高圧水が衝突する焦
点位置での噴霧条件が変動することになり、形成される
金属粉末の粒子形状が変動するという未解決の課題があ
った。
【0006】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、タンディッシュか
ら流下される溶融金属流の流量を一定に維持して、金属
粉末の粒子形状を均一化させることができるアトマイズ
金属粉末製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るアトマイズ金属粉末製造方法は、溶融金
属を貯留し、溶融金属の流下量を調整する流下量調整手
段を設けたレードルと、前記流下量調整手段を介して流
下する溶融金属を受けるタンディッシュと、該タンディ
ッシュから注入される溶融金属を飛散させる噴霧装置を
設けた噴霧槽とを備え、前記タンディッシュの重量を測
定し、該重量測定値を当該タンディッシュの重量目標値
に一致させるように、前記流下量調整手段を制御するよ
うにしたアトマイズ金属粉末製造方法において、前記レ
ードルの重量を測定して単位時間当たりのレードル重量
変化量を求め、該レードル重量変化量とレードル重量変
化量目標値との偏差に、前記タンディッシュの単位時間
当たりの重量変化量を加算して補正値を求め、該補正値
に基づいて前記タンディッシュの重量目標値を補正する
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明においては、レードルとタンディッシュ
との重量を個別に測定し、これらの重量測定値からレー
ドルとタンディッシュとの単位時間当たりの重量変化量
を求め、レードル重量変化量とレードル重量変化量目標
値との偏差に、前記タンディッシュの重量変化量を加算
して補正値を求め、この補正値に基づいてタンディッシ
ュの重量目標値を補正し、補正された重量目標値とタン
ディシュ重量測定値との偏差に基づいて流下量調整手段
を制御することにより、タンディッシュから噴霧槽への
溶融金属注入量を一定に制御する。したがって、噴霧槽
に注入される溶融金属注入量が一定値に維持され、噴霧
槽での噴霧装置の噴霧媒によって形成される金属粉末の
粒子形状を均一化することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す概略構成図であ
る。機械的構成は前述した図2の従来例と同様に、溶融
金属としての溶鋼を貯留するレードル1と、このレード
ル1から流下される溶鋼流を受けるタンディッシュ2
と、このタンディッシュ2から流下される溶鋼流を受け
る噴霧槽3とを備えている。
【0010】レードル1は、内部に貯留する溶鋼を所定
の一定温度以上に維持する電極加熱機構1aと、下端面
の溶鋼流下口に溶鋼流下量を調整するスライディングノ
ズル1bとを備えている。タンディッシュ2は、下端面
に配設された溶湯ノズル2aを有し、この溶湯ノズル2
aを開閉することにより、溶鋼の流下をオン−オフ制御
する。
【0011】噴霧槽3は、上端部に高圧水を貯留するノ
ズルヘッダ3aが配設され、このノズルヘッダ3a内の
高圧水が水ノズル3bから流動ガイド3cに案内されて
タンディッシュ2から流下する溶鋼流位置が丁度焦点と
なるように噴射され、この高圧水によって溶鋼流が飛散
されて粉末となり、噴霧槽3下部にスラリー状態で貯留
される。
【0012】そして、レードル1のスライディングノズ
ル1bはノズル駆動装置6によって開度調整されて、溶
鋼流下量が調整される。また、レードル1にはその重量
を検出する例えばロードセルで構成されるレードル重量
センサ11が配設されていると共に、タンディッシュ2
にもその重量を検出する例えばロードセルで構成される
タンディッシュ重量センサ4が配設されている。
【0013】これら重量センサ11及び4の重量検出値
がコントローラ13に入力され、このコントローラ13
で各重量検出値に基づいてノズル駆動装置6を駆動する
駆動信号を形成し、これをノズル駆動装置6に出力す
る。コントローラ13は、タンディッシュレベル制御装
置5と、レードル重量測定装置15と、微分器16,1
7と、注入量制御装置18とを備えている。 タンディッ
シュレベル制御装置5は、タンディッシュ重量センサ4
