JP3358727B2 - デイスクカートリツジ - Google Patents

デイスクカートリツジ

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JP3358727B2
JP3358727B2 JP30943099A JP30943099A JP3358727B2 JP 3358727 B2 JP3358727 B2 JP 3358727B2 JP 30943099 A JP30943099 A JP 30943099A JP 30943099 A JP30943099 A JP 30943099A JP 3358727 B2 JP3358727 B2 JP 3358727B2
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良武 加藤
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光デイスク、光
磁気デイスクなどの記録デイスクを収納するデイスクカ
ートリツジに係り、特に前記記録デイスクをケース本体
に収納したまま記録再生装置に装着できるとともに、そ
の記録デイスクをケース本体から取り出して記録デイス
ク単体としても記録再生装置に装着できるデイスクカー
トリツジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録デイスクをケース本体に収納したま
ま、あるいはケース本体から取り出した記録デイスクを
単体で記録再生装置に装着して、情報の記録あるいは再
生を行うデイスクカートリツジは従来より種々提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のこの種
のデイスクカートリツジは、記録デイスクをケース本体
から取り出す際、記録デイスクが支持されていないた
め、不意に脱落して、落下傷あるいは破損を生じる欠点
があつた。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、落下傷や損傷などが生じない、取り扱い性
の良好なデイスクカートリツジを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、少なくとも一つの平面にヘツド挿入口を有
し、一つの側面にデイスク取出口を形成したケース本体
と、そのケース本体のヘツド挿入口を開閉するシヤツタ
とを備え、前記ケース本体の内側に記録デイスクが収納
可能になっており、記録デイスクをケース本体に収納し
たまま、ならびにケース本体から取り出した記録デイス
クを単体で記録再生装置に装着して情報の記録再生を行
なうことのできるデイスクカートリツジにおいて、前記
ケース本体のデイスク取出口を閉塞し、内側に前記記録
デイスクの周縁の一部が挿入される支持溝が形成された
閉塞部材と、その閉塞部材の端部に設けられたアームと
を有し、デイスクカートリツジを記録再生装置に装着す
ることにより、前記記録デイスクの周縁の一部が支持溝
内にあって記録デイスクが回転可能な状態になり、前記
閉塞部材によりケース本体のデイスク取出口を開くと、
前記記録デイスクが共に取り出されて、記録デイスクが
前記閉塞部材の支持溝とアームによって支持され、その
アームを弾性的に変位させながら記録デイスクを閉塞部
材側から取り出すように構成されていることを特徴とす
るものである。
【0006】本発明は前述のように、閉塞部材の内側に
記録デイスクの周縁の一部が挿入される支持溝を形成
し、記録デイスクをケース本体から取り出すために閉塞
部材によりケース本体のデイスク取出口を開いた時、記
録デイスクは閉塞部材の支持溝とアームによって支持さ
れるから、記録デイスクの支持が確実で記録デイスクが
不意に脱落して落下傷や損傷などを生じることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図とともに
説明する。図1は記録デイスクをケース本体に収納した
未使用状態のデイスクカートリツジの平面図、図2は図
1イ−イ線上の断面図、図3はそのデイスクカートリツ
ジの側面図、図4はシヤツタを開いた状態でのデイスク
カートリツジの平面図、図5は蓋部材と支持アームの連
結部の拡大平面図、図6は支持アームの平面図、図7は
支持アームの側面図、図8は記録デイスクをケース本体
から取り出す状態を示す一部平面図である。
【0008】本発明に係るデイスクカートリツジは、ケ
ース本体1と、蓋部材2と、支持アーム3と、光デイス
クなどの記録デイスク4と、シヤツタ5とから主に構成
されている。
【0009】前記ケース本体1は上ケース半体1aと下
ケース半体1bとを合体したものからなり(図2参
照)、図1ならびに図2に示すようにケース本体1の下
面側にはヘツド挿入口6とスピンドル挿入口7との連設
した開口が形成されている。また、図2、図3ならびに
図8に示すように、ケース本体1の一方の側面にはデイ
スク取出口8が設けられている。
【0010】前記蓋部材2はこのデイスク取出口8を開
閉するもので、図1ならびに図3に示されているよう
に、それの基端部2a側がピン9によつてデイスク取出
口8の一端に回動可能に支持されている。この基端部2
aから自由端側に向けてデイスク受部10が設けられ、
図2に示すようにデイスク受部10の内面には略V字状
の支持溝11が形成されている。図1ならびに図2に示
されているように、デイスク取出口8はシヤツタ5を装
着した側と反対側の側面に設けられている。
【0011】この蓋部材2の自由端には、ピン12を介
して支持アーム3が回動可能に支持されている。図5に
示すように蓋部材2と支持アーム3との連結部にはコイ
ルバネ13が介挿され、それによつて支持アーム3は蓋
部材2側に弾性付勢されている。
【0012】支持アーム3の自由端側は図6に示すよう
に2つに分かれており、一方にシヤツタ押さえ部となる
上向きの第1ピン14が、他方にデイスク押さえ部とな
る下向きの第2ピン15が固着されている。図1ならび
に図7に示すように、前記第1ピン14はシヤツタ5の
端縁に当接し、第2ピン15は記録デイスク4の周縁に
当接するようになつている。
【0013】前記シヤツタ5は、図2に示すようにヘツ
ド挿入口6ならびにスピンドル挿入口7を開閉するシヤ
ツタ板5aと、シヤツタ板5aの一端に一体に連結され
たスライド部5bとから構成されている。
