JPH10512832A - 特にコンパクトディスク用のプラスチック製の函体または函体要素 - Google Patents

特にコンパクトディスク用のプラスチック製の函体または函体要素

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JPH10512832A JP8522662A JP52266296A JPH10512832A JP H10512832 A JPH10512832 A JP H10512832A JP 8522662 A JP8522662 A JP 8522662A JP 52266296 A JP52266296 A JP 52266296A JP H10512832 A JPH10512832 A JP H10512832A
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Abstract

(57)【要約】 従来通り、いずれも成形プラスチック材料製で、互いにヒンジ(3)によりヒンジ止めされた蓋部(1)およびて底部(2)のような2以上の要素から函体または函体要素を作製する。本発明によれば、オーバーモールド法により1枚の合成材料製の可撓性シート(4)が前記要素(1,2)のそれぞれに固着され、このシートが前記ヒンジ(3)をそれ単独で構成する中間自由帯域(40)を備えている。この保護用の函体は、例えばコンパクトディスク等の多様な物品を収容することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 特にコンパクトディスク用のプラスチック製の函体または函体要素 本発明は、成形されたプラスチック材料製の少なくとも2つの要素から構成さ れ、これらの要素が互いに少なくとも一つのヒンジにより結合された函体または 函体要素に関する。函体の場合、上記の2要素は函体の底部と蓋部でよい。 本発明は、高密度記録用の磁気または光媒体、より具体的にはコンパクトディ スク(ディジタル・オーディオ・ディスク)を入れるための平たい函体用に考え たものである。ただし、本発明は多様な物品を入れることができる他の種類の函 体にも適用可能である。 従来のコンパクトディスク用函体は、底部と蓋部という2つの要素から本質的 に構成され、これらの要素は互いにヒンジで結合されている。両要素とも、射出 成形された硬質の透明プラスチック材料から形成される。この材料は一般には透 明ポリスチレンである。 これらの要素の一方は、二つの横方向スタッドを備えており、これらのスタッ ドが他方の要素に設けた穴に係合することにより、軸方向に整列した一対のスタ ッブ軸が形成され、ヒンジを構成している。 各函体要素の内部には紙製のラベルが差し込まれ、要素が透明であるため、ラ ベルを外側から見ることができる。ラベルにはそのディスクの中身に関する情報 を含んでいる。 一般に、蓋部要素のラベルは、蓋部壁面の内面に滑り入れられ、横方向の複数 のタブにより内部に保持される。このラベルに代えて、またはこれと一緒に、取 り出し可能なパンフレットが蓋部内に入れられることがある。 ディスクは、底部要素内にクリップ固定されたプラスチック材料製の成形トレ ー内の所定位置に収容され、ラベルがこのトレーと底部壁面との間に挟まれる。 中間のトレーは、ディスクの中心穴に係合する半径方向に変形可能な多数の弾性 フィンガー部からなる中心ディスク保持具を備えており、この保持具は普通は「 ロゼット」または「シンブル」と呼ばれている。 一般に、底部のラベルは、底部要素の両脇の内面に当たるように直角に折り曲 げられた二つの周辺フラップを持っている。これらの折り曲げられたフラップに も情報が表示されており、この函体を前の縁が見えるように保管した際に函体の 側面を通してその情報が見える。 この種の函体は比較的高価である。この函体を構成する3つの要素(底部、蓋 部、および中間トレー)はそれぞれ別個に射出成形により製造され、その後で一 体に組立てられる。組立て作業に加えて、ラベルを所定位置に差し込む作業も必 要である。 公知の函体の別の欠点は、ヒンジを構成する横方向スタッドを支えるラグ(突 起)が壊れ易いことであり、組立て中の不合格品や使用時の破損を生ずる。 タルクが充填されたポリプロピレンの射出成形により製造された函体が、英国 特許出願公開第2,185,710 号より公知である。この函体は、射出成形中にオーバ ーモールド法(overmolding)により函体内に一体化された、同様にポリプロピレ ン製のシートで構成されたラベルを備えている。この函体の底部および蓋部は単 一部品として形成され、両者はヒンジを構成する脆弱(薄肉)帯域により一体に 連結されている。上記のポリプロピレンシートは、このヒンジ部に機械的強度を 付与するためにこの部分を覆っている。 この公知の函体では、ラベルはヒンジを構成しておらず、またヒンジの代わり でもなく、単にヒンジを補強する作用しかない。 この函体の主な欠点は、函体全体の構成材料を、非破壊性の可撓性材料とする 必要があることである。この材料は、ヒンジとして作用する必要があるため、曲 げの繰り返しに耐えることが求められるからである。 以上より、本発明の第1の目的は、価格的に競争力がありながら、特に頑丈で 長寿命のヒンジを持った、上述した種類の函体構造を提案することにより、以上 に説明したさまざまな欠点を解消することである。 本発明の別の目的は、硬質の脆性材料、特に透明性に著しく優れた透明ポリス チレンの使用を可能にすることである。 本発明の別の目的は、ディスクを底部要素に直接保持することで、ディスクを 中間トレーの使用を必要とせずに所定位置に保持した函体、特にコンパクトディ スク用の平たい函体を提供することである。 この点に関して、従来の函体では、底部要素にラベルを入れることから、底部 壁面に直接ロゼットを成形することは不可能であることに留意されたい。 本発明の別の目的は、ディスクの収納と取り出しが容易な、ディスクを函体の 底部要素の内部に保持するための新規なシステムを提供することである。 本発明の別の目的は、函体の側面に見える情報の読みやすさを改善することで ある。 本発明によれば、函体または函体要素が、函体を構成するヒンジ止めされた2 つの要素のそれぞれにオーバーモールド法により固着された合成材料の可撓性シ ートを備えており、このシートがそれ単独で函体のヒンジを構成する中間自由帯 域を有していることにより、上記のさまざまな目的が達成される。 即ち、ヒンジは上記シートだけで構成されるため、シート材料だけが可撓性で 前後の曲げに機械的に耐えれば十分である。函体要素に用いる材料の性質は重要 ではない。唯一の不可欠な点は、オーバーモールド時に、シート材料と函体要素 材料との間に表面接着の適合性が必要なことである。 その他の本発明の有利な各種の特徴(これらに限られないが)によれば、 ・函体要素の少なくとも1つが平らな主壁面を有し、その壁面の少なくとも片 面が前記シートで完全または不完全に覆われ; ・この平らな主壁面が、やはり前記シートにより覆われた軽量化用の開口部を 有しており; ・前記シートが情報ラベルとなり; ・函体要素が透明プラスチック材料、特に透明ポリスチレンから作製され; ・前記シートが透明材料から作製され; ・ラベル形成用シートがその両面に情報を含み;そして ・前記可撓性シートが、良好な機械的性質を持ち、かつ成形時に、函体要素を 構成するプラスチック材料と適合性がある材料、特にポリプロピレン−ポリスチ レンまたはポリエチレン−ポリスチレン複合材料から作製される。 本発明が函体に関する場合、 ・要素の一方が底部であり、他方が蓋部であり、この2つの要素が、前記中間 自由帯域において互いに向かい合って位置し、函体を閉じる時にはこの2つの要 素を相互に案内し、閉じた後にはこれら2要素間を相対的にロックするのに適し た、相補的に相互に係合する輪郭を持ち; ・底部要素と蓋部要素がいずれも、片面が前記シートの一部により完全または 不完全に覆われた平らな主壁面を持っていて、この主壁面の少なくとも一方は同 様に前記シートにより覆われた前記ヒンジに隣接したリムを備え; ・このリムは相互係合する輪郭を備え;そして ・このリムで覆われているシート部分は、そのリムに貼付される側の面に、拡 大鏡を構成する形状のリムの透明厚みを通して見える情報記号を有している。 