JP2697454B2 - 粉状固体燃料用ガス化バーナー及びその使用方法 - Google Patents

粉状固体燃料用ガス化バーナー及びその使用方法

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JP2697454B2 JP4032804A JP3280492A JP2697454B2 JP 2697454 B2 JP2697454 B2 JP 2697454B2 JP 4032804 A JP4032804 A JP 4032804A JP 3280492 A JP3280492 A JP 3280492A JP 2697454 B2 JP2697454 B2 JP 2697454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】鉄及び非鉄金属の還元製錬炉、特
に亜鉛の還元製錬炉における還元性ガス及び熱の供給に
供する粉状固体燃料用ガス化バーナーとその使用方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】乾式亜鉛製錬法の主流であるISP法で
は、硫化亜鉛精鉱を焙焼し、得た焼結塊を塊状コークス
と共に熔鉱炉に投入し、亜鉛を揮発させて亜鉛蒸気を含
む還元性ガスを得、このガス中の亜鉛蒸気を鉛スプラッ
シュコンデンサーで吸収し、回収して粗亜鉛を得てい
る。
【0003】このISP法は、他の乾式法と比べて鉛と
亜鉛とを同時に処理できる等の利点があり、コスト競争
力の高いものとなっている。
【0004】しかしながら、近時のコスト競争の激化
は、このISP法のコスト競争力すら無力のものとしつ
つある。この主因は高価な塊状コークスの使用にある。
【0005】一方、電力単価の高いわが国では、湿式製
錬法は不利である。
【0006】従って、ISP法のようにコスト競争力を
高めた種々の乾式法の改良が提案され検討されている。
【0007】これらの提案の中で有望視されているもの
の一つに特公昭61−28004号公報に開示された
「吹き込み熔錬による亜鉛製錬法」がある。この方法
は、あらかじめ亜鉛精鉱中のFe/SiO2比に近い組
成のスラグと粗鉛層からなる熔融浴を炉内に溜め、該熔
融浴中に亜鉛精鉱の焙焼粉と還元剤と高酸素富化空気と
をランスを介して吹き込むものであり、還元剤として粉
コークス及び/または微粉炭材を使用するものである。
この方法は、ISP法と比較すると、塊状コークスの代
わりに粉コークス及び/または微粉炭材を使用するため
に、操業費用の大幅な低下が可能となる。
【0008】しかし、この方法では、粉コークスの炉内
での滞留時間が短いため、塊コークスに比較して粒径が
小さいにもかかわらず、粉コークスの利用率、すなわち
どれだけの炭素が燃焼しガス成分となるかというガス化
率は、ISP法に比べて著しく悪い。その結果、未燃焼
の粉コークスが多量に後工程のコンデンサーに飛散し、
亜鉛の凝固を阻害し、Znの回収率を著しく低くしてい
る。
【0009】この欠点を解消すべく2件の発明が提案さ
れ、公開されている。特開昭62−80234号公報と
特開平1−129933号公報記載の発明である。これ
らの2件の発明は、いずれも吹き込みランスに関するも
のである。
【0010】特開昭62−80234号公報記載の発明
は、ランスを二重管構造とし、内管に微粉炭材を、外管
に燃焼用気体としての酸素あるいは酸素富化空気を供給
し、該ランスの先端部に設けられた混合部で微粉炭材と
燃焼用気体とを混合するものである。
【0011】特開平1−129933号公報記載の発明
は、亜鉛原料吐出ノズルを中央に配し、複数個の微粉炭
材と燃焼用気体との混合物吐出ノズルを前記亜鉛原料吐
出ノズルの周囲に配設したものである。
【0012】これらの両発明の特徴は、いずれもノズル
先端内部の狭い部分に微粉炭と燃焼用気体との混合部を
設けてあり、使用に際しては混合後、ノズルの噴出口か
らほぼ音速で炉内に吐出する。
【0013】上記2件の発明におけるランスの使用は、
