JP2698070B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2698070B2 JP61265823A JP26582386A JP2698070B2 JP 2698070 B2 JP2698070 B2 JP 2698070B2 JP 61265823 A JP61265823 A JP 61265823A JP 26582386 A JP26582386 A JP 26582386A JP 2698070 B2 JP2698070 B2 JP 2698070B2
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は室内を冷房する空気調和機に関する。 (ロ)従来の技術 空気吹出部から低温空気を吹き出させて室内を冷房す
る空気調和機では、吹き出される低温空気で吹出口の周
囲の壁面や通風壁面及び風向変更羽根等が冷却されてい
るところに吹出部での空気の巻き込みにより室内の暖か
い湿った空気が触れると上述の壁面や風向変更羽根等に
露が付着し、これが表面張力により水滴となって落下し
て床面を濡らしてしまう虞れがある。この為、実公昭59
−14667号公報で提示されているように空気吹出部の表
面を植毛して露水を保有することが行なわれている。 (ハ)発明が解決しようとする問題点 植毛部材やこの植毛部材を接着する接着剤の表面は冷
房運転中に露水で濡れているため、かびが繁殖し易く、
特に接着剤として用いるエアルジョンタイプのアクリル
樹脂や酢酸ビニル樹脂、又はウレタン樹脂そのものがが
びの栄養分となり、かびの繁殖を助長させる問題点を有
していた。 本発明はかかる問題点を解決した空気調和機を提供す
るものである。 (ニ)問題点を解決するための手段 本発明は空気吹出部の表面に植毛部材を接着剤で接着
させた空気調和機において、前記植毛部材及び/又は接
着剤に抗菌剤を添加することにより、植毛部材及び/又
は接着剤を抗菌処理するようにしたものである。 (ホ)作用 かびの発生を防止する抗菌効果やかびを殺す殺菌効果
を有する抗菌剤としては、多種類のかびに有効なものが
好ましく、2−4−4′トリクロロ−2′ヒドロキシジ
フェニルエーテル(C12H7C13O2)と、2−(4チアゾリ
ル)ベンズイシダゾール(C10H7N3S)との組成物が最も
適している。以下に夫々の抗菌剤で死滅するかびの種類
と死滅させるための最低濃度を示す。 尚、他の抗菌剤として、ドデシルグアニジン塩酸塩、
ポリヘキサメチレンバイガナジン塩酸塩、N−(フロロ
ジクロロメチルチオ)−N(ジメチルアミノスルフオニ
ル)−アニリン、2・4・5・6テトラクロリソフタロ
ニトリル、N−(フロロジクロルメチルチオ)フタルイ
ミド、N−ラウリル−βアラニン、ビス−(ρ−クロロ
フェニルジグアニド)−ヘキサンジハイドロクロライ
ド、10−10′オキシビスフェノキシアルシン等があり、
これら抗菌剤を1種類又は2〜3種類併用しても良い。 そして、植毛部材であるナイロン樹脂やアクリル樹脂
やポリエステル樹脂と、接着剤とに夫々抗菌剤を予め0.
6〜2.0wt%添加した後に植毛部材を接着剤で空気吹出部
に接着するようにしても良く、植毛部材と接着剤の表面
に存在する抗菌剤によりかびの発生が防止される。尚、
このように抗菌剤を添加した後に植毛部材を形成する
際、高温度(200〜250℃)となるが、上述した2−4−
4′トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテル
と2−(4チアゾリル)ベンズイシダゾールは何れも熱
分解温度が260〜300℃と高いため、抗菌効果が失なわれ
ることはない。 (ヘ)実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第1図
において、(1)は天井梁(2)から吊りボルト(3)
で吊り下げられて天井板(4)の上方の天井空間(5)
内に収納された空気調和機本体、(6)はこの本体に取
り付けられ天井板(4)の下方に位置する化粧グリル
で、これらから天井埋込型空気調和機が構成されてい
る。 そして、本体(1)にはモータ(7)で駆動される遠
心型送風機(8)と、この送風機を囲むように配設され
た環状の冷却器(9)と、環状のドレンパン(10)とが
内蔵され、吹出通風路(11)の壁面にポリエチレンフォ
ームやポリウレタンフォームからなる断熱材(12)が貼
り付けられている。 又、化粧グリル(6)には空気吸込部(13)にエアー
フィルタ(14)が、空気吹出部(15)に回動可能な風向
変更羽根(16)(17)が備えられており、室内空気は吸
込口(18)からエアーフィルタ(14)を経て遠心型送風
