JP2694961B2 - 有機溶剤の痕跡を含まぬ高純度アルジトールジアセタールの製法 - Google Patents

有機溶剤の痕跡を含まぬ高純度アルジトールジアセタールの製法

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JP2694961B2 JP63084231A JP8423188A JP2694961B2 JP 2694961 B2 JP2694961 B2 JP 2694961B2 JP 63084231 A JP63084231 A JP 63084231A JP 8423188 A JP8423188 A JP 8423188A JP 2694961 B2 JP2694961 B2 JP 2694961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は少なくとも95%の純度を特徴としかつ有機溶
剤の痕跡を含まない、例えば特にジベンジリデンソルビ
トールすなわちDBS、ビス(パラ・エチルベンジリデ
ン)ソルビトールすなわちBEBS、ビス(パラ・メチルベ
ンジリデン)ソルビトールすなわちBMBS、およびジベン
ジリデンキシリトールすなわちDBXなどの、5もしくは
6個の炭素原子をもつアルジトールと安息香酸アルデヒ
ドとの脱水縮合によって得られるジアセタールに関し、
さらにこのようなジアセタールを平易な操作条件下で酸
触媒の存在の下に、5ないし6個の炭素原子をもつアル
ジトールと安息香酸アルデヒドとから製造する方法に関
する。
その好ましい一態様によると、本発明は少なくとも95
%の純度を特徴としかつ有機溶剤の痕跡を含まないジベ
ンジリデンソルビトールに関する。
その好ましい他の態様によると、本発明は少なくとも
95%の純度を特徴としかつ有機溶剤の痕跡を含まないビ
ス(パラ・エチルベンジリデン)ソルビトールに関す
る。
その好ましい更に他の態様によると、本発明は少なく
とも95%の純度を特徴としかつ有機溶剤の痕跡を含まな
いビス(パラ・メチルベンジリデン)ソルビトールに関
する。
その好ましい更に他の態様によると、本発明は少なく
とも95%の純度を特徴としかつ有機溶剤の痕跡を含まな
いジベンジリデンキシリトールに関する。
[従来の技術] 従来から、反応媒体の性質に基いて二つのタイプのDB
Sの製法をあげることができる。すなわち少なくとも1
種の有機溶剤を用いる方法で「溶剤法」と呼ばれる方法
および水を単一溶剤として用いる方法で「水法」と呼ば
れる方法である。
例えば特許FR2065001に開示されるような溶剤法は、
初期モル比のベンズアルデヒド/ソルビトールに作用す
ることによってDBSの多い製品をつくることが可能であ
る様に見える。また「ソルビトール1モル当り2モルの
ベンズアルデヒドを用いれば実質的にジベンジリデンソ
ルビトールのみよりなる製品を生ずる」と述べている。
このような結果は満足すべきものであるように見える。
しかし純度に関して正確なデーターは示されていないし
また用いた操作方法は複雑である。
実際に、特許FR2065001はシクロヘキサンを反応媒体
として用いかつ無機酸触媒を用いることを推奨してい
る。
この特許によれば、水は反応の速度と収率に対し有害
である。このためシクロヘキサンを連続的に循環してシ
クロヘキサン/水の共沸混合物として蒸留して水を除去
する。
シクロヘキサン/水共沸混合物の蒸留とシクロヘキサ
ンの循環は実施が複雑な工程である。
同一出願者による特許EP51681は強制攪拌系の採用に
よって成績が向上するといわれる方法を開示している
が、この方法では前記フランス特許に示されたものに非
常に近い条件下で(特に70-80℃程度の反応温度で)、9
0%を超える、またある特殊なケースでは99%に達しう
る純度をもつ粗DBSを得ることができる。
この特殊な溶剤の使用を飽和炭化水素に迄広げてお
り、水溶性有機極性溶剤の使用が必須であり、これなし
では反応は実際に起らないと主張している。この特許に
は無機と有機の酸触媒が同じように用いられ、もっとも
優れた結果(純度と収率)は硫酸の存在下で得られると
述べられている。
しかし水の共沸除去に基く溶剤系はかなり複雑である
という欠点をもちこの欠点は、必須であってしばしば多
量に存在する極性溶剤もまた回収しなければならないの
で、倍加される。
このような方法を実施するために要する特定の設備な
