JP3499856B2 - 非真円形光ディスク用アダプタ - Google Patents

非真円形光ディスク用アダプタ

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JP3499856B2 JP2002033020A JP2002033020A JP3499856B2 JP 3499856 B2 JP3499856 B2 JP 3499856B2 JP 2002033020 A JP2002033020 A JP 2002033020A JP 2002033020 A JP2002033020 A JP 2002033020A JP 3499856 B2 JP3499856 B2 JP 3499856B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】この発明は、非真円形光ディスク、例えば
カード型あるいは名刺型のCD及びDVD等の光ディス
クを、コンピュータ等に備えられたデスクプレーヤの
ディスクローディング装置に適合させるために用いられ
る非真円形光ディスク用アダプタに関する。
【0003】なお、ここに言う「ディスクプレーヤ」と
は、光ディスクの記録情報を読み取る装置はもとより、
CD−Rに情報を書き込む装置、コピー機等をも含む意
味で用いるものとする。
【従来の技術】
【0004】従来、情報の記録されたコンパクトディス
ク(以下「CD」と呼ぶ。)は、直径12cm及び直径
8cmの真円形のものが規格サイズとされているが、最
近、規格サイズのCDと同様に、中心孔及びクランピン
グエリアの外方に環状の情報記録領域を有する長さ85
〜89mm×幅55〜60mm程度の大きさの長方形の
Dが登場するに至った。そして、このようなCDは、
そのサイズからして名刺型CDあるいはカード型CDと
呼ばれている。
【0005】このような非規格サイズの名刺型CDは、
そのままでは、既存のディスクプレーヤに装着できなか
った。その理由は、名刺型CDに対してディスクプレー
ヤ内で記録再生に必要な位置決め(センタリング)を行
うことができないからである。そこで、ディスクプレー
ヤの移送用トレーの8cmCD載置用凹部に嵌まり込ん
で、前記位置決め(センタリング)を行わせるための位
置決め用突部をディスクの下面に備えた名刺型CDが提
案されるに至った(WO99/0765等)。
【0006】しかしながら、このような位置決め手段を
備えたCDであっても、移送用トレーのない既存のディ
スクプレーヤ、特にスロットインタイプや縦置きタイプ
のディスクプレーヤに名刺型CDをセットすることは不
可能である。
【0007】そこで、特開2000−11573号公報
には、このようなスロットインタイプや縦置きタイプの
ディスクプレーヤに名刺型CDをセットすることのでき
る名刺型CD用アダプタが開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】ところで、真円形CDは直径12cm及び
8cmが規格サイズとされているのに対して、名刺型C
Dと呼ばれているCDは、現状では規格サイズが存在し
ないので、市場には様々なサイズの名刺型CDが出回っ
ていることは前記のとおりである。
【0009】而して、前記特開2000−11573号
公報に開示されているような名刺型CD用アダプター
は、ある特定のサイズの名刺型CDには対応できるが、
この特定のサイズと異なる名刺型CDを装着することが
できなかった。もとより、この名刺型CD用アダプター
は、弾性を有する素材から作製されているものであるか
ら、特定のサイズの名刺型CDとこれと異なるサイズの
名刺型CDとの長さ寸法差、幅寸法差及び肉厚寸法差が
0.3mm程度であれば、名刺型CDを無理矢理装着す
ることも可能であるが、無理矢理装着されたCDは、デ
ィスクプレーヤー内での上下運動や回転運動によりディ
スクプレーヤー内でアダプタから抜脱する虞がある。
【0010】この発明は、このような課題を解決するこ
とを目的としてなされたもので、その目的は、多少のサ
イズの異なるディスクを確実に装着することができ、か
つディスクの装着操作も容易に行うことのできる非真円
形光ディスク用アダプターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】而して、上記目的を達成するために、この
発明に係る非真円形光ディスク用アダプターは、弾性を
有する素材から作製されてなり、直径12cmの外径を
有する円環状枠体の内縁下部に連設されたディスク受け
部と、前記円環状枠体の内縁上部に連設され前記ディス
ク受け部と共働して非真円形光ディスクを挟み込む少な
くとも一対のディスク押さえ部とを備え、前記ディスク
受け部に、ディスクの情報記録領域をディスクプレーヤ
に備えられた光学的読取装置又は書込装置に臨ませる円
形状切欠き部が設けられる一方、前記ディスク受け部
は、前記切欠き部を全周に亘って包囲する態様に設けら
