JP2686520B2 - 不整地走行車両のフートレスト装置 - Google Patents

不整地走行車両のフートレスト装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、サブフートレストを備えた不整地走行車
両のフートレスト装置に係り、特に回動式のサブフート
レストを車両走行時に必ず水平位置に復帰させるに好適
な不整地走行車両のフートレスト装置に関する。
(従来の技術) 不整地走行車両は、例えば操舵できる前輪と左右一対
の後輪とによって支持され、ライダが車体フレーム上部
に配置された鞍乗型シートに跨って棒ハンドルにより前
輪を操舵し、搭載したエンジンを駆動して走行するよう
になっている。この場合ライダは、フレーム下部中央に
配置した左右一対のフートレスト上に足を置いて操縦姿
勢を安定させている。
第5図に示すフートレスト装置1は、フートレスト2
がフートレストブラケット3に固着され、このフートレ
ストブラケット3が取付ボルト4によって車体フレーム
(図示せず)に固定されることにより、車両に取り付け
られる。このようなフートレスト装置1には、フートレ
スト2の例えば車両後方側にサブフートレスト5が取り
付けられて、フートレスト2に載置されたライダの足
が、車両後方へ滑り落ちないよう保護される。
一方、不整地走行車両では、一般にホイールベースが
小さいので、第6図に示すようにフートレスト5に隣接
してキックレバー6が配置される。ライダは、このキッ
クレバー6に足を掛け、これを踏み込んでエンジンを始
動させる。
(発明が解決しようとする課題) この場合、フートレスト2にサブフートレスト5が溶
接等によって固着されていると、第6図の二点鎖線で示
すように、キックレバー6のキック操作時に、キックレ
バー6がこのサブフートレスト5に当ってキックレバー
6のストロークが小さくなり、キック角度が浅くなっ
て、キック始動式エンジンのエンジン始動性が良好に行
なえないおそれがある。
この発明は、上記事情を考慮してなされたものであ
り、サブフートレストを鉛直位置に回動してキック操作
式エンジンのキック始動性を良好にするとともに、車両
走行時にはサブフートレストを鉛直位置から水平位置に
必ず復帰させることができる不整地走行車両のフートレ
スト装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、車両中央下部にキックレバーおよびフー
トブレーキが設置され、このフートブレーキに隣接して
フートレストが配置された不整地走行車両のフートレス
ト装置において、上記フートレストには水平位置から鉛
直位置へ車両上下方向に回動するサブフートレストが軸
支され、上記鉛直位置では上記サブフートレストが前記
キックレバーの回動軌跡から外れるよう設けられるとと
もに、このサブフートレストには当接プレートが取り付
けられ、この当接プレートは、鉛直位置へ向う回動過程
で、前記フートブレーキに固定された係止プレートに当
接してこのフートブレーキを作動させるよう構成された
ものである。
(作用) したがって、この発明に係る不整地走行車両のフート
レスト装置によれば、キック始動時にはサブフートレス
トを鉛直位置へ回動させてキックレバーのキック角度を
深くし、キックストロークを大きくしてキック始動式エ
ンジンのキック始動性を良好にする。
サブフートレストを鉛直位置にしたときには、当接プ
レートが係止プレートを押圧してフートブレーキが作動
しているので、エンジンの始動にも拘らず車両を走行さ
せることができない。車両を走行させるには、サブフー
トレストを水平位置に復帰させて、フートブレーキの作
動を解除させる必要がある。このため、車両走行時に
は、サブフートレストを必ず水平位置に復帰させること
ができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図はこの発明に係る不整地走行車両のフートレス
ト装置の一実施例を示す平面図、第2図は第3図の一実
施例が適用された不整地走行車両を示す斜視図、第1図
は第3図のI-I線に沿う要部断正面図、第4図は第3図
の右側面図である。
第2図に示すように、不整地走行車両11の前方には前
輪12が取り付けられ、この前輪12は棒ハンドル13によっ
て操舵される。また、不整地走行車両11の後部には後輪
14が設けられ、この後輪14は車両前後方向中央部に搭載
されたエンジン15によって回転駆動される。上記前輪12
および後輪14は、それぞれフロントフェンダ16およびリ
アフェンダ17に覆われて、泥跳ねの防止が図られる。
これらのフロントフェンダ16およびリアフェンダ17を
連結するボデーフェンダ18は、車両中央軸線に沿って配
置され、このボデーフェンダ18によって車体フレーム19
およびエンジン15が覆われる。ボデーフェンダ18の車両
前後方向後部には鞍乗型シート20が取り付けられる。ま
た、この不整地走行車両11には、車両前後方向中央下部
にフートレスト装置21が車両左右方向に一対設置され
る。
一方、不整地走行車両11には、第1図、第3図および
第4図に示すように、フートレスト装置21に隣接する車
両中央下部にフートブレーキ22およびキックレバー23が
それぞれ配置される。フートブレーキ22を車両下方へ踏
み込むことにより、後輪14の回転が制動される。また、
車両始動時にキックレバー23を踏み込むことにより、エ
ンジン15が始動される。
さて、フートレスト装置21はフートレスト24、フート
レストブラケット25およびサブフートレスト26を有して
構成される。フートレストブラケット25は、第3図およ
び第4図に示すルように、車体フレーム19のロアチュー
ブ27にフートレスト取付ボス28を介して、取付ボルト29
により固定される。
フートレスト24は、このフートレストブラケット25に
溶接等によって固着され、車両外方へ突出するよう構成
される。このフートレスト24に、ライダの足が載置され
る。上記フートブレーキ22は、フートレスト24の下方を
車両後方から前方へ向って延在して設けられる。また、
