JP2697375B2 - 電流検出ユニット - Google Patents

電流検出ユニット

Info

Publication number
JP2697375B2
JP2697375B2 JP3168663A JP16866391A JP2697375B2 JP 2697375 B2 JP2697375 B2 JP 2697375B2 JP 3168663 A JP3168663 A JP 3168663A JP 16866391 A JP16866391 A JP 16866391A JP 2697375 B2 JP2697375 B2 JP 2697375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
chip coil
magnetic sensor
detection unit
current detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3168663A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04366771A (ja
Inventor
寛幸 大田
勝重 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3168663A priority Critical patent/JP2697375B2/ja
Publication of JPH04366771A publication Critical patent/JPH04366771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2697375B2 publication Critical patent/JP2697375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コイルに流れる電流
を磁気センサを用いて検出する電流検出ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電流検出ユニットの従来例を図
8に示す。この電流検出ユニットは、基板30の端部に
搭載した磁気センサ32を、C型のコア36に巻線38
を施したコイル部34のギャップ部40内に位置させ、
巻線38に電流が流れることによってギャップ部40に
発生する磁束を磁気センサ32で検知する構造をしてい
る。これによって、巻線38(一次側)に流れる電流の
大きさを、一次側と電気的に絶縁された二次側において
検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の電流検出ユニットには次のような問題がある。
コア36に巻線38を巻いているためコイル部34が
大型となり、そのため当該電流検出ユニットの小型化が
困難である。コイル部34の上記のような取り付けは
複雑であり、組立性が悪い。従って、組立を自動化する
のも困難である。コア36と磁気センサ32との絶縁
を施すことが難しく、そのため図示のように絶縁シート
42等の挟み込みが必要になり、この点からも組立性が
悪い。コイル部34と、より具体的にはそのギャップ
部40と磁気センサ32との位置精度を良くすることが
困難である。検出感度のばらつきを少なくするために
は、コイル部34と磁気センサ32とを高い位置精度で
取り付けることが要求され、極めて組立にくい。
【0004】そこでこの発明は、小型で組立性が良くか
つ検出感度のばらつきが少ない電流検出ユニットを提供
することを主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る第1の電流検出ユニットは、絶縁体
中にコイルを形成するように導体を設けて成るチップコ
イルであってその中央部に凹部を有するものと、このチ
ップコイルの凹部内に搭載されていて同チップコイルが
発生する磁束を検知する磁気センサとを備えることを特
徴とする。
【0006】また、この発明に係る第2の電流検出ユニ
ットは、絶縁体中にコイルを形成するように導体を設け
て成るチップコイルであってその中央部に穴を有するも
のを基板に搭載し、かつ同基板上であってチップコイル
の前記穴内に位置するように、同チップコイルが発生す
る磁束を検知する磁気センサを搭載して成ることを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記いずれの電流検出ユニットの場合も、チッ
プコイル内の導体に電流が流れることによって磁束が発
生し、これが磁気センサを横切る。磁気センサは、この
磁束を検知してそれに応じた出力を発生する。これによ
って、チップコイルに流れる電流の大きさ等を磁気セン
サによって検出することができる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明に至る前の参考例としての
電流検出ユニットを示す断面図であり、図2中の線A−
A方向に見たものに相当する。図2は、図1の電流検出
ユニットの平面図である。
【0009】この電流検出ユニットは、チップコイル2
とその上の中央部に搭載された磁気センサ12とを備え
ている。
【0010】チップコイル2は、絶縁体4中に導体6を
コイルを形成するように螺旋状に設けたものであり、コ
イルの両端部は、この例では側面部に形成された二つの
外部電極8aにそれぞれ接続されている。絶縁体4は、
要は所定の絶縁性能を有しておれば良く、その材料は絶
縁体、誘電体、更には磁性体のいずれでも良い。磁性体
を用いれば透磁率が向上するので当該電流検出ユニット
の感度をより向上させることができる。
【0011】磁気センサ12は、例えばホール素子、ホ
ール素子を含むホールIC、磁気抵抗素子等であり、そ
の構成に応じて端子数は変わる。図示例のものは4本の
端子13を有しており、それに合わせてチップコイル2
の上面には4本の電極10を形成しており、この各電極
10に磁気センサ12の各端子13を半田付け等によっ
て接続している。また各電極10は、チップコイル2の
上記外部電極8aとは反対側の側面部まで延設されて、
そこに形成された四つの外部電極8bにそれぞれ接続さ
れている。
【0012】上記のようなチップコイル2の作り方には
色々あるが、その一例を図3に示す。即ち、このチップ
コイル2は、絶縁体、誘電体あるいは磁性体等から成る
グリーンシート4a上に導体6を所定パターンで(例え
ばスパイラル状に)形成したものを複数枚用意し、これ
らの上下に、上記グリーンシート4aと同様のものであ
って導体6を形成していないグリーンシート4bを必要
