JP2697791B2 - 電子写真印刷機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は全般的に電子写真印刷機または複写機（以下
複写機と称する）に関し、皿に詳しくは文書の引続く半
分の部分が異なる複写シートの表面に複写されるような
光学系に関する。 従来技術 一般に、電子写真複写技術は光導電性部材を実質的に
均一な電位に荷電してその表面を感知性にすることを含
んでいる。光導電性表面の荷電された部分に複写される
オリジナル文書の光像を露出させるのである。このこと
は光導電性部材にオリジナル文書に含まれていた情報に
対応する静電潜像を記録する。静電潜像が光導電性部材
に記録された後で、静電潜像はこれに現像剤混合物を接
触させることによつて現像される。このことは光導電性
部材上に粉末像を形成し、これが引続いて複写シートに
転写される。最後に、この粉末像が加熱されて複写シー
トに像を永久的に固定するのである。 高速の電子写真複写機に於ては、引続くオリジナル文
書がプラテン上に位置決めされてフラツシユ照明を与え
られる。プラテン上に位置決めされた２つのオリジナル
文書を異なる複写シートの表面に複写することが屡望ま
れる。例えば書物又は雑誌が開かれて対向する２つの頁
がプラテン上に位置決めされて複写を行われることがあ
る。書物の夫々の頁を異なる複写シートの表面に複写出
来るようになすことが望まれることがある。このように
して複写機の操作者は書物の夫々の頁を同じ複写シート
の反対両面又は異なる複写シートに複写することが出来
る。このことをフラツシユ照明装置によつて行うのが著
しく複雑で困難であることが見出されている。従来は分
割操作装置（split scanning system）が前述のことを
行うのに使用されていた。以下の開示は関係あるものと
考えられる。 米国特許第3,712,729号 特許権者：オブライエン 特許附与日:1973年１月23日 米国特許第4,017,173号 特許権者：コマリその他 特許附与日:1977年４月12日 米国特許第4,088,401号 特許権者：リーズその他 特許附与日:1978年５月９日 日本国特開昭56−161559号 出願人：キタバヤシ 公開日:1981年11月12日 日本国特開昭54−149642号 出願人：イデナワ 公開日:1979年11月24日 日本国特開昭59−13231号 出願人：シバタ 公開日:1983年１月24日 イタリア国特許第402,288号 特許附与日:1943年２月26日 ゼロツクス・デイスクロージヤー、第８巻第２号第121
頁 著者：ストレラ 発行日:1983年３月/4月 前述の開示中の関係のある部分を以下に簡単に要約す
る。 オブライエンはカメラが書物の２つの頁の写真を取り
得るようにこれらの２つの頁に接触して位置決めされる
第１及び第２の表面を有する１つのプリズムを使用した
文書複写装置を記載している。 コマリその他に於ては、開かれた書物が複写機のプラ
テン上に位置決めされる。光学系は走査装置となされ
て、光源、レンズ及びミラーがプラテンを横切つて移動
されてプラテン上に置かれた文書の引続く増分的な部分
を照明するようになつている。光学系が書物の半分を横
切つて動かされて書物の１つの頁に対応する光導電性表
面上に静電潜像を記録するように制御装置が光学系の移
動を制御する。然る後光学系は書物の他の半分を横切つ
て動いて、光導電性表面上に書物の他の頁に対応する静
電潜像を記録する。これらの静電潜像は現像されて異な
る複写シートの表面に転写されるのである。これらの複
写シートの表面は同じ複写シートの反対両側の表面又は
異なる複写シートの表面となし得る。 リーズその他に於ては、１対のレンズ及び光学シヤツ
ターが互いに、又プラテンに組合されたマスクと協働し
てオリジナル文書の半分の対をなす像を形成するか、又
はプラテン上に位置決めされた２つの文書の唯１つの像
を形成するようになされる。このようにしてプラテン上
の２つの文書の夫々１つに対応する２つの光像が形成さ
れるのである。 キタバヤシは夫々書物の１つの頁が記録されるように
配置された２つの光導電性ドラムを記載している。 イデナワは、オリジナル文書の一部分がオリジナル文
書の位置を、要求された座標位置に移動させることによ
つて複写出来るようなオリジナル文書複写機を記載して
いる。 シバタは、最初の走査の間プラテン上に位置決めされ
た文書の最初の半分を走査してこれを複写するような光
学的走査装置を記載している。然る後、光学的走査装置
は始動位置に戻り、文書の残りの半分を走査する。この
ようにして文書の夫々の半分が異なる複写シートに複写
されるのである。 上述のイタリア国特許は像受容装置を書物の１つの頁
