JP2694421B2 - 洗浄剤再生装置及び洗浄装置システム - Google Patents
洗浄剤再生装置及び洗浄装置システムInfo
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- JP2694421B2 JP2694421B2 JP12973294A JP12973294A JP2694421B2 JP 2694421 B2 JP2694421 B2 JP 2694421B2 JP 12973294 A JP12973294 A JP 12973294A JP 12973294 A JP12973294 A JP 12973294A JP 2694421 B2 JP2694421 B2 JP 2694421B2
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- cleaning
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、半田付け工程などで
使用されるフラックスが付着した電子部品や機械部品な
どの洗浄に用いられた炭化水素系の洗浄剤を再生するた
めの洗浄剤再生装置及び該洗浄剤再生装置と洗浄装置を
組み合わせてなる洗浄装置システムに関する。
使用されるフラックスが付着した電子部品や機械部品な
どの洗浄に用いられた炭化水素系の洗浄剤を再生するた
めの洗浄剤再生装置及び該洗浄剤再生装置と洗浄装置を
組み合わせてなる洗浄装置システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
電子部品や機械部品などを洗浄するための工業用洗浄剤
としては、フロン系洗浄剤やトリクロロエタンなどの塩
素系溶剤が用いられてきた。しかし、これらの工業用洗
浄剤には、オゾン層の破壊や地下水の汚染、あるいは作
業環境の悪化などを引き起こすという問題点があり、そ
の使用が規制されつつある。
電子部品や機械部品などを洗浄するための工業用洗浄剤
としては、フロン系洗浄剤やトリクロロエタンなどの塩
素系溶剤が用いられてきた。しかし、これらの工業用洗
浄剤には、オゾン層の破壊や地下水の汚染、あるいは作
業環境の悪化などを引き起こすという問題点があり、そ
の使用が規制されつつある。
【0003】そのため、フロン系洗浄剤や、トリクロロ
エタンなどの塩素系溶剤以外の洗浄剤として、炭化水素
系の洗浄剤を用いて洗浄を行う方法が提案されている。
エタンなどの塩素系溶剤以外の洗浄剤として、炭化水素
系の洗浄剤を用いて洗浄を行う方法が提案されている。
【0004】ところで、半田付け工程で使用されるフラ
ックスなどの付着した被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤を
用いて洗浄する場合、通常は、炭化水素系の洗浄剤に動
植物油脂を添加した洗浄剤や、鎖式アルコール系溶剤、
芳香族化合物系溶剤などを添加した洗浄剤(以下これら
の洗浄剤を、単に「炭化水素系の洗浄剤」という)が用
いられている。
ックスなどの付着した被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤を
用いて洗浄する場合、通常は、炭化水素系の洗浄剤に動
植物油脂を添加した洗浄剤や、鎖式アルコール系溶剤、
芳香族化合物系溶剤などを添加した洗浄剤(以下これら
の洗浄剤を、単に「炭化水素系の洗浄剤」という)が用
いられている。
【0005】この炭化水素系の洗浄剤を用いてフラック
スなどの付着した被洗浄物の洗浄を行った場合、洗浄剤
中に水分などの低沸点汚れ成分、加工油などの高沸点汚
れ成分、フラックスの構成成分であるロジン、有機アミ
ン、塩酸(HCl)、臭化水素(HBr)などのフラッ
クスに起因する汚れ成分などが洗浄剤中に蓄積される。
そして、これらの汚れ成分が洗浄剤中に蓄積されると洗
浄効率が低下するという問題点がある。
スなどの付着した被洗浄物の洗浄を行った場合、洗浄剤
中に水分などの低沸点汚れ成分、加工油などの高沸点汚
れ成分、フラックスの構成成分であるロジン、有機アミ
ン、塩酸(HCl)、臭化水素(HBr)などのフラッ
クスに起因する汚れ成分などが洗浄剤中に蓄積される。
そして、これらの汚れ成分が洗浄剤中に蓄積されると洗
浄効率が低下するという問題点がある。
【0006】そこで、これらの汚れ成分(低沸点汚れ成
分、高沸点汚れ成分、フラックスに起因する汚れ成分な
ど)を分離して洗浄剤を再生(精製)する方法として、
洗浄剤を蒸留する方法が提案、実施されている。
分、高沸点汚れ成分、フラックスに起因する汚れ成分な
ど)を分離して洗浄剤を再生(精製)する方法として、
洗浄剤を蒸留する方法が提案、実施されている。
【0007】しかし、水分や油分などの汚れ成分を効率
よく分離することは必ずしも容易ではなく、特に、被洗
浄物の製造工程で、例えば、水とのエマルジョンを生成
するような加工油などが洗浄剤中に混入するような場
合、低沸点汚れ成分である水分を効率よく除去すること
が困難になるという問題点がある。
よく分離することは必ずしも容易ではなく、特に、被洗
浄物の製造工程で、例えば、水とのエマルジョンを生成
するような加工油などが洗浄剤中に混入するような場
合、低沸点汚れ成分である水分を効率よく除去すること
が困難になるという問題点がある。
【0008】また、フラックスに起因する汚れ成分であ
るHClやHBrなどは、蒸留工程で洗浄剤とともに留
出するため、分離することが困難である。そして、HC
lやHBrなどが混入した再生洗浄剤が循環使用される
と、洗浄後の被洗浄物の表面にHClやHBrを含む洗
浄剤が付着し、被洗浄物を腐食させるという問題点があ
る。
るHClやHBrなどは、蒸留工程で洗浄剤とともに留
出するため、分離することが困難である。そして、HC
lやHBrなどが混入した再生洗浄剤が循環使用される
と、洗浄後の被洗浄物の表面にHClやHBrを含む洗
浄剤が付着し、被洗浄物を腐食させるという問題点があ
る。
【0009】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、フラックスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用い
られた炭化水素系の洗浄剤から汚れ成分を効率よく分離
して、十分に精製された洗浄剤を回収することが可能な
洗浄剤再生装置及び洗浄装置における洗浄剤の清浄度を
一定に維持することが可能で、連続して安定した洗浄を
行うことが可能な洗浄装置システムを提供することを目
的とする。
あり、フラックスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用い
られた炭化水素系の洗浄剤から汚れ成分を効率よく分離
して、十分に精製された洗浄剤を回収することが可能な
洗浄剤再生装置及び洗浄装置における洗浄剤の清浄度を
