JP2693096B2 - テンションレベラの操業方法 - Google Patents
テンションレベラの操業方法Info
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- Japan
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- tension leveler
- strip
- roll
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- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
Description
プ(帯板)の表面に形成されたスケールの除去あるいは
前記ストリップの形状矯正等に使用されるテンションレ
ベラの操業方法に関する。
過程で表面にスケールが付着したり、部分伸びや反り等
の形状不良を伴うことが多い。このため、酸洗槽の入側
でのスケールブレーキングあるいはメッキラインの出側
での形状矯正を目的として、テンションレベラが用いら
れている。
如く、ハウジング3内に、ストリップ1を挟んで上下に
千鳥状にワークロール5、デフレクターロール6を配置
している。また、ストリップ下方のワークロール5、デ
フレクターロール6は、下ロールチョック7に積載さ
れ、下ロールチョック7は上下方向に昇降可能に収納さ
れている。
5等の位置決めのために、ストリップ1が通過する時に
発生する反力以上の押力を確保できる高圧用減圧弁10
により、圧力P1に設定された油圧シリンダー8によっ
てハウジング3に押圧されている。すなわち、図示しな
いブライドルロールによりストリップ1に張力を与えつ
つストリップ1をワークロール5、デフレクターロール
6間を通過させて繰り返し曲げ加工を与えることによ
り、ストリップ1のスケールブレーキングあるいは形状
矯正を行うものである。
は、先行ストリップの尾端と後続ストリップの先端とを
接合した部分すなわち溶接点2が通過する。この溶接点
がテンションレベラを通過すると溶接点が破断したり、
極端に板厚の厚いものが高速で通過する場合には、ワー
クロールが損傷することがある。
通過時には図3に示すように、上下のロールが一旦スト
リップ1から離れるようにしている。この動作はクイッ
クオープンと呼ばれ、連続ラインにおいては、例えば入
側ブライドル(図示せず)に溶接点が到達すると油圧シ
リンダー8が下降し、出側ブライドルを通過すると上昇
して元のレベリング状態に自動的に戻るようにしてい
る。
して、例えば実公平1−100611号公報に示されて
いるが下記の問題点を有している。すなわち、このクイ
ックオープンを行うと、一旦下降して元のレベリング状
態に戻る際に、ワークロール5の周速とストリップ1の
速度に差があるため、ワークロール5がストリップ1に
引きずられ飛び出す現象が発生する。また、溶接点の前
後ストリップ形状は通常悪いことが多く、極端な耳波等
の形状不良によりワークロールが押し出されることもし
ばしばある。そのため、従来のテンションレベラではク
イックオープンを使うと、このワークロール飛び出し現
象によりしばしばワークロール折損事故が発生してい
た。
来よりワークロールに飛び出し防止用のストッパー(図
示せず)を設置する等の対策を行ってきたが、スペース
上の制限より十分な強度をもつものが設置できないの
で、板厚が厚く、衝撃の大きいラインでは完全な解決策
にはなっていない。さらに、クイックオープンを行うと
溶接点の前後の十数メートルにはテンションレベラがか
けられないので、製品の歩留まりという観点から考えて
もあまり好ましい方法とは言えない。
従来の問題点を一掃することを目的としてなされたもの
で、クイックオープンを行うことなく、溶接点を通過さ
せることができるテンションレベラの操業方法を提供す
ることである。
ることにより上記課題を解決した。すなわち、クイック
オープンを行うことなく、溶接点を通過させることを目
的として、張力が付与された状態のストリップに繰り返
し曲げを与えるワークロールとデフレクターロールを具
備するロールチョックを、ハウジング内に昇降可能に配
設されたテンションレベラの操業方法において、前記ロ
ールチョックをハウジングに押圧する装置に押圧力減圧
手段を設け、ロールチョックを昇降させずにストリップ
の溶接点がテンションレベラ内を通過時に、押圧力を減
圧するテンションレベラの操業方法とした。
ールチョックをハウジングに押圧する装置に押圧力減圧
手段を設けることにより、ロールチョックを昇降させず
に、すなわちクイックオープンをしないで、溶接点を通
過させることが可能になる。これにより従来問題となっ
ていたワークロールの飛び出し現象により発生していた
ワークロールの折損等のトラブルを完全に防止すること
ができ、生産性の大幅な向上が達成可能となる。
施例の概略図を示す。従来の高圧用減圧弁10とは別に
押圧力減圧手段として低圧用減圧弁11が追加設置され
ている。ここで、通常のレベリング中には高圧用減圧弁
10を選択し、ストリップより作用する反力を受け、本
発明である溶接点通過時には例えば入側ブライドル(図
示せず)に溶接点が到達すると低圧用減圧弁を選択し、
出側ブライドルを通過すると高圧用減圧弁10に自動的
に戻るようにしている。
ルチョックの押圧力を低下させ、溶接点通過時の衝撃力
を緩和させようとするテンションレベラの操業方法であ
る。以下、この方法による溶接点通過方法をクイックレ
リースと称する。
2150mmの酸洗ラインのテンションレベラに適用し、
高圧用減圧弁の圧力を110kgf/cm2 、低圧用減圧弁を
20kgf/cm2 に設定し操業を繰り返した結果、本発明に
よるクイックレリースにてすべての溶接点をスムースに
通過させることができた。なお、ここでは一実施例とし
て、低圧用減圧弁11を別に設けたが、前記実施例のみ
に限定されるものではなく、減圧弁10を電磁比例式減
圧弁としても良い。
ールチョックをハウジングに押圧する装置に押圧力減圧
手段を設け、ロールチョックを昇降させずにストリップ
の溶接点を通過可能となるようにしたので、クイックオ
ープン時にしばしば発生していたワークロールの折損等
のトラブルを完全に防止することができ、大幅な生産能
率の向上が達成できる。また、クイックオープンを実施
する場合に発生していた溶接点前後の不良長さが減少で
き、製品歩留まりが向上するという効果も奏する。
略図である。
図である。
レベラの概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 張力が付与された状態のストリップに繰
り返し曲げを与えるワークロールとデフレクターロール
を具備するロールチョックを、ハウジング内に昇降可能
に配設されたテンションレベラの操業方法において、前
記ロールチョックをハウジングに押圧する装置に押圧力
減圧手段を設け、ロールチョックを昇降させずにストリ
ップ溶接点がテンションレベラ内を通過時に、押圧力を
減圧することを特徴とするテンションレベラの操業方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32705992A JP2693096B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | テンションレベラの操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32705992A JP2693096B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | テンションレベラの操業方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170445A JPH06170445A (ja) | 1994-06-21 |
JP2693096B2 true JP2693096B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=18194844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32705992A Expired - Fee Related JP2693096B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | テンションレベラの操業方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693096B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP32705992A patent/JP2693096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06170445A (ja) | 1994-06-21 |
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