JP2700668B2 - ラジアルタイヤ - Google Patents
ラジアルタイヤInfo
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- JP2700668B2 JP2700668B2 JP63254623A JP25462388A JP2700668B2 JP 2700668 B2 JP2700668 B2 JP 2700668B2 JP 63254623 A JP63254623 A JP 63254623A JP 25462388 A JP25462388 A JP 25462388A JP 2700668 B2 JP2700668 B2 JP 2700668B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C1/00—Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
- B60C1/0025—Compositions of the sidewalls
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10855—Characterized by the carcass, carcass material, or physical arrangement of the carcass materials
- Y10T152/10864—Sidewall stiffening or reinforcing means other than main carcass plies or foldups thereof about beads
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ラジアルタイヤに関し、詳しくはカーカス
の側面を被覆保護するサイドウォールが、ゴム組成の異
なる3層で構成されたラジアルタイヤに関する。
の側面を被覆保護するサイドウォールが、ゴム組成の異
なる3層で構成されたラジアルタイヤに関する。
[従来の技術] 空気入りタイヤのサイドウォールは、主鎖中の二重結
合の含有率の高い天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタ
ジエン、及びスチレン・ブタジエン共重合体などの高不
飽和度ゴムの組成物で形成されていた。これらのゴム分
子の主鎖の二重結合はオゾンと反応して解重合する性質
があるので、タイヤを紫外線の強い所、或は外気中のオ
ゾン濃度の高い雰囲気中に放置しておくと、亀裂いわゆ
るオゾンクラックが発生する。
合の含有率の高い天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタ
ジエン、及びスチレン・ブタジエン共重合体などの高不
飽和度ゴムの組成物で形成されていた。これらのゴム分
子の主鎖の二重結合はオゾンと反応して解重合する性質
があるので、タイヤを紫外線の強い所、或は外気中のオ
ゾン濃度の高い雰囲気中に放置しておくと、亀裂いわゆ
るオゾンクラックが発生する。
特に、カーカスの頭頂部をスチールコード等の高ヤン
グ率コードのベルトで補強したラジアルタイヤにおいて
は、トレッド部からサイド部にかけて剛性の不連続点が
あるのでオゾンクラックが発生し易い。すなわち、接地
して荷重が負荷される時に、トレッド部は高い剛性のベ
ルトに拘束されているので、発生する剪断歪は小さい
が、その分剪断応力が大きくなる。一方、剛性による拘
束から解放されるサイド部では剪断応力が減少する代わ
りに剪断歪が著しく大きくなる。このように、歪が生じ
ている状態では、ゴム組成物の表面のオゾンクラックの
発生が、加速度的に促進される。
グ率コードのベルトで補強したラジアルタイヤにおいて
は、トレッド部からサイド部にかけて剛性の不連続点が
あるのでオゾンクラックが発生し易い。すなわち、接地
して荷重が負荷される時に、トレッド部は高い剛性のベ
ルトに拘束されているので、発生する剪断歪は小さい
が、その分剪断応力が大きくなる。一方、剛性による拘
束から解放されるサイド部では剪断応力が減少する代わ
りに剪断歪が著しく大きくなる。このように、歪が生じ
ている状態では、ゴム組成物の表面のオゾンクラックの
発生が、加速度的に促進される。
これを防ぐため、サイドウォールのゴム組成物にはア
ミン系の老化防止剤、ワックスなどの抗オゾンクラック
剤が配合されていた。
ミン系の老化防止剤、ワックスなどの抗オゾンクラック
剤が配合されていた。
しかしながら、このような抗オゾンクラック剤を添加
したゴム組成物を構成したサイドウォールを有するラジ
アルタイヤにおいては、保管中に抗オゾンクラック剤が
サイドウォールの表面にブルームして、あたかも埃が付
着したような外見を呈する。更に、アミン系老化防止剤
は、空気や日光に曝されると褐色に変色する性質がある
ので、ブルームによりサイドウォールの表面に形成され
た抗オゾンクラック剤の薄層は褐色になり、タイヤ本来
の黒色を隠蔽して美観を損じ、商品価値を低下させてい
た。
したゴム組成物を構成したサイドウォールを有するラジ
アルタイヤにおいては、保管中に抗オゾンクラック剤が
サイドウォールの表面にブルームして、あたかも埃が付
着したような外見を呈する。更に、アミン系老化防止剤
は、空気や日光に曝されると褐色に変色する性質がある
ので、ブルームによりサイドウォールの表面に形成され
た抗オゾンクラック剤の薄層は褐色になり、タイヤ本来
の黒色を隠蔽して美観を損じ、商品価値を低下させてい
た。
また、アミン系老化防止剤は雨水等で洗い流されるの
で、サイドウォール中の含有量が減少し、クラック防止
効果を安定に維持するのは困難であった。
で、サイドウォール中の含有量が減少し、クラック防止
効果を安定に維持するのは困難であった。
