JP4580796B2 - 多模様メッシュフェンス並びにその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は敷地の境界等に設置するメッシュフェンス並びにその製造方法に関する。
従来、敷地の境界等にファッショナブルなフェンスとして、鉄筋等の線材を網の目状に組み合せて結合し塗装したメッシュフェンスが、フェンス本体部に使用されている。このようなメッシュフェンスには、一般に多数の縦方向に配置した直線材と横方向に配置した直線材との各交差箇所を、いずれも直交させて格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して、各交点を結合したメッシュの上下端に、ビーム部を夫々設けて用いている。なお、メッシュフェンスの縦線材はすべて直線にするが、横線材は直線とせず、いずれにも長さ方向に沿って屈曲箇所を繰り返して多数設けているものがある。
特開2003−253918
しかしながら、このようなメッシュフェンスは横線材に屈曲箇所を多数配設したものでも、フェンス面の模様は単調であって、設置者が特に選び、又見る人が強い印象を受けるような個性的な模様が多数分散配設されるものとはなっていない。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、フェンス面に、多数の印象的な模様を簡単に分散配設でき、その模様の多様化も容易で、軽量化が可能な多模様メッシュフェンス並びにその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による多模様メッシュフェンスは多数の縦線材と横線材とを網の目状に組み合せ、平面状に配置して結合する。そして、上記縦線材の少なくとも一部として、線材の長さ方向に沿って多数の屈曲箇所を分散配設した屈曲箇所付き縦線材を多数用い、又横線材の少なくとも一部として、同様の屈曲箇所付き横線材を多数用いて、フェンス面に、隣接する2本の屈曲箇所付き縦線材と隣接する2本の屈曲箇所付き横線材とが井型状に交差する井型交差箇所を多数分散配設し、更にそれ等の井型交差箇所から選択した多数の各井型交差箇所に、その井型交差箇所を形成する4本の各縦、横線材に設けた屈曲箇所を少なくとも一箇所ずつ選んで配置し、少なくとも4屈曲箇所を含む模様を形成して、多数の模様を分散配設する。
又、上記多模様メッシュフェンスの製造方法として、多数の屈曲箇所付き縦線材と屈曲箇所付き横線材とを網の目状に組み合せ、平面状に配置する際、模様を変えるために、それ等の屈曲箇所付き縦、横線材から縦線材を選択する場合にはその縦線材は縦方向に移動し、又横線材を選択する場合にはその横線材は横方向に移動して、隣接する2本の屈曲箇所付き縦線材と隣接する2本の屈曲箇所付き横線材との少なくとも4屈曲箇所を有する各井型交差箇所の少なくとも1屈曲箇所の位置を移動するという工程を踏む。
本発明の多模様メッシュフェンスはフェンス面に多数の井型交差箇所を分散配設し、更にそれ等の井型交差箇所から選んだ多数の各井型交差箇所に、その井型交差箇所を形成する4本の各縦、横線材に設けた屈曲箇所を少なくとも一箇所ずつ選んで配置することにより、フェンス面に分散配置した多数の各井型交差箇所に、少なくとも4屈曲箇所を含む模様を簡単に形成できる。それ故、縦、横線材に設ける屈曲箇所の曲げ状態を、例えばV字状、U字状、半円状、角形状、台形状、その他更に複雑な種々の形状にし、それ等を選んで組み合せる等して、フェンス面に多数の印象的な模様を分散配設でき、その模様の多様化を容易に行える。
しかも、屈曲箇所付き線材は直線材と比べて屈曲箇所を設けることにより、屈曲箇所を多くする程、強度が大きくなる。それ故、メッシュフェンスに多数の屈曲箇所付き縦、横線材を分散配設して用いると、フェンスを構成する縦、横線材数を減少して、フェンスを軽量化できる。
又、上記多模様メッシュフェンスの製造方法として、フェンス面に分散配設する多数の屈曲箇所付き縦、横線材を模様を変えるために、縦線材を選択する場合には、その縦線材は縦の一方向又は反対方向に移動し、横線材を選択する場合には横線材を横の一方向又は反対方向に移動して、各井型交差箇所を形成する少なくとも1屈曲箇所の位置を縦の一方向又は反対方向、或いは横の一方向又は反対方向に移動する。それ故、屈曲箇所付き縦、横線材の移動により、井型交差箇所に少なくとも4屈曲箇所ある各屈曲箇所の位置を適宜変え、模様の多様化を容易に行える。
