JPH1190638A - 溶接用作業手元の保護装置 - Google Patents

溶接用作業手元の保護装置

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JPH1190638A
JPH1190638A JP27223597A JP27223597A JPH1190638A JP H1190638 A JPH1190638 A JP H1190638A JP 27223597 A JP27223597 A JP 27223597A JP 27223597 A JP27223597 A JP 27223597A JP H1190638 A JPH1190638 A JP H1190638A
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arc
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JP27223597A
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Shuichi Koseki
修一 古関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下するアーク火花による顔面や手指等の火
傷を防止しながらアーク溶接作業を片手で容易に行な
え、例えば高所溶接現場での作業中の転落事故等を未然
に防止し、簡単に使用できるようにする。 【解決手段】 電極部となるアーク溶接用芯棒Pを先端
側で保持するアーク芯棒用のホルダー具1の先端側に、
アーク火花に対する有効遮蔽面積を有する透視可能な遮
蔽板11を着脱自在な固定手段21を介して任意の傾斜
角度αで付設する。遮蔽板11は、種々な面形状の遮蔽
区域を形成する着色ガラス製板または着色合成樹脂製板
等によるものとする。遮蔽板11には、ホルダー具1先
端に挿通する孔状の開口部12を設け、該開口部12の
外縁に磁気的付着部14を設ける一方、固定手段21に
マグネット板26を付設し、該マグネット板26に対し
磁気的付着部14が磁気的に付着することにより遮蔽板
11をホルダー具1先端に保持固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク溶接時に使
用するアーク溶接用芯棒を保持するためのホルダー具に
おいて、溶接中に生じる閃光、火花等から眼、顔面等を
保護し、またホルダーを握持する手等を簡単に保護でき
るようにした溶接用作業手元の保護装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、建築施工現場等の各種の工事施工
現場での鉄材、鋼材等の溶接作業時において行なわれる
アーク溶接は、アーク溶接用芯棒を保持させて使用する
ホルダー具側をアーク溶接用芯棒と共に一方の電極側と
し、被溶接箇所をアーク溶接用芯棒に対して大きな電位
差を有する他方の電極側とし、アーク溶接用芯棒を被溶
接箇所に近接させることで両部位にアーク放電を発生さ
せて溶融溶接させるのである。このとき作業者は、例え
ば仰姿勢で溶接作業を行なう場合では、落下するアーク
火花が直接顔面や手指等に降り掛かかって火傷を負わな
いように保護マスクや皮手袋等を装用するのであり、例
えば左手で保護マスクを持って顔面に当てながら、右手
でホルダー具を所持して作業するのであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、例えば左手で保護マスクを顔面に当てなが
ら、右手でホルダー具を所持して作業するときには両手
が塞がってしまい、他に何等の支えも無い場合には、例
えば高所現場での作業に際し、誤って転落事故を起こし
てしまう等の危険性を伴うものであった。また、簡単な
ほんの少しを溶接するにもいちいち皮手袋や保護マスク
を装備する等の重装備をしなければならず大変面倒でも
あった。さらに、右手に皮手袋等を装用するために右手
自体が嵩張ってしまいホルダー具を把持し難くなるため
に作業に対し弊害が生じる等の問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、従来のように保護マ
スクや皮手袋等を装用する必要性を無くし、落下するア
ーク火花による顔面や手指等の火傷を防止しながらアー
ク溶接作業が片手だけでもって容易に行なえるようにす