らびに例えば大量の溶剤が存在する場合の爆発の危険性
に起因する高い費用は、明らかにこのような系にとって
ある程度の欠点となる。
要するに「溶剤法」では、少なくとも理論的には、か
なり満足なDBS純度を得ることができるが、その実施は
複雑で困難である。
今日迄に開発された「水法」は比較的実施に簡単であ
るように見えるが、大部分の用途に対して十分な純度、
すなわち少なくとも95%に等しい純度、可能ならば100
%の純度を得ることはできない。
そこで、特許FR2442850は触媒(この触媒は有機また
は無機の酸でよい)を2段階に分けて加え、第2段階の
前で反応媒体の稀釈を行うことを特徴としている、水媒
体中でDBSを製造する方法を開示している。
高濃度のソルビトール溶液を用いる第1段階は必ず50
℃から70℃まで(好ましくは60℃から65℃の間)の温度
で行わなければならないが、これに対し第2段階では15
-25℃に温度を下げる必要がある。一つの工程から他の
工程への移行はデリケートなものであり反応のごとく特
別な段階で行わなければならない。
生成する粗DBSの最高の純度は90%程度にとどまって
いる。
「ソルビトール1モル当りベンズアルデヒド2モルを
使用するが、この比率は一般に(ソルビトール1モル当
りベンズアルデヒド)1.6から2.3モルの範囲にあっても
よい」と述べている。
出願特許FR2486080は無機酸と触媒を用いて水相中でD
BSを製造する2つの操作方法を開示している。この2つ
の操作方法は室温(約25℃)で実施する。
特許を請求していない第1の操作方法Aによれば、全
反応物は同時に装入する。この操作方法によって得られ
る最高純度はDBS/TBS比86/14、すなわちDBS純度86%
(実施例13)に相当する。
特許を請求している第2の操作方法Bによれば、ベン
ズアルデヒドを水性反応媒体に非常にゆっくり(例えば
4時間かけて)加えることにより純度を向上することに
成功している。
この出願特許によれば、DBS純度はベンズアルデヒド
のモル数とソルビトールのモル数の比が化学量論的な値
2/1を基準にして減少するときに増加することがわか
る。
同特許には約1/0.75と約1/1.75の範囲のD−ソルビト
ールとアルデヒドのモル比、すなわち約0.75から1.75の
範囲のアルデヒドとD−ソルビトールのモル比が請求さ
れている。
しかし、この比較的複雑な操作方法では、アルデヒド
をソルビトールと無機酸を含有する水性反応混合物に非
常にゆっくりと加えるので、TBSの生成は避けられずDBS
純度は最高で94%であると推定される。この特許では、
得られるDBS純度はある種の工業的用途にとって満足な
ものではないことが確認され、従ってTBSをトリクロロ
−1,1,1−エタンのような非極性溶剤を用いる処理によ
って部分的または全部除去することが提案されている
が、この処理では最終製品中にこの溶剤の痕跡が存在す
ることは避けられない。
[発明が解決しようとする課題] 従って、今日迄、有機溶剤の助けを借りてそのため最
終製品中にこの溶剤の痕跡が残るような附加的な精製工
程を一切必要とせずに、多くの必要条件、特に規制、す
なわち少なくとも95%に等しい純度に合致する純度を持
つアルジトール、ジアセタール、特にDBSを水性媒体中
で得ることのできる方法は存在しなかった。
要するに、技術の現状では、たとえ複雑でコストのか
かる方法を実施しても、少なくとも95%の純度をもち有
機溶剤の痕跡を含まないアルジトールジアセタール、特
にDBSを得ることは出来なかった。実際に、従来の技術
文献は、そのいくつかは高純度のDBSを得る可能性を示
唆しているが、必要とする純度を得るために調製または
精製を行う時に、最終製品中に常に痕跡を残す少なくと
も1種の有機溶剤の使用を必ず推奨している。従って、
これら文献のどれにも、本発明によるジアセタールは開
示されていないし、また本発明ジアセタールを得るに至
る可能性のある示唆すらない。
つまり従来の技術に開示されたDBSの製造方法がどの
ようなものであれ、平易かつ経済的な再現性のある方法
で少なくとも95%の純度をもつ粗DBSを得ることのでき
る方法は一つもない。従ってこのような純度をもつ粗DB
Sを得ることのできる平易かつ容易に実効できる方法が
求められている。
出願者によって行われた徹底的な研究のよって、水性
媒体中でこのような純度をもつアルジトールジアセター
ルを、更によいことには、数段の工程に依存したりまた