れ、前記ディスク押さえ部の下面に、あるいは前記ディ
スク受け部のディスク押さえ部に対向する部位の上面
に、ディスクの回転方向に突出高さが漸増する態様に形
成されたディスク圧接用突部が設けられていることを特
徴とする(請求項1)。
【0012】このアダプターでは、ディスク受け部上に
載置した非真円形光ディスクを、その角部をディスク押
さえ部の下方に潜り込ませるように回転させることによ
り、該ディスクの角部がディスク圧接用突部の下方に位
置される。このディスクの回転操作に伴い、ディス
さえ部とディスク受け部のうち少なくとも一方が、ディ
スクの角部によって外側へ徐々に押し出されて弾性的に
変形されていき、これに弾性復元力が蓄積される。この
蓄積された弾性復元力によって、ディスクの角部がディ
スク圧接用突部とディスク受け部との間、あるいはディ
スク圧接用突部とディスク押さえ部との間に強固に挟着
されるものとなり、もってディスクの装着状態が保持さ
れる。
【0013】また、ディスク圧接用突部は、ディスクの
回転方向に突出高さ漸増する態様に形成されているか
ら、周縁部の肉厚寸法の異なるディスク、あるいは長さ
寸法や幅寸法の異なるディスクであっても、これらディ
スクを強固に挟着することができるし、更には、ディス
クの回転時にディスクの挟着状態が解除されてしまう不
具合を防止することができる。
【0014】なお、このアダプタに装着される非真円形
光ディスクとしては、名刺型のもの、正方形のもの、樽
型のもの等が挙示される。
【0015】上記アダプタにおいて、前記ディスク圧接
用突部は、ディスクの回転方向及び前記円環状枠体の半
径方向に突出高さが漸増する態様に形成されていること
が望ましい(請求項2)。
【0016】この場合には、周縁部の肉厚寸法の異なる
ディスク、あるいは長さ寸法や幅寸法の異なるディスク
であっても、これらディスクをより一層強固に挟着する
ことができる。
【0017】上記アダプタにおいて、前記ディスク圧接
用突部は、ディスクの回転方向に突出高さが漸増する態
様に形成された第1ディスク圧接用突部と、該第1ディ
スク圧接用突部の最大突出部側に隣接する第2ディスク
圧接用突部とを備え、前記第2ディスク圧接用突部の突
出面全面における突出高さが、前記第1ディスク圧接用
突部の最大突出高さと同寸かあるいはこれより大寸に設
定されていることが望ましい(請求項3)。
【0018】この場合には、第2ディスク圧接用突部の
突出面全面における突出高さが、第1ディスク押圧用突
部の最大突出高さと同寸かあるいはこれより大寸に設定
されているから、周縁部の肉厚の薄いディスクであって
も、これを確実に挟着することができる。
【0019】上記アダプタにおいて、ディスクの回転時
に、前記ディスク押さえ部と前記ディスク受け部との間
に挟み込まれたディスクの回転方向への移動を防止する
ディスク当たり部が設けられていることが望ましい(請
求項4)。
【0020】この場合には、安定したディスク装着状態
が得られる。また、このアダプタでは、ディスクの装着
操作時にディスクが当たり部に衝突し、これにより、装
着操作が完了する。このため、視覚以外にも装着完了を
認識することができる。
【0021】上記アダプタにおいて、前記切欠き部は、
直径8cmの真円形に形成されるとともに、前記円環状
枠体と同心状に設けられていることが望ましい(請求項
5)。
【0022】このアダプタでは、ディスクが位置決め用
突部を有するものである場合において、該ディスクの位
置決め用突部が切欠き部内に嵌め込まれた状態で、ディ
スクが装着される。このため。ディスクの位置決を確実
に行うことができる。
【0023】上記アダプタにおいて、前記ディスク受け
部のディスク押さえ部に対向する部位に、円弧状長孔が
設けられる一方、前記ディスク受け部の内縁であって前
記長孔に対応する位置に、前記切欠き部の中央に向かっ
て突出する1個又は複数個のディスク押圧用突部が設け
られ、装着されたディスクの位置決め用突部と前記ディ
スク受け部との間に配置された前記ディスク押圧用突部
が、該押圧用突部と前記長孔との間の細幅弧状部の弾性
復元力によってディスクを前記切欠き部の中央に向かっ
て押圧するものとなされていることが望ましい(請求項
6)。
【0024】この場合には、ディスクが押圧用突部と長
孔との間の細幅弧状部の弾性復元力によって切欠き部の
中央に向かって押圧されることにより、ディスクの装着
状態が強固に保持される。
【0025】上記アダプタにおいて、前記ディスク押圧
用突部は、ディスクの回転方向に突出量が漸増する態様
に形成されていることが望ましい(請求項7)。
【0026】この場合には、ディスクの装着操作時にお
いて、ディスクがスムーズに回転されるようになり、こ
のため、ディスクの装着操作を容易に行い得るようにな
る。
【0027】上記アダプタにおいて、前記ディスク受け
部は、前記ディスク押さえ部の直下においては、前記円
環状枠体の内縁と分離されていることが望ましい(請求
