JP2688034B2 - 穀粒搬送装置 - Google Patents

穀粒搬送装置

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JP2688034B2
JP2688034B2 JP4318115A JP31811592A JP2688034B2 JP 2688034 B2 JP2688034 B2 JP 2688034B2 JP 4318115 A JP4318115 A JP 4318115A JP 31811592 A JP31811592 A JP 31811592A JP 2688034 B2 JP2688034 B2 JP 2688034B2
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grain
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cylinder
transport
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正美 大崎
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、搬送螺旋軸を用いた穀
粒搬送装置に関し、コンバイン等に利用できるものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来、横送りしてきた穀粒を引き継いで
縦方向に搬送する穀粒の搬送装置として、例えば、実開
昭57−74319号公報、実開昭57−9274号公
報、実開昭56−29017号公報等で開示されてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、第1番目の
実開昭57−74319号公報のものは、送り側の搬送
筒と受け継ぎ側の搬送筒とを、L型の搬送通路に連通
し、送り側の搬送筒における搬送螺旋軸の終端部に跳出
翼を設けた構成であるため、送り側の搬送筒の搬送終端
側の軸受部分への穀粒の詰りは防止できるものの、揚穀
螺旋は同一径であり且つ揚穀螺旋の搬送始端部では揚穀
螺旋軸と揚穀筒との空間部が大きくなるために受け継ぎ
側の穀粒搬送能力が低く搬送螺旋の始端側部分に穀粒が
停滞するという問題点がある。 【0004】そして、第2番目の実開昭57−9274
号公報のものは、螺旋径を搬送方向に大小形成している
ものの、受け継ぎ側の搬送筒の最下端部に位置する下部
スパイラル羽根23−1は1番スクリュ−コンベア15
よりも大きく下方に位置しており、さらに、1番スクリ
ュ−コンベア15と下部スパイラル羽根23−1とを縦
方向に長く設けた連動機構等を介して伝動する構成であ
るので、1番スクリュ−コンベア15と下部スパイラル
羽根23−1との引継ぎ部が大型となり、重量の大きい
穀粒搬送装置となる問題点があった。また、下部スパイ
ラル羽根23−1及び連動機構が下方に位置することは
地上高さも低くなるので、湿田での刈取作業時に土の抵
抗になり、また、堆積した切り藁を引きずる等の問題を
生じることがある。これを解消するために、車体を高く
すればよいが、そのためには車体の強度も高くする必要
もあり、前記重量増の穀粒搬送装置と相俟って機体重量
を重くする問題がある。 【0005】また、第3番目の実開昭56−29017
号公報のものは、横送り用スクリュ−翼7で搬送されて
きた穀粒を、搬送始端側よりも搬送終端側のピッチを大
きくしたスクリュ−翼2により揚穀する構成であるが、
該スクリュ−翼2とこのスクリュ−翼2を内装する揚穀
筒1は同径であると共に横送り用スクリュ−翼7の軸芯
よりも大きく下方に位置している。そのため、該構成で
は、揚穀始端部でのスクリュ−翼2を多数設ける必要が
あると共に横送り用スクリュ−翼7とスクリュ−翼2と
の引継ぎ部が大型になり、重量の大きい穀粒搬送装置と
なる。また、スクリュ−翼2が横送り用スクリュ−翼7
の軸芯よりも大きく下方に位置することは、地上高さが
低くなるために、例えばコンバインにおいては、強度を
大きくした車体を上方に高くする必要があり、機体の重
量は前記穀粒搬送装置の重量大と相俟って重くなる問題
がある。 【0006】そこで、この発明は、この種の搬送螺旋に
よる搬送装置で、送り側の搬送螺旋の終端部から受取側
の搬送螺旋の始端部に穀粒を確実に受け継がせることが
できると共に、受け継がれた穀粒を受取側の穀粒揚穀装
置の始端側から終端側に向けて円滑に揚穀し、軽量コン