そこで、不飽和結合の含有量の少ない低不飽和度ゴム
を使用して、ゴム成分自体の耐オゾン性を高め、ブルー
ム、変色の原因となる抗オゾン剤の含有量を減量したゴ
ム組成物でサイドウォールを構成する検討がされた(例
えば、特開昭55−80446号、特開昭59−14502号、特開昭
62−143955号)。
を使用して、ゴム成分自体の耐オゾン性を高め、ブルー
ム、変色の原因となる抗オゾン剤の含有量を減量したゴ
ム組成物でサイドウォールを構成する検討がされた(例
えば、特開昭55−80446号、特開昭59−14502号、特開昭
62−143955号)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、低不飽和度ゴムは、カーカスやトレッ
ドに通常使用されるジエン系ゴム(高不飽和度ゴム)よ
り加硫反応性が遅い。そのため、加硫促進剤を調整して
両者の加硫速度を合致させても、両者の界面では加硫促
進剤の移行により局部的に加硫速度が速くなり、両者の
ゴムが相互に拡散する期間が短かくなるので、接着性が
悪い。このような問題は、特開昭59−14502号に示すよ
うに、サイドウォールを内外2層構造とし、低不飽和度
ゴムを大量に配合したゴム組成物で外層を構成し、さら
にジエン系ゴムで内層を構成しても解決されず、低不飽
和度ゴムをサイドウォールに用いたラジアルタイヤは実
用に供されていなかった。
ドに通常使用されるジエン系ゴム(高不飽和度ゴム)よ
り加硫反応性が遅い。そのため、加硫促進剤を調整して
両者の加硫速度を合致させても、両者の界面では加硫促
進剤の移行により局部的に加硫速度が速くなり、両者の
ゴムが相互に拡散する期間が短かくなるので、接着性が
悪い。このような問題は、特開昭59−14502号に示すよ
うに、サイドウォールを内外2層構造とし、低不飽和度
ゴムを大量に配合したゴム組成物で外層を構成し、さら
にジエン系ゴムで内層を構成しても解決されず、低不飽
和度ゴムをサイドウォールに用いたラジアルタイヤは実
用に供されていなかった。
本発明は、上記問題点を解決し、低不飽和度ゴムを用
いながら、ジエン系ゴム組成物で構成されたカーカス等
との接着性に優れたサイドウォールを有するラジアルタ
イヤを提供することを目的としている。
いながら、ジエン系ゴム組成物で構成されたカーカス等
との接着性に優れたサイドウォールを有するラジアルタ
イヤを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明のラジアルタイヤは、カーカス(1)の側面を
被覆保護するサイドウォール(2)が、カーカス(1)
に隣接する接着層(4)と、その外側に配設した内層
(5)と、さらにその外側に配設した外層(6)の3層
構造であるラジアルタイヤであって、前記接着層(4)
を構成するゴム組成物中のゴム成分が、天然ゴム、ポリ
イソプレン、ポリブタジエン及びステレン・ブタジエン
共重合体からなる高不飽和度ゴム群の少なくとも1種か
らなり、前記内層(5)を構成するゴム組成物中のゴム
成分が、ハロゲン化ブチルゴム及びエチレン・プロピレ
ン・ジエンゴムからなる低不飽和度ゴム群の少なくとも
1種10〜50重量%及び前記高不飽和度ゴム群の少なくと
も1種90〜50重量%からなり、前記外層(6)を構成す
るゴム組成物中のゴム成分が、前記低不飽和度ゴム群の
少なくとも1種30〜70重量%及び前記高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種70〜30重量%からなり、さらに、前記
各ゴム組成物におけるゴム成分中の前記高不飽和度ゴム
の割合が、接着層(4)、内層(5)、外層(6)の順
に漸次減少してなるものである。
被覆保護するサイドウォール(2)が、カーカス(1)
に隣接する接着層(4)と、その外側に配設した内層
(5)と、さらにその外側に配設した外層(6)の3層
構造であるラジアルタイヤであって、前記接着層(4)
を構成するゴム組成物中のゴム成分が、天然ゴム、ポリ
イソプレン、ポリブタジエン及びステレン・ブタジエン
共重合体からなる高不飽和度ゴム群の少なくとも1種か
らなり、前記内層(5)を構成するゴム組成物中のゴム
成分が、ハロゲン化ブチルゴム及びエチレン・プロピレ
ン・ジエンゴムからなる低不飽和度ゴム群の少なくとも
1種10〜50重量%及び前記高不飽和度ゴム群の少なくと
も1種90〜50重量%からなり、前記外層(6)を構成す
るゴム組成物中のゴム成分が、前記低不飽和度ゴム群の
少なくとも1種30〜70重量%及び前記高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種70〜30重量%からなり、さらに、前記
各ゴム組成物におけるゴム成分中の前記高不飽和度ゴム
の割合が、接着層(4)、内層(5)、外層(6)の順
に漸次減少してなるものである。
また、本発明の他のラジアルタイヤは、カーカス
(1)の側面を被覆保護するサイドウォール(2)が、
カーカス(1)に隣接する接着層(4)と、その外側に
配設した内層(5)と、さらにその外側に配設した外層
(6)の3層構造であるラジアルタイヤであって、前記
接着層(4)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、ハ
ロゲン化ブチルゴム及びエチレン・プロピレン・ジエン
ゴムからなる低不飽和度ゴム群の少なくとも1種、並び
に、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン及びス
チレン・ブタジエン共重合体からなる高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種からなり、前記低不飽和度ゴム群の少