上記シートは、底部要素と蓋部要素の外面および内面のいずれに固着させるこ ともできる。 本発明の函体または函体要素の他の可能な特徴によれば、 ・コンパクトディスクのような少なくとも1つの記録媒体を収容するように設 計され; ・そのヒンジ止めされた要素の少なくとも一方は、該ディスクの中央配置と保持 のための部材を備え;そして ・この部材が該要素と一体成形され、ディスクの中心穴に係合させるのに適し たロゼットにより構成される。 函体の可能な1態様において、函体は外形が矩形で厚みの小さい平たい形状を 持ち、その底部要素がディスクの中央配置と保持のための部材を備えている。 改良された1態様において、ディスクの中央配置と保持のための部材は、ディ スクの外側を挾み込むのに適した、底部要素の主壁面と一体成形され、これと鋭 角をなす一対のアームから構成され、ディスクはこの2個のアームの間に挾み込 まれることにより保持される。 他の可能な特徴によれば、 ・上記シートが盗難防止用の検出手段を備え; ・函体要素のヒンジ止めされた要素の一方が、一対のコンパクトディスクをそ れぞれその片面に1つづつ支持および保持するのに適したトレーからなり、他方 の要素は支持ストリップ(帯板)からなり、この組立体が、1枚のコンパクトデ ィスクを収容するように設計された函体と類似の形状および寸法を持つ函体の内 部に収納することができるような寸法および形状であり; ・トレーへのディスクの自動配置と函体内の函体要素の配置を容易にするため 、成形後に前記の2要素は、最初は剛性アセングリを形成するように少なくとも 1つの破壊可能なタブにより互いに接続されており;そして ・支持ストリップは、これを函体内にスナップ止めするのを可能にする突起を 備えた横方向ウェブを含んでいる。 本発明の他の特徴および利点は、以下の説明および非制限的な例として本発明 の好適態様を示す添付図面から明らかとなろう。 添付図面において、 ・図1は、本発明の平たいコンパクトディスク用函体を開いた状態で示す斜視 図であり; ・図2は、図1の函体を、そのヒンジ軸に垂直に切断した時の断面図であり; ・図3および3Aは、それぞれ閉じる途中および閉じた後のヒンジ部の詳細断 面図であり; ・図4は、函体の第1の変更例のヒンジ部を、函体が開いた状態で示す詳細図 であり; ・図4Aは、閉じた函体を示す図4と同様の図面であり; ・図5および5Aは、別の変更例の態様についての、それぞれ図4および4A と同様の図であり; ・図6は、側面が拡大鏡の効果を生ずる第3の変更例の詳細図であり; ・図7は、ヒンジを2個備えた第4の変更例を示し; ・図8は、新規なディスク保持システムを備えた底部要素を示す、図9のVIII −VIII面で切断した部分断面正面図であり; ・図9は、図8に示した底部要素の部分断面平面図であり; ・図10は、上記保持システムを構成する弾性アームを示す、図8のX−X面で 切断した断面図であり; ・図11は、一対のコンパクトディスクを収容するピボット旋回するトレーを備 えた本発明の函体要素の斜視図であり; ・図12は、図11の函体要素を構成するストリップの端面図であり; ・図12Aおよび12Bは、それぞれ前記トレーをピボット旋回する前および後の 該函体要素の2つの部分のヒンジ部を示す、函体要素の長手中心対称面での断片 図であり; ・図13および14は、それぞれ1つおよび2つのピボット旋回するディスク保持 用トレーを備えた、複数のコンパクトディスクを収容するための函体の2つの可 能な態様をより小スケールで示す図であり;そして ・図15は、底部要素と蓋部要素にかなり大きな開口部を設けた、軽量の函体の 斜視図である。 図1および2に示した函体は、1枚のコンパクトディスクを収納するためのも のであり、2つの射出成形された透明ポリスチレン要素、即ち、底部要素2と蓋 部要素1とからなる。 10は蓋部要素1の矩形の主壁面を示し、20は底部要素2の同様形状の主壁面を 示している。 これらの2要素は、ヒンジ部3によって、本のページと同様に、一体にヒンジ 止めされている。 従来通り、蓋部要素1は、その主壁面10に対して直角に曲がっている横方向の 側壁(フランク)11を有し;底部要素2も同様の横方向の側壁21を有するが、こ の底部要素の側壁21は、函体内に保持されたディスクをつかむことができるよう に中央部に切り欠きがある。 ヒンジ3とは反対側の側面に、底部要素2は、同様に主壁面20に対して直角方 向の隔壁23を有する。側壁21は、主壁面20の縁部に対してやや引っ込められてお り、横方向にリム24が残る。 函体を閉じた時に、側壁21は側壁11の内側に入り込んでこの側壁と接触し、隔 壁23はヒンジ3と反対側の函体の側面を構成する。 後述するように、要素1および2の外面にはラベル形成用のシートが固着され ており、隔壁23の上に折り曲げられているシート部分43は図1に見えている。 一方の要素に設けた小突起のような弾性ロック手段(図示せず)が、他方の要 素に設けた凹部と係合することで、函体を閉じた状態に保持する作用をする。 底部要素2は、その主壁面20の中心付近に、この底部要素と一体成形されたロ ゼット25を有し、このロゼットは、ディスクを函体の内部で動かないように壁面 20に押しつけて所定位置に保持するように、ディスクの中心穴に係合させるのに 適した多数の弾性のフィンガー部を持っている。 この周知のディスク保持システムについては、明細書が必要以上に長くならな いように、ここでは詳しく説明しない。 ヒンジ部3において、両要素の主壁面10および20はそれぞれ隣接する隔壁12お よび22を形成するように、直角に曲げられている。これらの隔壁の高さは、閉じ た状態での函体の厚みの半分に等しくして、この2つの隔壁が函体を閉じた時に 1つの共通する平面となるようにする(図3Aを参照)。 本発明の必須の特徴によれば、函体は合成材料製の可撓性シート4を含んでい る。これは、特に引き裂きおよび前後の折り曲げに対して良好な機械的強度を持 った材料から作製する。この材料はまた、オーバーモールド法により函体要素1 および2に密着しうるように、これらの函体を構成するプラスチック材料と適合 性を持つ必要がある。 適当な材料としては、例えば、ポリプロピレン−ポリスチレンまたはポリエチ レン−ポリスチレン複合材料が挙げられ、これらは接着または共押出により得た サンドイッチフィルムでよいが、これに制限されるものではない。 1指標として、シート4の厚みは50〜150 μmの範囲内、例えば、約80μmで よい。シート4は、幅が主壁面10および20の幅と等しく、長さが主壁面10および 20の長さプラス側面12、22および23の高さの合計よりやや長い、矩形シートであ る。 これらの図面において、番号41、42および43は、それぞれ要素1の面10と12、 および要素2の面22と20、および面23に付着したシート部分を示す。この2つの 要素間にあるシートの中間の自由(非付着)帯域は番号40で示される。 図1〜3に示した態様では、シート4は函体の外面に付着している。 要素1および2は、1個の適当な金型内で射出成形により作製され、この金型 の内部にはオーバーモールドのためにシート4を予め配置しておく。良好な品質 のオーバーモールドのためには、この複合材料シートのポリスチレン面が金型の 内部に面するような向きでシートを金型内に配置して、溶融透明ポリスチレンを 金型内に射出した時に、このポリスチレン面が溶融ポリスチレン樹脂と接触する ようにすることが好ましい。ただし、これは必須ではない。 射出成形前および成形中に、射出成形の技術分野で公知の任意の手段、特に静 電効果を利用した手段により、シートを金型内に保持しておくことができる。 脱型後、シート部分41および42はそれぞれ函体要素1および2に完全に密着し ており、自由中間帯域40はシートの可撓性および柔軟性を利用してヒンジとして 作用する。 図3および3Aに見られるように、自由縁部12および22の形状は、一方が凹面 で他方が凸面(例、U型またはV型)の相補的に係合する形状となっていて、図 3に矢印Fで示すように函体を閉じる時に、これらの縁部が係合するように案内 する作用を果たす。