JP3077661U - カード・アダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】コンパクトディスク装置でカード状記録媒体の
データを読み取り又は書き込みするためのカード・アダ
プタにおいて、押し回すだけの簡単な装着動作でカード
が装着でき、装着したカードががたついたり、回ったり
せず、簡単な構造を提供する。 【解決手段】カード・アダプタは、コンパクト・ディス
クと同一の外形であり、カード状記録媒体を装着する開
口部１２と、カード状記録媒体を押し回して４隅を係合
する係合部３〜６と、カード状記録媒体が押し回して装
着された時にその回転を止める弾性ストッパ部９と、カ
ード状記録媒体を係止する爪部７，８と、開口部の円弧
状に形成された２辺に設けられ、カード状記録媒体下方
を支持し装着時の回転をガイドするガイド部１０，１１
と、が一体に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本発明は、コンパクト・ディスク装置等の光学的読取／書込装置によってデー タの読み取り又は書き込みを行う装置にカード状記録媒体を装着することが出来 るカード・アダプタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

カードの中心にコンパクト・ディスクの中心穴と同じ大きさの開口部があけら れ、この開口部の中心のスパイラル線状に情報が記録されている従来の一般的な 銀行カードやクレジットカードの形状をしたカード状記録媒体が普及している。 この記録媒体を、従来の光学的読取装置で正確に読取る手段として、図１０に示 すようなカード・アダプタが使用される。特開２０００−１１５７３には、ディ スクアダプタに関する記載がある。ディスクと同じ径の外周面を有し、その中心 部にディスクと略同じ開口部４６を形成し、ディスクの上側を係止する爪を有す る可動係合部４７を形成し、向かい合う他の２辺の各々中央にディスクの上側を 係止する爪４８を有する固定係合部を形成し、固定係合部の両側にディスクを支 持する規制部材４９を設けたものがある。カードを装着するには、アダプタの長 手方向に沿って設けられているディスクを支持する規制部材と、爪との間に差し 込み、ディスクの上側を係止する可動係合部の爪を上下に操作して係止する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記カード状のデータ記録媒体（以下、「カード」と言う）を保持するために は、前記カードの形状に合わせてはまり合う様に、一方の面に凹みを形成したア ダプタに装着されて、読み取り/書込みを行うことである。従来のアダプタは、 アダプタの中央部に開口部を有し、装着ズレを防止するための係止部、可動係合 部を有するアダプタで構成されている。しかし、アダプタにカードを装着するに は、カードを固定するための係止部に差し込み、可動係合部の爪を開閉したりす る必要がある。そのための操作が必要であり煩雑である。カード係止操作に慣れ ないと、または注意を払わないと誤操作により係止されない場合もある。また可 動部が形成されていることはアダプタの構造が複雑となる。

【０００４】 本考案の課題は、押し回すだけの簡単な装着動作でカード形状のデータ記録媒 体が装着でき、装着したカードが動くことがない構造で、且つ簡単な構造のカー ド・アダプタを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述した課題を解決するために、本考案はカードが動いたり、ずれたりするこ とが無く簡単にカード・アダプタに装着することが出来る次のようなカード・ア ダプタを考案した。すなわち、コンパクト・ディスク装置の光学的読取／書込装 置によってデータの読み取り又は書き込みが行われるカード状記録媒体を装着す るためのカード・アダプタであって、前記カード・アダプタは一般的なコンパク ト・ディスク・サイズと同一の外形と、前記カード・アダプタに設けられた前記 カード状記録媒体を受け入れるための中央部がくびれた矩形状の開口部と、前記 開口部の向かい合う２辺には、押し回して装着された前記カード状記録媒体の４ 隅を係合する係合部と、前記開口部の前記向かい合う２辺以外の２辺の対角する 位置には、各１つの前記カード状記録媒体を係止する爪部と、前記開口部の前記 向かい合ういずれか１辺には、押し回して装着された前記カード状記録媒体の回 転を止めるための弾力性を持った弾性ストッパ部と、 前記開口部の向かい合う円弧状に形成された２辺に、各々が前記カード状記録 媒体下方を支持し、装着時の回転をガイドするガイド部とが一体に構成されてい る。そして、前記カード・アダプタは弾力性のあるプラスチック樹脂で形成され ている。前記開口部は、向かい合った２辺がアダプタの外周に沿った円弧で形成 され、他の２辺がその辺の中央を頂点とした傾斜角度を持つ凸型の辺で形成され た略矩形である。前記開口部の向かい合った２辺に形成され前記係合部は、各々 の係合部の先端が上下に分かれ溝を形成し、カードを押し回し装着する時その間 を通り抜ける間隔を持って形成されている。

