JP2690824B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱室内に加熱物を載
置するターンテーブルを支持して該加熱室の底面を回転
する複数のローラ部材を有した支持ローラを配設し、該
ターンテーブルを回転駆動するターンテーブル駆動装置
を設け、上記支持ローラの回転軌跡上に上記ローラ部材
により印加された重量に応じた電圧を発生する圧電素子
を設け、該圧電素子の発生電圧を検出して上記ターンー
ブルに載置された加熱物の重量を検出し、この重量に応
じて加熱制御を行う制御部を設けてなる加熱調理器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理器の一例を図10乃至図
12ともに説明する。
【0003】従来の加熱調理器は、調理器本体に設けら
れた加熱室21内に加熱物22を載置するターンーブル
23を支持して該加熱室21の底面24を回転する複数
のローラ部材25を有した支持ローラ26を配設し、該
支持ローラ26と嵌合する駆動軸27を有し、上記調理
器本体底部に該支持ローラ26を介して上記ターンーブ
ル23を回転駆動するターンーブル駆動装置28を設け
ていた。
【0004】上記加熱室2の底面24の上記支持ローラ
26の回転軌跡上に当該支持ローラ26により印加され
た重量に応じた電圧を発生する圧電素子29を設け、該
圧電素子29の発生電圧を検出して上記ターンーブル2
3に載置された加熱物22の重量を検出し、この重量に
応じてマグネトロン30による加熱制御を行う制御部3
1を設けていた。
【0005】ここで、加熱物22の重量が印加される圧
電素子29は、この印加される重量に応じて発生する電
圧は図12に示すように、個々の圧電素子a,bにおい
て、Xgの重量の加熱物22が載置されたときの圧電素
子a,bのそれぞれの発生電圧はVXa,VXbとな
り、Yg(Xg<Yg)の重量の加熱物22が載置され
たときの圧電素子a,bのそれぞれの発生電圧はVY
a,VYbとなり、圧電素子の違いにより発生電圧に差
が生じる。
【0006】これは個々の圧電素子によって印加される
重量の変化に対する発生電圧の増加分が異なるためであ
り、個々の圧電素子の重量の変化に対する発生電圧の増
加分を示す傾きである重量−発生電圧特性の値(以下重
量−発生電圧特性値という)Kは、
【0007】
【数1】
【0008】で求めることができ、圧電素子の発生電圧
を検出して加熱物22の重量を正確に検出するために
は、この重量−発生電圧特性値Kと発生電圧とから加熱
物22の重量を求める必要があった。
【0009】したがって、従来の加熱調理器は個々の圧
電素子の重量−発生電圧特性値Kによる加熱物2の重量
の検出誤差をなくすために、制御部31にEEPROM
32を接続し、加熱調理器の組立検査工程の中でXgと
Ygの2点の重量測定を行い、この2点の重量測定で得
た発生電圧で重量−発生電圧特性値Kを求め、この重量
−発生電圧特性値Kを上記EEPROM32に格納し、
正確に加熱物の重量が検出できるように構成していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の加熱調理器
では、加熱調理器の組立検査工程の中で2点の重量を測
定する必要がありタイムロス(組立検査は通常流れ作業
の中で行っているが、重量測定中は振動や衝撃等がある
と、振動や振動によるノイズが圧電素子の発生電圧とし
て現れるため、流れ作業を一旦停止させて重量を測定す
る時間、および重量−発生電圧特性値KをEEPROM
に格納する時間)によるコストアップ及び生産効率の低
下という問題があった。
【0011】また、加熱調理器の生産時に重量−発生電
圧特性値KをEEPROMに格納しているので、長期使
用により圧電素子が経時変化を起こして重量−発生電圧
特性が変化しても、EEPROMに格納されている重量
−発生電圧特性Kは生産時のものであるためこの変化に
対応することができず、加熱物の重量検出に誤差を生じ
るという問題があった。
【0012】本発明の加熱調理器は上記のような問題に
鑑みなされたものであり、圧電素子の重量−発生電圧特
性を加熱調理を行うときに自動的に求め、この重量−発
生電圧特性と圧電素子の発生電圧に基づいて加熱物の重
量を正確に検出することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の加熱調理器は、加熱室内に加熱物を載置す
るターンーブルを支持して該加熱室の底面を回転する複
数のローラ部材を有した支持ローラを配設し、該ターン
ーブルを回転駆動するターンーブル駆動装置を設け、上