なくとも1種が10重量%以下で、前記高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種が90重量%以上であり、前記内層
(5)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、前記低不
飽和度ゴム群の少なくとも1種10〜50重量%及び前記高
不飽和度ゴム群の少なくとも1種90〜50重量%からな
り、前記外層(6)を構成するゴム組成物中のゴム成分
が、前記低不飽和度ゴム群の少なくとも1種30〜70重量
%及び前記高不飽和度ゴム群の少なくとも1種70〜30重
量%からなり、さらに、前記各ゴム組成物におけるゴム
成分中の前記高不飽和度ゴムの割合が、接着層(4)、
内層(5)、外層(6)の順に漸次減少してなるもので
ある。
(1)の側面を被覆保護するサイドウォール(2)が、
カーカス(1)に隣接する接着層(4)と、その外側に
配設した内層(5)と、さらにその外側に配設した外層
(6)の3層構造であるラジアルタイヤであって、前記
接着層(4)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、ハ
ロゲン化ブチルゴム及びエチレン・プロピレン・ジエン
ゴムからなる低不飽和度ゴム群の少なくとも1種、並び
に、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン及びス
チレン・ブタジエン共重合体からなる高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種からなり、前記低不飽和度ゴム群の少
なくとも1種が10重量%以下で、前記高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種が90重量%以上であり、前記内層
(5)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、前記低不
飽和度ゴム群の少なくとも1種10〜50重量%及び前記高
不飽和度ゴム群の少なくとも1種90〜50重量%からな
り、前記外層(6)を構成するゴム組成物中のゴム成分
が、前記低不飽和度ゴム群の少なくとも1種30〜70重量
%及び前記高不飽和度ゴム群の少なくとも1種70〜30重
量%からなり、さらに、前記各ゴム組成物におけるゴム
成分中の前記高不飽和度ゴムの割合が、接着層(4)、
内層(5)、外層(6)の順に漸次減少してなるもので
ある。
オゾンと直接接触する外層を構成するゴム組成物中の
ゴム成分は、低不飽和度ゴム30〜70重量%と高不飽和度
ゴム70〜30重量%とからなり、ゴム成分自体が耐オゾン
性である。従って、老化防止剤及びワックスの配合量を
減少して美感の低下を防止することが可能である。
ゴム成分は、低不飽和度ゴム30〜70重量%と高不飽和度
ゴム70〜30重量%とからなり、ゴム成分自体が耐オゾン
性である。従って、老化防止剤及びワックスの配合量を
減少して美感の低下を防止することが可能である。
低不飽和度ゴムが70重量%を超えると、ゴム強度が低
下して傷がつきやすい。30重量%未満では耐オゾン性が
低下するので、ワックス及び老化防止剤を多く配合する
必要がある。
下して傷がつきやすい。30重量%未満では耐オゾン性が
低下するので、ワックス及び老化防止剤を多く配合する
必要がある。
また、接着層、内層及び外層を構成するゴム組成物中
のゴム成分における高不飽和度ゴムの割合を、接着層、
内層、外層の順に漸次減少している。これは、カーカス
とサイドウォール外層との間で段階的に高不飽和度ゴム
を減少し、隣接する2層間での高不飽和度ゴムの含有量
の差を小さくすることにより、加硫速度の差を小さく
し、同時にゴムの物理化学的性質を近づけて接着性を良
くするためである。
のゴム成分における高不飽和度ゴムの割合を、接着層、
内層、外層の順に漸次減少している。これは、カーカス
とサイドウォール外層との間で段階的に高不飽和度ゴム
を減少し、隣接する2層間での高不飽和度ゴムの含有量
の差を小さくすることにより、加硫速度の差を小さく
し、同時にゴムの物理化学的性質を近づけて接着性を良
くするためである。
内層を構成するゴム組成物中のゴム成分において、高
不飽和度ゴムが50重量%未満では接着層との接着性が劣
る。90重量%を超えると、外層との接着性が劣る。接着
層の高不飽和度ゴムが90重量%未満だとカーカスとの接
着力が悪くなる。
不飽和度ゴムが50重量%未満では接着層との接着性が劣
る。90重量%を超えると、外層との接着性が劣る。接着
層の高不飽和度ゴムが90重量%未満だとカーカスとの接
着力が悪くなる。
なお、サイドウォールを構成する各層の接着性を良好
に維持するには、各層を構成するゴム組成物中の高不飽
和度ゴムが、隣接する2層間において、外側の層にはそ
の内側の層の含有量の40%以上含まれていることが好ま
しい。40%未満となると、隣接する2層間における高不
飽和度ゴムの含有量の差が大きくなり、接着性が悪くな
る恐れがある。
に維持するには、各層を構成するゴム組成物中の高不飽
和度ゴムが、隣接する2層間において、外側の層にはそ
の内側の層の含有量の40%以上含まれていることが好ま
しい。40%未満となると、隣接する2層間における高不
飽和度ゴムの含有量の差が大きくなり、接着性が悪くな
る恐れがある。
また、内層を構成するゴム組成物における老化防止剤
及びワックスの配合量を、外層を構成するゴム組成物よ
り多くすることが好ましい。外層に用いられるハロゲン
化ブチルゴムに対する老化防止剤及びワックスの溶解度
が低いので、従来の天然ゴム又はこれと高不飽和度ゴム
の混合物で構成されたサイドウォール用ゴム組成物に用
いていたのと同じ程度の量を外層ゴム組成物に配合する
と、老化防止剤及びワックスは大量に外層の表面に析出
してブルームが著しくなる。よって、外層ゴム組成物に