函体を閉じた後、これらの形状は、要素1および2が互いに 対して並進運動しないように両要素をロックする。 本発明の有利な特徴によれば、シート4は印刷され、情報ラベルとしても機能 する。この機能は、従来は要素1および2に挿入する必要があった紙ラベルによ り達成されていた。 シート4の印刷は、金型を出た完成した函体製品にすぐにコンパクトディスク を入れることができるように、成形作業の前に行うことが有利である。 シートの部分41および42は、それぞれ要素の部分(主壁面)10および20の外面 を完全に覆うことが好ましい。但し、シートがこれらの外面を部分的にしか覆わ ないことも全く可能である。 文字、写真、絵、および/または他のシンボルの形態の情報は、シートの外面 に印刷される。文字は、部分12、22および23の上にくる函体の側面になるシート 部分にも設けることができる。 但し、要素1および2が透明材料であるので、情報の記入はシート4の内面に も行うことができ、内面に記入された情報は函体を開けた時に見えるようになる 。 図4および4Aに示した態様では、函体要素の一方、この場合は要素1、がヒ ンジの付近に隔壁を有していない。他方の要素2だけが、番号26で示される、こ の隔壁を持っている。従って、シート4の自由帯域は壁面10の末端にじかに接し ている。 この図4および4Aを見るだけで、この部分40がいかにヒンジとして機能する かを理解することができる。それぞれ壁面10および26の自由縁部100および260は 、シート4の自由帯域40が狭くても(従ってクリアランスが制限されても)、ヒ ンジ部3に十分なクリアランスを与えるように面取りにより少し控えておくこと が有利である。 図5および5Aに示した態様では、シート4は函体の内側に付着されている。 図示の態様は図4に示したものと似ており、函体要素1は隔壁を持たず、要素2 だけが隔壁26を持っている。従って、シート4は壁面10の内面と壁面20および隔 壁26の内面に密着している。 それでも、シートの外面40に設けた情報は、これらの壁面がいずれも透明であ るため見ることができる。この態様では、函体を開くことができる角度が制限さ れる(図5を参照)。 図6の変更例では、5で示す主壁面20の端部が特殊な立体形状を有する。即ち 、その外面50が膨らんでいて、拡大鏡として作用するような湾曲形状になってい る。但し、この特徴自体は公知(ドイツ実用新案公報第9,404,298 号)であるこ とに触れておく。 即ち、ヒンジ止めされた端部の函体の側面を矢印Aで示すように目で見た場合 に、隔壁5に対応する位置のシート4に記入された内容を拡大された形で読むこ とができ、読みやすさが向上する。 閉じつつある函体を示す図7の変更例では、函体は2つのヒンジを備えている 。函体の側面は主壁面10と20の間に挟まれて位置する板部材27により構成されて いる。これら3つの全部の要素の上に可撓性シート4がオーバーモールドされ、 2つのヒンジ形成用自由帯域40’および40”を形成している。図4の端部100 お よび260 と同様に、端面を面取りして引っ込めることにより、図7に一点鎖線で 示すように完全に閉じることが可能となる。 図8〜10は、コンパクトディスクDを保持するための新規なシステムを備えた 函体を示す。 このシステムは、底部要素2と一体成形された、顕微鏡のスライドに似た形状 のプラスチック製部品の形態の一対の横方向アーム6から構成される。この底部 要素2は、シート4の自由帯域40により構成されたヒンジ部3により蓋部要素1 にヒンジ止めされている。 一対のアーム6の2つのスライド60は同平面をなし、それらの平面は底部要素 の主壁面20に対して鋭角αをなす(図8を参照)。指標として、角度αはほぼ10 〜30°の範囲内である。 スライド60は、底部要素2のヒンジ部3に隣接した隔壁22に可撓性帯域600 に より連結されている。これらのスライドは底部要素2の横方向側面に平行に、そ れから少しだけ離れて配置される。 底部要素の横方向の側壁21’は長さが制限され、脱型が可能となるようにアー ム6とは合わないようにしてある。 各スライド60の外側には、上向きに直角に曲げられ、函体の中央部と見当を合 わせて配置されたリム61が設けられる。各リム61には、上向きに開いた長手方向 のスロット64が形成され、その両側には突起部分62および63が設けてある。 係合に必要なクリアランスを無視すると、スロット64の高さはコンパクトディ スクDの厚みに等しい。2つのアーム6は函体の長手軸線に対して対称に配置さ れている。リム61間の距離はディスクDの直径よりやや小さい。 図8および9は、開いた函体の中に入れようとしているディスクを示している 。ディスクDをスライド60面と実質的に等しい斜め面に向けて持ち、矢印Gで示 されるように2つのアーム6の間に挿入する。ディスクは、これを案内する作用 を果たすスライド60の上を滑らせて挿入される。 ディスクの直径はリム61間の距離よりやや大きいので、図9に矢印Hで示すよ うに、アームはまず外側に撓むようになる。 次いで、ディスクの横方向の縁部がスロット64内に係合し、アーム6がそれ自 体の弾性により互いの方向に戻るように動くことにより、D’で示されるディス ク外周の係留部を、これを保持すべき位置につかむようになる。 函体を閉じると、蓋部要素1の壁面がアーム6を押すようになるため、アーム の末端部600 が底部壁面20の方に弾性により曲がる。こうして、ディスクは底面 20のすぐ上で平らに置かれる。 逆に、函体を開く時には、スライド60がその末端部の弾性により自動的に上に はね上がって、図8に示す位置に戻る。その後、矢印Gと逆向きに引き出すこと によりディスクを容易に抜き取ることができる。このためには、指をディスクの 中心穴に差し込んでディスクをつかむことができるので、ユーザーによるディス クの取り出しは簡単である。従って、このディスク保持方式はディスクの収納と 取り出しの操作を容易にする。 スライド両側の突起部61および62の上縁は、斜め面を形成するように内側に向 かって面取りしておくことが好ましい。図10は突起部62の斜め面620 を示す。そ れにより、ディスクDの挿入は、矢印Iで示されるように、スライド60の平面に 対して垂直にディスクを下向きに動かすことによっても可能である。くさび効果 により、アーム6はディスクの縁部がスロット64の中に差し込まれまで弾性によ り外側に(矢印H)広がる。これは、ディスクを(工場内で)函体内に自動装填 する場合に特に有利である。 当然、弾性アーム6に基づくこのディスク保持システムは、2つのヒンジ止め された要素をつなぎ合わせるヒンジがオーバーモールドされたシートの自由帯域 により形成されない本発明に係るもの以外の函体または函体要素にも使用するこ とができよう。このシステムは特に、側面スタッブ軸から構成される従来のヒン ジを持つ函体に適用することができる。 コンパクトディスクまたは何らかの他の物品を入れた函体に盗難検出用ラベル を挿入することは既に提案されている。このラベルには、例えば、店舗の出口に 配置したゲートに設置した特殊な手段により検出されるのに適した電子マイクロ 回路、磁気トラック、金属粉末、もしくはコードされた情報、もしくは他の手段 (例、銅粒子)を備えている。 この方式の問題点は、ラベル検出システムが働かないようにラベルを剥がして しまう恐れがあることである。 本発明の1展開においては、盗難防止用の検出手段をシート4の中に直接含有 させるか、またはこれに固着させる。 例えば、この検出手段が印刷回路により構成される場合には、この回路をシー トに直接印刷することができ、この印刷はシートを函体の残りにオーバーモール ドする前と後のいずれにも実施できる。従って、この検出手段は取り外しが不可 能である。 図11および12に示した函体要素7は、米国特許第5,284,243 号の主題を構成す るものと同じ一般的種類のものである。 これは、プラスチック材料製の支持ストリップ(細板)71にピボット旋回する トレー70がヒンジ止めされている種類の函体要素である。従来例では、トレーは その両面にそれぞれ一枚づつコンパクトディスク(図示せず)を中心配置および 保持するための2つの中心ロゼット702(図11にはその一方だけを見ることがで きる)を備えている。