JP2691553B2 - シールドケーブル端末処理装置 - Google Patents

シールドケーブル端末処理装置

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JP2691553B2
JP2691553B2 JP63061739A JP6173988A JP2691553B2 JP 2691553 B2 JP2691553 B2 JP 2691553B2 JP 63061739 A JP63061739 A JP 63061739A JP 6173988 A JP6173988 A JP 6173988A JP 2691553 B2 JP2691553 B2 JP 2691553B2
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史郎 矢辺
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シールドケーブルの端末を処理する、シー
ルドケーブル端末処理装置に関するものである。
(従来の技術) 電気信号を伝達するケーブルとしてノイズの影響を避
けるためにシールドケーブルが広く用いられている。こ
のシールドケーブルの端末は、たとえば他の信号線と接
続するためのコネクタと溶接される等の端末処理が施さ
れる。
第5A図および第5B図はシールドケーブルの一例を示し
たそれぞれ斜視図および断面図である。
このシールドケーブル10は、電気信号を伝達する芯線
11と、この芯線11の周囲を覆う絶縁層12と、この絶縁層
12の外周に螺旋状に巻きつけられた多数の横巻導線13
と、これらの横巻導線13の周囲を覆う絶縁外皮14から構
成されている。
第6A図は、シールドケーブルに取り付けられるコネク
タの一例を示した側面図である。
このコネクタ20の内部には、このコネクタ20の前端20
aの開口から挿入される信号ピン21を接続するコンタク
ト(図示せず)が第6B図に示すシールドコネクタの芯線
11と溶接されて配置されている。シールドケーブル10
は、第6B図に示すように、横巻導線13の前端部分13a
(以下、横巻導線13aと呼ぶ)が絶縁外皮14の外周上に
折り返されてコネクタ20内に配置されており、この折り
返された部分が第6A図のコネクタ20の一部20bに見られ
るように、コネクタ20の外部から六角柱形状に締め付け
られてコネクタ20にシールドケーブル10が固定されてい
る。
第6C図は、第6A図のI−Iに沿って示す断面図であ
る。
横巻導線13aが絶縁外皮14の外周に折り返されて、六
角柱状に締め付けられているため、横巻導線13aが絶縁
外皮14内に食い込み、この結果シールドケーブル10の断
面形状が、この図に例示するように不規則に変形し、コ
ネクタ20の高周波伝達特性等の電気的特性がばらついて
しまうという問題点がある。また第6A図に示すようなコ
ネクタ20は、内部のコンタクト(図示せず)とシールド
ケーブル10の芯線11とは溶接のみで接続されているた
め、外力により芯線11がコンタクトから外れやすいとい
う問題点もある。
上記問題点を解決する一手段として、本出願人は、以
下に説明する構造のコネクタを提案した(特願昭62-166
262号)。
第7A図〜第7C図は、本出願人が提案したコネクタの組
立工程を順次示した断面図、第7D図はこのコネクタの外
形側面図、第7E図はこのコネクタの組立てのために端末
処理の施されたシールドケーブル10を示す斜視図、第7F
図は第7A図のII‐IIに沿った断面図である。
第7E図に示すように、シールドケーブル10の前端にお
いて芯線11が露出され、絶縁層12上の横巻導線13aが一
纏めに纏められて絶縁外皮14上に折り返される。シール
ドケーブル10の前端部分をこのように処理した後、この
コネクタ30の組立て行なわれる。
第7A図に示すように、折り返した横巻導線13aの下に
金属の筒体31が接触するように金属の筒体31を被冠し、
さらに、折り返した横巻導線13aの上にこの金属の筒体3
1の一部31aを被冠し、さらにこの筒体31,31aを横巻導線
13aに圧着する。この金属の筒体31の形は、第7F図に詳
細に示されている。このようにして横巻導線13を金属筒
体31に電気的に接続する。
次に、前記露出した芯線11をピン接続用コンタクト32
に矢印A部で溶接する。ピン接続用コンタクト32は、互
いに向き合った一対のスプリング部からなるピン受け部
32aを有する金属製で、このピン受け部32aはピン21(第
6A図参照)を挿入するためのものである。
溶接後、第7B図に示すように、この溶接部の上からシ
