JP2693626B2 - 鋏における開閉中心部の構造 - Google Patents

鋏における開閉中心部の構造

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は一対の鋏片を支軸とそれに螺合したナット
とにより回動可能に支持した鋏の開閉中心部の構造に関
するものである。
[従来の技術] 従来の鋏においては、両鋏片に形成された支持孔に支
軸が挿入されて、一方の鋏片がこの支軸に対し一体回動
可能に係止されているとともに、この支軸の一端部に形
成された頭部と一方の鋏片との間で他方の鋏片がこの支
軸に対し回動可能に支持され、この支軸の他端部に形成
された雄ねじ部に一方の鋏片の外側で螺合されたナット
と前記支軸の頭部との間で両鋏片が挾持されている。こ
のような鋏としては、例えば特開平1−308583号公報に
示すものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような鋏では支軸の頭部と一方の鋏片
との間の間隔や他方の鋏片の厚みが必ずしも一定でない
ため、その間隔が他方の鋏片の厚みと比較して大き過ぎ
る場合には両鋏片ががたつくおそれがあった。
本発明はこのような鋏の開閉中心部において両鋏片の
がたつきを防止することを目的としている。
発明の構成 [課題を解決するための手段] この目的に鑑み本発明に係る鋏の開閉中心部の構造
は、後記する各実施例の図面に示すように、両鋏片1,3
に形成した支持孔8,9に支軸10を挿入して、一方の鋏片
1をこの支軸10に対して一体回動可能に係止するととも
に、一方の鋏片1の外側で支軸10にナット17を螺合して
同鋏片1に係止し、支軸10に形成した頭部12と一方の鋏
片1との間で他方の鋏片3を回動可能に挾持した鋏にお
いて、前記支軸10にはその軸心11aに対し傾斜する当接
面15を形成するとともに、前記一方の鋏片1の支持孔8
にはこの当接面15に当接し得る当接縁8aを形成し、この
当接面15の硬度をこの当接縁8aの硬度よりも小さくした
ものである。
[作用] ナット17を締付けると、支軸10の斜状両当接面15と一
方の鋏片1の支持孔8の両当接縁8aとが互いに圧接さ
れ、両当接縁8aはそれよりも硬度の小さい両当接面15に
食込み得る。この食込みにより、一方の鋏片1と支軸10
の頭部12との間の間隔Sが変わり、それらの間で他方の
鋏片3が確実に挾持される。
[第一実施例] まず、本発明の第一実施例を第1図〜第3図に従って
説明する。
一方の鋏片1の金属製刀身2と他方の鋏片3の金属製
刀身4とは開閉中心部5で互いに回動可能に支持されて
いる。両鋏片1,3の刀身2,4には握環6,7が取着されてい
る。
前記開閉中心部5において両鋏片1,3の刀身2,4には支
持孔8,9が互いに重合して形成され、この両支持孔8,9に
支軸10が挿入されている。支軸10は軸部11とその一端に
一体形成された頭部12とからなり、この軸部11に形成さ
れた両係止面13が支持孔8の両係止面14に係止されて一
方の鋏片1が支軸10と一体回動可能になっている。
この軸部11の両側にはその軸心11aに対し傾斜する当
接面15が形成されている。この両当接面15は頭部12とは
反対側である軸部11の他端側に向かうに従い軸心11aに
近付くテーパ状となっている。この両当接面15は一方の
鋏片1の支持孔8の両当接縁8aに当接可能となってい
る。
この軸部11の他端部には雄ねじ部16が形成され、一方
の鋏片1の刀身2の外側でこの雄ねじ部16にナット17が
螺合されて刀身2に係止可能となっている。
前記支軸10の頭部12は他方の鋏片3の支持孔9に挿入
されてその刀身4の外側に係止されている。この鋏片3
の刀身4は一方の鋏片1の刀身2と支軸10の頭部12との
間でそれらに対し回動可能となっている。
特に、両鋏片1,3の刀身2,4は焼入れされているため、
そのような熱処理がなされていない支軸10及びナット17
は同じ金属であっても刀身2,4よりも硬度が小さくなっ
ている。
前記ナット17を締付けると、前記軸部11の斜状両当接
面15と一方の鋏片1の支持孔8の両当接縁8aが互いに圧
接され、さらにナット17を一定以上締付ければ、両当接
縁8aはそれよりも硬度の小さい両当接面15に食込み得
る。
このようにナット17を締付ければ、前記両当接面15と
両当接縁8aとの間の食込みにより、一方の鋏片1の刀身
2と支軸10の頭部12との間の間隔Sが変わるため、それ
らの間で他方の鋏片3の刀身4が確実に挾持され、一方
の鋏片1の刀身2に対する他方の鋏片3の刀身4のがた
つきを防止することができる。そして、両鋏片1,3の開
閉具合が良好なところでナット17による締付けを止めれ
ば良い。
[第二実施例] 次に、本発明の第二実施例を第4図〜第6図に従って
説明する。
この第二実施例は前記第一実施例においてそのの支軸
10の頭部12の形状を変更したものである。前記第一実施
例においては、両鋏片1,3を一定以上開くと、一方の鋏
片1に取着された支軸10の頭部12を他方の鋏片3の支持
孔9に対して挿脱して両鋏片1,3を互いに分解組立する
ことができるが、この第二実施例では支軸10の雄ねじ部
16からナット17を取り外さない限り両鋏片1,3を分解す
ることができない。その他は前記第一実施例の場合と同
様である。
発明の効果 本発明によれば、鋏の開閉中心部5において両鋏片1,
3のがたつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第一実施例を示し、第1図は
鋏全体を示す平面図、第2図は第1図に示す鋏の開閉中
心部を示す部分拡大断面図、第3図はこの開閉中心部を
示す部分分解斜視図、第4図〜第6図は本発明の第二実
施例を示し、第4図は鋏全体を示す平面図、第5図は第
4図に示す鋏の開閉中心部を示す部分拡大断面図、第6
図はこの開閉中心部を示す部分分解斜視図である。 1,3……鋏片、5……開閉中心部、8,9……支持孔、8a…
…当接縁、10……支軸、11……軸部、11a……軸心、12
……頭部、13,14……係止面、15……当接面、16……雄
ねじ部、17……ナット、S……間隔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両鋏片(1,3)に形成した支持孔(8,9)に
    支軸(10)を挿入して、一方の鋏片(1)をこの支軸
    (10)に対し一体回動可能に係止するとともに、一方の
    鋏片(1)の外側で支軸(10)にナット(17)を螺合し
    て同鋏片(1)に係止し、支軸(10)に形成した頭部
    (12)と一方の鋏片(1)との間で他方の鋏片(3)を
    回動可能に挾持した鋏において、 前記支軸(10)にはその軸心(11a)に対し傾斜する当
    接面(15)を形成するとともに、前記一方の鋏片(1)
    の支持孔(8)にはこの当接面(15)に当接し得る当接
    縁(8a)を形成し、この当接面(15)の硬度をこの当接
    縁(8a)の硬度よりも小さくしたことを特徴とする鋏に
    おける開閉中心部の構造。
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