微粉炭のガス化率をある程度改善するものの、いずれも
操業時間の経過と共にガス化率が急速に低下し、亜鉛回
収率も急速に低下するという現象がみられる。この原因
は、あまりに吐出速度が早く、微粉炭によりバーナー先
端部が急速に摩耗し、微粉炭と燃焼用気体との混合状態
が悪化し、微粉炭のガス化、すなわち燃焼性が低下する
ことにある。
【0014】また、上記2件の発明におけるようにラン
スを用いて吹き込まれた微粉炭は、炉内で酸素不足の状
態でガス化されるが、炉内温度は、煉瓦保護のため15
00℃以下に保たれているために、いかに微粉炭と燃焼
用気体との混合をよくしても、以下の理由により、微粉
炭のガス化率の改善には自ずと限界がある。
【0015】微粉炭の主成分である炭素は周知のように
酸素不足の状態では、以下の式に従ってガス化する。
【0016】
【式6】C(s)+O2 (g)=CO2 (g)
【0017】
【式7】C(s)+CO2 (g)=2CO(g)
【0018】すなわち、酸素は、まず式6に従って炭素
と反応し、酸素量に応じたCO2 を生成し、次いでこの
CO2 は残存する炭素と式7に従って反応し、COを生
成する。周知のように式6の反応は、発熱反応であり、
速やかに進行するが、式7の反応は、吸熱反応であり、
その反応速度は温度と正相関の関係にある。1500℃
程度では、この式7の反応速度は比較的遅く、残存する
炭素を完全にCOにするためには炭素の炉内滞留時間を
長くすることが不可欠となる。しかし、上記2つの発明
を用いる場合には該炭素の炉内滞留時間の長期化は図れ
ない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高燃
焼率を長時間維持できる固体燃料用ガス化バーナーの提
供にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本願
第1の発明の粉状固体燃料用ガス化バーナーは、中央部
に孔を有する天井が設けられた燃焼筒と、上部側面にノ
ズルが設けられ、下端が前記燃焼筒の天井の孔に接合さ
れた予混合管とからなる。該予混合管と前記燃焼筒とが
同軸状に設けられ、予混合管の下端と前記天井の下面と
により形成される平面が予混合管の中心に対して実質的
に直角をなすように配置される。予混合管の内径をdm
m、上部側面のノズルの中心線と予混合管の中心線との
交点より予混合管下端までの距離を1mmとし、燃焼筒
の内径をDmm、長さをLmmとしたときに1≧5dと
なり、下記式8により求めたαが5〜20度となり、さ
らに好ましくは下記式9により求めたAの値が0〜10
0mmとなるものである。なお、少なくとも燃焼筒に水
冷ジャケットを設けるのが望ましい。
【0021】
【式8】tanα=(D−d)/2/L
【0022】
【式9】tan12°={(D−d)/2−A}/L
【0023】そして、上記課題を解決する本願第2の発
明は、第1の発明の粉状固体燃料用ガス化バーナーの燃
焼筒天井部に副混合管を設けたものである。好ましく
は、燃焼筒外周と予混合管との間に、予混合管と同心円
状で等間隔となるように複数個の副混合管を設ける。
【0024】さらに、上記課題を解決する本願第3の発
明は、本願第2の発明の固体燃料用ガス化バーナーの使
用方法であり、酸素比mを式10で得られる値としたと
きに、予混合管の酸素比mを副混合管の酸素比m以上と
するとすることを特徴とする。好ましくは、予混合管の
酸素比mを0.9〜1.0とし、さらに好ましくは燃焼
用気体の少なくとも大部分を予混合管に供給し、予混合
管の酸素比mが0.9〜1.0となるように粉状固体燃
料を予混合管に供給し、燃焼用気体の残部と粉状固体燃
料の残部とを副混合管に供給する。
【0025】
【式10】m=(実際に供給する酸素量)/(燃料中の
CとHとを全量CO2 とH2 Oとに酸化するのに必要と
される酸素量)
【0026】
【作用】一般に、吹き込み管を用いて気体を炉内に吹き
込む場合、吹き込まれた気体は円錐状の気流を形成す
る。そして、この気流の円錐面より吹き込み管側の上部