トレーは軽量化のために開口部701 を備えている。 支持ストリップ71は、その両端のそれぞれに横断ウェブ72を備え、各ウェブの 外側には一対の突起720,721が設けてある。 このアセンブリ70〜71からなる函体要素は、標準の函体に似た函体の中に挿入 することができるような形状および寸法であり、当初はコンパクトディスクを1 枚だけ収容するように設計された。 函体の側面において、突起720 は函体の底部要素上に蓋部要素をヒンジ止めす るためのスタッブ軸を受ける(逆方向に)穴にスナップ嵌めし、このヒンジ軸は 図にbb’として示されている。突起721 は函体の底部要素の側壁に設けた別の穴 にスナップ嵌めする。 やはり従来例と同様に、トレー70は、軸bb’に平行な軸aa’を回転軸とするヒ ンジ3により支持ストリップの片方の側面にヒンジ止めされた、支持ストリップ に隣接した傾斜リム700 を備えている。 上記米国特許第5,284,243 号の主題を構成する態様において、このヒンジ3は 材料の脆弱(薄肉)線により形成され、従って要素71と70は一体成形による1部 品を構成する。 本発明によれば、このヒンジは、上述した函体の態様と同様に、オーバーモー ルド法により要素71と70のそれぞれに固着された可撓性シート73により作製され 、従って、これらの2要素は別個の部品により構成される。番号730 および731 は、それぞれ部材700 および71に付着したシート73の部分を示す。この両部材は 、狭い間隙、即ち、中間自由帯域732 により分離され、この自由帯域732 は単独 でヒ ンジ3を構成する。 前述した態様と同様に、シート73と要素70および71は、成形に適合した材料か ら作製しなければならないことは当然である。また、シート73は引っ張りと曲げ の両方に対して機械的に強い必要がある。使用する材料は上述したものと同様で よい。 図示の態様において、番号74は傾斜リム700 を支持ストリップ71につなげてい る結合帯域またはタブを示している。この結合タブは、中央部(この函体要素の 長手方向中心対称面における)に設けられ、金型内に適当な溝を持たせることに より形成され、ストリップ71とトレー部材70を単一ブロックとして一体成形する ことを可能にするものである。 成形により形成されたアセンブリは、このタブのために変形性がなく、従って 特にコンパクトディスクを自動機械によりトレー70の上に配置し、次いでこのデ バイスを別の函体の中に挿入していく作業中の取り扱いが容易となる。 結合タブ74は、機械的強度が低く、壊れ易いので、簡単に切り離すことができ る。即ち、トレーを最初にピボット旋回させる(図12Bの矢印F)時に、結合タ ブ74は切れるので、その後はトレー部材70はシートの自由帯域732 により支持ス トリップ71にヒンジ止めされる結果となる。 もちろん、シート73は両面に印刷することができ(これは部材70および71の少 なくとも一方が透明材料製である場合だけに有利である)、或いは片面だけに印 刷してもよく、それにより情報および/または装飾を付与するラベルとしても機 能する。シートの領域730 は、トレーの主要部70も完全または不完全に覆うのに 十分な大きさとすることもできる。 図13に示した函体では、底部要素2に蓋部要素1が軸aa’を回転軸としてヒン ジ止めされている。別にトレー8を備え、このトレーには一対のコンパクトディ スク(図示せず)を収容するのに適した2個の中心配置および保持用ロゼットが 設けられ、このトレー自体が軸a1a'1のヒンジにより底部要素2にヒンジ止めさ れている。2つの回転軸aa’およびa1a'1は平行であり、これら2つのヒンジは 底部要素2の横断方向の両側面にそれぞれ配置されている。 図14の函体は、それぞれ軸c1c'1およびc2c'2を回転軸としていずれも底部要 素2にヒンジ止めされた2つのディスク保持トレー8'および8"を備えている。こ の場合、2つのヒンジ(回転軸)は、軸aa’とは垂直の蓋部要素2の横方向の両 側面にそれぞれ配置されている。 本発明によれば、ヒンジ回転軸a1a'1,c1c'1、c2c'2 は、底部要素12とそれぞ れ対応するトレー8,8'または8"とにオーバーモールドすることにより貼付した 可撓性シートの中間自由帯域により達成しうる。 図15は、より具体的にはCD−ROM型の1枚のコンパクトディスクD(その 輪郭を一点鎖線で示す)を収容するように設計された、薄く軽量の函体9を示す 。これは、互いにヒンジ3によりヒンジ止めされた2つの類似した矩形輪郭の要 素90および91により形成される。要素90および91はいすれも、わずかに立ち上が ったリムを備えた薄いトレーであり、そのリム間に函体を閉じた時に1枚のコン パクトディスクDを閉じ込めて保持することができる。 ディスクの中心穴に嵌入させるのに適した相補的な円弧型の中央リブ902 およ び912 が、ディスクを函体内に保持する作用を果たす。各トレー90、91は、例え ば、角を丸くした正方形の形状の軽量化用の開口部901,912として機能する大き な穴を持っている。 本発明によれば、オーバーモールド法により要素90および91に貼付されたラベ ルシート4が、その中間自由帯域40によってヒンジ機能を果たす。図示の態様で は、要素90および91のそれぞれ平面部900 および910 に付着しているシート4の それぞれ42および41の部分が函体の内部に存在している。シート4は開口部901 および911 の上も覆っているが、突起部902 および912 を迂回する形状の開口部 を持っている。 2つの部分90および91を閉じた状態で一緒に保持しておくため、慣用のスナッ プ止め手段(図示せず)を設けることができる。 要素90および91を構成する材料は好ましくは透明であり、例えば、透明ポリス チレンから構成することができる。有利には、函体を閉じた時でもディスクとそ の上の書き込みが見えるように、シート4も透明である。ただし、シートは全面 または一部の帯域だけに情報を印刷しておくことも可能である。 開口部901 および911 があるため軽量であるが、要素90および91は函体にある 程度の剛性を付与するための補強材として作用する。シート4は、ヒンジ機能と 場合によりラベル機能を果たすほかに、ディスクが閉じた函体の内部に収納され ている時に、特にディスクをホコリや指との接触から保護する保護機能も果たす 。 安価であってもディスクを良好に保護するこの種の函体は、特に雑誌に付属し て販売される場合のCD−ROMの頒布に多用されている軽量のカード封筒の代 替品として有利に使用できる。 本発明の函体または函体要素は、コンパクトディスクのような情報媒体だけで なく、多様な物品を収納できる。他の用途の例としては、これらに限られないが 、食品および医薬を入れる函体を挙げることができる。 例えば、製薬分野では、医薬を入れた函体が、透明材料(特に透明ポリスチレ ン)製の底部および/または蓋部を備え、本発明に従って両面に印刷されたラベ ルとしても機能するヒンジシートを有利には使用する。このシートの外面には、 好ましくはその製品の商標に関係し、その薬を識別することを可能にする色で情 報が記載されている。函体を開いた後に見ることができるシートの内面には、患 者のための情報(使用上の指示、用量、副作用、組成等)が記載される。今まで 、この種の情報は薬と一緒に函体の中に入れられる、折り畳まれた紙に印刷され てきたが、使用に不便であり、なくし易いという危険があった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年2月21日 【補正内容】 一般に、底部のラベルは、底部要素の両脇の内面に当たるように直角に折り曲 げられた二つの周辺フラップを持っている。これらの折り曲げられたフラップに も情報が表示されており、この函体を前の縁が見えるように保管した際に函体の 側面を通してその情報が見える。 この種の函体は比較的高価である。この函体を構成する3つの要素(底部、蓋 部、および中間トレー)はそれぞれ別個に射出成形により製造され、その後で一 体に組立てられる。組立て作業に加えて、ラベルを所定位置に差し込む作業も必 要である。 