から他の頁に回転することによつて書物の２つの面を複
写する装置を記載している。 ストレラはフラツシユ照明装置を使用する電子写真複
写機を記載している。オリジナル文書の最初の半分がプ
ラテン上に一度位置決めされた時に、プラテンを横切つ
て前進するような文書のフラツシユ露出が文書取扱ユニ
ツトによつて行われ、オリジナル文書の第２の半分がプ
ラテン上に位置決めされた時に第２回目のフラツシユ露
出が行われるように制御装置がフラツシユ照明装置を制
御するのである。 発明の目的 本発明は上述のような、複写されるべき２つのオリジ
ナル文書を異なる複写シートの表面又は同じ複写シート
の反対両面に複写するような改良されたハーフモード複
写機を提供することを目的とする。 発明の概要 上述の目的は、対象物を支持する装置と、像ステーシ
ヨンと、前記支持装置によつて前記像ステーシヨンの領
域に支持されている前記対象物を記録する装置と、前記
像ステーシヨンの前記対象物の像の一部分を消去する装
置とを含む光学系を提供することによつて達成されるの
である。 即ち本発明により、対象物を支持する装置を含む光学
系及び像ステーシヨンを有すると共に、この支持装置に
よつて支持された対象物の像を記録する装置と像ステー
シヨン上の対象物の像の一部分を消去する装置とを設け
られた光学系が提供されるのである。 又本発明の他の特徴により、対象物を支持する装置を
有し、光導電性部材及び支持装置によつて支持された対
象物の静電潜像を光導電性部材の１つの領域に記録する
装置及び光導電性部材上に記録された静電潜像を一部分
を消去する装置が設けられている電子写真複写機が提供
されるのである。 本発明の他の特徴は以下の説明及び添付図面を参照す
ることによつて明らかになる。 発明の実施例 本発明は、以下に於てその望ましい実施例を参照して
説明されるが、本発明をそのような実施例に制限するこ
とは企図されていないことを理解しなければならない。
反対に本発明は特許請求の範囲に入る総ての変形、修正
及び等価物を広く包含するものである。 本発明の全体的に理解の為に図面が参照される。これ
らの図面を通じて同様の符号は同じ構成要素を示してい
る。第１図は本発明の特徴を組込んだ電子写真複写機を
示す図面である。以下の説明から、本発明の装置が広範
囲の種々の複写機又は印刷機に使用出来、本発明がその
応用面を図示の特別の実施例に制限されるものでないこ
とは明らかである。 第１図を参照し、本発明の特徴を組込んだ電子写真複
写機の立面図が示されている。図示されるように、この
複写機は導電性基層上に沈着された光導電性表面を有す
るベルト10を使用している。この光導電性表面は電気絶
縁性有機樹脂内にランダムに拡散された光導電性粒子を
有する電荷発生層によつて作られるのが望ましい。この
導電性基置層は、１つ又はそれ以上のジアミンが内部に
溶解されている透明で電気的に不活性なポリカーボネー
ト樹脂を有する電荷移送層を含んでいる。ベルト10は光
導電性表面の引続く部分を順次ベルトの運動路の廻りに
配置された種々の処理ステーシヨンを通して前進する。
ベルト10は剥離ローラー12、張力ローラー14及び駆動ロ
ーラー16の廻りを動かされる。駆動ローラー16は適当な
モーターに連結されてベルト10を回動させ、前進させ
る。 最初ベルト10の一部分が荷電ステーシヨンＡを通過す
る。荷電ステーシヨンＡに於て、コロナ発生装置18がベ
ルト10の光導電性表面を比較的高い実質的に均一な電位
に荷電する。 ベルト10の光導電性表面が荷電された後で、ベルトの
荷電された部分が露出ステーシヨンＢを通つて前進させ
られる。この露出ステーシヨンＢに於て、符号20によつ
て示された書物のようなオリジナル文書即ち対象物が全
体的に平らな状態の透明なプラテン22上に位置決めされ
る。ランプ24が光線を書物20に照射する。書物20から反
射された光線はレンズ26を通つて伝達されて書物の光像
を形成する。形成された光像は書物20の反対両側の頁よ
り成つている。レンズ26は書物20の反対両側の頁の光像
を光導電性表面に荷電された部分に結像させて光導電性
表面の電荷を選択的に消散させる。このことは光導電性
表面上に書物20の反対両側の頁に含まれている情報部分
に対応する静電潜像を記録する。異なる複写シートの表
面即ち同じ複写シートの反対両面又は異なる２つの複写
シートの表面に書物20の夫夫の頁を複写する為に、書物
20の両方の頁の内の一方に対応する静電潜像の部分を消
去する必要がある。ベルト10が矢印28の方向に運動を続
ける際に光パイプ30が光線をベルト10の光導電性表面の
内面に照射する。光パイプ30は光線を光源32からベルト
