JP3005735U - 止めねじ - Google Patents

止めねじ

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JP3005735U
JP3005735U JP1994007650U JP765094U JP3005735U JP 3005735 U JP3005735 U JP 3005735U JP 1994007650 U JP1994007650 U JP 1994007650U JP 765094 U JP765094 U JP 765094U JP 3005735 U JP3005735 U JP 3005735U
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shaft
set screw
end side
screw
pressing
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JP1994007650U
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Inventor
由正 八木
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由正 八木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押圧される側に従来よりも疵をつけにくい止
めねじを提供しようとするもの。 【構成】 軸2の外周に雄螺子を具備すると共に、前記
軸2の一端側には駆動手段の作用部3が形成され、他端
側の端部には、これが当接すべき部材よりも柔らかい材
質より成る押圧部4が一体的に固設されていることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、押圧される側に従来よりも疵をつけにくい止めねじに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前記軸の一端側には六角レン チやドライバーなどの駆動手段の作用部(対応する六角穴やマイナス溝など)が 形成された止めねじが知られている。
【0003】 この止めねじは、モータの出力軸などの外周に嵌合されるプーリ等の部材が、 出力軸に対して相対的に回転したり滑ったりすることを防止する際などに使用さ れる。プーリに螺設された螺溝に前記止めねじを螺合させ、出力軸に向けて六角 レンチなどによって締め付け固定するのである。また、紙やフィルム等を切断す るカッターの軸部をの位置決め調整を行う際などにも使用される。
【0004】 しかし、押圧される側の部材には、止めねじが当接した箇所に疵がついてしま うことがあった。一旦、出力軸などの部材をかじってしまうと、その後の円滑な 作業に支障をきたしてしまう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、押圧される側に従来よりも疵をつけにくい止めねじを提 供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの考案では次のような技術的手段を講じている。
【0007】 この考案の止めねじは、軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前記軸の一端側 には駆動手段の作用部が形成され、他端側の端部には、これが当接すべき部材よ りも柔らかい材質より成る押圧部が一体的に固設されていることを特徴とするも のである。
【0008】 また、この考案の止めねじは、軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前記軸の 一端側には駆動手段の作用部が形成され、他端側の端部には、これが当接すべき 部材よりも柔らかい材質より成る押圧部が一体的に固設されており、前記他端側 の端部に筒状凹部を有すると共に、前記筒状凹部に押圧部の連結域が圧入された ことを特徴とする。
【0009】 また、この考案の止めねじは、軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前記軸の 一端側には駆動手段の作用部が形成され、他端側の端部には、これが当接すべき 部材よりも柔らかい材質より成る押圧部が一体的に固設されており、前記他端側 の端部に筒状凹部を有すると共に、前記筒状凹部に押圧部の連結域が圧入され、 前記押圧部は銅又は黄銅を主体として形成されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
この考案は、以下のような作用を有する。
【0011】 前記手段を採用したため、この考案の止めねじを使用し、押圧される側の部材 に向けて締め付け固定すると、止めねじは前記部材に対し、この部材よりも柔ら かい材質より成る押圧部で当接する。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の構成を実施例として示した図面を参照して説明する。
【0013】 図1に示すように、この実施例の止めねじ1は鋼製の円筒状の軸2の外周にわ たって雄螺子を具備せしめている。そして、前記軸2の一端側に駆動手段たる六 角レンチの作用部3を形成している。この実施例では駆動手段の作用部3として 、六角レンチに対応する六角穴を形成している。
【0014】 一方、軸2の他端側の端部には、この止めねじ1が当接して押圧すべき部材( 例えばモータのシャフトやカッターの軸部)よりも柔らかい材質より成る押圧部 4が一体的に固設されている。この実施例では押圧部4の材質として銅又は黄銅 を採用している。銅又は黄銅という素材は殆どの場合に当接して押圧すべき部材 よりも柔らかいからである。なお、アルミニウムは若干柔らか過ぎて変形度が大 きいので、これを押圧部4の材質として採用すると締めつけ固定が完全にしにく い場合がある。
【0015】 押圧部4の形状は頭部5と脚部6とからなるリベット状としており、脚部6は 軸2との連結域として機能する。円筒状の軸2の六角穴に対して他端側の端部の 筒状凹部7に、押圧部4の連結域たる脚部6を強制的に圧入することにより、軸 2と押圧部4との相互を一体的に固設している。
【0016】 次に、この実施例の止めねじの使用状態を説明する。 図2はこの実施例の止めねじ1の第一の使用状態を示したもので、上刃たる丸 刃のカッター20の回転軸のシャフト21と下刃たる溝付ピース11の回転軸のシャフ ト8とを回転させながら、これら相互間に紙やフィルムを供給して切断する装置 に用いている。なお、22は上刃たる丸刃のカッター20の固定用の環状バネである 。
