JPS63118544A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は室内を冷房する空気調和機に関する。

（ロ）従来の技術 空気吹出部から低温空気を吹き出させて室内を冷房する
空気調和機では、吹き出される低温空気で吹出口の周囲
の壁面や通風壁面及び風向変更羽根等が冷却されている
ところに吹出部での空気の巻き込みにより室内の暖かい
湿った空気が触れると上述の壁面や風向変更羽根等に露
が付着し、これが表面張力により水滴となって落下して
床面を濡らしてしまう虞れがある。この為、実公昭５９
−１４６６７号公報で提示されているように空気吹出部
の表面を植毛して露水を保有することが行なわれている
。

（／埼　　発明が解決しようとする問題点植毛部材やこ
の植毛部材を接着する接着剤り）表面は冷房運転中Ｖｃ
ＩＸｌ、水で濡れているため、かびが繁殖し易く、特に
接着剤として用いるエアルジョンタイプのアクリル樹脂
や酢酸ビニル樹脂、又はウレタン樹脂そのものがかびの
栄養分となり、かびの繁殖を助長させる問題点を有して
いた。

本発明はかかる問題点を解決した空気調和機を提供する
ものである。

に）問題点を解決するための手段 本発明は植毛部材及び／又は接着剤を抗菌性被膜で被覆
するか、又は植毛部材及び／又は接着剤に抗菌剤を添加
することにより、植毛部材及び／又は接着剤を抗菌処理
するよ５にしたものである。

（ホ）作用 かびの発生を防止する防菌効果やかびを殺す殺菌効果を
有する抗菌剤としては、多種類のかびに有効なものが好
ましく、２−４−４トリクロロ−２ヒドロキシジフエニ
ルエーテル（（”、、　Ｈ，ＣＩ。

０、）と、２−（４チアゾリル〕ベンズイシダソ−ルＣ
ＣＩＯＨ？　Ｎｓ　Ｓ　）との組底物が最も適している
。

以下に夫々の抗菌剤で死滅するかびの種類と死滅させる
ための最低濃度を示す。

ｒ２−４−４）リクロロー ２ヒドロキシジフエニルエーテル」 ｒ２−（４チアゾリル）ペンズイシダゾール」尚、他の
抗菌剤として、ドデシルグアニジン塩酸塩、ポリへキサ
メチレンバイガナジン塩酸塩。

Ｎ−（７０ロジクロロメチルチオ）−Ｎ（ジメチルアミ
ノスルフォニル〕−アニリン、２・４・５・６テトラク
ロリン７タロニトリル、Ｎ−（７０ロジクロルメチルテ
オ）７タルイミド、Ｎ−ラウリル−βアラニン、ビス−
（ρ−クロロフェニルジグアニド）−ヘキサンジハイド
ロクロライド。

１０−１０オキシビスフエノキシアルシン等があり、こ
れら抗菌剤を１種類又は２〜３種類併用しても良い。

そして、上述した抗菌剤を水やアルコール等の有機溶剤
に溶かした０、６〜２．０ｗｔ％　の溶液を作り、植毛
部材を接着した空気吹出部に上述の溶液をスプレーや刷
毛塗りで塗布したり空気吹出部を溶液に浸漬して付着さ
せた後、乾燥させることによって植毛部材と接着剤の表
面が抗菌性被膜で被覆され、かびの発生が防止される。

又、抗菌処理の別の手段として、植毛部材であるナイロ
ン樹脂やアクリル樹脂やポリエステル樹脂と、接着剤と
に夫々抗菌剤を予め０．６〜２，０ｗｔ％添加した後に
植毛部材を接着剤で空気吹出部に接着するようにしても
良く、植毛部材と接着剤の表面に存在する抗菌剤により
かびの発生が防止される。尚、このよ５に抗菌剤を添加
した後に植毛部材を形成する際、高温度（２００〜２５
０’Ｃ）となるか、上フェニルエーテルと２−（４チア
ゾリル）ペンズイシダゾールは何れも熱分解温度が２６
０〜３゜０℃と高いため、抗菌効果が失なわれることは
ない。

（へ）実施例 本発明の実施例を図面に基ついて説明すると。

第１図において、（１）は天井梁（２）から吊りボルト
（３）で吊り下げられて天井板（４）の上方の天井空間
（５）内に収納された空気調和機本体、（６）はこの本
体に取り付けられ天井板（４）の下方に位置する化粧グ
リルで、これらから天井埋込型空気調和機が構成されて
いる。

そして、本体（１）にはモータ（７）で駆動される遠心
型送風機（８）と、この送風機を囲むように配設された
環状の冷却器（９）と、環状のドレンパン（１０１とが
内蔵され、吹出通風路αＤの壁面にポリエチレンフオー
ムやポリウレタンフォームからなる断熱材４１２＋が貼
り付けられている。