公知の函体の別の欠点は、ヒンジを構成する横方向スタッドを支えるラグ(突 起)が壊れ易いことであり、組立て中の不合格品や使用時の破損を生ずる。 英国特許出願公開第2,154,550 号には、ポリプロピレン製の単一要素の射出成 形により作製された、底部、蓋部、および背板(脊柱)部を持ったディスク保持 用の函体が記載されている。底部と蓋部は材料を減肉することにより得られた脆 弱(薄肉)線により背板部に対してヒンジ止めされている。 タルクが充填されたポリプロピレンの射出成形により製造された函体が、英国 特許出願公開第2,185,710 号より公知である。この函体は、射出成形中にオーバ ーモールド法(overmolding)により函体内に一体化された、同様にポリプロピレ ン製のシートで構成されたラベルを備えている。この函体の底部および蓋部は単 一部品として形成され、両者はヒンジを構成する脆弱(薄肉)帯域により一体に 連結されている。上記のポリプロピレンシートは、このヒンジ部に機械的強度を 付与するためにこの部分を覆っている。 この公知の函体では、ラベルはヒンジを構成しておらず、またヒンジの代わり でもなく、単にヒンジを補強する作用しかない。 この函体の主な欠点は、函体全体の構成材料を、非破壊性の可撓性材料とする 必要があることである。この材料は、ヒンジとして作用する必要があるため、曲 げの繰り返しに耐えることが求められるからである。 以上より、本発明の第1の目的は、価格的に競争力がありながら、特に頑丈で 長寿命のヒンジを持った、上述した種類の函体構造を提案することにより、以上 に説明したさまざまな欠点を解消することである。 本発明の別の目的は、硬質の脆性材料、特に透明性に著しく優れた透明ポリス チレンの使用を可能にすることである。 本発明の別の目的は、ディスクを底部要素に直接保持することで、ディスクを 中間トレーの使用を必要とせずに所定位置に保持した函体、特にコンパクトディ スク用の平たい函体を提供することである。 この点に関して、従来の函体では、底部要素にラベルを入れることから、底部 壁面に直接ロゼットを成形することは不可能であることに留意されたい。 本発明の別の目的は、ディスクの収納と取り出しが容易な、ディスクを函体の 底部要素の内部に保持するための新規なシステムを提供することである。 本発明の別の目的は、函体の側面に見える情報の読みやすさを改善することで ある。 本発明によれば、函体または函体要素が、函体を構成するヒンジ止めされた2 つの要素のそれぞれにオーバーモールド法により固着された合成材料の可撓性シ ートを備えており、これらの要素が硬質の脆性材料、特に透明ポリスチレンから 作製され、この可撓性シートがそれ単独で函体のヒンジを構成する中間自由帯域 を有していることにより、上記のさまざまな目的が達成される。 即ち、ヒンジは上記シートだけで構成されるため、シート材料だけが可撓性で 前後の曲げに機械的に耐えれば十分である。函体要素に用いる材料の性質は重要 ではない。唯一の不可欠な点は、オーバーモールド時に、シート材料と函体要素 材料との間に表面接着の適合性が必要なことである。 米国特許第3,949,872 号からわかるように、ディスク収容ケースの蓋部要素と 底部要素とを、これらの要素に接着剤または高周波電熱シールにより固着させた 、ヒンジとしても機能する弾性バンドにより連結することは既に提案されている 。 しかし、この接続法は、特に医薬や音声映像記録媒体の包装といったある種の 産業分野で採用されている大量生産の品質およびコスト面での制約には十分に適 合しない。 別の本発明の有利な各種の特徴(これらに限られないが)によれば、 ・函体要素の少なくとも1つが平らな主壁面を有し、その壁面の少なくとも片 面が前記シートで完全または不完全に覆われ; ・この平らな主壁面が、やはり前記シートにより覆われた軽量化用の開口部を 有しており; ・前記シートが情報ラベルとなり; ・函体要素が透明プラスチック材料から作製され; ・前記シートが透明材料から作製され; ・ラベル形成用シートがその両面に情報を含み;そして ・前記可撓性シートが、良好な機械的性質を持ち、かつ成形時に、函体要素を 構成するプラスチック材料と適合性がある材料、特にポリプロピレン=ポリスチ レンまたはポリエチレン−ポリスチレン複合材料から作製される。 本発明が函体に関する場合、 ・要素の一方が底部、他方が蓋部であり、この2つの要素が、前記ヒンジ部に おいて互いに向かい合って位置し、函体を閉じる時にはこの2つの要素を相互に 案内し、閉じた後にはこれら2要素間を相対的にロックするのに適した、相補的 に相互に係合する輪郭を持ち; ・底部要素と蓋部要素がいずれも、片面が前記シートの一部により完全または 不完全に覆われた平らな主壁面を持っていて、この主壁面の少なくとも一方は同 様に前記シートにより覆われた前記ヒンジに隣接したリムを備え; ・このリムは相互係合する輪郭を備え;そして ・このリムで覆われているシート部分は、そのリムに貼付される側の面に、拡 大鏡を構成する形状のリムの透明厚みを通して見える情報記号を有している。 上記シートは、底部要素と蓋部要素の外面および内面のいずれに固着させるこ ともできる。 本発明の函体または函体要素の他の可能な特徴によれば、 ・コンパクトディスクのような少なくとも1つの記録媒体を収容するように設 計され; ・そのヒンジ止めされた要素の少なくとも一方は、該ディスクの中央配置と保 持のための部材を備え;そして ・この部材が該要素と一体成形され、ディスクの中心穴に係合させるのに適し たロゼットにより構成される。 函体の可能な1態様において、函体は外形が矩形で厚みの小さい平たい形状を 持ち、その底部要素がディスクの中央配置と保持のための部材を備えている。 他の可能な特徴によれば、 ・上記シートが盗難防止用の検出手段を備え; ・函体要素のヒンジ止めされた要素の一方が、一対のコンパクトディスクをそ れぞれその片面に1つづつ支持および保持するのに適したトレーからなり、他方 の要素は支持ストリップ(帯板)からなり、この組立体が、1枚のコンパクトデ ィスクを収容するように設計された函体と類似の形状および寸法を持つ函体の内 部に収納することができるような寸法および形状であり; ・前記の2要素は、これらがトレーへのディスクの自動配置と函体内の函体要 素の配置を容易にする剛性組立体を最初は形成するように、少なくとも1つの破 壊可能なタブにより互いに連結されており;そして ・支持ストリップは、これを函体内にスナップ止めするのを可能にする突起を 備えた横方向ウェブを含んでいる。 本発明の他の特徴および利点は、以下の説明および非制限的な例として本発明 の好適態様を示す添付図面から明らかとなろう。 添付図面において、 ・図1は、本発明の平たいコンパクトディスク用函体を開いた状態で示す斜視 図であり; ・図2は、図1の函体を、そのヒンジ軸に垂直に切断した時の断面図であり; ・図3および3Aは、それぞれ閉じる途中および閉じた後のヒンジ部の詳細断 面図であり; ・図4は、函体の第1の変更例のヒンジ部を、函体が開いた状態で示す詳細図 であり; ・図4Aは、閉じた函体を示す図4と同様の図面であり; ・図5および5Aは、別の変更例の態様についての、それぞれ図4および4A と同様の図であり; ・図6は、側面が拡大鏡の効果を生ずる第3の変更例の詳細図であり; ・図7は、ヒンジを2個備えた第4の変更例を示し; ・図8は、一対のコンパクトディスクを収容するピボット旋回するトレーを備 えた本発明の函体要素の斜視図であり; ・図9は、図8の函体要素を構成するストリップの端面図であり; ・図9Aおよび9Bは、それぞれ前記トレーをピボット旋回する前および後の 該函体要素の2つの部分のヒンジ部を示す、函体要素の長手中心対称面での断片 図であり; ・図10および11は、それぞれ1つおよび2つのピボット旋回するディスク保持 用トレーを備えた、複数のコンパクトディスクを収容するための函体の2つの可 能な態様をより小スケールで示す図であり;そして ・図12は、底部要素と蓋部要素にかなり大きな開口部を設けた、軽量の函体の 斜視図である。 図1および2に示した函体は、1枚のコンパクトディスクを収納するためのも のであり、2つの射出成形された透明ポリスチレン要素、即ち、底部要素2と蓋 部要素1とからなる。