のタンディッシュ重量検出値W T が入力され、これに応
じてタンディッシュ重量を測定し、タンディッシュ重量
MT を出力すると共に、後述する注入量制御装置18か
らのレベル補正値W A が入力され、このレベル補正値W
A とタンディッシュ重量測定値W MT 及び予め設定された
タンディッシュ重量目標値W ST とに基づいてノズル駆動
装置6を駆動する駆動信号S D を形成して出力する。
た、レードル重量測定装置15は、レードル重量センサ
11の重量検出値W L が入力され、これに応じてレード
ル重量を測定し、レードル重量測定値W ML を出力する。
さらに、微分器16は、レードル重量測定装置15から
出力されるレードル重量測定値W ML を微分して単位時間
当たりのレードル重量変化量ΔW ML を算出する。 さらに
また、微分器17は、タンディッシュレベル制御装置5
から出力されるタンディッシュ重量測定値W MT を微分し
て単位時間当たりのタンディッシュ重量変化量ΔW MT
算出する。 なおさらに、注入量制御装置18は、両微分
器16及び17の重量変化量ΔW ML 及びΔW MT が入力さ
れ、レードル重量変化量ΔW ML からレードル重量変化量
目標値ΔW SL を減算した偏差E L にタンディッシュ重量
変化量ΔW MT を加算して、タンディッシュ2から噴霧槽
3へ流下する溶鋼注入量に対応したレベル補正値W A
算出し、これを前記タンディッシュレベル制御装置5に
入力する。
【0014】ここで、タンディッシュレベル制御装置5
は、初期状態では、タンディッシュ2に溶鋼貯留されて
タンディッシュ重量が予め設定されたタンディッシュ重
量目標値WSTに達するまでは、レードル1のスライディ
ングノズル1bを全開状態とする初期状態制御を行い、
タンディッシュ重量が目標値WSTに達すると、下記の通
常レベル制御に移行する。
【0015】通常レベル制御は、タンディッシュ重量セ
ンサ4からのタンディッシュ重量検出値WT に基づいて
タンディッシュ重量測定値WMTを算出し、これを微分器
17に出力すると共に、タンディッシュ重量測定値WMT
と予め設定した設定注入量に対応するタンディッシュ重
量目標値WSTとを比較し、両者の偏差を算出し、これに
所定のゲインを乗算してノズル駆動装置6に対する駆動
信号SD を形成し、これをノズル駆動装置6に出力し
て、レードル1に設けたスライディングノズル1bの開
度を調整し、これによってタンディッシュ2から噴霧槽
3への溶鋼注入量を制御すると共に、現在のタンディッ
シュ重量目標値WST 注入量制御装置18から入力され
る注入量の変動分に応じたレベル補正値WA を加算して
タンディッシュ重量目標値WSTを更新する。
【0016】次に、上記実施例の動作を説明する。今、
レードル1内に溶鋼が貯留され、内部の電極加熱機構1
aによって所定温度以上に加熱されており、且つ下端面
のスライディングノズル1bが閉じていて、タンディッ
シュ2に溶鋼が存在せずその溶湯ノズル2aが閉鎖され
ており、さらに、噴霧槽3での水ノズル3bからの高圧
水の噴射が停止されているものとする。
【0017】この状態で、アトマイズ粉末の製造を開始
するには、先ず噴霧槽3の水ノズル3bから高圧水を噴
射させて、タンディッシュ2からの溶鋼流位置の焦点位
置で衝突させておき、この状態でコントローラ13を起
動すると、タンディッシュ重量センサ12の重量検出値
T がタンディッシュ2のみの重量を表しているので、
この重量検出値WT に基づいてタンディッシュ重量測定
値WMTを算出したときに、このタンディッシュ重量測定
値WMTとタンディッシュレベル制御装置5でタンディッ
シュ重量目標値WSTとを比較したときに、両者の差が大
きいため、スライディングノズル1bを全開状態とする
駆動信号SD がノズル駆動装置6に出力される。このた
め、ノズル駆動装置6でスライディングノズル1bが全
開状態に制御されて、レードル1内の溶鋼がタンディッ
シュ2内に流下される。
【0018】この初期状態制御によりタンディッシュ2
内に溶鋼が流下されるに応じて、タンディッシュ重量セ
ンサ4の重量検出値WT が増加し、これに基づいて算出
されるタンディッシュ重量測定値WMTがタンディッシュ
重量目標値WSTに達するまでの間は、タンディッシュ2