は反応物の一つたとえばアルデヒドを徐々に加えたりす
る必要もなしに、得ることのできる方法が開発された。
[課題を解決するための手段] 本発明は少なくとも少なくとも95%の純度を特徴とし
かつ有機溶剤の痕跡を含まないジアセタールを、例えば
特にジベンジリデンソルビトールすなわちDBS、ビス
(パラ・エチルベンジリデン)ソルビトールすなわちBE
BS、ビス(パラ・メチルベンジリデン)ソルビトールす
なわちBMBS、およびジベンジリデンキシリトールすなわ
ちDBXなどの、5もしくは6個の炭素原子をもつアルジ
トールと安息香酸アルデヒドとの脱水縮合によって得る
ものである。
本発明によれば、上に規定したDBSはソルビトールと
ベンズアルデヒドを酸触媒の存在下に脱水縮合させて製
造する。
安息香酸アルデヒドが5もしくは6個の炭素原子をも
つアルジトールに及ぼす作用は、プロトンによって触媒
作用を受け、つづく脱水縮合作用によって相当するモノ
アセタール、ジアセタールおよび場合によってはトリア
セタールの生成に導くアセタール化反応である。
例えばベンズアルデヒドをソルビトールに作用させる
場合、下記の誘導体がつづいて生成する。
・1,3−モノベンザルソルビトールすなわちモノベンジ
リデンソルビトール(MBS)、 ・1,3-2,4−ジベンザルソルビトールすなわちジベンジ
リデンソルビトール(DBS)、 ・1,3-2,4-5,6−トリベンザルソルビトールすなわちト
リベンジリデンソルビトール(TBS)。
同様に上に規定したBEBS(もしくはBMBS)は本発明に
従ってソルビトールとパラ・エチルベンズアルデヒド
(もしくはパラ・メチルベンズアルデヒド)を酸触媒の
存在下に脱水縮合させて製造する。
同様に上に規定したDBXは本発明に従ってキシリトー
ルとベンズアルデヒドを酸触媒の存在下に脱水縮合させ
て製造する。
本発明に含まれる高純度製品は、上記の場合すべて、
二置換化合物、特にDBS、BEBS、BMBSおよびDBXである。
MBSおよびTBSのようなそれぞれ一置換および三置換化合
物は或る種の用途に用いることは可能であるが、本発明
では「不純物」とする。
本発明の二置換化合物は特に有機液体のゲル化剤また
は増粘剤として用いることができる。
なかでも特にDBS、BEBS、BMBSおよびDBXについては、
或る種のポリマーにすぐれた性質(透明性、衝撃強さな
ど)を与えるのに、すなわち特にポリオレフィンの清澄
剤および/または安定剤として用いることができる。
この目的をもって、DBSは一般に食品・医療その他の
目的に用いる透明な物品(ホイル、包み、容器)の製造
に用いられるポリプロピレンまたはポリエチレンベース
の組成物に配合される。
技術的および/または法律上の理由から、上記のDBS
の用途においては、少なくとも95%のDBS純度が一般に
要求される。
この点に関し、上記の純度は次のように規定されるこ
とに留意すべきである。
式中DBSとTBSの質量は反応媒体から液相と固相を分離
し得られる固相を温水で洗浄して、得られる乾燥抽出物
を基準にして計算する。この操作は温水に不溶でDBSとT
BSに影響を及ぼすことなく、特に存在する可能性のある
残存ソルビトールとMBSを除去するものである。
出願者はパラメータの意外な予期しない組合せによっ
て、水性溶媒中でアルジトールジアセタール、特にDB
S、BEBS、BMBSおよびDBXを「溶剤法」で通常発表されて
いる結果に匹敵するかまたは優れてさえいる結果をもっ
て得ることができることを発見した。
本発明に含まれるパラメーターは次のものである。
・アルデヒドとアルジトールのモル比、 ・触媒として使用する酸の選択、すなわち置換または非
置換のアリールスルホン酸でなければならない。特許FR
2486080に必須と記述されている無機酸は不適当と考え
られるので除く、 ・酸とアルデヒド間のモル比、 ・反応温度。
更に詳細には、本発明の目的は酸触媒の存在下に水性
溶媒中で5ないし6個の炭素原子よりなるアルジトール
と安息香酸アルデヒドからジアセタールを製造する方法
を提供することであり、この方法によれば反応物を攪拌
しながら混合してアセタール化を行い、次に反応混合物
を塩基で中和し、そのあとで固相を液相から分離して温
水で洗浄するが、この方法は次の特徴を有する。
・安息香酸アルデヒドとアルジトールの初期モル比は2/
1より低い、 ・酸触媒はアリールスルホン酸である、 ・アリールスルホン酸と安息香酸アルデヒドの初期モル