以下、添付の図1〜13を参照して、本発明の実施の最良形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態による多数のV字状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図、図2はその左側面図である。この多模様メッシュフェンス1は縦線材として、同一長さの2本の直縦線材2(2a、2b)と26本の屈曲箇所付き縦線材3(3a、…3z)とを用い、横線材として、同一長さの8本の直横線材4(4a…、4h)と10本の屈曲箇所付き横線材5(5a、…5j)とを用いる。そして、屈曲箇所付き縦線材3には、図3に示すように線材3の長さ方向に沿って、多数例えば5個の同一V字状の屈曲箇所6(6a、…6e)を、10cmの所定間隔を置いて順次設けて分散配設する。なお、直縦線材2と屈曲箇所付き縦線材3はいずれもその両端部をビーム部材として用いる。
又、屈曲箇所付き横線材5には、図4に示すように線材5の長さ方向に沿って、多数例えば13個の同一V字状の屈曲箇所7(7a、…7m)を、10cmの所定間隔を置いて順次設けて分散配置する。なお、直横線材4はいずれもビーム部材にする。
組立時、スポット溶接機を備えたメッシュ形成用溶接台上に、先ず2本の直縦線材2を夫々左右の両端に1本ずつ配置し、その間に26本の屈曲箇所6付き縦線材3を夫々平行に並べて分散配置する。その際、26本の屈曲箇所6付き縦線材3を2本ずつ隣接するもの同士を対にして13組に分け、その各組毎に、両縦線材3に設けた5個の屈曲箇所6の突出方向を反対に向けて対峙させ、その対応するV字状線部の先端同士を夫々接近させて配置する。
又、各組を形成する隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3の間隔を、いずれも等しく例えば10cmにするのに対し、隣接する組同士の隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3の間隔を、いずれも等しく例えば5cmにする。すると、溶接台のほぼ水平な面上に縦線材2、3を分散して長方形状に配置できる。なお、前後の両端部にはビーム部材として、更に13本ずつ短い直縦線材8を用い、その直縦線材8を1本ずつ各組を形成する隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3の中間に分散配置する。
次に、その長方形状に分散配置した縦線材2、3、8の上に、8本の直横線材4を前後の両端部に4本ずつ、互いに少し離して平行に並べて分散配置し、その間に10本の屈曲箇所7付き横線材5を夫々平行に並べて分散配置する。その際、10本の屈曲箇所7付き横線材5を2本ずつ隣接するもの同士を対にして5組に分け、その各組毎に、両横線材5に設けた13個の屈曲箇所7の突出方向を反対に向けて対峙させ、その対応するV字状線部の先端同士を夫々接近させて配置する。又、各組を形成する隣接する2本の屈曲箇所7付き横線材5の間隔を、いずれも等しく例えば10cmにするのに対し、隣接する組同士の隣接する2本の屈曲箇所7付き横線材5の間隔を、いずれも等しく例えば5cmにする。
すると、多数の縦線材2、3、8と横線材4、5とをいずれも直交させて、格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置することができる。そこで、各交点を全てスポット溶接により結合し、メッシュを形成する。又、そのメッシュの前後端部をプレスにより半円状に屈曲させてビーム部9(9a、9b)を夫々形成する。その後、全体に塗装を施すと、メッシュフェンス(フェンスの本体部)1が完成する。なお、このメッシュフェンス1は規格のT−10に該当するものであり、縦の長さを920mm、横の長さを1996mmにする。
このようにして、メッシュフェンス1を構成すると、フェンス面のほぼ全面に、隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3と隣接する2本の屈曲箇所7付き横線材5とが、井型状に交差する井型交差箇所を25行9列の格子状に配設して多数分散することができる。そして、それ等の井型交差箇所から選択した13行5列からなる多数の各井型交差箇所に、図5に示すような4本の縦、横線材3e、3f、5i,5jに設けた屈曲箇所6e、6e、7c、7cを、一辺の長さがほぼ10cmの略正方形状の各辺の中央部に一箇所ずつ配置して、その4屈曲箇所6、7のV字状線部を含む太い十字状の模様10を夫々簡単に形成し、フェンス面のほぼ全面に多数の印象的な十字状模様10を分散配設することができる。
しかも、屈曲箇所付き線材は直線材と比べて屈曲箇所を設けることにより、屈曲箇所数を多くする程、強度が大きくなる。それ故、メッシュフェンスに多数の屈曲箇所付き縦、横線材を分散配設して用いると、フェンスを構成する縦、横線材数を減少してフェンスを軽量化できる。そこで、従来のメッシュフェンスでは長い直縦線材を5cm毎に配設していたのに対し、メッシュフェンス1では屈曲箇所6付き縦線材3を10cm毎に配設する。但し、前後の各ビーム部9には短い直縦線材8を加えて配設することによって、縦線材を5cm毎に配設する。