ることで例えば高所溶接現場での作業中の転落事故等を
未然に防止するようにし、また面倒な重装備をしなくて
も身軽に作業が行なえるようにした溶接用作業手元の保
護装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、電極部となるアーク溶接用芯
棒Pを先端側で保持するアーク芯棒用のホルダー具1先
端側にアーク火花に対する有効遮蔽面積を有する透視可
能な遮蔽板11を着脱自在な固定手段21を介して任意
の傾倒角度αで付設したものとしてある。また、遮蔽板
11は、円形、長円形、楕円形、矩形等の遮蔽区域を形
成する着色ガラス製板または着色合成樹脂製板等による
ものとすることができる。そして、固定手段21には、
マグネット板26が装着されていて、前記遮蔽板11に
は、ホルダー具1先端を挿通させて前方側へ突出させる
挿通装着部(12,13)を設け且つマグネット板26
を介して固定手段21に対し磁気的に付着させる着磁可
能な鉄片またはスチール片等の磁気的付着部14を挿通
装着部(12,13)の外縁に固着して構成することが
できる。あるいは、固定手段21には、二又アーム状の
挟着片部41が装着されていて、前記遮蔽板11には、
ホルダー具1先端に挿通させる挿通装着部(12,1
3)を設け、該挿通装着部(12,13)の外縁を挟着
片部41に差し込むことにより遮蔽板11が固定手段2
1に対し着脱可能に装着されるものとして構成すること
ができる。また、固定手段21は、面ファスナー、締結
ベルト、ゴムバンド等によりホルダー具1先端側に取り
付けられるものとすることができる。さらに、ホルダー
具1先端には、後方になるにつれて次第に拡開する形状
を呈するホルダーカバー体31の縮径開口側を前記固定
手段21を介して固定することで、該ホルダーカバー体
31によってホルダー具1の把持部2側を包覆させてあ
るものとして構成することができる。このとき、ホルダ
ーカバー体31の外周壁面には、アーク火花落下防止用
の複数の火花防止板32を配装して構成することができ
る。そして、ホルダーカバー体31の後部側には、該ホ
ルダーカバー体31によって内覆される把持部2に対し
ホルダーカバー体31を固定する押さえバー33を着脱
可能に装着させてあるものとすることができる。
【0006】以上のように構成された本発明に係る溶接
用作業手元の保護装置において、固定手段21を介して
ホルダー具1先端側に装着された遮蔽板11は、例えば
仰姿勢での溶接作業の場合において頭上に降り掛かるア
ーク火花を遮蔽させ、アーク火花、閃光等から作業者の
眼、顔面、手等を保護させ、しかも、片手だけでもって
ホルダー具1を持ちながら遮蔽板11を通して溶接作業
を行なわせる。このとき、円形、長円形、楕円形、矩形
等の遮蔽区域を形成する着色ガラス製板または着色合成
樹脂製板等による遮蔽板11は、アークの眩しい閃光か
ら作業者の眼を保護させる。また、固定手段21は、遮
蔽板11を磁気的に付着させるか、または遮蔽板11の
挿通装着部(12,13)を挟着片部41に差し込むこ
とにより固定させ、遮蔽板11をホルダー具1の先端側
へ着脱自在に且つワンタッチで取り付けさせる。そし
て、面ファスナー、締結ベルト、ゴムバンド等によりホ
ルダー具1先端側に取り付けられる固定手段21は、遮
蔽板11の不要時には固定手段21自体を取り外すこと
で、ホルダー具1単体のみの状態に復原させる。さら
に、ホルダーカバー体31は、把持部2を把持している
作業者の片手をアーク火花から保護させると共に、火花
防止板32によりアーク火花を受け止めさせ、落下させ
ず、作業者の顔面や手を保護させる。また、押さえバー
33は、ホルダーカバー体31内でホルダー具1の把持
部2側を固定させ、該ホルダーカバー体31の固定手段
21を支点とした把持部2に対する揺動等を防止させ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図1乃至図4において示される
第1の実施の形態における符号1は、例えば建築施工現
場等の各種の工事施工現場での鉄材、鋼材等の溶接時に
おいて、金属棒に溶接材を被覆させたアーク溶接用芯棒
Pを保持させるホルダー具である。該ホルダー具1をア
ーク溶接用芯棒Pと共に一方の電極側とし、被溶接箇所
をアーク溶接用芯棒Pに対して大きな電位差を有する他
方の電極側とすることにより、両電極を近接させてアー
ク放電を生じさせることにより溶接を行なえるようにな