ールドケーブル10の前端部分をインサートモールドによ
る樹脂部33により包んで固定する。このとき、インサー
トモールド樹脂部33は横巻導線13aにも被覆され、この
辺りの部分を全体的に包み込むようにする。
次いで第7C図に示すようにコンタクト32の上に絶縁ハ
ウジング34を被冠してコンタクト20の保護をし、さらに
第7D図に示すようにこれら全体を覆うように金属のシー
ルドカバー35を被冠し、これを前記金属の筒体31に矢印
Bの位置で圧着して横巻導線13を電気的シールドカバー
35に接続(アース)する。
最後に、第7D図に示すようにシールドケーブル10のシ
ールドカバー35以外の部分を熱収縮チューブ36で被覆
し、保護する。
コネクタ30を上記のように構成することにより、コネ
クタ30にシールドケーブル10を固定するためにたとえば
第7F図に示すようにシールドケーブル10を締め付けて
も、このシールドケーブル10の変形を最小限に押えるこ
とができ、またはその変形を制御することができるた
め、コネクタ30の電気的特性を安定化させることができ
る。また、上記コネクタ30は、芯線11がコンタクト32に
溶接された上からインサートモールドされてこの溶接部
が強固に一体的に固定されているので、外力でケーブル
が引張られてもケーブルが容易に抜けて外れることもな
い。
(発明が解決しようとする課題) 第7A図〜第7D図に示したコネクタ30において、シール
ドケーブル10の変形を最小限に押え、またはその変形を
制御してコネクタ30の電気的特性を安定化させるために
は、第7E図に示すシールドケーブル10の前端付近におい
て、多数の横巻導線13aがきれいに一纏めに纏められて
折り返されていることが条件とされ、多数の横巻導線13
aのうち一本でも一纏めに纏められた束から外れ、この
一本がコンタクト32(第7A図参照)と接触するとこのコ
ネクタ30が不良となってしまうことになる。また、第7A
図〜第7D図に示す構造のコネクタに限らず、多数の横巻
導線13aを一本でも外さずに一纏めに纏めて折り返すこ
とにより、この横巻導線13aのその後の処理を簡単にす
ることができる。
ところが横巻導線13aは多数の細い導線から構成され
ているため、この多数の導線を一本も外さずに纏めるこ
とは大変難しく、また、横巻導線13aを一纏めに纏めて
折り返す工程を含むシールドケーブル10の前端部分の処
理を高い信頼性を保持しながら如何にして連続的かつ高
速に行なうかが問題となる。
本発明は、上記事情に鑑み、絶縁層の外周に螺旋状に
巻き付けられた多数の横巻導線を巻き戻して一纏めにし
て絶縁外皮上に折り返すシールドケーブルの端末処理を
高い信頼性をもって連続的かつ高速に行なうことのでき
るシールドケーブル端末処理装置を提供することを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、シールドケーブルの前端部分の絶縁外皮を
除去して露出した横巻導線に空気を吹き付けて絶縁層か
ら一方向に前記横巻導線を偏向させるシールドケーブル
端末処理装置において、複数の前記シールドケーブルの
前記前端部分を露出させて略並列に一括して保持する保
持手段と、前記前端部分を除去する絶縁外皮除去部と、 露出した前記横巻導線の列に対応して前記シールドケ
ーブルと略直交して延びる、空気吹き出し用の間隙を有
する横巻導線処理部と、を具え、前記絶縁外皮除去部
は、複数の前記絶縁外皮の前記前端部分を一括して挟持
するよう軸上に回動可能に保持される1対の厚板を有
し、該厚板は互いに逆向きに前記軸に沿って移動して前
記横巻導線を巻戻すよう構成されることを特徴とするも
のである。
(作用) 本発明のシールドケーブル端末処理装置は、第5A図,
第5B図に例示するように、芯線11と、この芯線11の周囲
を覆う絶縁層12とこの絶縁層12の外周に螺旋状に巻きつ
けられた多数の横巻導線13とこれらの横巻導線13の周囲
を覆う絶外皮14からなるシールドケーブル10の端末を処
理する装置である。
シールドケーブル10は、この装置で端末処理を開始す
る前の工程で、第2図に例示するように、絶縁外皮14の
表面の一部が、該絶縁外皮14の前端14aからやや離れた
位置において切り欠かれて切欠部10aが形成されてい
る。
本発明のシールドケーブル端末処理装置は、絶縁外皮
除去部が、絶縁外皮の前端部分を一括して挟持するよう
軸上に回動可能に保持され、且つ横巻き導線を巻戻すよ
う軸に沿って互いに逆向きに移動する1対の厚板を有し
ているため、多数の横巻導線の前端部分が自由に動き得
る状態に巻き戻されて露出される。
また、横巻導線処理部が、上記ブロアと、上記横巻導