パクトな穀粒搬送装置を具現しようとするものである 【0007】。 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の如き技術的手段を講じた。すなわち、
穀粒を横方向に搬送する搬送終端部分に、穀粒を上方に
跳ね上げる送り羽根8を設けてなる搬送螺旋軸1の搬送
終端側を内装した搬送筒2と、最下端部に位置して送り
羽根8によって跳ね上げられた穀粒を縦方向に搬送する
受取側の螺旋9を、搬送螺旋軸1の軸芯よりも上方に位
置し且つこれに続く螺旋3aに対して螺旋径を大径に且
つ螺旋送り角を小に構成する搬送螺旋軸3を内装した搬
送筒4とを略直角状に配置してL型の搬送通路5を構成
し、機体の正面視における縦方向に穀粒を案内する筒部
Aにおいて、機体17に近い側における螺旋9を囲む筒
部から螺旋3aを囲む筒部に向かって螺旋3aに接近す
る案内面イを形成すると共に機体17に遠い側における
螺旋9を囲む筒部を縦方向の案内面ロとこれに連続し螺
旋3aに接近する案内面ハを形成してなる穀粒搬送装置
とした。 【0008】 【作用】送り側である搬送螺旋軸1により横方向に搬送
されて搬送終端部に達した穀粒は、回転する送り羽根8
によって跳ね上げられる。そして、跳ね上げられた穀粒
は、受取側の搬送螺旋軸3の始端部分に設けられている
大径で螺旋送り角の小さな螺旋9に受け継がれて縦方向
へ搬送される。該螺旋9による搬送時において、機体に
近い側では螺旋9を囲む筒部から螺旋3aを囲む筒部に
向かって螺旋3aに接近する案内面イが穀粒を搬送螺旋
軸3に近づける。また、機体17に遠い側では、穀粒は
螺旋9を囲む縦方向の案内面ロによって縦方向に案内さ
れた後、これに連続する案内面ハによって螺旋3aに接
近するよう案内される。その後大径の螺旋9から上方の
螺旋9よりも小径で螺旋送り角の大きい螺旋3aに引き
継がれて縦方向に搬送される。 【0009】 【効果】搬送通路5をL型に形成した穀粒搬送装置にお
いても、搬送終端部で跳ねあげられた穀粒は、大径で螺
旋送り角の小さな螺旋9に受け継がれると共にこれに相
俟って機体に近い側では螺旋9を囲む筒部から螺旋3a
を囲む筒部に向かって螺旋3aに接近する案内面イによ
り搬送螺旋軸3に近づけることができるので、跳ねあげ
られた穀粒が螺旋9から送り側である搬送螺旋軸1への
落下による停滞や詰まり等の現象の発生を防止し、横搬
送から縦搬送における引継ぎ部を円滑に方向変換して縦
方向に搬送し、小型・軽量でありながら穀粒の搬送作業
能率を高めることができる。また、跳ねあげられた後に
機体17に対し遠い側に送られてきた穀粒は、螺旋9を
囲む縦方向の案内面ロによって縦方向に案内された後、
これに連続する案内面ハによって螺旋3aに接近するよ
う案内されるので、縦搬送の始端部での停滞や詰まりを
起こさず、縦搬送の始端部から搬送方向側への穀粒の搬
送を円滑に行うことができる。 【0010】 【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。まず、その構成について述べる。脱穀機1
0の主要部である扱胴11は、扱口12を有する扱室1
3に内装軸架され、供給されてきた穀稈を脱穀する構成
としている。 【0011】そして、選別装置14は、前記扱室13の
下方に設けられ、従来周知のように、選別風路に揺動選
別棚を揺動自由に吊り下げて、扱室13から落下してき
た被選別物を選別する構成としている。15は排塵選別
機、16は穀稈搬送装置を示す。搬送螺旋軸1は、一端
側を横方向の搬送筒2に設けた軸受装置7の軸受部分7
aに軸受し、また、他端側を機体17に軸受させて、前
記選別装置14の底部に沿わせて横方向に軸装してい
る。該搬送筒2は、正面視において、L状に形成してお
り、縦方向の筒部Aにおいて、機体17に近い側におけ
る受取側の螺旋9を囲む筒部から螺旋3aを囲む筒部に
向かって螺旋3aに接近する案内面イを形成すると共に
機体17に遠い側における螺旋9を囲む筒部を縦方向の
案内面ロとこれに連続し螺旋3aに接近する案内面ハを
形成している。なお、該案内面イは、緩やかな案内部と
これと連続する急な案内部とを形成している。また、案
内面イの緩やかな案内部と螺旋9を囲む筒部の縦方向の
案内面ロとを略同高さに設けている。 【0012】そして、この搬送螺旋軸1の搬送終端部に
は、軸端部の軸受部分7aの外側周辺部を回転範囲とす
る送り羽根8を設けて、搬送終端部に達した穀粒を上方