の溶湯ノズル2aが閉状態を維持し、この間にタンディ
ッシュ2内の溶湯レベルが上昇する。
【0019】その後、タンディッシュ重量測定値WMT
タンディッシュ重力目標値WSTに達すると、この時点で
溶湯ノズル2aが開状態に制御されて通常レベル制御状
態に移行する。すなわち、タンディッシュ2の下端から
溶湯ノズル2aの開口面積とタンディッシュ2内の溶鋼
量とで決まる流量の溶鋼流が形成され、これが噴霧槽3
内に注入されて水ノズル3bからの高圧水の焦点位置で
飛散されて粉末化され、噴霧槽3の下部にスラリー化さ
れて貯留される。
【0020】この通常レベル制御状態では、タンディッ
シュレベル制御装置5で、タンディッシュ2の重量検出
値WT に基づくタンディッシュ重量測定値WMTとタンデ
ィッシュ重量目標値WSTとが一致するようにレードル1
のスライディングノズル1bの開度が設定され、これに
応じた駆動信号SD がノズル駆動装置6に出力されて、
タンディッシュ2内の溶鋼レベルが設定レベルに維持さ
れると共に、噴霧槽3への溶鋼注入量が一定値に維持さ
れ、噴霧槽3で高圧水によって均一な粒子形状の粉末が
形成される。
【0021】この定常状態では、タンディッシュ2の重
量測定値WMTがタンディッシュ重量目標値WSTと略一致
していることから、微分器17から出力される単位時間
当たりの重量変化量ΔWMTは、略零となっていると共
に、レードル1から流下する溶鋼量も一定値となること
から、レードル重量センサ11で検出されたレードル重
力検出値WL に基づいてレードル重量測定装置15で算
出したレードル重量測定値WMLを微分器16で微分した
レードル重量変化量ΔWMLも予め設定した目標値ΔWSL
と等しくなる。このため、注入量制御装置18で算出さ
れるレベル補正値WA は、レードル重量変化量ΔWML
レードル重量変化目標値ΔWSLとの偏差が略零であり、
且つタンディッシュ重量変化量ΔWMTも略零であるの
で、略零となる。したがって、タンディッシュレベル制
御装置5では、入力されるレベル補正値WA が略零であ
るので、予め設定されたタンディッシュ重量目標値WST
がそのまま維持されるので、タンディッシュ2から噴霧
槽3への定量注入状態が維持される。
【0022】この状態で、タンディッシュ2における溶
湯ノズル2aの開口面積が溶損等によって増大すると、
タンディッシュ重量センサ4で検出されるタンディッシ
ュ2の重量検出値WT が減少状態となり、これに応じて
タンディッシュレベル制御装置14で算出されるタンデ
ィッシュ重量測定値WMTも減少状態となるので、微分器
17から出力されるタンディッシュ重量変化量ΔWMT
負方向に大きくなる。このとき、レードル1の重量変化
は、前回の減少状態を維持しているので、注入量制御装
置18で算出されるレードル重量変化量ΔWMLとレード
ル重量変化目標値ΔWSLとの偏差EL は略零を維持する
ので、レベル補正値WA はタンディッシュ重量変化量Δ
MTに応じた負の値となる。これによって、タンディッ
シュレベル制御装置5でタンディッシュ重量目標値WST
にレベル補正値WA が加算されることにより、タンディ
ッシュ重量目標値WSTが小さい値に変更される。このた
め、タンディッシュ2の溶鋼貯留レベルが低くなり、溶
鋼自身の圧力による溶湯ノズル2aから流下する溶鋼流
の速度が小さくなり、噴霧槽3への溶鋼注入量が一定量
に保持され、噴霧槽3で形成されるアトマイズ粉末の粒
子形状が均一状態に維持される。
【0023】逆に、レードル1のスライディングノズル
1bの開口面積が溶損等によって増大した場合には、レ
ードル重量センサ11で検出されるレードル1の重量検
出値WL の変化が減少方向に大きくなるが、タンディッ
シュ2では、溶湯ノズル2aの開口面積に変化がないの
で、噴霧槽3への溶鋼注入量は変わらず、レードル1か
ら流下される溶鋼量が増加することにより、タンディッ
シュ重量センサ12で検出されるタンディッシュ2の重
量検出値WT の変化が増加方向に大きくなり、これに応
じて微分器16から出力されるレードル重量変化量ΔW
MLは負方向に増加し、逆に微分器17から出力されるタ
ンディッシュ重量変化量ΔWMTは正方向に増加すること
になり、レードル重量変化量ΔWMLとタンディッシュ重
