JP2699151B2 - シールドの発進方法およびその発進装置を有するケーソン立坑 - Google Patents

シールドの発進方法およびその発進装置を有するケーソン立坑

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドの発進方法お
よびその発進装置を有するケーソン立坑に係り、さらに
詳しくは高水圧下でもケーソンを利用してシールドを安
全に、かつ容易に発進させるために有効なシールドの発
進方法およびその発進装置を有するケーソン立坑に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のケーソンを利用したシールドの発
進には、発進坑口の前面の地山を自立させ、不透水性の
地盤に改良する目的で、地盤改良を行っている。
【0003】また、従来技術ではシールドを発進させる
際に、ケーソン本体の鉄筋コンクリート壁をはつって発
進させなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来技術
では発進坑口の前面を自立させるための地盤改良に多く
の工数を要し、工期が長くなる問題があった。
【0005】また、ケーソン本体の鉄筋コンクリート壁
をはつり、シールドを発進させる際には次のような問題
があった。 ケーソン本体の壁厚が厚くかつ強度が大きいため、
はつりに時間がかかる。 はつり作業に危険が伴う。 地盤改良の効果を確認し難く、シールド断面が大き
くなる程、開口部分が大きくなり、危険が伴う。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、高水圧下においてもケー
ソンを利用して安全にかつ容易に発進でき、またシール
ド発進のための工期を短縮でき、しかも円形断面のケー
ソンだけでなく、任意の断面形状のケーソンにも適用で
き、さらに簡単な設備で実施可能なシールドの発進方法
を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は前記方法を的確
に実施し得るシールドの発進装置を有するケーソン立坑
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明方法は、下部に地山掘削用の作業室2を有
し、かつ作業スラブ3上に土留め構造物用の組立部4を
有するケーソン本体1の側壁の所定位置に、低強度の詰
め物を詰め込んで密閉した坑口5を設け、この坑口5の
内側にシールド機用の発進坑口12を設け、この発進坑
口12に引き抜き可能なゲート13を取り付け、ケーソ
ン本体1の下部の地山Gを掘削し、ケーソン本体1を所
定深度まで沈下させるとともに、ケーソン本体1の上部
に土留め構造物11を築造して行き、発進立坑17を構
築した後、ケーソン本体1の内部にシールド機22を投
入し、前記発進坑口12にシールド機22の前端部を挿
入し、前記坑口5とシールド機22間の隙間に、土圧系
の場合、土砂投入口またはシールド機22のスクリュー
コンベア等を用いて流動性のよい粘性土等を充満させ、
また、泥水加圧シールドの場合には泥水を充満させ密閉
した後、ゲート13を開け、シールド機22を掘進さ
せ、かつ坑口5の詰め物を掘削し、シールドを発進させ
るようにしたものである。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明
は、下部に地山掘削用の作業室2を有し、かつ作業スラ
ブ3上に土留め構造物用の組立部4を有するケーソン本
体1の側壁の所定位置に、低強度の詰め物を詰め込んで
密閉した坑口5を設け、この坑口5の内側にシールド機
22の前端部を挿入可能な発進坑口12を設け、この発
進坑口12に引き抜き可能なゲート13を取り付けた
ーソン立坑を用いている。
【0010】
【作用】本発明方法では、ケーソン本体1の側壁の所定
位置に、低強度の詰め物を詰め込んで密閉した坑口5を
設け、この坑口5の内側にシールド機22の発進坑口1
2を設け、この発進坑口12に引き抜き可能なゲート1
3を取り付けたケーソンを使用する。
【0011】そして、発進立坑を構築すべき所定位置に
ケーソン本体1を据え付け、その下部の地山Gを掘削
し、ケーソン本体1を沈下させる。さらに、ケーソン本
体1の上部に土留め構造物11の一部を組み立てる。か
かる作業を繰り返して行い、発進立坑17を構築する。
この段階では、シールド機用の発進坑口12に取り付け
られているゲート13を閉じておき、低強度の坑口5を
カバーする。
【0012】その後、ケーソン本体1の内部にシールド
機22を投入し、ケーソン本体1に設けられた坑口5の
さらに内側に設けられている発進坑口12に、シールド
機22の前端部を挿入する。
【0013】ついで、ケーソン本体1に設けられた坑口
5とシールド機22間の隙間を土砂や泥水で密閉した