記支持ローラの回転軌跡上に上記ローラ部材により印加
された重量に応じた電圧を発生する圧電素子を設け、該
圧電素子の発生電圧を検出して上記ターンーブルに載置
された加熱物の重量を検出し、この重量に応じて加熱制
御を行う制御部を設け、上記支持ローラに上記ターンー
ブルを支持せず上記圧電素子に一定の荷重を以下する基
準ローラを設け、該基準ローラ部材より該圧電素子が発
生した基準電圧に基づいて当該圧電素子の重量−発生電
圧特性を求め、上記支持ローラによる発生電圧とこの重
量−発生電圧特性とから加熱物の重量を検出する上記制
御部を設けている。
【0014】
【作用】上記構成の加熱調理器は、加熱調理を行うとき
に、基準ローラ部材により圧電素子の基準電圧を発生さ
せ、この基準電圧に基づいて重量−発生電圧特性をもと
め、この重量−発生電圧特性値とローラ部材による圧電
素子の発生電圧により加熱物の重量を正確に検出する。
【0015】
【実施例】本発明の加熱調理器の一実施例を図1乃至図
4とともに説明する。本考案の加熱調理器の全体構造の
従来の加熱調理器の全体構造と同一部分は従来例を示す
図10を用い、詳細な説明は省略する。本発明の加熱調
理器の支持ローラ1は、Y字形状のローラアーム2と、
このローラアーム2の先端に回転自在に枢着されたロー
ラ部材3と、上記ローラアーム2の中心部に設けられた
ターンテーブル駆動装置28の駆動軸27と嵌合するカ
ップリング4とから構成されている。
【0016】そして、上記支持ローラ1のローラアーム
2に弾性材で形成された基準ローラアーム5a,5bを
2個設け、この基準ローラアーム5の先端に上記ローラ
部材3より直径の小さい基準ローラ部材6a,6bを当
該ローラ部材3と同一回転軌跡上を回転するように設け
ている。
【0017】この基準ローラ部材6a,6bはその下端
が上記支持ローラ1のローラ部材3の下端よりも下方に
位置するように設けられており、該支持ローラ1が加熱
室21の底面24に設置されたときに、該基準ローラ部
材6a,6bが該加熱室21の底面24と当接して上方
へ移動し、該基準ローラ部材6a,6bとローラ部材3
の下端が同一面となり、該基準ローラ部材6a,6bは
基準ローラアーム5a,5bの弾性により下方に対し一
定の荷重a,bを印加する。
【0018】これは、該基準ローラ部材6a,6bの直
径が上記ローラ部材3の直径よりも小さいので、該基準
ローラ部材6a,6bがターンテーブル23を支持する
ことはなく加熱物22の重量の影響を受けることがない
からである。このとき、基準ローラアーム3a,3bの
弾性材の巾や厚み若しくは基準ローラ部材6aと基準ロ
ーラ部材6bの下端の位置をそれぞれ異ならせることに
よって、該基準ローラ部材6aと基準ローラ部材6bと
の下方へ印加する荷重を異ならせる。
【0019】上記の構成により、加熱調理を行うときに
支持ローラ1を回転駆動させて、該支持ローラ1の基準
ローラ部材6a(若しくは基準ローラ部材6b)により
圧電素子29が発生する電圧から制御部31が重量−発
生電圧特性値Kを求め、この重量−発生電圧特性値Kと
上記ターンテーブル23を支持しているローラ部材25
による圧電素子29の発生電圧とから制御部31が該タ
ーンテーブル23に載置されている加熱物22の重量を
検出する。
【0020】また、上記基準ローラ部材6aによる上記
圧電素子29の発生電圧Vaと、基準ローラ部材6bに
よる上記圧電素子29の発生電圧Vbとから図4に示す
重量−発生電圧特性直線を上記制御部31が求め、この
重量−発生電圧特性直線に基づいて上記圧電素子29の
発生電圧Vwから該制御部31が加熱物22の重量Wを
検出する。
【0021】このように、支持ローラ1を回転させて基
準ローラ部材6a,6bによる圧電素子29の基準とな
る発生電圧Va,VBを検出し、制御部31がこの基準
となる発生電圧Va,Vbから重量−発生電圧特性を求
めて、加熱物22の重量を正確に検出しているので、従
来のようなEEPROM32をなくすことができる。
【0022】次に本発明の加熱調理器の他の実施例を図
5乃至図9とともに説明する。尚、従来の加熱調理器と
同一部分には同一符号を付して説明する。本発明の加熱
調理器は、調理器本体に設けられた加熱室21内に加熱
物22を載置するターンテーブル7を支持して該加熱室
21の底面24を回転する3個のローラ部材8を有した
支持ローラ9を配設し、上記ターンテーブル7の中央部
に設けられたカップリング10に嵌合する駆動軸27を
有し、該ターンテーブル7を回転駆動するターンテーブ
ル駆動装置28を上記調理器本体の底部に設けている。
【0023】上記支持ローラ9は、リング状のローラア
