JP3765107B2 - 少なくとも1つのデータ媒体デイスクを収容するためのカセツト - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,少なくとも1つのデータ媒体デイスクを収容するためのカセツトであつて,ケースとそのなかに設けられたデイスクホルダ・プレートとからなり,ケースが基部と蓋とを含み,基部及び蓋が,それぞれ1つの実質的に平な矩形基板を有し,該基板の側縁に側壁が設けられており,基部及び蓋が揺動軸を介して互いに揺動可能に結合されており,基部又は蓋の対向する側壁に回転ピンが設けられていることによつて前記揺動軸が形成されており,蓋又は基部の対応する側壁に設けられたピン穴内に前記回転ピンが係合しているものに関する。
【0002】
【従来の技術】
データ媒体デイスクを収容するためのこのようなカセツトは,例えば,いわゆるCDの保管及び販売に関して公知である。この公知のカセツトはケースとして構成されており,基部及び蓋は一般に透明プラスチツクから製造され,又,基部に嵌め込むことのできるデイスクホルダは一般に暗色プラスチツクから製造されている。
【0003】
このようなカセツトは数多くの各種実施態様において公知であるが,しかしそれらはすべて類似の構成である。多くの場合,基部は平らな矩形底と4つの壁とを有する。
【0004】
この基部にデイスクホルダが嵌込み可能である。デイスクホルダと基部との間に,デイスクに関係したイラスト入り表題枚葉を挿入することができる。組込まれたカセツトの縁で表題を読み取ることができるように,この枚葉は後壁及び前壁に沿つて延びている。
【0005】
蓋は,通常,やはり,ほぼ正方形の矩形上壁を有し,上壁は基部よりも多少短い。この壁に2つの側壁が立てられ,後方に延びており,該側壁は回転ピンを備えた弾性腕を形成し,該ピンは基部の後部に設けられた適当な穴内に係合し,かつ基部に対して蓋を揺動させるための軸を形成する。こうして,蓋は閉じ又は180゜開くことができる。
【0006】
蓋の側壁にも,内方に突出した小さな半円形留め部が設けられており,留め部と上側蓋壁との間にやはり表題頁,情報枚葉等を挿入することができる。
【0007】
公知のカセツトの実施態様は,一般に,収容能力を変更するための設計上に違いによつて相違している。それぞれ,基部、蓋及びデイスクホルダをさまざまに設けることが提案されている。デイスクホルダは,基部に嵌込み可能な実質的に矩形の成形品である。デイスクホルダの中央に,デイスクの中央穴に対応した穴がある。この穴と同心で,僅かに高くなつた小さな円板が設けられており,この円板はデイスクの円形内側範囲のための支持面を形成し,この支持面は情を担持していない。
【0008】
こうして,情報を備えた全範囲がデイスクホルダの円形収容部内で自由に浮動し,デイスク上の記録とパツケージとの間であらゆる接触及びあらゆる摩擦接触が排除される。中央穴の周囲に切片が設けられており,この切片に設けられた鉤がデイスクの穴縁にかみ合うことができる。
【0009】
複数のCDを収容するために,マルチデイスクカセツトが提案された。このようなマルチデイスクカセツトが,例えば欧州特許出願第114631号明細書,第420350号明細書及びドイツ連邦共和国実用新案第9201897号明細書により公知である。
【0010】
公知のあらゆる種類のカセツトでは,蓋に2つの側壁が後方に延長されて,回転ピンを備えた弾性腕を形成しており,該ピンは,容易に曲げ広げられ,弾性に基づいて,基部の側壁に設けられた適当な穴内に係合し,こうして基部に対して蓋を揺動させるための軸を形成する。
【0011】
公知のCDカセツトを販売するには,本物保全手段を設けて,未開封のCDカセツトでも客が取得するのを確保し,又は,本物保全手段を取付ける前に挿入されたCDが依然としてなおカセツト内にあるのを確保する必要がある。このような本物保全手段は,当然に,盗難防止手段としても役立つ。従来は,CD全体がセロフアン包装内に溶着されたが,近年,環境負荷を減らす目的で,別の種類の本物保全手段が普及した。これは,細いテープの形の帯封からなり,これが,もはや開けることができないように一度CDに巻付けられる。この目的のために,帯封はCDに密に巻付けられて両端が接合され,帯封テープは揺動軸に対して平行に蓋の上面及び底の下面上に延ばされる。選択的に,揺動軸を横切つて蓋の上面及び底の下面にはり付けられた帯封も使用される。