10の光導電性表面の内面に指向させる。シヤツター31が
光パイプ30と組合されている。シヤツター31がベルト10
の光導電性表面の内面及び光パイプ30の光線の出口の間
に介在される時には光導電性表面は照明されないで、光
導電性表面上に記録された静電潜像は放電されない。従
つて異なる複写シート上に書物の反対両側の頁を複写す
るのを望む時には複写機の操作者は制御パネル34上の適
当なボタンを作動する。これによつて矢印28の方向に静
電潜像の最初の半分がシヤツターを横切つて動かされる
時にシヤツターが光パイプからの光線を遮断する。静電
潜像の中央点が光パイプ上に位置した後でシヤツターが
光パイプから放射される光線を最早遮断しないように動
かされる。このようにして光導電性表面の裏面が照明さ
れて書物の他の半分に対応する静電潜像の領域の放電を
行うのである。これによつて光導電性表面上に残る静電
潜像のみが静電潜像の最初の半弁に対応するようになる
のである。他方の半分は放電される。然る後にランプ24
が附勢されて書物20の反対両側の同じ頁をフラツシユ照
明する。今一度ベルト10の光導電性表面の荷電された部
分が放電されて静電潜像を形成する。今度は静電潜像の
中央点が光パイプを通過するまでシヤツターが光導電性
表面の内面及び光パイプ30の光線の出口の間に介在され
ない。このようにして既に放電された静電潜像の部分は
放電されずに前に放電されなかつた静電潜像の部分が放
電されるのである。このようにして、ベルト10の光導電
性表面上の静電潜像の放電された部分のフラツシユ照明
を引続いて行い、選択的に静電潜像の反対の半分を消去
することによつて２つの引続く静電潜像がベルト10の光
導電性表面上に形成されるのである。例えば若しベルト
が５つのピツチのベルト即ち夫々のピツチが１つの静電
潜像に対応するようなベルトである場合には最初のピツ
チが書物の１頁に対応する静電潜像で、次のピツチが書
物の反対側の頁に対応するのである。前述のことは第２
図及び第３図を参照して更に詳しく説明される。静電潜
像が光導電性表面に形成された後で、ベルト10はこの静
電潜像を現像ステーシヨンＣに前進させる。 この現像ステーシヨンＣに於て、全体を符号36で示さ
れた磁気ブラシ現像装置が現像剤を静電潜像と接触する
ように前進させる。磁気ブラシ現像装置36は２つの磁気
ブラシ現像ローラー38及び40を含むのが望ましい。夫々
のローラーは現像剤を静電潜像と接触するように前進さ
せる。これらのローラーは外方に伸長するキヤリヤ粒子
及びトナー粒子のブラシを形成する。静電潜像はキヤリ
ヤ粒子からトナー粒子を引付けてベルト10の光導電性表
面上にトナー粉末像を形成する。 静電潜像が現像された後で、ベルト10はトナー粉末像
を転写ステーシヨンＤに前進させる。この転写ステーシ
ヨンＤに於て、支持材料の引続くシートが複写シートト
レー42又は44から前進させられる。この転写ステーシヨ
ンＤはコロナ発生装置46を含んでいて、これがイオンを
複写シートの裏面に放射する。このことはトナー粉末像
を光導電性表面から転写シートに引付ける。このように
して書物20の１つの頁に含まれている情報に対応するト
ナー粉末像が最初の複写シートに転写され、書物20の反
対の頁の情報に対応するトナー粉末像が第２の複写シー
トに転写されるのである。転写の後で、複写シートはコ
ンベアー48上で移動してシートを融着ステーシヨンＥに
前進させる。 融着ステーシヨンＥは全体を符号50で示された融着装
置組立体を含んでいて、これが転写された粉末像を夫々
の複写シートに永久的に固定する。融着装置組立体50は
加熱融着ローラー52及び対向する支持ローラー54を含む
のが望ましい。複写シートは融着ローラー及び支持ロー
ラーの間を通過し、トナー粉末像が融着ローラーに接触
するようになされる。このようにしてトナー粉末像は永
久的に夫々の複写シートに固定されるのである。融着の
後で、複写シートは排出トレー56に前進させられる。前
述のことは片面複写即ちシンプレツクス複写作動を示し
ている。これと異なり、若し書物の反対両側の頁を同じ
複写シートの反対両面に複写即ちデユプレツクス複写を
行うことが望まれる場合には、最初のトナー粉末像が転
写ステーシヨンＤにて複写シートの一方の側面に転写さ
れ、複写シートは融着ステーシヨンＥに前進させられ
て、ここでトナー粉末像が永久的に固定される。その後
で、複写シートはインバーター58に入れられる。インバ
ーター58からローラーが複写シートをデユプレツクスト
レー60に前進させる。次に複写シートはデユプレツクス
トレー60から転写ステーシヨンＤに戻されてトナー粉末
像を有していない方の表面が転写ステーシヨンＤにてベ