一定に維持することが可能で、連続して安定した洗浄を
行うことが可能な洗浄装置システムを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明にかかる洗浄剤再生装置は、フラッ
クスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用いられた炭化水
素系の洗浄剤を再生するための洗浄剤再生装置におい
て、洗浄工程で使用された汚れ成分を含む洗浄剤を水系
の抽出液と接触させることにより、洗浄剤中の水溶性汚
れ成分を抽出する抽出手段と、上記抽出手段により水溶
性汚れ成分を抽出した洗浄剤を所定の温度に加熱する予
熱器と、上記予熱器で所定の温度に加熱された洗浄剤を
真空にさらしてフラッシュさせ、低沸点汚れ成分を蒸発
させて分離するフラッシュ缶と、上記フラッシュ缶にお
いて低沸点汚れ成分を分離した洗浄剤を蒸留し、洗浄剤
と高沸点汚れ成分とを分離する蒸留器とを具備すること
を特徴としている。
に、本願第1の発明にかかる洗浄剤再生装置は、フラッ
クスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用いられた炭化水
素系の洗浄剤を再生するための洗浄剤再生装置におい
て、洗浄工程で使用された汚れ成分を含む洗浄剤を水系
の抽出液と接触させることにより、洗浄剤中の水溶性汚
れ成分を抽出する抽出手段と、上記抽出手段により水溶
性汚れ成分を抽出した洗浄剤を所定の温度に加熱する予
熱器と、上記予熱器で所定の温度に加熱された洗浄剤を
真空にさらしてフラッシュさせ、低沸点汚れ成分を蒸発
させて分離するフラッシュ缶と、上記フラッシュ缶にお
いて低沸点汚れ成分を分離した洗浄剤を蒸留し、洗浄剤
と高沸点汚れ成分とを分離する蒸留器とを具備すること
を特徴としている。
【0011】なお、本願発明において、炭化水素系の洗
浄剤とは、炭化水素系の物質のみからなる洗浄剤に限ら
ず、炭化水素系の洗浄剤に動植物油脂を添加した洗浄剤
や、鎖式アルコール、芳香族系有機溶剤などを添加した
洗浄剤などをも含む概念である。
浄剤とは、炭化水素系の物質のみからなる洗浄剤に限ら
ず、炭化水素系の洗浄剤に動植物油脂を添加した洗浄剤
や、鎖式アルコール、芳香族系有機溶剤などを添加した
洗浄剤などをも含む概念である。
【0012】また、本願第2の発明にかかる洗浄剤再生
装置は、フラックスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用
いられた炭化水素系の洗浄剤を再生するための洗浄剤再
生装置において、洗浄工程で使用された洗浄剤を所定の
温度に加熱する予熱器と、上記予熱器において所定の温
度に加熱された洗浄剤を真空にさらしてフラッシュさ
せ、低沸点汚れ成分を蒸発させて分離するフラッシュ缶
と、上記フラッシュ缶において低沸点汚れ成分を分離し
た洗浄剤を蒸留し、洗浄剤と高沸点汚れ成分とを分離す
る蒸留器と、上記蒸留器において蒸留分離された洗浄剤
を水系の抽出液と接触させることにより、洗浄剤中の水
溶性汚れ成分を抽出する抽出手段とを具備することを特
徴としている。
装置は、フラックスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用
いられた炭化水素系の洗浄剤を再生するための洗浄剤再
生装置において、洗浄工程で使用された洗浄剤を所定の
温度に加熱する予熱器と、上記予熱器において所定の温
度に加熱された洗浄剤を真空にさらしてフラッシュさ
せ、低沸点汚れ成分を蒸発させて分離するフラッシュ缶
と、上記フラッシュ缶において低沸点汚れ成分を分離し
た洗浄剤を蒸留し、洗浄剤と高沸点汚れ成分とを分離す
る蒸留器と、上記蒸留器において蒸留分離された洗浄剤
を水系の抽出液と接触させることにより、洗浄剤中の水
溶性汚れ成分を抽出する抽出手段とを具備することを特
徴としている。
【0013】また、上記抽出手段で用いられる水系の抽
出液が、添加物を含まない水であることを特徴としてい
る。
出液が、添加物を含まない水であることを特徴としてい
る。
【0014】さらに、上記抽出手段が、抽出液としてア
ルカリ成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアルカ
リ水抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物を
含まない水を用いる水抽出とを行うことができるように
構成されていることを特徴としている。
ルカリ成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアルカ
リ水抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物を
含まない水を用いる水抽出とを行うことができるように
構成されていることを特徴としている。
【0015】また、本願発明の洗浄装置システムは、フ
ラックスなどが付着した被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤
で洗浄する洗浄装置と、請求項1または2記載の洗浄剤
再生装置を組み合わせ、上記洗浄装置において使用され
た洗浄剤を所定の割合で上記洗浄剤再生装置に導いて洗
浄剤の再生を行い、再生された洗浄剤を上記洗浄装置に
循環することにより、上記洗浄装置における洗浄剤の清
浄度を一定に維持するようにしたことを特徴としてい
る。
ラックスなどが付着した被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤
で洗浄する洗浄装置と、請求項1または2記載の洗浄剤
再生装置を組み合わせ、上記洗浄装置において使用され
た洗浄剤を所定の割合で上記洗浄剤再生装置に導いて洗
浄剤の再生を行い、再生された洗浄剤を上記洗浄装置に
循環することにより、上記洗浄装置における洗浄剤の清
浄度を一定に維持するようにしたことを特徴としてい
る。
【0016】
【作用】本願第1の発明の洗浄剤再生装置においては、
洗浄剤が抽出手段において水系の抽出液と接触すること
により、洗浄剤中の水溶性汚れ成分(例えばHClやH
Brなど)が効率よく抽出、除去される。なお、この抽
出工程では、洗浄剤中の固形分なども除去される。
洗浄剤が抽出手段において水系の抽出液と接触すること
により、洗浄剤中の水溶性汚れ成分(例えばHClやH
Brなど)が効率よく抽出、除去される。なお、この抽
出工程では、洗浄剤中の固形分なども除去される。
【0017】また、水溶性汚れ成分が抽出除去された洗
浄剤を予熱器において所定の温度に加熱し、これをフラ
ッシュ缶に供給して真空にさらし、フラッシュさせるこ
とにより、低沸点汚れ成分が効率よく蒸発、分離され
る。
浄剤を予熱器において所定の温度に加熱し、これをフラ
ッシュ缶に供給して真空にさらし、フラッシュさせるこ