空間は、反応に対して何の役にもたたない未利用空間と
なる。しかし、この円錐状の気流を覆うように円筒状フ
ードを設けると、該フードと気流の円錐面とに囲まれた
領域内に気流の再循環流を形成することができ、これに
より気体の実質的な滞留時間の延長を図ることが可能と
なる。本発明者らは、これを利用することにより本発明
に到った。
【0027】
【実施例】以下、図を用いて本願発明の実施例を説明す
る。
【0028】図1は、本願第1の発明のガス化バーナー
の実施例である。このガス化バーナーは、中央部に孔1
1を有する天井12が設けられた燃焼筒13と、その上
部側面14にノズル15が設けられ、前記孔11にて上
記天井12と嵌合して設けられた予混合管16とから成
る。該予混合管16と前記燃焼筒13とが同心円状に設
けられ、予混合管16の下端17と前記天井12の下面
18とにより形成される平面19が予混合管16の中心
軸20に対して実質的に直角をなすように配置されてい
る。
【0029】燃焼筒13と、前記天井12と予混合管1
6の下部とに水冷ジャケット21、22’、21”を設
けてある。予混合管16の内径dを100mm、上部側
面14のノズル15の中心線22と予混合管16の中心
軸20との交点23より予混合管下端17までの距離l
を1000mmとし、燃焼筒13の内径Dを500m
m、長さLを600mmとしてある。そして、上記式8
により求めたαが18.4度、上記式9により求めたA
の値が70mmとなっている。なお、式9のAは拡張値
であり、気流円錐面と燃焼筒側壁との間隔を示す値であ
る。
【0030】上記ガス化バーナーの使用に際しては、各
水冷ジャケット21、21’、21”に冷却水を流しつ
つ、予混合管16の上端24より粉状固体燃料を流送用
空気を用いて予混合管16内に吹き込み、ノズル15よ
り工業用酸素を吹き込む。この際、図2に示されるよう
に燃焼筒内部に燃焼ガスの再循環流35が形成される。
【0031】すなわち、吹き込み管を用いて気体を炉内
に吹き込む場合、吹き込まれた気体は円錐状の気流32
を形成する。そして、この気流32の円錐面33より吹
き込み管側の上部空間は、反応に対して何の役にもたた
ない未利用空間となる。しかし、この円錐状の気流32
に対して、図2のような円筒状フード31を設けると、
該フード31と気流32の円錐面33とに囲まれた領域
34内に気流の再循環流35を形成することができ、こ
れにより気体の実質的な滞留時間の延長を図ることが可
能となる。
【0032】本願第1の発明の構造のガス化バーナーに
おいても、予混合管内のガススピードが遅い場合には、
図2に示すような燃焼ガスの再循環流は燃焼筒内に形成
されない。しかし、実際にはこの心配はない。すなわ
ち、粉コークス、微粉炭といった粉状固体燃料と、これ
らを燃焼するための燃焼用気体との混合度を良好に維持
するためには、予混合管内のガススピードは少なくとも
5m/s以上が必要とされ、この条件を満たす限りにお
いて上記再循環流は確実に発生する。
【0033】ところで、粉状固体燃料と燃焼用気体とを
予混合管より吐出させると、予混合管先端付近では粉状
固体燃料と燃焼用気体の広がり角度はほぼ同じであり、
その角度は吐出速度により変化するものの一般に10°
〜40°である。ちなみに、粉状固体燃料としてコーク
スを用いた場合、コークスによる予混合管内面の摩耗が
問題とならないような範囲で採りうる最大ガス速度はほ
ぼ10m/sであり、この場合の広がり角度は24°で
ある。
【0034】広がり角度を頂角とする円錐状気流の表面
と燃焼筒下端との位置関係により、上記再循環流の強さ
と燃焼筒の寿命が決まる。すなわち、燃焼筒下端が円錐
状気流中に進入すればするほど再循環流は強くなり、燃
焼筒の寿命は短縮する。そして、燃焼筒下端が円錐状気
流表面から離れれば離れるほど再循環流は急速に弱ま
り、燃焼筒の寿命は長くなる。
【0035】本願第1の発明で、予混合管の内径をdm
m、燃焼筒の内径をDmm、長さをLmmとし、広がり
角度を2αとしたときに、αが5〜20度の範囲内で上