線処理刃と、上記ブラシとを有しているため、多数の横
巻導線の前端部分が、ブロアから吹き付けられた空気に
とり絶縁層から持ち上げられ、横巻導線処理刃により押
し倒され、さらにブラシによりシールドケーブルに押し
付けられることにより、多数の横巻導線の前端部分が一
本の例外もなく一纏めに纏められて絶縁外皮上に折り返
される。本発明のシールドケーブル端末処理装置では、
上記のようにして高い信頼性をもってシールドケーブル
の端末を処理することができる。
また、本発明のシールドケーブル端末処理装置は、シ
ールドケーブルをホルダに保持させて、シールドケーブ
ルを保持したホルダを移動手段により絶縁外皮除去部か
ら横巻導線処理部に順次移動させることにより上記端末
処理を連続的かつ高速に行なうことができる。
(実施例) 以下本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明のシールドケーブル端末処理装置の
一実施例の全体を表わす斜視図である。
この装置100で端末処理の行なわれるシールドケーブ
ル10は、第5A図,第5B図に示すように、芯線11と、この
芯線11の周囲を覆う絶縁層12と、この絶縁層12の外周に
螺旋状に巻きつけられた多数の横巻導線13と、これらの
横巻導線13の周囲を覆う「絶縁外皮14」とから構成され
ている。
「ホルダ(保持手段)」200に6本のシールドケーブ
ル10がその前端部分10cを露出させて保持され、このホ
ルダ200が2本のガイドレール201の間に載置される。
第2図は、ホルダ200に保持されたシールドケーブル1
0を示した側面図である。シールドケーブル10は、この
装置でシールドケーブル10の端末処理が開始される前の
前工程で、この図に示すように絶縁外皮14の表面の一部
が該絶縁外皮14の前端14aからやや離れた位置において
切り欠かれて切欠部10aが形成されている。この切欠部1
0aでは絶縁外皮14のみが切り欠かれており、その内側に
ある横巻導線13(第5A図参照)は、上記前端14aまで連
続して延びている。また、本実施例では、シールドケー
ブル10の前端10bと絶縁外皮14の前端14aとの間は、前工
程において芯線11(第5A図参照)が露出されている。
前工程において上記のように処理の施されたシールド
ケーブルが前述したように1つのホルダに6本保持され
てこの装置上にセットされる。
ホルダ200に保持され、この装置100上にセットされた
シールドケーブル10は、本実施例では移動手段500によ
り先ず第1図に示す絶縁外皮除去部300に移動される。
この移動手段500は爪部501を有しており、ホルダ200を
第1図に示す矢印C方向に移動させるときには爪部501
がホルダ200の一部に当接して矢印C方向に移動するこ
とによりホルダ200が矢印C方向に移動され、爪部501が
矢印D方向に移動するときには爪部501が倒れてホルダ2
00の下をくぐるため、ホルダ200は爪部501の移動にかか
わらずその位置に置かれたままとなる。
絶縁外皮除去部300には、「絶縁外皮除去刃(絶縁外
皮除去手段)」301と巻戻手段302とが備えられている。
第3C図は、絶縁外皮除去刃301の先端部分の一例を示
した斜視図である。絶縁外皮除去刃301には、シールド
ケーブル10と対応する位置に凹み301aが設けられてお
り、絶縁外皮除去刃301は第1図に示すシリンダ303が作
動すると下降してシールドケーブル10の切欠部10a(第
2図参照)に係止する。
第3図D図は、巻戻手段302の構造の一例を示した斜
視図である。
略L字形の互いに逆向きの2枚の厚板304,305が図示
しない付勢手段により、軸306を中心にして各アーム304
a,305aが多少聞いた状態に重なるように保持されてい
る。シールドケーブル10を保持したホルダー200(第1
図参照)が、第1図の矢印C方向に移動することによ
り、シールドケーブル10の前端付近が2枚の厚板304,30
5の各アーム304a,305aにはさまれた間隙に第3D図の矢印
F方向から挿入される。その後、第1図に示すシリンダ
307が作動することにより第3D図に示す押圧アーム308が
下降(第3D図に示すG方向に移動)して厚板305を押し
下げ、このことにより上記各アーム304a,305aがシール
ドケーブル10の絶縁外皮14の前端部分14b(第2図参
照、以下絶縁外皮14bと呼ぶ。)を挟持する。その後、
図示しないシリンダによりくさび309が第3D図に示す矢
印H方向に移動して厚板304,305の斜面304b,305bの間に
はいり込んで、両斜面304b,305bの間隔を広げ、このこ
とにより厚板304,305がバネ310a,310bのバネ力に抗して
