JP2683576B2 - アーク溶接用のシールド - Google Patents

アーク溶接用のシールド

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JP2683576B2
JP2683576B2 JP6223673A JP22367394A JP2683576B2 JP 2683576 B2 JP2683576 B2 JP 2683576B2 JP 6223673 A JP6223673 A JP 6223673A JP 22367394 A JP22367394 A JP 22367394A JP 2683576 B2 JP2683576 B2 JP 2683576B2
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lower shield
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忠泰 竹原
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忠泰 竹原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接用のシール
ドに関し、更に詳しくは、アーク溶接時に発生するアー
クの高温及びアーク熱で分解した有害ガス等から作業者
の顔面及び頭部を保護するのに使用されるアーク溶接用
のシールドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種アーク溶接時に使用するシ
ールドとしては、図3(イ)に示すように、作業者が手
で直接把持する把持棒35が取り付けられ、且つ窓部の
設けられたハンドルシールド31や、同図(ロ)、
(ハ)に示すようにヘルメット32又はカブリ面34に
着脱自在に取付けられ、且つ窓部の設けられたフェイス
シールド33が使用されてなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のハンドルシールド31においては、作業者の顔面及
び頭部への着脱は容易に行えるものの、溶接時に一方の
手で把持棒35を把持し、他方の手で溶接用電極ホルダ
ーを把持するために、例えば高所で溶接作業をする場合
は非常に不安定な状態で作業しなければならず危険であ
る。また、フェイスシールド33においては、ハンドル
シールド31とは逆にヘルメット32又はカブリ面34
に直接取り付けられてなるために両手を使用して容易に
溶接作業を行うことができるが、溶接状況の確認又は不
使用時はそのつどフェイスシールド33をヘルメット3
2又はカブリ面34より取り外さなければならずその着
脱が容易に行えないために、作業者は安全で、且つ快適
な状態で溶接作業を行うことができないという問題点が
あった。
【0004】そこで、前記フェイスシールドの問題点を
解決する手段として、フェイスシールドをヘルメット又
はカブリ面に回動自在に軸支し、溶接状況の確認又は不
使用時においてはフェイスシールドを上方に回動すべく
構成することも考えられるが、アーク溶接を行う際は、
有毒なガス等が発生するために弁機構が設けられた保護
マスクを使用しなければならず、このため該保護マスク
がフェイスシールドの裏面を押圧した状態となり前記フ
ェイスシールドをスムーズに回動することができず結局
のところ問題点を解決するには至らなかった。
【0005】また、不使用時は、シールドを地面に直接
置くために作業者の不注意や運搬する鉄骨等の鋼材の衝
突によりシールドが破損又は変形することが多く、その
つど新しいシールドを補充する必要上コストがかかると
いう欠点があった。
【0006】それ故に、本発明は、上記問題点に鑑みて
発明されたもので、溶接時に顔面の保護及び溶接状況の
確認、溶接作業終了時の顔面の開放を容易に行うこと
で、作業者が、安全、且つ快適な状態で溶接作業を行う
ことのできるアーク溶接用のシールドを提供することを
課題とする。
【0007】また、不使用時には、破損又は変形等する
ことなく収納することができ、且つコストのかからない
アーク溶接用のシールドを提供することを課題とする。
【0008】本発明はこのような課題を解決する手段と
して請求項1記載のアーク溶接用シールドは、防塵、防
ガス用のマスク11が装着される顔面を保護すべく、ヘ
ルメット等の頭部装着体5に取り付けられ、且つ窓部8
が設けられたアーク溶接用のシールドにおいて、シール
ド本体1は、マスク11を保護する下部シールド2と、
目を保護し、且つ前記窓部8が設けられた上部シールド
3とからなり、しかも該上部シールド3は、顔面を開放
すべく頭部装着体5に回動自在に軸支され、また下部シ
ールド2は上部シールド3、或いは頭部装着体5に回動
自在に軸支されていることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2記載のアーク溶接用のシー
ルドは、下部シールド2の軸支部分には、該下部シール
ド2がマスク11を保護する位置で下部シールド2の回
動を阻止するストッパー体22が設けられていることに
ある。
【0010】
【作用】上記請求項1記載のアーク溶接用シールドを使
用する際は、ヘルメット等の頭部装着体5に取り付けら
れたシールド本体1を構成するマスク11を保護する下
部シールド2と、目を保護し、且つ窓部8が設けられた
上部シールド3とを回動して顔面を保護してアーク溶接
を行い、また不使用時は、下部シールド2及び上部シー
ルド3を回動して溶接の確認及び顔面を開放することが
できる。
【0011】また、請求項2記載のように、使用時には
マスク11を保護する位置で下部シールド2を回動して
ストッパー体22で回動を阻止して後、上部シールド3
を回動して顔面を保護し、不使用時には上部シールド3