比は0.6より高い、 ・反応温度は約45℃より低い。
アルジトールとは、式HO-CH2−(CHOH)n−CH2OHのポ
リオールを意味することに留意すべきである。本発明に
用いるアルジトールは式中のnが3もしくは4のもので
ある。このことは特にソルビトール(n=4)、マニト
ール(n=4)およびキシリトール(n=3)に係わ
る。
本発明によれば、安息香酸アルデヒドとして、ベンズ
アルデヒド またはその置換誘導体、特にフェニル核が1ないし4個
の炭素原子を有する低級アルキル基の中から選ばれる少
なくとも1個の置換基、好ましくはメチル基もしくはエ
チル基をもつ誘導体が用いられる。
アリールスルホン酸は、アリール基が置換または非置
換のフェニル基かまたは特にナフチル基のようなより複
雑なアリール基である比較的広い範囲の酸の中から選ぶ
ことができ、ナフチル基の場合ナフタレン−スルホン酸
を用いることができる。
本発明に用いられる好ましい酸として次のものをあげ
ることができる。
・パラトルエンスルホン酸(以後APTSと称する) ・ベンゼンスルホン酸、 ・5−スルホサリチル酸、 ・ナフタレンスルホン酸。
アリールスルホン酸はそのままで反応系に装入するこ
とが好ましいが、塩酸などの無機酸の存在の下に塩の形
で、好ましくはナトリウム塩として必要とするアリール
スルホン酸がその場で放出されるのに十分な量を装入す
ることもできる。
好ましい一実施態様によれば、本発明の目的は酸触媒
存在下に水性媒体中でソルビトールをベンズアルデヒド
によってアセタール化することによってジベンジリデン
ソルビトールを製造する方法を提供することであり、こ
の方法によれば反応物を攪拌しながら混合することによ
ってアセタール化を行い、次に反応混合物を塩基で中和
し、そのあとで固相を液相から分離して温水で洗浄する
が、この方法は次の特徴を有する。
・ベンズアルデヒドとソルビトールの初期モル比は2/1
より低い、 ・酸触媒はフェニルスルホン酸もしくはナフチルスルホ
ン酸である、 ・フェニルスルホン酸もしくはナフチルスルホン酸とベ
ンズアルデヒドの初期モル比は0.6より高い、 ・反応温度は約45℃より低い。
他の好ましい実施態様によれば、本発明は酸触媒の存
在下に水性媒体中でソルビトールをパラ・エチルベンズ
アルデヒド(もしくはパラ・メチルベンズアルデヒド)
でアセタール化することによってビス(パラ・エチルベ
ンジリデン)ソルビトール[もしくはビス(パラ・メチ
ルベンジリデン)ソルビトール]を製造する方法に関
し、この方法によれば反応物を攪拌しながら混合するこ
とによってアセタール化を行い、次に反応混合物を塩基
で中和し、そのあとで固相を液相から分離して温水で洗
浄するが、この方法は次の特徴をもっている。
・パラ・エチルベンズアルデヒド(もしくはパラ・メチ
ルベンズアルデヒド)とソルビトールの初期モル比は2/
1より低い、 ・酸触媒はフェニルスルホン酸もしくはナフチルスルホ
ン酸である、 ・フェニルスルホン酸もしくはナフチルスルホン酸とパ
ラ・エチルベンズアルデヒド(もしくはパラ・メチルベ
ンズアルデヒド)の初期モル比は0.6より低い、 ・反応温度はは約45℃より低い。
更に他の好ましい実施態様によれば、本発明は酸触媒
の存在下に水性媒体中でキリシトールをベンズアルデヒ
ドによってアセタール化することによってジベンジリデ
ンソルビトールを製造する方法に関し、この方法によれ
ば反応物を攪拌しながら混合することによってアセター
ル化を行い、次に反応混合物を塩基で中和し、そのあと
で固相を液相から分離して温水で洗浄するが、この方法
は次の特徴をもっている。
・ベンズアルデヒドとキリシトールの初期モル比は2/1
より低い、 ・酸触媒はフェニルスルホン酸もしくはナフチルスルホ
ン酸である、 ・フェニルスルホン酸もしくはナフチルスルホン酸とベ
ンズアルデヒドの初期モル比は0.6より高い、 ・反応温度はは約45℃より低い。
本発明の好ましい実施態様によれば、アルジトールは
濃度が約30%以下の、好ましくは20%と30%の間にある
水溶液として用いる。30%を超えれば、媒体の粘度は実
際に反応に対する制限因子となりうるし、20%未満では
出願者は反応時間が著しく増加することを確認してい
る。
本発明の方法においては、安息香酸アルデヒドのアル
ジトール、特にベンズアルデヒドの初期モル比は1/1以