互いに逆向きに移動される。
第3E図は、上記移動の状態を表わした、第3D図のIII
‐IIIに沿って示す断面図である。
くさび309が第3D図に示す矢印H方向に移動して厚板3
04,305の斜面304b,305bの間隔を広げることにより、厚
板304,305のアーム304a,305aが、それぞれ第3E図に示す
矢印I,J方向に移送し、挾持されている絶縁外皮14aが第
3E図に示す矢印K方向に回転される。この回転により、
螺旋状に巻き付けられた横巻導線13a(第5A図参照)
が、シールドケーブル10の延びる方向と略平行となるよ
うに巻き戻される。
このようにして、巻戻手段302により横巻導線13aが巻
き戻され、かつ絶縁外皮除去刃301がシールドケーブル1
0の切欠部10aに係止した後、絶縁外皮除去刃301、巻戻
手段302、シリンダ303,307等が一体的に絶縁外皮14の前
端14aの方向(第1図に示す矢印E方向)に移動するこ
とにより、絶縁外皮14bがシールドケーブル10から取り
除かれる。尚、巻戻手段302による横巻導線13aの巻戻し
は、上記矢印E方向への移動と同時に行なってもよい。
第3A図,第3B図は、それぞれ切欠部10aに係止した絶
縁外皮除去刃301と絶縁外皮14bを挾持した巻戻手段302
のアーム304a,305aとが一体的に矢印E方向へ移動する
状態、および移動直後の状態を示した側面図である。こ
の移動により絶縁外皮14bがシールドケーブル10から取
り除かれ、また、第3B図の状態では、横巻導線13aが巻
き戻された状態にある。
絶縁外皮除去部300(第1図)において、上記のよう
に絶縁外皮14aが取り除かれ、横巻導線13aが巻き戻され
たシールドケーブルは、ホルダ200に保持された移動手
段500により、横巻導線処理部400に移動される。横巻導
線処理部400には、ブロア(吹き付け手段)401と横巻導
線処理刃402と、ブラシ403とが備えられている。また本
実施例では、第2のブロア404も備えている。ブロア404
は横巻導線13aの列に対応してシールドケーブル10に直
交して延びる間隙を有する。これら横巻導線処理刃40
2、ブラシ403および第2のブロア404を総括して押し付
け手段という。
ブロア401が横巻導線13の巻き戻された前端部分13aに
シールドケーブル10の横方向(本実施例では下方向)か
ら間隙を介して空気を吹き付けることにより、横巻導線
13aが絶縁層12(第5A図参照)から持ち上げられる。
第4A図,第4B図,第4C図は、ホルダ200に保持され、
横巻導線処理部400(第1図参照)に移動されたシール
ドケーブル10と、ブロア401、第2のブロア404、および
横巻導線処理刃402等との相対的な位置を表わすため
に、一部を断面して示した横巻導線処理刃402のそれぞ
れ移動前の状態、移動後の状態、及び移動前と同じ初期
位置へ戻った状態を示す斜視図である。
ブロア401は、第4D図に断面を示すように、各シール
ドケーブル10に対応する凹み401aとこの凹み401aに連通
する長孔401bとを有している。移動手段500により、ホ
ルダ200に保持されたシールドケーブル10が横巻導線処
理部400に移動した後、ブロア401が図示しないシリンダ
により持ち上げられて第4D図に示す位置まで上昇し、そ
の後、長孔401bを経由して図の下方から空気が吹き上げ
られる。このことにより、横巻導線13aが第4A図に示す
ように絶縁層12から持ち上げられる。
尚、本実施例には、第2のブロア404が備えられてお
り、この第2のブロア404は、ブロア401により持ち上げ
られた横巻導線13aに前方から空気を吹き付け、このこ
とにより「横巻導線13a」をさらに持ち上げている。こ
のようにして横巻導線13aが持ち上げられた後、シリン
ダ406(第1図参照)により横巻導線処理刃402が第4A図
に示す矢印K方向に移動される。横巻導線処理刃402に
は、第4E図に示すように、各「シールドケーブル」10に
対応した位置に溝402aが形成されており、この溝に持ち
上げられた横巻導線13aがはいり込み、横巻導線13aが第
4B図に示すように後方に押し倒される。その後横巻導線
処理刃402は第4A図と同じ初期位置に戻る。この後、ブ
ラシ403が第4C図に示す二点鎖線の位置から矢印Lに沿
って図に実線で示す位置まで移動し、第1図に示す、モ
ータ407の回転力がプーリ408を介してブラシ403に伝わ
り、ブラシ403が第4C図に示す矢印M方向に回転する。
このブラシ403の回転により、押し倒された横巻導線13a
がさらにシールドケーブル10に沿って押し付けられる。