とにより、低沸点汚れ成分が効率よく蒸発、分離され
る。
【0018】そして、フラッシュ缶において低沸点汚れ
成分が分離された洗浄剤を蒸留器に導いて蒸留すること
により、高沸点汚れ成分を含まない清浄な洗浄剤が留分
として効率よく回収されるとともに、例えばロジンなど
の高沸点汚れ成分を高い含有率で含む洗浄剤が釜残とし
て分離される。
成分が分離された洗浄剤を蒸留器に導いて蒸留すること
により、高沸点汚れ成分を含まない清浄な洗浄剤が留分
として効率よく回収されるとともに、例えばロジンなど
の高沸点汚れ成分を高い含有率で含む洗浄剤が釜残とし
て分離される。
【0019】したがって、低沸点汚れ成分、高沸点汚れ
成分及びフラックスに起因する汚れ成分などの種々の汚
れ成分を効率よく除去して、清浄な洗浄剤を効率よく回
収することが可能になる。
成分及びフラックスに起因する汚れ成分などの種々の汚
れ成分を効率よく除去して、清浄な洗浄剤を効率よく回
収することが可能になる。
【0020】また、本願第2の発明にかかる洗浄剤再生
装置においては、汚れ成分を含む洗浄剤を予熱器におい
て所定の温度に加熱し、これをフラッシュ缶に供給して
真空にさらし、フラッシュさせることにより、低沸点汚
れ成分が効率よく蒸発、分離される。
装置においては、汚れ成分を含む洗浄剤を予熱器におい
て所定の温度に加熱し、これをフラッシュ缶に供給して
真空にさらし、フラッシュさせることにより、低沸点汚
れ成分が効率よく蒸発、分離される。
【0021】さらに、フラッシュ缶において低沸点汚れ
成分が分離された洗浄剤を蒸留器に導いて蒸留すること
により、高沸点汚れ成分を含まない清浄な洗浄剤が留分
として効率よく回収されるとともに、例えばロジンなど
の高沸点汚れ成分を高い含有率で含む洗浄剤が釜残とし
て分離される。
成分が分離された洗浄剤を蒸留器に導いて蒸留すること
により、高沸点汚れ成分を含まない清浄な洗浄剤が留分
として効率よく回収されるとともに、例えばロジンなど
の高沸点汚れ成分を高い含有率で含む洗浄剤が釜残とし
て分離される。
【0022】そして、上記のようにして低沸点汚れ成分
及び高沸点汚れ成分の除去された洗浄剤が抽出手段にお
いて水系の抽出液と接触することにより、洗浄剤中の水
溶性汚れ成分(例えばHClやHBrなど)が効率よく
抽出、除去される。
及び高沸点汚れ成分の除去された洗浄剤が抽出手段にお
いて水系の抽出液と接触することにより、洗浄剤中の水
溶性汚れ成分(例えばHClやHBrなど)が効率よく
抽出、除去される。
【0023】したがって、低沸点汚れ成分、高沸点汚れ
成分及びフラックスに起因する汚れ成分などの種々の汚
れ成分を効率よく除去して清浄な洗浄剤を効率よく回収
することが可能になる。
成分及びフラックスに起因する汚れ成分などの種々の汚
れ成分を効率よく除去して清浄な洗浄剤を効率よく回収
することが可能になる。
【0024】また、上記抽出手段で用いられる水系の抽
出液として、添加物を含まない水を用いることにより、
洗浄剤中の汚れ成分を容易に効率よく抽出することが可
能になる。
出液として、添加物を含まない水を用いることにより、
洗浄剤中の汚れ成分を容易に効率よく抽出することが可
能になる。
【0025】さらに、上記抽出手段において、抽出液と
してアルカリ成分を添加した水(アルカリ水)を用いる
アルカリ水抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添
加物を含まない水を用いる水抽出とを行うことにより、
酸性の汚れ成分を効率よく抽出することが可能になり、
水だけで抽出する場合に比べて抽出効率をさらに向上さ
せることが可能になる。
してアルカリ成分を添加した水(アルカリ水)を用いる
アルカリ水抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添
加物を含まない水を用いる水抽出とを行うことにより、
酸性の汚れ成分を効率よく抽出することが可能になり、
水だけで抽出する場合に比べて抽出効率をさらに向上さ
せることが可能になる。
【0026】また、本願発明の洗浄装置システムにおい
ては、フラックスなどが付着した被洗浄物を炭化水素系
の洗浄剤で洗浄する洗浄装置と、上記本願発明の洗浄剤
再生装置とが組み合わされており、洗浄装置において使
用された洗浄剤が、所定の割合で洗浄剤再生装置に送ら
れて再生されるとともに、再生された洗浄剤が洗浄装置
に循環されることにより、洗浄装置における洗浄剤の清
浄度が一定に維持される。したがって、被洗浄物を安定
して効率よく洗浄することが可能になる。
ては、フラックスなどが付着した被洗浄物を炭化水素系
の洗浄剤で洗浄する洗浄装置と、上記本願発明の洗浄剤
再生装置とが組み合わされており、洗浄装置において使
用された洗浄剤が、所定の割合で洗浄剤再生装置に送ら
れて再生されるとともに、再生された洗浄剤が洗浄装置
に循環されることにより、洗浄装置における洗浄剤の清
浄度が一定に維持される。したがって、被洗浄物を安定
して効率よく洗浄することが可能になる。
【0027】
【実施例】以下、本願発明の実施例を示して、その特徴
とするところをさらに詳しく説明する。
とするところをさらに詳しく説明する。
【0028】図1は、本願第1の発明の一実施例にかか
る洗浄剤再生装置と洗浄装置を組み合わせてなる洗浄装
置システムの構成を示す図である。
る洗浄剤再生装置と洗浄装置を組み合わせてなる洗浄装
置システムの構成を示す図である。
【0029】この実施例の洗浄装置システムは、例えば
半田付け工程などで使用されたフラックスが付着した電
子部品を洗浄するための洗浄装置システムであり、洗浄
装置Aと洗浄装置Aで使用された洗浄剤を再生するため
の洗浄剤再生装置Bを組み合わせることにより構成され
ている。
半田付け工程などで使用されたフラックスが付着した電
子部品を洗浄するための洗浄装置システムであり、洗浄
装置Aと洗浄装置Aで使用された洗浄剤を再生するため
の洗浄剤再生装置Bを組み合わせることにより構成され
ている。
【0030】この実施例において、洗浄装置Aは、フラ
ックスの付着した被洗浄物の洗浄を行う洗浄槽1、洗浄
槽1内の洗浄剤を循環させるための循環ライン2及び循
環ライン2の途中に挿入された循環ポンプ3、及び補充
すべき洗浄剤を入れる補充槽4を備えて構成されてい
る。なお、循環ライン2には、洗浄剤を洗浄剤再生装置
Bに送るための送液ライン32が接続されている。な
お、洗浄装置の構成はこれに限られるものではなく、そ
の他の種々の構成とすることが可能である。
ックスの付着した被洗浄物の洗浄を行う洗浄槽1、洗浄
槽1内の洗浄剤を循環させるための循環ライン2及び循
環ライン2の途中に挿入された循環ポンプ3、及び補充
すべき洗浄剤を入れる補充槽4を備えて構成されてい
る。なお、循環ライン2には、洗浄剤を洗浄剤再生装置
Bに送るための送液ライン32が接続されている。な
