JP2693113B2 - ショッピング袋 - Google Patents

ショッピング袋

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JP2693113B2
JP2693113B2 JP6095917A JP9591794A JP2693113B2 JP 2693113 B2 JP2693113 B2 JP 2693113B2 JP 6095917 A JP6095917 A JP 6095917A JP 9591794 A JP9591794 A JP 9591794A JP 2693113 B2 JP2693113 B2 JP 2693113B2
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浩平 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレン等の合成
樹脂シートにて形成され、スーパーマーケット等で使用
されるショッピング袋に関する。
【0002】
【従来の技術】デパートやスーパーマーケット等におい
ては、雑貨や食料品等の多量の商品を持ち帰るため、従
来より、製造コストが安くしかも比較的強度にも優れた
合成樹脂製のショッピング袋が広く使用されている。
【0003】このショッピング袋は、一般に、チューブ
状の合成樹脂シート両端に収納量を向上させるためのガ
ゼットと呼ばれる折り込み部を形成し、その後、袋の前
後端となる部分を熱融着によってシールし、さらに、商
品挿入用の開口部及び把手部を形成するために、プレス
によって上部の一部分をカットすることによって製造さ
れている。
【0004】図7はこのようにして製造された従来のシ
ョッピング袋の一例を示す斜視図、図8は図7に示すシ
ョッピング袋の製造工程を示す正面図である。
【0005】同図において、50は合成樹脂製シートか
らなるショッピング袋本体、51は袋本体の上下端に形
成された熱融着によるシール部、52は袋本体50の両
端を内側に折り込んで形成されたガゼット、53は袋本
体50の上端両側に形成された把手部、また54は、袋
本体50の開口部略中央に形成された一対の粘着テープ
貼着片である。
【0006】使用に当たっては、袋本体50上端の開口
部を大きく開いて袋本体50内に食料品等の商品を順次
挿入し、最後に、一対の粘着テープ貼着片54間に粘着
テープを貼り付け、両把手部53に手を差し込んで持ち
上げる。ここで、粘着テープ貼着片54を商品の上部を
覆うように内側に配置して粘着テープを貼り付けること
により、搬送途中における袋本体50内からの商品の溢
れ出しを防ぐことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このショッ
ピング袋においては、図8に示すように、ハッチングで
示す上端の一部分Kをカットすることによって、袋本体
50の上部に把手部53及び粘着テープ貼着片54が形
成されている。
【0008】このため従来のショッピング袋は、製造過
程において不要部分が生じ、原料の無駄使いとなるばか
りでなく、発生したクズは、焼却によって塩化水素等の
有毒ガスが発生するため、集積して再利用するなどの対
策が必要となっている。
【0009】また、従来のショッピング袋では、把手部
53を形成する際の内側のカットラインを、チューブ状
シートの軸線方向と略平行としているため、把手部53
の幅を十分に広く採ることができず、特に、袋本体50
内に重量物を収納した場合、幅狭の把手部53が手に食
い込み易いという問題がある。この対策として、カット
ラインをより内側に位置させて把手部53を幅広く形成
することも考えられるが、カットラインを内側に位置さ
せただけでは、商品挿入のための開口部分が狭くなるた
め使用勝手上好ましくない。
【0010】さらには、従来の粘着テープ貼着片は略矩
形状で袋本体50の中央上端に突出したものであるた
め、多量の商品を収納したショッピング袋の粘着テープ
貼着片54に粘着テープTを貼り付けた場合、図9の平
面図に示すように、開口部全体を覆うことができず、こ
の状態で車のトランク等に入れて搬送する場合などショ
ッピング袋内に収納した商品が溢れ出やすいという問題
もある。
【0011】本発明は従来のショッピング袋における上
記問題点を解消するもので、製造工程における不要部分
の発生を防ぐと共に、特に重量物を入れた場合の持ちや
すさを向上させ、さらには搬送時における袋本体からの
商品の溢れ出しを有効に防ぐことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ガゼットを形成した合成樹脂製チューブ状
