JP2527105Y2 - 図柄の消えるパズル - Google Patents

図柄の消えるパズル

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JP2527105Y2 JP1990042405U JP4240590U JP2527105Y2 JP 2527105 Y2 JP2527105 Y2 JP 2527105Y2 JP 1990042405 U JP1990042405 U JP 1990042405U JP 4240590 U JP4240590 U JP 4240590U JP 2527105 Y2 JP2527105 Y2 JP 2527105Y2
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繁雄 林田
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繁雄 林田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、駒に描かれた図柄が消えるパズルとそれ
を利用した工作物に関するものである。
(従来の技術) 図柄の消えるパズルは、『新・遊びの博物誌1』に掲
載されているように、マーチン・ガードナーが「かくし
分配の原理」と呼んでいる一般的原理からできている。
それは、消滅した図柄は特定の図柄ではなく、他の図
柄の一つひとつに分配されている。配置替えした後でつ
なぎ合せた部分のところが少しずつ長くなっていて、そ
の増えた分が少しずつずれているために、ごまかされて
しまうのである。つまり、配置替えの前と後では、図柄
の総量は変わっていないという法則である。
第9、10図の第1従来例では、下側の駒(イ)に対し
て上側の左右の駒(ロ、ハ)を交替することによって、
図柄の消滅をはかっている。
同じく第11、12図の従来例では、外枠(ニ)に対して
円内の駒(ホ)を回転することによって、図柄の消滅を
はかっている。
参考文献 遊びの博物誌 P70〜72 新・遊びの博物誌1 朝日文庫 P216〜220 以上 朝日新聞社 発行 (考案が解決しようとする課題) この考案が目指しているのは、原理は同じながら従来
例とは他のやり方で、図柄を消すことであり、また、駒
と駒が繋がったまま駒の配置替えをして図柄を消すこと
であり、その繋がり方が板材を加工して出来あがる簡易
な工作物を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) この考案は、その目的を達成させるために、次のよう
な構成としている。
長短二種類の4枚の駒(1)からなり、駒(1)は、
駒(1)2枚に渡って印されて統一した図柄となる組合
わせ図柄(2)を複数個、付していて、駒(1)をYか
らXに配置替えした場合に、駒(1)上の図柄の抜けた
所(3)同士が一致するように組合わせ図柄(2)を配
している。
さらに、駒(1)を長短の順に円形に並べ、内側の連
結部(4)で繋ぎ、環状をなしている。その際に、駒
(1)と駒(1)を、駒(1)から立上がり部(5)で
つなぎ合せ、環状をなしている。
(作用) Yの状態に置かれた駒を連結部を繋げたままXの状態
に配置替えすると第2、1図の例のように10個あった卵
が9個になってしまう。これは、卵の図柄が一つすっか
り消えて無くなってしまったわけではなく、Yの配置に
ある各卵から少しずつ削ってXの配置の卵に少しずつ加
えたためである。
図柄の数は、第2図の例のように10個の図柄が駒
(1)に7対3である必要はなく、第4図の例のように
8個の図柄が5対3であってもいいし、その他の図柄の
数を駒(1)に割振ってもかまわない。要するに、Yか
らXの配置にする時に、Yの配置にある組合わせ図柄
(2)から少しずつ削った分をXの配置にある各組合わ
せ図柄(2)に配分して増やし、図柄をひとつ分作りだ
せばいいのである。
この考案は、また、第3図の例のように各駒(1)は
連結されていて回動するので、Yの配列からXの配列に
するのに一つの動作で行うことができる。したがって、
各駒を一つ一つずらしていく必要がない。
さらに、駒(1)は、駒(1)から立ち上がって幅を
もった立上がり部(5)で各々が繋がっているので、駒
(1)の配置替えを繰返しても充分な強度を保てるし、
製作する上でも、構造が単純なので容易である。
(実施例) この考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
(第1実施例) この考案の第1実施例を第1、2、3図を参照しなが
ら説明する。
第1実施例は、紙、プラスチック、金属、布等の板状
材からなる長短二枚ずつ四枚の四角い駒(1)の端を折
曲げて立ちあげ、その立上がり部(5)で駒(1)と駒
(1)を長短交互に連結部(4)でつなぎ、環状にす
る。駒(1)は、つなぎ部分で折れ曲がり回動し、畳む
と二列に並ぶ。二列に並べた駒(1)を回動すると、駒
(1)の配置が替わる。
つながった駒(1)を二列に並べ、片列の駒(1)を
長短の順に置くと、他列は短長の順に配置される。二列
に並べた駒(1)には、両列に渡って描かれて一つの統
一した図柄になる組合わせ図柄(2)がいくつか分断さ
れて描かれている。
第1図の実施例では、二列に並んだ長短4枚の駒
(1)上に組合わせた9個の卵の図柄が描かれている
が、駒(1)上に卵1個分の図柄の抜けた所(3)を設
けていて、9個の卵を二列の駒(1)の残りのスペース
に中心線(6)上を基準として横に等距離に並べ、さら
に、上下にずらしながら配置している。
駒端の図柄の中心軸と駒端との距離(7)は、図柄の
中心軸間の距離(8)の1/2にしているので、駒(1)
を配置替えしても、二列に分断されている組合わせ図柄
(2)は、図柄の中心軸(9)が一致し組合わさる。
第1実施例では、駒(1)の長さの割合い、組合わせ