【0012】
本物保全を目的とした公知の帯封は,特に,環境上の観点を考慮しても価値が認められたのではあるが,しかしそれは十分な盗難防止手段ではない。蓋と基部との間の揺動継手の構造によつて,帯封が設けられているにも拘らず,蓋の回転ピンを備えた2つの弾性腕が基部から押し外されて,蓋を基部から特に持ち上げる必要もなしに蓋全体が基部に対して相対的に移動させられる可能性がある。その際,帯封が破損しない。CDは相互に十分に移動した部品から取り出すことができ,蓋は,再び出発位置に戻された後,弾性腕の回転ピンと一緒に基部の適当な穴に再び嵌め込むことができる。蓋及び基部に設けられた情報枚葉及び表題枚葉に基づいて,帯封が設けられているにも拘らず,カセツトが空であり,又は希望するCDを含んでいないことは,外から認めることができない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
これから出発して,本発明の課題は,ケースの基部と蓋とを揺動軸を介して互いに揺動可能に結合した後,基部と蓋との揺動結合の解除がもはや不可能となるように,最初に述べられた種類のデータ媒体デイスクのための公知のカセツトを改良することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために,本発明によれば,回転ピンの長さが,ピン穴を有する側壁の厚さよりも大きく,回転ピンの自由端に半径方向拡大部が形成されており,該拡大部の直径がピン穴の直径よりも大きく,ピン穴を備えた側壁の自由上稜からピン穴まで,ピン穴に向かつて先細になる押込み溝が回転ピンのために設けられ,該押込み溝が,その上側において,ピン穴の直径に少なくとも一致した幅を有する。
【0015】
本発明により構成されたカセツトでは,依然として,蓋及び基部が互いに相対的に揺動可能であり,側壁の範囲で一方の部品に回転ピンが設けられており,それぞれ他方の部品の当該側壁にピン穴が設けられている。しかし,回転ピンを備えた側壁が弾性に構成されていることによつて,回転ピンは,もはや軸線方向でピン穴内に導入されるのでなく,ピン穴を有する側壁の自由稜から導入溝に沿つてピン穴内にそれが埋め嵌め込まれるように,ピン穴内に嵌め込まれる。ピンの自由端に設けられた半径方向拡大部に基づいて,いまや,回転ピンを軸線方向にピン穴から引き出すことはもはや不可能である。しかも回転ピンは,ピン穴内で係止されたままとなり,もはや難なく上方に取り出すことができない。
【0016】
こうして,いまや,カセツトが帯封によつて安全にされる閉状態のとき,カセツトを壊すことなくしては,気付かれることなくカセツトを開くことがもはや不可能である。
【0017】
更に,有利には,回転ピン用押込み溝がV形である。つまり,回転ピンは,半径方向において,側壁の弾性を利用して,その自由稜によつて,V形押込み溝を介して,ピン穴内に嵌め込まれるまで押し込まれる。
【0018】
ここで多くの選択案が考えられることは自明であり,例えば,偏平なピンを特定の位置において直線状導入溝に嵌め込むことができる。
【0019】
更に,有利には,回転ピンの自由端の半径方向拡大部が同心円板である。この円板はそのそれぞれのピン穴よりも大きな直径を有しており,回転ピンはピン穴から軸線方向にもはや引き出すことができない。
【0020】
円板に代えて,留め棒,係止カム等ももちろん使用することができる。
【0021】
更に,有利には,回転ピンは,半径方向拡大部の後方にあるその自由端に,支持ピンを有する。回転ピンの軸線方向に設けられたこの別の延長部によつて,本発明の別の有利な1構成によつてケース内でプレートに設けられた止め面が,カセツト密封時支持ピンに載置されるようにすることが可能となる。こうして,更に,回転ピンがピン穴に対して相対的に単純に持ち上げられることによつて側壁自由稜の方向に引き出し可能となるのが防止される。
