JP2697151B2 - タオル地およびその製造方法 - Google Patents

タオル地およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成繊維を用いているものでありながら
も、従来の通常の綿(木綿・コットン)製のタオルと比
較しても非常に大きな吸水性能を有する特殊なタオル地
とその製造方法に関するものであり、例えば、入浴後の
水分を拭き取るためにバスタオルやシャンプー後の濡れ
た髪を拭くためのタオルとして用いた際には、体や髪の
毛についた水分を非常にすばやく吸い取ることができる
新規なタオル地とその製造方法に関するものである。
さらに、乾式ぞうきんなどのワイピング材用途に使用
した場合には、空気中にホコリを舞い上がらせることも
少なく、すばやく微細なゴミを拭い去る性能も持つ新規
なタオル地とその製造方法に関するものである。
しかも、非常にソフト性に富むことにより、被拭き取
り物とのなじみも良く、これまでに類を見ない新規で多
機能を有するタオル地とそのようなタオル地を製造する
方法に関するものである。
本発明によれば、例えばシャンプー後に使用するタオ
ルや、バスタオル、タオルケットなどの所謂通常のタオ
ル類や、さらにあるいはリストバンド、ヘヤーバンド、
パジャマなどの身体装着用品類の他、家具、精密機器、
電気機器、CD、OA機器、宝石、ガラス器、漆器、楽器、
テレビ、メガネ、カメラ・光学機器のレンズ等用のワイ
ピング材、テーブルクロス、ハンカチ等の日用品として
有効に使用することのできる多機能なタオル地が提供さ
れるものである。
特に、本発明にかかるタオル地は、非常にすばやく水
分を吸収することができるので、近年、若い女性たちの
間でブームになってきている所謂朝シャン(通学・通勤
前の朝の短い時間でのシャンプー)・タオルとして有効
なものである。
[従来の技術] 従来、タオル地の素材としては、ある程度の吸湿性、
吸水性に優れ人体の汗などをよく吸収し、比較的快適感
が得られる綿が主として使用されてきている。
しかし、綿を用いたタオル地は、使用期間を経るにつ
れて風合が粗硬となって肌触りが悪くなったり、繊維の
脆化が早くて耐久性に乏しかったり、染色堅牢性が悪
く、色があせてくるという不都合もあった。さらに、一
応の吸湿性、吸水性を有するが、例えばシャンプー後の
水切りタオルとして用いた場合、洗髪後に髪の毛に含ま
れる水分をすばやく拭い取るにはまだまだ能力が不十分
であり、また使用後のタオルの乾燥性にも問題があっ
た。特に夏期などにおいて、使用後のタオルの乾燥を怠
ってしばらく放置しておくといやな臭いを放つなどとい
った問題もあったが、これは、綿はその繊維性質上、吸
収された水分が乾燥されにくいためであった。
一方、近年このように主流をなしていた綿製タオル地
の代わりに、実開昭52−158176号公報や、同じく実開昭
53−36977号公報、同54−69964号公報、同52−115374号
公報、同51−4563号公報、同49−144973号公報、実公昭
53−46853号公報、同52−33428号公報、特開昭53−1228
65号公報等に見られるように、合成繊維からなるタオル
地の開発も試みられている。
しかしながら、これらはいずれも特に表面を凹凸構造
とさせて浴用タオルとして用いることにより、人体との
動摩擦力を大きくさせた「垢すりタオル用」としての性