図6は本発明の第2実施形態による多数のV字状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。この多模様メッシュフェンス11は第1実施形態による多模様メッシュフェンス1とほぼ同一種類の線材を用いて格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して結合し、多模様を分散配設した構造にする。但し、フェンス面に分散配設する多数の各模様の形状を変える。そこで、対応する部分に同一符号を記し、以下に相違点を説明する。
メッシュフェンス1ではフェンス面に多数分散配設した隣接する2本のV字状屈曲箇所6付き縦線材3と隣接する2本のV字状屈曲箇所7付き横線材5とが井型状に交差する井型交差箇所に、図5に示すように4本の縦、横線材3、5に設けた屈曲箇所6、7を一箇所ずつ選んで配置する際、その各屈曲箇所6、7をいずれも各辺の中央部に配置して、その4屈曲箇所6、7のV字状線部を含む十字状模様10を形成するのに対し、メッシュフェンス11では図7に示すように各屈曲箇所6、7をいずれも各辺の片側半分に配置して、その4屈曲箇所6、7のV字状線部を含む変形した十字状模様10を形成する。
そのために、メッシュフェンス11では同一長さの26本のV字状屈曲箇所6付き縦線材3と、同一長さの10本のV字状屈曲箇所7付き横線材5とを格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置する際に、メッシュフェンス1の場合を基準にして、各組毎に隣接する2本のV字状屈曲箇所6付き縦線材3の左側にある縦線材3を後方向に、又右側にある縦線材3を前方向に夫々2.5cm移動し、更に各組毎に隣接する2本のV字状屈曲箇所7付き横線材5の後側にある横線材5を右方向に、又前側にある横線材5を左方向に夫々2.5cm移動する。それ故、フェンス面に分散配設した井型交差箇所にある4屈曲箇所6、7の各位置を全て時計方向に移動し、十字状模様10の形状を簡単に変えることができる。
図8は本発明の第3実施形態による多数のV字状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。この多模様メッシュフェンス12は第1実施形態による多模様メッシュフェンス1とほぼ同一種類の線材を用いて、格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して結合し、多模様を分散配設した構造にする。但し、メッシュフェンス1よりフェンス面に分散配設する多模様の分布密度を低くしてシンプルにする。そこで、メッシュフェンス12につきメッシュフェンス1と対応する部分に同一符号を記して、以下に相違点を説明する。
メッシュフェンス1では長い縦線材として、同一長さの2本の直縦線材2と26本の屈曲箇所6付き縦線材3とを用い、その各屈曲箇所6付き縦線材3に10cmの間隔を置いて5個のV字状屈曲箇所6を順次設けて分散配置し、横線材として同一長さの8本の直横線材4と10本の屈曲箇所7付き横線材5とを用い、その各屈曲箇所7付き横線材5に10cmの間隔を置いて13個のV字状屈曲箇所7を順次設けて分散配置するのに対し、メッシュフェンス12では長い縦線材として、同一長さの11本の直縦線材2(2a、…2k)と20本の屈曲箇所6付き縦線材3(3a、…3t)とを用い、その各屈曲箇所6付き縦線材3に12.5cmの間隔を置いて4個のV字状屈曲箇所6を順次設けて分散配置し、横線材として同一長さの8本の直横線材4と8本の屈曲箇所7付き横線材5(5a、…5h)を用い、その各屈曲箇所7付き横線材5に15cmの間隔を置いて10個のV字状屈曲箇所7を順次設けて分散配置する。
そして、メッシュフェンス12では同一長さの9本の直縦線材2及び20本の屈曲箇所6付き縦線材3と、同一長さの8本の屈曲箇所7付き横線材5とを格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置する際に、隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3からなる10組の夫々隣接する2組の中間に9本の直縦線材2を1本ずつ夫々分散配置する。それ故、フェンス面に多数の十字状模様10を10行4列に分散配設して、その分布密度を低くすることができる。
図9は本発明の第4実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。この多模様メッシュフェンス13は第1実施形態による多模様メッシュフェンス1とほぼ同一種類の線材を用いて、格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して結合し、多模様を分散配設した構造にする。但し、メッシュフェンス13では、26本の屈曲箇所6付き縦線材3と10本の屈曲箇所7付き横線材5の各屈曲箇所6、7の形状をいずれも半円状にする。すると、メッシュフェンス13にメッシュフェンス1と同様にして、13行5列からなる多数の井型交差箇所を設け、その各井型交差箇所に縦、横線材3、5に設けた屈曲箇所6、7を1箇所ずつ各辺の中央部に配置して、その4屈曲箇所6、7の半円状線部を含む太い十字状の模様10を形成し、フェンス面のほぼ全面に分散配設することができる。なお、対応する部分に同一符号を記す。