おける老化防止剤とワックスの合計配合量はゴム成分10
0重量部に対し3重量部以下に制限される。
及びワックスの配合量を、外層を構成するゴム組成物よ
り多くすることが好ましい。外層に用いられるハロゲン
化ブチルゴムに対する老化防止剤及びワックスの溶解度
が低いので、従来の天然ゴム又はこれと高不飽和度ゴム
の混合物で構成されたサイドウォール用ゴム組成物に用
いていたのと同じ程度の量を外層ゴム組成物に配合する
と、老化防止剤及びワックスは大量に外層の表面に析出
してブルームが著しくなる。よって、外層ゴム組成物に
おける老化防止剤とワックスの合計配合量はゴム成分10
0重量部に対し3重量部以下に制限される。
一方、低不飽和度ゴム中における老化防止剤及びワッ
クスの移行性が小さいので、内層を構成するゴム組成物
に従来のサイドウォール用ゴム組成物に配合していたの
とほぼ同じ量の老化防止剤及びワックスを配合すれば、
少量が外層表面に移行して美観を損わぬ程度のブルーム
を生じ、またブルーム層が脱落しても内層から供給され
る。よって、内層を構成するゴム組成物に配合する老化
防止剤とワックスの量を、外層を構成するゴム組成物に
配合する老化防止剤とワックスの量より多くすると、外
層ゴムの耐オゾン性及び低移行性との相乗作用により、
美観を損うことなく長期にわたって良好なオゾンクラッ
ク防止作用が保持される。
クスの移行性が小さいので、内層を構成するゴム組成物
に従来のサイドウォール用ゴム組成物に配合していたの
とほぼ同じ量の老化防止剤及びワックスを配合すれば、
少量が外層表面に移行して美観を損わぬ程度のブルーム
を生じ、またブルーム層が脱落しても内層から供給され
る。よって、内層を構成するゴム組成物に配合する老化
防止剤とワックスの量を、外層を構成するゴム組成物に
配合する老化防止剤とワックスの量より多くすると、外
層ゴムの耐オゾン性及び低移行性との相乗作用により、
美観を損うことなく長期にわたって良好なオゾンクラッ
ク防止作用が保持される。
サイドウォールの上端部内面が、トレッドゴムの側面
部と密着するいわゆるSWOT方式の構造では、高不飽和度
ゴムからなるトレッドと高不飽和度ゴムの多い接着層と
が隣接するので、サイドウォールの上端部もこのような
3層構造にするのが好ましい。
部と密着するいわゆるSWOT方式の構造では、高不飽和度
ゴムからなるトレッドと高不飽和度ゴムの多い接着層と
が隣接するので、サイドウォールの上端部もこのような
3層構造にするのが好ましい。
サイドウォールの上端部外面にトレッドゴムの内面を
接着するいわゆるTOS方式の構造のタイヤでは、トレッ
ドの内面と接着するサイドウォールの上端部には外層を
設けず、内層とトレッドとが直接接着するようにすれば
よい。
接着するいわゆるTOS方式の構造のタイヤでは、トレッ
ドの内面と接着するサイドウォールの上端部には外層を
設けず、内層とトレッドとが直接接着するようにすれば
よい。
なお、低不飽和度ゴムの1種であるハロゲン化ブチル
ゴムとしては臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム等が
挙げられるが、中でも臭素化ブチルゴムを使用すると、
高不飽和度ゴムとの接着性が向上して好ましい。
ゴムとしては臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム等が
挙げられるが、中でも臭素化ブチルゴムを使用すると、
高不飽和度ゴムとの接着性が向上して好ましい。
[実施例] 高不飽和度ゴムの一部を低不飽和度ゴムで置換えたゴ
ム組成物における、耐オゾン性の向上及びゴム組成物間
の接着性を確認するため、第1表に示す割合(重量部)
に従って混合してゴム組成物を得た。これらの耐オゾン
性、変色性を試験して第1表に示した。また、種々の組
合せでゴム組成物間の接着力を試験し、第2表に結果を
示した。
ム組成物における、耐オゾン性の向上及びゴム組成物間
の接着性を確認するため、第1表に示す割合(重量部)
に従って混合してゴム組成物を得た。これらの耐オゾン
性、変色性を試験して第1表に示した。また、種々の組
合せでゴム組成物間の接着力を試験し、第2表に結果を
示した。
諸物性の測定方法を以下に述べる。
a.オゾン試験(耐オゾン性及び変色性の評価) ゴム組成物で、幅10mm、厚さ2mm、標線間長さ40mmの
試験片を作成した。この試験片を90℃で48時間促進老化
した後に、40℃、オゾン濃度50pphmの雰囲気中におい
て、伸張率((Δl/l)×100)25%で、毎分60回、伸張
を繰り返し、試験片数の50%が切断するまでの時間を測
定した。
試験片を作成した。この試験片を90℃で48時間促進老化
した後に、40℃、オゾン濃度50pphmの雰囲気中におい
て、伸張率((Δl/l)×100)25%で、毎分60回、伸張
を繰り返し、試験片数の50%が切断するまでの時間を測
定した。
上記の試験条件で、試験片の切断後も引き続きオゾン
雰囲気中に放置し、24時間経過後の変色状態を測定し
た。変色性の評価としては、明らかに差のわかるものを
変色大、変化が多少認められるものを変色小、変化の認
められないものを不変として評価した。
雰囲気中に放置し、24時間経過後の変色状態を測定し
た。変色性の評価としては、明らかに差のわかるものを
変色大、変化が多少認められるものを変色小、変化の認
められないものを不変として評価した。
b.接着試験(ゴム〜ゴム間接着性評価) 有機繊維で裏打ちしたゴムシートをゴム〜ゴム間剥離
ができるように重ねて160℃で20分加硫成形した後、幅
2.5cmに切断して、ゴム〜ゴム間の接着力を測定した。
ができるように重ねて160℃で20分加硫成形した後、幅
2.5cmに切断して、ゴム〜ゴム間の接着力を測定した。
第1表に示すように、ゴム成分中の低不飽和度ゴムの
割合が30重量%以上のゴム組成物CDEFは、高不飽和度ゴ
