JP2988276B2 - カートリッジ入りディスク - Google Patents

カートリッジ入りディスク

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JP2988276B2
JP2988276B2 JP6249328A JP24932894A JP2988276B2 JP 2988276 B2 JP2988276 B2 JP 2988276B2 JP 6249328 A JP6249328 A JP 6249328A JP 24932894 A JP24932894 A JP 24932894A JP 2988276 B2 JP2988276 B2 JP 2988276B2
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裕 増田
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Mitsubishi Chemical Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジに磁気ディ
スク又は光磁気ディスク、光ディスク等のディスクを回
転可能に収納してなるカートリッジ入りディスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスク、光ディスク等の
円盤状のディスクを回転可能に収納してなるディスク入
りカートリッジは、収納したディスクとカートリッジ本
体とが接触して該ディスクの信号記録面に傷がつくこと
を防止するために、カートリッジのディスクに面する側
に突状からなる支持部(リブと称す)を設け、このリブ
によって上記ディスクの内周側の非記録面を支持するこ
とが特開昭61−982号、特開昭62−186276
号等に提案されている。そして、光ディスクに情報を記
録・再生を行う場合には、図3(イ)(ロ)に示すよう
にディスク1のハブ29のスピンドル挿入穴30にドラ
イブ装置のスピンドル32を挿入し、光ディスクのハブ
に設けた磁性体31をマグネットクランプ33により固
定し、スピンドル32及びクランプ33を回転させつ
つ、下方からレーザ光を照射して書き込み(記録)や読
み取り(再生)を行なう。
【0003】上記したものはカートリッジ入りディスク
を横置き、すなわち水平方向に置いて、ドライブ装置の
スピンドルが該カートリッジの下方から上方に挿入され
て情報の記録・再生を行なうものである。また、カート
リッジ入りディスクを縦置き、すなわち垂直方向に置い
てドライブ装置のスピンドルが該カートリッジの横方向
から挿入されて情報の記録・再生を行なう方式もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したカートリッジ
入りディスクを縦置きにしてドライブ装置のスピンドル
が横方向から挿入される方式では下記に詳述する問題点
があることが判明した。すなわち、図4の(A)〜
(D)に示すように、カートリッジ入りディスクを縦置
きにした場合には(A)に示すようにディスクのスピン
ドル挿入穴のセンタはカートリッジのセンタより(ディ
スク収納部のクリアランス分だけ)下側にずれ、その状
態でドライブ装置のスピンドル32が横方向から挿入さ
れてセンタリングする際、正常にセンタリングされる場
合にはスピンドル32の先端部の傾斜部34によって横
方向35に押圧されるが、その一部が直交する方向、す
なわち鉛直方向36にも押圧されてディスクがその押圧
方向にスライドしてディスク(のハブ)が中心に移動し
てセンタリングされる。図4の(B)及び(C)に示す
ように該カートリッジ6を縦置きにした場合にはスピン
ドル32の傾斜部34によってディスクを横方向35に
押圧し、ディスク1がリブ11に強く接触して、その接
触面で両者が密着してディスクが鉛直方向36にスライ
ドしにくくなって、ディスク1のセンタリングが十分満
足に行なわれない。そのため、チャッキング、すなわ
ち、ドライブのクランプ33とハブの磁性体面31(ク
ランプ部)との密着が正常に行なわれずにチャッキング
不良となり、その状態でドライブ装置のスピンドル32
が回転して、異音の発生やディスク1の破損の原因とな
り、さらにディスク1の回転が偏心することによってド
ライブの動作不良が発生する等の問題点があることが判
明した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記した従
来のディスク用カートリッジの問題点を解決すべく鋭意
検討を重ねた結果、ディスクカートリッジを縦置きに
し、ドライブ装置のスピンドルを横方向からハブに挿入
する際、ディスクが横方向に強く押圧され、ディスク面
とカートリッジのリブ面とが接触して密着し、その接触
面に押圧力が集中してディスクのセンタリングが不十分
となり、それに基づいてチャッキング不良となっている
ことに鑑み、ハブのフランジ部で上ハーフと接触させる
ことにより接触面積を広げて該押圧力を分散させ、さら
にその接触部を粗面化して摩擦係数を下げることによ
り、ディスクのセンタリングが十分に満足して行なえ、
上記問題点が解決できることを見出し、本発明を完成し
た。
【0006】すなわち、本発明の要旨は中心部にマグネ
ットクランプ用ハブを取付けてなるディスクと該ディス
クを回転可能に収納してなるカートリッジとからなり、
ハブはスピンドル挿入穴を有するクランプ部とクランプ
部から外方に延出したフランジ部とから構成され、該フ
ランジ部は、一面がディスクと接合されており、フラン
ジ部のカートリッジ内面に接する表面もしくはカートリ
ッジのフランジ部に接する表面を粗面化したことを特徴
とするカートリッジ入りディスク。
【0007】以下、本発明のカートリッジ入りディスク
の一例につき、図面を参照しながら説明する。図1はデ
ィスクカートリッジ(ディスクを収納した状態のカート
リッジ)の縦断面図、図2はリブを拡大して示す縦断面
図である。図中、1は記録領域2、外周部の非記録領域
3及び内周部の非記録領域4を有してなるディスクであ
り、中央にはマグネットクランプ(チャッキング)用の
ハブ5が備えられている。該ディスク1は、例えば、ポ
リカーボネート樹脂からなるディスク基板上に情報信号
の記録層を設けたものが好適に用いられる。
【0008】6は上記したディスク1を内部に回転可能