【0014】記録デイスク4をケース本体1に収納した
未使用の状態では、図1に示すように前記第1ピン14
がシヤツタ5の端縁に弾接して、シヤツタ5の閉成位置
を維持しているとともに、第2ピン15は記録デイスク
4の周縁に弾接している。この第2ピン15の弾接で記
録デイスク4は蓋部材2のデイスク受部10側に押圧さ
れ、図2に示すように記録デイスク4の周縁部がV字状
の支持溝11内にがたつきなく納められ、記録デイスク
4の上下両面はケース本体1内でケース本体1と接触し
ない状態で支持されている。
【0015】記録デイスク4をケース本体1に収納した
ままのデイスクカートリツジを記録再生装置に挿入する
と、シヤツタ5は図1で一点鎖線の矢印で示すようにス
ライドし、それに伴つて支持アーム3は一点鎖線の矢印
で示すように回動する。この回動動作で第2ピン15は
記録デイスク4から離れ、記録デイスク4はその周縁の
一部が蓋部材2の支持溝11内にあって回転可能な状態
となる。図4は、シヤツタ5がスライドしてヘツド挿入
口6ならびにスピンドル挿入口7を完全に開放した状態
を示している。
【0016】デイスクカートリツジを記録再生装置から
抜き出すと、図1ならびに図2に示した状態に自動的に
戻る。
【0017】ケース本体1から記録デイスク4を取り出
して、それ単独を記録再生装置に装着する場合、図8に
示すように蓋部材2をケース本体1から開けば、記録デ
イスク4は蓋部材2側に支持されたままの状態で、ケー
ス本体1から取り出すことができる。そして支持アーム
3を弾性的に変位(回動)させながら、記録デイスク4
を蓋部材2側から矢印方向に抜き出して記録再生装置に
装着することができる。
【0018】前記実施例では支持アームの自由端側に第
1ピンと第2ピンとを植設したが、2つ割れになつた支
持アームの自由端側をそれぞれ屈曲して、シヤツタ押さ
え部ならびにデイスク押さえ部を一体に形成することも
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は前述のように、閉塞部材の内側
に記録デイスクの周縁の一部が挿入される支持溝を形成
し、記録デイスクをケース本体から取り出すために閉塞
部材によりケース本体のデイスク取出口を開いた時、記
録デイスクは閉塞部材の支持溝とアームによって支持さ
れるから、記録デイスクの支持が確実で記録デイスクが
不意に脱落して落下傷や損傷などを生じることがなく、
取り扱い性の良好なデイスクカートリツジを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデイスクカートリツジ
で、記録デイスクをケース本体に収納した未使用の状態
を示す平面図である。
【図2】図1イ−イ線上の断面図である。
【図3】そのデイスクカートリツジの側面図である。
【図4】シヤツタを開いた状態でのデイスクカートリツ
ジの平面図である。
【図5】蓋部材と支持アームの連結部の拡大平面図であ
る。
【図6】支持アームの平面図である。
【図7】支持アームの側面図である。
【図8】記録デイスクをケース本体から取り出す状態を
示す一部平面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 蓋部材 3 支持アーム 4 記録デイスク 5 シヤツタ 6 ヘツド挿入口 7 スピンドル挿入口 8 デイスク取出口 9 ピン 10 デイスク受部 11 支持溝 12 ピン 13 コイルバネ 14 第1ピン 15 第2ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの平面にヘツド挿入口を
    有し、一つの側面にデイスク取出口を形成したケース本
    体と、 そのケース本体のヘツド挿入口を開閉するシヤツタとを
    備え、 前記ケース本体の内側に記録デイスクが収納可能になっ
    ており、 記録デイスクをケース本体に収納したまま、ならびにケ
    ース本体から取り出した記録デイスクを単体で記録再生
    装置に装着して情報の記録再生を行なうことのできるデ
    イスクカートリツジにおいて、 前記ケース本体のデイスク取出口を閉塞し、内側に前記
    記録デイスクの周縁の一部が挿入される支持溝が形成さ
    れた閉塞部材と、 その閉塞部材の端部に設けられたアームとを有し、 デイスクカートリツジを記録再生装置に装着することに
    より、前記記録デイスクの周縁の一部が支持溝内にあっ
    て記録デイスクが回転可能な状態になり、 前記閉塞部材によりケース本体のデイスク取出口を開く
    と、前記記録デイスクが共に取り出されて、記録デイス
    クが前記閉塞部材の支持溝とアームによって支持され、
    そのアームを弾性的に変位させながら記録デイスクを閉
    塞部材側から取り出すように構成されていることを特徴
    とするデイスクカートリツジ。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの平面にヘツド挿入口を
    有し、一つの側面にデイスク取出口を形成したケース本
    体と、 そのケース本体のヘツド挿入口を開閉するシヤツタと、 前記ケース本体の内側に収納された記録デイスクとを備
    え、 記録デイスクをケース本体に収納したまま、ならびにケ
    ース本体から取り出した記録デイスクを単体で記録再生
    装置に装着して情報の記録再生を行なうことのできるデ
    イスクカートリツジにおいて、 前記ケース本体のデイスク取出口を閉塞し、内側に前記
    記録デイスクの周縁の一部が挿入される支持溝が形成さ
    れた閉塞部材と、 その閉塞部材の端部に設けられたアームとを有し、 デイスクカートリツジを記録再生装置に装着することに
    より、前記記録デイスクの周縁の一部が支持溝内にあっ
    て記録デイスクが回転可能な状態になり、 前記閉塞部材によりケース本体のデイスク取出口を開く
    と、前記記録デイスクが共に取り出されて、記録デイス
    クが前記閉塞部材の支持溝とアームによって支持され、
    そのアームを弾性的に変位させながら記録デイスクを閉
    塞部材側から取り出すように構成されていることを特徴
    とするデイスクカートリツジ。
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