能向上をねらったもの等であって、水分やゴミなどの拭
き取り特性の向上を図ったものは見られない。
すなわち、この理由は、もともと吸水性能が綿等の天
然繊維に比べて乏しい合成繊維が、通常のタオル並みも
しくはそれ以上の吸水性能を有するタオルとして使用で
きるなどとは到底考えられなかったためと思われる。
さらに、特公昭61−10588号公報、同61−52257号公報
には、0.6デニール以下の極細糸を用いたパイル織編物
について記載されている。しかしながら、これらのもの
は、タオル地として開発されたものでなく、人工毛皮な
どの防寒衣料用として設計されたものであり、必然的に
得られる性能が異なること、さらに立毛部分はカットパ
イル糸からなるものであるので、該布帛をそのままタオ
ルとして用いた場合、立毛糸の収束力が強く筆状となり
(極細糸のカットパイル糸は、特にこの傾向が顕著)、
糸−糸間の微細な空隙が得られないので、吸水効果に乏
しかったり、パイル糸がへたってしまったり、立毛糸間
で糸がもつれたり、毛玉となり表面品位に著しい支障を
きたすなどの問題がある。
したがって、タオル地として、綿製品に優るとも劣ら
ない吸水性を有し、しかも染色堅牢度、耐久性、ソフト
な風合、表面品位、さらには床、卓上などに溜った数ミ
クロンの塵埃を、空気中に何ら舞い上がらせることな
く、すばやく拭い去ることができ、水分、塵埃という全
く異質の物質に対し優れたワイピング特性を有するタオ
ル地は、いまだ見られなかったのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述のような従来技術の問題点に鑑
み、吸水材、ワイピング材として高度な機能性(高度な
吸水性、高度な拭き取り性)を実現する新規なタオル地
とその製造方法を提供せんとするものであり、より具体
的には、例えばシャンプー後の濡れた髪を拭くためのタ
オルとして用いた場合、非常に良好な吸水性能を示し
て、かつ1本1本の髪の毛と良くなじみ、また髪の毛を
痛めることももちろんなく、頭、髪の毛のすみずみまで
良く水分を吸収し得るタオルや、あるいはまた、家具、
机などに付着したり、堆積したゴミや、微細なホコリな
どを、掃除機のように空気中に飛散させることなく、す
ばやく拭い去ることができるワイピング材を実現し得る
タオル地とその製造方法を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の目的を達成するために、次の構成か
らなるものである。
すなわち、本発明のタオル地は、ループパイル糸構造
を有するタオル地であり、ループパイル長はベース部か
ら0.3〜10mmであり、かつループパイル糸および/また
は地糸中に0.7デニール〜0.00001デニールの超極細合成
繊維を少なくともタオル地全重量に対し5重量%以上含
んでなることを特徴とするタオル地である。
あるいはまた、本発明のタオル地は、0.7デニール〜
0.00001デニールの超極細合成繊維糸条からなるループ
パイル糸および/または地糸を少なくとも有する織編物
よりなるタオル地であり、該ループパイル糸および/ま
たは地糸1本当りの前記超極細合成繊維の構成繊維本数
が280本以上であることを特徴とするタオル地である。
また、本発明のタオル地の製造方法は、少なくとも1
成分を除去および/または分離することにより繊度が0.
