JP2685948B2 - 給水および復水ポンプ制御装置 - Google Patents

給水および復水ポンプ制御装置

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JP2685948B2 JP247390A JP247390A JP2685948B2 JP 2685948 B2 JP2685948 B2 JP 2685948B2 JP 247390 A JP247390 A JP 247390A JP 247390 A JP247390 A JP 247390A JP 2685948 B2 JP2685948 B2 JP 2685948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は発電プラントにおける給水加熱器ドレンを復
水系統にポンプアップして注入する給水加熱器ドレンポ
ンプアップ方式に係り、特にポンプトリップ時における
原子炉出力の抑制を回避するのに好適な給水および復水
ポンプ制御装置に関する。
(従来の技術) 事業用発電プラント、特にベースロードを担う大容量
原子力、火力発電プラントの熱効率を向上させること
は、エネルギ消費量の抑制のために緊急に取組むべき重
要な課題である。原子力発電プラントにおける給水加熱
器ドレンポンプアップ方式はこうした要請に応えるため
に提案された有用な考え方の一つであり、実プラントへ
の適用が計画されている。以下、この方式の代表的な例
を図面を参照してする。
第2図において、原子炉1で発生した蒸気は高圧ター
ビン2に導かれ、そこで膨張して仕事を行い、さらに低
圧タービン3に送られる。蒸気はこの低圧タービン3内
でも膨張を遂げて仕事を行い、復水器4に排出される。
これらの各タービン2、3の仕事は発電機5において電
気出力として取出される。復水器4内で蒸気は水によっ
て冷却されて凝縮し、復水として回収される。この復水
は低圧復水ポンプ(以下LPCPと称する)6により抽出さ
れ、さらに高圧復水ポンプ(以下HPCPと称する)7によ
って加圧され、低圧給水加熱器(図示せず)を経て給水
ポンプ(以下RFPと称する)8まで送られる。RFP8(こ
こから復水は給水に名称が変わる)にて原子炉1に送水
可能な圧力まで昇圧された給水は高圧給水加熱器9に送
られる高圧タービン2からの抽気によって加熱されて
後、原子炉1に送水される。
この間、高圧給水加熱器9では給水に熱を与えた高圧
タービン2の抽気が凝縮してドレンとなる。この給水加
熱器ドレンはドレンタンク10に回収され、そこから高圧
給水加熱器ドレンポンプ(以下HPDPと称する)11によっ
て抽出され、RFP8の吸込側に復水として注入される。
なお、第2図に示される系統構成は高圧給水加熱器ド
レンポンプアップ方式を示すものであるが、低圧給水加
熱器内で生じる給水加熱器ドレンをHPCP7の吸込側に復
水として注入する第2図と同様な装置による低圧給水加
熱器ドレンポンプアップ方式が場合により採用される。
また、図の簡略化のためにLPCP6およびHPCP7は1台の
みが示されるが、実際には予備機1台を含めて3台が備
えられ、それぞれ定格流量を100%とすると、35%まで
の流量を担うことができる。このとき、HPDP11は2台で
30%(1台当り15%)相当の復水流量を担うことにな
り、残りの1台は予備機として備えられるものである。
さらに、RFP8は図に示されるように3台(このうち1台
は予備機)が備えられ、タービン駆動(以下T/DRFPと称
する)の常用2台のそれぞれの容量は50%(定格流量10
0%を担う)、モータ駆動(以下M/DRFPと称する)の予
備機1台の容量は25%となっている。
ところで、プラント運転中、復水給水流量を保ってい
るHPCP7、RFP8で吸込圧力の低下が発生することがあ
る。この吸込圧力の低下はHPCP7の場合であれば、LPCP6
の2台のうちの1台がトリップしたときに、RFP8の場合
においては、HPCP7あるいはHPDP11の2台のうちの1台
がトリップしたときに発生し、待機中の予備機が自動的
に起動して吸込圧力の低下を防止するようにしている。
第2図の符号12はこのインタロック回路を組込んでい
る給水および復水ポンプ制御装置を示しており、第3図
にインタロック回路の一例を示している。このインタロ
ック回路は通常運転時にHPDP11が1台トリップした場合
の台数合わせに用いられるものである。すなわち、LPC
P、HPCP、T/D、RFP運転台数信号はそれぞれ第1の判定