記式8を満たすようにd、D、Lを選定するのは、この
条件で求められた値を用いて作成されたガス化バーナー
は粉状固体燃料のガス化率と燃焼筒の寿命との関係で、
双方が共に良好となるからである。
【0036】また、予混合管内面の摩耗が問題とならな
い最高ガス速度は、粉状固体燃料の種類、予混合管の材
質にもよるが、例えば粉状固体燃料として粉コークスを
用いた場合にはほぼ10m/sであり、この場合の広が
り角度は24°である。この場合、上記式9により求め
たAの値が0〜100mmとなるようにd、D、Lを選
定すれば、燃焼筒の寿命に対し、よりいっそう効果的で
ある。
【0037】ちなみに、d、D、Lは以下のようにして
決定する。
【0038】まず、粉状固体燃料の流送空気量と燃焼用
気体量との合計量をWとし、予混合管の摩耗の生じない
範囲で流送速度Vを選定し、W/V=d2 /4π(m
m)よりdを求める。次いで、式6、式7を用いて生成
燃焼ガス量W’と燃焼ガス温度T(絶対温度)とを推定
し、所望の燃焼筒内における滞留時間tとを用いて式1
1を関係式として得る。
【0039】
【式11】(d2 /4π)・L=W’Tt/273
【0040】そして、式8と式11とdとから式8のα
が5〜20度となるDとLとを決定する。さらに、好ま
しくは、得られたDとLと式9とを用いて得たAの値が
0〜100mmとなるようなDとLとを選定する。な
お、通常Tは2470〜2770K程度である。よっ
て、少なくとも燃焼筒と、前記天井とに水冷ジャケット
を設けることが必要となる。また、燃焼用気体として高
酸素富化空気を用いると、予混合管内の下部で燃焼反応
が起きることもあり、この場合には予混合管の下部にも
水冷ジャケットを設けることが好ましい。
【0041】さて、粉状固体燃料と燃焼用気体とを予混
合管内で混合させることもガス化率を高めるための大き
な要素の1つである。この目的を達成する手段として
は、2通りの方法がある。1つはガス速度を速くするこ
とであり。他の1つは予混合管内での滞留時間を長くす
ることである。
【0042】ガス速度を速くすると予混合管の寿命が著
しく短縮されるため、この方法には限界がある。この点
より、本発明では予混合管の中心線と予混合管に設けら
れた上部側面のノズルの中心線との交点より予混合管下
端までの距離を1mmとしたときに1≧5dとして滞留
時間を確保し、これにより、予混合管内での粉状固体燃
料と燃焼用気体との良好な混合状態を維持している。
【0043】本発明の条件である1≧5dという条件を
守る限り、予混合管近傍での予混合管横断面の各点にお
ける気流速度、気流密度、粉状固体燃料の分布はほぼ均
一化できる。このため、燃焼筒内に吹き出されたガス流
の中心は、燃焼筒の中心と一致し、ずれることはない。
よって、生成反応ガスの偏芯による燃焼筒側壁の局部的
な損耗は発生しない。
【0044】次に、本願第2の発明について説明する。
【0045】図3、4は、それぞれ本願第2の発明の実
施例を示す。図3、4は、共に本願第1の発明のガス化
バーナーの燃焼筒の天井12に、予混合管16と同心円
状に2つの副混合管25、25’を設けたガス化バーナ
ーの断面図である。
【0046】図3では、副混合管25、25’の吹き込
み方向を予混合管16の吹き込み方向と同じ向きにして
あり、図4では、副混合管25、25’の吹き込み方向
を予混合管16の中心軸20の方向へ向けてある。
【0047】本願第2の発明において、副混合管を設け
るのは、本願第1の発明における再循環流による燃焼筒
内の未利用空間の有効利用をさらに強化するためであ
る。すなわち、本願第1の発明における再循環流の強さ
は、予混合管と燃焼筒の諸元や予混合管からの吐出速度
等に大きく依存するため、操業条件の変動に追随して常
に最適状態を保つことは困難である。本願第2の発明の
副混合管は、これを解消するためのものであり、副混合
管より前記再循環流の中に粉状固体燃料、あるいは粉状
固体燃料と燃焼用気体とを吹き込むことにより、再循環
流の効果とあいまって未利用空間のより有効な利用を可