00001デニール以上で0.7デニール以下の超極細合成繊維
の束状体となる多成分系繊維をパイル糸および/または
地糸中に用いてループパイルタオル地を製編織した後、
該タオル地を熱処理に供して該熱処理と同時におよび/
またはその後に前記1成分を除去および/または分離す
ることを特徴とするタオル地の製造方法である。
あるいはまた、本発明のタオル地の製造方法は、少な
くとも1成分を除去および/または分離することにより
繊度が0.00001デニール以上で0.7デニール以下の超極細
合成繊維の束状体となる多成分系繊維をパイル糸および
/または地糸中に用いてループパイルタオル地を製編織
した後、該タオル地を熱処理に供して該熱処置により前
記多成分系繊維の捲縮を顕在化せしめると同時におよび
/または後に前記1成分を除去および/または分離する
ことを特徴とするタオル地の製造方法である。
さらにまた、これら本発明の2つのタオル地の製造方
法において、好ましくは、熱処理条件が熱処理温度60〜
120℃、pH4〜7の熱水処理で行なわれる方法である。
[作用] 以下、図面などに基づいて、本発明のタオル地とその
製造方法についてさらに詳しく説明する。
本発明において、タオル地は、0.7デニール〜0.00001
デニールの超極細合成繊維を含んで構成されることに第
一の特徴があるものである。
本発明において、そのような0.7デニール以下の超極
細繊維は、たとえば下記に例示するような各種方法で製
造でき、これらのうちのいずれのものでも、またこれら
の方法以外で製造されたものも本発明に使用できる。
すなわち、一般に海島型複合繊維といわれる高分子相
互配列体繊維による方法で作っても、あるいは、またさ
らにその島成分が海島型複合繊維といわれる高分子相互
配列体繊維になっているものから作ってもよい。海成分
は、溶剤や分解剤で分離してもよいし、A、B2成分から
なる剥離型の分割繊維のように分離してもよい。また、
直接紡糸する方法においては、紡糸の設定条件を適宜厳
しくして作ってもよい。また、さらに2成分以上からな
る剥離型の分割繊維を使用して分離せしめることにより
0.7デニール以下の繊維となしてもよい。
本発明において、かかる0.7デニール〜0.00001デニー
ルの超極細合成繊維は、タオル地中に存在して構成繊維
どうしの間隙で網目状のミクロスポイト構造もしくはミ
クロスポンジ構造というべき構造を形成して、該構造
が、本発明のタオル地に非常に効果的な吸水、保水能力
を与えることになる。
かかる最もポイントとなる網目状のクロスポイト構造
もしくはミクロスポンジ構造を形成するためには、タオ
ル地を形成する繊維の単糸繊度が非常に重要であり、単
糸繊度は0.00001デニール以上0.7デニール以下の超極細
合成繊維を用いるのが肝要であり、好ましくは0.00001
デニール以上0.5デニール以下のものを用いること、よ
り好ましくは0.001デニール以上0.2デニール以下のもの
を用いることである。
該超極細合成繊維は、タオル地全重量に対し5重量%
以上含まれていることが好ましく、より好ましくは20重
量%以上、最も好ましくは35重量%以上含まれているの
が好ましい。5重量%未満では、超極細合成繊維の機能
を十分に発揮することがむずかしく、目的とする吸水
性、ワイピング性能を得ることが難しくなる。
該超極細合成繊維は、フィラメントとステープルのい
ずれの態様で使用されてもよいが、フィラメント糸とし
て使用される方が、スパン糸で使用される場合よりも繊
維脱落が少なくなるので好ましい。
本発明において、パイル構造はループパイルであるこ
とが必要である。特に、カットパイルにして該パイル繊
維として極細繊維を用いる場合には、使用中にパイル
糸、パイル繊維どうしがもつれたりピリングが発生し、
品位、性能に支障をきたすので好ましくないのである。
ループパイル織編物となす方法は、従来から知られて
いる方法の中から適宜の方法を採用することができる。
例えば、織物であるならば経パイル織物がその代表的な
もので、さらに詳しくはタオル組織、ビロード組織など
である。また、編物では、片面あるいは両面丸編パイル
組織、トリコット編、ラッセル編などのループパイル形
状を有する編物である。
超極細合成繊維は、ループパイル糸、地糸のいずれに
