JP2699051B2 - 小傾斜地フェンス用格子金網の製法 - Google Patents

小傾斜地フェンス用格子金網の製法

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清 中山
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朝日スチール工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小傾斜地(例えば、1
〜8度)に使用するフェンス用格子金網の製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の複数の横線材と縦線材とからなる
胴縁付き格子金網のうち、傾斜地用のものは、傾斜地の
角度が、8度以下と小さい場合も、図7ーA〜Dのごと
き工程で製造されていた。
【0003】まず、図7ーAのごとく金網本体相当部J
に横線材のない状態、すなわち、金網本体相当部J1は
縦線材21のみで、その上下端部の胴縁相当部K1には
縦線材21に横線材22を溶接した状態となし、次に同
図ーBのごとく胴縁相当部K1を円筒形に折曲げ加工し
て胴縁Kを形成し、次に同図−Cのごとく傾斜地の傾斜
に合わせるように胴縁Kのみを傾斜加工し、その後に同
図ーDのごとく金網本体相当部に横線材24を傾斜状態
で溶接して金網本体Jを形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の傾斜地
フェンス用格子金網の製法においては、縦線材と横線材
の溶接工程が図7ーA,Dのように二工程必要とし、か
つ同図−Cのごとく傾斜地の傾斜に合わせるように胴縁
Kのみを傾斜加工する工程も必要となり、高価でかつ低
能率であるという問題がある。
【0005】本発明は、縦線材と横線材の電気溶接工程
が一工程ですみ、かつ傾斜地の傾斜に合わせるように胴
縁のみを傾斜加工する工程は必要としない安価で高能率
な小傾斜地フェンス用格子金網の製法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1ーAの如く、金網本体相当部A1に、複数の
横線材1aを一定大間隔Cで互いに平行に配列し、胴縁
相当部B1に複数の横線材1bを一定小間隔Dで互いに
平行に配列し、かつ前記横線材1a,1bに対して複数
の縦線材2を一定間隔Eで互いに平行に配列し、前記横
線材1a,1bと縦線材2のなす角度Zは、90度から
所定の小傾斜地角度Yを減じた角度に設定し、前記横線
材1a,1bと縦線材2は同一工程で電気溶接し、次に
同図ーBのごとく前記胴縁相当部B1を格子筒形に折曲
げ加工して胴縁Bとし、その他を金網本体Aとする製法
である。
【0007】
【作用】上記の製法によると、縦線材と横線材の電気溶
接工程が一工程ですみ、かつ傾斜地の傾斜に合わせるよ
うに胴縁のみを傾斜加工する工程を廃止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
まず図1,2に基づいて第一実施例を説明すると、この
格子金網の製法は、図1ーAのごとく、金網本体相当部
A1に、複数の横線材1a(例えば、線径3〜5mm)
を一定大間隔Cで治具上に互いに平行に配列する。次
に、上下端部(または上端部のみ)である胴縁相当部B
1に複数の横線材1bを一定小間隔Dで治具上に互いに
平行に配列し、かつ前記横線材1a,1bに対して複数
の縦線材2(例えば、線径3〜5mm)を一定間隔Eで
治具上に互いに平行に配列する。
【0009】このとき、前記横線材1a,1bと縦線材
2のなす角度Zは、90度から所定の小傾斜地角度Y
(例えば、1〜8度)を減じた角度に設定し、前記横線
材1a,1bと縦線材2は同一工程で電気溶接する。
【0010】次に同図ーBのごとく上下端部である胴縁
相当部B1を格子円筒形(例えば、外周径Fは50〜6
0mm)に折曲げ加工して胴縁Bとし、その他を金網本
体Aとする製法である。なお、このとき、図2のよう
に、胴縁Bの縦線材2は少し螺旋形となる。
【0011】次に、図3,4により、小傾斜地用格子金
網を使用したフェンス施工方法を説明すると、まず、小
傾斜地に複数の支柱3を互いに所定間隔を置いて鉛直に
立設し、これら支柱3に継手4の一端部4aをボルト・
ナット5で固定し、次に、継手4の他端部である筒部4
bを、格子金網の胴縁Bに内嵌し、前記胴縁のB外側
に、一対の座板6aを有する座金6を当て、その座金6
の座板6a、胴縁B及び継手4の筒部4bを前記とは別
のボルト・ナット7で締め付ける。
【0012】なお、胴縁の端の突出部8(金網本体Aの
最端の縦線材2より突出する部分)のほとんどは、正面
方向からは継手4で隠れるので、見栄えが著しく落ちる
ことはない。しかし、胴縁Bの外周径F(または胴縁の
展開長W1)が大のときは、突出部8の突出量W2も大
きくなり、継手も取り付けに問題が生じるので、小傾斜
角度は8度ぐらいが限度であり、また、1度未満では、
水平用の格子金網が利用できる。
【0013】さらにまた、上記の実施例では、胴縁Bは
格子円筒形としたが、本発明では、この形状に限らず、
例えば、図5ーAのように格子三角筒形としてもよく、
図5ーBのように格子菱角筒形としてもよく、図5ーC
のように格子四角筒形としてもよく、図5ーDのように
格子五角筒形としてもよく、格子六角筒形、格子楕円筒
形としてもよい。
【0014】さらに、図5ーEのように、胴縁Bは断面
略コ字形の格子開放枠形としてもよく、図5ーFのよう
に、断面略V字形の格子開放枠形としてもよい。なお、
この例のように、胴縁Bの展開長が小さいときは、小傾
斜角度は15度ぐらいが限度となる。
【0015】また、本発明では、図6ーA,Bの第二実
施例ように、横線材1a,1b及び縦線材2は直線にか
ぎらず、一部に変形部1c,2aを含む直線であっても
よく、また、曲線であってもよい。その他の構成及び作
用は、前記第一実施例と同様である。
【0016】すなわち、本発明は、上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、金網本体相当部に、複数の横線材を一定大間隔で互
いに平行に配列し、胴縁相当部に複数の横線材を一定小
間隔で互いに平行に配列し、かつ前記横線材に対して複
数の縦線材を一定間隔で互いに平行に配列し、前記横線
材と縦線材のなす角度は、90度から所定の小傾斜地角
度を減じた角度に設定し、前記横線材と縦線材は同一工
程で電気溶接し、次に前記胴縁相当部を格子筒形または
格子開放枠形に折曲げ加工して胴縁とし、その他を金網
本体とする製法である。
【0018】したがって、本発明によると、縦線材と横
線材の電気溶接工程が一工程ですみ、かつ傾斜地の傾斜
に合わせるように胴縁のみを傾斜加工する工程は必要と
しない安価で高能率な小傾斜地フェンス用格子金網の製
法を提供できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製法の第一実施例を示す略式正面図で、
同図ーAは電気溶接工程の正面図、同図ーBは胴縁加工
工程の正面図である。
【図2】同じく第一実施例により製造した格子金網の主
要部を示すもので、同図ーAは正面図、同図ーBは側面
図、同図ーCは平面図である。
【図3】同じく格子金網を使用した小傾斜地フェンスの
主要部の正面図である。
【図4】同じく縦断側面図である。
【図5】同じく本発明の胴縁の変形例を示すもので、同
図ーA〜Fは互いに異なる胴縁の側面図である。
【図6】本発明製法の第二実施例を示す略式正面図で、
同図ーAは電気溶接工程の正面図、同図ーBは胴縁加工
工程の正面図である。
【図7】従来の製法を示す略式図で、同図ーA〜Dは、
それぞれ第一工程、第二工程、第三工程、第四工程の略
図である。
【符号の説明】
A 金網本体 A1 金網本体相当部 B 胴縁 B1 胴縁相当部 C 一定大間隔 D 一定小間隔 E 一定間隔 Z 横線材と縦線材のなす角度 Y 小傾斜地角度 1a 本体部の横線材 1b 胴縁部の横線材 2 縦線材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金網本体相当部に、複数の横線材を一定
    大間隔で互いに平行に配列し、前記金網本体相当部の少
    なくとも上端部に位置する胴縁相当部に、複数の横線材
    を一定小間隔で互いに平行に配列し、かつ前記横線材に
    対して複数の縦線材を一定間隔で互いに平行に配列し、
    前記横線材と縦線材のなす角度は、90度から所定の小
    傾斜地角度を減じた角度に設定し、前記横線材と縦線材
    は同一工程で電気溶接し、次に前記胴縁相当部を格子筒
    形に折曲げ加工して胴縁とし、その他を金網本体とする
    ことを特徴とする小傾斜地フェンス用格子金網の製法。
  2. 【請求項2】 金網本体相当部に、複数の横線材を一定
    大間隔で互いに平行に配列し、前記金網本体相当部の少
    なくとも上端部に位置する胴縁相当部に、複数の横線材
    を一定小間隔で互いに平行に配列し、かつ前記横線材に
    対して複数の縦線材を一定間隔で互いに平行に配列し、
    前記横線材と縦線材のなす角度は、90度から所定の小
    傾斜地角度を減じた角度に設定し、前記横線材と縦線材
    は同一工程で電気溶接し、前記胴縁相当部を格子開放枠
    形に折曲げ加工して胴縁とし、その他を金網本体とする
    ことを特徴とする小傾斜地フェンス用格子金網の製法。
JP30282793A 1993-12-02 1993-12-02 小傾斜地フェンス用格子金網の製法 Expired - Lifetime JP2699051B2 (ja)

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