図10は本発明の第5実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。この多模様メッシュフェンス14は第4実施形態による多模様メッシュフェンス13とほぼ同一種類の線材を用いて、格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して結合し、多模様を分散配設した構造にする。但し、メッシュフェンス14では、26本のV字状屈曲箇所6付き縦線材3と10本のV字状屈曲箇所7付き横線材5とを格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置する際に、メッシュフェンス13の場合を基準にして、各組毎に隣接する2本の半円状屈曲箇所6付き縦線材3の左側にある縦線材3を後方向に、又右側にある縦線材3を前方向に夫々2.5cm移動し、更に隣接する2本の半円状屈曲箇所7付き横線材5の後側にある横線材5を右方向に、又前側にある横線材5を左方向に夫々2.5cm移動する。それ故、フェンス面に分散配設した井型交差箇所にある4屈曲箇所6、7の各位置を全て時計方向に移動し、十字状模様10の形状を簡単に変えることができる。なお、対応する部分に同一符号を記す。
図11は本発明の第6実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。この多模様メッシュフェンス15は第4実施形態による多模様メッシュフェンス13とほぼ同一種類の線材を用いて、格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して結合し、多模様を分散配設した構造にする。但し、メッシュフェンス15ではメッシュフェンス13と比べ、26本の屈曲箇所6付き縦線材3と10本の屈曲箇所7付き横線材5の各屈曲箇所6、7に設ける半円の径を、いずれも2倍にする。すると、メッシュフェンス15にメッシュフェンス13と同様にして、13行5列からなる多数の井型交差箇所を設け、その各井型交差箇所に縦、横線材3、5に設けた屈曲箇所6、7を1箇所ずつ配置して、その4屈曲箇所6、7の半円状線部を含む太い十字状の模様10を形成し、フェンス面のほぼ全面に分散配設することができる。なお、メッシュフェンス13と対応する部分に同一符号を記す。
図12は本発明の第7実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。この多模様メッシュフェンス16は第6実施形態による多模様メッシュフェンス15とほぼ同一種類の線材を用いて、格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置して結合し、多模様を分散配設した構造にする。但し、メッシュフェンス15よりフェンス面に分散配設する多模様の分布密度を低くしてシンプルにする。
そこで、メッシュフェンス15と対応する部分に同一符号を記して、相違点を説明すると、メッシュフェンス16では長い縦線材として、同一長さの11本の直縦線材2(2a、…2k)と20本の屈曲箇所6付き縦線材3(3a、…3t)とを用い、その各屈曲箇所6付き縦線材3に7.5cmの間隔を置いて3個の半円状屈曲箇所6を順次設けて分散配置し、横線材として同一長さの8本の直横線材4と6本の屈曲箇所7付き横線材5(5a、…5h)を用い、その各屈曲箇所7付き横線材5に10cmの間隔を置いて10個の半円状屈曲箇所7を順次設けて分散配設する。
そして、メッシュフェンス16では同一長さの9本の直縦線材2及び20本の屈曲箇所6付き縦線材3と、同一長さの6本の屈曲箇所7付き横線材5とを格子状の網の目状に組み合せ、長方形平面状に配置する際に、隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3からなる10組の夫々隣接する2組の中間に9本の直縦線材2を1本ずつ分散配置する。それ故、フェンス面に多数の十字状模様10を10行3列に分散配設して、その分布密度を低くすることができる。なお、メッシュフェンス15は規格T−10の寸法にして、縦の長さを920mmにしたが、メッシュフェンス16は規格T−8の寸法にして、縦の長さを720mmにする。但し、両メッシュフェンス15、16の横の長さは等しく、1996mmにする。因みに、縦の長さを規格T−6では540mm、T−12では1120mmにするが、横の長さは他の規格のものと等しくする。