項8)。
【0028】この場合には、アダプタの成形加工を容易
に行い得るようになる。
【0029】上記アダプタにおいては、非真円形光ディ
スクが装着された状態において、全体重量が直径8cm
の真円形光ディスクの重量から直径12cmの真円形光
ディスクの重量までの範囲内に設定されていることが望
ましい(請求項9)。
【0030】その理由は次のとおりである。すなわち、
全体重量が直径8cmの真円形光ディスクの重量未満、
あるいは直径12cmの真円形光ディスクの重量を超え
ると、ディスクの回転動作が不安定になる等、正常な回
転動作を得ることができず、この結果、光ディスクの記
録情報を読み取り難くなったり、光ディスクに情報を書
き込み難くなる。したがって、全体重量が直径8cmの
真円形光ディスクの重量から直径12cmの真円形光デ
ィスクの重量までの範囲内に設定されていることが望ま
しい。特に、全体重量が3〜22gの範囲内に設定され
ていることが望ましく、更には全体重量が5〜18gの
範囲内に設定されていることが望ましく、殊に全体重量
が7〜16gの範囲内に設定されていることがより一層
望ましい。
【発明の実施の形態】
【0031】次に、この発明の実施形態について図面を
参照して説明する。
【0032】図1及び図2において、(A1)は、この発
明の第1実施形態に係る非真円形光ディスク用アダプタ
である。このアダプタ(A1)は、ABSやポリカーボネ
ート等の弾性を有する合成樹脂から作製されたものであ
る。このアダプタ(A1)には、非真円形光ディスクとし
て、図15及び図16に示した名刺型CD(D1)が装着
される。この名刺型CD(D1)がアダプタ(A1)に装着
された状態において、その全体重量(すなわち、名刺型
CD(D1)とアダプタ(A1)の合計重量)は、市販され
ている直径8cmの真円形光ディスクの重量から直径1
2cmの真円形光ディスクの重量までの範囲内に設定さ
れている。なお、図1において、矢印(Y)は、ディス
クプレーヤに備えられたスピンドル(図示せず)によっ
て回転される名刺型CD(D1)の回転方向を示してい
る。
【0033】この名刺型CD(D1)は、図15及び図1
6に示すように、長さ85〜89mm×幅55〜60m
m程度の大きさの長方形状のものであって、再生専用型
のものである。この名刺型CD(D1)は、中心孔(81)
とクランピングエリア(82)の外方に環状の情報記録領
域(83)とを有している。この名刺型CD(D1)の下面
(すなわち情報読取面)には、円弧状に延びた位置決め
用突部(84)が一体に形成されている。この名刺型CD
(D1)では、その周縁部の肉厚が0.9mm、位置決め
用突部(84)の突出高さが0.5mm、全体の肉厚が
1.4mmに設定されている。
【0034】而して、この第1実施形態のアダプタ(A
1)は、図1及び図2に示すように、円環状枠体(1)
と、前記名刺型CD(D1)を受けるディスク受け部
(2)と、前記ディスク受け部(2)によって受けられ
た名刺型CD(D1)をディスク受け部(2)と協働して
挟み込む一対のディスク押さえ部(3)(3)と、を備
えている。
【0035】円環状枠体(1)は、規格サイズの真円形
CDの直径である12cmの外径を有している。また、
この円環状枠体(1)の肉厚は、規格サイズの真円形C
Dの肉厚と略同寸に設定されている。
【0036】一対のディスク押さえ部(3)(3)は、
円環状枠体(1)の内縁における互い対向する位置の上
部に、内方突出状に一体に連設されている。各ディスク
押さえ部(3)は、名刺型CD(D1)を装着した状態の
もとで、該CD(D1)の四つの角部のうち隣接する二つ
の角部を押さえ得る大きさに形成されている。
【0037】ディスク受け部(2)は、円環状枠体
(1)の内縁下部に内方突出状に一体に連設されてい
る。このディスク受け部(2)の中央部には、名刺型C
D(D1)の情報記録領域(83)をディスクプレーヤに備
えられた光学的読取装置(図示せず)に臨ませる直径8
cmの真円形切欠き部(4)が、円環状枠体(1)と同
心状に設けられている。また、このディスク受け部
(2)は、図3〜図5に示すように、ディスク押さえ部
(3)の直下においては、円環状枠体(1)の内縁と分
離されている。これはアダプタ(A1)の製作上の都合に
よるものである。また、このディスク受け部(2)は、
図1及び図2に示すように、前記切欠き部(4)を全周
に亘って包囲する態様に設けられている。
【0038】また、図1に示すように、このディスク受
け部(2)のディスク押さえ部(3)に対向する部位に
は、円弧状の長孔(8)が設けられている。さらに、こ
のディスク受け部(2)の内縁であって前記長孔(8)
に対応する位置には、前記切欠き部(4)の中央に向か
って突出する2個のディスク押圧用突部(9)が一体に
設けられている。さらに、このディスク受け部(2)に
おいて、ディスク押圧用突部(9)と長孔(8)との間
には細幅弧状部(10)が形成されている。
