JP2702038B2 - 高密度データ・ディスクのためのケース - Google Patents

高密度データ・ディスクのためのケース

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JP2702038B2
JP2702038B2 JP4156079A JP15607992A JP2702038B2 JP 2702038 B2 JP2702038 B2 JP 2702038B2 JP 4156079 A JP4156079 A JP 4156079A JP 15607992 A JP15607992 A JP 15607992A JP 2702038 B2 JP2702038 B2 JP 2702038B2
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アンリ・ランメラン
フィリプ・ランメラン
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カルトネリ・ドゥ・テューラン・エス・ア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高記録密度を有するディ
スクの形をした情報媒体用の、特にコンパクト・ディス
ク、略して“CD”として知られるデジタル・オ−ディ
オ・ディスク保管用の、ケ−スに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクト・ディスク保管用の長方形の
カセットは公知であり、そのカセットは通常透明である
プラスチック素材で作られたベース及びカバーで形成さ
れた容器と、ベースに挿入され固定される通常濃い色の
プラスチック素材で作られたディスク保持板とから構成
される。
【0003】容器のベースは平らな長方形の底部と4枚
の壁を具備する。2枚の側壁はディスクと壁の間の摩擦
を防ぐためと、このディスクを掴み、入れたり、取り出
したりすることを容易にするために中に切り込みを有
する。ベースとディスク保持トレイ板の間にそのディス
クに関する挿絵の入った見出しシートを挿入することが
可能である。このシートはカセットが収納された時に、
その縁部でもまた見出しが読まれることが可能であるよ
うに前と後の壁に沿って延在する。
【0004】カバ−はほぼ正方形で、わずかにベ−スよ
りも短い、上方の長方形の壁を具備する。2枚の側壁は
この壁から立上っており、後に向かって延在し、ベ−ス
の後部にある対応する孔と係合し、ベ−スに対してカバ
−のための回動軸を形成するスピンドルと嵌め合わされ
る可撓性ア−ムを形成する。これは、カバ−が180゜
まで開閉されることを可能にする。
【0005】カバ−の側壁は、ディスクに関して説明さ
れた表紙のある小冊子がカバ−の上方壁に沿って滑動
し、そこで保持されることを可能にする上方壁との間に
一定の隙間を置く6つの小さい内側に面した半円の出っ
張り(各面に3つ)を具備する。後部では、この小冊子
は、この小冊子の厚みを有する後壁に当接する。前部で
は、この小冊子は2つの小さい突起物によって止められ
る。
【0006】ベ−スの側壁はカバ−の側壁の厚みだけ引
き込まれる。このようにして、ケ−スが閉じられた時、
カバ−の側壁はベ−スの底面の縁部上に位置し、カバ−
の側壁の内側にベ−スの側壁を取り囲む。同時に、前壁
を有さないカバ−は、ベ−スの前壁の縁部上に落ち着
く。
【0007】同じく長方形であるディスク保持板は、ケ
−スが閉じられた時、カバ−に上方壁と同一平面になる
その後方縁部に沿って高くなったストリップ部を有す
る。ディスク保持板は4つの隅に高くなった領域と、低
い方の面に環状のハウジング部とを具備する。このハウ
ジング部の表面はディスクを保護するために設けられ
る。中央に、ディスクの中央孔に対応する孔がある。こ
の孔と同心のデ−タを保持しないディスクの内側の環状
領域のために支持表面を構成する小型のわずかに高くな
ったディスク状部がある。このようにして、デ−タを含
有する全領域は、ディスクの記録部と容器の間のいかな
る接触あるいは摩擦をも避け、ディスク保持板の環状ハ
ウジング内で何物にも接触しないで浮かんでいることが
できる。中央孔周辺に、つめ歯効果によってディスクの
孔の縁部を保持するフックを具備する切り込みセグメン
トがある。
【0008】1時間以上の演奏が可能であるデジタル・
オ−ディオ・ディスクに記録されたデ−タの高密度にも
かかわらず、ある作品はこの時間を越える。このため
に、同じ容器に数枚のディスクが収納できるケ−スが必
要である。
【0009】欧州特許114631号明細書はこのよう
なケースについて記述している。このケースは前記した
シングル・ディスク・カセットのディスク保持板と同一
の夫々のディスク保持板を持ち、新しい中間部分に関節
接合する2枚のベースを具備する。この組立物は、厚み
がシングル・ディスク・カセットの2倍の厚みであるケ
ースを形成する。このケースにおいて、夫々のディスク
保持板を持つ各ベースは1枚のディスクを保持すること
ができ、中間部分はさらに1面あるいは両面に追加のデ
ィスクを保持することができる。従って、ケースは2乃
至4枚のディスクを収容することができる。前記したベ
ースと同一の2枚のベースについてはこれ以上の説明は
必要ではない。この容器ではこれらのベースはただその
機能において、ベースの代わりにカバーになることのみ
異なる。中間部分はほぼ正方形の長方形の板部と、高さ
がシングル・ディスク・カセットのカバーの側壁の高さ
の2倍である2枚の側壁とを具備する。中央部分の側壁
は可撓性アームを形成する後方部分に向かって延在し、
1つの面に2本のスピンドルが具えられている。後者は
夫々ベースの後方部分で孔に係合し、(カバーになって
いる)これらのベースのための回動軸を形成する。
【0010】中間部分はほぼ正方形の長方形の板部と、
高さがシングル・ディスク・カセットのカバ−の側壁の
高さの2倍である2枚の側壁とを具備する。中央部分の
側壁は可撓性ア−ムを形成する後方部分に向かって延在
し、1つの面に2本のスピンドルが具えられている。後
者は夫々ベ−スの後方部分で孔に係合し、(カバ−にな
っている)これらのベ−スのための回動軸を形成する。
【0011】中間部分は前面に、高さが側壁の高さより
も低い外形を形成するストリップ部を具える。このスト
リップ部の縁部はカバ−の当接縁部の支持表面を形成す
る。後面においても、前面の外形ストリップ部に類似し
た物がある。
【0012】中央部分の長方形の板部は隅に、材料の節
約を意味し、ディスクを掴み、挿入し、あるいは取り出
すためのフィンガ−の挿入に役立つ4つの半円形の孔を
具備する。中央には孔がある。ケ−スが3あるいは4枚
のディスクを受納するため必要があるならば、セグメン
トとフックと共に高くなった支持部品が、1面あるいは
両面に追加のディスクを保持するためにこの孔に挿入さ
れる。高くなった支持部品とセグメントとフックはシン
グル・ディスク・カセットにおける対応する部分に類似
し、同様の機能を果たす。
【0013】それ故に、欧州特許第 114 631号明細書の
マルチ・ディスク・ケ−スは演奏時間がシングル・コン
ンパクト・ディスクの演奏時間を越える録音のために提
供される。しかし実際の経験では、そのケ−スの70%が
たった2枚のコンパクト・ディスクを収容していること
を示した。前記のケ−ス内で2枚のディスクに限定され
た容器は、受容しようとするディスクの値段と体積に対
してかなり高額な値段と大きな体積がかかる結果とな
る。さらに、このケ−スの厚みは、それがシングル・デ