お、洗浄装置の構成はこれに限られるものではなく、そ
の他の種々の構成とすることが可能である。
【0031】一方、洗浄剤再生装置Bは、上記洗浄装置
Aの循環ライン2から抜き出された、水分などの低沸点
汚れ成分、油分などの高沸点汚れ成分、及びフラックス
に起因するロジン、有機アミン、HCl、HBrなどの
汚れ成分などを含む炭化水素系の洗浄剤を水系の抽出液
(この実施例では添加物を含まない水)と接触させるこ
とにより、洗浄剤中の水溶性汚れ成分を抽出する抽出手
段10と、抽出手段10において水溶性汚れ成分が除去
された洗浄剤を所定の温度に加熱する予熱器11と、予
熱器11で所定の温度に加熱された洗浄剤を真空にさら
してフラッシュさせ、低沸点汚れ成分を蒸発させて分離
するフラッシュ缶12と、フラッシュ缶12において低
沸点汚れ成分が分離された洗浄剤を蒸留し、洗浄剤と高
沸点汚れ成分とを分離する蒸留器13とを備えて構成さ
れている。
Aの循環ライン2から抜き出された、水分などの低沸点
汚れ成分、油分などの高沸点汚れ成分、及びフラックス
に起因するロジン、有機アミン、HCl、HBrなどの
汚れ成分などを含む炭化水素系の洗浄剤を水系の抽出液
(この実施例では添加物を含まない水)と接触させるこ
とにより、洗浄剤中の水溶性汚れ成分を抽出する抽出手
段10と、抽出手段10において水溶性汚れ成分が除去
された洗浄剤を所定の温度に加熱する予熱器11と、予
熱器11で所定の温度に加熱された洗浄剤を真空にさら
してフラッシュさせ、低沸点汚れ成分を蒸発させて分離
するフラッシュ缶12と、フラッシュ缶12において低
沸点汚れ成分が分離された洗浄剤を蒸留し、洗浄剤と高
沸点汚れ成分とを分離する蒸留器13とを備えて構成さ
れている。
【0032】そして、抽出手段10は、直列に接続され
た第1及び第2の抽出塔51a,51b、第1及び第2
の抽出塔51a,51bに接続された洗浄剤ライン5
2、抽出液ライン53とを備えて構成されており、第1
の抽出塔51aの下部から洗浄剤を供給して上部から溢
流させるとともに、第1の抽出塔51aの上部から抽出
液(この実施例では水)を供給して下部から抜き出し、
さらに、第1の抽出塔51aの上部から溢流した洗浄剤
を洗浄剤ライン52を経て第2の抽出塔51bの下部に
供給して上部から溢流させるとともに、第1の抽出塔5
1aの下部から抜き出された抽出液を抽出液ライン53
を経て第2の抽出塔51bの上部に供給して下部から抜
き出すことにより、第1及び第2の抽出塔51a,51
b内で抽出液と洗浄剤が向流接触するように構成されて
いる。
た第1及び第2の抽出塔51a,51b、第1及び第2
の抽出塔51a,51bに接続された洗浄剤ライン5
2、抽出液ライン53とを備えて構成されており、第1
の抽出塔51aの下部から洗浄剤を供給して上部から溢
流させるとともに、第1の抽出塔51aの上部から抽出
液(この実施例では水)を供給して下部から抜き出し、
さらに、第1の抽出塔51aの上部から溢流した洗浄剤
を洗浄剤ライン52を経て第2の抽出塔51bの下部に
供給して上部から溢流させるとともに、第1の抽出塔5
1aの下部から抜き出された抽出液を抽出液ライン53
を経て第2の抽出塔51bの上部に供給して下部から抜
き出すことにより、第1及び第2の抽出塔51a,51
b内で抽出液と洗浄剤が向流接触するように構成されて
いる。
【0033】なお、この実施例では、抽出手段10とし
て、2本の抽出塔51a,51bを直列に接続すること
により構成された抽出手段を用いているが、抽出手段の
構成はこれに限られるものではなく、抽出塔を1本とし
たり、あるいは3本以上の抽出塔を直列に接続したりす
ることも可能であり、さらにその他の構成とすることも
可能である。
て、2本の抽出塔51a,51bを直列に接続すること
により構成された抽出手段を用いているが、抽出手段の
構成はこれに限られるものではなく、抽出塔を1本とし
たり、あるいは3本以上の抽出塔を直列に接続したりす
ることも可能であり、さらにその他の構成とすることも
可能である。
【0034】予熱器11は、内部に配設されたコイル1
4にスチームを供給することにより洗浄剤を所定の温度
に加熱することができるように構成されている。
4にスチームを供給することにより洗浄剤を所定の温度
に加熱することができるように構成されている。
【0035】また、フラッシュ缶12は、 真空ポンプ
15によって吸引することにより所定の真空度とするこ
とができるように構成されている。また、真空ライン1
6の、真空ポンプ15の手前側にはベントコンデンサ1
7が配設されており、さらにベントコンデンサ17で凝
縮した低沸点廃液を抜き出すための低沸点廃液ライン2
8には、凝縮した低沸点廃液を留めるための低沸点廃液
ポット29が配設されている。
15によって吸引することにより所定の真空度とするこ
とができるように構成されている。また、真空ライン1
6の、真空ポンプ15の手前側にはベントコンデンサ1
7が配設されており、さらにベントコンデンサ17で凝
縮した低沸点廃液を抜き出すための低沸点廃液ライン2
8には、凝縮した低沸点廃液を留めるための低沸点廃液
ポット29が配設されている。
【0036】蒸留器13は、薄膜流下式の加熱缶18、
蒸発した洗浄剤蒸気に同伴する飛沫を分離するための飛
沫分離器19を備えて構成されており、さらに、加熱缶
18の下部の蒸発缶20、蒸発缶20内の洗浄剤を加熱
缶18に循環供給するための循環供給ライン21、循環
供給ライン21に配設された循環供給ポンプ22を備え
ている。
蒸発した洗浄剤蒸気に同伴する飛沫を分離するための飛
沫分離器19を備えて構成されており、さらに、加熱缶
18の下部の蒸発缶20、蒸発缶20内の洗浄剤を加熱
缶18に循環供給するための循環供給ライン21、循環
供給ライン21に配設された循環供給ポンプ22を備え
ている。
【0037】なお、飛沫分離器19は、筒状部23に充
填材24を所定の高さだけ充填することにより形成され
ており、所定の割合で還流させることにより、飛沫分離
器19において理論段数が5段程度の精留効果が得られ
るように構成されている。
填材24を所定の高さだけ充填することにより形成され
ており、所定の割合で還流させることにより、飛沫分離
器19において理論段数が5段程度の精留効果が得られ
るように構成されている。
【0038】そして、飛沫分離器19の下流側には、飛
沫分離器19を通過した洗浄剤蒸気を冷却して凝縮させ
るためのコンデンサ25が配設されている。
沫分離器19を通過した洗浄剤蒸気を冷却して凝縮させ
るためのコンデンサ25が配設されている。
【0039】さらに、コンデンサ25で凝縮した凝縮液
(再生洗浄剤)を回収するための留出液ライン26に
は、留出液ポンプ27が配設されており、再生洗浄剤
は、留出液ライン26を経て補充槽4に循環されるよう
に構成されている。
(再生洗浄剤)を回収するための留出液ライン26に