上2/1未満の範囲から選択され、好ましくは1/1と1.95/1
の間、より好ましくは1.5/1と1.9/1の間、更に好ましく
は1.7/1と1.85/1の間にあるようにする。
触媒の量はアリールスルホン酸/安息香酸アルデヒド
の初期モル比が0.6/1と1.5/1の間、好ましくは0.6/1と1
/1の間にあるように選ぶのが好ましい。
反応物と触媒の装入の順序は本発明にとって重要では
ない。
初期組成が上記のような水性混合物を攪拌下に約45℃
より低い、好ましくは20℃と45℃の間の、更に好ましく
は20℃と40℃の間の、更に特に好ましくは30℃と40℃の
間の反応温度とし次にこれを維持する。
本発明による反応時間は一般に5ないし6時間程度で
ある。しかし温度が約20℃より低い場合は、反応時間を
延長しなければならず、このことは温度が下るにるれて
益々必要になることが確認されている。従って、方法を
実施する際の収益性と容易さからみて、少なくとも15℃
以上の温度を用いることが好ましい。いづれにせよ、始
めに液相が必ず存在する様に反応温度を選ぶことはいう
までもない。
水性懸濁液の形の反応媒体は、次に、得られる製品に
影響を与えないアルカリ性試剤、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、重炭酸ナトリウムまたはアルカリ
性をもつ他の試剤によって中和する。
一般にこの懸濁液が約7と7.5の間にあるpH値をとる
ようにする。アルカリ性試剤をわずかに過剰にしても、
本発明を適切に実施する上で有害であるような影響はな
い。このようにして中和した水性懸濁液中の固相と液相
を次に慣用の方法で互いに分離する。そこで、この水性
懸濁液を濾過することにより、ジアセタール、例えばDB
Sを含む湿潤ケーキが得られ、このケーキは次の少なく
とも1サイクルの洗浄/濾過工程にかけられる。
洗浄操作は温水(約60℃)で行うのが好ましく、この
操作は特にアルカリ試剤の過剰があればその過剰分と、
水性懸濁液の中和に伴って生ずると思われる残存塩、な
らびに存在する可能性のあるMBSのようなモノアセター
ルタイプの不純物あるいは残存アルジトールをすべて除
去するという目的を果す。
湿潤ケーキは濾過の最終段階で回収される。このケー
キはモノアセタール(例えばMBS)を含まずただジアセ
タール(例えばDBS)と恐らくトリアセタールタイプ
(例えばTBS)の不純物を含有している。
水性反応媒体からこのようにしてつくられたジアセタ
ール、特にDBS、BEBS、BMBSまたはDBXはすべて少なくと
も95%の優れた純度を特徴としている。
この製品は次に残存する水を除去するために乾燥し、
次に必要に応じて粉砕し篩別けするが、これら種々の操
作では従来の技術で一般に用いられる以外の手段の使用
を必要としない。
上述のように、本発明の方法はそのどの操作工程にも
有機溶剤を存在させる必要がなく、簡単で経済的かつ再
現性のある方法で、アルジトールジアセタール、特にDB
S、BEBS、BMBSまたはDBXを製造することができ、このジ
アセタールは、それをどのような用途に用いようとも、
最終製品中に有機溶剤の痕跡が残るのを避けるために、
更に製造する工程にかける必要がないほどの純度を特徴
としている。
下記の実施例で明らかなように、本発明は普遍的な方
法で少なくとも95%の純度をもつDBS、BEBS、BMBSもし
くはDBXを得ることのできる方法のほかに、本発明のい
くつかの実施態様によって、得られるジアセタールがト
リアセタールを含有していないアルジトールアセタール
を水性媒体中で製造する方法を提供する。
従来技術で公知の水系技術と比較すると、本発明によ
る方法は特に、 ・反応媒体を約45℃より高い温度にする工程、 ・場合によっては、冷却工程、 ・触媒の時間を遅らせた添加または反応物の連続的添
加、 のいづれをも用いないことが可能である。
本発明によるジアセタール、特にDBSの製造に関する
次の実施例は本発明を例証しよく説明するためのもので
ある。下記の表中「比較」と略称される比較例は、実施
例の方法の特徴を特に選択することによってもたらされ
る大きな予期しない利点を立証するためのものである。
本明細書の種々の実施例中では次の定義が適用され
る。
洗浄前のケーキの組成 ケーキの各成分とこのケーキの乾分の重量比(%で表
わす)。
ジアセタールの純度 次のように定義する。
ジアセタールの質量収率 次のように定義する。