【０００６】 さらに、前記カード状記録媒体の上面を係止する前記爪部は、前記係合部が形 成された以外の向かい合う２辺に各１個が対角する位置に設置され、その下面を 前記カード状記録媒体が通るように形成されている。前記カードの回転を止める ための弾性ストッパ部は、アダプタの上面と同一面から、開口部に向かっていず れか一辺に長方形の形状で形成され、その先端辺はカードが装着されたとき前記 カード状記録媒体の側面に接合する角度が付けられている。また、前記カード状 記録媒体の下面を支持し、前記カード状記録媒体を押し回す時に回転をガイドす るガイド部は、前記開口部の対向する２辺に沿って、アダプタの上面より前記カ ード状記録媒体の厚さ分下方の位置に段差をつけて形成されている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係るカード・アダプタの１実施例の詳細を図の記載に基づいて 説明する。 図９は、カード状記録媒体２０の平面図を模式的に示す。従来のコンパクト・ ディスクの記録機能を利用した一般的な銀行カードやクレジットカードの形状を したカード状記録媒体２０が普及している。この長方形のカード状記録媒体には 、カードの中心にコンパクト・ディスクの中心穴と同じ大きさ（直径１５ミリメ ートル）の開口部があけられ、この開口部の中心のスパイラル線状に情報が記録 されている。

【０００８】 この種の前記カード状記録媒体２０は、コンパクト・ディスクと同じように、 透明基板、アルミニウム膜および保護膜の３層からなり、カードの中心部にコン パクト・ディスクの中心穴と同じ大きさの開口部４４が設けられている。そして 、アルミニウム膜上には、スパイラル線状に光学的データ・ビットが付けられ、 データや音声等の情報が記録された情報記録部４５を有している。

【０００９】 このカードの情報を光学的に読み取る装置のコンパクト・ディスクを装着する トレイには、通常サイズのコンパクト・ディスクを装着する直径１２０ｍｍの凹 みと、その内側に、小型のコンパクト・ディスクを装着する直径８０ｍｍの凹み が設けられている。そして、カード２０は、８０ｍｍの凹みに装着できるサイズ に形成されており、光学的読取装置にセットしたとき、開口部４４をトレイ上の 回転軸位置にほぼ一致させるようになっている。

【００１０】 しかしながら、トレイ下方向からのレーザーピックアップを逃げる部分が矩形 の切欠きになっているため、円形の凹みに合わせて装着した長方形の情報カード ４０は、装着するときの方向によっては、トレイが閉じるときの慣性または衝撃 で、カード４０が動いてずれてしまい、記録された情報を読み出すことができな くなる可能性があった。そのためカード磁気媒体を光学的読取／書き込み装置に 装着する方法としてカード・アダプタを使用する必要がある。

【００１１】 図１はアダプタ１を表面から見た形状例を示す図である。アダプタ１はコンパ クト・ディスクと同じ大きさであり、同一の円形の外周部２を形成している。本 考案の例では、アダプタの直径は１２０ｍｍとしている。そしてカード・アダプ タの中心部には、開口部１２が形成されている。開口部１２は長辺部１３と中心 円に沿った弧状の短辺部１４で形成され各々が向かい合うように設けられている 。 本考案の例では、アダプタの厚さは２．１ｍｍとしている。

【００１２】 アダプタ１の表面には、カード２０がはまり合い角の４隅が固定されるように 係合部３，４，５，６が４箇所と、長辺部の一端寄りに対角する位置に向かい合 ってカードの上面を押える爪７，８が２箇所と、カードを固定し支持するための 弾性ストッパ部９と、短辺部１４にカードの下面を支える第１のガイド部１０と 、対向した位置に第２のガイド部１１とがアダプタ本体と一体成形されている。

【００１３】 図２はアダプタ１をＸ方向に見た側面図である。既に説明したように、本考案 の例では、アダプタの厚さは２．１ｍｍとしている。

【００１４】 アダプタ１の材質は、本考案ではプラスチック樹脂を使用した。これは、カー ドを装着したり、取り外したりする時アダプタ本体が弾力を持っていることで操 作が易しくなる。また、アダプタ本体と一体で成形する弾性ストッパ部９は、そ の弾力を利用してカードの回転を防止するストッパ機能を構成しているためであ る。このように本考案では、プラスチック樹脂を使用したが、プラスチック樹脂 を使用したものと同様の機能が実現できる材質であれば他の部材でも良い。

【００１５】 さらに、これらの構成について図に基づき詳細に説明する。 図３はアダプタ１のＡからＡ線の断面図である。この図では開口部の短辺に対 角する位置に形成された係合部３と係合部６の形状を示している。係合部３は、 カードが丁度通る厚さの間隔の溝１５が形成されている。開口部１２の短辺側は カードを装着する時、アダプタのガイド部１０，１１にカードが嵌るように置き 、そのまま左方向に押しまわして回転した時に、カードの端が描く回転円の径の 形状に形成されている。各々の係合部はこの短辺側の弧状の辺に沿って各々形成 されている。そして係合部３及び係合部６は、カードをはめ込んだ時カードが固 定するように左回転方向に対してその端は閉じられている。