部を構成する判定回路13、14、15に入力され、2台が正
常であるか否かが判定される。2台共正常であるとき、
判定回路13、14、15はアンド回路16に2台正常信号をそ
れぞれ出力する。一方、HPDP11の運転台数が2台から1
台になると、第2の判定部を構成する判定回路17により
1台正常と判定される。アンド回路18は判定回路17が出
力する1台正常信号と、アンド回路16からの2台正常信
号との論理積からT/DRFP8の1台をトリップさせ、M/DRF
P8を立上げさせる。
(発明が解決しようとする課題) 先に述べたようにT/DRFP8とM/DRFP8の容量は前者50%
に対して、後者は半分の25%である。T/DRFP8を1台ト
リップさせ、かつM/DRFP8を自動起動させるとすれば、
給水流量は75%しか確保されないことになる。この場
合、原子炉1の水位低下によってスクラムが起こらない
ようにするには原子炉出力について定格出力の75%相当
以下に下げる必要がある。しかし、HPDP11の容量が1台
当り15%相当であることを考えると、1台がトリップし
たとしてもHPDP11の予備機が直ちに立上がれば、T/DRFP
8の吸込圧力の低下はそれ程大きくなく、この場合はT/D
RFP8を1台トリップさせることに伴なう原子炉出力の調
節を免れることも可能である。
したがって、本発明の目的は1台のHPDPのトリップで
直ちにT/DRFPをトリップさせることなく、原子炉出力を
継続して維持させるようにした給水および復水ポンプ制
御装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明による給水および復水ポンプ制御装置は、検出
された低圧復水ポンプ運転台数信号、高圧復水ポンプ運
転台数信号およびタービン駆動給水ポンプ運転台数信号
に基づいてこのポンプの運転台数を判定する第1の判定
部と、検出された高圧給水加熱器ドレンポンプ運転台数
信号に基づいてこのポンプの運転台数を判定する第2の
判定部と、この第2の判定部から出力される高圧給水加
熱器ドレンポンプ1台正常信号を受けてこのポンプの予
備機を立上げるために必要な時間を留保する遅延要素
と、前記第1の判定部から入力される低圧復水ポンプ2
台正常信号、高圧復水ポンプ2台正常信号およびタービ
ン駆動給水ポンプ2台正常信号ならびに前記第2の判定
部から入力される高圧給水加熱器ドレンポンプ予備機の
始動信号を受けて、前記タービン駆動給水ポンプの継続
運転信号を出力する論理判断部とを有することを特徴と
するものである。
(作用) 給水加熱器ドレンポンプ1台正常信号は遅延要素によ
り決められた時間留保されて後、論理判断部に対して出
力される。この留保時間内に予備機として備えられる給
水加熱器ドレンポンプが立上がり、復水、給水流量が確
保されたならば、高圧復水ポンプおよび/またはタービ
ン駆動給水ポンプはトリップさせず、そのまま運転を続
ける。一方、予備機の始動が留保時間に間に合わず、吸
込圧力が低下すれば、給水加熱器ドレンポンプ1台正常
信号は論理判断部に出力され、タービン駆動給水ポンプ
トリップ信号およびモータ駆動給水ポンプ自動起動信号
の双方が出力される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図を参照して説明す
る。給水および復水ポンプ制御装置12に入力されるLPC
P、HPCP、T/DRFP運転台数信号は判定回路13、14、15で
2台共正常であるか、否かが判定され、それぞれ2台正
常信号として取出される。一方、HPDP運転台数信号は判
定回路17にて1台が正常であるか、否かが判定される
が、判定回路17の出力する1台正常信号はタイマ19に入
力され、決められた時間出力が留保される。アンド回路
18はタイマ19から入力されるHPDP1台正常信号とアンド
回路16の出力であるLPCP、HPCP、T/DRFP2台正常信号と
の論理積からT/DRFP1台トリップ信号およびM/DRFP自動
起動信号をそれぞれ出力する。
次に、作用を説明する。
通常運転時、HPDP11の1台がトリップすると、判定回
路17から1台正常信号がタイマ19に出力される。タイマ
19には予め決められた時間が与えられており、カウント
が始まる。このカウントが続く間に、すなわち決められ
た時間内に予備機として備えられるHPDP11が立上がれ
ば、アンド回路18の論理積は成立せず、T/DRFP1台トリ
ッブ信号が出力されないためにT/DRFP8は運転を継続す