使用されていても良く、双方に使用されていてもむろん
良い。
超極細合成繊維を、ループパイル部分に主として用い
た場合には、前述ミクロスポイトもしくはミクロスポン
ジ構造はループパイル部分に主として形成されることに
なり、主として該パイル部分で良好な吸水、保水性能を
発揮することになる。
また、超極細合成繊維を、地糸部分に主として用いた
場合には、前述ミクロスポイトもしくはミクロスポンジ
構造は地組織部分に主として形成されることになり、主
として該地組織部分で良好な吸水、保水性能を発揮する
ことになる。この場合、パイル糸側でまず水分をとらえ
て、地組織内の前述ミクロスポイトもしくはミクロスポ
ンジ構造側に、毛細管現象などにより該水分を移動させ
て、地組織で前述の良好な吸水、保水性能を発揮するメ
カニズムとなる。
地組織部分とパイル糸部分の双方に、超極細合成繊維
を用いた場合には、それら双方が前述の良好な吸水、保
水性能を発揮することになる。この場合、地糸側に水分
がより移行しやすいように、地糸側の超極細合成繊維
を、ループパイル糸の超極細合成繊維よりも細く構成し
てもよく、このような特異な組合せ構成とすると、地糸
側の方で構成されるミクロスポイトもしくはミクロスポ
ンジ構造の方が空隙がより細かくなり、毛細管現象によ
って、非常に地糸側に水分が移行されやすい構造が形成
されるものである。
また、本発明において、該超極細合成繊維の他に、適
宜の他繊維も混合使用されていてもよく、その混合使用
の態様は、混繊や交編あるいは交織の態様のいずれでも
よい。該他繊維としては、木綿などの天然繊維を用いる
ことなどもできる。例えば、ループパイル糸に超極細合
成繊維を用いて、地組織には木綿を用いる組合せ、ある
いはこの逆の組合せなどの構成にしてもよい。
本発明において、ループパイル長およびループパイル
糸を構成する繊維構成本数は、良好な吸水性能あるいは
ワイピング性能を得ることを左右する上で重要な要素で
ある。
すなわち、ループパイル長や構成糸本数が不適正であ
ると微細な前述網目構造が効果的に形成されず良好な毛
細管現象が得られなかったり、低目付で手持ち感が頼り
なかったり、表面の凹凸感が不足したりし、吸水効果や
ワイピング効果が弱くなってしまうことがあり望ましく
ない。
このような点から、本発明者らの知見によれば、ルー
プパイル長は、ベース部から0.3〜10mmであり、より好
ましくは2mm〜6mmである。また、ループパイル構成本数
においてはループパイル糸1本当りの構成繊維本数は、
多い方が好ましく280本以上であることが好ましい。
ここで、図面を用いてより具体的に説明する。
第1図は、本発明の糸使いからなるタオル地の1例の
立毛状体を模式的に示した縦断面拡大図であり、ループ
パイル糸に超極細合成繊維糸条を用いている例をモデル
的に示したものである。
第2図は、通常の糸使いからなるタオル地の立毛状態
を模式的に示した縦断面拡大図である。
これら第1〜2図において、1はパイル部、2は地組
織部、3はパイル糸である。
第3図は、第1図に示した本発明の糸使いからなるタ
オル地の1例のループパイル状態を示した平面図であ
る。
第4図は、第1図に示した通常の糸使いからなるタオ
ル地のループパイル状態を示した平面図である。
また、第5図は、ループパイル長さを説明する図であ
り、本発明においてループパイル長さとは、第5図に示
した長さLのように、ループパイルを真直ぐに立たせた
ときの長さ(高さ)で表わすものである。
これらの図から明らかなごとく、従来のタオル地に比
べ、本発明のタオル地は極細繊維をループパイル糸とし
て用いた場合、ループパイル糸が三次元構造で布帛表面
を覆い、しかもパイル間及びパイルを構成する繊維−繊
維間で極く微細な孔を無限に構成するものとなり、前述
ミクロスポイト構造もしくはミクロスポンジ構造を構成
するものとなる。
これらのループパイルは、横方向から見るとあたかも
綿菓子状、平面方向から見るとあたかも微細で立体的な
クモの巣状、または緻密な網の目状を呈するものであ
る。
したがって、このような微細で無限大の空孔に水分が
吸い込まれたり、あるいは微細なホコリが引っ掛かった
りするこおにより、良好な吸水性、及びワイピング性を
示すこととなる。
さらに、いったんとじ込められた水分や、引っかかっ
たホコリ、ゴミは、再び放出しないように極細の繊維−