量変化量ΔWMTとが略等しい値となる。このため、注入
量制御装置18で算出されるレードル重量変化量ΔWML
とレードル重量変化量目標値ΔWSLとの偏差EL が負の
値となるが、この偏差EL が正のタンディッシュ重量変
化量ΔWMTで相殺されるので、レベル補正値WA は零と
なる。
【0024】このため、タンディッシュレベル制御装置
5での、タンディッシュ重量目標値WSTは定常状態の値
に保持されるので、タンディッシュ重量測定値WMTの増
加分を抑制するスライディングノズル開度が設定され、
これに応じた駆動信号SD がノズル駆動回路10に出力
されて、スライディングノズル1bの開度が小さく制御
され、これによってタンディッシュ2から噴霧槽3への
溶鋼注入量が一定値に保持され、噴霧槽3で形成される
アトマイズ粉末の粒子形状が均一状態に維持される。
【0025】なお、上記実施例においては、レードル1
のスライディングノズル1bの開度をコントローラ13
で自動制御してタンディッシュ2の溶鋼レベルを制御す
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、噴霧槽3への注入量を表す注入量制御装置18の
補正値WA を表示装置等に表示し、この表示を視認して
スライディングノズル1bを手動操作してタンディッシ
ュ2の溶鋼レベルを制御するようにしてもよい。
【0026】また、上記実施例においては、溶鋼からア
トマイズ鉄粉を製造する場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、他の任意のアトマイズ金属
粉末を製造することができることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ードル及びタンディッシュの重量を測して、レードル
及びタンディッシュの単位時間当たりの重量変化量を求
め、レードル重量変化量とレードル重量変化量目標値と
の偏差に、タンディッシュの重量変化量を加算して補正
値を求め、この補正値に基づいてタンディシュの重量目
標値を補正するようにしたのでレードル及びタンディ
ッシュの溶湯流出面積が変化しても、タンディッシュか
ら噴霧槽に流下する溶融金属の注入量を常に目標値に
確に維持することができ、噴霧槽での噴霧条件を安定化
させて、金属粉末の粒子形状を均一化することができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアトマイズ金属粉末製造装置の一
実施例を示す概略構成図である。
【図2】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 レードル 1b スライディングノズル 2 タンディッシュ 2a 溶湯ノズル 3 噴霧槽 3b 水ノズル 3c 流動ガイド 4 タンディッシュ重量センサ 5 タンディッシュレベル制御装置 6 ノズル駆動装置 11 レードル重量センサ 13 コントローラ 15 レードル重量測定装置 16,17 微分器 18 注入制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属を貯留し、溶融金属の流下量を
    調整する流下量調整手段を設けたレードルと、前記流下
    量調整手段を介して流下する溶融金属を受けるタンディ
    ッシュと、該タンディッシュから注入される溶融金属を
    飛散させる噴霧装置を設けた噴霧槽とを備え、前記タン
    ディッシュの重量を測定し、該重量測定値を当該タンデ
    ィッシュの重量目標値に一致させるように、前記流下量
    調整手段を制御するようにしたアトマイズ金属粉末製造
    方法において、 前記レードルの重量を測定して単位時間当たりのレード
    ル重量変化量を求め、該レードル重量変化量とレードル
    重量変化量目標値との偏差に、前記タンディッシュの単
    位時間当たりの重量変化量を加算して補正値を求め、該
    補正値に基づいて前記タンディッシュの重量目標値を補
    正する ことを特徴とするアトマイズ金属粉末製造方法。
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