JPH08174064A - 圧延ラインにおけるサイドガイド制御方法 - Google Patents

圧延ラインにおけるサイドガイド制御方法

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JPH08174064A
JPH08174064A JP32224694A JP32224694A JPH08174064A JP H08174064 A JPH08174064 A JP H08174064A JP 32224694 A JP32224694 A JP 32224694A JP 32224694 A JP32224694 A JP 32224694A JP H08174064 A JPH08174064 A JP H08174064A
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Japan
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steel strip
side guide
side guides
hot strength
stroke cylinder
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Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Taichi Yamada
太一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼帯のテール部を的確にガイドして不良品の
発生がない圧延ラインにおけるサイドガイド制御方法を
提供することにある。 【構成】 圧延されて巻取機1に巻き取られる鋼帯のテ
ール部が、巻取機入側の両側に配置されるサイドガイド
6にガイドされる少し手前で、サイドガイド6のショー
トストロークシリンダ7を鋼帯の幅方向の熱間強さに基
づいて設定される押さえ力に減圧制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧延されて巻取機に巻き
取られる鋼帯をセンタリングガイドする圧延ラインにお
けるサイドガイド制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧延されて巻取機に巻き取られる
鋼帯を巻取り前にセンタリングするサイドガイドは、シ
ョートストロークシリンダにより一定の押さえ力で鋼帯
の両側をガイドしているために、鋼帯のテール部にバチ
拡がりと称せられる幅方向の拡がりがある場合には、サ
イドガイドは幅方向の拡がりに応じて間隔が拡がること
がないので、鋼帯のテール部は狭いサイドガイド間隔内
に強制的に進入されることとなる。このため鋼帯は座屈
してサイドガイドから外れ、センタリングが行われなく
なることがあった。鋼帯(特にバチ拡がり部)がサイド
ガイドから外れる際に鋼帯のエッジ部がサイドガイドと
局部的に接触し疵(例えば割れ等)が発生するという問
題があるうえに、サイドガイドから外れると鋼帯のテー
ル部はフリーとなるため巻取り時にテンションがかから
ずタイトにコイル巻きができなくなったり、コイル巻形
状不良が生じてコイルハンドリング中に他物に触れて疵
が付く等、品質トラブルや、次工程や需要家でのライン
通板性に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記の
ような問題を解決し、鋼帯のテール部を的確にガイドし
て不良品の発生がない圧延ラインにおけるサイドガイド
制御方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延されて巻
取機に巻き取られる鋼帯のテール部が、巻取機入側の両
側に配置されるサイドガイドにガイドされる少し手前
で、サイドガイドのショートストロークシリンダ圧力を
鋼帯の幅方向の熱間強さに基づいて設定される鋼帯押さ
え力に減圧制御することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の圧延ラインにおけるサイドガイド制御
方法においては、鋼帯のテール部をガイドするサイドガ
イドは、鋼帯のテール部の幅方向の拡がりにともなって
鋼帯の幅方向の熱間強さに基づき押さえ力を減圧制御す
るショートストロークシリンダにより作動されるので、
鋼帯は座屈することのない圧接力でガイドされることと
なる。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は圧延された鋼帯をピンチロール2を介
して巻き取る巻取機、3は巻取機1を巻取り駆動させる
モータ、4は前記モータ3の回転量を検出する回転量検
出器、5は回転量検出器4と接続される制御用シーケン
サで、該制御用シーケンサ5は前記回転量検出器4で検
出された回転量データに基づいて鋼帯の移動量をトラッ
キングし、鋼帯のテール部がサイドガイド6の手前Lに
達したことを検知するものである。
【0007】また制御用シーケンサ5は巻取機入側の両
側に対向して配置されるサイドガイド6をセンタリング
ガイドする各2個のショートストロークシリンダ7の押
さえ力を後記する圧力コントローラ8を介して制御する
もので、鋼帯の巻き終わりが近づきバチ拡がりのあるテ
ール部がサイドガイド6の手前Lに達したことが、回転
量検出器4の回転量データを演算して鋼帯の移動量をト
ラッキングする制御用シーケンサ5に検知されると、制
御用シーケンサ5は圧力コントローラ8に減圧指令を出
す。この減圧指令によりショートストロークシリンダ8
の押さえ力を減圧制御する。この減圧制御によるショー
トストロークシリンダ8の減圧量は圧延されている鋼帯
の板厚、板幅、降伏応力等により設定される幅方向の熱
間強さに基づいて設定されるものである。
【0008】このようにしてショートストロークシリン
ダ8の押さえ力が鋼帯の熱間強さに応じて減圧された
後、サイドガイド6間には鋼帯のテール部が介入され
る。この時鋼帯の熱間強さに応じた押さえ力にショート
ストロークシリンダ8を減圧制御しているので、鋼帯の
テール部は座屈することなくサイドガイド6を鋼帯の幅
方向の拡がり分だけ拡げることとなり、鋼帯のテール部
はサイドガイド6に的確にガイドされることとなる。し
かもサイドガイド6は熱間強さに応じた押さえ力で鋼帯
をセンタンリングガイドするので、コイルの巻形状不良
が生じることがないうえに、押さえ力により一定のテン
ションが鋼帯のテール部に与えられるから、鋼帯のテー
ル部もタイトに巻き取られることとなる。この結果、鋼
帯のエッジ部に発生する疵を1コイル当たり0.82か
ら0.24個と低減することができた。しかもテール部
のコイル巻不良の発生率を25%改善することができ
た。
【0009】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、鋼帯のテール部がサイドガイド間に介入される少し
手前で、ショートストロークシリンダの押さえ力を鋼帯
の幅方向の熱間強さに応じて減圧制御することにより、
鋼帯の幅方向に拡がったテール部もサイドガイドに的確
にガイドされることにより、鋼帯のエッジ部に発生する
疵の発生を低減できるうえに、巻不良の発生率を改善す
ることができるものである。従って、本発明は従来の問
題点を解決した圧延ラインにおけるサイドガイド制御方
法として業界の発展に寄与するところ極めて大なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 巻取機 6 サイドガイド 7 ショートストロークシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延されて巻取機に巻き取られる鋼帯の
    テール部が、巻取機入側の両側に配置されるサイドガイ
    ドにガイドされる少し手前で、サイドガイド(6)のショ
    ートストロークシリンダの圧力を鋼帯の幅方向の熱間強
    さに基づいて設定される鋼帯押さえ力に減圧制御するこ
    とを特徴とする圧延ラインにおけるサイドガイド制御方
    法。
JP32224694A 1994-12-26 1994-12-26 圧延ラインにおけるサイドガイド制御方法 Expired - Lifetime JP2966743B2 (ja)

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KR100302237B1 (ko) * 1999-06-09 2001-09-22 고학봉 스트립에지부의 용액 제거장치
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Effective date: 19990803