枚配置し、これらを重ね合わせてプレスした後、全体を
焼成することによって作製することができる。各層の導
体6は、各グリーンシート4aに設けたスルーホール7
(より具体的にはそこに充填した導体)によって直列に
(即ち螺旋状に)接続されている。また、一番上側と下
側の導体6の端部6aは、グリーンシート4aの端まで
引き出されており、そこで前述した外部電極8aに接続
される。
【0013】この場合、上側のグリーンシート4bによ
って絶縁層が形成され、その上に前述した接続用の電極
10が形成されかつ磁気センサ12が搭載されることに
なる。下側のグリーンシート4bは、その上のグリーン
シート4aによって所要の絶縁が得られるのであれば、
必ずしも設けなくても良い。また、上記のようなグリー
ンシート4a、4bの代わりに、焼成済みのシートを用
いることも可能である。
【0014】再び図1を参照して、このような電流検出
ユニットにおいては、チップコイル2内の導体6に二つ
の外部電極8aを経由して電流を流すことができ、それ
によって例えば図1中に破線で示すように磁束φが発生
し、これが磁気センサ12を横切ることになる。その結
果、磁気センサ12はこの磁束φを検知して、その磁束
量に応じた電圧、抵抗値等の出力を発生する。これによ
って、チップコイル2中の導体6に流れる電流の大きさ
等を、それとの間で絶縁を保ちつつ、磁気センサ12に
よって検出することができる。
【0015】しかもこのような電流検出ユニットによれ
ば次のような利点がある。チップコイル2を用いてい
るのでコイル部の構造がコンパクトであり、従って当該
電流検出ユニットの小型化を図ることができる。チッ
プコイル2に磁気センサ12を搭載したという簡単な構
造であるので、組立性が良い。チップコイル2内の導
体6と磁気センサ12との絶縁は、チップコイル2を構
成する絶縁体4によって確保することができるので、従
来例と違って余分な絶縁シート等が不要であり、従って
この点からも組立性に優れている。チップコイル2上
に磁気センサ12を搭載しているので、両者の位置精度
を容易に上げることができ、従って検出感度のばらつき
を少なくすることができ、また高感度化も容易である。
【0016】ちなみにこのような電流検出ユニットは、
例えば、電話器との切換機能を有するファクシミリ、親
子式のコードレス電話器、電話器とモデムとの切換機能
を有するパソコン等において、所定のラインに電流が流
れていることを検知してスイッチ等を切り換える制御、
あるいはサーボモータの回転情報伝達、更には各種オー
トメーション分野での異常電流検出等に広く利用するこ
とができる。
【0017】図4は、この発明の一実施例に係る電流検
出ユニットを示す断面図である。図1の例との相違点を
主体に説明すると、この電流検出ユニットは、前述した
ようなチップコイル2の中央部に凹部14を設け、その
中に磁気センサ12を配置している。このようにする
と、磁気センサ12をより多くの磁束が横切るようにな
るので、より高感度の電流検出ユニットを実現すること
ができる。また、磁気センサ12が出っ張らないので、
当該電流検出ユニットをより小型化することができる。
【0018】このような電流検出ユニットを構成するチ
ップコイル2は、例えば図5に示すように、前述したよ
うなグリーンシート4aおよび4bの上から適当枚に、
前記凹部14に対応する貫通穴14aを設けておくこと
によって作ることができる。
【0019】図6は、この発明の他の実施例に係る電流
検出ユニットを示す断面図である。図1および図4の例
との相違点を主体に説明すると、この電流検出ユニット
は、前述したようなチップコイル2であってその中央部
に貫通した穴16を有するものを基板18に搭載し、か
つ同基板18上であってチップコイル2の穴16内に位
置するように、前述したような磁気センサ12を搭載し
ている。20、22は基板18上の電極である。この例
の場合も、磁気センサ12をより多くの磁束が横切るよ
うになるので、より高感度の電流検出ユニットを実現す
ることができる。
【0020】このような電流検出ユニットを構成するチ
ップコイル2は、例えば図7に示すように、前述したよ
うなグリーンシート4aおよび4bに、前記穴16に対
応する貫通穴16aを設けておくことによって作ること
ができる。
【0021】但し、上記穴16は、必ずしも図示例のよ
うに貫通穴である必要はなく、要は磁気センサ12を収
めることができれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように、チップコイルに磁気セン
サを搭載した第1の発明によれば、チップコイルを用い
ているのでコイル部の構造がコンパクトであり、従って
当該電流検出ユニットの小型化を図ることができる。ま
た、チップコイルに磁気センサを搭載したという簡単な
構造であるので、組立性も良い。また、チップコイル内
の導体と磁気センサとの絶縁は、チップコイルを構成す
る絶縁体によって確保することができるので、余分な絶
縁シート等が不要であり、従ってこの点からも組立性に
優れている。更に、チップコイルに磁気センサを搭載し
ているので、両者の位置精度を容易に上げることがで
き、従って検出感度のばらつきを少なくすることがで
き、また高感度化も容易である。しかも、チップコイル
の中央部に凹部を設け、その中に磁気センサを搭載して
いるので、磁気センサをより多くの磁束が横切るように
なり、より高感度の電流検出ユニットを実現することが
できる。また、磁気センサが出っ張らないので、当該電
流検出ユニットをより小型化することができる。
【0023】また、チップコイルと磁気センサを同一の
基板に搭載した第2の発明の場合も、チップコイルを用
いているのでコイル部の構造がコンパクトであり、従っ
て当該電流検出ユニットの小型化を図ることができる。
また、チップコイルを用いているのでコイル部の取り付
けが容易であり、従って組立性も良い。また、チップコ
イル内の導体と磁気センサとの絶縁は、チップコイルを
構成する絶縁体等によって確保することができるので、
余分な絶縁シート等が不要であり、従ってこの点からも
組立性に優れている。更に、チップコイルと磁気センサ
を同じ基板に搭載しているので、両者の位置精度を比較
的簡単に上げることができ、従って検出感度のばらつき
を少なくすることができ、また高感度化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に至る前の参考例としての電流検出
ユニットを示す断面図である。
【図2】 図1の電流検出ユニットの平面図である。
【図3】 図1中のチップコイルの作り方の一例を示す
