JP2688398B2 - エレベーター用ファン装置 - Google Patents

エレベーター用ファン装置

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JP2688398B2
JP2688398B2 JP6432293A JP6432293A JP2688398B2 JP 2688398 B2 JP2688398 B2 JP 2688398B2 JP 6432293 A JP6432293 A JP 6432293A JP 6432293 A JP6432293 A JP 6432293A JP 2688398 B2 JP2688398 B2 JP 2688398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターのかご
室内に空気を送風するためのエレベーター用ファン装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のエレベーター用ファン装置
の一例を示す概略の断面図、図8は図7の装置の外観を
示す斜視図である。図において、1はかご、2はかご
室、3はかご1の上部に取り付けられ、かご室2内に昇
降路内の空気を送風するファン(シロッコファン)であ
り、このファン3は、回転羽根3a及び吹出口3bを有
している。
【0003】このような従来のエレベーター用ファン装
置では、回転羽根3aが回転することにより、昇降路内
の空気がファン3内に吸い込まれ、その空気が吹出口3
bからかご室2内に吹き出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベーター用ファン装置においては、昇降路
内の塵埃やごみ等を含んだ空気をかご室2内にそのまま
吹き出しているので、ある程度の期間(例えば1カ月)
の使用により、吹出口3b近傍のかご室2の壁面に汚れ
4が付着するとともに、これを定期的に清掃する必要が
あり、手間がかかるなどの問題点があった。また、回転
羽根3aの内部にもごみが付着するので、ファン3内も
定期的に清掃する必要があるが、回転羽根3aのごみを
取り除くのにはかなりの手間がかかり面倒であるという
問題点もあった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、かご室内やフ
ァン内部に経時的に汚れが付着するのを抑えることがで
き、それらの清掃の手間を軽減することができるエレベ
ーター用ファン装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用ファン装置は、水分を吸収している吸水フィルタ
により少なくとも一部が構成されているエアフィルタ
を、ファンを囲むように配置したものである。
【0007】
【作用】この発明においては、ファンに吸い込まれる空
気をエアフィルタで清浄にし、かご室内やファン内部に
ごみ等が付着するのを防止する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の第1の実施例によるエレベ
ーター用ファン装置の概略の断面図、図2は図1の装置
の外観を示す斜視図、図3は図1の要部拡大図であり、
図7及び図8と同一又は相当部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0009】図において、11はファン3を囲むように
かご1上に設置されているエアフィルタであり、このエ
アフィルタ11は、枠11aと、枠11aに取り付けら
れた防塵フィルタ11bと、水分を吸収した和紙からな
る吸水フィルタ11cとを有している。12はかご1の
上部に設置され吸水フィルタ11cの下端部が挿入され
ている蒸発皿であり、この蒸発皿12内には、吸水フィ
ルタ11cに吸収させるための水13が入れられてい
る。14は給水管15を介して蒸発皿12に接続され、
蒸発皿12に水13を給水する貯水タンクである。
【0010】このようなエレベーター用ファン装置で
は、従来同様に回転羽根3aの回転により昇降路内の空
気がファン3内に吸い込まれるが、このとき空気が防塵
フィルタ11bや吸水フィルタ11cを通過して集塵さ
れるため、ファン3内に吸い込まれる空気及び吹出口3
bからかご室2内に吹き出される空気は清浄なものとな
る。従って、かご室2内のパネルや回転羽根3aへの汚
れの付着は抑えられ、それらの清掃の手間はかからな
い。また、各フィルタ11b,11cの汚れは、それら
を枠11aから取り外すなどして比較的容易に除去する
ことができる。
【0011】また、蒸発皿12内には貯水タンク14か
ら水13が十分に供給されており、蒸発皿12内の水1
3は吸水フィルタ11cに常に吸収されているので、吸
水フィルタ11cを通過する空気は、水13の蒸発熱に
より冷却されることになり、かご室2内には清涼な空気
が送り込まれる。
【0012】実施例2.次に、図4はこの発明の第2の
実施例によるエレベーター用ファン装置の概略の断面図
である。図において、21はファン3を囲むようにかご
1上に設置されたエアフィルタであり、このエアフィル
タ21は、吸水フィルタ21aと防塵フィルタ21bと
を二重構造に配置したものである。22は吸水フィルタ
21aの下端部に沿って設けられた蒸発皿であり、給水
管15を介して貯水タンク14に接続されている。
【0013】このような装置では、エアフィルタ21が
二重構造となっているので、かご室2内に吹き出される
空気がより清浄になる。また、吸水フィルタ21aが実
施例1よりも大きくなっており、その分吸水量も増えて
いるので、かご室2内に送る空気の清涼感がより一層高
くなる。さらに、吸水フィルタ21aを内側にしたこと
により、蒸発皿22内の水13の汚れが防止される。
【0014】実施例3.また、図5はこの発明の第3の
実施例によるエレベーター用ファン装置の概略の断面図
である。この実施例3の装置は、貯水タンク14をエア
フィルタ11の近くに設置できない場合の例であり、こ
のような場合、給水管15の途中又は端部に水13を送
るためのポンプ23を配置すればよい。
【0015】実施例4.さらに、図6はこの発明の第4
の実施例によるエレベーター用ファン装置の概略の断面
図である。図において、24はエアフィルタ11の上方
に配置され、吸水フィルタ11cに水13を滴下する貯
水タンクである。このような給水方法としても、実施例
1と同様の効果が得られる。
【0016】実施例5.なお、上記各実施例では吸水フ
ィルタ11c,21aに単なる水13を吸収させたが、
水13に臭いを付けてもよく、これによりかご室2内に
所望の香りを広げることができる。
【0017】また、上記各実施例では吸水フィルタ11
c,21aとして和紙からなるものを示したが、吸水フ
ィルタの材料は和紙に限定されるものではない。さら
に、防塵フィルタ及び吸水フィルタの組み合わせや形状
等についても上記各実施例に限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のエレベ
ーター用ファン装置は、水分を吸収している吸水フィル
タにより少なくとも一部が構成されているエアフィルタ
を、ファンを囲むように配置したので、ファンに吸い込
まれる空気及びファンからかご室内に吹き出される空気
を清浄にすることができ、これによりかご室内やファン
内部に経時的に汚れが付着するのを抑えることができ、
それらの清掃の手間を軽減することができるなどの効果
を奏する。また、吸水フィルタを通る空気が水の蒸発熱
により冷却されるので、清涼な空気をかご室内に送るこ
とができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるエレベーター用
ファン装置の概略の断面図である。
【図2】図1の装置の外観を示す斜視図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】この発明の第2の実施例によるエレベーター用
ファン装置の概略の断面図である。
【図5】この発明の第3の実施例によるエレベーター用
ファン装置の概略の断面図である。
【図6】この発明の第4の実施例によるエレベーター用
ファン装置の概略の断面図である。
【図7】従来のエレベーター用ファン装置の一例を示す
概略の断面図である。
【図8】図7の装置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 かご 2 かご室 3 ファン 11 エアフィルタ 11c 吸水フィルタ 13 水

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごに取り付けられ、かご室内に昇降路
    内の空気を送風するファンと、水分を吸収している吸水
    フィルタを有し、上記ファンを囲むように配置されてい
    るエアフィルタとを備えていることを特徴とするエレベ
    ーター用ファン装置。
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