JP2696474B2 - 電磁波シールドパネル及びこれを使用した電波暗室 - Google Patents

電磁波シールドパネル及びこれを使用した電波暗室

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敏弘 宇根
英忠 葭原
哲郎 岡部
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、他の機器に電磁波障
害を与える雑音を発生する機器等を収容したり、或いは
電子機器、特に半導体搭載機器に強電界の電磁波を照射
して誤作動特性を試験する場合等に使用する電波暗室と
これに使用される電磁波シールドパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電波暗室を構築する場合、芯材を
サンドイッチボード等で構成し、該芯材に電磁波シール
ド板を取り付けて電磁波シールド効果を持たせた複合パ
ネルを工場で製作する一方、予め構築された建物等の構
造物より控えをとって該構造物の室内に内装材の下地
(鉄骨で作られた枠組)を自立させ、該下地の内側に前
記電磁波シールドパネルを取り付けて組み立てることが
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】構造物の室内に内装材
の下地を、更にその内側に電磁波シールドパネルを配置
しているため、電波暗室の内面を構成する電磁波シール
ド板の内方寸法は前記構造物の内方寸法より大幅に小さ
くなり、大きな電波暗室をとるためには、その分大きな
構造物を構築することが必要となり、不経済である。ま
た、電波暗室の構築に当たって、パネル継手部のシール
ド作業、更に電磁波吸収体(フェライトタイル等)の取
付けに手間が掛かって作業能率が悪く、工期が長くなる
と共に、コスト高となる。
【0004】この発明は上記課題を解決するためになし
たもので、その第1の目的とするところは、十分な強度
を持ち、構造物の骨組に直接取り付けて該構造物のパネ
ルを兼用でき、しかも電波暗室の構築施工性に優れた電
磁波シールドパネルを提供することにある。
【0005】また、この発明の第2の目的とするところ
は、施工能率の向上と電磁波シールドの均一化と構造物
の建築面積の低減とが図れる電波暗室を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、この発明の電磁波シールドパネルは、請求項
1に記載した通り、芯材を構造部材で構成し、該芯材の
一方の面に外壁を取り付け、他方の面に、前記芯材の外
周部より外方まで張り出す電磁波シールド板を取り付
け、該電磁波シールド板の外周部を裏側に折曲させて、
電磁波シールド板の外周部が前記枠体の外周部を包む
ように外方に臨む連続した枠部を形成し、かつ該枠部の
表面には段状の凸部を形成すると共に、前記電磁波シー
ルド板の表面に電磁波吸収体を取り付けてあるものであ
る。
【0007】また、上記第2の目的を達成するために、
この発明の電波暗室は、請求項2に記載した通り、芯材
を構造部材で構成し、該芯材の一方の面に外壁を取り付
け、他方の面に、前記芯材の外周部より外方まで張り出
す電磁波シールド板を取り付け、該電磁波シールド板の
外周部を裏側に折曲させて、電磁波シールド板の外周
部が前記枠体の外周部を包むように外方に臨む連続した
枠部を形成し、かつ該枠部の表面には段状の凸部を形成
すると共に、前記電磁波シールド板の表面に電磁波吸収
体を取り付けて構成してある電磁波シールドパネルを取
付金具を介して柱・梁・屋根等の構造物の骨組に連結
し、かつ相隣合う電磁波シールドパネルの前記凸部同士
を連結して構築してあるものである。
【0008】
【作用】上記請求項1に記載の構成によれば、芯材に対
する外壁及び電磁波シールド板の取付け,電磁波シール
ド板に対する電磁波吸収体の取付けにより電磁波シール
ドパネルを製作する。この電磁波シールドパネルを構造
物の骨組に直接連結して、電波暗室の構築に使用する。
【0009】上記請求項2に記載の構成によれば、構造
物の骨組に対する電磁波シールドパネルの直接連結,相
隣合う電磁波シールドパネル同士の連結,電磁波シール
ド板の表面より引込んだパネル継手部に対する導電体部
材の取付け及び電磁波吸収体によるシールド作業によっ
て電波暗室を構築する。この電波暗室において、各電磁