【００１６】 係合部４及び係合部５はカードを装着するために回転させる時通り抜けられる ようにその両端は開いている。カードが固定するとこの係合部４，５は係合部の 溝１５でカードの２つの隅の両面を支持する。カードが装着された時にこれら各 々の４個の係合部がカードの４隅を支持することになる。

【００１７】 また長辺１３の２辺は、カードを装着するために係合部４及び５と爪７及び８ の間でカードがガイド部１０，１１に嵌る位置でのカードの長辺の角度と、装着 し固定した時のカードの長辺の角度を持って開口部に向かい凸状に形成されてい る。本考案実施例ではその角度が、長辺の両端を結ぶ線を底辺として１５度で構 成されている。この辺はカードをアダプタに置く時のカードを置く方向のガイド の機能をも果す。長辺１３の一端よりに対角で向かい合うように形成された爪７ ，８は、読取／書き込みの時に回転するカードが、安定するようにカードの上面 を押える働きをする。

【００１８】 短辺側に沿って形成された第一ガイド部１０及び第２のガイド部１１は、アダ プタ上面からカードの厚さ分だけ凹んで形成されている。アダプタにカードを装 着するためにカードを乗せるとカードの角部がこのガイド部にはまりレールの役 目をして装着を容易にする。そして、カードをアダプタの前記ガイド部に押し付 けて回転させて係合部に嵌りあうと、カードはガイド部の上面とアダプタ本体表 面との段差によっても支持される。

【００１９】 さらに、長辺側の一端にはカードの回転を止めて固定する弾性ストッパ部９が 形成されている。弾性ストッパ部９はアダプタと一体で形成されており、アダプ タの上面と同一面で弾力性を持たせた長方形の形状で、先端の辺はカードが固定 された時のカードの１辺と同一の角度で、カードと略同一の厚さで形成されてい る。カードを装着する時は、この弾性ストッパ部９はカードの下面で下側に押し 下げられてカードを通す。カードが通り終わると押えられていた弾力のある弾性 ストッパ部９は元の位置であるカードと同一の面に復元する。復元すると係止部 ９の先端辺は丁度カードの１辺の側面に接合する。

【００２０】 この様にして弾性ストッパ部９は、カードが正しく装着された状態でカードの １辺の側面に接合し動くことができないように支持する。読取／書き込みの処理 が終わりカードを取り出すときは、この弾性ストッパ部９を押し下げて係止を解 除し、カードを装着する時と逆方向にまわす。このため該弾性ストッパ部９の表 面には押える指が滑らないように円形の複数の凹部が形成されている。

【００２１】 図４は、アダプタ１の他の面である裏側から見た背面図である。上記した構成 と同様にアダプタ１は、標準のコンパクト・ディスクと同一の外周径の大きさで ある。カード２０の下面を支持するガイド部１０，１１は、アダプタ１の下面よ り略カードの厚さ分突出している。これはガイド部１０，１１の上面でカードを 支持し、アダプタ１の表面との段差が、カード２０を装着するときのガイドとし ての機能やカード１を固定する機能を持つことになる。カードが装着されたとき カードの側面を係止する弾性ストッパ部９はアダプタ本体と同一面に形成されて いる。カードの上面を押える爪７，８は、その下面がアダプタの上面と同一面で 各々開口部に向かってカードの上面を押えることのできる長さで形成されている 。

【００２２】 次に、アダプタにカードを装着する方法について図５乃至８に基づき説明する 。 図５はカードを装着する前の状態を示す正面図である。図のようにカード２０ をアダプタの中心に載せカード２０の角が第１のガイド部１０、第２のガイド部 １１に入るようにする。長辺側１３の一辺はカードを乗せる方向と一致しており その辺に沿ってカードを載せるガイドにもなる。その際、弾性ストッパ部９はカ ードの下になっている。カード２０をアダプタに押し付けるようにしてガイド部 １０，１１に沿って矢印２１の方向に回転させる。

【００２３】 図６はカードを装着する前の状態を示す背面図である。 図７は、カードを装着した状態を示す正面図である。上記のようにカード２０ をアダプタに押し付け左に回転させ係合部３，４，５，６と爪７，８で停止する まで押し回す。カードの端が係合部３及び６の端まで来ると閉じられた係合部３ 及び６の端部と爪７及び８により停止し固定される。同時にカードに押えられて いた弾性ストッパ部９が弾力により元の位置まで戻りカードの側面に接合しカー ドが回転しないように固定する。