ム100重量%の従来配合のゴム組成物と比較して、耐オ
ゾン性が優れている上、変色が小さいか又は変色しな
い。
割合が30重量%以上のゴム組成物CDEFは、高不飽和度ゴ
ム100重量%の従来配合のゴム組成物と比較して、耐オ
ゾン性が優れている上、変色が小さいか又は変色しな
い。
しかし、第2表に示すように、ゴム組成物EFはゴム組
成物ABとは接着力が小さく、このようなゴム組成物EFで
構成される層とゴム組成物ABで構成される層とを接着し
ても、使用中にセパレーションする確率が高くなる。
成物ABとは接着力が小さく、このようなゴム組成物EFで
構成される層とゴム組成物ABで構成される層とを接着し
ても、使用中にセパレーションする確率が高くなる。
ところが、接着される2層のゴム組成物に低不飽和度
ゴムが適当量含まれる場合(すなわち、高不飽和度ゴム
が適当量含まれる場合)、例えば接着される両者に含ま
れる高不飽和度ゴムが、隣接する2層間において、外側
層にその内側層の含有量の40%以上が含まれるように調
整した場合には、第2表にも示すように、実用に適する
接着力の目安である8kg/cm幅以上の接着力を得ることが
できる。
ゴムが適当量含まれる場合(すなわち、高不飽和度ゴム
が適当量含まれる場合)、例えば接着される両者に含ま
れる高不飽和度ゴムが、隣接する2層間において、外側
層にその内側層の含有量の40%以上が含まれるように調
整した場合には、第2表にも示すように、実用に適する
接着力の目安である8kg/cm幅以上の接着力を得ることが
できる。
ゴム組成物A〜Eを用いて、3層サイドウォールを構
成する場合、接着層−内層−外層に用いるゴム組成物の
好ましい組合せ例は以下の通りである。(なお、ゴム組
成物Fは、低不飽和度ゴムが多すぎるので、ゴム強度が
小さくて傷つき易く、実用に適さない。) A−B−C A−B−D A−C−D A−C−E A−D−E B−C−D B−C−E B−D−E 次に、図面を用いて本願発明のラジアルタイヤの一実
施例を説明する。
成する場合、接着層−内層−外層に用いるゴム組成物の
好ましい組合せ例は以下の通りである。(なお、ゴム組
成物Fは、低不飽和度ゴムが多すぎるので、ゴム強度が
小さくて傷つき易く、実用に適さない。) A−B−C A−B−D A−C−D A−C−E A−D−E B−C−D B−C−E B−D−E 次に、図面を用いて本願発明のラジアルタイヤの一実
施例を説明する。
(1)は、ラジアル構造のカーカスである。このカー
カス(1)の側面に密着してサイドウォール(2)が配
設されている。サイドウォール(2)の主要部(3)
は、浮き彫りの文字や記号を除いて厚さが一様である。
また、このサイドウォール(2)は、接着層(4)と内
層(5)と外層(6)の3層構造に形成されている。サ
イドウォール(2)の上端部(7)は、トレッドゴム
(8)の側面に配設され、厚さが漸減しながら延びて終
端している。サイドウォールの下端部(9)は、厚さが
漸減しながら終端しており、この下端部(9)にリムス
トリップ(10)が続いた構造になっている。主要部
(3)、上端部(7)及び下端部(9)のそれぞれの接
着層(4)は、ゴム成分として低不飽和度ゴムが0〜10
重量%で高不飽和度ゴムが100〜90重量%よりなるゴム
組成物で構成されている。主要部(3)、上端部(7)
及び下端部(9)のそれぞれの内層(5)は、ゴム成分
として低不飽和度ゴムが10〜50重量%で高不飽和度ゴム
が90〜50重量%であるゴム組成物で構成されている。ま
た、主要部(3)、上端部(7)及び下端部(9)のそ
れぞれの外層(6)は、ゴム成分として低不飽和度ゴム
が30〜70重量%で高不飽和度ゴムが70〜30重量%である
ゴム組成物で構成されている。
カス(1)の側面に密着してサイドウォール(2)が配
設されている。サイドウォール(2)の主要部(3)
は、浮き彫りの文字や記号を除いて厚さが一様である。
また、このサイドウォール(2)は、接着層(4)と内
層(5)と外層(6)の3層構造に形成されている。サ
イドウォール(2)の上端部(7)は、トレッドゴム
(8)の側面に配設され、厚さが漸減しながら延びて終
端している。サイドウォールの下端部(9)は、厚さが
漸減しながら終端しており、この下端部(9)にリムス
トリップ(10)が続いた構造になっている。主要部
(3)、上端部(7)及び下端部(9)のそれぞれの接
着層(4)は、ゴム成分として低不飽和度ゴムが0〜10
重量%で高不飽和度ゴムが100〜90重量%よりなるゴム
組成物で構成されている。主要部(3)、上端部(7)
及び下端部(9)のそれぞれの内層(5)は、ゴム成分
として低不飽和度ゴムが10〜50重量%で高不飽和度ゴム
が90〜50重量%であるゴム組成物で構成されている。ま
た、主要部(3)、上端部(7)及び下端部(9)のそ
れぞれの外層(6)は、ゴム成分として低不飽和度ゴム
が30〜70重量%で高不飽和度ゴムが70〜30重量%である
ゴム組成物で構成されている。
上記のように、サイドウォールの接着層(4)は高不
飽和度ゴム組成物からなるトレッドゴム(8)、カーカ
ス(1)又はリムストリップ(10)と接するので、低不
飽和度ゴムを10重量%以下にする必要がある。
飽和度ゴム組成物からなるトレッドゴム(8)、カーカ
ス(1)又はリムストリップ(10)と接するので、低不
飽和度ゴムを10重量%以下にする必要がある。
なお、トレッドゴム(8)は従来のように高不飽和度
ゴム組成物で構成するが、補強性の大きいハードカーボ
ンブラックにより補強されており、接着性が劣るので、
接着層(4)と同質のゴム組成物で構成されたトレッド
側部ゴム(11)を、トレッドゴム(8)の側面部に同時
押出し成形によって配置し、サイドウォールとの接着性
を高めることが好ましい。
ゴム組成物で構成するが、補強性の大きいハードカーボ