波シールドパネルの芯材及び外壁が、構造物の骨組の一
部をなす構造体となる。また電磁波シールド板が構造物
の骨組に近付く。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面により説明
する。
【0011】図1は電波暗室における電磁波シールドパ
ネルと柱との連結構造を示す平断面図、図2は図1のC
−C線に沿う側断面図、図3は図1のD−D線に沿う側
断面図、図4は図3の左側面図、図5は外壁の一部を省
略した図1に示す電波暗室の外観図、図6は電磁波吸収
体の一部を省略した同電波暗室の内観図である。また、
図7は同電波暗室部分における構造物の骨組を概略的に
示す斜視図、図8は同骨組の柱に対する電磁波シールド
パネルの連結構造を示す内観図、図9は電磁波シールド
パネル同士の連結構造を示す分解斜視図、図10は電磁
波シールドパネルと柱との連結構造及び電磁波シールド
パネル同士の連結構造を示す平断面図である。図11は
パネル継手部に対するシールド構造の他の例を示す断面
図である。
【0012】電磁波シールドパネル1は、図1〜図6に
示すように、芯材2と外壁3と電磁波シールド板4と、
電磁波吸収体を構成する多数のフェライトタイル5とで
構成されている。
【0013】前記芯材2は、図5に示すように、溝形断
面の構造部材2Aを複数互いに接合して、該構造部材2
Aのうちの2本の構造部材2A,2Aを平行に対向
させた矩形状のものに枠組みすると共に、前記構造部材
2A,2A間にブレース材2Bを組み合わせた構成
となっている。
【0014】この芯材2には、各構造部材2A,2A
の端部から突出する断面L形の取付金具7,7
設けられている。この取付金具7,7の一方の片7
aは構造部材2A,2Aの対向方向に延在して形成
され、他方の片7bは芯材2の厚さ方向に延在して形成
され、前記一方の片7aには孔7cが形成されている。
【0015】そして、図3及び図4に示すように、前記
取付金具7の他方の片7bの外面には位置決め具8
が取り付けられ、該位置決め具8には切欠き7dが形
成されている。また、前記取付金具7の他方の片7b
の外面には、前記位置決め具8の切欠き7dに係合す
る位置決め具8が取り付けられている。尚、7eは位
置合わせ用孔である。前記位置決め具8は後述する外
目板15のずれ止めをも兼ねるものである。
【0016】また、前記芯材2の一方の面には前記外壁
3が図外のボルトにより取り付けられている。この外壁
3は、図2に示すように、中空押出成形によるセメント
板で構成されており、上端には突条部3aが形成され、
下端には凹部3bが形成されている。これらの突条部3
aと凹部3bは前記外壁3が上下重なり合ったときに互
いに嵌合可能に形成されている。
【0017】更に、前記芯材2の他方の面には前記電磁
波シールド板4が溶接等により取り付けられている。こ
の電磁波シールド板4は芯材2の外周部より外方まで張
り出しており、該電磁波シールド板4の外周部には、電
磁波シールド板4を裏側に折曲させることによって、電
磁波シールド板4の外周側に表面が臨む連続した枠部4
aが形成されている。
【0018】この枠部4aの表面には、該枠部4aをU
状に折曲させることにより、一対の対向片4bを備えた
段状の凸部4cが形成され、該凸部4cは前記電磁波シ
ールド板4の表面より引込んでいる。
【0019】前記電磁波シールド板4の周辺部4dを除
く表面には前記フェライトタイル5が貼着固定されてい
る。
【0020】一方、柱・梁・屋根等の構造物11の骨組
11a(図1ではH形鋼製の柱)にはプレート状の取付
板9が軸方向に間隔をおいて複数取り付けられ、該取付
板9には孔9aが形成されている。尚、9bは位置合わ
せ用孔である。
【0021】前記電磁波シールドパネル1に設けた取付
金具7、7は前記取付板9,9に各々添接され、位
置合わせ用孔7e、9bに対する図外のピンの嵌挿によ
って合致した取付板9の孔9aと取付金具7,7
孔7bとにはボルト12が挿通されてナット13で締め
付けられている。これによって、電磁波シールドパネル
1は構造物11の隣合う骨組11a間に取り付けられて
いる。
【0022】前記電磁波シールドパネル1は、取付金具
,7に各々設けた位置決め具8,8を介して
互いに係合した状態で芯材2の構造部材2A,2A
の対向方向(図では上下方向)に相隣合って配置され、