分解斜視図である。
【図4】 この発明の一実施例に係る電流検出ユニット
を示す断面図である。
【図5】 図4中のチップコイルの作り方の一例を示す
分解斜視図である。
【図6】 この発明の他の実施例に係る電流検出ユニッ
トを示す断面図である。
【図7】 図6中のチップコイルの作り方の一例を示す
分解斜視図である。
【図8】 従来のチップコイルの一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
2 チップコイル 4 絶縁体 6 導体 12 磁気センサ 14 凹部 16 穴 18 基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体中にコイルを形成するように導体
    を設けて成るチップコイルであってその中央部に凹部を
    有するものと、このチップコイルの凹部内に搭載されて
    いて同チップコイルが発生する磁束を検知する磁気セン
    サとを備えることを特徴とする電流検出ユニット。
  2. 【請求項2】 絶縁体中にコイルを形成するように導体
    を設けて成るチップコイルであってその中央部に穴を有
    するものを基板に搭載し、かつ同基板上であってチップ
    コイルの前記穴内に位置するように、同チップコイルが
    発生する磁束を検知する磁気センサを搭載して成ること
    を特徴とする電流検出ユニット。
JP3168663A 1991-06-12 1991-06-12 電流検出ユニット Expired - Fee Related JP2697375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3168663A JP2697375B2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 電流検出ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3168663A JP2697375B2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 電流検出ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04366771A JPH04366771A (ja) 1992-12-18
JP2697375B2 true JP2697375B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=15872196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3168663A Expired - Fee Related JP2697375B2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 電流検出ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2697375B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4585130B2 (ja) * 2001-02-21 2010-11-24 スタンレー電気株式会社 電流検出装置
JP2002257867A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Stanley Electric Co Ltd 電流検出装置
CN106802365B (zh) * 2017-03-14 2024-02-02 苏州格美芯微电子有限公司 一种新型传感器信号采集芯片的基准电流测试方法和结构
JP2021117004A (ja) * 2020-01-22 2021-08-10 株式会社東芝 チップパッケージ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754334B2 (ja) * 1988-12-17 1995-06-07 株式会社村田製作所 磁気検知ユニット
JPH03136307A (ja) * 1989-10-23 1991-06-11 Murata Mfg Co Ltd 積層型チップインダクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04366771A (ja) 1992-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4883136B2 (ja) コイルアンテナ
JP2019016746A (ja) コイル部品
US4810989A (en) Transformer system for measuring electrical current
EP0460506A2 (en) Electric coil device for use as a transformer or the like
CA2137589A1 (en) Multi-turn z-foldable secondary winding for a low-profile, conductive film transformer
JP2697375B2 (ja) 電流検出ユニット
JP2003031416A (ja) コモンモードノイズフィルタ
JPH1032117A (ja) コイル
JP2950905B2 (ja) モータ用ステータ及びモータ
JPH0745932Y2 (ja) 積層型コイル
JP2003318045A (ja) 積層型トランス
JPH038311A (ja) 積層型トランス
JP2003017347A (ja) 電流センサ
JPH07163146A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2971943B2 (ja) 薄型トランス
JPH0479305A (ja) インダクタンス素子
JPH09260741A (ja) 磁気抵抗素子およびその製造方法
JPH01240867A (ja) 電流検出器
JP2748212B2 (ja) 複合コイル
KR100235202B1 (ko) 토로이달 트랜스포머
JPH06201732A (ja) 電流センサ
JP2003014458A (ja) 方位センサ
JPS6041474B2 (ja) 信号伝達素子
JPS6119110A (ja) チヨ−クコイル
JPH056643Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees