JP3094677U - 2バンド共用逆f型アンテナ - Google Patents

2バンド共用逆f型アンテナ

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JP3094677U JP2002007950U JP2002007950U JP3094677U JP 3094677 U JP3094677 U JP 3094677U JP 2002007950 U JP2002007950 U JP 2002007950U JP 2002007950 U JP2002007950 U JP 2002007950U JP 3094677 U JP3094677 U JP 3094677U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高低2種類の周波数帯域に対応できて小型化
も促進しやすい2バンド共用逆F型アンテナを提供する
こと。 【解決手段】 放射導体板12に、少なくとも1箇所で
略直角に折れ曲がり一端が開口端14bとなっているス
リット14と、このスリット14の一側縁に沿ってクラ
ンク状に延びる第1の導体片12aと、スリット14の
他側縁に沿って延び第1の導体片12aよりも全長が短
い第2の導体片12bとを設け、第1の導体片12aと
第2の導体片12bを互いに異なる周波数で共振させる
ように構成した。これにより、第1の導体片12aが短
寸な第2の導体片12bを包囲するように延び、両導体
片12a,12b間には幅狭なスリット14が存するだ
けとなるので、放射導体板12をデッドスペースが極め
て少ない形状に設計することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、2種類の周波数帯域(バンド)の信号波の送信や受信が可能で、移 動通信機やPCカード等に組み込んで好適な2バンド共用逆F型アンテナに関す る。
【0002】
【従来の技術】
移動通信機やPCカード等に内蔵されている逆F型アンテナは、一枚板の導体 板を折曲加工することにより、接地導体に対向・配置される放射導体板と、この 放射導体板を接地導体に接続する接続導体板とを設け、給電ピンを介して放射導 体板に高周波電流を供給するという小型の平面アンテナである。かかる逆F型ア ンテナは、接地導体上に立設される接続導体板の高さ寸法と、この接続導体板に 連続して接地導体と平行に延びる放射導体板の長さ寸法とを加算した寸法を、共 振長の約4分の1に設定できるため、小型化という点で極めて有利なアンテナと 言える。
【0003】 ところで、近年、無線通信技術の普及に伴い、高低2種類の周波数帯域の信号 波の送信や受信を可能な2バンド共用アンテナの必要性が高まっており、逆F型 アンテナにおいても、デュアルバンド対応としたものが従来提案されている。例 えば特開平10−93332号公報には、図4に示すように、放射導体板2に長 方形状の切欠き4を形成することにより、第1の共振周波数帯域の信号波で共振 するL字形導体片2aと、第1の共振周波数帯域よりも高周波な第2の共振周波 数帯域の信号波で共振する矩形導体片2bとを設けた逆F型アンテナ1が開示さ れている。放射導体板2の一辺端は接続導体板3に連続しており、接続導体板3 は接地導体5上に立設されて放射導体板2と該接地導体5とを短絡している。放 射導体板2は全面が接地導体5と所定の間隔(接続導体板3の高さ寸法)を存し て対向しており、放射導体板2の所定位置に給電ピン6がはんだ付けされている 。この給電ピン6は、接地導体5とは非接触で図示せぬアンテナ回路に接続され ている。
【0004】 このように概略構成された従来の逆F型アンテナ1においては、L字形導体片 2aの延出方向に沿った長さ寸法を第1の共振周波数の約4分の1に設定し、か つ、延出寸法が短い矩形導体片2bの長さ寸法を第2の共振周波数の約4分の1 に設定しておくことにより、各導体片2a,2bを互いに異なる周波数で共振さ せることができるので、比較的小型の2バンド共用アンテナとして動作させるこ とが可能となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す従来のデュアルバンド対応の逆F型アンテナ1では 、高低2種類の使用周波数帯域の周波数差が極めて大きく、矩形導体片2bに比 してL字形導体片2aをかなり長く形成しなければならぬ場合に、放射導体板2 が図5(a),(b)に示すような形状となって広いデッドスペースを生じてし まうため、放射導体板2の大径化を余儀なくされてアンテナ全体の小型化が図り にくいという問題があった。
【0006】 本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、 高低2種類の周波数帯域に対応できて小型化も促進しやすい2バンド共用逆F型 アンテナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案の2バンド共用逆F型アンテナでは、接 地導体に所定の間隔を存して対向・配置される放射導体板と、前記接地導体上に 立設されて前記放射導体板を該接地導体に接続する接続導体板とを有する一枚板 の導体板と、前記放射導体板に高周波電流を供給する給電ピンとを備え、前記放 射導体板に、少なくとも1箇所で略直角に折れ曲がり一端が開口端となっている スリットと、このスリットの一側縁に沿ってクランク状に延びる第1の導体片と 、前記スリットの他側縁に沿って延び前記第1の導体片よりも全長が短い第2の 導体片とを設け、前記第1の導体片と前記第2の導体片とを互いに異なる周波数 で共振させるように構成した。
【0008】 このように構成された逆F型アンテナの放射導体板は、第1の導体片が第2の 導体片を包囲するようにクランク状に延びて、これら第1および第2の導体片の 間には幅狭なスリットが存するだけなので、放射導体板をデッドスペースが極め て少ない形状に設計することができる。それゆえ、放射導体板の大きさをコンパ クトに保ちつつ、相対的に低い周波数(長い共振長)で共振させる第1の導体片 に必要な長さ寸法を確保することができると共に、短寸な第2の導体片をより高 い周波数(短い共振長)で共振させることができ、アンテナ全体の小型化を損な うことなくデュアルバンド対応の逆F型アンテナが得られる。
【0009】 また、かかる構成において、放射導体板のスリットを複数箇所で略直角に折れ 曲がる形状にしておけば、第2の導体片のほぼ全周を包囲する長い経路に沿って 第1の導体片を延設することができるので、第1の導体片に対応する共振長が長 い場合でも放射導体板の大型化が回避しやすくなる。
【0010】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照しつつ説明すると、図1は本考案の実施 形態例に係る2バンド共用逆F型アンテナの斜視図、図2は該逆F型アンテナの 平面図である。
【0011】 これらの図に示す逆F型アンテナ10は、プレス抜きや折曲加工によって放射 導体板12と接続導体板13とを設けた一枚板の導体板11を接地導体15上に 設置し、放射導体板12の第1の導体片12aと第2の導体片12bとを互いに 異なる周波数で共振させるようにしたアンテナである。放射導体板12には、4 箇所で略直角に折れ曲がるスリット14が形成されている。スリット14は一端 が閉端14aで他端が開口端14bとなっているクランク状の打ち抜き溝であり 、このスリット14によって略コ字形の第1の導体片12aと略L字形の第2の 導体片12bとが分断されている。すなわち、放射導体板12にスリット14を 設けることにより、スリット14の一側縁に沿ってクランク状に延びる第1の導 体片12aと、スリット14の他側縁に沿って延び第1の導体片12aよりも全 長が短い第2の導体片12bとが形成されることとなり、これら第1および第2 の導体片12a,12bはスリット14を挟んで隣接する。
【0012】 放射導体板12の一隅は2箇所が接続導体板13と連続しており、接続導体板 13は接地導体15上に立設されて放射導体板12と該接地導体15とを短絡し ている。また、放射導体板12は全面が接地導体15と所定の間隔(接続導体板 13の高さ寸法)を存して対向しており、放射導体板12の所定位置に給電ピン 16がはんだ付けされている。この給電ピン16は、接地導体15とは非接触で 図示せぬアンテナ回路に接続されている。
【0013】 このように構成された逆F型アンテナ10は、給電ピン16を介して放射導体 板12に高低2種類の高周波電流を供給することによって、第1の導体片12a を第1の共振周波数帯域の信号波で共振させることができると共に、第2の導体 片12bを第1の共振周波数帯域よりも高周波な第2の共振周波数帯域の信号波 で共振させることができるので、2バンド共用アンテナとして動作させることが 可能である。その際、第1の導体片12aの延出方向に沿った全長を第1の共振 周波数に対応する共振長の約4分の1に設定しておき、かつ、第2の導体片12 bの延出方向に沿った全長を第2の共振周波数に対応する共振長の約4分の1に 設定しておく必要があるが、略コ字形な第1の導体片12aは大型化しなくても 延出方向に沿った長さ寸法が稼げるので、第2の共振周波数よりも低周波な第1 の共振周波数に対応する共振長が長くても、放射導体板12をコンパクトに設計 することができる。
【0014】 すなわち、上述した逆F型アンテナ10においては、放射導体板12を構成す る第1の導体片12aが短寸な第2の導体片12bのほぼ全周を包囲する長い経 路に沿ってクランク状に延びており、第1および第2の導体片12a,12b間 には幅狭なスリット14が存するだけなので、第1の導体片12aの延出方向に 沿った全長が比較的長いにも拘らず、放射導体板12がデッドスペースの極めて 少ない小さな四角形状に形成されている。それゆえ、放射導体板12の大きさを コンパクトに保ちつつ、低い周波数(長い共振長)で共振させる第1の導体片1 2aに必要な長さ寸法を確保することができると共に、短寸な第2の導体片12 bを高い周波数(短い共振長)で共振させることができ、小型化を促進したデュ アルバンド対応の逆F型アンテナとなっている。
【0015】 また、この2バンド共用逆F型アンテナ10は、通常の逆F型アンテナと同様 に、導体板のプレス加工によって簡単かつ安価に製造できると共に、接地導体1 5からの高さ寸法を抑えて薄型化を図ることができる。
【0016】 なお、上述した逆F型アンテナ10のように、スリット14を複数箇所で略直 角に折れ曲がる形状にしておけば、第1の導体片12aに対応する共振長が長い 場合でも放射導体板12の大型化が回避しやすくなるが、図3に示す2バンド共 用逆F型アンテナ20のように、スリット14が1箇所だけ略直角に折れ曲がる 形状であったとしても、放射導体板12をデッドスペースの極めて少ない四角形 状に形成することができるため小型化を促進できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。
【0018】 放射導体板を構成する第1の導体片が第2の導体片を包囲するようにクランク 状に延び、両導体片間には幅狭なスリットが存するだけなので、この放射導体板 をデッドスペースが極めて少ない形状に設計することができる。それゆえ、放射 導体板の大きさをコンパクトに保ちつつ、相対的に低い周波数で共振させる第1 の導体片に必要な長さ寸法を確保し、かつ、短寸な第2の導体片をより高い周波 数で共振させることができ、アンテナ全体の小型化を損なうことなくデュアルバ ンド対応の逆F型アンテナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態例に係る2バンド共用逆F型
アンテナの斜視図である。
【図2】該逆F型アンテナの平面図である。
【図3】本考案の他の実施形態例に係る2バンド共用逆
F型アンテナの平面図である。
【図4】従来提案されている2バンド共用逆F型アンテ
ナを示す斜視図である。
【図5】該従来提案の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
10,20 2バンド共用逆F型アンテナ 11 導体板 12 放射導体板 12a 第1の導体片 12b 第2の導体片 13 接続導体板 14 スリット 14b 開口端 15 接地導体 16 給電ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地導体に所定の間隔を存して対向・配
    置される放射導体板と、前記接地導体上に立設されて前
    記放射導体板を該接地導体に接続する接続導体板とを有
    する一枚板の導体板と、 前記放射導体板に高周波電流を供給する給電ピンとを備
    え、 前記放射導体板に、少なくとも1箇所で略直角に折れ曲
    がり一端が開口端となっているスリットと、このスリッ
    トの一側縁に沿ってクランク状に延びる第1の導体片
    と、前記スリットの他側縁に沿って延び前記第1の導体
    片よりも全長が短い第2の導体片とを設け、前記第1の
    導体片と前記第2の導体片とを互いに異なる周波数で共
    振させるように構成したことを特徴とする2バンド共用
    逆F型アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記スリット
    を複数箇所で略直角に折れ曲がる形状に構成したことを
    特徴とする2バンド共用逆F型アンテナ。
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Cited By (4)

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