キックレバー23は、フートレスト24の斜め後方上部に取
り付けられる。
サブフートレスト26は、第3図に示すように、平面コ
字形状のメインチューブ26Aにブリッジ26Bが掛け渡さ
れ、メインチューブ26Aの両基端部にピボットチューブ2
6Cが固着されて構成される。フートレスト24の先端部に
は、第4図にも示すように、サブフートレスト取付プレ
ート30が溶接等により固着される。これらのサブフート
レスト取付プレート30、ピボットチューブ26Cおよびフ
ートレストブラケット25にピボットボルト31が貫通さ
れ、このピボットボルト31の先端部にナット32が螺装さ
れることにより、サブフートレスト26は車両上下方向に
回動自在に設けられる。
サブフートレスト26の回動範囲は、第1図に示すよう
に、実線で示す水平位置から、二点鎖線で示す鉛直位置
までの範囲である。サブフートレスト26は、水平位置で
はキックレバー23の回動軌跡Mと交わるが、鉛直位置で
はキックレバー23の回動軌跡Mから外れるよう構成され
る。
また、サブフートレスト26のピボットチューブ26Cに
は、車両斜め前方下向きに延びる当接プレート33が取り
付けられる。この当接プレート33の先端部に当接ピン34
が固着される。一方、フートブレーキ22には係止プレー
ト35が固着される。この係止プレート35は、車両左右方
向で水平に当接ピン34の鉛直下方まで延び、その後立ち
上がって立上り部36が形成される。この係止プレート35
の立上り部36には、その車両後方側に第1図に示すピン
係合穴37が形成される。
当接プレート33の当接ピン34は、サブフートレスト26
が鉛直位置へ回動する過程で係止プレート35の立上り部
36に当接し、この立上り部36上を徐々に後方へ移動し、
サブフートレスト26が鉛直位置に至ると、ピン係合穴37
に係合する。当接ピン34が立上り部36に当接し、車両後
方へ移動する過程でフートブレーキ22が作動し始め、当
接ピン34がピン係合穴37に係合したときに、フートブレ
ーキ22が完全に作動するよう構成される。
次に作用効果を説明する。
キックレバー23をキック操作してエンジン15をキック
始動するときには、サブフートレスト26を鉛直位置へ回
動させ、キック操作によってもキックレバー23がサブフ
ートレスト26に当らないようにする。すると、キックレ
バー26のキック角度が深くなり、キックストロークが大
きくなって、エンジン15のキック始動性を良好にするこ
とができる。
サブフートレスト26を鉛直位置にしたときには、当接
プレート33が回動して当接ピン34が係止プレート35のピ
ン係合穴37に係合しているので、フートブレーキ22が作
動し、エンジン15の始動にも拘らず車両を走行させるこ
とができない。車両を走行させるには、サブフートレス
ト26を水平位置に復帰させて当接ピン34とピン係合穴37
との係合状態および当接ピン34と係止プレート35等の当
接状態を解除して、フートブレーキ22の作動を解除する
必要がある。このため、車両走行時には、サブフートレ
スト26を必ず水平位置に復帰させることができ、サブフ
ートレスト26の水平位置への復帰忘れを防止できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る不整地走行車両のフー
トレスト装置によれば、フートレストには水平位置から
鉛直位置へ車両上下方向に回動するサブフートレストが
軸支され、上記鉛直位置では上記サブフートレストがキ
ックレバーの回動軌跡から外れるよう設けられるととも
に、このサブフートレストには当接プレートが取り付け
られ、この当接プレートは、鉛直位置へ向う回動過程
で、フートブレーキに固定された係止プレートに当接し
てこのフートブレーキを作動させるよう構成されたこと
から、キック始動時にはサブフートレストを鉛直位置に
回動させれば、キックレバーのキック角度が深くなり、
キック始動式エンジンのキック始動性を良好にすること
ができる。と同時に、サブフートレスト26の鉛直位置で
は当接プレートによってフートブレーキが作動している
ので、車両走行時にサブフートレストを鉛直位置から水
平位置に必ず復帰させることができ、サブフートレスト
の復帰忘れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のI-I線に沿う要部断正面図、第2図は
この発明に係る不整地走行車両のフートレスト装置の一
実施例が適用された不整地走行車両を示す斜視図、第3
図は第2図のフートレスト装置の一実施例を示す平面
図、第4図は第3図の右側面図、第5図は従来のフート
レスト装置を示す斜視図、第6図は第5図のフートレス
ト装置を示す正面図である。 11……不整地走行車両、21……フートレスト装置、22…
…フートブレーキ、23……キックレバー、24……フート
レスト、26……サブフートレスト、26C……ピボットチ
ューブ、31……ピボットボルト、33……当接プレート、
34……当接ピン、35……係止プレート、37……ピン係合
穴、M……キックレバーの回動軌跡。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両中央下部にキックレバーおよびフート
    ブレーキが設置され、このフートブレーキに隣接してフ
    ートレストが配置された不整地走行車両のフートレスト
    装置において、上記フートレストには水平位置から鉛直
    位置へ車両上下方向に回動するサブフートレストが軸支
    され、上記鉛直位置では上記サブフートレストが前記キ
    ックレバーの回動軌跡から外れるよう設けられるととも
    に、このサブフートレストには当接プレートが取り付け
    られ、この当接プレートは、鉛直位置へ向う回動過程
    で、前記フートブレーキに固定された係止プレートに当
    接してこのフートブレーキを作動させるよう構成された
    ことを特徴とする不整地走行車両のフートレスト装置。
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