[実施例] I.得られるDBSの純度に及ぼす安息香酸アルデヒド/ソ
ルビトールの初期モル比の影響 共通条件 本発明の研究では、各実施例を次の操作条件に従って
行った。
ソルビトールの濃度:25% 触媒:パラトルエンスルホン酸(APTS) 酸/ソルビトールのモル比=1.25 温度:30℃ 時間:5時間30分 次に詳細に記す実施例は本発明の特に有利な実施態様
を示すものである(実施例4,第I表)。
この実施例で適用される操作方法は基準操作方法と理
解してよい。
実施例4の詳細記述と基準操作方法 二重壁を備え3枚羽の回転攪拌機を有する円筒形の2l
反応器に、25%の乾分(1モル)を含むソルビトール水
溶液728g、パラトルエンスルホン酸215g(1.25モル)お
よびベンズアルデヒド190.8g(1.8モル)を装入した。
この水性混合物を攪拌しながら30℃の温度にし、次に
これらの条件下で約5時間30分保った。このようにして
得られた反応媒体を10%水酸化ナトリウム溶液で7.2付
近のpH値が得られるまで中和し、次にブフナータイプの
濾過器で真空濾過した。
得られた濾過ケーキに次に温水(約60℃)に再懸濁
し、つづいて再び濾過した。得られた製品は約50%の乾
分を含有するが、これを90℃の温度で8時間乾燥炉で乾
燥しつづいて粉砕した。
この結果、トリベンジリデンソルビトール(TBS)を
全く含有しないジベンジリデンソルビトール(DBS)粉
末213.3gを得た(DBS質量収率:117.2%) この実施例4では、ベンズアルデヒド/ソルビトール
のモル比は1.8に等しい。実施例1−3および5の各実
施例ならびに比較例1および2では、この比を変化させ
た。
得られた結果を次の第I表にまとめた。
第I表の結果は化学量論比2に等しいかまたはそれを
越えるベンズアルデヒドとソルビトールの初期モル比で
は満足な純度をもつDBSを得ることができないことを示
している。
更に、これらの結果はこのほかに、約1.8以下のベン
ズアルデヒド/ソルビトールの初期モル比では本発明の
方法はTBSを含まないDBS(100%純度)を製造すること
が出来ることを示している。
II.得られたDBSの純度に及ぼす触媒/ベンズアルデヒド
の初期モル比の影響 上記基準操作方法に従って実験を行った。この際次の
操作条件を採用した。
ソルビトールの濃度:25% モル比:ベンズアルデヒド/ソルビトール=1.8 触媒:パラトルエンスルホン酸(APTS) 温度:30℃ 時間:5時間30分 比較例3および4と本発明の実施例6〜8の各例で
は、パラトルエンスルホン酸/ベンズアルデヒドの触媒
のモル比を変化させた。
得られた値を第II表にまとめた。
第II表の結果から、満足なDBS純度を得るためには用
いるアリールスルホン酸の比率を高くしなければならな
いことがわかる。より正確には、アリールスルホン酸/
安息香酸アルデヒドの初期モル比は少なくとも約0.6以
上でなければならない。
III.得られたDBSの純度に及ぼす反応温度の影響 上記基準操作方法に従って実験を行った。この際次の
操作条件を採用した。
ソルビトールの濃度:25% ベンズアルデヒド/ソルビトールのモル比:1.8 触媒:パラトルエンスルホン酸(APTS) モル比:酸/ソルビトール=1.25 時間:5時間30分 本発明による実施例9−13および比較例5では、温度
を変化させた。得られた値を次の第III表にまとめた。
第III表の結果は、反応温度が約45℃より高い場合
は、TBSの比率が高すぎるので、生成するDBSの純度は本
発明の目標と一致しないことを示している。
これに反し、30℃から40℃の程度の反応温度では、上
記の条件下で、TBSの生成を全く越さず最高純度のDBSを
生成するというすばらしい可能性を与える。
他のパラメーター変化させないで15℃で行なった実験
では、10時間の反応後に次の結果を得た。
これらの結果は、20℃より低い温度では、反応を5時
間30分以上継続させることにより満足なDBS純度が得ら
れることを示している。
IV・得られたDBSの純度に及ぼす触媒の種類の影響 上記基準操作方法に従って実験を行った。この際次の
操作条件を採用した。
ソルビトールの濃度:25% ベンズアルデヒド/ソルビトールのモル比:1.8 触媒/ベンズアルデヒドのモル比:0.69 温度:30℃ 時間:5時間30分 本発明による実施例15-19および比較例6−12では触
媒の種類、すなわち使用する酸の種類を変化させた。得