ーム11にローラ部材8を回転自在に枢着し、このリン
グ状のローラアーム11に弾性材で形成された基準ロー
ラアーム12a,12bを設け、この基準ローラアーム
12a,12bの先端に上記ローラ部材8より直径の小
さい基準ローラ部材13a,13bを当該ローラ部材8
と同一回転軌跡上を回転するように設けており、この基
準ローラ部材13a,13bは上記の一実施例の基準ロ
ーラ部材6a,6bと同様に形成している。
【0024】
【発明の効果】本発明の加熱調理器は、加熱調理を行う
ときに支持ローラを回転駆動させ、該支持ローラの基準
ローラ部材により発生する圧電素子の基準発生電圧から
重量−発生電圧特性を求めているので、ターンテーブル
に載置されている加熱物の重量を正確に検出することが
でき、従来のように重量−発生電圧特性を格納するため
のEEPROMをなくすことができ、加熱調理器の組立
検査工程の時間の短縮を行うことができる。
【0025】また、加熱調理を行うたびに新しい重量−
発生電圧特性を求めているので、長期使用による圧電素
子の経時変化による重量−発生電圧特性の変化に対応す
ることができ、使用期間に関係なく加熱物の重量を正確
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の一実施例の支持ローラを
示す平面図である。
【図2】本発明の加熱調理器の支持ローラを加熱室に設
置する前の状態を示す要部拡大側面図である。
【図3】本発明の加熱調理器の支持ローラを加熱室に設
置した状態を示す要部拡大側面図である。
【図4】本発明の加熱調理器の圧電素子の発生電圧を示
す重量−発生電圧特性図である。
【図5】本発明の加熱調理器の他の実施例を示す概略断
面図である。
【図6】本発明の加熱調理器の支持ローラを示す平面図
である。
【図7】本発明の加熱調理器の支持ローラを加熱室に設
置する前の状態を示す要部拡大側面図である。
【図8】本発明の加熱調理器の支持ローラを加熱室に設
置した状態を示す要部拡大側面図である。
【図9】本発明の加熱調理器の支持ローラの基準ローラ
を示す断面図である。
【図10】従来の加熱調理器の一例を示す概略断面図で
ある。
【図11】従来の加熱調理器の支持ローラを示す平面図
である。
【図12】従来の加熱調理器の圧電素子の発生電圧を示
す重量−発生電圧特性図である。
【符号の説明】
1 支持ローラ 2 ローラアーム 3 ローラ部材 5a 基準ローラアーム 5b 基準ローラアーム 6a 基準ローラ部材 6b 基準ローラ部材 21 加熱室 22 加熱物 23 ターンテーブル 24 底面 28 ターンテーブル駆動装置 29 圧電素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内に加熱物を載置するターンテー
    ブルを支持して該加熱室の底面を回転する複数のローラ
    部材を有した支持ローラを配設し、該ターンテーブルを
    回転駆動するターンテーブル駆動装置を設け、上記支持
    ローラの回転軌跡上に上記ローラ部材により印加された
    重量に応じた電圧を発生する圧電素子を設け、該圧電素
    子の発生電圧を検出して上記ターンテーブルに載置され
    た加熱物の重量を検出し、この重量に応じて加熱制御を
    行う制御部を設けてなる加熱調理器において、上記支持
    ローラに上記ターンテーブルを支持せず上記圧電素子に
    一定の荷重を印加する基準ローラ部材を設け、該基準ロ
    ーラ部材より該圧電素子が発生した基準電圧に基づいて
    当該圧電素子の重量−発生電圧特性を求め、上記支持ロ
    ーラによる発生電圧とこの重量−発生電圧特性とから加
    熱物の重量を検出する上記制御部を設けたことを特徴と
    する加熱調理器。
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JP3279162B2 (ja) * 1995-12-26 2002-04-30 トヨタ自動車株式会社 エキゾーストマニホルドの排気集合部構造
JP3512664B2 (ja) 1999-02-22 2004-03-31 株式会社ユタカ技研 多気筒エンジンの排気管集合部
KR20020022957A (ko) * 2000-09-21 2002-03-28 윤종용 전자렌지의 조리접시 지지장치
KR101078606B1 (ko) 2003-05-20 2011-11-01 가부시키가이샤 구라레 수지 조성물 및 이의 제조방법

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