【0039】図3において、ディスク受け部(2)の上
面とディスク押さえ部(2)の下面との距離は、名刺型
CD(D1)の周縁部の肉厚寸法と略同寸に設定されてい
る。
【0040】各ディスク押さえ部()の下面には、図
6に示すように、名刺型CDの回転方向(Y)及び円環
状枠体(1)の半径方向(X)に突出高さが漸増する態
様に形成された第1ディスク圧接用突部(7a)と、該第
1ディスク圧接用突部(7a)の最大突出部側に隣接して
形成された第2ディスク圧接用突部(7b)と、からなる
ディスク圧接用突部(7)が設けられている。このディ
スク圧接用突部(7)において、第2ディスク圧接用突
部(7b)の突出面全面の突出高さは、第1ディスク圧接
用突部(7a)の最大突出部の突出高さと同寸に設定され
ている。なお、図示していないが、この発明では、第2
ディスク圧接用突部(7b)の突出面全面の突出高さは、
第1ディスク圧接用突部(7a)の最大突出部の突出高さ
よりも大寸に設定されていても良い。
【0041】また、図6に示すように、ディスク押さえ
部(3)の、名刺型CDの回転方向(Y)先端側には、
ディスクプレーヤのスピンドルによる名刺型CDの回転
時に、ディスク押さえ部(3)とディスク受け部(2)
との間に挟み込まれた名刺型CD(D1)の回転方向
(Y)への移動を防止するために、ディスク当たり部
(5)が設けられている。このディスク当たり部(5)
は、円環状枠体(1)の内縁から内方に突出するととも
に、その下端がディスク受け部(2)に連設される一
方、その上面がディスク押さえ部(3)の上面に面一に
連なる態様に形成されている。
【0042】次に、名刺型CD(D1)の上記アダプタ
(A1)への装着手順について説明する。
【0043】まず、図7に示すように、名刺型CD(D
1)を、その下面の位置決め用突部(84)を切欠き部
(4)内に嵌め込むようにしてディスク受け部(2)上
に載置する。そして、その状態から名刺型CD(D1)
を、ディスクプレーヤのスピンドルによる名刺型CDの
回転方向(Y)にアダプタ(A1)に対して相対的に回転
させながら、図8に示すように、該名刺型CD(D1)の
対角位置にある一対の角部(85)をディスク押さえ部
(3)の下方に潜り込ませる。これを更に同方向に回転
させると、図9に示すように名刺型CD(D1)の前記角
部(85)が第2ディスク圧接用突部(7b)の下方に位置
される。この角部(85)の回転動作に伴い、ディスク押
さえ部(3)とディスク受け部(2)が、図13に示す
ように、該角部(85)によって外側へ押し出されて弾性
的に変形され、これにより、該ディスク押さえ部(3)
と該ディスク受け部(2)に弾性復元力が蓄積される。
この弾性復元力によって名刺型CD(D1)の角部(85)
が第2ディスク圧接用突部(7b)とディスク受け部
(2)との間に強固に挟着され、もって名刺型CD(D
1)の装着状態が保持される。こうして名刺型CD(D
1)の角部(85)が挟着された状態において、図10に
示すように、該角部(85)はディスク当たり部(5)に
当接しており、このため、それ以上の回転は不能とな
り、名刺型CDの装着操作が完了する。
【0044】この名刺型CDの装着状態において、ディ
スク押圧用突部(9)は、図10及び図14に示すよう
に、名刺型CD(D1)の位置決め用突部(84)とディス
ク受け部(2)との間に配置されている。一方、ディス
ク受け部(2)におけるディスク押圧用突部(9)と長
孔(8)との間に形成された細幅弧状部(10)は、この
ディスク押圧用突部(9)によって長孔(8)側に僅か
に押し出されて弾性的に変性されており、これにより、
該細幅弧状部(10)に弾性復元力が蓄積されている。こ
の蓄積された細幅弧状部(10)の弾性復元力によって、
ディスク押圧用突部(9)が名刺型CD(D1)を切欠き
部(4)の中央に向かって押圧しており、これにより、
名刺型CDの装着状態が強固に保持されている。
【0045】このアダプタ(A1)では、ディスク押圧用
突部(9)は、図10及び図14に示すように、名刺型
CD(D1)の回転方向(Y)に突出量が漸増する態様に
形成されている。したがって、名刺型CD(D1)の装着
操作の際に、該名刺型CD(D1)をスムーズに回転させ
ることができ、このため、名刺型CDの装着操作を容易
に行うことができる。なお、もし仮に名刺型CDの装着
操作の途中で、ディスク押圧用突部(9)が、名刺型C
D(D1)の位置決め用突部(84)とディスク受け部
(2)との間から抜脱されて位置決め用突部(84)の下
側へずれてしまった場合には、図10に示すように、細
幅弧状部(10)のディスク押圧用突部(9)近傍の下面
を指先で押すことにより、ディスク押圧用突部(10)を
名刺型CD(D1)の位置決め用突部(84)とディスク受
け部(2)との間に押し込んで、該ディスク押圧用突部
(10)を位置決め用突部(84)とディスク受け部(2)
との間に配置させる。
【0046】而して、こうして名刺型CD(D1)が装着