ンブラックにより補強されており、接着性が劣るので、
接着層(4)と同質のゴム組成物で構成されたトレッド
側部ゴム(11)を、トレッドゴム(8)の側面部に同時
押出し成形によって配置し、サイドウォールとの接着性
を高めることが好ましい。
本実施例のラジアルタイヤの効果を調べるため、サイ
ドウォール(2)の接着層(4)を第1表のゴム組成物
Bで構成し、内層(5)をゴム組成物Cで構成し、外層
(6)をゴム組成物Dで構成した乗用車用タイヤを製造
した。また、比較例として、第1表のゴム組成物Aの単
一層でサイドウォールを構成した従来方法のコントロー
ルタイヤを製造した。
ドウォール(2)の接着層(4)を第1表のゴム組成物
Bで構成し、内層(5)をゴム組成物Cで構成し、外層
(6)をゴム組成物Dで構成した乗用車用タイヤを製造
した。また、比較例として、第1表のゴム組成物Aの単
一層でサイドウォールを構成した従来方法のコントロー
ルタイヤを製造した。
これらのタイヤを1ヶ月間雨水がかからない南向の軒
下で日光曝露して、サイドウォールの変色を調べた。本
実施例のタイヤにおいては、ブルーム、変色及びクラッ
クの発生は認められなかった。これに対して、コントロ
ールタイヤのサイド表面には、クラックの発生は認めら
れなかったが、ブルームが発生し、かつ、それが赤褐色
に変色して著しく外観を損じていた。これらの日光曝露
済みタイヤを用いて、米国自動車安全基準(FEDERAL M
OTOR VEHICLE SAFETY STANDARDS) FMVSS 109に記
載の耐久性能試験条件に従ってドラム試験を行なったと
ころ、本実施例タイヤ及びコントロールタイヤとも試験
に合格した。
下で日光曝露して、サイドウォールの変色を調べた。本
実施例のタイヤにおいては、ブルーム、変色及びクラッ
クの発生は認められなかった。これに対して、コントロ
ールタイヤのサイド表面には、クラックの発生は認めら
れなかったが、ブルームが発生し、かつ、それが赤褐色
に変色して著しく外観を損じていた。これらの日光曝露
済みタイヤを用いて、米国自動車安全基準(FEDERAL M
OTOR VEHICLE SAFETY STANDARDS) FMVSS 109に記
載の耐久性能試験条件に従ってドラム試験を行なったと
ころ、本実施例タイヤ及びコントロールタイヤとも試験
に合格した。
[発明の効果] 上記のように、本願発明のラジアルタイヤは、タイヤ
の耐久性能、耐オゾン性を保持しながら、タイヤのサイ
ド部の変色による美感の低下を改良するものである。
の耐久性能、耐オゾン性を保持しながら、タイヤのサイ
ド部の変色による美感の低下を改良するものである。
更に、低不飽和度ゴムを用いながら、ジエン系ゴム組
成物で構成されたカーカス等との接着性に優れたサイド
ウォールを有するラジアルタイヤを提供するものであ
る。
成物で構成されたカーカス等との接着性に優れたサイド
ウォールを有するラジアルタイヤを提供するものであ
る。
図は、本発明の一実施例を示すタイヤ子午半断面説明図
である。 符号の説明 (1)……カーカス、(2)……サイドウォール、 (3)……主要部、(4)……接着層、(5)……内
層、 (6)……外層、(7)……上端部、 (8)……トレッドゴム、(9)……下端部、 (10)……リムストリップ、 (11)……トレッド側部ゴム
である。 符号の説明 (1)……カーカス、(2)……サイドウォール、 (3)……主要部、(4)……接着層、(5)……内
層、 (6)……外層、(7)……上端部、 (8)……トレッドゴム、(9)……下端部、 (10)……リムストリップ、 (11)……トレッド側部ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−14502(JP,A) 特開 昭60−113704(JP,A) 特開 昭55−80446(JP,A) 特開 昭62−43955(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】カーカス(1)の側面を被覆保護するサイ
ドウォール(2)が、カーカス(1)に隣接する接着層
(4)と、その外側に配設した内層(5)と、さらにそ
の外側に配設した外層(6)の3層構造であるラジアル
タイヤであって、 前記接着層(4)を構成するゴム組成物中のゴム成分
が、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン及びス
チレン・ブタジエン共重合体からなる高不飽和度ゴム群
の少なくとも1種からなり、 前記内層(5)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、
ハロゲン化ブチルゴム及びエチレン・プロピレン・ジエ
ンゴムからなる低不飽和度ゴム群の少なくとも1種10〜
50重量%及び前記高不飽和度ゴム群の少なくとも1種90
〜50重量%からなり、 前記外層(6)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、
前記低不飽和度ゴム群の少なくとも1種30〜70重量%及
び前記高不飽和度ゴム群の少なくとも1種70〜30重量%
からなり、 さらに、前記各ゴム組成物におけるゴム成分中の前記高
不飽和度ゴムの割合が、接着層(4)、内層(5)、外
層(6)の順に漸次減少してなるラジアルタイヤ。 - 【請求項2】カーカス(1)の側面を被覆保護するサイ
ドウォール(2)が、カーカス(1)に隣接する接着層
(4)と、その外側に配設した内層(5)と、さらにそ
の外側に配設した外層(6)の3層構造であるラジアル
タイヤであって、 前記接着層(4)を構成するゴム組成物中のゴム成分
が、ハロゲン化ブチルゴム及びエチレン・プロピレン・
ジエンゴムからなる低不飽和度ゴム群の少なくとも1