る。一方、予め決められた時間内に予備機が立上がらな
いと、タイマ19のカウントが終了し、アンド回路18の論
理積が成立する。このため、T/DRFP1台トリップ信号お
よびM/DRFP自動起動信号が出力され、T/DRFP8の1台が
トリップさせられると共に、M/DRFP8が立上がる。
かくして、HPDPの1台がトリップした直後にHPDP11の
予備機の立上がりが円滑に行われたときにはT/DRFP8は
トリップされず、運転が続けられる。これにより原子炉
1の水位低下は防止され、定格出力を引続き保つことが
可能である。
なお、上記実施例は高圧給水加熱器ドレンポンプアッ
プ方式への適用として説明されるものであるが、低圧給
水加熱器ドレンポンプアップ方式にも次のように単独に
あるいは上記実施例と組合わせて適用される。すなわ
ち、低圧給水加熱器ドレンポンプの1台がトリップし、
その予備機が立上がってT/DRFP8の吸込圧力の低下を最
小限に抑えられるときには、T/DRFP8の1台をトリップ
させず、引続き運転を行うようにすることが可能であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明による給水および復水ポン
プ制御装置は、給水加熱器ドレンポンプ1台正常信号を
決められた時間留保する遅延要素を設けているから、HP
DPの予備機が円滑に始動する限りにおいて、HPCPおよび
/またはT/DRFPはトリップされず、そのまま運転が継続
される。
したがって、本発明によれば、無用な原子力出力の抑
制を回避することができ、原子炉の高出力が維持される
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による給水および復水ポンプ制御装置の
一実施例を示すブロック図、第2図は従来の給水加熱器
ドレンポンプアップ方式を用いた発電プラントの主要な
構成を示す系統図、第3図は従来の制御装置を示すブロ
ック図である。 6……LPCP 7……HPCP 8……T/DRFP、M/DRFP 11……HPDP 12……給水復水ポンプ制御装置 13、14、15、17……判定回路 16、18……アンド回路 19……タイマ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出された低圧復水ポンプ運転台数信号、
    高圧復水ポンプ運転台数信号およびタービン駆動給水ポ
    ンプ運転台数信号に基づいてこのポンプの運転台数を判
    定する第1の判定部と、検出された高圧給水加熱器ドレ
    ンポンプ運転台数信号に基づいてこのポンプの運転台数
    を判定する第2の判定部と、この第2の判定部から出力
    される高圧給水加熱器ドレンポンプ1台正常信号を受け
    てこのポンプの予備機を立上げるために必要な時間を留
    保する遅延要素と、前記第1の判定部から入力される低
    圧復水ポンプ2台正常信号、高圧復水ポンプ2台正常信
    号およびタービン駆動給水ポンプ2台正常信号ならびに
    前記第2の判定部から入力される高圧給水加熱器ドレン
    ポンプ予備機の始動信号を受けて、前記タービン駆動給
    水ポンプの継続運転信号を出力する論理判断部とを有す
    ることを特徴とする給水および復水ポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】検出された低圧復水ポンプ運転台数信号、
    高圧復水ポンプ運転台数信号およびタービン駆動給水ポ
    ンプ運転台数信号に基づいてこのポンプの運転台数を判
    定する第1の判定部と、検出された低圧給水加熱器ドレ
    ンポンプ運転台数信号に基づいてこのポンプの運転台数
    を判定する第2の判定部と、この第2の判定部から出力
    される低圧給水加熱器ドレンポンプ1台正常信号を受け
    てこのポンプの予備機を立上げるために必要な時間を留
    保する遅延要素と、前記第1の判定部から入力される低
    圧復水ポンプ2台正常信号、高圧復水ポンプ2台正常信
    号およびタービン駆動給水ポンプ2台正常信号ならびに
    前記第2の判定部から入力される低圧給水加熱器ドレン
    ポンプ予備機の始動信号を受けて、前記タービン駆動給
    水ポンプの継続運転信号を出力する論理判断部とを有す
    ることを特徴とする給水および復水ポンプ制御装置。
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