ルト10の光導電性表面の次のトナー粉末像と接触するよ
うに位置決めされるのである。注目されることは、この
複写機が自動的に適当な数のピツチを飛越して複写シー
トの反対両面が調時された順序でトナー粉末像と共に転
写ステーシヨンＤに前進させられるようになし得ること
である。トナー粉末像が反対側の面に転写されている複
写シートは今一度融着ステーシヨンＥを通過して書物20
の他方の頁に対応するトナー粉末像が永久的に固定され
るのである。複写シートは次に排出トレー56に前進させ
られる。このようなデユプレツクスモードの作用に於て
は、書物20の反対両面の頁が同じ複写シートの反対両面
に複写されるのである。 さて、第２図を参照し、照明装置の更に詳細が説明さ
れる。この図面に示されるように、書物20のＡ面及びＢ
面がフラツシユ照明されてこれから反射された光線がレ
ンズ26を通して伝達されて書物20のＡ面及びＢ面の光像
を形成する。レンズ26はこの光像をベルト10の光導電性
表面の荷電された部分に結像する。ベルト10は矢印28の
方向に移動する。Ａ面及びＢ面の長さは等しく、例えば
ｌである。ベルト10が距離ｌだけ動く時にシヤツター31
が光パイプ30の光出口を遮断して光線が放射されないよ
うになす。ベルト10が距離ｌだけ動いた後でシヤツター
31は光パイプ30の光出口を遮断しないように動かされ
る。このことは光線がベルト10の光導電性表面の裏面を
照明するのを許す。ベルト10が矢印28の方向に動き続け
る時、ベルト10の領域Ｃが照明されて書物20のＡ面に対
応する静電潜像の部分を放電する。このようにしてベル
ト10の光導電性表面に残る静電潜像の部分は書物20のＢ
面のみに対応するようになされるのである。第１図を参
照して既述されたように静電潜像のこの部分はトナー粒
子によつて現像されて複写シートに転写され、これに永
久的に固定されるのである。然る後に書物20のＡ面及び
Ｂ面が再度照明される。このことは第３図に示されてい
る。 さて、第３図を参照し、書物20のＡ面及びＢ面が再度
フラツシユ照明される。書物20のＡ面及びＢ面から反射
された光線はレンズ26を通つて伝達され、Ａ面及びＢ面
の光像を形成する。レンズ26はこの光像をベルト10の光
導電性表面の次の荷電部分即ち次の荷電されたピツチ上
に結像する。今度はシヤツター31は光パイプ30の光出口
から離隔されて配置される。ベルト10が矢印28の方向に
動く時に光パイプ30から放射される光線は領域Ｄにてベ
ルト10の光導電性表面の裏面を照明する。このことは書
物20のＢ面に対応する静電潜像の部分を放電する。ベル
ト10が距離ｌだけ光パイプ30の光出口を通過した後でシ
ヤツター31が光パイプ30の出口及びベルト10の裏面の間
に介在されるような位置に動かされる。このことは光パ
イプ30から放射される光線がベルト10の光導電性表面の
裏面を照明するのを遮断する。このようにして書物20の
Ａ面に対応する静電潜像は放電されない。書物20のＡ面
に対応する静電潜像は再度トナー粒子によつて現像され
る。トナー粒子は別の複写シート又はＢ面に対応するト
ナー粉末像が既に１つの面に永久的に固定されている同
じ複写シートの反対側の面に転写されるのである。複写
シートは次に排出トレーに前進させられて複写機の操作
者によつて取出されるようになされる。 当業者にはこのようにして同じ複写シートの反対両面
又は別々の複写シートに対象物の選択された部分が複写
され得ることが判る。しかしこのような選択される部分
は複写されるべき対象物の半分に対応する必要はない。
これらの部分は変えることが出来、このことは単に調時
方法及びシヤツターが光パイプの光出口とベルト10の光
導電性表面の裏面との間の光路に介在される時間に関係
するのである。従つて光パイプ30と組合された光源32は
同じ対象物の引続く静電潜像の選択された部分を消去す
る為の消去ランプとして働く。このようにして同じ対象
物の選択された部分が同じ複写シートの反対両面又は別
の複写シートに複写されることが出来る。前述の装置は
特に対象物全体が夫々のフラツシユ照明サイクルの間に
フラツシユ照明されるようなフラツシユ照明装置と共に
使用するのに適している。更に、当業者にはシヤツター
を使用せずにこれの代りに適当な時間に光源32を附勢
し、滅勢すればよいことが判る。何れの場合にも制御パ
ネル34上の適当なボタンを操作者が附勢することによつ
て決定される選択された作動モードに関連して複写機の
制御論理装置が、得られる複写が２つのシンプレツクス
複写か、１つのデユプレツクス複写かを決定するように
なされるのである。 以上を要約すると、本発明は、書物のような対象物全