ィスク・カッセットの厚みを有する区画を与えられた従
来の収納手段に収納されることを可能にしない。結果と
して、この製品は少なくとも5つの構成要素、すなわち
2枚のカバ−と、カバ−に挿入される2枚のディスク保
持トレイと、その装置の関節接合を可能にする中央部分
とを含む。生産の際には、このケ−スの製作はシングル
・ディスク・カセットの製作時間の2倍の時間を必要と
する。 欧州特許出願N゜第 420 350号明細書は、従来
のシングル・ディスク・カセットと同じ寸法を有し、製
作段階において有意義な節約を意味する、部品とモ−ル
ドの数の減少を具備する2枚のディスク用のケ−スを提
案することによってこれらの欠点を克服しようと試み
た。
【0014】この欧州特許出願N゜第 420 350号明細書
は、各面にカバ−を有する長方形の中間のディスク保持
板から構成されるケ−スについて記述している。これら
のカバ−は、この組立物がジグザグに開く様に、ディス
ク保持板の対角線上に対置する2つの側部でスピンドル
と孔によって関節接合する。
【0015】中間のディスク保持部分は長方形板部と2
枚の側壁とを具備する。前方と後方部分で、板部は各カ
バ−のための関節接合表面を設けるために互い違いにわ
ずかに高くなっている。これらの高くなった部分の間の
板部は4つの隅に半円の切り欠き部を具備する。対置す
る対に部分的に固定されることができるこれらの切り欠
き部は、ディスクを掴み、配置し、あるいは取り出すこ
とを可能にする。各面の中央で、より厚い環状部分は録
音されていないディスクの領域の支持物として働く。こ
の部分は、中央孔に向かってセグメントを突き出してお
り、これらのセグメントは交互に、一方、あるいは他方
のカバ−に向かって指向するつめ歯を有する。つめ歯
は、それらの上に置かれたり、あるいは取り除かれたり
するディスクを歯止め効果により、固定、あるいは解放
を意図される。
【0016】カバ−は夫々、2枚の側壁を持つ上方の長
方形の壁を具備する。底面は後方でC字型に折り曲げら
れる。側壁は夫々、挿絵の入った表紙のある見出しシ−
ト、あるいは小冊子をその中に滑り込ませることが可能
な隙間を残して内側に向かって曲げられた2枚のストリ
ップ部を具備する。このシ−トは後方に延在し、折り返
されて、縁部の上にディスクの題名も表示する。同様の
ことが他方のカバ−のもとでそこに配置されたディスク
に対して為される。このように、このケ−スは、それが
収納するディスクに応じて、異なって印刷された2つの
外観を持つ。
【0017】しかし特許出願、欧州特許EP第 420 350号
明細書のケ−スは、それが2枚の対置する面で回動軸に
よってジグザグに開く欠点を有する。これは同一の側
で、同一の面で回動軸によって本のように開く前記のケ
−スと比較すると、あまり便利ではない。欧州特許出願
EP第 420 350号明細書のケ−スでは、欲しいディスクの
適切な開きを探す間に、全ての方向にケ−スを回す恐れ
がある。さらに、カバ−が開けられ、半円形の開口部に
指を挿入してディスクを取り出そうとする時、指の圧力
は、他方の面とそのカバ−の上でディスクに圧力をかけ
ることがあり、ディスクを損傷する恐れのあるディスク
の落下の原因となる。さらに、このケ−スは従来のシン
グル・ディスク・カセットの生産ライン、あるいは従来
の組み立て機械で製作されることは不可能である。後者
は中間のディスク保持部分にディスクを置かなければな
らない。しかし、それらはジグザグに開き、垂直組立て
の機械を必要とするカバ−によって妨害される。さら
に、この特許出願明細書のほぞシステムは、一方のディ
スクの位置を十分にしっかりと保持して他方のディスク
が落下することを防ぐがない。さらに、そのディスク保
持は、製造中も組立中も、ディスクを積み重ねることに
適していない。ジグザグの形状では2つの異なった見出
しシ−トが2つの面のために必要ならば、このことも見
出しシ−トと小冊子を挿入するための機械についても当
てはまる。さらに、これらのシ−トはシングル・ディス
ク・カセットの従来の見出しシ−トの折り方と異なって
いる。
【0018】欧州特許出願N゜430 956 号明細書は、1
つのべ−ス、1つのカバ−、1つのディスク保持トレイ
を具備する2枚のディスクのためのケ−スを開示してい
る。ベ−スとカバ−は前記のシングル・ディスク・カセ
ットのそれらと類似である。ディスク保持トレイはほぼ
正方形の、長方形板部と、従来のシングル・ディスク保
持トレイと同じ機能を有する高くなったストリップ部と
を具備する。このトレイは、ベ−スの壁(前壁と呼ばれ
る)に沿った軸に沿って回動し、その反対側では(後壁
と呼ばれる)カバ−が回動し、トレイとカバ−はベ−ス
の同じ面で回動する。ディスク保持トレイは、欧州特許
出願EP 420 350号明細書に開示されたものと同類のほぞ
システムを設けられる。
【0019】しかし欧州特許出願EP 430 956
に開示されたケースは非常に多くの欠点を有する。その
ディスク保持トレイの回動軸の設計は、それが完全に、
つまり180°に開くことが不可能である。このため
に、ケースの組立てと、特にトレイは、それがトレイの
下方の面に納められるディスクを取り出そうとする、あ
るいは入れようとする時に、あまり安定の良くない状態
となる。このケースのもう1つの欠点は、トレイを安定
して互いに積み重ねることが不可能であり、このために
ケースの全ての部品の自動製作と自動組立てが出来なく
なることである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は公知のケース
の欠点を克服するのに役立つ。本発明はコンパクト・デ
ィスクとして公知である、高い記録密度のディスクの形
状をした情報媒体のための、特に2乃至6枚のディスク
の収納用の収納ケースを提案する。
【0021】特に従来のシングル・ディスク・カセット
の外側寸法と同一の寸法を有する2枚のディスクの収納
用のケースを提供すること、あるいは1乃至4枚のディ
スクを収納するマルチ・パック・ケースと同じ外側寸法
を有する2乃至6枚のディスク収納用のケースを提供す
ることを目的としている。
【0022】本発明の目的の1つは特に、公知のシング
ル・ディスク・カセット、あるいは公知のマルチ・パッ
ク・ケ−スのために使われる従来の製造ラインで製造さ
れ、組立てられることが可能であるケ−スを提供するこ
とである。本発明によるケ−スの製造と組立ては完全に
自動化された方法で実行されることが可能であることを
意図している。特に、ディスク保持トレイは安定した方
法で、互いに積み重ねることが可能でなければならず、
またこの積み重ねはトレイが1枚あるいは複数のディス
クを保持する時もまた可能でなければならない。これは
部品を製造し、組立てる全ての段階を通じて重要であ
る。さらにトレイの積み重ねは、前後方向と同様に、横
方向にわずかに調整され得ることと、それが完全に自動
的に為され得ることとが意図される。さらに、1枚ある
いは複数のディスクを嵌め合わされたディスク保持トレ
イは、自動化された方法でベ−スに位置付けられること
が可能でなければならない。
【0023】本発明の別の目的は、1枚あるいは2枚の
コンパクト・ディスクを保持することが可能であるトレ
イを選択により,1個あるいは2個入れることが可能で
ある一般的なベースを1個あるいは2個具備し、前記ト
レイの少なくとも1個のトレイは2枚のコンパクト・デ
ィスクを保持することが可能である、2枚以上のディス
クを収容するケースを提供することである。これらのト
レイは互換性がある。
【0024】本発明の別の目的はまた、最少数の色々な
モールドされる部品を具備するという考えで、高品質で