繊維間の内部へ順次引き込んでしまうので、水分、ゴミ
などの拡散保持能力などにも優れるものである。
極細繊維を地糸に用いた場合には、地組織部分に前述
したミクロスポイト構造もしくはミクロスポンジ構造が
構成されることになる。
また、極細繊維に捲縮糸、あるいは適度な撚数を付与
されている実撚糸を用いることは、空隙効果あるいは適
度の集束性を付与し毛細管現象を高めるので好ましい。
該捲縮糸としては、仮撚加工糸、エアー交絡糸などの
顕在捲縮糸や、熱収縮率の異なる2種以上の繊維成分か
らなる複合繊維に熱処理を加えることにより糸長差を付
与して捲縮を発現させる潜在捲縮糸などが使用できる。
また、実撚糸は、イタリー撚糸機などの加工機で得ら
れる撚数1〜500t/mの範囲内程度の実撚糸を良好に使用
することができる。このような実撚糸を用いる場合、撚
数が500t/mよりも多いものを用いると、概して繊維の収
束性が過度となりミクロスポイトもしくはミクロスポン
ジ構造の形成性からは好ましくない方向となる。好まし
い実撚数は、極細繊維束のトータル繊度にも左右される
が、10〜300t/mであり、より好ましくは10〜200t/mであ
る。
良好に作られた本発明のタオル地は、後述する吸水性
の試験(JIS−L1018 B法)において、概して80mm以上
とか、さらに100mm以上とかの非常に高度な吸水性能を
示すものである。ちなみに、従来の通常のタオル類は、
せいぜい70mm程度までのものである。
超極細合成繊維と木綿とを混合または交編織して布帛
を製造することも、性能をより効果的に付与できること
から好ましいものである。
例えば、極細繊維をパイル糸として用い、ベース部に
綿糸を用いた場合、極細ループパイル糸により形成され
るミクロスポイト構造により、高吸水性が得られ、しか
もベース部を形成する綿糸により、水分の保持能がさら
に助長されることにより、保水量が増し、より吸水性能
を高めることができる。
超極細繊維には、多成分系繊維を用い製編織した後、
該繊維の1成分を除去および/または分離することによ
り、超極細繊維となすのが空隙が有効に得られるので好
ましい。
1成分の除去法は、溶剤処理による方法、弱アルカリ
溶液による方法、酸処理とアルカリ処理を併用する方
法、さらには熱水処理による方法がある。これらは、多
成分系繊維を形成するポリマーの種類により適宜の方法
を選択し用いればよい。
特に、単なる熱水(温度60〜120℃、pH4〜7)のみに
よる処理方法は、木綿との混合、交編織物の場合の処理
法として好ましいものである。すなわち、木綿に実質的
に何ら害を及ぼさずに、1成分を除去し超極細化できる
からである。
該ポリマーとしては、例えばテレフタル酸、イソフタ
ル酸と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリ
マーなどがある。
また、2成分以上からなる剥離型の分割繊維を使用し
て分離することにより0.7デニール以下の超極細繊維と
なすには、例えば各種公知の方法が使用でき、例えば具
体的にはベンジルアルコールを用いて分離処理する方法
などが一般的な方法である。
超極細化処理は、多成分系繊維をパイル糸および/ま
たは地糸として用い製編織後、熱処理と同時または熱処
理後、適宜の手段を用いて行うのが、取り扱い性、工程
通過性、ミクロスポイトもしくはミクロスポンジ構造の
形成性から好ましいものである。なお、ここで言う熱処
理とは、生機セット、中間セットなど100℃以上の乾熱
処理あるいは蒸熱処理、あるいは湯洗い、精練など60℃
以上の熱水処理のことであり、潜在捲縮糸を用いた場合
は、捲縮を発現させるための乾熱、蒸熱あるいは熱水処
理などを言うものである。
このように、本願発明のタオル地は、超極細ループパ
イルにより形成されるミクロスポイトもしくはミクロス
ポンジ構造により、良好な吸水性能を有する一方、微細
なゴミなどのワイピング性にも優れた特性を有するもの
である。
本発明のタオル地は、製編織の前後において、親水加
工、吸水処理、抗菌、防臭、衛生処理などがそれぞれ単
独でまたは組合わされて行なわれることも好ましい。
さらに、パイル糸および/または地糸に親水基を導入
した共重合繊維を用いたり、あるいは後加工による親水