また構造部材2A、2Aの長手方向(図では左右方
向)に相隣合って配置されている。
【0023】そして、図11に詳細に示すように、前記
相隣合う電磁波シールドパネル1の周囲の隣合った凸部
4c同士は所定の間隙をおいて対向して配置され、該凸
部4cの一方の対向片4b間には、細い銅線を平紐状に
編織してなる導電性の編組体14及び内目板16が跨設
されている。また、前記凸部4cの一方の対向片4b間
には外目板15が跨設され、該外目板15にはボルト1
8がタップ止め又は溶接等により取り付けられている。
そして、外目板15に設けたボルト18が凸部4c間の
隙間17,編組体14,内目板16に挿通されてナット
19で締め付けられることで、前記外目板15と内目板
16間に前記凸部4c及び編組体14が挟持されてい
る。
【0024】前記凸部4c同士が連結されることで、前
記相隣合う電磁波シールドパネル1の枠部4aは互いに
対向している。この枠部4a間には、電磁波シールド板
1の表面側に開口するU字状の溝部21が形成され、該
溝部21内には前記編組体14及び内目板16が収容さ
れている。
【0025】尚、図11に示すように、パネル継手部の
シールド効果を更に向上させるために前記溝部21の開
口部に導電性の蓋体22を取り付けても良い。この場合
には、内目板16とナット19との間に連結部材23の
一端部23aを挟持させ、該連結部材23の他端部23
bを内目板16と平行に形成して溝部21の開口部に配
置した後、前記溝部21の開口部に蓋体22を嵌合さ
せ、該蓋体22を前記連結部材23の他端部23bに皿
状のポップリベット24等により連結する。そして、前
記編組体14と前記蓋体22とにより前記相隣合う電磁
波シールドパネル1の電磁波シールド板4同士を互いに
電気的に接続する。
【0026】前記蓋体22には、電磁波吸収体を構成す
るフェライトタイル5Aが取り付けられ、該フェライト
タイル5Aは前記相隣合う電磁波シールドパネル1の電
磁波シールド板4の周辺部4d間に跨設されて、各電磁
波シールドパネル1に設けたフェライトタイル5と隣接
配置されている。これによってパネル継手部のシールド
が行われている。前記フェライトタイル5,5Aにはフ
ェライト単層のもの,フェライトと誘電体とを組み合わ
せた2層のもの,フェライトと誘電損失材料とを組み合
わせたもの等がある。尚、20は各電磁波シールドパネ
ル1の外壁3間を閉塞する骨組カバーである。
【0027】上記構成によれば、芯材2の一方の面に外
壁3を取り付け、他方の面に電磁波シールド板4を取り
付け、該電磁波シールド板4の表面にフェライトタイル
5を取り付けて、電磁波シールドパネル1を予め製作す
る。
【0028】この電磁波シールドパネル1の芯材2に設
けた取付金具7、7を、構造物11の骨組11aに
設けた取付板9,9に連結した後、相隣合う電磁波シー
ルドパネル1の凸部4c同士を連結し、必要に応じて溝
部21の開口部に蓋体22を取り付ける。しかる後、前
記相隣合う電磁波シールドパネル1の電磁波シールド板
4の周辺部4d間にフェライトタイル5Aを跨設し、該
フェライトタイル5Aを前記蓋体22に貼着等で固定す
る。このようにして、電波暗室25を構築する。
【0029】この電波暗室25において、芯材2は構造
部材2A、ブレース材2Bで構成されて十分な強度を有
する。この芯材2を介して構造物11の骨組11a間を
連結するので、構造物11の骨組11aは簡単なもので
済むと共に、電磁波シールドパネル1が構造物11のパ
ネルを兼用する。
【0030】また、電磁波シールドパネル1を取付金具
、7を介して構造物11の骨組11aに直接連結
するので、電波暗室25の内方寸法は構造物11の内方
寸法に近くなる。
【0031】更に、凸部4cは電磁波シールド板4の表
面より引込んでいるので、編組体14の取付け作業と、
フェライトタイル5Aによるパネル継手部のシールド作
業とが容易となる。
【0032】前記パネル継手部においては、凸部4cの
一方の対向片4bに編組体14が面接触状態で当接する
ばかりでなく、凸部4cがU字状に折曲させて形成した
構成から弾性力を有している。このため、凸部4c及び
編組体14が外目板15と内目板16間に挟持されてい
るが、編組体14は損傷し難く、また相隣合う電磁波シ
ールドパネル1間は互いに弾性的に連結されている。前
記相隣合う電磁波シールドパネル1の枠部4aにより構