体が２つの引続くサイクルにてフラツシユ照明されるよ
うなフラスシユ照明装置に指向されるものである。この
ことは対象物に対応する２つの引続く静電潜像を形成す
る。静電潜像の一方の選択された部分が消去される。他
方の静電潜像の補完的な部分が次に消去されるのであ
る。組合された時に対象物全体の静電潜像を形成するこ
れらの静電潜像は引続いてトナー粉末によつて現像され
てベルトの光導電性表面に引続くトナー粉末像を形成す
る。これらのトナー粉末像は次に同じ複写シートの反対
両面に転写され、即ちデユプレツクス複写を形成する
か、又は別々の複写シートに転写されて２つのシンプレ
ツクス複写を形成するのである。 従つて本発明により、複写される対象物全体の互いに
補完的な引続く静電潜像を記録する光学系が提供された
ことが明らかである。これらの静電潜像はトナー粒子に
よつて現像されて引続く補完的なトナー粉末像を形成
し、これらの補完的なトナー粉末像が同じ複写シートの
反対両面に転写されるか、又は別々の複写シートに転写
されるのである。この装置は既述の本発明の目的及び利
点を完全に満足させるものである。本発明は上述の特別
の実施例について説明されたが、当業者には多くの変
形、修正及び変更を行い得ることが明らかである。従つ
て本発明の精神及び特許請求の範囲に入るこのような変
形、修正及び変更を広く包含することが企図されてい
る。 発明の効果 上述のように本発明による光学系は、対象物を支持す
る装置と、像ステーシヨンと、前記支持装置によつて前
記像ステーシヨンの領域に支持されている前記対象物を
記録する装置と、前記像ステーシヨンの前記対象物の像
の一部分を消去する装置とを含んでいるから、複写され
るべき２つのオリジナル文書を別々の複写シートの表面
又は同じ複写シートの反対両面に複写することが出来る
ような構造が簡単で作動の良好な改良されたハーフモー
ド複写機が提供されるのである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の特徴を組込んだ電子写真複写機の概略
的立面図。 第２図は第１図の電子写真複写機にて複写される書物の
１つの頁を示す概略的立面図。 第３図は第１図の電子写真複写機にて複写される書物の
他方の頁を示す概略的立面図。 10……ベルト 18……コロナ発生装置 20……書物 22……透明なプラテン 24……ランプ 26……レンズ 30……光パイプ 31……シヤツター 32……光源 34……制御パネル 36……磁気ブラシ現像装置 38,40……磁気ブラシ現像ローラー 42,44……複写シートトレー 50……融着装置組立体 52……融着ローラー 54……支持ローラー 56……排出トレー 58……インバーター 60……デユプレツクストレー Ａ……荷電ステーシヨン Ｂ……露出ステーシヨン Ｃ……現像ステーシヨン Ｄ……転写ステーシヨン Ｅ……融着ステーシヨン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−62091（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−51842（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−221761（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−188559（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−189572（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−225136（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−46560（ＪＰ，Ｕ) 米国特許4716439（ＵＳ，Ａ)

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．第１の文書と第２の文書とを支持する支持装置と、 光導電性部材と、 前記光導電性部材の少なくとも一部を荷電するための装
   置と、 前記支持装置に支持された第１の文書と第２の文書とを
   フラッシュ照明するためのフラッシュ照明装置と、 前記第１の文書と第２の文書との静電潜像を前記光導電
   性部材に記録するために前記フラッシュ照明装置と協同
   して前記第１の文書と第２の文書との光像を前記光導電
   性部材の荷電された部分に投影する光学的装置と、 前記光導電性部材に記録された静電潜像の第１の文書に
   対応する部分を消去するための装置と、 を備えた電子写真印刷機。