あるが安価な、少なくとも2枚のディスク用のケースを
提供することである。
【0025】本発明の別の目的はまた、トレイが2枚の
ディスクを保持する場合に、他方のディスクが固定シス
テムから取り出される時、特に一方のディスクが落下す
る恐れがなくディスクを適切に保持する固定システムを
持ったトレイのケ−スを提供することである。その1つ
あるいは複数の固定システムがとても可撓性があり、そ
れ故に柔軟であるケ−スを提供することもまた意図され
る。この固定システムは実用的で簡単で確実に、ディス
クの位置付けおよび取り出しを可能にする。
【0026】
【課題を解決するための手段および作用】それ故に本発
明の対象は、ベースと回動体から形成される容器とディ
スク保持トレイを具える、少なくとも2枚の高密度デー
タ・ディスクのためのケースである。
【0027】そのベ−スは長方形の平らな底部と、底部
の最長の側部に接した2枚の側壁と、底部の最短の側部
に接した前壁と後壁とを具備する。
【0028】ディスク保持トレイはケ−スのベ−スに入
ることが可能なほぼ長方形の板部を具備する。側壁、前
壁、後壁付近にあるこの板部の縁部は夫々、側縁部、前
縁部、後縁部と呼ばれる。前記板部の後縁部は高くなっ
たストリップ部を保持する。前記板部は中央で、その2
つの面の少なくとも1つの面に、ディスクを保持するた
めに、ディスクの中央孔の直径に適合するほぞシステム
を具備する。
【0029】回動体はベ−スの側壁の長さとほぼ等しい
長さの側壁を具備し、ベ−スと、ベ−スと前記回動体の
間に配置されたトレイとの上に折り返されることが可能
である。
【0030】本発明によるケ−スのベ−スと回動体の各
側壁の中央部分に窪みが形成される。ディスク保持トレ
イはこれらの窪みに対応する位置に横側突起部を有し、
側縁部に沿って少なくとも1つの面に横方向補強リブを
保持する。ケ−スが閉じられる時、トレイが保持する横
側突起部とリブは窪みにきっちりと嵌まる。
【0031】ベ−スの側壁に形成された窪みは補強リブ
がそのまま残ることを都合よく可能にする。
【0032】本発明の一番目の実施例によると、回動体
はカバ−として働き、前側部と後側部がベ−スの長方形
底部の最短の側部とほぼ等しい長さで、横側部がベ−ス
の長方形底部の最長の側部よりも短い上方の平らな長方
形壁を具備する。前記側壁は上方壁の後側部を越えて後
方に延在し、その場所でそれらのフリ−縁部によりベ−
スの側壁の後方端部の近くで、このベ−スのカバ−に回
動する取付けのためのア−ムを形成する。前記高くなっ
たストリップ部は、ケ−スが閉じられる時、カバ−の上
方の面とほぼ同一平面になる。
【0033】カバ−の側壁に形成された窪みは補強リブ
がそのまま残ることを都合よく可能にする。
【0034】本発明によるケ−スの二番目のの実施例に
よると、ケ−スは2枚のベ−スと、2枚のディスク保持
トレイと、1つの中央部分とを具備する。ディスク保持
トレイはその前側部と後側部がベ−スの長方形底部の最
短の側部とほぼ等しい長さを有し、その横側部が前記底
部の最長の側部よりも短い長方形の板部を具備する。こ
の板部の側壁は長方形板部の両側部に延在し、および長
方形板部の後側部を越えて後方に向かって延在し、その
フリ−縁部により、そこに2枚のベ−スの回動取付けの
ためのア−ムを形成する。ア−ムは夫々、2枚のベ−ス
の夫々が長方形板部の両側部に嵌め合わされることが可
能で、180゜以上に亙り関節接合されることが可能で
あるように、そのベ−スの側壁の後ろ縁部の近くに作ら
れた対応する孔に挿入され得る2本のスピンドルを具備
する。2本の回動軸は中央部分の側壁の後端部の近くに
配置される。2つの窪みは、ケ−スが閉じられた時、ト
レイの横方向突起部と前記突起部によって保持されるリ
ブとが嵌まり合う場所に対応する部分で中央部分の各側
壁に形成される。ストリップ部はその側壁の窪みの間に
そのまま残存する。
【0035】特に、中央部分は板部の1つまたは両面の
上に、ディスクの中央孔の直径に適合するほぞシステム
と1あるいは2枚の追加ディスクを支持するための同心
の環状のリブとを具備する。
【0036】ディスク保持トレイはその前縁部に沿って
少なくとも1つの面に補強リブを具備することが望まし
い。
【0037】ディスク保持トレイはその前縁部に沿って
その面の夫々に補強リブを具備することが都合がよい。
その下方リブは、上方リブと関連して、2枚のディスク
保持トレイが垂直に積み重ねられる時、上方トレイの下
方リブが、下方トレイの上方リブの側部の横に入ること
が可能なように、これらのリブの厚みにほぼ対応する距
離だけトレイの中央に向かって引っ込んでいる。
【0038】望ましい実施例により、その前縁部に沿っ
てディスク保持トレイの上方の面にある上方補強リブ
は、2枚のディスク保持トレイが垂直に積み重ねられる
時、上方トレイの下方リブのための止めとして働く突起
部を有する。
【0039】下方補強リブには、2枚のディスク保持ト
レイが積み重ねられる時、前記突起部の1つを受容する
ことが可能で、このようにして互いに関連して2枚の積
み重ねられたトレイの横滑りを防ぐことが可能な切り込
みが形成される。
【0040】本発明の望ましい実施例では、ディスク保
持トレイの板部はその後縁部に沿ってベ−スの底部を指
向する補強リブを保持する。
【0041】そのディスク保持トレイの板部は、その4
つの隅の近くに、ディスク保持トレイに保持されるディ
スクを掴むことを容易にするために適した切り欠き部を
有する。
【0042】1つの実施例では、ディスク保持トレイに
あるほぞシステムは、ディスクの中央孔に係合され、こ
の孔の壁に対してしっかりと押さえることが可能な環状
のリングを具備する。
【0043】別の実施例により、ディスク保持トレイに
あるほぞシステムは、スポ−クによってトレイに結合さ
れた中央リングを具備する。そのほぞシステムはトレイ
の外側に向かってリングから延在するフックも具備す
る。これらのフックは弾性があり固定する外形を有す
る。
【0044】ほぞシステムは、デ−タ・トラックがない
ディスクの中央部分でディスクを支持する働きをするこ
とが可能な同心の環状リブによって取り囲まれる。
【0045】本発明の特別な実施例では、ディスク保持
トレイは、横方向リブと板部によって形成された角に、
トレイの中央に向かって延在し、トレイの側縁部と直角
をなすフィンを具備する。これらのフィンはその板部か
ら横方向リブの上方フリ−縁部を通る平らな面まで延在
する斜めのフリ−縁部を具備する。
【0046】特に、トレイの横方向補強リブはその上方
の面で、トレイの前縁部の近くに、それの上方フリ−縁
部が中央の横方向リブのその上方フリ−縁部と同一平面
に配置された突起部を有する。
【0047】トレイは前記突起部と長方形板部との隅
に、トレイの側縁部と直角をなし、トレイの中央に向か
って延在するフィンを具備する。このフィンは突起部よ
りもわずかに高く、別の物の上に積み重ねられたトレイ
の横滑りを防ぐ止めを構成する。
【0048】本発明の望ましい実施例では、ディスク保
持トレイは前記トレイが2枚のディスクを保持し得るよ
うに、その2つの面の夫々にほぞシステムと同心環状リ
ブとを有する。
【0049】ディスク保持トレイはベ−スの壁の1枚に
沿って配置さらた軸の周りで回動し得る。そしてトレイ
はベ−スの壁に形成された対応する開口部に挿入され得
る2本のスピンドルを具備する。
【0050】逆も可能であることが理解される。スピン
ドルはベ−スの壁に付けられ、トレイに形成された対応
する開口部に挿入され得る。
【0051】特に、ディスク保持トレイはベ−スの前壁
に沿って配置された軸の周りで回動し得る。トレイの前
縁部に保持される上方リブは、その側縁部で、前壁に近
いベ−スの側壁に形成された対応する開口部に挿入され
得る横方向を指向したスピンドルを有する。
【0052】前壁に近いベ−スの側壁に形成された前記
開口部は、これらの壁の高くなった部分に形成される。
ディスク保持トレイはその前縁部に沿って溝を具備す
る。このようにして、トレイはベ−スの前壁の近くに配
置された回動軸の周りを180゜以上に亙り回動し得
る。
【0053】特別な実施例では、トレイの前縁部がスピ
ンドルがベ−スの対応する開口部に挿入されることが可
能であるのに十分な可撓性を有するように、トレイの側
縁部の近くで、トレイの前縁部にある上方リブに2つの
切り欠き部が作られる。
【0054】本発明の別の実施例では、ディスク保持ト
レイは、そのトレイがシングル・ディスクを受容し得る
ように、ただその上方面のみの上に、そのほぞシステム
と同心の環状リブを有する。
【0055】その上、ディスク保持トレイは、そのトレ
イがベ−スに挿入され、保持されるように、その側縁部
に、横方向に指向し、ベ−スの側壁に形成された対応す
る開口部すなわち切り込みに係合され得る固定用突起部
を具備する。
【0056】細長い開口部は、ベ−スへのディスク保持
トレイの挿入を容易にするために、固定用突起部の高さ
にそのトレイの側縁部に沿って形成される。
【0057】ディスク保持トレイは、ベ−スの底部に対
してトレイを押し潰すことを防ぐために、トレイの板部
の中央部分に配置された支持部品をその下方の面に具備
することが望ましい。
【0058】
【実施例】図1乃至図14に示された本発明の第一の実
施例によると、ケースはベース10とカバー11と呼ば
れる回動体とディスク保持トレイ12,63との3つの
主要部分を具備する。トレイ12,63はベース10の
前部に関節接合されベース10の内側へ折り畳まれ、カ
バー11はベース10の後部に関節接合されベース10
に入ったトレイ12,63の上に折り畳まれる(図1参
照)。
【0059】図2及び3に示されたベース10は平らな
長方形底部13と2枚の側壁14と前壁15と後壁16
とを具備する。側壁14はその中央域に窪み17を有す
る。これらの窪み17に沿ってより低い各側壁14の外
側に部分的に重なる補強リブ18がある。側壁14の前
方端部19と後方端部20の所、および窪み17の端部
21の所で、側壁14は高くなっている。リブ18の端
部で高くなっている部分21は安定性を一層増すために
中央に向かって傾けられる。高くなっている部分21の
前方中央にはベース10の上に折り畳まれたカバー11
を保持するためにカバー11の突起部の挿入のための誘
導窪みのある開口部22がある。前方の高くなっている
部分19はディスク保持板の回動を可能にするディスク
保持板12のスピンドルの挿入のために円錐形の誘導窪
みのある関節接合開口部23を具備する。さらに、後部
の高くなっている部分20もカバー11の回動を可能に
するカバー11のスピンドルの挿入のために円錐形の誘
導窪みのある関節接合開口部24を具備する。ベース1
0の底部13においては、ケースの縁部15、16に見
出しが小さい字体で現れるように前方と後方で折り返さ
れた挿絵の入った見出しシートを入れることが可能であ
る。これらの縁部15、16をかき傷から保護するため
に、縁部15、16はわずかにケースの中央に向かって
引っ込んでいる。前壁15は少なくとも180°の範囲
でトレイ12の関節接合を容易にするために後壁16よ
りも低くなっている。
【0060】図2,4 で示されたカバ−11はその長さがベ
−ス10よりも短いためにほぼ正方形である上面の平らな
長方形の壁25を具備する。つまり壁25の前方側部と後方
側部はベ−ス10の底部13の前方側部と後方側部と同じ長
さであり、壁25の横側部は前記底部13の横側部よりも短
い。カバ−11は中央部分に補強リブ28が残っている窪み
27が形成されている2枚の側壁26を具備する。側壁26は
ベ−ス10の側壁14と長さを等しくするためにカバ−11の
上方壁25以上に後方部に延在している。これらの延在部
はベ−ス10の側壁14の後方の高くなっている部分20の関
節接合開口部24に挿入されることを意図されたスピンド
ル30を具備するア−ム29を形成する。ケ−スを閉じられ
得るようにするために、ベ−ス10の側壁14はわずかに底
部13の上で内側に向かって引っ込んでいる。このよう
に、カバ−11の側壁26はベ−ス10の側壁14を取り囲み、
同時に側壁14の引っ込みにより空いたベ−ス10の底部13
小さい縁部の上に載る。カバ−11の前方縁部は前壁の形
でわずかに高くなった小さいストリップ部31を具備す
る。カバ−11のこの小さい前壁31はベ−ス10の前壁15の
上方端部に載る。カバ−11は底部13と平行して内側に向
かって延在するタブ32を具備し、このタブは挿絵の入っ
た表紙のある小冊子を滑らせることが可能である隙間を
残している。この小冊子は後壁の形で同じ厚さのストリ
ップ部部33によって後部に止められる。前方でこの小冊
子は小さい円錐形の突起部34によって止められる。
【0061】図2,5,6,7 に示されたディスク保持トレイ
は長方形の板部35を具備する。板部35は後縁部、前縁
部、2つの側縁部を具備する。側縁部は中央部に横方向
突起部36を有する。ケ−スが閉められた状態において、
これらの突起部36はベ−ス10とカバ−11の側壁14,26 の
窪み17,27 に挿入される。板部35の後部は、ケ−スが閉
められた状態においてベ−ス10の後壁16の上方縁部に載
る上方に高くなったストリップ部37を具備する。このス
トリップ部37の位置ははカバ−11の関節接合部24と30の
邪魔にならない。いくつかのトレイが積み重ねられた
時、例えば中央部を指で圧迫することによる、このスト
リップ部37の破壊を防ぐためにこのストリップ部37は下
方に向いた面10の中央部に脚部38とおそらく追加の垂直
支柱を具備する。ストリップ部37はケ−スが閉じられた
時、カバ−11の後方縁部の破壊を防ぐために2本の小さ
い水平支柱39を具備する。
【0062】ディスク保持トレイは垂直補強リブ40,41,
42 を具備する。前方リブ40および後方リブ41は(密閉
された状態で)ベ−ス10に向かって延在し、一方リブ41
はカバ−11を指向し、板部35の横方向側突起部36の縁部
に続く。この補強リブ40,41,42 の配置は屈曲に対する
それ自身の十分な堅さと抵抗を与える完全なトレイ12の
かなりの補強に相当する。これはより薄いシ−トからの
板部35とトレイ12の作成を可能にする。例えば従来の板
が1.5mm の厚みを有したのに対しこのシ−トは1.2mm の
厚みを有することが出来る。これは20%の原料の節約を
意味する。さらに、厚みにおけるこの節約は2枚のディ
スクを納める空間を空ける。
【0063】トレイ12の前方縁部もまた特にベ−ス10を
指向するリブ47(下方)とカバ−11を指向するリブ48
(上方)によって補強される。下方リブ47は、上方リブ
48に関連して、積み上げる時に、上のトレイ12の下方リ
ブ47が下のトレイ12の上方リブ48の側部に入るように、
これらのリブ47,48 の厚みにほぼ対応する間隔だけトレ
イの中央に向かって引っ込んでいる。
【0064】上方リブ48は、トレイ12の中心に向かって
配置され、上に積み重ねられたトレイ12の下方リブ47の
ための止めとして作用する小さい垂直突起部49,50 を有
する(図10参照)。トレイ12の横方向端部に向かって位
置する2つの突起部49はリブ48と同じ高さを有し、他方
の突起部50はより低い高さを有する。下方リブ47は、各
横方向端部近くに、2枚のトレイ12が重ね合わされる
時、下のトレイ12の上方リブ48の突起部49を受け入れる
ことができる切り欠き部51を具備する。この切り欠き51
と突起部49の配置は積み重ねられたトレイの横方向の滑
りを防ぐ。
【0065】上前方のリブ48はその横方向端部に、上方
端部が丸い小さい広がり部 (widering)43を有する。こ
れらの広がり部43はベ−ス10の側壁14の高くなった部分
19の開口部23に挿入されることを意図された茸型スピン
ドル44を具備する。それ故にスピンドル44と開口部23の
組合せは、ベ−ス10に挿入されること、すなわち180
゜以上での回動を可能にするトレイ12の回動軸を形成す
る。
【0066】180゜以上でのこの回動を容易にするた
めに、トレイ12が回動している間、それがベ−ス10の前
壁15の上を通れるように板部35の前方縁部に沿って溝45
が作られる(図9 参照)。
【0067】前側部リブ40の下方の前端部に丸い切り欠
き部46が作られる。この切り欠き部は、2枚のトレイが
積み重ねられる時、下のトレイ12のリブ48の広がり部43
の上方の丸い端部を受け入れる(図10参照)。
【0068】上前方のリブ48において、その横方向端部
付近に、ベ−ス10の対応する開口部23にスピンドル44を
挿入することを可能にするためにトレイ12の前方縁部を
わずかに曲げるようにする2つの切り欠き部52(図5,6,
12に表示)が形成される。これらの切り欠き部52もまた
トレイ12の板部35に延在され得る。
【0069】さらに、トレイ12の後方縁部は垂直リブ69
によって補強される(図7 参照)。トレイ12の両縁部の
補強リブの配置はトレイ12に屈曲に対する適切な抵抗力
を与える。
【0070】図2 および5 において板部35とトレイ12の
横方向縁部の中央部分にある側部リブ41とによって形成
される隅に配置されるフィン70が見られる。これらのフ
ィン70はトレイ12の中央に向かいこれらの横方向縁部と
直角に延在する。これらのフィン70は中央の側部リブ41
のフリ−上方縁部と同じ面に位置するフリ−水平縁部71
とフリ−水平端部71からトレイ12の板部35まで延在する
斜めの水平縁部72とを具備する。
【0071】これらのフィン70の目的は横方向の引っ込
みで積み重ねられる時、2枚のトレイ12の再位置決めを
容易にすることである。事実、横方向に引っ込んだトレ
イ12上への単純な側部からの圧力は上のトレイ12の側部
リブ40,42 の下方縁部が下のトレイ12のフィン70の斜め
の傾斜部72に沿って移動することと、下のトレイ12の中
央の側部リブ41の上方縁部の上に正確に自分自身で再位
置決めすることとを可能にする。これらのフィン70が存
在しないならば、上のトレイ12の側部リブ40,42 は下の
トレイ12の側部リブ41に当接するであろう。
【0072】図5,7,10において側部前方リブ40が、これ
らのリブ40の上方の面で、トレイ12の前方縁部付近に突
起部73を具備するのが分かる。この突起部73の上方縁部
は中央側部リブ41の上方縁部と同じ平らな面に位置す
る。
【0073】この突起部73と板部35とによって形成され
る隅において、フィン74はこれらの横方向縁部と直角に
トレイ12の中央に向かって延在する。このフィン74はフ
ィン70のものと類似した方法で形成されるが、フィン74
の上方縁部はわずかに突起部73の上方縁部よりも高く位
置する。それ故にフィン74は上のトレイ12の前方側部リ
ブ40のための小さい横方向の止めを構成し、次々に積み
重ねられるトレイ12の横滑りを防ぐ。
【0074】前方補強リブ47、48と、対応する切り
欠き部46への広がり部43の上方部分の挿入と、対応
する切り欠き部51への突起部49の挿入と、フィン7
0とフィン74によって形成される止めとの構造は容易
で安定したディスク保持トレイ12、63の積み重ねを
可能にする。これは部品の製造と組立てを通して非常に
重要である。事実、製造機械は、一方ではケース(ベー
ス10とカバー11)を製造し、それらを組立てるが、
他方ではディスク保持トレイ12、63を別に製造して
いる。ディスク保持トレイ12は積み重ねられ、コンパ
クト・ディスクの製作者に送られる。そこで、機械はト
レイの上にディスクを挿入し、これらのトレイと見出し
シートと小冊子とが自動的にケースに嵌め込まれる組立
てラインにディスクの嵌め込まれたトレイを移す。全工
程すなわち機械と処理場所との間の移動の間、これらの
ディスクの品質低下を防ぐためにディスクがトレイに挿
入され、保護されることが重要である。安定した積み重
ねの重要性はこのためである。これを更により高めるた
めに、3つの十字型の突出物のある下前方リブ47を付
けることと、積み重ねている間にトレイ12、63の中
央孔に指を通すことが可能であることは重要である。
【0075】他のやり方も本発明の主旨からはずれない
で、安定した積み重ねを確実にできる。
【0076】トレイ12、63の底部35の4つの隅に
おいて、材料の節約をも意味する、ディスクを掴むため
に指の挿入を可能にするための掴み切り欠き部53が作
られる。
【0077】掴み切り欠き部53の形は、それらが指の通
過を可能にするならば、あまり重要ではないということ
を補足する。
【0078】中心部において、トレイ12、63は孔5
4とその孔54と共心であるディスクの記録されていな
い部分56に対する高くなった支持表面として働き、容
器とのいかなる摩擦も伴うことなく記録された部分が自
由に浮かぶことを可能にする少なくとも1つの環状リブ
55を具備する夫々の面とを具備する。つめ歯57、5
8は同心円に配置された中央孔54周辺に立っている。
代わりに、つめ歯の半数57はほぼカバー11に面して
いる面と直角をなして立ち、残りの半数58はベース1
0に面している面の上に立つ(図11参照)。
【0079】つめ歯57,58 は同心円に配置されたっ中央
孔54周辺に立っている。代わりに、つめ歯の半数57はほ
ぼカバ−11に面している面と直角をなして立ち、残りの
半数58はベ−ス10に面している面の上に立つ(図11参
照)。
【0080】夫々の一連のつめ歯57,58 は歯止め機能で
ディスク56を保持することを意図される。本発明のつめ
歯57,58 の形状は、一方でディスク56が脱離する恐れな
しにより良い位置に保持されることを可能にし、他方で
フィンガ−で切り欠き部53を掴む時、ディスク56が離さ
れることを可能にする。
【0081】ディスク56を離すために、ディスク56は掴
み切り欠き部53を通して掴まれる。歯止め型の係合と分
離の作動を改善するために、つめ歯57,58 の上方縁部は
丸められ、そしてそれは下方に傾き幅の狭い傾斜面を具
備する。丸い上方縁部は歯止め型の係合の作動を容易に
し、傾斜面は分離作動を容易にする。
【0082】本発明の別形によると、各面は上記のつめ
歯57,58 の間に、上と下のディスク保持トレイ12の積み
重ねの間、そのつめ歯57,58 を支持し、中央でトレイ12
の破壊を防ぐ同じ高さの完全直角(90゜)のつめ歯を
具備する。
【0083】ディスクを保持するためのもう1つの別形
実施例は後述する。
【0084】図13,14 に図示された本発明のトレイ63の
二番目の実施例によると、トレイはただ1枚だけのディ
スクを収納することが可能である。この場合、ディスク
保持トレイ63はベ−ス10の対応する開口部或いは切り欠
き部に挿入される一対の固定する突起部64を各側部に具
備する。事実、この別形において、トレイ63はベ−ス10