【0022】
これは,止めを備えた部材が開位置にあるときにのみ可能となる。
【0023】
本発明のその他の利点及び特徴は,図に基づいて以下の説明から明らかとなる。
【0024】
【実施例】
図1及び図2に示されたカセツト1は3つの主要部品,つまり基部10と蓋11とデイスクホルダ・プレート12とからなる。図示実施例の場合,プレート12は前部が基部10に枢着されており,かつ基部10内に閉じ込まれ,他方で,蓋11は後部が基部に枢着されており,かつ基部の外面上に閉じられる。図1に示されたような帯封がカセツト1の密封後にカセツトに固定され,帯封を壊してのみカセツトを剥がすことができることによつて,密封されたカセツトはこの帯封で安全にされる。
【0025】
図2に示された基部10は,平らな矩形底13と2つの側壁14と前壁15と後壁16を含む。側壁14は中央に切断部17を有する。この切断部17に沿つて,低い補強リブ18が延びて,各側壁14の外面に部分的に重なる。前端19と後端20で,又,切断部17の横(隆起部21)で,側壁14が高くされている。リブ18の横側にある隆起部21は,安定性を高めるために,中央に向かつて斜めにされている。閉じた位置において蓋を基部の外面で保持するために,前側の中央隆起部21は,蓋11の突出部の導入用に案内切欠きを備えた穴22を有する。デイスクホルダを揺動可能とするために,前部隆起部19は,デイスクホルダ12の回転ピンの導入用に円錐形案内切欠きを備えた継手穴23を有する。他方で,後部隆起部20も,蓋11の後部に設けられた回転ピンを導入するために円錐形案内切欠きを備えた継手穴24を有しており,こうして蓋は揺動可能である。基部10の底13にイラスト入り表題枚葉を置くことができ,表題が小さく印刷されてカセツトの縁15,16で見えるようにするために,表題枚葉は前方及び後方に折り畳まれている。これらの縁を引つかき傷から保護するために,これらの縁は底に対して多少引込まれている。プレート12が少なくとも180゜揺動するのを容易とするために,前壁15は後壁16よりも低い。
【0026】
図2に示された蓋11は平らな矩形上壁25を有し,この上壁は,長さが基部10の長さよりも短いのでほぼ正方形である。蓋が2つの側壁26を有し,この側壁が中央に切断部27を有し,こうして補強リブ28が残る。側壁26は,基部10の側壁14と事実上同じ長さを達成するために,蓋11の上壁25から後方に張り出している。これらの延長部が腕29を形成し,回転ピン30を備えており,該ピンは,基部10の側壁14の引き上げられた後端20に設けられた継手穴24内に係合する。カセツトを閉じることができるようにするために,基部10の側壁14は底13上で多少引込んでいる。こうして,蓋11の側壁26は基部10の側壁14を取り囲み,同時に,基部10の底13の細い縁に載置されており,この縁は壁14が引込んでいることによつて解放されている。蓋11の前縁は,前壁よりも小さくて低い条板31を示している。蓋11のこの小さな前壁31は,基部10の前壁15の上縁に載置される。蓋は内向きの留め部32を有し,該留め部は一定の自由空隙を生じさせることができ,イラスト入り表題枚葉を備えた小冊子をこの空隙内に挿入することができる。この小冊子は,後部が,後壁と同じ厚さの条板33によつて保持される。前部では,小冊子は小さな円錐形突起34によつて保持される。
【0027】
やはり図2に示されたデイスクホルダ・プレート12が矩形板35を有し,この板は各側面の中央範囲に横突出部36を有する。カセツトが閉じられると,突出部36は,基部10及び蓋14の側壁14,26の中央切断部17,27内に係合する。板35は,後部に,上方にずれた条板37を有し,該条板はカセツトを閉じると基部10の後壁16の上縁に載置される。この条板37の位置によつて蓋11の継手24,30が自由に保持される。例えば中央に加えられる指の圧力によつて条板37がへこむのを防止するために,条板は,基部10に対向した側面の中央に,足部及び場合によつては付加的垂直留め部を備えている。条板37は,更に,蓋11の後縁がへこむのを防止するために,2つの小さな水平留め部を有する。