能としている。
【0048】副混合管を燃焼筒の天井に設けるのは、燃
焼筒の側壁に設けた場合には予混合管により形成される
円錐状気流が大きく乱され、再循環流の強度が大幅に低
下するからである。
【0049】天井における副混合管の取付位置、取付本
数については特にこだわらないが、未利用空間の割合を
可能な限り減少させ、燃焼筒側壁を摩耗させず、かつ予
混合管により形成される円錐状気流を乱さないようにす
ることが必要であり、このためには複数個の副混合管を
予混合管と同心円状で等間隔に配置することが好まし
い。
【0050】次に、本願第3の発明について説明する。
【0051】図5は、本願第1の発明のガス化バーナー
を用いて測定したm値と粉コークスのガス化率との関係
を示したグラフであり、横軸はm値、縦軸は粉コークス
のガス化率である。
【0052】本グラフを求めるに際しては、本願第1の
発明のバーナーを図6に示した炉の反応塔61の頂部に
設け、該バーナーの予混合管62にC品位82%の粉コ
ークス120Kg/hを55Nm3 /hの空気で上端6
3より流送し、予混合管62の上部側面に設けたノズル
64の端部65より濃度90%の工業用酸素の所定量を
供給し、アップテイク部66に設けた測定孔(図示せ
ず)より排ガス中のCO2 、CO、O2 とを求め、得ら
れた結果より粉コークスのガス化率を求めた。
【0053】図5よりガス化率は、m値の上昇と共に高
くなり、0.95で100%となっていることがわか
る。このガス化率が100%となるm値は、処理するコ
ークス量や燃焼用気体の酸素富化率によって多少変動す
るものの、いずれの場合でも1よりも小さな値となる。
【0054】次に、図6の装置を用い、該バーナーの予
混合管62にC品位82%の粉コークス240Kg/h
を55Nm3 /hの空気で流送し、予混合管上部側面の
ノズル64より280Nm3 /hの濃度90%の工業用
酸素を供給し、ガス化させ、反応塔61に設けられた測
定口Aより水冷サンプラー(図示せず)を挿入し、反応
塔61内の所定の位置のCO2 、CO濃度を分析すると
共に、該サンプラー上に堆積した未燃の粉状コークス量
を測定した。反応塔61の中心部(センター)より反応
塔61の側壁(炉壁)までの半径方向におけるCO2
COの濃度分布を図7に示した。未燃の粉状コークス量
の分布は、反応塔中心から側壁方向へ360mmまでが
かなり多く、引き続く40mmの間で急激に低下し、以
後側壁までは全く検出されなかった。
【0055】以上の結果は、以下のことを示していると
いえる。すなわち、図5は、粉状コークス中のCはm値
が1より小さくてもガス化が完了することを示してお
り、これは式6に従いCはまずCO2 まで酸化され、式
7に従いCOとなりガス化が完了するが、式7は式6に
比してその反応速度は遅く、全体の反応において律速と
なっていることを示しており、従来の説を裏付けている
といえる。そして、反応塔側壁に近いほどCO2 濃度は
低下し、CO濃度は上昇しているということを示す図7
の結果と、反応塔側壁に近いほど未燃の粉状コークスが
検出されないという結果より、本実施例では、再循環流
に巻き上げられた未燃の粉状コークスの全てが式7に従
い反応し、巻き上げられなかった未燃の粉コークスはそ
のまま炉内に移行し、その一部は式7に従いCOとなる
ものの、残部はそのままコンデンサーに排出されるとい
える。
【0056】よって、ガス化率を高めるためには、本願
第2の発明のガス化バーナーを用い、予混合管に供給す
る粉状固体燃料と燃焼用気体との関係をm値ができるだ
け高い条件とし、副混合管で全体のバランスを調整する
ことが必要となる。また、図5より予混合管に供給する
粉コークスと燃焼用気体との関係をm値が0.9〜1と
するようにすることが好ましいといえる。
【0057】ちなみに、Cが82%の粉コークスを空気
を用いて流送し、純度90%の工業用酸素を用いて燃焼
用気体の酸素濃度を75%とし、CO2 /CO=0.5
のガスを得る場合を用いて本願第3の発明の方法を具体