成される溝部21の開口部には導電性の蓋体22が嵌合
している。従って、前記編組体14及び蓋体22によっ
て、相隣合う電磁波シールドパネル1の電磁波シールド
板4の電気的な接続は良好に維持される。また、電磁波
シールドパネル1間で伝達される振動がパネル継手部で
吸収される。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、この発明は、請求項1記載
のものにおいては、芯材を構造部材で構成し、該芯材の
一方の面に外壁を取り付け、他方の面に、前記芯材の外
周部より外方まで張り出す電磁波シールド板を取り付
け、該電磁波シールド板の外周部を裏側に折曲させて、
電磁波シールド板の外周部が前記枠体の外周部を包む
ように外方に臨む連続した枠部を形成し、かつ該枠部の
表面には段状の凸部を形成すると共に、前記電磁波シー
ルド板の表面に電磁波吸収体を取り付けてあるため、芯
材に対する外壁及び電磁波シールド板の取付け,電磁波
シールド板に対する電磁波吸収体の取付けによって十分
な強度を持つ電磁波シールドパネルを容易に製作するこ
とができ、製作性に優れている。また、前記電磁波シー
ルドパネルを構造物の骨組に直接連結して、該構造物の
パネルを兼用しながら電波暗室を容易に構築することが
でき、構築施工性に優れている。
【0034】また、この発明は、請求項2記載のものに
おいては、芯材を構造部材で構成し、該芯材の一方の面
に外壁を取り付け、他方の面に、前記芯材の外周部より
外方まで張り出す電磁波シールド板を取り付け、該電磁
波シールド板の外周部を裏側に折曲させて、電磁波シ
ールド板の外周部が前記枠体の外周部を包むように外方
臨む連続した枠部を形成し、かつ該枠部の表面には段
状の凸部を形成すると共に、前記電磁波シールド板の表
面に電磁波吸収体を取り付けて構成してある電磁波シー
ルドパネルを取付金具を介して柱・梁・屋根等の構造物
の骨組に連結し、かつ相隣合う電磁波シールドパネルの
前記凸部同士を連結して構築してあるため、構造物の骨
組に対する電磁波シールドパネルの直接連結,相隣合う
電磁波シールドパネルの連結,パネル継手部に対する導
電性部材の取付け及び電磁波吸収体によるシールド作業
を行って、電波暗室を構築することができる。この構築
施工において、パネル取付作業後では相隣合う電磁波シ
ールドパネルの枠部間に形成される溝部(目地部)に対
する電磁波吸収体を除いてシールド作業が完了するの
で、現場作業は大幅に少くなる。しかも、前記パネル継
手部は電磁波シールド板の表面より引込んでいるので、
前記導電性部材の取付け及びシールド作業が容易に行え
る。従って、上記電波暗室の構築施工は容易かつ迅速に
行えることとなり、施工能率の向上と工期の短縮が図れ
る。
【0035】前記電磁波シールドパネルの芯材及び外壁
が構造物の骨組の一部をなす構造体となるので、前記骨
組を簡単なものとできる。従って、電波暗室の構築施工
が更に容易になるので、工期の短縮が図れると共に、施
工費の低減が図れる。
【0036】また、電磁波シールドパネルの電磁波シー
ルド板及び電磁波吸収体と、パネル継手部における導電
性部材及び電磁波吸収体とによって、電波暗室の電磁波
シールドの均一化が図れる。
【0037】更に、構造物の骨組に電磁波シールドパネ
ルを直接連結するので、電磁波シールド板を前記骨組に
近付けることができる。従って、電波暗室の構築に必要
な構造物の建築面積を従来に比べて低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる電波暗室における電
磁波シールドパネルと柱との連結構造を示す平断面図で
ある。
【図2】図1のC−C線に沿う側断面図である。
【図3】図1のD−D線に沿う側断面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】外壁の一部を省略した図1に示す電波暗室の外
観図である。
【図6】電磁波吸収体の一部を省略した同電波暗室の内
観図である。
【図7】同電波暗室部分における構造物の骨組を概略的
に示す斜視図である。
【図8】同骨組の柱に対する電磁波シールドパネルの連
結構造を示す内観図である。
【図9】電磁波シールドパネルどうしの連結構造を示す
分解斜視図である。
【図10】電磁波シールドパネルと柱との連結構造及び