は、留出液ポンプ27が配設されており、再生洗浄剤
は、留出液ライン26を経て補充槽4に循環されるよう
に構成されている。
【0040】また、蒸発缶20には、内部に残った高沸
点汚れ成分を高い割合で含む洗浄剤を排出するための高
沸点廃液ライン30が接続されており、この高沸点廃液
ライン30には、高沸点廃液を留める高沸点廃液ポット
31が配設されている。
点汚れ成分を高い割合で含む洗浄剤を排出するための高
沸点廃液ライン30が接続されており、この高沸点廃液
ライン30には、高沸点廃液を留める高沸点廃液ポット
31が配設されている。
【0041】上記のように構成された洗浄装置システム
においては、洗浄装置Aによりフラックスの付着した被
洗浄物が洗浄されるとともに、洗浄に使用された洗浄剤
が送液ライン32を経て所定の割合で連続的に抽出手段
10の第1の抽出塔51aに送られる。
においては、洗浄装置Aによりフラックスの付着した被
洗浄物が洗浄されるとともに、洗浄に使用された洗浄剤
が送液ライン32を経て所定の割合で連続的に抽出手段
10の第1の抽出塔51aに送られる。
【0042】そして、洗浄剤は、第1の抽出塔51aの
下部に供給されて上部から溢流し、さらに、洗浄剤ライ
ン52を経て第2の抽出塔51bの下部に供給されて上
部から溢流する過程で、第1の抽出塔51aの上部から
供給されて下部から抜き出され、さらに、抽出液ライン
53を経て第2の抽出塔51bの上部から供給されて下
部から抜き出される抽出液(水)と向流接触することに
より、洗浄剤中の水溶性汚れ成分(フラックスに起因す
るHClやHBrなど)が抽出液(水)に抽出される。
なお、この抽出工程において、HClやHBrなどの水
溶性汚れ成分は、通常、その99%以上が抽出除去され
る。さらに、この抽出工程では、洗浄剤中の固形分など
もその大部分が除去される。
下部に供給されて上部から溢流し、さらに、洗浄剤ライ
ン52を経て第2の抽出塔51bの下部に供給されて上
部から溢流する過程で、第1の抽出塔51aの上部から
供給されて下部から抜き出され、さらに、抽出液ライン
53を経て第2の抽出塔51bの上部から供給されて下
部から抜き出される抽出液(水)と向流接触することに
より、洗浄剤中の水溶性汚れ成分(フラックスに起因す
るHClやHBrなど)が抽出液(水)に抽出される。
なお、この抽出工程において、HClやHBrなどの水
溶性汚れ成分は、通常、その99%以上が抽出除去され
る。さらに、この抽出工程では、洗浄剤中の固形分など
もその大部分が除去される。
【0043】そして、抽出手段10により水溶性汚れ成
分が抽出された洗浄剤は、予熱器11で所定の温度に加
熱される。予熱器11における洗浄剤の加熱温度は、フ
ラッシュ缶12において水などの低沸点汚れ成分を効率
よく蒸発させる見地から、フラッシュ缶12の操作真空
度における水の沸点より10℃以上高く、かつ洗浄剤の
沸点より低い所定の温度に加熱することが好ましく、通
常は、フラッシュ缶12の操作真空度における水の沸点
より20〜40℃高い温度に加熱することがより好まし
い。さらに、上記の温度範囲内において洗浄剤や汚れ成
分の分解が著しくなるような場合には、該分解が著しく
なる温度より低い温度に加熱して、熱分解を抑制するこ
とが好ましい。また、予熱器11における加熱温度は、
他の条件が許せば125℃以下とすることが好ましい。
分が抽出された洗浄剤は、予熱器11で所定の温度に加
熱される。予熱器11における洗浄剤の加熱温度は、フ
ラッシュ缶12において水などの低沸点汚れ成分を効率
よく蒸発させる見地から、フラッシュ缶12の操作真空
度における水の沸点より10℃以上高く、かつ洗浄剤の
沸点より低い所定の温度に加熱することが好ましく、通
常は、フラッシュ缶12の操作真空度における水の沸点
より20〜40℃高い温度に加熱することがより好まし
い。さらに、上記の温度範囲内において洗浄剤や汚れ成
分の分解が著しくなるような場合には、該分解が著しく
なる温度より低い温度に加熱して、熱分解を抑制するこ
とが好ましい。また、予熱器11における加熱温度は、
他の条件が許せば125℃以下とすることが好ましい。
【0044】そして、予熱器11で所定の温度にまで加
熱された洗浄剤は、フラッシュ缶12に供給され、所定
の真空にさらされてフラッシュすることにより、低沸点
汚れ成分が効率よく蒸発、分離される。
熱された洗浄剤は、フラッシュ缶12に供給され、所定
の真空にさらされてフラッシュすることにより、低沸点
汚れ成分が効率よく蒸発、分離される。
【0045】また、フラッシュ缶12において低沸点汚
れ成分が分離された洗浄剤は、蒸留器13に送られて蒸
留され、高沸点汚れ成分を含まない清浄な洗浄剤が留分
として回収されるとともに、例えばロジンなどの高沸点
汚れ成分を高い含有率で含む洗浄剤が釜残として分離さ
れる。なお、この実施例では、蒸留器13の加熱缶18
として、薄膜流下式の加熱缶が用いられているため、洗
浄剤や汚れ成分への熱影響が抑制され、熱分解や熱分解
の発生による好ましくない物質の発生を効率よく防止す
ることができる。また、蒸発した洗浄剤蒸気に同伴する
飛沫を分離するための飛沫分離器19が設けられている
ため、飛沫に由来する高沸点汚れ成分の留分への混入を
防止することができる。
れ成分が分離された洗浄剤は、蒸留器13に送られて蒸
留され、高沸点汚れ成分を含まない清浄な洗浄剤が留分
として回収されるとともに、例えばロジンなどの高沸点
汚れ成分を高い含有率で含む洗浄剤が釜残として分離さ
れる。なお、この実施例では、蒸留器13の加熱缶18
として、薄膜流下式の加熱缶が用いられているため、洗
浄剤や汚れ成分への熱影響が抑制され、熱分解や熱分解
の発生による好ましくない物質の発生を効率よく防止す
ることができる。また、蒸発した洗浄剤蒸気に同伴する
飛沫を分離するための飛沫分離器19が設けられている
ため、飛沫に由来する高沸点汚れ成分の留分への混入を
防止することができる。
【0046】上述のように、この実施例の洗浄剤再生装
置Bにおいては、抽出手段により水溶性汚れ成分(フラ
ックスに起因するHClやHBrなど)を効率よく抽
出、除去した後、フラッシュ蒸発及び蒸留による精製を
行うことにより、フラックス成分などの汚れ成分を含む
洗浄剤を再生して、清浄な洗浄剤を効率よく回収するこ
とが可能になる。
置Bにおいては、抽出手段により水溶性汚れ成分(フラ
ックスに起因するHClやHBrなど)を効率よく抽
出、除去した後、フラッシュ蒸発及び蒸留による精製を
行うことにより、フラックス成分などの汚れ成分を含む
洗浄剤を再生して、清浄な洗浄剤を効率よく回収するこ
とが可能になる。
【0047】また、この実施例では、飛沫分離器19と
して、充填材24を所定の高さに充填してなる精留効果
を有する飛沫分離器が用いられているため、蒸留器13
において、より効率よく洗浄剤と高沸点汚れ成分を分離