上記各工程を経ることにより、多数の横巻導線13aが
一本の例外もなく確実に一纏めに纏められて絶縁外皮14
上に折り返される。
上記各工程を経た後、シールドケーブル10はホルダ20
0に保持されたまま、移動手段500により取外し位置600
に移動される。取外し位置600に移動されたシールドケ
ーブル10は、ホルダ200ごと装置100から取り外され、そ
の後ホルダ200から取り外される。空のホルダは再使用
される。
(発明の効果) 本発明のシールドケーブル端末処理装置の絶縁外皮除
去部は、複数の絶縁外皮の前端部分を挟持するよう軸上
に回動可能に保持される1対の厚板を有し、厚板は互い
に逆向きに軸に沿って移動して横巻き導線を巻戻すよう
構成されるので、次の効果を奏する。
即ち、多数のシールドケーブルを一括して処理できる
ため高速で処理でき、生産性がよい。また、構造が比較
的簡単、且つ小型にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のシールドケーブル端末処理装置の一
実施例の全体を表わす斜視図、 第2図は、ホルダに保持されたシールドケーブルを示し
た側面図、 第3A図,第3B図は、それぞれ切欠部に係止した絶縁外皮
除去刃と、絶縁外皮の前端付近を挾持した巻戻手段のア
ームとが一体的に移動する状態、および移動直後の状態
を示した側面図、 第3C図は、絶縁外皮除去刃の先端部分の一例を示した斜
視図、 第3D図は、巻戻手段の構造の一例を示した斜視図、 第3E図は、第3D図のIII‐IIIに沿って示す断面図、 第4A図〜第4C図は、ホルダに保持され横巻導線処理部に
移動されたシールドケーブルと、ブロア、第2のブロ
ア、および横巻導線処理刃等との相対的な位置を表わす
ために、一部を断面して示した横巻導線処理刃のそれぞ
れ移動前の状態、移動後の状態、および移動前と同じ初
期位置へ戻った位置を示す斜視図、 第4D図は、ブロアの一例を示す断面図、 第4E図は、横巻導線処理刃の一例を示す斜視図、 第5A図,第5B図は、シールドケーブルの一例を示したそ
れぞれ側面図および断面図、 第6A図は、シールドケーブルに取り付けられるコネクタ
の一例を示した側面図、 第6B図は、第6A図に示すコネクタの内部に配置するため
に端末処理が施されたシールドケーブルを示す側面図、 第6C図は、第6A図のI−Iに沿って示す断面図、 第7A図〜第7C図は、他のコネクタの組立工程を順次示し
た側面図、 第7D図は、このコネクタの外形側面図、 第7E図は、このコネクタの組立てのために端末処理され
たシールドケーブルを示す側面図、 第7F図はこのコネクタの組立てのために端末処理された
シールドケーブルを示す側面図、 第7F図は、第7A図のII‐IIに沿った断面図である。 10……シールドケーブル 11……芯線 12……絶縁層 13……横巻導線 14……絶縁外皮 100……シールドケーブル端末処理装置 200……保持手段 300……絶縁外皮除去部 301……絶縁外皮除去手段 302……巻戻手段 304,305……厚板 306……軸 400……横巻導線処理部 401……吹き付け手段 402,403,404……押し付け手段 500……移動手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドケーブルの前端部分の絶縁外皮を
    除去して露出した横巻導線に空気を吹き付けて絶縁層か
    ら一方向に前記横巻導線を偏向させるシールドケーブル
    端末処理装置において、 複数の前記シールドケーブルの前記前端部分を露出させ
    て略並列に一括して保持する保持手段と、 前記前端部分を除去する絶縁外皮除去部と、 露出した前記横巻導線の列に対応して前記シールドケー
    ブルと略直交して延びる、空気吹き出し用の間隙を有す
    る横巻導線処理部と、 を具え、 前記絶縁外皮除去部は、複数の前記絶縁外皮の前記前端
    部分を一括して挟持するよう軸上に回動可能に保持され
    る1対の厚板を有し、該厚板は互いに逆向きに前記軸に
    沿って移動して前記横巻き導線を巻戻すよう構成される
    ことを特徴とするシールドケーブル端末処理装置。
JP63061739A 1988-03-15 1988-03-15 シールドケーブル端末処理装置 Expired - Lifetime JP2691553B2 (ja)

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Cited By (1)

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