シートの前後端にシール部を有するショッピング袋にお
いて、前記ガゼットの先端側に手差し込み用のスリット
を形成すると共に、前記チューブ状シートの先端側から
後端側へ向かって広がる把手部及び覆片形成用のハの字
状切り込み線を設けたことを特徴とする。
【0013】ここで、前記ハの字状切り込み線の傾斜角
は、チューブ状シートの長手方向軸線に対して15〜6
0度の範囲であることをが望ましい。傾斜角が15度未
満であると、把手部を十分に幅広に形成することができ
ず、また60度を超えると、手挿入用のスリットが形成
し難くなる。
【0014】また、前記ハの字状切り込み線の切り込み
始点は、把手部の幅を持ちやすい程度確保するために
は、チューブ状シートの両端から全幅の1/5以上であ
ることが望ましい。切り込み始点が全幅の1/5未満で
あると、全幅に対する把手部の幅が狭くなり好ましくな
い。
【0015】さらに上記ハの字状切り込み線の切り込み
終点が、前記ガゼットよりも内側となるようにすること
もできる。これによって、厚みのあるガゼット部への切
り込みの必要がなくなり、同時にカットできる枚数が増
加し製造効率が向上する。
【0016】また、チューブ状シートの材料としては、
従来使用されている各種合成樹脂を使用することができ
るが、使用後の焼却時に塩化水素等の有毒ガスを発生し
ないポリエチレン製が望ましい。
【0017】
【作用】チューブ状シートの先端側から後端側へ向かっ
て広がる把手部及び覆片形成用のハの字状切り込み線を
形成することにより、不要部分を何ら発生させることな
く、把手部の幅を広く確保した状態で、しかも商品挿入
用の開口部を広く採ることが可能となる。また、ハの字
状切り込み線によって形成された一対の覆片は、台形状
を成し、従来の中央にのみ突設した矩形状のものに比
べ、商品を収納した後のショッピング袋開口部をより広
く覆うことが可能となる。
【0018】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1は本発明の一実施例である
ショッピング袋の正面図、図2は図1に示すショッピン
グ袋の斜視図である。
【0019】本実施例のショッピング袋30は、使用後
の焼却時に塩化水素等の有毒ガスを発生しないポリエチ
レン製のチューブ状シートを素材とし、ショッピング袋
本体10の上部両側に一対の把手部11を形成すると共
に、この一対の把手部11の間に同様に一対の台形状覆
片12が形成されている。また、13は袋本体10の上
下端に形成された熱融着によるシール部で、下端は全幅
に、また上端は中央部を除いた残りの部分にそれぞれ形
成されている。14は袋本体10の両端を内側に折り込
んで形成された収納量を向上させるためのガゼットで、
このガゼット14の上端には、特に図3の側面図に明瞭
に示すようなスリット15を形成し、ここを使用時にお
ける手挿入用の開口部としている。
【0020】ここで、把手部11及び覆片12は、それ
ぞれチューブ状シートの先端側から後端側へ向かって広
がるハの字状切り込み線16によって形成されている。
このハの字状切り込み線16は、図1に示すように、把
手部11の上端幅Lを持ちやすい程度確保するために、
その切り込み始点Sを、チューブ状シートの両端から全
幅Bの2/5の位置としている。また、傾斜角θは、チ
ューブ状シートの長手方向軸線に対して30度とし、さ
らに、切り込み終点Eは、ガゼット14先端よりも若干
内側となるように形成している。これによって、台形状
覆片12の上辺の長さWは、チューブ状シートの全幅B
から把手部11の上端幅Lの2倍、すなわち2Lを差し
引いた値となる。
【0021】このような構造によって、従来のように不
要部分を何ら発生させることなくショッピング袋の製造
が可能となり、焼却時における有毒ガスの発生など不要
部分の発生に伴う各種問題を解決することができる。
【0022】また、把手部11の上端幅Lを広く確保し
た状態で、しかも商品挿入用の開口部を広く採ることが
可能となり、図4に示すように、特に重量物を持った場
合にも把手部11が手全体にわたり、従来のような手へ
の食い込みを有効に防止している。また、厚みのあるガ
ゼット14への切り込みの必要がなくなり、同時にカッ
トできる枚数が増加し、これによって製造効率が向上す
ることとなる。
【0023】さらには、使用状態の平面図である図5に
示すように、ハの字状切り込み線16によって形成され
た一対の台形状覆片12は、従来のように中央にのみ突
設した矩形状のものに比べ、商品を収納した後のショッ
ピング袋開口部をより広い面積で覆うことが可能とな
り、この一対の台形状覆片12を商品を覆うように配置
し粘着テープを貼着することにより、搬送時における袋
