JP2695770B2 - スクロール流体機械 - Google Patents

スクロール流体機械

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スクロール流体機械に関する。 〔従来の技術〕 従来のスクロールラップは単一部材を機械加工仕上げ
して所定の精度を得るか、特開昭58−91388号公報に示
されたように、ラップ表面に精密成形の樹脂層を形成し
て所定の精度を得ていた。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記特開昭58−91388号公報に記載の従来の
装置ではラップの厚さが薄い場合、ラップに樹脂層を形
成するための金型の樹脂注入ゲートを精度の必要な部分
に設けなければならず、その部分だけは樹脂成形後仕上
げ加工をする必要があり、完全に無加工にできないとい
う問題があった。 本発明の目的は、スクロール径が小さくかつ圧縮室か
らの気体の漏れも少なくでき、しかも製作も容易なスク
ロール流体機械を得ることにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明のスクロール流体
機械は、鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロー
ル部材及び旋回スクロール部材をラップを互いに内側に
して噛合せ、該固定スクロール部材には中心部に開口す
る吐出口と、外周部に開口する吸入口を設けるとともに
フレームで支持し、旋回スクロール部材をフレームに支
承された回転軸に連設された偏心軸部に係合し、旋回ス
クロール部材を自転することなく固定スクロール部材に
対し旋回運動させ、前記吸入口よりガスを吸入し、両ス
クロール部材にて形成される密閉空間を中心に移動させ
容積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐
出するスクロール流体機械において、前記ラップの渦巻
形状は、インボリュート曲線の渦巻状の外線と内線を有
し、前記外線の内周側の端部は前記内線の内周側の端部
より180゜内周側にずれており、前記ラップの内周側の
端部に形成され前記外線の内周側の端部と滑らかに接続
された凸円弧部分と、該凸円弧部分と前記内線の内周側
の端部とを滑らかに接続しかつ前記凸円弧部分の半径よ
り旋回スクロールの旋回半径分だけ大きい半径とした凹
円弧部分とを有し、前記凸円弧部分及び凹円弧部分で形
成される前記ラップの内周端側部分には精密成形により
弾性のある樹脂層を形成し、前記ラップを構成する金属
製の母材は一定の厚さで形成されており、前記内周端側
部分を前記樹脂層で円弧形状に形成することを特徴とす
るものである。 〔作用〕 本発明は上述したように構成したので、以下の作用が
ある。 (a) 凸円弧部分及び凹円弧部分で形成されるラップ
の内周端側部分には精密成形により形成した弾性のある
樹脂層を形成しているので、固定スクロールと旋回スク
ロールを組み合わせた時のラップ間ギャップを小さくす
ることができる。すなわち、ギャップを小さくすること
により、固定スクロールと旋回スクロールとが強く接触
することがあっても、樹脂層が弾性変形するので、スク
ロールの損傷を防止できる。このように本発明では、ラ
ップ中心部を球根形状にし、かつ弾性のある樹脂層によ
り圧縮室のデッドボリュームを大幅に小さくすることが
でき、この結果スクロール径を小さくすることができ
る。また、ラップ間ギャップを小さくできるので圧縮室
からの気体の漏れを少なくし、性能を向上することもで
きる。 (b) ラップの内周端側部分は凸円弧部分及び凹円弧
部分により膨らんだ歯厚の大きなラップ形状に構成して
いるので、樹脂層を形成する金型の樹脂注入ゲートを十
分大きくすることができ、しかもラップの歯厚より小さ
くできるから樹脂層形成後に金型を外した際に、注入ゲ
ート形状により生じるバリが、ラップ幅より外側にはみ
出して生ずることなく、そのバリ除去ための機械加工を
不要にできる。また、金型の前記樹脂注入ゲートを大き
くすることができることから、樹脂の注入が容易になる
と共に金型の製作を容易にできる。 (c) 弾性のある樹脂層は金属に比べ初期摩耗が大の
ため、運転開始後すぐラップどうしがなじみ、ラップ間
ギャップが小さく圧縮室からの気体漏れを少なくできる
と共に、スクロールの旋回運動をスムーズに行わせるこ
とがてきる。 〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第1図はスクロール圧縮機の全体縦断面図である。密