性を付与された繊維などを用いて製編織することも好ま
しい。
[実施例] 以下に本発明を実施例にて説明するが、これらの実施
例によって本発明が制約あるいは限定されるものではな
い。
なお、実施例中の吸水性、洗髪後の髪の毛の水分の拭
き取り性、風合の測定は、次の方法によった。
吸水性:JIS−L1018 B法(バイレック法) 髪の毛の水分の拭き取り性:5名のパネラーによる視覚判
定。
風合:5名のパネラーによる触感判定。
◎:非常に良好 ○:良好 ×:不良 実施例1、比較例 高分子相互配列体繊維であって、海成分としてポリス
チレン、島成分としてポリエチレンテレフタレートから
なり、島/海比が90/10で、トータル50デニール、9フ
ィラメント、島成分本数が70本、海成分溶出後の島単糸
繊度0.07デニールからなる糸を4本合糸してループパイ
ル糸とした。該ループパイル糸1本当りの該超極細繊維
の本数は2520本である。
地タテ糸には40s/2の綿糸、同じく地ヨコ色には20s/1
の綿糸を用いて、パイル長がベース部から3mmで、パイ
ル密度が片側115本/cm2の両面経パイル織物を製織し
た。
該織物を80℃で、20分間、液流染色機中で熱処理を実
施した後、脱水乾燥を行った。
次に、トリクロールエチレン液中でもみ処理を行いな
がら液を交換しつつ、パイル糸の超極細化処理を行い、
タンブル乾燥機でもみながら乾燥した。
得られたパイル織物の、0.07デニールの超極細繊維の
含有率は、織物全重量に対して61重量%であった。
こうして得られた両面パイル織物の表面は、立毛部が
実質ループパイルであるにもかかわらず、カットパイル
状の外観を呈し、しかも個々のパイルは適度な傾斜と集
束性を示し、微細な空隙を数多く有する綿菓子構造のタ
オル地となった。
また、超極細繊維からなるパイル糸の代わりに、従
来、タオル地に多用される30s/1の綿糸を用い同様な織
設計で製織したタオル地を、比較検討用として準備し
た。このものの表面は、市販タオルと同様、明らかに表
面がループパイルと判別できるものであり、何の変哲も
ないものであった。
これらのタオル地を用い、髪の毛の長い女性5名を選
んで、モニターテストを実施した。また、吸水性の測定
も行った。
その結果を第1表に示す。
かかる第1表から明らかなごとく、本発明によるタオ
ル地は、通常多用されるタオルに比べ、吸水性能、該性
能の耐久性、および風合において優れた効果を示すもの
であった。
なお、さらに、別の実験としてワイピング性能を見る
ために、室内の床上に2枚の黒板を置き10日間放置し、
微少な綿ボコリや、砂ボコリを溜まらせた。該黒板上に
溜ったホコリを、本発明のタオル地と、比較品のタオル
地で別々に、黒板を軽く1回拭って性能比較を行ったと
ころ、比較品は拭いた後も所々斑点状にホコリが残った
のに比べ、本発明品は、何らホコリを舞い上がらせるこ
となくほとんど完全に除去できた。
実施例2 ループパイル糸として、75デニール、96フィラメント
のマルチフィラメント糸が2本合糸されたポリエチレン
テレフタレート糸を用い、一方、地糸として、125デニ
ール、20フィラメントで、島成分本数が36本、島/海比
率(重量比)が78/22(海成分溶出後の島単糸繊度は0.1
3デニール)で、島成分がポリエチレンテレフタレー
ト、海成分がポリスチレンからなる仮撚加工糸を用い、
両面パイル丸編機にて両面ループパイル編物を製編し
た。
該編物を80℃で20分間液流染色機中で熱処理を施した
後、脱水乾燥を行なった。
次に、トリクロルエチレン液中でもみ処理を行ないな
がら液を交換しつつ、地糸の極細化処理を行ない、タン
ブル乾燥機でもみながら乾燥した。
こうして、ループパイル長が1.2mm、地糸1本当りの
該超極細繊維の本数が720本からなるループパイル編物
を得た。
なお、地糸に用いた0.13デニールの超極細繊維の含有
率は、編物全重量に対して32重量%であった。
該両面パイル編物を実用評価したところ、吸水特性、
吸水後のタオル地の乾燥性、該性能の耐久性および風合
において、従来の通常のタオルに比べて非常に優れた効
果を呈するものであった。
実施例3 実施例1のパイル糸に用いた高分子相互配列体繊維の
海成分に、ポリエチレンテレフタレート/イソフタル酸
/5−ナトリウムスルホイソフタル酸が87.5(70/30)12.