に挿入され、固定されて、もはやベ−ス10から前方へ関
節接合しない。側部スピンドル44、溝45、切り欠き部52
は削除される。
【0085】4つの細長い切り欠き部65はトレイ63の側
縁部に沿い、固定する突起部64の高さで、トレイ63のわ
ずかな圧縮を可能にし対応するベ−ス10の開口部すなわ
ち切り欠き部にトレイ63が挿入されることを可能にする
ために形成される。
【0086】中央部で、トレイ63はディスク56のために
円形の支持リブ55と、ただカバ−11に面する面のみにほ
ぞシステムを具備する。他方の面は(つめ歯のない部分
の高さを有する)環状ストリップ部67を具備する。この
支持ストリップ部67は一方で中央部を圧迫した時にその
破壊を防ぎ、他方で見出しシ−トの中央が曲がり部を形
成することなく適所にそれを保持する。
【0087】本発明のこの実施例によるとこのケ−スは
従来のシングル・ディスク・カセットと同じ外側寸法を
有し、同じ製造ラインと同じ組立てラインで製造され得
る利点を持つ。このケ−スは挿絵の入った見出しシ−ト
と表紙の付いた小冊子とのための同じ装置を具備する。
これはシングル・ディスクの厚みの区画を有する全ての
現存するカセット収納システムに、これらのケ−スが収
納されることを可能にするシングル・ディスクの寸法を
有する、同時に2枚のディスクの収納を可能にする好ま
しい型の追加の利点を有する。
【0088】図15乃至17に示された本発明の二番目の実
施例によると、ケ−スは5つの部分を具備する。すなわ
ち一番目のの実施例に詳述されたベ−スと同一の2枚の
ベ−ス10、1枚或いは2枚のディスク56を収納すること
が可能な2枚のディスク保持トレイ12,63 、全組立ての
関節接合を可能にする中央部分80である。
【0089】中央部分80は、長方形の板部81、2枚の側
壁82、前壁83、後壁84を具備する。
【0090】長方形板部81の前側部と後側部はベ−ス10
の底部13の前と後ろの側部と同じ長さを有し、板部81の
両側部はベ−ス10の底部13の前側部と後側部よりも短
い。
【0091】中央部80の2枚の側壁82は板部81の夫々の
側部に延在し、カバ−11の両側壁26の高さの2倍の高さ
を有する。これらの壁82はベ−ス10の両側壁14の長さを
等しくするために長方形板部81よりも後部に延在する。
これらの延在部分はア−ム85を形成し、夫々が2つのベ
−ス10の側壁14の高くなった後部20の関節接合開口部24
に係合するために2つのスピンドル30を具備する。それ
故に中央部分80は2つのベ−ス10のために、その後部々
分の付近に2本の回動軸を具備する。これらのベ−ス10
は長方形板部81の両方の対置する側部に嵌まることと、
180゜以上に亙り回動することが可能である。
【0092】ケ−スが閉じられる時、中央部分80の側壁
82は2つのベ−ス10の側壁14を取り囲み、ベ−ス10の側
壁14の中心に向かって引っ込んだ部分によってフリ−に
されたベ−ス10の底部13の小さい縁部に嵌まる。
【0093】2つの長方形の切り欠き部86は中央部分80
の各側壁82の中央部分に形成され、ストリップ部87は2
つの切り欠き部86の間に残っている。ケ−スが閉じられ
る時、トレイ12,63 の横方向突起部36とベ−ス10の補強
リブ18は中央部分80の切り欠き部86に夫々嵌まる。
【0094】中央部分80の前壁83は、ケ−スが閉じられ
る時、2つのベ−ス10の前壁15の上方縁部の間に挿入さ
れる。
【0095】それ故にこのケ−スはトレイ12,63 の夫々
に1枚或いは2枚のディスク56が収容されることを可能
にし、中央部分80の2つの面の夫々に追加のディスク56
も収容することができる。これを可能にするために、1
つ或いは複数の環状リブと1つ或いは複数のほぞシステ
ムを具備する中央部分(図示されていない)が中央部分
80の板部81の中心に固定されなければならない。
【0096】中央部分80の板部81は4つの隅で、材料の
節約を意味し、ディスク56を掴むことと、中央部分80を
操作することのために指の挿入を可能にする半円の切り
欠き部88を具備する。
【0097】本発明のこの実施例によると、このケース
は1枚乃至4枚のディスクの収納力を備えた従来のケー
ス(欧州特許出願EP第114,631号明細書)と同
じ外側寸法を持つ利点を有し、さらに2乃至6枚のディ
スクの収納を可能にする。これは従来のケースのために
備えられた製造と組立てのラインと同じラインで製造さ
れ得る。これは同様の挿絵の入った見出しシートを具備
させ、6枚のコンパクト・ディスクに加えて厚さ2.5
mmの2冊の小冊子も収納が可能である。
【0098】図18と19において、ディスクの保持シ
ステムの別形が見られる。便宜上、このシステムは本発
明の二番目の実施例(2乃至6枚のディスクのためのケ
ース)に準じて示すが、それは全く同様に第一の実施例
(2枚用ケース)に適用できる。またその逆も成立す
る。ディスクの保持システムは本発明の他の特徴からは
独立している。
【0099】この別形によると、トレイ12,63 はリング
90を持つ中央孔54を具備する。リング90の上方のフリ−
縁部は側リブ41の上方フリ−縁部と同じ面に位置し、リ
ング90の下方フリ−縁部は側リブ40,42 の下方フリ−縁
部と同じ面に位置する。このリング90はスポ−ク91によ
ってトレイ12の板部35に連結される。
【0100】各スポ−ク91の間でフック92がリングから
孔54の外側に向かって延在し、90゜よりもわずかに大
きい角度で垂直に立つ。リング90と各フック92によって
形成された隅に小さい三角形の支え93が立っている。こ
れと反対に、従来の技術のフックは突起は外側からトレ
イの中心孔の内側に向かって延在し、90゜よりも小さ
い角度で立っている。ディスク上の張力はほぞシステム
の固定力を増す効果を有するので、この形状は保持され
たディスクの容易な取り外しを可能にしなかった。対照
的に、本発明によるほぞシステムの形状では、ディスク
上のわずかな張力がフック92をわずかに内側に向かって
屈曲させ、ディスクを取り外す効果を有する。フック92
の大きな可撓性はディスクの容易な取り外しを可能にす
る。
【0101】ディスクを保持する歯止め作用はフック92
の上方縁部の外側の丸い形とフック92の大きな可撓性と
によって容易にされる。歯止め型の係合の後、フック92
はトレイ12,63 の操作継続中ディスクの堅固な保持を確
かにするわずかに傾いた位置を再び占める。
【0102】ほぞシステムのこの形状は、互いの上にト
レイを積み重ねている間、中央のフィンガ−の通過のた
めに便利な、中央孔を有する利点も有する。
【0103】この形状に関するもう1つの利点は、これ
がほぞシステムの上方と下方のフリ−縁部を通過する面
により大きな水平の平らな表面を有することである。こ
れは2枚のトレイの間のつめ歯の何なる止めもなしにト
レイのより安定し、より容易な互いの上への積み重ねを
可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】二枚のディスクを収納できるトレイのある本発
明の第一の実施例に基く開いたケ−スの側面全体図。
【図2】図1 で示されたケ−スの三つの主要部分の分解
斜視図。
【図3】ベ−スの側面図。
【図4】カバ−の側面図。
【図5】2枚のディスクを収納できるトレイの上から見
た平面図。
【図6】同じディスク保持トレイの下から見た平面図。
【図7】図5 の線VII−VIIに沿ったディスク保持
トレイの断面図。
【図8】ディスク保持トレイを取り囲む閉ったケ−スの
横断面図。
【図9】180゜以上に開いたトレイのベ−スとの関節