的に説明すると以下のようになる。
【0058】ガス化率を100%とし、CO2 /CO=
0.5とするためには、粉コークス100Kgに対して
102Nm3 の酸素が必要となる。一方、完全燃焼さ
せ、Cの全量をCO2 とするためには、153Nm3
酸素が必要となる。よって、この場合のmの値は、10
2Nm3 ÷153Nm3 =0.67となる。
【0059】酸素バランスは、下記の式12で示され
る。
【0060】
【式12】0.21Vair +0.9VO2=102
【0061】ここにおいて、Vair は流送用空気量であ
り、VO2は富化する工業用酸素の量である。
【0062】そして、酸素濃度バランスは、以下の式1
3で示される。
【0063】
【式13】102/(Vair +VO2)=0.75。
【0064】式12と式13とを解くことにより、V
air =30Nm3 、VO2=106Nm3 が解として得ら
れる。粉粒体を気流で流送する場合の限界は、おおむね
10Kg物体/Kgガスであるが、本例では、100K
g÷30Nm3 ×22.4Nm3 /モル÷28.8Kg
/モル=2.6Kg粉体/Kgガスとなり問題はない。
【0065】上記計算結果を用いて、予混合管と副混合
管とに分配した例を以下の表に示す。
【0066】
【表1】
【0067】表1は、分配器を用いて粉コークス
を含む気流を予混合管と副混合管とに8:2の割合で分
配し、工業用酸素の90%を予混合管に吹き込み、残部
を副混合管に吹き込んだものである。
【0068】
【表2】
【0069】表2は、分配器を用いて粉コークス
を含む気流を予混合管にm値と同じ割合で分配し、工業
用酸素の全量を予混合管に吹き込んだものである。本例
は、ある程度の酸素富化空気を使用する場合でないと採
用することはできないものの、予混合管でのm値を0.
95以上とすることができるため、より高いガス化率が
得られるものと期待できる。また、副混合管への供給を
粉コークスを含む気流の分配によらず、ロータリーバル
ブ等を用いた落とし込みで行うことも可能であり、この
場合、流送用空気も全量予混合管に供給することが可能
となる。
【0070】
【実施例1】炭素品位82%の粉コークスを用いて、C
2 /CO=0.5となる還元性ガスを得るための本発
明のガス化バーナーを表3の条件に基づき作成した。
【0071】
【表3】
【0072】上記条件より、dは100mmとな
り、この値とA=70mmとを用い、式8と式11とか
らDは500mm、Lは600mmとなった。ちなみ
に、これらのd、D、Lと式7とを用いて得たαは1
8.4度となっている。これらの値とl=100mmと
を用いて、図2と同様のガス化バーナーを作成し、図3
に示した炉の反応塔61の頂部に設置し、上記設計条件
に従い3日間の試験操業を行った。その間、アップテー
ク66の測定口(図示せず)より排ガスを採取し、オル
ザット法でCO2 、CO、O2 濃度を分析した。得られ
た値を検討したところ、3日間の変動は小さく、その平
均値はCO2 =39.5%、CO=41.5%、O2
0%であった。そして、マスバランスをとった結果、粉
コークス中のCの90%がガス化したことがわかった。
しかしながら、CO2 /CO=0.5にはならなかっ
た。
【0073】なお、試験終了後燃焼筒の内側を観察した
ところ、粉コークスの灰分が熔解して形成された厚み2
0mm程度のスラグ層が内面全体を均一に覆っており、
粉コークスの衝突による摩耗は見当たらなかった。
【0074】
【実施例2】工業用酸素量を192Nm3 /hとし、実
施例1と同じガス化バーナーを用いて3日間の試験操業
を行った。その結果、排ガス中のCO2 、CO、O2
度の3日間の平均値はCO2 =27.5%、CO=5
4.0%、O2 =0%であった。そして、マスバランス
をとった結果、ガス化率は90%であった。よって、本
例では、CO2 /CO=0.5を90%のガス化率で達
成することができた。
【0075】
【実施例3】実施例1に用いたガス化バーナーの燃焼筒
の天井に内径25mmの2本の副混合管を図3のように