【0028】
デイスクホルダ・プレート12は垂直な補強リブ40,41,42を有する。前部リブ40と後部リブ42が(カセツトを閉じると)基部10の方向を向く一方,リブ41は蓋11の方を向き,板35の横突出部36の縁に従う。補強リブ40,41,42のこの配列は,全プレート配列12のかなりの補強を意味し,十分な固有剛性及び曲げ剛性をプレートに付与する。それ故に,プレート12の板35は薄いフイルムから製造することができる。例えば,このフイルムは,先行技術による厚さ1.5mmの板に比較して,厚さ1.2mmとすることができ,20%の材料節約となる。更に,厚さを減らすことによつて,2つのレコードを収容するための空間が得られる。
【0029】
プレート12の前縁は,特に基部10の方を向いた(下)リブと蓋11の方を向いた(上)リブ8とによつて,やはり補強されている。下リブは,上リブ48に対して,プレートの中心に向かつて,実質的にリブ48の厚さに一致した値だけずらされており,重ね合わせると上側プレート12の下リブは下側プレート12の上リブ48の横にくる。
【0030】
更に,後部の下縁は補強リブによつて補強されている。プレート12の縁のこの補強リブは,プレートに対して,良好な曲げ強度を付与する。
【0031】
更に,図2に翼70を認めることができ,該翼は板35と側リブ41とによつて形成されて隅に設けられており,前記側リブはプレートの側縁の中央部に設けられている。これらの翼70は,プレート12の側縁に対して垂直に,その中心を向いている。翼は,中央側リブ41の自由上縁と同じ平面にある水平な自由縁71と,水平な自由縁71からプレート12の板35に対して垂直な自由傾斜縁72とを有する。
【0032】
翼70は,多少横にずらして重ねられた2つのプレート12の再整列を容易にするものである。つまり,横方向でずれたプレート12を横から単純に押すことで,このプレート12の側リブ40,42の下縁は,下側プレート12の翼70の傾斜縁72に沿つて移動して,下側プレート12の中央側リブの上縁上に正しく整列することが可能となる。翼70なしでは,上側プレート12の側リブ40,42は下側プレート12の側リブ41に衝突するであろう。
【0033】
図3aに示された蓋11の部分に,回転ピンの本発明による構造を認めることができる。側壁26は,後部で自己支持式に延びて,弾性部分29を形成しており,該部分に回転ピン30が設けられている。このピンは,自由端に,同心円板60の形の半径方向拡大部を有しており,この拡大部に,更に,回転ピン30の軸線方向自由端に向かつて,支持ピン61が続いている。この回転ピン構造が任意の従来からの方法によつて製造することができることは自明である。回転ピンは,組付けられた個別部品から構成し,又は,一体な射出成形品として蓋11に成形しておくことができる。図3bは,こうして形成されたピンの平面図である。
【0034】
図4に認められるように,基部10の側壁14の後端に,周知の如くに継手穴24が設けられている。これは,側壁14の後部範囲20に穿孔された穴である。側壁14の後端20の自由上稜から,押込み切欠き又は押込み溝62が設けられている。図示実施例では,押込み溝62がV形である。側壁14の後部20の自由上稜に,押込み溝62は,実質的にピン穴24の直径に一致した幅を有する。ピン穴に向かつて押込み溝62が先細となつており,適当な回転ピンがばね荷重を受けてピン穴24内に押込み可能である。
【0035】
図5aと図5bは,組付けられて閉鎖されたカセツト1の適当な部分を示す。これは,図示実施例の場合,無端平テープとしてカセツト1に巻付けられる帯封2によつて安全にされている。
【0036】
回転ピン30は,押込み溝62を介してピン穴内に嵌め込まれている。同心円板60は,いまや,基部10の側壁14の後部20の内面にある。従つて,回転ピン30は,ピン穴24から軸線方向にもはや引き出すことができない。