接合部の拡大部分断面図。
【図10】2枚の積み重ねられたトレイ前方端部の拡大
部分断面図。
【図11】図5 の線XI−XIに沿ったほぞシステムを
示すトレイ中央の拡大部分断面図。
【図12】完全に閉じたケ−スの前方断面図。
【図13】図5 と類似しているが1枚のみのディスクを
収納することを目的とするトレイを有する本発明の別の
実施例の図。
【図14】図13の線XIX−XIXに沿ったトレイ中央
の拡大部分断面図。
【図15】本発明の第二の実施例に基く開いたケ−スの
正面図。
【図16】閉っている同じケ−スの側面図。
【図17】図16に示されたケ−スの側面断面図。
【図18】ほぞシステムの別の実施例の拡大平面図。
【図19】図18の線XIX−XIXに沿った断面図。
【符号の説明】
10…ベ−ス、11…カバ−(回動体)、12,63 …ディスク
保持トレイ、13…底部、14,26,82…側壁、15,83 …前
壁、16,84 …後壁、17,27,51,82,86…窪み、18,28,40,4
1,42,47,48,55,65,69 …リブ、19,20,21…ベ−スの高く
なっている部分、22,23,24,65 …関節接合開口部、25…
上方壁、29,85 …ア−ム、30,44 …スピンドル、31,33,
37,87 …ストリップ部、32…タブ、34,36,49,50,64,73
…突起部、35,81 …板部、38…脚部、39…水平支柱、43
…広がり部、45…溝、46,51,52,53,65,86,88…切り欠き
部、54…中央孔、56…ディスク、57,58 …つめ歯、67…
支持部品、70,74 …フィン、71,72 …フリ−縁部、80…
中間部分、90…中央リング、91…スポ−ク、92…フッ
ク、93…支え。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリプ・ランメラン ベルギー国、ビー − 7350 テューラ ン、デビアム 20、カルトネリ・ドゥ・ テューラン・エス・ア内 (56)参考文献 特開 昭59−140676(JP,A) 実開 平1−114590(JP,U) 実開 昭62−78687(JP,U)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(10)及び回動体(11,8
    0)から構成される容器と少なくとも1個のディスク保
    持トレイ(12,63)とによって構成される、複数枚
    の高記録密度のディスク(56)の為のケースで、 前記ベース(10)は長方形の平らな底部(13)と、
    底部(13)の最長の側部に接合した2枚の側壁(1
    4)と、底部(13)の最短の側部に接合した前壁(1
    5)と後壁(16)とを具備し、 前記ディスク保持トレイ(12,63)は、容器のベー
    ス(10)に入れられることができるほぼ長方形の板部
    (35)を具備し、前記板部(35)の縁部は夫々側縁
    部、前縁部、後縁部と呼ばれ、ベース(10)の側壁、
    前壁、後壁に接近して配置され、前記板部(35)の後
    縁部は高くなっているストリップ部(37)を有し、前
    記板部(35)はそれの2つの面の少なくとも一方の面
    の中心に、ディスク(56)を保持する為のもので、デ
    ィスク(56)の中央孔の直径に適合するほぞシステム
    を具備しており、 前記回動体(11,80)はベース(10)の側壁(1
    4)の長さとほぼ等しい長さの側壁(26,82)を具
    備し、ベース(10)と、ベース(10)と前記回動体
    との間に配置されたトレイ(12,63)との上に折り
    返されることが可能である;前記ケースであり、 窪み(17,27,86)が、ベース(10)と回動体
    との側壁(14,26,82)の夫々の対応する中央部
    分に形成され、ディスク保持トレイ(12,63)が前
    記窪み(17,27,86)に対応する位置に横側突起
    部(36)を有し、前記ディスク保持トレイ(12)の
    側縁部に沿って少なくとも1つの面上に側部補強リブ
    (40,41,42)を具備し、前記横側突起部(3
    6)とリブ(41)は、ケースが閉じられる時、窪み
    (17,27,86)にしっくりと嵌め合わされること
    と、 少なくとも1個のディスク保持トレイ(12)が前記ト
    レイ(12)の2つの面の夫々にほぞシステムを具備し
    て、前記トレイ(12)が2枚のディスク(56)を保
    持することができ、且つディスク保持トレイ(12)が
    ベース(10)の壁の1つに沿う位置にある軸線の周り
    を回動することが可能であることとを特徴とするケー
    ス。
  2. 【請求項2】 ベース(10)の側壁(14)に形成さ
    れた窪み(17)が、補強リブ(18)を残存させるこ
    とを可能にしていることを特徴とする請求項1記載のケ
    ース。
  3. 【請求項3】 回動体がカバー(11)として働き且つ
    平らで長方形の上方壁(25)を具備し、 前記上方壁(25)の前側部と後側部はベース(10)
    の長方形の底部(13)の最短の側部とほぼ等しい長さ
    であり、前記上方壁(25)の横側部はベース(10)
    の長方形の底部(13)の最長の側部よりも短く、前記
    側壁(26)は上方壁(25)の後側部を越えて後方に
    延在して、その延在した所に前記延在した部分のフリー
    端部により、ベース(10)の側壁(14)の後方端部
    付近での、ベース(10)の上へのカバー(11)の回
    動装着のためのアーム(29)を形成し、前記の高くな
    っているストリップ部(37)は、ケースが閉じられる
    時、カバー(11)の上方壁(25)とほぼ同一平面に
    なる, ことを特徴とする請求項1あるいは2の何れか1項記載
    のケース。
  4. 【請求項4】 カバー(11)の側壁(26)に形成さ
    れた窪み(27)が補強リブ(28)の残存を可能にさ
    せていることを特徴とする請求項3記載のケース。
  5. 【請求項5】 2個のベース(10)と、2個のディス
    ク保持トレイ(12,63)と、1つの中間部分(8
    0)とを具備するケースで、 前記中間部分(80)は、前側部と後側部がベース(1
    0)の長方形の底部(13)の最短の側部とほぼ等しい
    長さであり、横側部が前記の底部(13)の最長の側部
    よりも短い長さである長方形板部(81)を具備し、前
    記側壁(82)は長方形板部の両側部で延在し、長方形
    板部(81)の後方側部を越えて後方に向かって延在し
    て、その延在した所に前記延在した部分のフリー端部に
    より、2個のベース(10)の回動装着のためのアーム
    (85)を形成し、前記アーム(85)は、ベース(1
    0)の側壁(14)の後方端部付近に形成された対応す
    る孔(24)に挿入されることが可能な2本のスピンド
    ル(30)を夫々具備する事により、2個のベース(1
    0)の夫々は長方形板部(81)の両側に嵌め合わされ
    ることが可能に、且つ180゜以上に亙り関節接合され
    ることを可能にし、2本の回動軸線は中間部分(80)
    の側壁(82)の後方端部付近に配置され、2つの窪み
    (86)は、中間部分(80)の夫々の側壁(82)
    に、ケースが閉じられた時、トレイ(12,63)の横
    側突起部(36)と前記突起部(36)によって支持さ