5モル%からなる共重合ポリエステルを用い、その他は
糸使い、織設計など全て実施例1と同様にしてループパ
イル織物を製織した。
該織物を、180℃で2分間乾熱処理した後、100℃で20
分間液流染色機を用いて熱処理を行ないつつ、海成分を
除去しパイル糸の極細化処理を行なった。このときの処
理液のpHは5.7であった。
該織物を脱水した後、タンブル乾燥機でもみながら乾
燥した。
こうして得られた超極細ループパイル織物は、地糸に
用いた綿糸の強力低下も実質的になく、引裂強力、破断
強力に優れ、かつ吸水性などの性能特性、風合などの特
性にも非常に優れているものであった。
[発明の効果] 以上述べた通りの本発明によれば、以下に列記するよ
うな優れた作用、効果を奏する新規なタオル地を得るこ
とができる。
(1) 超極細繊維からなるループパイルの適度な立毛
長と密度を持つので、髪の毛と髪の毛の間にミクロスポ
イトもしくはミクロスポンジ構造を形成することによ
り、水分の吸収速度が大である。
(2) 超極細繊維を用いているので、髪の毛のキュー
ティクルなどの微細な凹凸の間にも繊維が入り込み作用
することができ、すみずみまで良好に水分を吸い取るこ
とができる。
(3) 非常にソフトタッチであり、髪の毛を痛めた
り、キューティクルを傷つけたりすることの心配はほと
んどない。
(4) 上記(1)〜(3)により、シャンプー後に頭
を拭くタオルとして最適である。
(5) ワイピング材として用いたときには、指の指紋
などにひっかかるくらいデリケートな表面を有すること
により、微細なゴミも完全に拭き取ることができる。
(6) 特別な後処理加工などを施さなくても良好な性
能が得られることにより、性能および風合は半永久的に
持続される。
(7) 超極細繊維を用いてタオル地を構成しているの
で、ドレープ性に富み、被拭き取り物に良くフィットす
ることから非常に拭き易さも良好なものである。
(8) 髪の毛の乾燥のみならず、水泳後の身体の乾
燥、くもりやすい鏡のくもり拭き、自動車のウィンド
ー、ガラス掃除のワイピング後に再々残る微細な水滴を
も良好に拭き取ることができる。
(9) 床の上、卓上、タタミの上などに堆積したゴ
ミ、家具などに付着した手垢などの汚れも、容易に除去
できる。
(10) 本発明にかかるタオル地は、その特性を生か
し、シャンプータオル、バスタオル、浴用タオル、洗車
用タオル、タオルケット、パジャマ、おむつ、フェイス
タオル、ハンカチ、乾式ぞうきん、テーブルクロス、リ
ストバンド、ヘヤーバンドなどの用途に用いることがで
き、さらに、CD、OA機器、自動車、電気機器、宝石、ガ
ラス器、漆器、楽器、テレビ等、家具等のクリーナ、ゴ
ルフボールの水取り、食器、ガラスコップの乾燥用など
多方面に有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の糸使いからなるタオル地の1例の立
毛状態を模式的に示した縦断面拡大図であり、ループパ
イル糸に超極細合成繊維糸条を用いている例をモデル的
に示したものである。 第2図は、通常の糸使いからなるタオル地の立毛状態を
模式的に示した縦断面拡大図である。 これら第1〜2図において、1はパイル部、2は地組織
部、3はパイル糸である。 第3図は、第1図に示した本発明の糸使いからなるタオ
ル地の1例のループパイル状態を示した平面図である。 第4図は、第1図に示した通常の糸使いからなるタオル
地のループパイル状態を示した平面図である。 また、第5図は、ループパイル長さを説明する図であ