に跳ね上げ搬送できる構成にしている。そして、前記横
方向の搬送筒2の終端部には、縦方向の搬送筒4の始端
側を一体的に連結して、搬送方向を直角状にしたL型の
搬送通路5を構成している。そして、この搬送筒4の内
部に搬送螺旋軸3を設けている。この搬送螺旋軸3は、
その下端部を前記軸受装置7の軸受部分7bに軸受さ
せ、また、その上端部を搬送筒4の上部に軸受させて構
成している。 【0013】そして、搬送螺旋軸3における軸受装置7
に近い始端側部分には、受取側の螺旋9を設け、この螺
旋9は後続の終端側の搬送螺旋3aよりも径大に構成す
ると共に、螺旋9の螺旋送り角を搬送螺旋3aよりも小
に構成し、下方から送り羽根8によって跳ね上げる状態
で搬送されてきた穀粒を、ふところの広い状態で大径の
螺旋9で確実に受け継がれ、上方へ搬送する構成にして
いる。 【0014】なお、18は搬送羽根を示し、搬送螺旋軸
3の軸受部分7bの外側周辺部分を回転するようにその
搬送螺旋軸3に設けている。そして、搬送螺旋軸1と搬
送螺旋軸3とは、その軸端部の軸受装置7の内側におい
て、傘歯車6、6’によって伝動可能に構成している。
次にその作用について説明する。 【0015】まず、脱穀機10の回転各部を駆動しなが
ら脱穀作業を開始する。穀稈は、穀稈搬送装置16に挾
持されて扱口12から扱室13に供給されて、順次脱穀
処理される。そして、脱穀済の排藁は穀稈搬送装置16
の終端部から機外に排出される。脱粒された穀粒等は、
下方の選別装置14に供給され、選別風と揺動選別棚と
によって選別処理されて、下方の搬送螺旋軸1内に達す
る。そして、穀粒は回転を続けている前記搬送螺旋軸1
によって一側方である機外に向けて搬送されて、搬送筒
2の終端部に達する。 【0016】そこで、穀粒は、終端部分の軸受部分7a
の外周に達すると、回転している送り羽根8によって上
方に持ち上げられるように跳ね上げられて、搬送螺旋軸
3の下部にある受取側の螺旋9の回転圏内まで達して受
け継がれる。そして、この時、穀粒は、螺旋9に達する
と、径大で且つ螺旋送り角が小であるために、確実に受
け継がれて、その螺旋に乗った状態で順次連続的に上方
に搬送されるものである。 【0017】このように、交差した二つの搬送筒2,4
の軸受装置7の近傍で、搬送途中の穀粒を停滞させるこ
とがほとんどなく、円滑に搬送することが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の要部を示す正断面図である。 【図2】本発明の全体の正面図である。 【符号の説明】 1 搬送螺旋軸 2 搬送筒 3 搬送
螺旋軸 3a 搬送螺旋 4 搬送筒 5 搬送
通路 8 送り羽根 9 螺旋

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.穀粒を横方向に搬送する搬送終端部分に、穀粒を上
    方に跳ね上げる送り羽根8を設けてなる搬送螺旋軸1の
    搬送終端側を内装した搬送筒2と、最下端部に位置して
    送り羽根8によって跳ね上げられた穀粒を縦方向に搬送
    する受取側の螺旋9を、搬送螺旋軸1の軸芯よりも上方
    に位置し且つこれに続く螺旋3aに対して螺旋径を大径
    に且つ螺旋送り角を小に構成する搬送螺旋軸3を内装し
    た搬送筒4とを略直角状に配置してL型の搬送通路5を
    構成し、機体の正面視における縦方向に穀粒を案内する
    筒部Aにおいて、機体17に近い側における螺旋9を囲
    む筒部から螺旋3aを囲む筒部に向かって螺旋3aに接
    近する案内面イを形成すると共に機体17に遠い側にお
    ける螺旋9を囲む筒部を縦方向の案内面ロとこれに連続
    し螺旋3aに接近する案内面ハを形成してなる穀粒搬送
    装置。
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JPH05244816A JPH05244816A (ja) 1993-09-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5629017U (ja) * 1979-08-09 1981-03-19
JPS579274U (ja) * 1980-06-19 1982-01-18
JPS5774319U (ja) * 1980-10-24 1982-05-08

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