【００２４】 図８は、カードを装着した状態を示す背面図である。こように本考案のカード ・アダプタによれば、係合部、爪部、弾性ストッパ部、ガイド部により装着した カードが、がたついたり、回ったりしないようにアダプタに支持されることとな る。 読取／書き込みが終わり、カード２０をカード・アダプタ１から取り外す時は 、弾性ストッパ部９を押し下げて、上述した手順と反対の操作でおこなう。

【００２５】

【考案の効果】

これまで述べたように、本考案のカード・アダプタによれば、押し回すだけの 簡単な装着動作でカードが装着でき、装着したカードががたついたり、回ったり しない構造で、且つ簡単な構造のカード・アダプタを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案による、カード・アダプタを表面から
見た形状を示す平面図である。

【図２】 本考案による、カード・アダプタをＸ方向に
見た側面図である

【図３】 本考案による、カード・アダプタのＡからＡ
線の断面図である。

【図４】 本考案による、カード・アダプタの他の面で
ある裏側から見た背面図である。

【図５】 本考案によるカード・アダプタに、カードを
装着する前の状態を示す正面図である。

【図６】 本考案によるカード・アダプタに、カードを
装着する前の状態を示す背面図である。

【図７】 本考案によるカード・アダプタに、カードを
装着した状態を示す正面図である。

【図８】 本考案によるカード・アダプタに、カードを
装着した状態を示す背面図である。

【図９】 従来の情報カードの平面図を模式的に示す。

【図１０】 従来のカード・アダプタを表面から見た形
状を示す平面図である。

【符号の説明】

１ カード・アダプタ ２ 外周部 ３ 係合部 ４ 係合部 ５ 係合部 ６ 係合部 ７ 爪 ８ 爪 ９ 弾性ストッパ部 １０ 第１のガイド部 １１ 第２のガイド部 １２ 開口部 １３ 長辺部 １４ 短辺部 １５ 溝 ２０ カード ４４ 開口部 ４５ 情報記録部 ４６ 開口部 ４７ 可動係合部 ４８ 爪 ４９ 規制部材

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンパクト・ディスク装置の光学的読取
   ／書込装置によってデータの読み取り又は書き込みが行
   われるカード状記録媒体を装着するためのカード・アダ
   プタであって、 前記カード・アダプタは一般的なコンパクト・ディスク
   ・サイズと同一の外形と、 前記カード・アダプタに設けられた前記カード状記録媒
   体を受け入れるための中央部がくびれた矩形状の開口部
   と、 前記開口部の向かい合う２辺には、押し回して装着され
   た前記カード状記録媒体の４隅を係合する係合部と、 前記開口部の前記向かい合う２辺以外の２辺の対角する
   位置には、各１つの前記カード状記録媒体を係止する爪
   部と、 前記開口部の前記向かい合ういずれか１辺には、押し回
   して装着された前記カード状記録媒体の回転を止めるた
   めの弾性ストッパ部と、 前記開口部の向かい合う円弧状に形成された２辺に、各
   々が前記カード状記録媒体下方を支持し、装着時の回転
   をガイドするガイド部と、が一体に構成されていること
   を特徴とするカード・アダプタ。
2. 【請求項２】 前記カード・アダプタは弾力性のあるプ
   ラスチック樹脂で形成されていることを特徴とする請求
   項１記載のカード・アダプタ。
3. 【請求項３】 前記開口部は、向かい合った２辺がアダ
   プタの外周に沿った円弧で形成され、他の２辺がその辺
   の中央を頂点とした傾斜角度を持つ凸型の辺で形成され
   た略矩形であることを特徴とする請求項１記載のカード
   ・アダプタ。
4. 【請求項４】 前記開口部に向かい合った２辺に形成さ
   れ前記係合部は、各々の係合部の先端が上下に分かれた
   溝を形成し、カードを押し回し装着する時その間を通り
   抜ける間隔を持って形成されていることを特徴とする請
   求項１記載のカード・アダプタ。
5. 【請求項５】 前記カード状記録媒体の上面を係止する
   前記爪部は、前記係合部が形成された以外の向かい合う
   ２辺に各１個が対角する位置に設置され、その下面を前
   記カード状記録媒体が通るように形成されていることを
   特徴とする請求項１記載のカード・アダプタ。
6. 【請求項６】 前記カードの回転を止めるための弾性ス
   トッパ部は、アダプタの上面と同一面から、開口部に向
   かっていずれか一辺に長方形の形状で形成され、その先
   端辺はカードが装着されたとき前記カード状記録媒体の
   側面に接合する角度が付けられていることを特徴とする
   請求項１記載のカード・アダプタ。
7. 【請求項７】 前記カード状記録媒体の下面を支持し、
   前記カード状記録媒体を押し回す時に回転をガイドする
   ガイド部は、前記開口部の対向する２辺に沿って、アダ
   プタの上面より前記カード状記録媒体の厚さ分下方の位
   置に段差をつけて形成されていることを特徴とする請求
   項１記載のカード・アダプタ。