られた結果を次の第IV表にまとめた。
第IV表の結果から使用する酸触媒の種類が決定的な影
響を与えていることがわかる。ベンゼンスルホン酸は
(TBSを含まないDBSを得る)すぐれた結果を示すが、こ
の酸をアルキル化した同族酸すなわちメタンスルホン酸
もカルボキシル化した同族酸すなわち安息香酸も共に結
果は悪い(ある場合にはTBSを非常に高い比率で含む混
合物を生じ、また他の場合は回収可能なケーキができな
い)ことが確かめられたことは特に注目すべきとでまた
驚くべきことである。
5−スルホサリチル酸とスルホン酸基を含まないその
同族酸すなわちサリチル酸との間にも同様な比較をする
ことができることに注意すべきである。
「複雑な」アリール基をもつことを特徴とするナフタ
レンスルホン酸(実施例18)ではパラトルエンスルホン
酸(APTS)の場合に得たもの(実施例15)に匹敵する純
度とDBS質量収率を得ることができる。
これに対し、ドデシルベンゼンスルホン酸(実施例1
9)はよいDBS純度を与えるが質量収率は比較的低い。従
って、この酸は本発明で用いることは可能であるが好ま
しくない。
従って上記のようなアリール基およびスルホン酸基が
同時に存在することが本発明の目的には不可欠であると
思われる。
V.アルジトールの種類の影響 上記基準操作方法に従って実験を行った。この際次の
操作条件を採用した。
アルジトールの濃度:25% ベンズアルデヒド/アルジトールのモル比:1.8 触媒:パラトルエンスルホン酸 酸/アルジトールのモル比:1.25すなわち 触媒/ベンズアルデヒドのモル比:0.69 温度:30℃ 時間:5時間30分 本発明の実施例20および21ではアルジトールの種類を
変えた。
実施例20は本発明の「基準」例に相当する(第I表の
実施例4、第II表の実施例7、第III表の実施例11、第I
V表の実施例15)。
実施例21にはジベンジリデンキシリトール(DBX)の
製造が記載されている。本発明はこの化合物を、用いた
キシリトールの重量と比べて172%という非常に高い質
量収率で得ることができる。
実際に、キシリトールは5個の炭素原子をもつアルジ
トール(MW=152)であるので、トリアセタールの生成
を起さず、従って洗浄後の純度は「必然的に」100%に
達する。しかし、本発明のDBXを特に高い効率で得るこ
とができることを強調しなければならない。このこと
は、反応が非常に容易にかつ高い選択性[キシリトール
は高転化率でありモノアセタールはほとんど生成されな
い]をもって行われることを示している。
得られた結果を次の第V表にまとめた。
VI.(ソルビトール)ジアセタールの製造に及ぼすアル
デヒドの種類の影響 上記基準操作方法に従って実験を行った。この際次の
操作条件を採用した。
ソルビトールの濃度:25% アルデヒド/ソルビトールのモル比:1.8 触媒:パラトルエンスルホン酸(APTS) 酸/ソルビトールのモル比:1.25、すなわち 触媒/ベンズアルデヒドのモル比:0.69 温度:30℃ 時間:5時間30分 本発明の実施例22-25ではアルデヒドの種類を変え
た。すなわちベンズアルデヒド(実施例22)、およびフ
ェニル核上で、1−4個の炭素原子をもつ低級アルキル
基の中から選ばれる少なくとも1個の置換基、すなわち
本発明の場合メチル基(実施例23)およびエチル基(実
施例24)どちらの場合もパラの位置に、あるいは少なく
とも1個のハロゲン、すなわち本発明の場合塩素でパラ
の位置に(実施例25)置換したベンズアルデヒドであ
る。
得られた結果を次の第VI表にまとめた。
実施例23,24および25は、安息香酸アルデヒドとし
て、メチル基(実施例23)またはエチル基(実施例24)
または塩素原子(実施例25)のいづれかで(パラの位置
に)置換したベンズアルデヒドを用いることによって、
少なくとも95%純度(この場合100%)をもつジアセタ
ールを得ることができることを示している。
この塩素化した誘導体は洗浄前に高比率のモノアセタ
ールを含有する製品を生ずる。従って本発明に従って用
いることのできるハロゲン誘導体は非常に高い収率(こ
の場合100%)が得られても、特にかなりの量のモノア
セタールが生成するために得られる収率が低いので好ま
しくない。
VII.得られたジアセタールの純度と収率に及ぼす触媒/
置換ベンズアルデヒドの初期モル比の影響 上記基準操作方法に従って実験を行った。この際次の
操作条件を採用した。