又、化粧グリル（６）には空気吸込部α３にエアーフィ
ルタαａが、空気吹出部（１５１に回動可能な風向変更
羽根（１０αＢが備えられており、室内空気は吸込口餞
からエアーフィルタα４）を経て遠心型送風機（８）に
吸入された後、この送風機から圧送されて冷却器（９）
で冷やされ、低温空気となって吹出通風路αＤを経て吹
出口（１９から室内へ吹き出されるようになっている。

第２図は空気吹出部ａ９の拡大図で、風向変更羽根α６
１（１７１を図示の状態にセットして低温空気を遠方へ
吹き出す時に低温空気によって室内の暖かい湿った空気
が巻き込まれて触れる吹出口α９の壁■の表面、及び風
向変更羽根（１６１αηをその先端が真下り）方向へ向
くようにセットして低温空気を真下へ吹き出す時に室内
の暖かい湿った空気が巻き込まれて触れる吹出口（Ｌ９
の壁（２１１の表面、並びに風向変更羽根帥α力の表面
に夫々植毛部材のが接着されている。そして、仁の植毛
手段として、壁■ｃ２１Ｊには第３図に示すようにエア
ルジョンタイプのアクリル樹脂や酢酸ビニル樹脂、又は
ウレタン樹脂等からなる接着剤のを塗布した後に、ナイ
ロン樹脂やアクリル樹脂やポリエステル樹脂からなる植
毛部材＠を静電作用により植えつけ、風向変更羽根（１
６１＜ｌηには第４図にも示すよ５に接着剤のを塗布し
た後に植毛部材のが予め一体に形成されている植毛布（
至）を巻きつけるよ５にしている。

器は植毛部材器及びこの植毛部材の基材である植毛布（
至）並びく接着剤のの表面を被覆した抗菌性フェニルエ
ーテルと２−（４チアゾリル〕ペンズイシダゾールとの
組成分からなる抗菌剤の溶液をスプレーや刷毛塗り又は
浸漬等の手段で塗布した後に乾燥させて形成したもので
ある。尚、第４図に示す接着剤θには上述した抗菌剤が
添加されている。

このように抗菌性被膜内を設けることにより。

吹出口α９の壁ｃｌ！０１（２１１や風向変更羽根ｔｔ
ｅａηに結露しても植毛部材■と植毛布Ｃ２４１と接着
剤のの表面にかびが発生することはなく、又、植毛布■
に露水が浸透しても接着剤儲にかびが発生することもな
い。

尚、抗菌性被膜（ハ）を設げる代わりに、植毛部材のや
植毛布（２４１を製造する段階で抗菌剤を添加すると共
に接着剤のの溶液そのものに抗菌剤を予め添加し、抗菌
剤入りの植毛部材■や植毛布ｃ２４）を抗菌剤入りの接
着剤ので接着しても良く、植毛部材のや植毛布（２１及
び接着剤のの表面に存在する抗菌剤によりかびの発生が
防止される。

上記実施例では、植毛部材のと植毛布ｃ！４１と接着剤
圏の何れも抗菌処理して防かび発生に万全を図ったが、
これらの何れか一方でも抗菌処理することによりかびの
発生が半減され、かびが吹出空気と一緒に室内へ送出さ
れて喘息を引きおこすなど人体に悪影響を及ぼすのが抑
制される。

（ト）発明の効果 本発明によれは、空気調和機の空気吹出部に施す植毛部
材及び／又はこの植毛部材の接着剤を抗菌処理したので
、植毛部材や接着剤の表面に冷房時に結露してもかびが
発生せず、冷房時に居住者が健康を害するのを防止する
ことができる。

しかも、抗菌処理の手段として、植毛部材及び／又は接
着剤を抗菌性被膜で被覆すれば防かび効果が優れている
ものの抗菌剤が結露水で薄まって防かび効果が劣ってい
く虞れがあり、又、別手段として植毛部材及び／又は接
着剤に抗菌剤を添加すれば防かび効果は劣るものの半永
久的に持続する利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は天井埋込
型空気調和機の断面図、第２図は空気吹出部の拡大図、
第３図は吹出口の壁の要部拡大図。 第４図は風向変更羽根の要部拡大図である。 ｔ１５１・・・空気吹出部、　の・・・植毛部材、Ｉ２
３１・・・接着剤、　（ハ）・・・抗菌性被膜。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　西野卓嗣外１名 ｖＫ２図 第３図　　　　　第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）空気吹出部の表面に植毛部材を接着剤で接着させ
   た空気調和機において、前記植毛部材及び／又は接着剤
   を抗菌処理したことを特徴とする空気調和機。
2. （２）植毛部材及び／又は接着剤の表面を抗菌性被膜で
   被覆した特許請求の範囲第１項記載の空気調和機。
3. （３）植毛部材及び／又は接着剤に抗菌剤を添加した特
   許請求の範囲第１項記載の空気調和機。
4. （４）抗菌剤が２−４−４トリクロロ−２−ヒドロキシ
   ジフェニルエーテルと２−（４チアゾリル）ベンズイシ
   ダゾールとの組成物である特許請求の範囲第１項記載の
   空気調和機。