後、ゲート13を開け、シールド機22を掘進させ、密
閉状態でシールド機22により坑口5の低強度の詰め物
を掘削し、発進させる。
【0014】このように、本発明方法ではケーソン本体
1に、止水を目的とし掘削可能な低強度の詰め物をした
坑口5を設け、さらにその内側に発進坑口12を設け、
この発進坑口12にゲート13を取り付け、かかるケー
ソンを発進立坑を構築すべき所定位置に据え付け、ケー
ソン本体1の下部の地山Gを掘削し、ケーソン本体1を
沈下させるとともに、ケーソン本体1の上部に土留め構
造物11を築造し、発進立坑17を構築したうえで、前
記ケーソン本体1の内部にシールド機22を投入し、前
記発進坑口12にシールド機22の前端部を挿入し、ゲ
ート13を閉じた状態で坑口5とシールド機22間の隙
間を土砂や泥水で密閉し、かかる密閉状態でシールド機
22により坑口5の低強度の詰め物を掘削して発進させ
るようにしているので、高水圧下においてもケーソンを
利用してシールドを安全にかつ容易に発進させることが
できる。
【0015】また、本発明方法では従来技術のごとく発
進坑口の前面の地山を自立させる等の地盤改良を行う必
要がなく、ケーソン本体の壁厚が厚くかつ強度の大きい
側壁をはつる必要もないので、シールドを発進させるた
めの工期を短縮することができる。
【0016】さらに、本発明方法ではケーソン本体1の
側壁の所定位置に坑口5を設け、これにモルタル等の低
強度の詰め物を詰め込み、前記坑口5の内側に発進坑口
12を設け、これにゲート13を取り付け、前記発進坑
口12にシールド機22の前端部を挿入して発進させる
ようにしているので、円形断面のケーソンのみならず、
任意断面のケーソンに適用できるし、簡単な設備で実施
することが可能である。
【0017】また、本発明のケーソン立坑ではケーソン
本体1の側壁の所定位置に、低強度の詰め物を詰め込ん
で密閉した坑口5を設けている。この坑口5の内側に、
シールド機用の発進坑口12を設け、この発進坑口12
に引き抜き可能なゲート13を取り付けている。
【0018】そして、前記ケーソン本体1を所定位置に
据え付け、ケーソン本体1の下部の地山Gを掘削し、ケ
ーソン本体1を所定深度まで沈下させるとともに、ケー
ソン本体1の上部に土留め構造物11を築造して行き、
発進立坑17を構築する。
【0019】その後、ケーソン本体1の内部にシールド
機22を投入し、その前端部を発進坑口12に挿入す
る。さらに、ケーソン本体1に設けられた坑口5とシー
ルド機22間の隙間を土砂や泥水で密閉する。
【0020】かかる密閉状態でゲート13を開け、シー
ルド機22を掘進させ、シールド機22で坑口5の低強
度の詰め物を掘削し、発進させる。
【0021】これにより、本発明装置によれば前記本発
明方法を的確に実施することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、この実施例におけるシールドの発進装置を有するケ
ーソン立坑では、図1および図2に示すように、ケーソ
ン本体1を備えている。
【0024】前記ケーソン本体1は、図1に示すよう
に、地山掘削用の作業室2と、作業スラブ3上に設けら
れた土留め構造物用の組立部4と、ケーソン本体1の側
壁の所定位置に設けられた坑口5と、フリクションカッ
ト7とを有している。また、ケーソン本体1の上方には
ロック8が設置され、このロック8からケーソン本体1
の内部を経て作業室2に至るシャフト9が設けられてい
る。
【0025】前記作業室2には、地上走行型掘削機また
は天井走行型掘削機(いずれも図示せず)が設置されて
いるが、手掘りの場合もある。
【0026】前記土留め構造物用の組立部4には、ケー
ソン本体1を沈下させる推進ジャッキ10を配備してい
る。この推進ジャッキ10は、組立部4の上部に組み立
てられた土留め構造物11であるセグメントに反力を取
ってケーソン本体1を押し込み、沈下させる。
【0027】前記坑口5には、止水を目的としてモルタ
ル6が詰め込まれている。このモルタル6は、低強度で
あるため、シールド機22により容易に掘削することが
可能である。
【0028】前記ケーソン本体1における坑口5の内側
には、図1〜図5に示すように、発進坑口12が設けら
れている。この発進坑口12は、シールド機22の前端
部を挿入可能に形成されている。また、発進坑口12に
はゲート13と、止水パッキン16とが取り付けられて
いる。
【0029】前記ゲート13は、ワイヤ14を介してジ
ャッキ等の引き上げ手段(図示せず)に連結されてい
る。このゲート13は、常閉でシールドの発進時に開け
られる。
【0030】前記止水パッキン16は、発進坑口12内
にシールド機22の前端部が挿入されたとき、その部分
をシールする。
【0031】次に、前記ケーソンを用いて発進立坑を構