上記第1〜第7実施形態では、屈曲箇所6付き縦線材3と屈曲箇所7付き横線材5とに設ける屈曲箇所6、7の曲げ状態を、V字状、半円状等にする場合について説明したが、U字状、角形状、台形状その他更に複雑な種々の形状にし、それ等を選んで組み合せる等して、フェンス面に多数の印象的な模様を分散配設し、模様の多様化を容易に行うことができる。その際、井型交差箇所に4本の縦、横線材に設けた屈曲箇所を一箇所ずつ配置して、例えば図13に示すように2個の屈曲箇所6のV字状線部を夫々内方に突出させ、2個の屈曲箇所7の半円状線部を夫々外方に突出させる等、井型交差箇所に配置する4屈曲箇所の各線部の突出方向を適宜選択することができる。なお、縦、横線材に設ける屈曲箇所数を増やすことにより、井型交差箇所に配置する屈曲箇所の数を5個以上にすることもできる。
又、上記第2、第5実施形態では、メッシュフェンス1、13を基準にして、各組毎に隣接する2本の屈曲箇所6付き縦線材3の左側にある縦線材3を後方向に、又右側にある縦線材3を前方向に夫々移動し、更に各組毎に隣接する2本の屈曲箇所7付き横線材5の後側にある横線材5を右方向に、又前側にある横線材5を左方向に夫々移動する場合について説明したが、各組毎に屈曲箇所6付き縦線材3又は屈曲箇所7付き横線材5を1本、一方向に移動するだけで、井型交差箇所を構成する4屈曲箇所6、7の1屈曲箇所6又は7の位置を移動することにより模様を変えることができる。それ故、各組毎に2本の屈曲箇所6付き縦線材3と2本の屈曲箇所7付き横線材5を個別に任意に移動し、各井型交差箇所にある4屈曲箇所6、7の各位置を任意に移動して変え、模様を容易に多様化できる。
本発明の第1実施形態による多数のV字状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。 同多模様メッシュフェンスの左側面図である。 同多模様メッシュフェンスに用いるV字状屈曲箇所付き縦線材の正面図である。 同多模様メッシュフェンスに用いるV字状屈曲箇所付き横線材の正面図である。 同多模様メッシュフェンスのフェンス面に分散配設する4屈曲箇所を有する井型交差箇所の正面図である。
本発明の第2実施形態による多数のV字状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。 同多模様メッシュフェンスのフェンス面に分散配設する4屈曲箇所を有する井型交差箇所の正面図である。 本発明の第3実施形態による多数のV字状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。 本発明の第4実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。 本発明の第5実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。
本発明の第6実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。 本発明の第7実施形態による多数の半円状屈曲箇所付き縦、横線材からなる多模様メッシュフェンスの正面図である。 本発明の他の実施形態による多模様メッシュフェンスのフェンス面に分散配設する4屈曲箇所を有する井型交差箇所の例を示す正面図である。
符号の説明
1、11、12、13、14、15、16…多模様メッシュフェンス 2、8…長、短直縦線材 3…屈曲箇所付き縦線材 4…直横線材 5…屈曲箇所付き横線材 6、7…屈曲箇所 9…ビーム部 10…模様

Claims (2)

  1. 多数の縦線材と横線材とを網の目状に組み合せ、平面状に配置して結合したメッシュフェンスであって、上記縦線材の少なくとも一部として、線材の長さ方向に沿って多数の屈曲箇所を分散配設した屈曲箇所付き縦線材を多数用い、又横線材の少なくとも一部として、同様の屈曲箇所付き横線材を多数用いて、フェンス面に、隣接する2本の屈曲箇所付き縦線材と隣接する2本の屈曲箇所付き横線材とが井型状に交差する井型交差箇所を多数分散配設し、更にそれ等の井型交差箇所から選択した多数の各井型交差箇所に、その井型交差箇所を形成する4本の各縦、横線材に設けた屈曲箇所を少なくとも一箇所ずつ選んで配置して、少なくとも4屈曲箇所を含む模様を形成し、多数の模様を分散配設することを特徴とする多模様メッシュフェンス。
  2. 多数の屈曲箇所付き縦線材と屈曲箇所付き横線材とを網の目状に組み合せ、平面状に配置する際、模様を変えるために、それ等の屈曲箇所付き縦、横線材から縦線材を選択する場合には、その縦線材は縦方向に移動し、又横線材を選択する場合には、その横線材は横方向に移動して、隣接する2本の屈曲箇所付き縦線材と隣接する2本の屈曲箇所付き横線材との少なくとも4屈曲箇所を有する井型交差箇所の少なくとも1屈曲箇所の位置を移動することを特徴とする請求項1記載の多模様メッシュフェンスの製造方法。
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