図柄(2)の高さ、図柄の抜けた所(3)は、第1、2
図の通りであるが、これだけに限られるわけではなく、
図柄の抜けた所(3)を卵の図柄のある位置に任意に設
定して、それに対応する駒(1)の組合わせ図柄(2)
が、XとYの配置替えを繰返しながら、次々移っていき
一回りするまで重ならないよう各駒(1)の長さを比例
配分し、Yの配置の場合に組合わせ図柄(2)の高さを
少しずつ減らしながら按分していくと、組合わせ図柄
(2)のパターンが完成する。
第1実施例では、Xの配置の場合、各組合わせ図柄
(2)を上下に合せた高さは10あり、さらに、図柄の抜
けた所(3)が一致して卵の図柄が1個消滅している。
Yの場合は、各組合わせ図柄(2)の上下に合わさった
高さは9になり、X、Yどちらの配置でも組合わせ図柄
(2)の総量は変わっていない。
(第2実施例) この考案の第2実施例を第4、5図を参照しながら説
明する。
第2実施例は、図柄の抜けた所(3)に、他の種類の
身代わり図柄(10)を配していて、駒(1)を配置替え
した場合に図柄が消えるのではなく、身代わり図柄(1
0)にすりかわってしまったように見せたものである。
(第3実施例) この考案の第3実施例を第6図を参照しながら説明す
る。
第3実施例は、連結部(4)が立上がり部(5)でつ
ながっているという駒の構造を利用して、駒(1)に印
された組合わせ図柄(2)の配置替えによる変化を楽し
むものである。
(第4実施例) この考案の第4実施例を第7図を参照しながら説明す
る。
第4実施例は、本考案を既製品に利用したものであっ
て、駒(1)に目盛り(11)を記入し定規として使える
ようにしている。
(第5実施例) この考案の第5実施例を第8図を参照しながら説明す
る。
第5実施例も、本考案を既製品に利用したものであっ
て、駒(1)と立上がり部(5)の間に、紙マッチ(1
2)を取付けて、変形マッチにしている。
この構造は、バリエイションとして、紙マッチの代わ
りにメモ用紙や付せんを取付けたり、ばん創膏を取付け
たりする応用例が考えられる。
(第6実施例) この考案の第6実施例を第13、14図を参照しながら説
明する。
第6実施例は、図柄を付した駒(1)や立上がり部
(5)を折り畳みのできる板状材(13)に記したもので
ある。つまり、工作物の展開図を紙やプラスチック等の
板状材に記したものである。
工作物を作り上げるには、駒(1)や立上がり部
(5)を切取り線(14)にそって切抜き、両端の連結部
(4)で重ねて、繋ぎ合わせ環状にし、立上がり部
(5)から駒(1)を折り曲げて開くと、出来上がる。
図柄は駒(1)の表にも裏にも描ける。
(考案の効果) 図柄を消す方法は、従来例のように以前からあったわ
けであるが、第1実施例では、各駒(1)は連結されて
いて回動し、Yの配列からXの配列にする、また、その
反対をするのに、一気に一つの動作で行うことができ
る。だから、目覚ましい効果をもって、図柄が消えたり
増えたりする。第11、12図の従来例でも、駒は連結して
いるが、駒を少しずつズラしていく必要がある。
また、本考案では、駒は駒から立ちあがった幅を持つ
立ちあげ部で各々がつながっているので、駒の配置替え
を繰返しても充分な強度を保てるし、製作する上でも、
構造が単純なので容易に作り上げられる。
さらに、本考案は、駒の直線部を利用して第4実施例
のように定規としたり、図柄を描いた板状部と立上がり
部の間で折曲げて、その間に物を挟むことによって、変
形マッチ等を作ったり、あるいは、仕掛け本等に利用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図…この考案の第1実施例を示す平面図 第2図…この考案の第1実施例を配置替えした平面図 第3図…この考案の第1実施例を示す斜視図 第4図…この考案の第2実施例を示す平面図 第5図…この考案の第2実施例を配置替えした平面図 第6図…この考案の第3実施例を示す斜視図 第7図…この考案の第4実施例を示す斜視図 第8図…この考案の第5実施例を示す斜視図 第9図…第1従来例を示す平面図 第10図…第1従来例を配置替えした平面図 第11図…第2従来例を示す平面図 第12図…第2従来例を配置替えした平面図 第13図…この考案の第6実施例を示す平面図 第14図…この考案の第6実施例を示す(図柄を省略し
た)斜視図 X…図柄の消えた駒の配置 Y…図柄の増えた駒の配置 (1)…駒 (2)…組合わせ図柄 (3)…図柄の抜けた所 (4)…連結部 (5)立上がり部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長短二種類の4枚の駒(1)からなり、駒
    (1)には、駒(1)2枚に渡って印されて統一した図
    柄となる組合わせ図柄(2)を複数個付していて、駒
    (1)を配置替えした場合に、駒(1)上の図柄の抜け
    た所(3)同士が一致するように組合せ図柄(2)を配
    している図柄の消えるパズル。
  2. 【請求項2】駒(1)を長短の順に内側の連結部(4)
    で繋ぎ、環状をなしている請求項1記載の図柄の消える
    パズル。
JP1990042405U 1989-04-21 1990-04-20 図柄の消えるパズル Expired - Lifetime JP2527105Y2 (ja)

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FI48684C (fi) * 1972-09-12 1974-12-10 Fazer Ab Oy Karl Pneumaattisissa siirtolaitteistoissa käytettävä seulalaite

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