種、並びに、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエ
ン及びスチレン・ブタジエン共重合体からなる高不飽和
度ゴム群の少なくとも1種からなり、前記低不飽和度ゴ
ム群の少なくとも1種が10重量%以下で、前記高不飽和
度ゴム群の少なくとも1種が90重量%以上であり、 前記内層(5)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、
前記低不飽和度ゴム群の少なくとも1種10〜50重量%及
び前記高不飽和度ゴム群の少なくとも1種90〜50重量%
からなり、 前記外層(6)を構成するゴム組成物中のゴム成分が、
前記低不飽和度ゴム群の少なくとも1種30〜70重量%及
び前記高不飽和度ゴム群の少なくとも1種70〜30重量%
からなり、 さらに、前記各ゴム組成物におけるゴム成分中の前記高
不飽和度ゴムの割合が、接着層(4)、内層(5)、外
層(6)の順に漸次減少してなるラジアルタイヤ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63254623A JP2700668B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | ラジアルタイヤ |
US07/357,576 US5088537A (en) | 1988-10-07 | 1989-05-25 | Radial tire with a sidewall having a three-layer structure |
DE3918097A DE3918097A1 (de) | 1988-10-07 | 1989-06-02 | Guertelreifen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63254623A JP2700668B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | ラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02102805A JPH02102805A (ja) | 1990-04-16 |
JP2700668B2 true JP2700668B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17267601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63254623A Expired - Fee Related JP2700668B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | ラジアルタイヤ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5088537A (ja) |
JP (1) | JP2700668B2 (ja) |
DE (1) | DE3918097A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3914540A1 (de) * | 1988-05-02 | 1989-11-16 | Toyo Tire & Rubber Co | Pneumatischer reifen |
DE4020531A1 (de) * | 1990-06-28 | 1992-01-02 | Continental Ag | Fahrzeugluftreifen |
US5464899A (en) * | 1992-12-30 | 1995-11-07 | Bridgestone Corporation | High modulus low hysteresis rubber compound for pneumatic tires |
US5376438A (en) * | 1993-02-08 | 1994-12-27 | Exxon Chemical Patents Inc. | Multilayer tire sidewall |
WO1995017459A1 (en) * | 1993-12-20 | 1995-06-29 | Ppg Industries, Inc. | Tire tread composition comprising highly reinforcing silica |
WO1995017458A1 (en) * | 1993-12-20 | 1995-06-29 | Ppg Industries, Inc. | Tire tread composition comprising highly reinforcing silica |
US5509455A (en) * | 1994-04-12 | 1996-04-23 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Aircraft tire including reinforcement inserts |
US5538063A (en) * | 1994-12-23 | 1996-07-23 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Aircraft tire with reinforcement insert |
US5491196A (en) * | 1995-02-24 | 1996-02-13 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Halobutyl/solution polymerized SBR innerliner |