閉容器1内に、圧縮機部2と電動機部3が収納されてい
る。圧縮機部2は固定スクロール部材4と旋回スクロー
ル部材5を互いに噛合せて圧縮室(密閉空間)9が形成
される。固定スクロール部材4は、円板状の鏡板4aと、
これに直立しインボリュート曲線あるいはこれに近似の
曲線に形成されたラップ4bとからなり、その中心部に吐
出口10,外周部に吸入口7を備えている。旋回スクロー
ル部材5は円板状の鏡板5aと、これに直立し、固定スク
ロールのラップと同一形状に形成されたラップ5bと、鏡
板の反ラップ面に形成されたボス5cとからなっている。
フレーム11は中央部に軸受部11aを形成し、この軸受部
に回転軸14が支承され、回転軸先端の偏心軸14aは、上
記ボス5cに旋回運動が可能なように挿入されている。ま
たフレーム11には固定スクロール部材4が複数本のボル
トによって固定され、旋回スクロール部材5はオルダム
リングおよびオルダムキーよりなるオルダム機構12によ
ってフレーム11に支承され、旋回スクロール部材5は固
定スクロール部材4に対して、自転しないで旋回運動を
するように形成されている。回転軸14には下部に電動機
部3を直結している。 固定スクロール部材4の吸入口7には密閉容器1を貫
通して吸入管17が接続され、前記吐出口10が開口する吐
出室1aは通路18a,18bを介して下部室1bと連通し、更に
密閉容器1を貫通する吐出管19に連通している。 旋回スクロール部材5の背面とフレーム11で囲まれた
空間(以下背圧室と称す)20には、旋回,固定の両スク
ロール部材で形成される複数の圧縮室9内のガス圧によ
るスラスト方向のガス力(この力は、旋回スクロール部
材5を下方に押し下げようとする離反力となる。)に対
抗するため吸入圧力(低圧側圧力)と吐出圧力の中間の
圧力が作用する。この中間圧力の設定は旋回スクロール
5の鏡板5aに細孔(図示せず)を設け、この細孔を介し
てスクロール内部のガスを背圧室20に導き、旋回スクロ
ールの背面にガスを作用させて行う。 回転軸14及び偏心軸14aには各軸受部へ給油を行うた
めの給油孔(図示せず)が回転軸14の下端に突出した給
油管14bから偏心軸14aの上端面まで穿設され、給油管14
bは密閉容器1底部の潤滑油6内に浸漬されている。 上記構造のスクロール圧縮機は、電動機3を直結した
回転軸14の回転により、偏心軸14aが偏心回転すること
により、ボス5cを介し、旋回スクロール部材5は旋回運
動をする。この旋回運動により、圧縮室9は次第に中心
に移動して容積が減少する。低温低圧の冷媒ガスは吸入
管17から吸入口7を経て固定スクロール内の外周部の吸
入室8に入り、上記のように圧縮されて圧力を高め中央
の吐出口10から吐出室1aに吐出される。この高温・高圧
の冷媒ガスは通路18a,18bを介し下部室1bに流入し、次
いで吐出管19から外部へ吐出される。 圧縮部の形状を第2図と第3図により説明する。 第2図は固定スクロールと旋回スクロールを組合せた
状態を示している。 ラップ4b,4b′および5b,5b′は後に述べるように母材
の表面に精密成形した樹脂層を形成した複合材料からな
っている。本図のラップ形状はその外形を示している。
特徴的なことはラップの中心部4b′,5b′の部分が球根
状に膨らんでいることである。この膨らみ部の形状は以
下のようになっている。 第3図は第2図の5b,5b′の部分を拡大したものであ
る。 外線ABおよび内線A′,B′はインボリュート曲線であ
り、その巻き始めAとA′は巻き角が180゜ずれてい
る。無圧縮期間が存在しないための十分条件としてB,
B′はそれぞれA,A′から360゜伸開させた位置にとって
いる。旋回半径をε,歯厚をtとすると、インボリュー
ト基円半径aは次の様に表わされる。 巻き角をλとして、外線の位相角を0とすると、外線
ABの式は次の様になる。 内線A′B′の式は、β=t/aとして次の様になる。 A点の巻き角をλとするとA′点の巻き角は、λ
+πであり、B点はλ+2π、B′点はλ+3πに
とっている。 A点から内側は半径rの凸の円弧になめらかにつなが
り、A′から内側は半径Rの凹の円弧になめらかにつな
がっている。凸の円弧と凹の円弧は中央部Cでやはりな
めらかにつながっている。Rとrは次の関係にあること
が必要である。 R=r+ε またrは次の式で表わされることが必要である。 P点の座標(xp,yp)は、γ=r/aとして次式で表わさ
れる。 P′点は中心点に対しP点と点対称の位置にあり、座
標(xp,yp)は次式で表わされる。 凸の円弧角と凹の円弧角は同じで、Ψとすると、Ψは
次式で表わされる。 第4図は圧縮部の圧縮原理を示している。図は固定圧