されたアダプタ(A1)は、ディスクプレーヤに装填さ
れ、該ディスクプレーヤに備えられたスピンドルにより
名刺型CD(D1)がアダプタ(A1)と一緒に矢印(Y)
の回転方向に高速回転される。このとき、もし仮に名刺
型CD(D1)の角部(85)が第2ディスク圧接用突部
(7b)の下方に位置しておらず、このため該角部(85)
への挟着力が弱くなっていたとしても、名刺型CD(D
1)の回転動作によって該名刺型CDの角部(85)は、
挟着力が強く作用する方向に移動されるため、該角部
(85)が強固に挟着されるようになる。このため、名刺
型CD(D1)がアダプタ(A1)から抜脱する不具合は発
生しない。
【0047】一方、アダプタ(A1)から名刺型CD(D
1)を取り外す場合には、上述した名刺型CDの装着手
順を逆に行えば良い。すなわち、名刺型CD(D1)を、
該名刺型CDの回転方向(Y)とは反対の方向にアダプ
タ(A1)に対して相対的に回転させる。すると、名刺型
CD(D1)の角部(85)が、第2ディスク圧接用突部
(7b)とディスク受け部(2)との間から取り出され
る。更に該名刺型CD(D1)を図7に示した位置まで回
転させてディスク(D1)を取り外す。
【0048】而して、名刺型CD(D1)の周縁部の肉厚
が上述した名刺型CD(D1)のそれよりも厚い場合に
は、この名刺型CD(D1)は図17に示した状態でアダ
プタ(A1)に装着されることとなる。すなわち、名刺型
CD(D1)の周縁部の肉厚が厚いことから、該名刺型C
D(D1)を所定の回転方向(Y)に回転させても、その
角部(85)は、第2ディスク圧接用突部(7b)の下方位
置へ移動することができず、第1ディスク圧接用突部
(7a)の下方に位置される。そして、この位置で、該名
刺型CD(D1)の角部(85)が第1ディスク圧接用突部
(7a)とディスク受け部(2)との間に挟着されて、名
刺型CD(D1)の装着状態が保持される。こうして名刺
型CD(D1)の角部(85)が挟着された状態において、
該角部(85)は、第1ディスク圧接用突部(7a)と第2
ディスク圧接用突部(7b)との間に生じた段部(図6参
照、11)に当接しており、このため、それ以上の回転は
不能となり、名刺型CDの装着操作が完了する。
【0049】上記第1実施形態のアダプタ(A1)によれ
ば、第1ディスク圧接用突部(7a)は、名刺型CDの回
転方向(Y)及び円環状枠体(1)の半径方向(R)に
突出高さが漸増する態様に形成されているから、周縁部
の肉厚寸法の異なる名刺型CD、あるいは長さ寸法や幅
寸法の異なる名刺型CDであっても、これら名刺型CD
(D1)をしっかりと挟着することができる。その上、第
2ディスク圧接用突部(7b)の突出面全面の突出高さ
が、第1ディスク押圧用突部(7a)の突出高さと同寸に
設定されているから、周縁部の肉厚の薄い名刺型CD
(D1)であっても、これを確実に強固に挟着することが
できる。
【0050】図18及び図19において、(A2)は、こ
の発明の第2実施形態に係る非真円形光ディスク用アダ
プタである。このアダプタ(A2)には、非真円形光ディ
スクとして樽型CD(D2)が装着される。なお、これら
の図には、上記第1実施形態のアダプタ(A1)と同じ構
成要素に同一の符号が付されており、以下、この第2実
施形態のアダプタ(A2)の構成を、上記第1実施形態の
アダプタ(A1)との相異点を中心に説明する。
【0051】前記樽型CD(D2)は、四角形状で且つ対
向する一対の辺が円弧状に形成されたものであって、再
生専用型のものである。この樽型CD(D2)において、
一対の円弧状の辺間の直径は8cmに設定されている。
この樽型CD(D2)は、位置決め用突部を有しておら
ず、一対の円弧状の辺が位置決め用部位となされてい
る。この樽型CD(D2)の肉厚は、規格サイズの真円形
CDの肉厚と略同寸に設定されている。
【0052】このアダプタ(A2)において、円環状枠体
(1)は、規格サイズの真円形CDの直径である12c
mの外径と8cmの内径とを有している。この円環状枠
体(1)の内縁下部には、ディスク受け部(2)が内方
突出状に一体に連設されている。このディスク受け部
(2)の中央部には、樽型CD(D2)の情報記録領域を
ディスクプレーヤに備えられた光学的読取装置(図示せ
ず)に臨ませる真円形切欠き部(4')が、円環状枠体
(1)と同心状に設けられている。また、円環状枠体
(1)の内縁における互い対向する位置の上部には、一
対のディスク押さえ部(3)(3)が内方突出状に一体
に連設されている。各ディスク押さえ部(3)の下面に
は、第1ディスク圧接用突部(7a)と第2ディスク圧接
用突部(7b)とからなるディスク圧接用突部(7)が設
けられている。この第1ディスク圧接用突部(7a)と第
2ディスク圧接用突部(7b)の構成は、上記第1実施形
態のアダプタ(A1)のそれと同じであり、重複する説明
を省略する。
【0053】樽型CD(D2)のアダプタ(A1)への装着