を頭部装着体5側に回動して後、ストッパー体22を解
除して下部シールド2を頭部装着体5側に回動すること
で顔面を開放する。
【0012】
【実施例】以下、本発明のアーク溶接用シールドの一実
施例を図面に従って説明する。
【0013】図1において、1は頭部装着体としてのヘ
ルメット5に回動自在に取り付けられ、全体が略半円筒
状に形成された下部シールド2と、該下部シールド2の
上端側に下端側を外嵌すべく全体が略半月状で前記下部
シールド2より拡径に形成された上部シールド3とから
なるシールド本体で、該シールド本体1は硬質の耐火及
び耐熱性の紙ファイバー材で構成されている。
【0014】4は一端側を前記上部シールド3の左右両
側に固定した棒状の支持体4aと、該支持体4aの他端
側に回動自在に軸支した断面視略U字状の嵌入部を有す
る取付体4bとからなる一対の止具で、該止具4の嵌入
部を頭部装着体としての作業用ヘルメット5の下端側に
嵌入することで前記上部シールド3をヘルメット5に対
して回動自在に移動することができる。この際、下部シ
ールド2は上部シールド3の取付体4bに支持部2aを
介して回動自在に軸支されている。従って、不使用時に
はヘルメット5側に回動して上部シールド3と一体的に
収納すべく構成されている。8は前記上部シールド3に
設けられた窓部で、該窓部8には遮光用レンズが装着さ
れている。
【0015】上記アーク溶接用シールドを使用する場合
は、上部シールド3と下部シールド2とで顔面を保護し
た後、アーク溶接用の電極ホルダーを溶接用手袋で把持
してアーク溶接を行うことができ、作業者はつねに安全
に、好適な状態でアーク溶接作業を行うことができる。
【0016】しかも両手がフリーの状態でアーク溶接を
行うことができるので、常に安全に作業できる。
【0017】次に、溶接状況を確認する際は、上部シー
ルド3のみをヘルメット5側に回動して確認することが
できる。そして、作業終了後は、上部シールド3及び下
部シールド2をヘルメット5側に回動してコンパクトに
収納し、他の作業を行うことができる。
【0018】尚、図2(イ)に示すように、一端側をヘ
ルメット5に、他端側を下部シールド2に着脱自在に連
結したストッパー体22を設けることで、使用時は該ス
トッパー体22の一端側を下部シールド2に連結するこ
とで下部シールドの回動を所定の位置で(マスクを保護
する位置)で阻止し、上部シールド3のみを回動して使
用し、不使用時は前記ストッパー22の一端側を前記下
部シールド2の一端側より離脱して下部シールド2をヘ
ルメット側に回動すべく構成することも可能である。
また、同図(ロ)に示すように、下部シールド2に長孔
22aを形成しストッパー体22の他端側を該長孔22
aに沿ってスライドすべく構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項に記載のアーク溶接
用シールドは、上部シールドを回動して下部シールドと
上部シールドとで顔面を保護して使用することができ、
従来のハンドシールド等に比し、作業者が安全に且つ快
適な状態で溶接作業を行うことができ、しかも下部シー
ルドを上部シールド或は頭部装着体に回動自在にもうけ
ることにより、使用時は、下部シールドをマスク側に回
動して呼吸器系を保護し、不使用時は上部シールド側に
回動して顔面を開放することができるので、その取扱が
容易であるとともに、不使用時は場所をとることなくコ
ンパクトに収納することができるという利点がある。
【0020】さらに、下部シールドの軸支部分にストッ
パー体を設けることで、使用時にマスク部分を保護する
位置で下部シールドの回動を阻止して作業を行い、不使
用時に該阻止を解除して上方に回動して顔面を開放する
ことができるので、その取扱が容易で、且つ安全な状態
で作業することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアーク溶接用シールドを示す側面図。
【図2】ストッパー体を示し(イ)は断面図、(ロ)は
側面図。
【図3】(イ)、(ロ)、(ハ)は従来例を示す側面
図。
【符号の説明】
1…シールド本体 2…下部シールド 3…上部シールド 5…頭部装着体 22…ストッパー体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防塵、防ガス用のマスク(11)が装着
    される顔面を保護すべく、ヘルメット等の頭部装着体
    (5)に取り付けられ、且つ窓部(8)が設けられたア
    ーク溶接用のシールドにおいて、シールド本体(1)
    は、マスク(11)を保護する下部シールド(2)と、
    目を保護し、且つ前記窓部(8)が設けられた上部シー
    ルド(3)とからなり、しかも該上部シールド(3)
    は、顔面を開放すべく頭部装着体(5)に回動自在に軸
    支され、また下部シールド(2)は上部シールド
    (3)、或いは頭部装着体(5)に回動自在に軸支され
    ていることを特徴とするアーク溶接用のシールド。
  2. 【請求項2】 前記下部シールド(2)の軸支部分に
    は、該下部シールド(2)がマスク(11)を保護する
    位置で下部シールド(2)の回動を阻止するストッパー
    体(22)が設けられている請求項1記載のアーク溶接
    のシールド。
JP6223673A 1994-06-08 1994-09-19 アーク溶接用のシールド Expired - Lifetime JP2683576B2 (ja)

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JPH0852574A (ja) 1996-02-27

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