10は蓋部要素1の矩形の主壁面を示し、20は底部要素2の 同様形状の主壁面を示している。 これらの2要素は、ヒンジ部3によって、本のページと同様に、一体にヒンジ 止めされている。 従来通り、蓋部要素1は、その主壁面10に対して直角に曲がっている横方向の 側壁(フランク)11を有し;底部要素2も同様の横方向の側壁21を有するが、こ の底部要素の側壁21は、函体内に保持されたディスクをつかむことができるよう に中央部に切り欠きがある。 ヒンジ3とは反対側の側面に、底部要素2は、同様に主壁面20に対して直角方 向の隔壁23を有する。側壁21は、主壁面20の縁部に対してやや引っ込められてお り、横方向にリム24が残る。函体を閉じた時に、側壁21は側壁11の内側に入り込 んでこの側壁と接触し、隔壁23はヒンジ3と反対側の函体の側面を構成する。 後述するように、要素1および2の外面にはラベル形成用のシートが固着され ており、隔壁23の上に折り曲げられているシート部分43は図1に見えている。 一方の要素に設けた小突起のような弾性ロック手段(図示せず)が、他方の要 素に設けた凹部と係合することで、函体を閉じた状態に保持する作用をする。 ている。 この図4および4Aを見るだけで、この部分40がいかにヒンジとして機能する かを理解することができる。それぞれ壁面10および26の自由縁部100 および260 は、シート4の自由帯域40が狭くても(従ってクリアランスが制限されても)、 ヒンジ部3に十分なクリアランスを与えるように面取りにより少し控えておくこ とが有利である。 図5および5Aに示した態様では、シート4は函体の内側に付着されている。 図示の態様は図4に示したものと似ており、函体要素1は隔壁を持たず、要素2 だけが隔壁26を持っている。従って、シート4は壁面10の内面と壁面20および隔 壁26の内面に密着している。 それでも、シートの外面40に設けた情報は、これらの壁面がいずれも透明であ るため見ることができる。この態様では、函体を開くことができる角度が制限さ れる(図5を参照)。 図6の変更例では、5で示す主壁面20の端部が特殊な立体形状を有する。即ち 、その外面50が膨らんでいて、拡大鏡として作用するような湾曲形状になってい る。但し、この特徴自体は公知(ドイツ実用新案公報第9,404,298 号)であるこ とに触れておく。 即ち、ヒンジ止めされた端部の函体の側面を矢印Aで示すように目で見た場合 に、隔壁5に対応する位置のシート4に記入された内容を拡大された形で読むこ とができ、読みやすさが向上する。 閉じつつある函体を示す図7の変更例では、函体は2つのヒンジを備えている 。函体の側面は主壁面10と20の間に挟まれて位置する板部材27により構成されて いる。これら3つの全部の要素の上に可撓性シート4がオーバーモールドされ、 2つのヒンジ形成用自由帯域40’および40”を形成している。図4の端部100 お よび260 と同様に、端面を面取りして引っ込めることにより、図7に一点鎖線で 示すように完全に閉じることが可能となる。 コンパクトディスクまたは何らかの他の物品を入れた函体に盗難検出用ラベル を挿入することは既に提案されている。このラベルには、例えば、店舗の出口に 配置したゲートに設置した特殊な手段により検出されるのに適した電子マイクロ 回路、磁気トラック、金属粉末、もしくはコードされた情報、もしくは他の手段 (例、銅粒子)を備えている。 この方式の問題点は、ラベル検出システムが働かないようにラベルを剥がして しまう恐れがあることである。 本発明の1展開においては、盗難防止用の検出手段をシート4の中に直接含有 させるか、またはこれに固着させる。 例えば、この検出手段が印刷回路により構成される場合には、この回路をシー トに直接印刷することができ、この印刷はシートを函体の残りにオーバーモール ドする前と後のいずれにも実施できる。従って、この検出手段は取り外しが不可 能である。 図8および9に示した函体要素7は、米国特許第5,284,243 号の主題を構成す るものと同じ一般的種類のものである。 これは、プラスチック材料製の支持ストリップ(細板)71にピボット旋回する トレー70がヒンジ止めされている種類の函体要素である。従来例では、トレーは その両面にそれぞれ一枚づつコンパクトディスク(図示せず)を中心配置および 保持するための2つの中心ロゼット702(図8にはその一方だけを見ることがで きる)を備えている。トレーは軽量化のために開口部701 を備えている。 支持ストリップ71は、その両端のそれぞれに横断ウェブ72を備え、各ウェブの 外側には一対の突起720,721が設けてある。 このアセンブリ70〜71からなる函体要素は、標準の函体に似た函体の中に挿入 することができるような形状および寸法であり、当初はコンパクトディスクを1 枚だけ収容するように設計された。 函体の側面において、突起720 は函体の底部要素上に蓋部要素をヒンジ止めす るためのスタッブ軸を受ける(逆方向に)穴にスナップ嵌めし、このヒンジ軸は 図にbb’として示されている。突起721 は函体の底部要素の側壁に設けた別の穴 にスナップ嵌めする。 やはり従来例と同様に、トレー70は、軸bb’に平行な軸aa’を回転軸とするヒ ンジ3により支持ストリップの片方の側面にヒンジ止めされた、支持ストリップ に隣接した傾斜リム700 を備えている。 上記米国特許第5,284,243 号の主題を構成する態様において、このヒンジ3は 材料の脆弱(薄肉)線により形成され、従って要素71と70は一体成形による1部 品を構成する。 本発明によれば、このヒンジは、上述した函体の態様と同様に、オーバーモー ルド法により要素71と70のそれぞれに固着された可撓性シート73により作製され 、従って、これらの2要素は別個の部品により構成される。番号730 および731 は、それぞれ部材700 および71に付着したシート73の部分を示す。この両部材は 、狭い間隙、即ち、中間自由帯域732 により分離され、この自由帯域732 は単独 でヒンジ3を構成する。 前述した態様と同様に、シート73と要素70および71は、成形に適合した材料か ら作製しなければならないことは当然である。また、シート73は引っ張りと曲げ の両方に対して機械的に強い必要がある。使用する材料は上述したものと同様で よい。 図示の態様において、番号74は傾斜リム700 を支持ストリップ71につなげてい る結合帯域またはタブを示している。この結合タブは、中央部(この函体要素の 長手方向中心対称面における)に設けられ、金型内に適当な溝を持たせることに より形成され、ストリップ71とトレー部材70を単一ブロックとして一体成形する ことを可能にするものである。 成形により形成されたアセンブリは、このタブのために変形性がなく、従って 特にコンパクトディスクを自動機械によりトレー70の上に配置し、次いでこのデ バイスを別の函体の中に挿入していく作業中の取り扱いが容易となる。 結合タブ74は、機械的強度が低く、壊れ易いので、簡単に切り離すことができ る。即ち、トレーを最初にピボット旋回させる(図9Bの矢印F)時に、結合タ ブ74は切れるのて、その後はトレー部材70はシートの自由帯域732 により支持ス トリップ71にヒンジ止めされる結果となる。 もちろん、シート73は両面に印刷することができ(これは部材70および71の少 なくとも一方が透明材料製である場合だけに有利である)、或いは片面だけに印 刷してもよく、それにより情報および/または装飾を付与するラベルとしても機 能する。シートの領域730 は、トレーの主要部70も完全または不完全に覆うのに 十分な大きさとすることもできる。 図10に示した函体では、底部要素2に蓋部要素1が軸aa’を回転軸としてヒン ジ止めされている。別にトレー8を備え、このトレーには一対のコンパクトディ スク(図示せず)を収容するのに適した2個の中心配置および保持用ロゼットが 設けられ、このトレー自体が軸a1a'1のヒンジにより底部要素2にヒンジ止めさ れている。2つの回転軸aa’およびa1a'1は平行であり、これら2つのヒンジは 底部要素2の横断方向の両側面にそれぞれ配置されている。 