手順は、上記名刺型CD(D2)の装着手順と同じであ
り、これを簡単に説明すると次のとおりである。
【0054】まず、図18に鎖線で示すように、樽形C
D(D2)をディスク受け部(2)上に載置する。そし
て、その状態から樽型CD(D2)を、ディスクプレーヤ
のスピンドルによる樽型CDの回転方向(Y)にアダプ
タ(A2)に対して相対的に回転させることにより、図1
9に示すように樽型CD(D2)の対角位置にある一対の
角部(85)を第2ディスク圧接用突部(7b)の下方に位
置させる。この樽型CD(D2)の角部(85)の回転動作
に伴い、ディスク押さえ部(3)とディスク受け部
(2)が角部(85)によって外側へ押し出されて弾性的
に変形され、これにより、ディスク押さえ部(3)とデ
ィスク受け部(2)にそれぞれ弾性復元力が蓄積され
る。この弾性復元力によって、型CD(D2)の角部
(85)が第2ディスク圧接用突部(7b)とディスク受け
部(2)との間に強固に挟着され、もって名刺型CD
(D2)の装着状態が保持される。こうして型CD(D
2)の角部(85)が挟着された状態において、該角部(8
5)はディスク当たり部(5)に当接し、このため、そ
れ以上の回転は不能となり、型CDの装着操作が完了
する。
【0055】なお、樽型CD(D2)の周縁部の肉厚が厚
い場合には、この樽型CD(D2)の角部(85)は、第1
ディスク圧接用突部(7a)の下方に位置される。そし
て、この位置で、樽型CD(D2)の角部(85)が第1デ
ィスク圧接用突部(7a)とディスク受け部(2)との間
に挟着され、もって名刺型CD(D2)の装着状態が保持
される。
【0056】而して、この第2実施形態のアダプタ(A
2)には、非真円形光ディスクとして、上述した樽型C
D(D2)の他に、図20に示すように正方形CD(D3)
を装着することも可能である。この正方形CD(D3)の
装着手順は、上述した樽型CD(D2)の装着手順と同じ
であり、重複する説明を省略する。
【0057】以上でこの発明の実施形態について説明し
たが、この発明は上記実施形態に示すものに限定される
ものではなく、様々に設定変更可能である。
【0058】例えば、この実施形態では、ディスク圧接
用突部(7)は、第1ディスク圧接用突部(7a)と第2
ディスク圧接用突部(7b)とからなるものであるが、こ
の発明では、第2ディスク圧接用突部(7b)を備えてい
ないもの、つまり第1ディスク圧接用突部(7a)だけか
らなるものであっても良い。
【0059】また、上記実施形態では、ディスク圧接用
突部(7)は、ディスク押さえ部(3)の下面に設けら
れているが、この発明では、ディスク受け部(2)のデ
ィスク押さえ部(3)に対向する部位の上面に設けられ
ていても良い。この場合には、光ディスクの角部(85)
は、ディスク圧接用突部(7)とディスク押さえ部
(3)との間に挟着されることとなる。
【0060】また、上記実施形態では、アダプタに装着
される光ディスクは、書き込みのできないもの、すなわ
ち再生専用型(例:CD−ROM、DVD−ROM)の
ものであるが、この発明では、光ディスクは一度だけ書
込みができる追記型(例:CD−R、DVD−R)のも
のや、繰返し書込みができる書換型(例:CD−RW、
DVD−RW)のもの等であっても良い。この場合に
は、切欠き部(4)は、ディスクの情報記録領域をディ
スクプレーヤに備えられた光学的書込装置に臨ませる役
割を果たすこととなる。
【0061】また、上記実施形態では、一対のディスク
押さえ部(3)の組数は、一組であるが、この発明で
は、2組以上であっても良い。
【0062】また、上記第1実施形態のアダプタ(A1)
は名刺型CD(D1)を装着するためのものであり、第2
実施形態のアダプタ(A2)は樽型CD(D2)及び正方形
CD(D3)を装着するためのものであるが、この発明に
係るアダプタは、これらの形状のCD以外の非真円形光
ディスクを装着するためのものであっても良いことはも
ちろんである。
【0063】また、上記第1実施形態では、アダプタ
は、円環状枠体(1)とディスク受け部(2)とディス
ク押さえ部(3)とが一体成形されたものであるが、こ
の発明では、これらが個別に成形されて張り合わされる
ことによって、所定形状に成形されたものであっても良
い。
【発明の効果】
【0064】上述の次第で、この発明に係る非真円形光
ディスク用アダプタは、弾性を有する素材から作製され
てなり、所定の外径を有する円環状枠体の内縁下部に連
設されたディスク受け部と、円環状枠体の内縁上部に連
設されディスク受け部と共働して非真円形光ディスクを
挟み込む少なくとも一対のディスク押さえ部とを備えて
いるので、非真円形ディスクをディスク受け部に載置し
て、所定の方向に回転させるだけで、ディスクをディス
ク押さえ部の下方に潜り込ませることができ、極めて簡
単な操作でディスクをアダプタに装着できる。
【0065】しかも、ディスク押さえ部の下面に、ある