縮部材4の吸入室7を含む内部の断面とこれに組合わせ
た旋回圧縮部材5の歯の断面のみを表わしており、圧縮
室は両圧縮部材の鏡板面にはさまれた間の密閉空間とし
て形成されるものとする。また図は旋回圧縮部材がほぼ
90゜ずつ旋回するごとに表わされており、→→→
→のサイクルをたどるものとする。 は圧縮室が吸入室7との連通を断ち、最大密閉容積
V1+V1′が形成されたところである。以後,と進む
に従って圧縮室容積はV2+V2′,V3+V3′と減少する。
ここでV1とV1′,V2とV2′V3とV3′はそれぞれ等しい容
積になり、圧力も等しくなることは両圧縮要素の歯の形
状が同じであることから明らかである。さらに進んで再
びでは圧縮室は1つになり容積V5はV4+V4′よりさら
に小さくなっている。以後圧縮容積はのV6,のV7
さらに小さくなり、再びでは遂に0となる。 ラップの形状は第5図に示す形でもよい。本形状が第
3図の形状と異なるのは、凸の円弧ACと凹の円弧A′
C′とは直接つながっておらず、両円弧の共通接線CC′
では結ばれている点である。 前記の曲線の式、座標,諸元と異なる点にみあげると
次の様になる。 ここに、 であり、lは直線CC′の長さを表わしている。 この実施例も前記実施例と同様の圧縮原理で圧縮し、
最終的には圧縮室の容積が0になる。 次に本発明に係るスクロール部材の具体的構成と成形
方法について説明する。 第6図は旋回スクロールの縦断面を示している。 母材は5bから5b′に至るまで鋳物、鋼もしくは板金等
でつくられた厚さが一定のものをうず巻状に形成し、中
心付近の球根形状の部分のみ樹脂層によって形成されて
いる。 本旋回スクロールの縦断面を第7図に、またその成形
方法を第8図に示すが、成形方法について以下に詳述す
る。 図に示すように旋回スクロール5の母材5−1を鋳
物,鋼など強度,剛性の高い物であるかじめ製作してお
き、ラップ部5b−1,5b′−1および鏡板部5a−1の表面
に樹脂層5cを精密成形する。 第8図において、5−1は旋回スクロールの母材、30
はラップ形状の精密な寸法になるよう溝を形成した金型
であり、母材5−1のラップ部5b−1,5b−1′及び鏡板
部5a−1との間に、樹脂流動分だけの隙間5c′が存在
し、径がラップ5b′の歯厚より小さい樹脂注入ゲート30
aをラップ中心付近の部分5b′−1の端面に対向するよ
うに設けてある。また31は母材5−1を反ラップ面で支
持する金型で、金型30,母材5−1とともに組合わされ
て、樹脂成形隙間5c′を形成する。そして樹脂注入ゲー
ト30aから可塑性の樹脂を注入し、隙間5c′全体に行き
わたったところで硬化させて第7図に示すような樹脂コ
ーティングされたスクロール部材を得る。この時樹脂注
入ゲート30a部に満たされた樹脂は金型をはずす時にラ
ップ5b′の端面にわずかに窪みができるような形で切り
離せるように注入ゲート形状を工夫する。このようにす
ると窪み部はラップの歯厚より径が小さく圧縮室内のガ
スのシール性には何ら悪影響を及ぼさず、突起部は存在
しないから、成形されたスクロール部材のラップ部およ
び鏡板面は機械加工を一切必要としない。また樹脂注入
ゲートを中心付近に設けたことによりゲートは1個でよ
く、2個のゲートから注入した時のような樹脂の合流点
にウェルドラインができて精度を損なったり強度不足に
なるようなこともない。本成形方法は旋回スクロールの
実施例について述べたが、固定スクロールについても同
様の方法により成形加工する。 本実施例によれば、スクロールラップは母材の表面に
弾性のある樹脂層があるため金属のみで作られたラップ
に比較して固定スクロールと旋回スクロールを組合せた
時のラップ間ギャップを小さくしてもラップ同志の接触
による問題が少なくなる。従って圧縮室からのガスのも
れを小さくすることができ、性能向上にも寄与するもの
である。 〔発明の効果〕 本発明によれば以下の効果が得られる。 (i) 凸円弧部分及び凹円弧部分で形成されるラップ
の内周端側部分には精密成形により形成した弾性のある
樹脂層を形成しているので、圧縮室のデッドボリューム
を大幅に小さくすることができ、この結果スクロール径
を小さくすることができる。また、ラップ間ギャップを
小さくできるので圧縮室からの気体の漏れを少なくし、
性能を向上することができる。 (ii) ラップの内周端側部分は凸円弧部分及び凹円弧
部分により膨らんだ歯厚の大きなラップ形状に構成して
いるので、金型の樹脂注入ゲートを大きくしても、ラッ
プの歯厚より小さくできるから樹脂形成後金型を外した
際のバリ除去のための機械加工を不要にできる。また、