図11の函体は、それぞれ軸c1c'1およびC2C'2を回転軸としていずれも底部要素 2にヒンジ止めされた2つのディスク保持トレー8'および8"を備えている。この 場合、2つのヒンジ(回転軸)は、軸aa’とは垂直の蓋部要素2の横方向の両 側面にそれぞれ配置されている。 本発明によれば、ヒンジ回転軸a1a'1,c1c'1、c2c'2は、底部要素12とそれぞ れ対応するトレー8,8'または8"とにオーバーモールドすることにより貼付した 可撓性シートの中間自由帯域により達成しうる。 図12は、より具体的にはCD−ROM型の1枚のコンパクトディスクD(その 輪郭を一点鎖線で示す)を収容するように設計された、薄く軽量の函体9を示す 。これは、互いにヒンジ3によりヒンジ止めされた2つの類似した矩形輪郭の要 素90および91により形成される。要素90および91はいずれも、わずかに立ち上が ったリムを備えた薄いトレーであり、そのリム間に函体を閉じた時に1枚のコン パクトディスクDを閉じ込めて保持することができる。 ディスクの中心穴に嵌入させるのに適した相補的な円弧型の中央リブ902 およ び912 が、ディスクを函体内に保持する作用を果たす。 各トレー90、91は、例えば、角を丸くした正方形の形状の軽量化用の開口部90 1,912として機能する大きな穴を持っている。 かかる開口部は従来より周知である(例えば、欧州特許出願公開公報第0,576, 256 号を参照)。 本発明によれば、オーバーモールド法により要素90および91に貼付されたラベ ルシート4が、その中間自由帯域40によってヒンジ機能を果たす。 図示の態様では、要素90および91のそれぞれ平面部900 および910 に付着して いるシート4のそれぞれ42および41の部分が函体の内部に存在している。シート 4は開口部901 および911 の上も覆っているが、突起部902 および912 を迂回す る形状の開口部を持っている。 2つの部分90および91を閉じた状態で一緒に保持しておくため、慣用のスナッ プ止め手段(図示せず)を設けることができる。 要素90および91を構成する材料は好ましくは透明であり、例えば、透明ポリス チレンから構成することができる。有利には、函体を閉じた時でもディスクとそ の上の書き込みが見えるように、シート4も透明である。ただし、シートは全面 または一部の帯域だけに情報を印刷しておくことも可能である。 開口部901 および911 があるため軽量であるが、要素90および91は函体にある 請求の範囲 1.互いに少なくとも1つのヒンジ(3)によりヒンジ止めされた少なくとも2つ の成形プラスチック材料製の要素から構成され、これらの要素のそれぞれにオー バーモールド法により固着されている1枚の可撓性シート(4; 73)を備えている 函体または函体要素であって、前記の要素が硬質の脆性材料、特に透明ポリスチ レンから作製され、前記ヒンジ(3)が、前記可撓性シート(4; 73)の中間自由帯域 (40; 732)だけから構成されていることを特徴とする、函体または函体要素。 2.前記函体要素(1,2; 70,71)の少なくとも1つが平らな主壁面(10,20; 700,7 1; 900,910)を有し、この壁面の少なくとも片面が前記シート(4; 73)の一部で完 全または不完全に覆われていることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の函体 または函体要素。 3.前記平らな主壁面(900,910)が、やはり前記シート(4)により覆われた軽量化 用の開口部(901,911)を有していることを特徴とする、請求の範囲第2項記載の 函体または函体要素。 4.前記シート(4; 73)が情報ラベルであることを特徴とする、請求の範囲第1 項ないし第3項いずれか1項に記載の函体または函体要素。 5.前記函体要素(1,2; 70,71)が透明プラスチック材料から作製されていること を特徴とする、請求の範囲第1項ないし第4項いずれか1項に記載の函体または 函体要素。 6.前記ラベル形成用シート(4; 73)が両面に情報を含んでいることを特徴とす る、請求の範囲第4項または第5項に記載の函体または函体要素。 7.前記可撓性シート(4; 73)が、良好な機械的性質を持ち、かつ成形時に前記 函体要素(1,2; 70,71)を構成するプラスチック材料と適合性がある材料、特にポ リプロピレン−ポリスチレンまたはポリエチレン−ポリスチレン複合材料から作 製されていることを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項 に記載の函体または函体要素。 8.要素の一方(2)が底部であり、他方(1)が蓋部である請求の範囲第1項ないし 第7項のいずれか1項に記載の函体であって、この2つの要素がヒンジ部(3) において互いに向かい合って位置し、函体を閉じる時にこの2つの要素(1-2)を 相互に案内し、閉じた後にはこれら2要素間の相対的ロック手段を与えるのに適 した、相補的な相互に係合する輪郭(220-120)を持っていることを特徴とする函 体。 9.要素の一方(2)が底部であり、他方(1)が蓋部である請求の範囲第1項ないし 第8項のいずれか1項に記載の函体であって、両要素はいずれも、片面が前記シ ート(4)の一部により完全または不完全に覆われた平らな主壁面(10,20)を持ち、 その主壁面(10,20)の少なくとも一方は、同様に前記シート(4)により覆われたヒ ンジ(3)に隣接したリム(12,22,26,27,5)を備えていることを特徴とする函体。 10.前記リム(12,22)が相互に係合する輪郭(120,220)を備えている、請求の範囲 第9項記載の函体。 11.前記リム(5)に付着しているシート部分(4)が、そのリム(5)に貼付されてい る側の面に、拡大鏡を構成する形状のリム(5)の透明厚みを通して見える情報記 号を有している、請求の範囲第9項記載の函体。 12.底部要素(2; 90)と蓋部要素(1; 91)とから形成された請求の範囲第1項ない し第11項のいずれか1項に記載の函体であって、前記シート(4)がこれら要素(1 -2; 90-91)の外面に固着されていることを特徴とする函体。 13.底部要素(2)と蓋部要素(1)とから形成された請求の範囲第1項ないし第11項 のいずれか1項に記載の函体であって、前記シート(4)がこれら要素(1,2)の内面 に付着されていることを特徴とする函体。 14.コンパクトディスク(D)のような少なくとも1つの記録媒体を収容するよう に設計されていることを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第13項のいずれか 1項に記載の函体または函体要素。 15.そのヒンジ止めされた要素(2; 70; 8; 8'-8"; 90-91)の少なくとも一方が、 ディスクの中央配置と保持のための手段を備えていることを特徴とする、請求の 範囲第14項記載の函体または函体要素。 16.前記要素(2; 70; 8; 8'-8"; 90-91)の該手段が、この要素と一体成形され、 ディスク(D)の中心穴に係合させるのに適したロゼットからなることを特徴とす る、請求の範囲第15項記載の函体または函体要素。 17.外形が矩形で厚みの小さい平たい形状を持ち、その底部要素(2)がディスク( D)の中央配置と保持のための部材を備えていることを特徴とする、請求の範囲第 15項記載の函体。 18.前記シート(4)が盗難防止用の検出手段を備えていることを特徴とする、請 求の範囲第1項ないし第17項のいずれか1項に記載の函体または函体要素。 19.函体要素のヒンジ止めされた要素の1つ(70)が、一対のコンパクトディスク をそれぞれその片面に1枚づつ支持および保持するのに適した1個のトレーから なり、他方の要素(71)は支持ストリップからなり、これらの組立体(70-71)が、 1枚のコンパクトディスクを収容するように設計された函体と類似の形状および 寸法を持つ函体の内部に収納することができるような寸法および形状であること を特徴とする、請求の範囲第1項ないし第7項または第14項ないし第16項のいず れか1項に記載の函体要素。 20.