る。 1:パイル部 2:地組織部 3:パイル糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−91963(JP,A) 特開 昭54−151618(JP,A) 特開 平2−68346(JP,A) 特開 昭57−35032(JP,A) 特公 昭46−2782(JP,B1)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ループパイル糸構造を有するタオル地であ
    り、ループパイル長はベース部から0.3〜10mmであり、
    かつループパイル糸および/または地糸中に0.7デニー
    ル〜0.00001デニールの超極細合成繊維を少なくともタ
    オル地全重量に対し5重量%以上含んでなることを特徴
    とするタオル地。
  2. 【請求項2】0.7デニール〜0.00001デニールの超極細合
    成繊維糸条からなるループパイル糸および/または地糸
    を少なくとも有する織編物よりなるタオル地であり、該
    ループパイル糸および/または地糸1本当りの前記超極
    細合成繊維の構成繊維本数が280本以上であることを特
    徴とするタオル地。
  3. 【請求項3】0.7デニール〜0.00001デニールの超極細合
    成繊維が捲縮を有するものであることを特徴とする請求
    項第(1)項または第(2)項記載のタオル地。
  4. 【請求項4】超極細合成繊維を含む糸条が、1〜500t/m
    の実撚糸であることを特徴とする請求項第(1)項また
    は第(2)項記載のタオル地。
  5. 【請求項5】ループパイル糸および/または地糸に木綿
    糸が混合使用されてなる交編編物または交織織物である
    ことを特徴とする請求項第(1)項または第(2)項記
    載のタオル地。
  6. 【請求項6】ループパイル糸および/または地糸が、0.
    7デニール〜0.00001デニールの超極細合成繊維に木綿繊
    維が混繊された混繊糸であることを特徴とする請求項第
    (1)項または第(2)項記載のタオル地。
  7. 【請求項7】少なくとも1成分を除去および/または分
    離することにより繊度が0.00001デニール以上で0.7デニ
    ール以下の超極細合成繊維の束状体となる多成分系繊維
    をパイル糸および/または地糸中に用いてループパイル
    タオル地を製編織した後、該タオル地を熱処理に供して
    該熱処理と同時におよび/またはその後に前記1成分を
    除去および/または分離することを特徴とするタオル地
    の製造方法。
  8. 【請求項8】少なくとも1成分を除去および/または分
    離することにより繊度が0.00001デニール以上で0.7デニ
    ール以下の超極細合成繊維の束状体となる多成分系繊維
    をパイル糸および/または地糸中に用いてループパイル
    タオル地を製編織した後、該タオル地を熱処理に供して
    該熱処置により前記多成分系繊維の捲縮を顕在化せしめ
    ると同時におよび/または後に前記1成分を除去および
    /または分離することを特徴とするタオル地の製造方
    法。
  9. 【請求項9】熱処理が、温度60〜120℃でpHが4〜7で
    ある熱水により行なわれるものであることを特徴とする
    請求項第(7)項または第(8)項記載のタオル地の製
    造方法。
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