【0037】
更に,内部に,即ち回転ピンの自由端に,支持ピン61が設けられている。
【0038】
図6に示されたように,特に図5bの継手部分の拡大部から,プレート12がそれに設けられた支持縁63でもつてどのように支持ピン61に載置されているかを認めることができる。こうして,カセツトが閉じられたなら,回転ピンが押込み溝62を通つてピン穴から押し出されることはもはや不可能である。これは,カセツト1が開かれた場合,即ち蓋11が基部10に対して相対的に少なくとも90゜揺動されかつプレート12が持ち上げられた場合にのみ可能となる。
【0039】
本発明により形成された実施例でもつて,CDカセツトを開くことは,それが閉じられると不可能となる。即ち安全帯封がカセツトに巻付けられると,回転ピンの範囲で蓋と基部との分離は,この部品を決定的に壊すことなくしてはもはや不可能となる。こうして,CDの望ましくない交換又は許されない取出しは排除されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】組付けられた開口状態におけるCDカセツトの略示斜視図である。
【図2】主要部品に分解された状態でカセツトを示す図1のCDカセツトである。
【図3】aは蓋の一部の平面図,bは蓋の一部の側面図である。
【図4】基部の一部の側面図である。
【図5】カセツトを閉じた場合の一部のaは平面図,bは側面図である。
【図6】図5bに示すカセツトのうち揺動軸が構成されている部分の拡大図である。
【符号の説明】
10 基部
11 蓋
12 デイスクホルダプレート
13,25 矩形基板
14,15,26 側壁
24 ピン穴
30 回転ピン
60 半径方向拡大部
62 押込み溝

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのデータ媒体デイスクを収容するためのカセツトであつて,ケースとそのなかに設けられたデイスクホルダ・プレート(12)とからなり,ケースが基部(10)と蓋(11)とを含み,基部(10)及び蓋(11)が,それぞれ1つの実質的に平らな矩形基板(13,25)を有し,該基板の側縁に側壁(14,15,26)が設けられており,基部(10)及び蓋(11)が揺動軸を介して互いに揺動可能に結合されており,基部(10)又は蓋(11)の対向する側壁(26)に回転ピン(30)が設けられていることによつて前記揺動軸が形成されており,蓋(11)又は基部(10)の対応する側壁(14)に設けられたピン穴(24)内に前記回転ピンが係合しているものにおいて,回転ピン(30)の長さが,ピン穴(24)を有する側壁の厚さよりも大きく,回転ピン(30)の自由端に半径方向拡大部(60)が形成されており,該拡大部の直径がピン穴(24)の直径よりも大きく,ピン穴(24)を備えた側壁(14)の自由上稜からピン穴(24)まで,ピン穴(24)に向かつて先細になる押込み溝(62)が回転ピン(30)のために設けられ,該押込み溝が,その上側において,ピン穴(24)の直径に少なくとも一致した幅を有することを特徴とするカセツト。
  2. 押込み溝(62)が,実質的にV形に形成されていることを特徴とする,請求項1に記載のカセツト。
  3. 半径方向拡大部が同心円板(60)であることを特徴とする,請求項1又は2に記載のカセツト。
  4. 回転ピン(30)が,半径方向拡大部の後方で自由端に支持ピン(61)を有することを特徴とする,請求項1ないし3の1つに記載のカセツト。
  5. カセツトを密封するとプレート(12)の支持稜(63)が支持ピン(61)に載置されることを特徴とする,請求項4に記載のカセツト。
JP15778794A 1993-06-18 1994-06-07 少なくとも1つのデータ媒体デイスクを収容するためのカセツト Expired - Fee Related JP3765107B2 (ja)

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