いはディスク受け部のディスク押さえ部に対向する部位
の上面に、ディスクの回転方向に突出高さが漸増する態
様に形成されたディスク圧接用突部が設けられているの
で、周縁部の肉厚寸法の異なるディスク、あるいは長さ
寸法や幅寸法の異なるディスクであっても、これらディ
スクをしっかりと挟着することができるし、更には、デ
ィスクの回転時にディスクの挟着状態が解除されてディ
スクプレーヤー内でディスクが抜脱してしまう不具合を
防止することができる。
【0066】また、ディスク圧接用突部は、ディスクの
回転方向及び円環状枠体の半径方向に突出高さが漸増す
る態様に形成されている場合には(請求項2)、周縁部
の肉厚寸法の異なるディスク、あるいは長さ寸法や幅寸
法の異なるディスクであっても、これらディスクをより
一層強固に挟着することができる。
【0067】また、ディスク圧接用突部は、ディスクの
回転方向に突出高さが漸増する態様に形成された第1デ
ィスク圧接用突部と、該第1ディスク圧接用突部の最大
突出部側に隣接する第2ディスク圧接用突部とを備え、
第2ディスク圧接用突部の突出面全面における突出高さ
が、第1ディスク圧接用突部の最大突出高さと同寸かあ
るいはこれより大寸に設定されている場合には(請求項
3)、周縁部の肉厚の薄いディスクであっても、これを
確実に挟着することができる。
【0068】上記アダプタにおいて、ディスクの回転時
に、ディスク押さえ部とディスク受け部との間に挟み込
まれたディスクの回転方向への移動を防止するディスク
当たり部が設けられている場合には(請求項4)、安定
したディスク装着状態を得ることができる。さらに、デ
ィスク装着操作時に、ディスクが当たり部に衝突するこ
とにより、装着完了のサインが得られ、視覚以外にも装
着完了を認識することができる。
【0069】また、切欠き部は、直径8cmの真円形に
形成されるとともに、円環状枠体と同心状に設けられて
いる場合には(請求項5)、位置決め用突部を有する非
真円形光ディスクの位置決めを確実に行うことができ
る。
【0070】また、ディスク受け部のディスク押さえ部
に対向する部位に、円弧状長孔が設けられる一方、ディ
スク受け部の内縁であって長孔に対応する位置に、切欠
き部の中央に向かって突出する1個又は複数個の押圧用
突部が設けられ、装着されたディスクの位置決め用突部
とディスク受け部との間に配置されたディスク押圧用突
部が、該押圧用突部と長孔との間の細幅弧状部の弾性復
元力によってディスクを切欠き部の中央に向かって押圧
するものとなされている場合には(請求項6)、ディス
クの装着状態を強固に保持することができる。
【0071】また、ディスク押圧用突部は、ディスクの
回転方向に突出量が漸増する態様に形成されている場合
には(請求項7)、ディスクの装着操作時において、デ
ィスクをスムーズに回転させることができ、このため、
ディスクの装着操作を容易に行うことができる。
【0072】また、ディスク受け部は、ディスク押さえ
部の直下においては、円環状枠体の内縁と分離されてい
る場合には(請求項8)、アダプタの成形加工を容易に
行うことができる。
【0073】また、非真円形光ディスクが装着された状
態において、全体重量が直径8cmの真円形光ディスク
の重量から直径12cmの真円形光ディスクの重量まで
の範囲内に設定されている場合には(請求項9)、アダ
プタに装着された光ディスクの記録情報を確実に読み取
ったり、光ディスクに情報を確実に記録したりすること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】この発明の第1実施形態に係る非真円形光ディ
スク用アダプタの平面図である。
【図2】同アダプタの底面図である。
【図3】図1中のA−A線断面図である。
【図4】図1中のB−B線断面図である。
【図5】図1中のC−C線断面図である。
【図6】同アダプタを上下逆にした状態でディスク圧接
用突部を示す斜視図である。
【図7】同アダプタのディスク受け部上に名刺型CDを
載置した状態を示す平面図である。
【図8】同アダプタに名刺型CDを装着する途中の状態
を示す平面図である。
【図9】同アダプタに名刺型CDを装着した状態を示す
平面図である。
【図10】同アダプタに名刺型CDを装着した状態を示
す底面図である。
【図11】図9中のD−D線断面図である。
【図12】図9中のE−E線断面図である
【図13】図9中のF−F線断面図である。
【図14】図10中のP部分の拡大図である。
【図15】名刺型CDの平面図である。
【図16】図15中のG−G線断面図である。
【図17】同アダプタに別の名刺型CDを装着した状態
を示す底面図である。
【図18】この発明の第2実施形態に係る非真円形光デ
ィスク用アダプタの平面図である。
【図19】同アダプタに樽型CDを装着した状態を示す
平面図である。
【図20】同アダプタに正方形CDを装着した状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