することが可能になり、再生洗浄剤の清浄度をさらに向
上させることができる。
して、充填材24を所定の高さに充填してなる精留効果
を有する飛沫分離器が用いられているため、蒸留器13
において、より効率よく洗浄剤と高沸点汚れ成分を分離
することが可能になり、再生洗浄剤の清浄度をさらに向
上させることができる。
【0048】また、上記実施例の洗浄装置システムにお
いては、被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤で洗浄する上記
洗浄装置Aと、上記洗浄剤再生装置Bを組み合わせてお
り、洗浄装置Aにおいて使用された洗浄剤を、所定の割
合で洗浄剤再生装置Bに送って再生するとともに、再生
した洗浄剤を洗浄装置Aに循環することにより、洗浄装
置Aにおける洗浄剤の清浄度を一定に維持することがで
きる。したがって、被洗浄物を安定して効率よく洗浄す
ることが可能になる。
いては、被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤で洗浄する上記
洗浄装置Aと、上記洗浄剤再生装置Bを組み合わせてお
り、洗浄装置Aにおいて使用された洗浄剤を、所定の割
合で洗浄剤再生装置Bに送って再生するとともに、再生
した洗浄剤を洗浄装置Aに循環することにより、洗浄装
置Aにおける洗浄剤の清浄度を一定に維持することがで
きる。したがって、被洗浄物を安定して効率よく洗浄す
ることが可能になる。
【0049】また、上記実施例では、蒸留器13の加熱
缶18として、薄膜流下式の加熱缶を用いた場合につい
て説明したが、薄膜流下式の加熱缶以外にも薄膜上昇式
の加熱缶などを用いることも可能であり、さらにその他
の種類の加熱缶を用いることも可能である。
缶18として、薄膜流下式の加熱缶を用いた場合につい
て説明したが、薄膜流下式の加熱缶以外にも薄膜上昇式
の加熱缶などを用いることも可能であり、さらにその他
の種類の加熱缶を用いることも可能である。
【0050】また、上記実施例では、蒸留器13の飛沫
分離器19として、筒状部23に充填材24を所定の高
さだけ充填してなる飛沫分離器を用いた場合について説
明したが、飛沫分離器の構成はこれに限られるものでは
なく、その他の構成を有する飛沫分離器を用いることも
可能である。
分離器19として、筒状部23に充填材24を所定の高
さだけ充填してなる飛沫分離器を用いた場合について説
明したが、飛沫分離器の構成はこれに限られるものでは
なく、その他の構成を有する飛沫分離器を用いることも
可能である。
【0051】なお、上記実施例では、理論段数が約5段
程度の精留効果が得られるような飛沫分離器を用いた場
合について説明したが、飛沫分離器の高さに制約がない
場合には、その高さをさらに大きくして、より大きな精
留効果を得るように構成することも可能である。
程度の精留効果が得られるような飛沫分離器を用いた場
合について説明したが、飛沫分離器の高さに制約がない
場合には、その高さをさらに大きくして、より大きな精
留効果を得るように構成することも可能である。
【0052】また、図2は、本願第2の発明の一実施例
にかかる洗浄装置システムの構成を示す図である。
にかかる洗浄装置システムの構成を示す図である。
【0053】この実施例の洗浄装置システムは、フラッ
シュ缶12におけるフラッシュ蒸発、及び蒸留器13に
おける蒸留を行って低沸点汚れ成分及び高沸点汚れ成分
を分離した後の洗浄剤を抽出手段10に送り、水系の抽
出液と接触させることにより水溶性汚れ成分を抽出分離
した後、これを洗浄装置Aに循環するように構成されて
おり、上記実施例の洗浄装置システム(図1)において
は予熱器11の上流側に設けられていた抽出手段10
が、蒸留器13の下流側に配設されている。
シュ缶12におけるフラッシュ蒸発、及び蒸留器13に
おける蒸留を行って低沸点汚れ成分及び高沸点汚れ成分
を分離した後の洗浄剤を抽出手段10に送り、水系の抽
出液と接触させることにより水溶性汚れ成分を抽出分離
した後、これを洗浄装置Aに循環するように構成されて
おり、上記実施例の洗浄装置システム(図1)において
は予熱器11の上流側に設けられていた抽出手段10
が、蒸留器13の下流側に配設されている。
【0054】なお、その他の構成は、図1に示した上記
実施例の洗浄装置システムと同様であるため、図1につ
いての相当部分の記述を援用してその説明を省略する。
なお、図1及び図2において同一符号を付した部分は、
同一または相当部分を示している。
実施例の洗浄装置システムと同様であるため、図1につ
いての相当部分の記述を援用してその説明を省略する。
なお、図1及び図2において同一符号を付した部分は、
同一または相当部分を示している。
【0055】この実施例の洗浄装置システムにおいて
は、フラッシュ蒸発及び蒸留を行った後の仕上げ処理と
して、水系の抽出液により抽出を行って水溶性汚れ成分
(フラックスに起因するHClやHBrなど)を抽出、
除去するようにしているので、フラックスなどが付着し
た被洗浄物の洗浄に用いられた洗浄剤を再生して、清浄
な洗浄剤を効率よく回収することができる。
は、フラッシュ蒸発及び蒸留を行った後の仕上げ処理と
して、水系の抽出液により抽出を行って水溶性汚れ成分
(フラックスに起因するHClやHBrなど)を抽出、
除去するようにしているので、フラックスなどが付着し
た被洗浄物の洗浄に用いられた洗浄剤を再生して、清浄
な洗浄剤を効率よく回収することができる。
【0056】なお、上記の各実施例では、抽出手段10
で用いられる水系の抽出液として、添加物を含まない水
を用いた場合について説明したが、抽出液としてアルカ
リ成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアルカリ水
抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物を含ま
ない水を用いる水抽出を組み合わせて行うように構成す
ることも可能である。そして、その場合には、特に酸性
の汚れ成分(HClやHBrなど)を効率よく抽出する
ことが可能になり、水だけで抽出する場合に比べて抽出
効率をさらに向上させることが可能になる。なお、アル
カリ水抽出と水抽出の順序などに特別の制約はなく、例
えば、第1の抽出塔51aでアルカリ水抽出を行なった
後、第2の抽出塔51bで水抽出を行うように構成した
り、あるいは、特に図示しないが、アルカリ水抽出の前
後に水抽出を行うように構成するなど、種々の態様とす
ることが可能である。
で用いられる水系の抽出液として、添加物を含まない水
を用いた場合について説明したが、抽出液としてアルカ
リ成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアルカリ水
抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物を含ま