前記支持ストリップ(71)が、これを函体内にスナップ止めするのを可能にす る突起(720,721)を備えた横方向ウェブ(72)を含んでいる、請求の範囲第19項記 載の函体要素。 21.トレー(71)へのディスクの自動配置とこの函体要素自体の函体内への配置を 有利にする剛性組立体を最初は形成するように、前記要素(70,71)が少なくとも 1つの破壊し易いタブ(74)により互いに連結されていることを特徴とする、請求 の範囲第19項または第20項記載の函体要素。 22.前記可撓性シート(4; 73)が透明である、請求の範囲第1項ないし第21項の いずれか1項に記載の函体または函体要素。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】 【図9】 【図10】 【図11】 【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,B R,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE ,ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,L V,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.互いに少なくとも1つのヒンジ(3)によりヒンジ止めされた少なくとも2つ の成形プラスチック材料製の要素から構成され、これらの要素のそれぞれにオー バーモールド法により固着されている1枚の可撓性シート(4; 73)を備えている 函体または函体要素であって、前記ヒンジ(3)が、前記可撓性シート(4; 73)の中 間自由帯域(40; 732)だけから構成されていることを特徴とする、函体または函 体要素。 2.前記函体要素(1,2; 70,71)の少なくとも1つが平らな主壁面(10,20; 700,7 1; 900,910)を有し、この壁面の少なくとも片面が前記シート(4; 73)の一部で完 全または不完全に覆われていることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の函体 または函体要素。 3.前記平らな主壁面(900,910)が、やはり前記シート(4)により覆われた軽量化 用の開口部(901,911)を有していることを特徴とする、請求の範囲第2項記載の 函体または函体要素。 4.前記シート(4; 73)が情報ラベルであることを特徴とする、請求の範囲第1 項ないし第3項いずれか1項に記載の函体または函体要素。 5.前記函体要素(1,2; 70,71)が透明プラスチック材料、特に透明ポリスチレン から作製されていることを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第4項いずれか 1項に記載の函体または函体要素。 6.前記ラベル形成用シート(4; 73)が両面に情報を含んでいることを特徴とす る、請求の範囲第4項または第5項に記載の函体または函体要素。 7.前記可撓性シート(4; 73)が、良好な機械的性質を持ち、かつ成形時に前記 函体要素(1,2; 70,71)を構成するプラスチック材料と適合性がある材料、特にポ リプロピレン−ポリスチレンまたはポリエチレン−ポリスチレン複合材料から作 製されていることを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項 に記載の函体または函体要素。 8.要素の一方(2)が底部であり、他方(1)が蓋部である請求の範囲第1項ないし 第7項のいずれか1項に記載の函体であって、この2つの要素が前記中間自由 帯域(40)において互いに向かい合って位置し、函体を閉じる時にこの2つの要素 (1-2)を相互に案内し、閉じた後にはこれら2要素間の相対的ロック手段を与え るのに適した、相補的な相互に係合する輪郭(220-120)を持っていることを特徴 とする函体。 9.要素の一方(2)が底部であり、他方(1)が蓋部である請求の範囲第1項ないし 第8項のいずれか1項に記載の函体であって、両要素はいずれも、片面が前記シ ート(4)の一部により完全または不完全に覆われた平らな主壁面(10,20)を持ち、 その主壁面(10,20)の少なくとも一方は、同様に前記シート(4)により覆われたヒ ンジ(3)に隣接したリム(12,22,26,27,5)を備えていることを特徴とする函体。 10.前記リム(12,22)が相互に係合する輪郭(120,220)を備えている、請求の範囲 第9項記載の函体。 11.前記リム(5)に付着しているシート部分(4)が、そのリム(5)に貼付されてい る側の面に、拡大鏡を構成する形状のリム(5)の透明厚みを通して見える情報記 号を有している、請求の範囲第9項記載の函体。 12.底部要素(2; 90)と蓋部要素(1; 91)とから形成された請求の範囲第1項ない し第11項のいずれか1項に記載の函体であって、前記シート(4)がこれら要素(1- 2; 90-91)の外面に固着されていることを特徴とする函体。 13.底部要素(2)と蓋部要素(1)とから形成された請求の範囲第1項ないし第11項 のいずれか1項に記載の函体であって、前記シート(4)がこれら要素(1,2)の内面 に付着されていることを特徴とする函体。 14.コンパクトディスク(D)のような少なくとも1つの記録媒体を収容するよう に設計されていることを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第13項のいずれか 1項に記載の函体または函体要素。 15.そのヒンジ止めされた要素(2; 6; 70; 8; 8'-8"; 90-91)の少なくとも一方 が、ディスクの中央配置と保持のための手段を備えていることを特徴とする、請 求の範囲第14項記載の函体または函体要素。 16.前記手段が、該要素と一体成形され、ディスク(D)の中心穴に係合させるの に適したロゼット(2; 70; 8; 8'-8"; 90-91)を構成していることを特徴とする、 請求の範囲第15項記載の函体または函体要素。 17.外形が矩形で厚みの小さい平たい形状を持ち、その底部要素(2)がディスク( D)の中央配置と保持のための部材を備えていることを特徴とする、請求の範囲第 15項記載の函体。 18.ディスク(D)の中央配置と保持のための前記部材が、ディスク(D)に外側から 係合するのに適した、底部要素(4)の主壁面(20)と一体成形され、これと鋭角( α)をなす一対のアーム(6)から構成され、ディスク(D)がこの2個のアーム(6) の間にスナップ止めされることにより保持されることを特徴とする、請求の範囲 第17項記載の函体。 19.前記シート(4)が盗難防止用の検出手段を備えていることを特徴とする、請 求の範囲第1項ないし第18項のいずれか1項に記載の函体または函体要素。 20.函体要素のヒンジ止めされた要素の1つ(70)が、一対のコンパクトディスク をそれぞれその片面に1枚づつ支持および保持するのに適した1個のトレーから なり、他方の要素(71)は支持ストリップからなり、これらの組立体(70-71)が、 1枚のコンパクトディスクを収容するように設計された函体と類似の形状および 寸法を持つ函体の内部に収納することができるような寸法および形状であること を特徴とする、請求の範囲第1項ないし第7項または第14項ないし第16項のいず れか1項に記載の函体要素。 21.前記支持ストリップ(71)が、これを函体内にスナップ止めするのを可能にす る突起(720,721)を備えた横方向ウェブ(72)を含んでいる、請求の範囲第20項記 載の函体要素。 22.トレー(71)へのディスクの自動配置と函体内への函体要素の配置が容易にな るように、成形後に、前記要素(70,71)が少なくとも1つの破壊し易いタブ(74) により互いに接続され、最初に剛性の組立体(70-71)を形成していることを特徴 とする、請求の範囲第20項または第21項記載の函体要素。 23.前記可撓性シート(4; 73)が透明である、請求の範囲第1項ないし第22項の いずれか1項に記載の函体または函体要素。
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