    れるリブ(41)とが嵌め合わされる場所に対応する場
    所に形成され、ストリップ部(87)が同じ側壁(8
    2)の窪み(86)の間に残存する、 ことを特徴とする請求項1あるいは2の何か1項記載の
    ケース。
  6. 【請求項6】 前記中間部分(80)が、前記板部(8
    1)の一方あるいは両方の側面部に、ディスク(56)
    の中央孔の直径に適合し、1枚あるいは2枚の追加ディ
    スクを支持するための、ほぞシステムと同心の環状のリ
    ブ(55)を具備することを特徴とする請求項5記載の
    ケース。
  7. 【請求項7】 ディスク保持トレイ(12,63)が,
    前縁部に沿い、少なくとも一つの表面に補強リブ(4
    7,48)を有することを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれか1項記載のケース。
  8. 【請求項8】 ディスク保持トレイ(12,63)が、
    前縁部に沿い、夫々の表面に補強リブを有し、下方リブ
    (47)が、上方リブ(48)と関連して、これらのリ
    ブ(47,48)の厚みにほぼ一致する間隔だけトレイ
    (12,63)の中央に向かって引っ込んでいて、2個
    のディスク保持トレイ(12,63)が垂直に重ね合わ
    される時、上のトレイ(12,63)の下方リブ(4
    7)が下のトレイ(12,63)の上方リブ(48)の
    側部に入ることができることを特徴とする請求項7記載
    のケース。
  9. 【請求項9】 ディスク保持トレイ(12,63)の前
    縁部に具備される上方補強リブ(48)が、2個のディ
    スク保持トレイ(12,63)が垂直に重ね合わされる
    時、上方トレイ(12,63)の下方リブ(47)のた
    めの止めとして働く突起部(49,50)を有すること
    を特徴とする請求項8記載のケース。
  10. 【請求項10】 2個のディスク保持トレイ(12,6
    3)が重ね合わされる時、前記突起部(49,50)の
    中の1つの突起部(49)を受容することができて、2
    個の重ね合わされたトレイ(12,63)の互いに関連
    する横滑りを防ぐことができる、少なくとも1つの切り
    欠き部(51)が、下方補強リブ(47)に形成されて
    いることを特徴とする請求項9記載のケース。
  11. 【請求項11】 ディスク保持トレイ(12,63)の
    板部(35)がその後縁部に沿ってベース(10)の底
    部(13)を指向する補強リブ(69)を有することを
    特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載のケー
    ス。
  12. 【請求項12】 ディスク保持トレイ(12,63)の
    板部(35)が、ディスク保持トレイ(12,63)に
    よって保持されるディスク(56)の掴みを容易にする
    のに適する切り欠き部(53)を4つの隅付近に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項記載
    のケース。
  13. 【請求項13】 ディスク保持トレイ(12,63)に
    具備されるほぞシステムが、ディスク(56)の中央孔
    に係合し前記孔の壁面をクランプし得る環状に並ぶつめ
    歯(57,58)を具備することを特徴とする請求項1
    乃至12のいずれか1項記載のケース。
  14. 【請求項14】 ディスク保持トレイ(12,63)に
    具備されるほぞシステムがスポーク(91)によってト
    レイ(12,63)に連結された中央リング(90)
    と、リング(90)からトレイ(12,63)の外側に
    向かって延在し、弾性的にロックする外形を有するフッ
    ク(92)とを具備することを特徴とする請求項1乃至
    12のいずれか1項記載のケース。
  15. 【請求項15】 ディスク保持トレイ(12)の両方の
    面の夫々の上に於いて、ほぞシステムが、ディスク(5
    6)のデータ・トラックのない中央部でディスク(5
    6)のための支持物として働くことができる環状の同心
    のリブ(55)によって取り巻かれていることを特徴と
    する請求項1乃至14のいずれか1項記載のケース。
  16. 【請求項16】 ディスク保持トレイ(12,63)
    が、側部リブ(40,41)と板部(35)によって形
    成される角に、トレイ(12,63)の中心に向かって
    延在し、トレイの側縁部に対して垂直であり、板部(3
    5)から側部リブ(41)の上方フリー縁部を通る水平
    面(71)まで延在するフリーな斜め縁部(72)を具
    備するフィン(70)を具備することを特徴とする請求
    項1乃至15のいずれか1項記載のケース。
  17. 【請求項17】 トレイ(12,63)の側部補強リブ
    (40)が、トレイ(12,63)の前縁部付近で、上
    方の面に、突起部(73)の上方フリー縁部が中央側部
    リブ(41)の上方フリー縁部と同じ水平面に位置する
    前記突起部(73)を有することを特徴とする請求項1
    乃至16のいずれか1項記載のケース。
  18. 【請求項18】 トレイ(12,63)が前記突起部
    (73)と長方形板部(35)との角に、トレイ(1
    2,63)の側縁部に対して垂直に板部(35)の中央
    に向かって延在するフィン(74)であり、突起部(7
    3)よりもわずかに高くしてあって、互いの上に積み重
    ねられたトレイ(12,63)の横滑りを防ぐ止めを構
    成する前記フィン(74)を具備することを特徴とする
    請求項17記載のケース。
  19. 【請求項19】 ディスク保持トレイ(12,63)が
    ベース(10)の前壁に沿う位置にある軸線の周りを回
    動することができ、トレイ(12,63)の前縁部にあ
    る上方リブ(48)が側端部(43)において、ベース
    (10)の前壁(15)近くでベース(10)の側壁
    (14)に形成される対応する開口部(23)に挿入さ
    れることが可能であり横方向に指向するスピンドル(4
    4)を有することを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れか1項記載のケース。
  20. 【請求項20】 ベース(10)の側壁(14)に形成
    される前記開口部(23)が前記側壁(14)の高くな
    った部分(19)に形成され、ディスク保持トレイ(1
    2,63)が前縁部に沿う溝(45)を具備する事によ
    り、前記トレイ(12,63)が回動軸の周りを180
    ゜以上に亙り回動することが可能となることを特徴とす
    る請求項19記載のケース。
  21. 【請求項21】 2つの切り欠き部(52)が、トレイ
    (12,63)の前縁部に保持される上方リブ(48)
    上で,トレイ(12,63)の側縁部の近くの場所に、
    形成されて、スピンドル(44)がベース(10)の対
    応する開口部(23)に挿入され得るのに十分な可撓性
    をトレイ(12,63)の前縁部に持たせることを特徴
    とする請求項19あるいは20のいずれか1項記載のケ
    ース。
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