ソルビトールの濃度:25% アルデヒド/ソルビトールのモル比:1.8 触媒:パラトルエンスルホン酸(APTS) 温度:30℃ 時間:5時間30分 本発明により実施例26-32の各実施例では、パラトル
エンスルホン酸/アルデヒドのモル比は次のアルデヒ
ド:p−メチルベンズアルデヒドおよびp−エチルベンズ
アルデヒドについて変化させた。
得られた値をそれぞれ下記の第VII表および第VIII表
にまとめた。
上の第VII表および第VIII表は、パラ・エチル基もし
くはパラ・メチル基で置換したベンズアルデヒド誘導体
を用いれば、触媒(APTS)/安息香酸アルデヒドのモル
比が0.69以上の場合に、少なくとも95%(この場合100
%)をもつジアセタールを得ることができることを示し
ている。
更に、触媒/アルデヒドのモル比が少なくとも0.83の
場合は、両ケース共得られた洗浄前のケース中にモノア
セタールの痕跡を認めることができなかった。
[発明の効果] 上述のように、本発明の方法はそのどの操作工程にも
有機溶剤を存在させる必要がなく、簡単で経済的かつ再
現性のある方法で、アルジトールジアセタール、特にDB
S,BEBS,BMBSまたはDBXを製造することができ、このジア
セタールは、それをどのような用途に用いようとも、最
終製品中に有機溶剤の痕跡が残るのを避けるために、更
に精製する工程にかける必要がないほどの純度を特徴と
している。
さらに、従来技術で公知の水系技術と比較すると、本
発明による方法は特に、 ・反応媒体を約45℃より高い温度にする工程、 ・場合によっては、冷却工程、 ・触媒の時間を遅らせた添加または反応物の連続的添
加、 のいづれをも用いないことが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−5165(JP,A) 特開 昭57−18682(JP,A) 特開 昭60−199891(JP,A) 特開 昭57−32278(JP,A) 特開 昭49−101310(JP,A) 特開 昭47−2928(JP,A) 特開 昭55−157581(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以上の過程: (a) 水性媒体中で、5もしくは6個の炭素原子を有
    するアルジトールと安息香酸アルデヒドとを、酸触媒と
    してのアリールスルホン酸の存在下に、45℃以下の温度
    において、撹拌下に、前記安息香酸アルデヒドと前記ア
    ルジトールの初期モル比を1/1以上2/1未満の範囲として
    反応させることによって、前記アルジトールの前記安息
    香酸アルデヒドによるアセタール化を行う過程、 (b) 前記アセタール化によって得られた反応混合物
    を塩基により中和する過程、及び (c) 前記中和された反応混合物から液相を分離した
    後に固相を温水で洗浄し、ジアセタールを得る過程 を有する、5もしくは6個の炭素原子を有するアルジト
    ールと安息香酸アルデヒドを脱水縮合させることにより
    ジアセタールを製造する方法において、 前記アリールスルホン酸と前記安息香酸アルデヒドの初
    期モル比を0.6/1〜1.5/1の範囲としたことを特徴とする
    ジアセタールを製造する方法。
  2. 【請求項2】前記酸触媒がフェニルスルホン酸もしくは
    ナフチルスルホン酸である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記安息香酸アルデヒドが、フェニル基
    が、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基及びハ
    ロゲン原子からなる群より選ばれた少なくとも1個の置
    換基によって置換されていても良いベンズアルデヒドで
    ある請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記安息香酸アルデヒドと前記アルジトー
    ルとの初期モル比が1.5/1〜1.9/1の範囲内であり、かつ
    前記アリールスルホン酸と前記安息香酸アルデヒドの初
    期モル比が、0.6/1〜1/1の範囲内である請求項1〜3の
    いずれかに記載の方法。
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