予混合管と平行になるように取り付け、実施例1と同一
条件で3日間の試験操業を行った。ただし、本実施例に
おいては、粉コークスと流送空気の混合物の全量の2/
3を予混合管に供給し、残部の1/3を等分し、それぞ
れの副混合管に供給した。そして、予混合管と副混合管
のm値をいずれも0.67となるようにした。その結
果、排ガス中のCO2 、CO、O2 濃度の3日間の平均
値はCO2 =35.0%、CO=47.0%、O2 =0
%であり、マスバランスより求めたガス化率は94%で
あった。
【0076】
【実施例4】図4のように副混合管をその吹き込み方向
が予混合管の中心軸方向に向くように設けた以外は、実
施例3と同様にして3日間の試験操業を行った。その結
果、排ガス中のCO2 、CO、O2 濃度の3日間の平均
値はCO2 =37.0%、CO=44.0%、O2 =0
%であり、マスバランスより求めたガス化率は92%で
あった。
【0077】
【実施例5】工業用酸素の全量を予混合管に全量供給す
る以外は、実施例3と同様にして3日間の試験操業を行
った。予混合管と副混合管のm値は、それぞれ0.99
と0.03であった。得られた排ガス中のCO2 、C
O、O2 濃度の3日間の平均値はCO2 =32.5%、
CO=49.5%、O2 =0%であり、マスバランスよ
り求めたガス化率は96%であった。
【0078】
【比較例1】工業用酸素のうちの100Nm3 /hを予
混合管に供給し、工業用酸素の残部を副混合管に供給し
た以外は、実施例3と同様にして3日間の試験操業を行
った。予混合管と副混合管のm値は、それぞれ0.47
9と1.05であった。得られた排ガス中のCO2 、C
O、O2 濃度の3日間の平均値はCO2 =46.0%、
CO=34.0%、O2 =0%であり、マスバランスよ
り求めたガス化率は85%であった。
【0079】
【発明の効果】本発明のガス化バーナーを用いれば、燃
焼筒側壁と粉状固体燃料との接触を避けることができ、
かつ燃焼筒内に再循環流を発生させ、この再循環流を有
効に利用するために粉状固体燃料の燃焼筒内での滞留時
間を延長でき、高いガス化率を安定して長時間得ること
ができる。また、本発明の方法に従えば、本発明のガス
化バーナーの利点を引き出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明のガス化バーナーの実施例を示
す部分断面図である。
【図2】吹き込み管より気流を吹き込むことにより生ず
る円錐状の気流と円筒状フードとの関係を示した説明図
である。
【図3】本願第2の発明の実施例にかかるガス化バーナ
ーの部分断面図である。
【図4】本願第2の発明の他の実施例にかかるガス化バ
ーナーの断面図である。
【図5】本願第1の発明のガス化バーナーを用いて測定
したm値と粉コークスのガス化率との関係を示したグラ
フである。
【図6】図5の関係を求めるためにガス化バーナーを設
置した反応装置の概念断面図である。
【図7】本発明の実施例で得られた反応塔中心部より反
応塔側壁までの半径方向におけるCO2 とCOの濃度分
布を示したグラフである。
【記号の説明】
11 孔 12 天井 13 燃焼筒 14 上部側面 15 ノズル 16 予混合管 17 下端 18 下面 19 水平面 20 中心軸 21 水冷ジャケット 21’ 水冷ジャケット 21” 水冷ジャケット 22 中心線 23 交点 24 上端 25 副混合管 25’ 副混合管 31 円筒状フード 32 気流 33 円錐面 34 領域 35 循環流 61 反応塔 62 予混合管 63 上端 64 ノズル 65 側端 66 アップテイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−134412(JP,A) 特開 平1−129933(JP,A) 特開 昭62−80234(JP,A) 特公 昭60−33887(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に孔を有する天井が設けられた燃