電磁波シールドパネルどうしの連結構造を示す平断面図
である。
【図11】(1) 図1中のパネル継手部のシールド構
造の他の例を示す断面図である。 (2) (1)の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁波シールドパネル 2 芯材 2A 構造部材 3 外壁 4 電磁波シールド板 4a 枠部 4c 凸部 5,5A フェライトタイル(電磁波吸収体) 7、7 取付金具 9 取付板 11 構造物 11a 骨組 21 溝部 22 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 泰 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 塩川 年伸 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 磯谷 尚徳 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 和田 通美 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (72)発明者 岸田 正二郎 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (72)発明者 鈴木 元生 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (72)発明者 宇根 敏弘 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (72)発明者 葭原 英忠 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (72)発明者 岡部 哲郎 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (72)発明者 真柄 清司 東京都中央区銀座6丁目2番10号 株式 会社巴コーポレーション内 (56)参考文献 特開 平3−199546(JP,A) 実開 平3−88396(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材を構造部材で構成し、該芯材の一方
    の面に外壁を取り付け、他方の面に、前記芯材の外周部
    より外方まで張り出す電磁波シールド板を取り付け、該
    電磁波シールド板の外周部を裏側に折曲させて、電磁
    波シールド板の外周部が前記枠体の外周部を包むように
    外方に臨む連続した枠部を形成し、かつ該枠部の表面に
    は段状の凸部を形成すると共に、前記電磁波シールド板
    の表面に電磁波吸収体を取り付けてあることを特徴とす
    る電磁波シールドパネル。
  2. 【請求項2】 芯材を構造部材で構成し、該芯材の一方
    の面に外壁を取り付け、他方の面に、前記芯材の外周部
    より外方まで張り出す電磁波シールド板を取り付け、該
    電磁波シールド板の外周部を裏側に折曲させて、電磁
    波シールド板の外周部が前記枠体の外周部を包むように
    外方に臨む連続した枠部を形成し、かつ該枠部の表面に
    は段状の凸部を形成すると共に、前記電磁波シールド板
    の表面に電磁波吸収体を取り付けて構成してある電磁波
    シールドパネルを取付金具を介して柱・梁・屋根等の構
    造物の骨組に連結し、かつ相隣合う電磁波シールドパネ
    ルの前記凸部同士を連結して構築してあることを特徴と
    する電波暗室。
  3. 【請求項3】 前記凸部同士の連結で対向する前記枠部
    間に、前記電磁波シールド板の表面側に開口するU字状
    の溝部を形成してあることを特徴とする請求項2記載の
    電波暗室。
  4. 【請求項4】 前記溝部の開口部に導電性の蓋体を取り
    付け、該蓋体に前記電磁波吸収体を取り付けてあること
    を特徴とする請求項3記載の電波暗室。
  5. 【請求項5】 前記電磁波吸収体を前記各電磁波シール
    ド板の周辺部間に跨設してあることを特徴とする請求項
    2,請求項3又は請求項4記載の電波暗室。
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