US5795416A (en) * | 1996-08-02 | 1998-08-18 | Michelin Recherche Et Technique | Run-flat tire having partial carcass layers |
JP3548169B2 (ja) * | 2001-12-11 | 2004-07-28 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP4184669B2 (ja) * | 2002-01-21 | 2008-11-19 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
KR20040050037A (ko) * | 2002-12-09 | 2004-06-14 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 고무 조성물 |
US8672009B2 (en) * | 2008-09-23 | 2014-03-18 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire with dual layer sidewall |
EP2700689B1 (en) * | 2011-04-18 | 2017-05-31 | Bridgestone Corporation | Adhesive composition, bonding method using same, laminate and tire |
JP5232324B1 (ja) * | 2012-01-20 | 2013-07-10 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ内層用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
JP2014213747A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3653423A (en) * | 1970-05-13 | 1972-04-04 | Uniroyal Inc | Bonding epdm to butadiene rubbers |
US3937862A (en) * | 1971-06-02 | 1976-02-10 | Compagnie Generale Des Establissements Michelin, Raison Sociale Michelin & Cie | Pneumatic tires |
US3830274A (en) * | 1972-05-11 | 1974-08-20 | Goodyear Tire & Rubber | Elastomer blends and tire sidewalls prepared therefrom |
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US4224196A (en) * | 1978-12-07 | 1980-09-23 | Exxon Research & Engineering Co. | Flex resistant sidewall compounds |
JPS5914502A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JPS60113704A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-20 | Bridgestone Corp | 低騒音空気入りタイヤ |
JPS62143955A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-27 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 乗用車用ラジアルタイヤ |
US4645793A (en) * | 1985-12-19 | 1987-02-24 | Polysar Limited | EPDM elastomeric compositions |
US4804028A (en) * | 1986-03-05 | 1989-02-14 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Non-staining vulcanized elastomeric composition and tires having sidewalls comprising said composition |
-
1988
- 1988-10-07 JP JP63254623A patent/JP2700668B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-05-25 US US07/357,576 patent/US5088537A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-02 DE DE3918097A patent/DE3918097A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3918097A1 (de) | 1990-04-12 |
JPH02102805A (ja) | 1990-04-16 |
US5088537A (en) | 1992-02-18 |
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JPH01297307A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
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