機(8)に吸入された後、この送風機から圧送されて冷
却器(9)で冷やされ、低温空気となって吹出通風路
(11)を経て吹出口(19)から室内へ吹き出されるよう
になっている。 第2図は空気吹出部(15)の拡大図で、風向変更羽根
(16)(17)を図示の状態にセットして低温空気を遠方
へ吹き出す時に低温空気によって室内の暖かい湿った空
気が巻き込まれて触れる吹出口(19)の壁(20)の表
面、及び風向変更羽根(16)(17)をその先端が真下の
方向へ向くようにセットして低温空気を真下へ吹き出す
時に室内の暖かい湿った空気が巻き込まれて触れる吹出
口(19)の壁(21)の表面、並びに風向変更羽根(16)
(17)の表面に夫々植毛部材(22)が接着されている。
そして、この植毛手段として、壁(20)(21)には第3
図に示すようにエアルジョンタイプのアクリル樹脂や酢
酸ビニル樹脂、又はウレタン樹脂等からなる接着剤(2
3)を塗布した後に、ナイロン樹脂やアクリル樹脂やポ
リエステル樹脂からなる植毛部材(22)を静電作用によ
り植えつけ、風向変更羽根(16)(17)には第4図にも
示すように接着剤(23)を塗布した後に植毛部材(22)
が予め一体に形成されている植毛布(24)を巻きつける
ようにしている。 (25)は植毛部材(22)及びこの植毛部材の基材であ
る植毛布(24)並びに接着剤(23)の表面を被覆した抗
菌性被膜で、2−4−4′トリクロロ−2′ヒドロキシ
ジフェニルエーテルと2−(4チアゾリル)ベンズイシ
ダゾールとの組成分からなる抗菌剤の溶液をスプレーや
刷毛塗り又は浸漬等の手段で塗布した後に乾燥させて形
成したものである。尚、第4図に示す接着剤(23)には
上述した抗菌剤が添加されている。 このように抗菌剤被膜(25)を設けることにより、吹
出口(15)の壁(20)(21)や風向変更羽根(16)(1
7)に結露しても植毛部材(22)と植毛布(24)と接着
剤(23)の表面にかびが発生することはなく、又、植毛
布(24)に露水が浸透しても接着剤(23)にがびが発生
することもない。 尚、抗菌性被膜(25)を設ける代わりに、植毛部材
(22)や植毛布(24)を製造する段階で抗菌剤を添加す
ると共に接着剤(23)の溶液そのものに抗菌剤を予め添
加し、抗菌剤入りの植毛部材(22)や植毛布(24)を抗
菌剤入りの接着剤(23)で接着しても良く、植毛部材
(22)や植毛布(24)及び接着剤(23)の表面に存在す
る抗菌剤によりかびの発生が防止される。 上記実施例では、植毛部材(22)と植毛布(24)と接
着剤(23)の何れも抗菌処理して防かび発生に万全を図
ったが、これらの何れか一方でも抗菌処理することによ
りかびの発生が半減され、かびが吹出空気と一緒に室内
へ送出されて喘息を引きおこすなど人体に悪影響を及ぼ
すのが抑制される。 (ト)発明の効果 本発明によれば、空気調和機の空気吹出部に施す植毛
部材及び/又はこの植毛部材の接着剤を抗菌処理したの
で、植毛部材や接着剤の表面に冷房時に結露してもかび
が発生せず、冷房時に居住者が健康を害するのを防止す
ることができる。 しかも、抗菌剤を植毛部及び/又は接着剤に添加する
ことによって防かび効果を半永久的に得ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は天井埋込
型空気調和機の断面図、第2図は空気吹出部の拡大図、
第3図は吹出口の壁の要部拡大図、第4図は風向変更羽
根の要部拡大図である。 (15)…空気吹出部、(22)…植毛部材、(23)…接着
剤、(25)…抗菌性被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−153916(JP,A) 特開 昭57−109898(JP,A) 特開 昭60−92334(JP,A) 実開 昭61−27037(JP,U) 実公 昭61−19383(JP,Y2) 実公 昭62−37054(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.空気吹出部の表面に植毛部材を接着剤で接着させた
    空気調和機において、前記植毛部材及び/又は接着剤に
    抗菌剤を添加したことを特徴とする空気調和機。 2.抗菌剤が2−4−4′トリクロロ−2′−ヒドロキ
    シジフェニルエーテルと2−(4チアゾリル)ベンズイ
    シダゾールとの組成物である特許請求の範囲第1項記載
    の空気調和機。
JP61265823A 1986-11-07 1986-11-07 空気調和機 Expired - Fee Related JP2698070B2 (ja)

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