ない水を用いる水抽出を組み合わせて行うように構成す
ることも可能である。そして、その場合には、特に酸性
の汚れ成分(HClやHBrなど)を効率よく抽出する
ことが可能になり、水だけで抽出する場合に比べて抽出
効率をさらに向上させることが可能になる。なお、アル
カリ水抽出と水抽出の順序などに特別の制約はなく、例
えば、第1の抽出塔51aでアルカリ水抽出を行なった
後、第2の抽出塔51bで水抽出を行うように構成した
り、あるいは、特に図示しないが、アルカリ水抽出の前
後に水抽出を行うように構成するなど、種々の態様とす
ることが可能である。
【0057】また、上記実施例では、水系の抽出液によ
る抽出をフラッシュ蒸発及び蒸留の工程の前または後の
いずれか一方において行うようにした場合について説明
したが、フラッシュ蒸発及び蒸留の工程の前後の両方に
おいて行なうことも可能である。
る抽出をフラッシュ蒸発及び蒸留の工程の前または後の
いずれか一方において行うようにした場合について説明
したが、フラッシュ蒸発及び蒸留の工程の前後の両方に
おいて行なうことも可能である。
【0058】なお、本願発明は、上記実施例に限定され
るものではなく、抽出手段の構成、予熱器やフラッシュ
缶などの構造、蒸留器の構成、蒸留器を構成する加熱缶
や飛沫分離器などの具体的な構造、あるいは本願発明の
洗浄装置システムを構成する洗浄装置の構成などに関
し、発明の要旨の範囲において、種々の応用、変形を加
えることが可能である。
るものではなく、抽出手段の構成、予熱器やフラッシュ
缶などの構造、蒸留器の構成、蒸留器を構成する加熱缶
や飛沫分離器などの具体的な構造、あるいは本願発明の
洗浄装置システムを構成する洗浄装置の構成などに関
し、発明の要旨の範囲において、種々の応用、変形を加
えることが可能である。
【0059】
【発明の効果】上述のように、本願第1の発明の洗浄剤
再生装置は、洗浄剤中の水溶性汚れ成分を抽出する抽出
手段と、抽出手段により水溶性汚れ成分を抽出除去した
洗浄剤を所定の温度に加熱する予熱器と、予熱器で加熱
された洗浄剤を真空にさらしてフラッシュさせることに
より低沸点汚れ成分を分離するフラッシュ缶と、低沸点
汚れ成分が分離された洗浄剤を蒸留して洗浄剤と高沸点
汚れ成分とを分離する蒸留器とを備えて構成されている
ため、フラックスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用い
られた洗浄剤から、フラックスなどに起因する水溶性汚
れ成分、低沸点汚れ成分及び高沸点汚れ成分を効率よく
分離して、十分に精製された洗浄剤を効率よく回収する
ことが可能になる。
再生装置は、洗浄剤中の水溶性汚れ成分を抽出する抽出
手段と、抽出手段により水溶性汚れ成分を抽出除去した
洗浄剤を所定の温度に加熱する予熱器と、予熱器で加熱
された洗浄剤を真空にさらしてフラッシュさせることに
より低沸点汚れ成分を分離するフラッシュ缶と、低沸点
汚れ成分が分離された洗浄剤を蒸留して洗浄剤と高沸点
汚れ成分とを分離する蒸留器とを備えて構成されている
ため、フラックスなどが付着した被洗浄物の洗浄に用い
られた洗浄剤から、フラックスなどに起因する水溶性汚
れ成分、低沸点汚れ成分及び高沸点汚れ成分を効率よく
分離して、十分に精製された洗浄剤を効率よく回収する
ことが可能になる。
【0060】また、本願第2の発明の洗浄剤再生装置
は、洗浄剤を所定の温度に加熱する予熱器と、予熱器で
加熱された洗浄剤を真空にさらしてフラッシュさせるこ
とにより低沸点汚れ成分を分離するフラッシュ缶と、低
沸点汚れ成分が分離された洗浄剤を蒸留して洗浄剤と高
沸点汚れ成分とを分離する蒸留器と、蒸留精製された洗
浄剤中の水溶性汚れ成分を抽出する抽出手段とを備えて
構成されているため、フラックスなどが付着した被洗浄
物の洗浄に用いられた洗浄剤から、低沸点汚れ成分、高
沸点汚れ成分及びフラックスなどに起因する水溶性汚れ
成分を効率よく分離して、十分に精製された洗浄剤を効
率よく回収することが可能になる。
は、洗浄剤を所定の温度に加熱する予熱器と、予熱器で
加熱された洗浄剤を真空にさらしてフラッシュさせるこ
とにより低沸点汚れ成分を分離するフラッシュ缶と、低
沸点汚れ成分が分離された洗浄剤を蒸留して洗浄剤と高
沸点汚れ成分とを分離する蒸留器と、蒸留精製された洗
浄剤中の水溶性汚れ成分を抽出する抽出手段とを備えて
構成されているため、フラックスなどが付着した被洗浄
物の洗浄に用いられた洗浄剤から、低沸点汚れ成分、高
沸点汚れ成分及びフラックスなどに起因する水溶性汚れ
成分を効率よく分離して、十分に精製された洗浄剤を効
率よく回収することが可能になる。
【0061】また、抽出手段で用いられる水系の抽出液
として、添加物を含まない水を用いることにより、洗浄
剤中の汚れ成分を容易に効率よく抽出することが可能に
なる。
として、添加物を含まない水を用いることにより、洗浄
剤中の汚れ成分を容易に効率よく抽出することが可能に
なる。
【0062】さらに、抽出手段において、抽出液として
アルカリ成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアル
カリ水抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物
を含まない水を用いる水抽出とを行うことにより、酸性
の汚れ成分を効率よく抽出することが可能になり、水だ
けで抽出する場合に比べて抽出効率をさらに向上させる
ことが可能になる。
アルカリ成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアル
カリ水抽出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物
を含まない水を用いる水抽出とを行うことにより、酸性
の汚れ成分を効率よく抽出することが可能になり、水だ
けで抽出する場合に比べて抽出効率をさらに向上させる
ことが可能になる。
【0063】また、本願発明の洗浄装置システムは、フ
ラックスなどの付着した被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤
で洗浄する洗浄装置と、上記の洗浄剤再生装置とが組み
合わされているため、洗浄剤再生装置において再生され
た洗浄剤を洗浄装置に循環することにより、洗浄装置に
おける洗浄剤の清浄度を一定に維持することが可能にな
り、被洗浄物を安定して効率よく洗浄することが可能に
なる。
ラックスなどの付着した被洗浄物を炭化水素系の洗浄剤
で洗浄する洗浄装置と、上記の洗浄剤再生装置とが組み
合わされているため、洗浄剤再生装置において再生され
た洗浄剤を洗浄装置に循環することにより、洗浄装置に
おける洗浄剤の清浄度を一定に維持することが可能にな
り、被洗浄物を安定して効率よく洗浄することが可能に
なる。