に収納するディスク用カートリッジであり、例えば、ポ
リカーボネート樹脂、ABS樹脂等の成形性が良好で十
分な機械的強度を有する合成樹脂を射出成形して成る。
ディスク用カートリッジ6は、上ハーフ7と下ハーフ8
とからなり、ディスク1を収納した状態で、互いに突合
せ、ネジ止め等により合体して形成される。該カートリ
ッジ6、下ハーフ8の挿入口9を包囲する上ハーフ7及
び下ハーフ8の内面部にはディスク1の内周側の非信号
記録領域4に対応してディスク受け用リブ11、12が
通常は、円環状に設けられている。
【0009】また、上記したマグネットクランプ用ハブ
5としては円環状磁性体13の外周部を樹脂で一体的に
インサート成形し、ディスクとの取付容易とするために
ハブのクランプ部の外周部にフランジ部10を設けたも
のが用いられ、フランジ部10の一面がディスク1に接
着、溶着等の手段により接合されている。本発明におい
ては、図1、図2に示すようにディスクカートリッジの
ハブ5にドライブ装置のスピンドル20を挿入する際、
スピンドル先端部がハブ5を押圧し、該ハブ5のフラン
ジ部10が上ハーフ7の内面部14に接触するように、
フランジの厚さ及びリブ11の高さが設定されている。
そして、ハブ5のフランジ部10のカートリッジの内面
に接する表面もしくはカートリッジのフランジ部に接す
る表面が粗面化されているので、ハブ5のフランジ10
とカートリッジ6とが密着することなく滑るのでディス
ク1のセンタリングがスムーズに行なわれる。
【0010】本発明の場合、図1に示すように上ハーフ
7の内面部14にディスク受け用リブ11が設けられて
いても、ディスク1がスピンドル20に押されてディス
ク受け用リブ11に接触する前にハブ5のフランジ部1
0の上面(カートリッジ内面に面した表面)が上ハーフ
7の内面14に接触する構造を有している。図2に拡大
して説明すると、ハブ5のフランジ部10の上面aとデ
ィスクの表面bとの距離Aが上ハーフ7の内面cとディ
スク受け用リブ11の先端部dとの距離Bよりも大であ
ることが必要である。すなわち、距離A−距離Bの値が
0より大、望ましくは0.01mm以上、さらに望まし
くは0.05mm以上、最も望ましくは0.10mm以
上の範囲が好適である。
【0011】また、該ハブ5のフランジ部10の上面a
又はそれと対応(接触)する上ハーフの内面部14の少
なくとも一方を粗面化処理して、該ハブのフランジ部の
上面と上ハーフの内面との接触部において両者が密着す
ることを防止している。上記粗面化処理としては、放電
処理を用いたシボ加工処理、ブラスト処理(サンドブラ
スト処理)、粒子で研磨するホーニング加工処理、放電
加工処理等があげられる。これらの粗面化処理は成形金
型表面に施してもよく、また成形品の表面(カートリッ
ジのリブ表面または該リブと接触するディスク表面)に
直接施してもよい。該粗面化処理の程度としては処理表
面のRmaxが5〜60μm、望ましくは10〜30μ
mの範囲が好適である。
【0012】
【実施例】
実施例1〜3及び比較例1〜2 図2に示す寸法を表1に示す寸法としたカートリッジ入
りディスク、すなわち、ハブのハット部の先端面aをシ
ボ加工して、その表面のRmaxを20μmの粗面化処
理したものとディスクの記録面bとの距離Aと上ハーフ
7の内面cとディスク受け用リブ11の先端部dとの距
離Bの差が表1の関係にあるディスクカートリッジを用
いて、該カートリッジを縦置きにし、ドライブ装置のス
ピンドル20を横方向からハブ5の挿入した際のディス
クのセンタリングの程度、チャッキング時の異常音の発
生の有無を調べた結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明では上記したようにディスクのハ
ブのスピンドル挿入穴にドライブ装置のスピンドルを挿
入する際、ハブのフランジ部10の上面が上ハーフ7の
内面と接触する構造を有しており、且つ、その接触部を
粗面化処理しているので、ドライブ装置のスピンドルを
ハブに挿入する際、ハブのフランジ部10が上ハーフ7
の内面と接触した際密着現象を行さずにディスクのセン
タリングが十分満足して行なえるので、チャッキング不
良に伴う異音の発生や、ディスクの破損が防止でき、さ
らにドライブの動作不良の発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートリッジ入りディスクの一例の縦
断面図。
【図2】ハブ部分を拡大して示す概略図。
【図3】従来のカートリッジ入りディスクの一例の縦断
面図。
【図4】従来のカートリッジ入りディスクの一例の縦断
面図。
【符号の説明】
1 ディスク 5 ハブ 6 カートリッジ 9 挿入口 10 フランジ部 11 リブ 20 スピンドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部にマグネットクランプ用ハブを取
    付けてなるディスクと該ディスクを回転可能に収納して
    なるカートリッジとからなり、ハブはスピンドル挿入穴
    を有するクランプ部とクランプ部から外方に延出したフ
    ランジ部とから構成され、該フランジ部は、一面がディ
    スクと接合されており、フランジ部のカートリッジ内面
    に接する表面もしくはカートリッジのフランジ部に接す
    る表面を粗面化したことを特徴とするカートリッジ入り
    ディスク。
JP6249328A 1994-10-14 1994-10-14 カートリッジ入りディスク Expired - Lifetime JP2988276B2 (ja)

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JPH08115580A JPH08115580A (ja) 1996-05-07
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JPH03203076A (ja) * 1989-12-28 1991-09-04 Tdk Corp 光記録ディスク用カートリッジおよび光記録ディスク
JPH0412173U (ja) * 1990-05-16 1992-01-31
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