    焼筒と、上部側面にノズルが設けられ、下端が前記燃焼
    筒の天井の孔に接合された予混合管とから成り、該予混
    合管と前記燃焼筒とが同心円状に設けられ、予混合管の
    下端と前記天井の下面とにより形成される平面が予混合
    管の中心軸に対して実質的に直角をなすように配置さ
    れ、少なくとも燃焼筒に水冷ジャケットを設けてなり、
    予混合管の内径をdmm、上部側面のノズルの中心線と
    予混合管の中心線との交点より予混合管下端までの距離
    を1mmとし、燃焼筒の内径をDmm、長さをLmmと
    したときに1≧5dとなり、下記式1により求めたαが
    5〜20度となることを特徴とする粉状固体燃料用ガス
    化バーナー。 【式1】tanα=(D−d)/2/L
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス化バーナーにおい
    て、1≧5dとなり、上記式1により求めたαが5〜2
    0度となり、かつ下記式2により求めたAの値が0〜1
    00mmとなることを特徴とする粉状固体燃料用ガス化
    バーナー。 【式2】tan12°={(D−d)/2−A}/L
  3. 【請求項3】 請求項1記載の粉状固体燃料のガス化バ
    ーナーの燃焼筒の天井に副混合管を設けたことを特徴と
    する粉状固体燃料用ガス化バーナー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の粉状固体燃料用ガス化バ
    ーナーにおいて、複数個の副混合管を、燃焼筒外周と予
    混合管との間の天井に、予混合管と同心円状で等間隔と
    なるように設けたことを特徴とする粉状固体燃料用ガス
    化バーナー。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の粉状固体燃料のガス化バ
    ーナーの燃焼筒の天井に副混合管を設けたことを特徴と
    する粉状固体燃料用ガス化バーナー。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の粉状固体燃料用ガス化バ
    ーナーにおいて、複数個の副混合管を、燃焼筒外周と予
    混合管との間の天井に、予混合管と同心円状で等間隔と
    なるように設けたことを特徴とする粉状固体燃料用ガス
    化バーナー。
  7. 【請求項7】 酸素比mを式3で得られる値としたとき
    に、予混合管の酸素比mを副混合管の酸素比m以上とす
    ることを特徴とする請求項3〜6記載の粉状固体燃料用
    ガス化バーナーの使用方法。 【式3】m=(実際に供給する酸素量)/(燃料中のC
    とHとを全量CO2 とH2 Oとに酸化するのに必要とさ
    れる酸素量)
  8. 【請求項8】 酸素比mを式4で得られる値としたとき
    に、予混合管の酸素比mを0.9〜1.0とし、副混合
    量の酸素比m以上とすることを特徴とする請求項3〜6
    記載の粉状固体燃料用ガス化バーナーの使用方法。 【式4】m=(実際に供給する酸素量)/(燃料中のC
    とHとを全量COとHOとに酸化するのに必要とさ
    れる酸素量)
  9. 【請求項9】 酸素比mを式5で得られる値としたとき
    に、燃焼用気体の少なくとも大部分を予混合管に供給
    し、予混合管における酸素比mが副混合量の酸素比m以
    上で0.9〜1.0となるように粉状固体燃料を予混合
    管に供給し、燃焼用気体の残部と粉状固体燃料の残部と
    を副混合管に供給することを特徴とする請求項3〜6記
    載の粉状固体燃料用ガス化バーナーの使用方法。 【式5】m=(実際に供給する酸素量)/(燃料中のC
    とHとを全量COとHOとに酸化するのに必要とさ
    れる酸素量)
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