築し、シールドを発進させる方法の一例を説明する。
【0032】まず、ケーソン本体1を発進立坑を構築す
べき所定位置に据え付ける。この段階では、発進坑口1
2に取り付けられたゲート13が閉じていて、ケーソン
本体1に設けられた低強度の坑口5をカバーしている。
【0033】この状態で、ケーソン本体1の作業室2の
下部の地山Gを掘削する。この掘削は、地上走行型掘削
機や天井走行型掘削機による機械掘りでも、人力による
手掘りでもよい。掘削した土砂は、ケーソン本体1に設
けられたシャフト9およびロック8を通じて地上に搬送
し、排出する。
【0034】このようにして、1リング分の掘削を終了
後、図3に示すように、ケーソン本体1の上部に配備さ
れた推進ジャッキ10を、その上部に築造された土留め
構造物11であるセグメントに反力を取って伸長させ、
ケーソン本体1を押し込み、沈下させる。ついで、推進
ジャッキ10を縮小させ、ケーソン本体1における土留
め構造物用の組立部4でセグメントを組み立てる。この
とき、セグメントと地山G間の隙間に裏込め注入材を注
入し、セグメントと地山Gとを密着させる。
【0035】以上の作業を繰り返して行い、所定の深度
までケーソン本体1を沈下させるとともに、土留め構造
物11を築造して行き、図3および図4に示すように、
発進立坑17を構築する。
【0036】前述のごとく発進立坑17を構築後、図4
に示すように、底詰めコンクリート18を打設する。つ
いで、ケーソン本体1の内部にシールド発進用の付属機
材を持ち込み、間詰めコンクリート19を打ち、シール
ド用の反力受け20を組み立て、発進架台21をセット
する。
【0037】その後、ケーソン本体1の内部にシールド
機22を投入し、図4に示すように、そのシールド機2
2を発進架台21上に載置し、シールド機22の前端部
を発進坑口12内に挿入し、シールド機22の前端部の
部分を止水パッキン16でシールする一方、シールド機
22の後方に仮組みセグメント24を組み立てる。
【0038】さらに、ケーソン本体1の側壁とシールド
機22間の隙間に、土圧系の場合、土砂投入口またはシ
ールド機22のスクリューコンベア等を使って、流動性
のよい粘性土等を投入し、前記隙間に粘性土等を充満さ
せる。また、泥水加圧シールドの場合には、前記隙間に
泥水を充満させる。前記隙間に粘性土や泥水等を充満さ
せた後、シールド機22を少し前進させ、土水圧に備え
加圧する。前述のごとくケーソン本体1の側壁とシール
ド機22間の隙間に粘性土や泥水等を充満させ、加圧
し、前記隙間を密閉した後、その密閉状態を水圧計や土
圧計により確認する。
【0039】以上のように、ケーソン本体1に設けられ
た坑口5とシールド機22間の隙間を密閉した後、ゲー
ト13を開け、反力受け20に反力を取ってシールド機
22を掘進させ、シールド機22のカッタ23により坑
口5の低強度の詰め物であるモルタル6を掘削し、シー
ルドを発進立坑17から発進させる。
【0040】前述のごとくこの実施例では、ケーソン本
体1の下部の地山Gを掘削し、ケーソン本体1を沈下さ
せるとともに、ケーソン本体1の上部に土留め構造物1
1を築造し、発進立坑17を構築し、土水圧に耐え得る
ようにしていること、ケーソン本体1に設けられた低強
度の坑口5をゲート13によりカバーするようにしてい
ること、ケーソン本体1の内部にシールド機22を投入
し、ケーソン本体1の側壁に設けられた坑口5のさらに
内側に設けられた発進坑口12内にシールド機22の前
端部を挿入し、発進坑口12に取り付けられた止水パッ
キン16によりシールド機22の前端部をシールするよ
うにしていること、さらに前記坑口5とシールド機22
間の隙間を土砂や泥水等で密閉し、かかる密閉状態でゲ
ート13を開け、シールド機22を掘進させ、坑口5内
に詰め込まれたモルタル6を掘削して発進させるように
していることにより、高水圧下においてもケーソンを利
用して安全にかつ容易にシールドを発進させることがで
きる。
【0041】また、この実施例では発進坑口の前面の地
山を自立させる等の地盤改良を行う必要がなく、さらに
はケーソン本体の壁厚が厚くかつ強度の大きい側壁をは
つる必要もないので、シールドを発進させるための工期
を短縮することができる。
【0042】なお、本発明では図面に示す円形断面のケ
ーソン本体1に限らず、いかなる断面形状のケーソンに
も適用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法では、
下部に地山掘削用の作業室2を有し、かつ作業スラブ3
上に土留め構造物用の組立部4を有するケーソン本体1
の側壁の所定位置に、低強度の詰め物を詰め込んで密閉
した坑口5を設け、この坑口5の内側にシールド機用の
発進坑口12を設け、この発進坑口12に引き抜き可能
なゲート13を取り付け、ケーソン本体1の下部の地山