【図1】本願第1の発明の一実施例にかかる洗浄装置シ
ステムを示す図である。
ステムを示す図である。
【図2】本願第2の発明の一実施例にかかる洗浄装置シ
ステムを示す図である。
ステムを示す図である。
A 洗浄装置 B 洗浄剤再生装置 1 洗浄槽 2 循環ライン 3 循環ポンプ 4 補充槽 10 抽出手段 11 予熱器 12 フラッシュ缶 13 蒸留器 14 コイル 15 真空ポンプ 16 真空ライン 17 ベントコンデンサ 18 加熱缶 19 飛沫分離器 20 蒸発缶 21 循環供給ライン 22 循環供給ポンプ 23 筒状部 24 充填材 25 コンデンサ 26 留出液ライン 27 留出液ポンプ 28 低沸点廃液ライン 29 低沸点廃液ポット 30 高沸点廃液ライン 31 高沸点廃液ポット 32 送液ライン 51a 第1の抽出塔 51b 第2の抽出塔 52 洗浄剤ライン 53 抽出液ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C11D 11/00 C11D 11/00 H05K 3/26 7511−4E H05K 3/26 (72)発明者 浦上 昌也 兵庫県尼崎市杭瀬寺島2丁目1番2号 木村化工機株式会社内 (72)発明者 比村 卓相 兵庫県尼崎市杭瀬寺島2丁目1番2号 木村化工機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−57468(JP,A) 特開 平7−278862(JP,A) 特開 平3−288501(JP,A) 特開 平4−225875(JP,A) 特開 昭58−101703(JP,A) 特開 昭59−12701(JP,A) 実開 昭59−135101(JP,U) 特公 平2−10681(JP,B2) 特公 昭63−29917(JP,B2) 特公 昭63−16965(JP,B2)
Claims (5)
- 【請求項1】 フラックスなどが付着した被洗浄物の洗
浄に用いられた炭化水素系の洗浄剤を再生するための洗
浄剤再生装置において、 洗浄工程で使用された汚れ成分を含む洗浄剤を水系の抽
出液と接触させることにより、洗浄剤中の水溶性汚れ成
分を抽出する抽出手段と、 上記抽出手段により水溶性汚れ成分を抽出した洗浄剤を
所定の温度に加熱する予熱器と、 上記予熱器で所定の温度に加熱された洗浄剤を真空にさ
らしてフラッシュさせ、低沸点汚れ成分を蒸発させて分
離するフラッシュ缶と、 上記フラッシュ缶において低沸点汚れ成分を分離した洗
浄剤を蒸留し、洗浄剤と高沸点汚れ成分とを分離する蒸
留器とを具備することを特徴とする洗浄剤再生装置。 - 【請求項2】 フラックスなどが付着した被洗浄物の洗
浄に用いられた炭化水素系の洗浄剤を再生するための洗
浄剤再生装置において、 洗浄工程で使用された洗浄剤を所定の温度に加熱する予
熱器と、 上記予熱器において所定の温度に加熱された洗浄剤を真
空にさらしてフラッシュさせ、低沸点汚れ成分を蒸発さ
せて分離するフラッシュ缶と、 上記フラッシュ缶において低沸点汚れ成分を分離した洗
浄剤を蒸留し、洗浄剤と高沸点汚れ成分とを分離する蒸
留器と、 上記蒸留器において蒸留分離された洗浄剤を水系の抽出
液と接触させることにより、洗浄剤中の水溶性汚れ成分
を抽出する抽出手段とを具備することを特徴とする洗浄
剤再生装置。 - 【請求項3】 上記抽出手段で用いられる水系の抽出液
が、添加物を含まない水であることを特徴とする請求項
1または2記載の洗浄剤再生装置。 - 【請求項4】 上記抽出手段が、抽出液としてアルカリ
成分を添加した水(アルカリ水)を用いるアルカリ水抽
出と、抽出液としてアルカリ成分などの添加物を含まな
い水を用いる水抽出とを行うことができるように構成さ
れていることを特徴とする請求項1または2記載の洗浄
剤再生装置。 - 【請求項5】 フラックスなどが付着した被洗浄物を炭
化水素系の洗浄剤で洗浄する洗浄装置と、請求項1また
は2記載の洗浄剤再生装置を組み合わせ、 上記洗浄装置において使用された洗浄剤を所定の割合で
上記洗浄剤再生装置に導いて洗浄剤の再生を行い、再生
された洗浄剤を上記洗浄装置に循環することにより、上
記洗浄装置における洗浄剤の清浄度を一定に維持するよ
うにしたことを特徴とする洗浄装置システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12973294A JP2694421B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 洗浄剤再生装置及び洗浄装置システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12973294A JP2694421B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 洗浄剤再生装置及び洗浄装置システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07308502A JPH07308502A (ja) | 1995-11-28 |
JP2694421B2 true JP2694421B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=15016838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12973294A Expired - Lifetime JP2694421B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 洗浄剤再生装置及び洗浄装置システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694421B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5008171B2 (ja) * | 2006-04-14 | 2012-08-22 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 洗浄方法および洗浄剤組成物 |
JP5484722B2 (ja) * | 2008-12-29 | 2014-05-07 | 株式会社 東北テクノアーチ | 廃はんだペーストの成分分離方法および再生方法 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP12973294A patent/JP2694421B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07308502A (ja) | 1995-11-28 |
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