【0075】 A1、A2…アダプタ 1…円環状枠体 2…ディスク受け部 3…ディスク押さえ部 4…切欠き部 5…ディスク当たり部 7…ディスク圧接用突部 8…長孔 9…ディスク押圧用突部 10…細幅弧状部 D1…名刺型CD(非真円形光ディスク) D2…樽型CD(非真円形光ディスク) D3…正方形CD(非真円形光ディスク)
フロントページの続き (56)参考文献 実用新案登録3077146(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する素材から作製されてなり、
    直径12cmの外径を有する円環状枠体(1)の内縁下
    部に連設されたディスク受け部(2)と、前記円環状枠
    体(1)の内縁上部に連設され前記ディスク受け部
    (2)と共働して非真円形光ディスク(D1、D2、D3)を
    挟み込む少なくとも一対のディスク押さえ部(3、3)
    とを備え、 前記ディスク受け部(2)に、ディスクの情報記録領域
    (83)をディスクプレーヤに備えられた光学的読取装置
    又は書込装置に臨ませる円形状切欠き部(4)が設けら
    れる一方、前記ディスク受け部(2)は、前記切欠き部(4)を全
    周に亘って包囲する態様に設けられ、 前記ディスク押さえ部(3)の下面に、あるいは前記デ
    ィスク受け部(2)のディスク押さえ部に対向する部位
    の上面に、ディスクの回転方向(Y)に突出高さが漸増
    する態様に形成されたディスク圧接用突部(7)が設け
    られていることを特徴とする非真円形光ディスク用アダ
    プタ。
  2. 【請求項2】 前記ディスク圧接用突部(7)は、ディ
    スクの回転方向(Y)及び前記円環状枠体(1)の半径
    方向(Y)に突出高さが漸増する態様に形成されている
    請求項1記載の非真円形光ディスク用アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記ディスク圧接用突部(7)は、ディ
    スクの回転方向(Y)に突出高さが漸増する態様に形成
    された第1ディスク圧接用突部(7a)と、該第1ディス
    ク圧接用突部(7a)の最大突出部側に隣接する第2ディ
    スク圧接用突部(7b)とを備え、 前記第2ディスク圧接用突部(7b)の突出面全面の突出
    高さが、前記第1ディスク圧接用突部(7a)の最大突出
    高さと同寸かあるいはこれより大寸に設定されている請
    求項1又は2記載の非真円形光ディスク用アダプタ。
  4. 【請求項4】 ディスクの回転時に、前記ディスク押さ
    え部(3)と前記ディスク受け部(2)との間に挟み込
    まれたディスクの回転方向(Y)への移動を防止するデ
    ィスク当たり部(5)が設けられている請求項1〜3の
    いずれか1項記載の非真円形光ディスク用アダプタ。
  5. 【請求項5】 前記切欠き部(4)は、直径8cmの真
    円形に形成されるとともに、前記円環状枠体(1)と同
    心状に設けられている請求項1〜4のいずれか1項記載
    の非真円形光ディスク用アダプタ。
  6. 【請求項6】 前記ディスク受け部(2)のディスク押
    さえ部(3)に対向する部位に、円弧状長孔(8)が設
    けられる一方、前記ディスク受け部(2)の内縁であっ
    て前記長孔(8)に対応する位置に、前記切欠き部
    (4)の中央に向かって突出する1個又は複数個のディ
    スク押圧用突部(9)が設けられ、 装着されたディスクの位置決め用突部(84)と前記ディ
    スク受け部(2)との間に配置された前記ディスク押圧
    用突部(9)が、該押圧用突部(9)と前記長孔(8)
    との間の細幅弧状部(10)の弾性復元力によってディス
    ク(D1)を前記切欠き部(4)の中央に向かって押圧す
    るものとなされている請求項1〜5のいずれか1項記載
    の非真円形光ディスク用アダプタ。
  7. 【請求項7】 前記ディスク押圧用突部(9)は、ディ
    スクの回転方向(Y)に突出量が漸増する態様に形成さ
    れている請求項6記載の非真円形光ディスク用アダプ
    タ。
  8. 【請求項8】 前記ディスク受け部(2)は、前記ディ
    スク押さえ部(3)の直下においては、前記円環状枠体
    (1)の内縁と分離されている請求項1〜7のいずれか
    1項記載の非真円形光ディスク用アダプタ。
  9. 【請求項9】 非真円形光ディスクが装着された状態に
    おいて、全体重量が直径8cmの真円形光ディスクの重
    量から直径12cmの真円形光ディスクの重量までの範
    囲内に設定されている請求項1〜8のいずれか1項記載
    の非真円形光ディスク用アダプタ。
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