Gを掘削し、ケーソン本体1を所定深度まで沈下させる
とともに、ケーソン本体1の上部に土留め構造物11を
築造して行き、発進立坑17を構築した後、ケーソン本
体1の内部にシールド機22を投入し、前記発進坑口1
2にシールド機22の前端部を挿入し、前記坑口5とシ
ールド機22間の隙間を密閉した後、ゲート13を引き
抜き、密閉状態でシールド機22により坑口5の詰め物
を掘削し、シールドを発進させるようにしているので、
高水圧下においてもケーソンを利用してシールドを安全
にかつ容易に発進させ得る効果がある。しかも、本発明
方法では発進坑口の前面の地山を自立させる等の地盤改
良を行う必要がなく、ケーソン本体の壁厚が厚くかつ強
度の大きい側壁をはつる必要もないので、シールドを発
進させるための工期を短縮し得る効果があり、さらには
ケーソン本体1の側壁の所定位置に坑口5を設け、これ
にモルタル等の低強度の詰め物を詰め込み、前記坑口5
の内側に発進坑口12を設け、これにゲート13を取り
付け、前記発進坑口12にシールド機22の前端部を挿
入して発進させるようにしているので、円形断面のケー
ソンのみならず、任意断面のケーソンに適用できるし、
簡単な設備で実施し得る効果もある。
【0044】また、本発明のケーソン立坑では、下部に
地山掘削用の作業室2を有し、かつ作業スラブ3上に土
留め構造物用の組立部4を有するケーソン本体1の側壁
の所定位置に、低強度の詰め物を詰め込んで密閉した坑
口5を設け、この坑口5の内側にシールド機22の前端
部を挿入可能な発進坑口12を設け、この発進坑口12
に引き抜き可能なゲート13を取り付けているので、前
記本発明方法を的確に実施し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で使用するケーソンの一実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ケーソン本体を沈下させ、ケーソン本体の上部
に土留め構造物を築造する工程を示す縦断側面図であ
る。
【図4】ケーソン本体の内部にシールド機とその発進付
属機材を持ち込み、組み立てる工程を示す縦断側面図で
ある。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 ケーソン本体 2 作業室 4 土留め構造物用の組立部 5 坑口 6 モルタル 10 ケーソン本体用の推進ジャッキ 11 土留め構造物 12 発進坑口 13 ゲート 14 ケート引き上げ用のワイヤ 16 止水パッキン 17 発進立坑 20 シールド機用の反力受け 21 シールド機用の発進架台 22 シールド機 23 シールド機のカッタ G 地山

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に地山掘削用の作業室(2)を有
    し、かつ作業スラブ(3)上に土留め構造物用の組立部
    (4)を有するケーソン本体(1)の側壁の所定位置
    に、低強度の詰め物を詰め込んで密閉した坑口(5)を
    設け、この坑口(5)の内側にシールド機用の発進坑口
    (12)を設け、この発進坑口(12)に引き抜き可能
    なゲート(13)を取り付け、ケーソン本体(1)の下
    部の地山(G)を掘削し、ケーソン本体(1)を所定深
    度まで沈下させるとともに、ケーソン本体(1)の上部
    に土留め構造物(11)を築造して行き、発進立坑(1
    7)を構築した後、ケーソン本体(1)の内部にシール
    ド機(22)を投入し、前記発進坑口(12)にシール
    ド機(22)の前端部を挿入し、前記坑口(5)とシー
    ルド機(22)間の隙間に、土圧系の場合、土砂投入口
    またはシールド機(22)のスクリューコンベア等を用
    いて流動性のよい粘性土等を充満させ、また、泥水加圧
    シールドの場合には泥水を充満させ密閉した後、ゲート
    (13)を開け、シールド機(22)を掘進させ、かつ
    坑口(5)の詰め物を掘削し、シールドを発進させるこ
    とを特徴とするシールドの発進方法。
  2. 【請求項2】 下部に地山掘削用の作業室(2)を有
    し、かつ作業スラブ(3)上に土留め構造物用の組立部
    (4)を有するケーソン本体(1)の側壁の所定位置
    に、低強度の詰め物を詰め込んで密閉した坑口(5)を
    設け、この坑口(5)の内側にシールド機(22)の前
    端部を挿入可能な発進坑口(12)を設け、この発進坑
    口(12)に引き抜き可能なゲート(13)を取り付け
    たことを特徴とするシールドの発進装置を有するケーソ
    ン立坑。
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