本体からの商品の溢れ出しを有効に防ぐことができる。
【0024】次いで、図6を参照しながら、上記ショッ
ピング袋30の製造方法について説明する。図6(a)
に示すように、従来法によって、液状化された合成樹脂
原料に空気を吹き込みながら成形してチューブ状シート
40とし、このチューブ状シート40の両側を折り込ん
で、図6(b)に示すようにガゼット14を長手方向に
連続的に形成する。次いで、このチューブ状シート40
上下端に一部を除き熱融着によるシール部13を形成す
ると共に所定長さに切断する。さらに、ガゼット14の
上部側にカッター(図示せず)によって手挿入用のスリ
ット15を形成し、最後に、プレスによって把手部及び
覆片形成用のハの字状切り込み線16を形成する。
【0025】以上によって、従来と略同じ製造工程を経
て、上記したショッピング袋を容易に製造することがで
きる。
【0026】なお、上記実施例では、手挿入用のスリッ
ト15は、シール部13を形成した後に形成したが、無
論これに限定されず、ガゼット形成時に形成することも
できる。
【0027】また、上端のシール部13は、中央部、す
なわち、台形状覆片12の上辺部分を除いて形成した。
【0028】さらに、上記実施例においてはポリエチレ
ン製のシートについて述べたが、本発明は無論これに限
定されるものではなく、他の合成樹脂によって形成する
ことも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0030】(a)チューブ状シートの先端側から後端
側へ向かって広がる開口部形成用のハの字状切り込み線
を形成することにより、不要部分を何ら発生させること
なく、ショッピング袋の製造が可能となり、焼却時にお
ける有毒ガスの発生など不要部分の発生に伴う各種問題
を解決することができる。
【0031】(b)把手部の幅を広く確保した状態で、
しかも商品挿入用の開口部を広く採ることができ、特に
重量物を持った場合にも把手部が手全体にわたり、手へ
の食い込みを有効に防止できる。
【0032】(c)ハの字状切り込み線によって形成さ
れた一対の台形状覆片は、従来の中央にのみ突設した矩
形状のものに比べ、商品を収納した後のショッピング袋
開口部をより広く覆うことが可能となり、一対の台形状
覆片を商品を覆うように配置し粘着テープを貼着するこ
とにより、搬送時における袋本体からの商品の溢れ出し
を有効に防ぐことができる。
【0033】(d)ハの字状切り込み線の切り込み終点
をガゼットよりも内側となるようにすることにより、厚
みのあるガゼット部への切り込みの必要がなくなり、同
時にカットできる枚数が増加して製造効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるショッピング袋の正
面図である。
【図2】 図1に示すショッピング袋の斜視図である。
【図3】 図1に示すショッピング袋の要部を示す側面
図である。
【図4】 図1に示すショッピング袋の使用状態を示す
斜視図である。
【図5】 図1に示すショッピング袋の使用状態を示す
平面図である。
【図6】 図1に示すショッピング袋の製造工程を示す
説明図である。
【図7】 従来のショッピング袋を示す斜視図である。
【図8】 従来のショッピング袋の製造状態を示す斜視
図である。
【図9】 図7に示すショッピング袋の使用状態を示す
平面図である。
【符号の説明】
10 ショッピング袋本体 11 把手部 12 台形状覆片 13 シール部 14 ガゼット 15 スリット 16 ハの字状切り込み線 30 ショッピング袋 B ショッピング袋の全幅 L 把手部の幅 S 切り込み始点 E 切り込み終点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガゼットを有する合成樹脂製チューブ状
    シートの前後端にシール部を形成すると共に、同合成樹
    脂製チューブ状シートをカットすることにより形成され
    た把手部と収納物覆片とを有するショッピング袋であっ
    て、先端側の前記シール部を前記覆片形成部分を除いて
    形成し、かつ前記ガゼットの先端側に手差し込み用のス
    リットを形成すると共に、前記チューブ状シートの先端
    側から後端側へ向かって広がる把手部及び覆片形成用の
    ハの字状切り込み線を設けたことを特徴とするショッピ
    ング袋。
  2. 【請求項2】 前記ハの字状切り込み線の切り込み終点
    が、前記ガゼットよりも内側であることを特徴とする請
    求項1に記載のショッピング袋。
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