【0017】 この装置は、下刃の回転軸たるシャフト8上に形成された螺子面9に位置決め 部材10を螺合させると共に、前記シャフト8に溝付ピース11(下刃として機能す る)を嵌合させている。この実施例の止めねじ1は、溝付ピース11と位置決め部 材10とにそれぞれ螺設された螺孔12にそれぞれ螺合させている。そして、シャフ ト8の螺子面9上で位置決め部材10を回動させ左右に移動させることにより、シ ャフト8上において溝付ピース11の取付位置の左右の微調整を行い、微調整が完 了すると位置決め部材10に溝付ピース11を密着させた状態でそれぞれの止めねじ 1を六角レンチで締めつけて完全に固定する。なお、シャフト8にはメッキを施 している。
【0018】 紙やフィルムの規格の変更に伴ってその切幅の設定を変更する際には、それぞ れの止めねじ1を緩めて、溝付ピース11と位置決め部材10との位置を変更すべき 規格に対応させる。このものによると、柔らかい材質より成る押圧部4を有する 止めねじ1を緩めて調整することにより、上刃たる丸刃のカッター20と下刃たる 溝付ピース11との相互間の微細な左右の位置決め調整が可能であるという利点が ある。
【0019】 また、この実施例の止めねじ1を使用し、押圧される側の部材であるシャフト 8に向けて締め付け固定すると、止めねじ1はシャフト8に対し、このシャフト 8よりも柔らかい材質である銅又は黄銅より成る押圧部4で当接する。したがっ て、押圧される側のシャフト8のメッキ面及び螺子面9に従来よりも非常に疵を つけにくく、何回もの再調整が可能であるという利点がある。
【0020】 図3及び図4はこの実施例の止めねじの第二の使用状態を示したもので、モー タ(図示せず)のシャフト8にプーリ11を嵌合させ、プーリ11に螺設された螺孔 12にこの実施例の止めねじ1を螺合させている。シャフト8には、通常通り疵を 防ぐと共にプーリ11との間の回転ずれを回避するために切欠13が形成されている 。
【0021】 この使用状態では前記のように切欠13を有するシャフト8を用いているが、こ の実施例の止めねじ1を使用するとシャフト8に疵を付けにくいと共によりきつ く締めつけ固定をすることができるので、プーリ11に作用する荷重が軽負荷の場 合には、切欠13がないシャフト8を用いてもプーリ11の固定ができるという利点 がある。
【0022】 図5及び図6はこの実施例の止めねじ1の第三の使用状態を示したもので、モ ータ(図示せず)のシャフト8にプーリ11を嵌合させている。シャフト8にはキ ー14を取付けており、このキー14に対してプーリ11を固定するために、従来の止 めねじ15(ホローセット)により締めつけ固定している。キー14には、疵が付い ても構わないからである。
【0023】 一方、プーリ11に螺設された螺孔12にこの実施例の止めねじ1を螺合させ、モ ータのシャフト8を締めつけ固定している。したがって、シャフト8に対して疵 をつけずプーリ11を脱着することできる。また、プーリ11を固定した後に、シャ フト8に疵を付けずにシャフト8とプーリ11相互間の回転や滑りの状態の再調整 を容易に行うことができるという利点がある。押圧部4の材質として銅又は黄銅 を採用しており、非常に疵を付けにくいからである。
【0024】 なお、図7に示すように、従来の止めねじ15(ホローセット)とこれにより締 めつけていく部材たるモータのシャフト8との間に黄銅製のピン16を介在せしめ る方法も考えられるが、この場合には先ずピン16を挿入し次いで止めねじ15(ホ ローセット)を挿入して締め付ける必要がある。つまり、作業工数が多くなり効 率があまりよくないという欠点がある。一方、この実施例(図1乃至図6参照) のように銅又は黄銅の押圧部4を一体的に固設するように構成すると、作業工数 が減少するので作業効率に優れるという利点がある。
【0025】
【考案の効果】
この考案の止めねじは上述のような構成であり、次の効果を有する。
【0026】 止めねじは部材に対しこの部材よりも柔らかい材質より成る押圧部で当接する ので、押圧される側に従来よりも疵をつけにくい止めねじを提供することができ る。
【0027】 また、押圧部が一体的に固設されているので、当接する部材よりも柔らかい材 質のものを別体として止めねじとの間に介在させる場合よりも作業工数が減少し 作業効率に優れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の止めねじの実施例を説明する一部破
断斜視図。
【図2】図1の止めねじの第一の使用状態を説明する半
断面図。
【図3】図1の止めねじの第二の使用状態を説明する半
断面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】図1の止めねじの第三の使用状態を説明する半
断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】従来の止めねじを黄銅製のピンと共に使用した
状態を説明する半断面図。
【符号の説明】
2 軸 3 作用部 4 押圧部 7 筒状凹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前
    記軸の一端側には駆動手段の作用部が形成され、他端側
    の端部には、これが当接すべき部材よりも柔らかい材質
    より成る押圧部が一体的に固設されていることを特徴と
    する止めねじ。
  2. 【請求項2】 軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前
    記軸の一端側には駆動手段の作用部が形成され、他端側
    の端部には、これが当接すべき部材よりも柔らかい材質
    より成る押圧部が一体的に固設されており、前記他端側
    の端部に筒状凹部を有すると共に、前記筒状凹部に押圧
    部の連結域が圧入されたことを特徴とする止めねじ。
  3. 【請求項3】 軸の外周に雄螺子を具備すると共に、前
    記軸の一端側には駆動手段の作用部が形成され、他端側
    の端部には、これが当接すべき部材よりも柔らかい材質
    より成る押圧部が一体的に固設されており、前記他端側
    の端部に筒状凹部を有すると共に、前記筒状凹部に押圧
    部の連結域が圧入され、前記押圧部は銅又は黄銅を主体
    として形成されたことを特徴とする止めねじ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001050292A (ja) * 1999-08-02 2001-02-23 Hard Lock Kogyo Kk 緩み止め機能を備えた軸固定具
JP5879669B1 (ja) * 2015-02-10 2016-03-08 明 関 押圧手段付きボルトと部品とを備える固定構造及び押圧手段付きボルトと部品とを備える固定構造の押圧手段付きボルト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001050292A (ja) * 1999-08-02 2001-02-23 Hard Lock Kogyo Kk 緩み止め機能を備えた軸固定具
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