樹脂の注入も容易になると共に金型の製作も容易にな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例のスクロール流体機械の全体縦
断面図、第2図〜第5図はその形状、作用を示すスクロ
ール横断面図、第6図はラップの実施例の横断面図、第
7図,8図はラップの構造,成形加工方法を示す断面図で
ある。 4……固定スクロール、4b,4b′……固定スクロールラ
ップ、5……旋回スクロール、5b,5b′……旋回スクロ
ールラップ、30……樹脂成形金型、30a……樹脂注入ゲ
ート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 勝昭 清水市村松390番地 株式会社日立製作 所機械研究所内 (72)発明者 前田 英二 清水市村松390番地 株式会社日立製作 所清水工場内 (72)発明者 金井 保之 清水市村松390番地 株式会社日立製作 所清水工場内 (72)発明者 金田 愛三 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−91388(JP,A) 特開 昭59−79088(JP,A) 特開 昭55−57687(JP,A) 特開 昭60−249688(JP,A) 実開 昭60−23284(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロール部
    材及び旋回スクロール部材を、ラップを互いに内側にし
    て噛合せ、該固定スクロール部材には中心部に開口する
    吐出口と、外周部に開口する吸入口を設けるとともにフ
    レームで支持し、旋回スクロール部材をフレームに支承
    された回転軸に連設された偏心軸部に係合し、旋回スク
    ロール部材を自転することなく固定スクロール部材に対
    し旋回運動させ、前記吸入口よりガスを吸入し、両スク
    ロール部材にて形成される密閉空間を中心に移動させ容
    積を減少してガスを圧縮し、吐出口より圧縮ガスを吐出
    するスクロール流体機械において、前記ラップの渦巻形
    状は、インボリュート曲線の渦巻状の外線と内線を有
    し、前記外線の内周側の端部は前記内線の内周側の端部
    より180゜内周側にずれており、前記ラップの内周側の
    端部に形成され前記外線の内周側の端部と滑らかに接続
    された凸円弧部分と、該凸円弧部分と前記内線の内周側
    の端部とを滑らかに接続しかつ前記凸円弧部分の半径よ
    り旋回スクロールの旋回半径分だけ大きい半径とした凹
    円弧部分とを有し、前記凸円弧部分及び凹円弧部分で形
    成される前記ラップの内周端側部分には精密成形により
    弾性のある樹脂層を形成し、前記ラップを構成する金属
    製の母材は一定の厚さで形成されており、前記内周端側
    部分を前記樹脂層で円弧形状に形成することを特徴とす
    るスクロール流体機械。 2.前記ラップ母材は金属板を渦巻状に曲げ加工して形
    成される特許請求の範囲第1項記載のスクロール流体機
    械。
JP61082045A 1986-04-11 1986-04-11 スクロール流体機械 Expired - Lifetime JP2695770B2 (ja)

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JP61082045A JP2695770B2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 スクロール流体機械
DE19873711986 DE3711986A1 (de) 1986-04-11 1987-04-09 Kompressor in spiralbauweise und verfahren zu seiner herstellung
US07/037,849 US4802831A (en) 1986-04-11 1987-04-13 Fluid machine with resin-coated scroll members

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013181487A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール圧縮機

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JPS62240490A (ja) 1987-10-21

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