っている。また、該ホルダー具1は、図1に示すよう
に、圧縮レバー3を作業者の手の握力で把持部2側へ圧
縮させることにより、電気ケーブル4を介して外部電極
側に導通させてある先端側の歯状の挟着部5に、一方の
電極部となるアーク溶接用芯棒Pの末端側の金属露出部
を導通保持させるものである。
【0008】そして、該ホルダー具1先端側には、図2
に示すようなアーク火花に対する有効遮蔽面積を有し、
例えば円形、長円形、楕円形、矩形等の遮蔽区域を形成
する透視可能な着色ガラス製板または着色合成樹脂製板
等による例えば作業者の眼をアーク閃光等から保護する
ために暗黒色とした平面状あるいは曲面状の遮蔽板11
を付設してある。該遮蔽板11自体は、ホルダー具1先
端に取り付けられる着脱自在な固定手段21を介して傾
倒角度αが例えば60度程度で任意に調整可能となるよ
うにホルダー具1先端に配置される。
【0009】前記した固定手段21は、面ファスナー、
締結ベルト、ゴムバンド等によりホルダー具1先端側に
取り付けられるものとすることができ、例えば図3に示
すように、締結ベルト構造とする場合には、環状の金属
製等のベルト材22を切断して該切断箇所の両先端を鍔
状に外方へ突出させて対向するようにして一対の止着部
23を設け、該止着部23を接合させてネジ部材24等
で締結固定するようにしてある。そして、ベルト材22
の側面にはアーム部25を介して例えば矩形平面状の磁
性体材料によるマグネット板26を付設してある。この
とき、図1に示すように、アーム部25はホルダー具1
に対し鉛直線からの傾倒角度がαとなるように設定して
ある。さらに、この傾倒角度αを任意の調節角度に設定
変更できるように例えば図示を省略したクリックストッ
パー機構等による仮固定手段等を介してベルト材22に
対して回動可能となるように構成しても良い。
【0010】また、固定手段21として例えば面ファス
ナーを使用した場合には、図4に示すように、帯状の巻
着材51の両端に夫々雄雌のファスナー部材52A,5
2Bを設け、巻着材51をホルダー具1先端に巻き込ん
でから雄雌ファスナー部材52A,52B同士を接合付
着させるものとしてある。
【0011】一方、前記遮蔽板11には、図3に示すよ
うに、ホルダー具1先端に挿通させるための挿通装着部
として例えば孔状の開口部12を設け、前記マグネット
板26を介して固定手段21に対し磁気的に付着させる
ように着磁可能な鉄片またはスチール片等の磁気的付着
部14を開口部12の外縁に固設してある。
【0012】あるいは、前記遮蔽板11には、後述する
第2の実施の形態での図5に示すような遮蔽板11の縁
部から内面側へ向けて溝状の切欠凹部13を設け、前記
マグネット板26を介して固定手段21に対し磁気的に
付着させるように着磁可能な鉄片またはスチール片等の
磁気的付着部14を切欠凹部13の外縁に固設するよう
にしても良い。
【0013】次に、本発明に係る上述した第1の実施の
形態の使用の一例を説明するに、本発明に係る溶接用作
業手元の保護装置においては、例えば図3に示すよう
に、先ずホルダー具1の先端に固定手段21であるベル
ト材22を装着し、止着部23を接合させてネジ部材2
4等で締結固定する。あるいは、他の固定手段21であ
る巻着材51をホルダー具1先端に巻き込んでから雄雌
ファスナー部材52A,52B同士を接合付着させて固
定する。そして、固定手段21のマグネット板26に遮
蔽板11の磁気的付着部14を磁気引力により付着させ
ることで遮蔽板11をホルダー具1先端に装着させれば
良い。このようにして、遮蔽板11により、例えば仰姿
勢での溶接作業の場合において、作業者の頭上に降り掛
かるアーク火花を遮蔽し、アーク火花から作業者の顔面
や手を保護し、片手だけでホルダー具1を持ちながら遮
蔽板11を通して溶接作業を行なうのである。
【0014】また、図5には第2の実施の形態が示され
ており、第1の実施の形態を示した図1乃至図4と同一
の構成部分については同一の符号が付されることでその
詳細な説明は省略されている。この第2の実施の形態に
あっては、前記固定手段21の環状の金属製等のベルト
材22の側面側には、アーム部25を介して対向面に挟
着突起部41Aを有するよう、ホルダー具1の前後に沿
って分岐された二又アーム状の挟着片部41を付設させ
てあり、該挟着片部41に遮蔽板11の縁部から内面側
へ向けて形成した溝状の切欠凹部13の外縁をホルダー
具1の側方から差し込み挟むことにより遮蔽板11が固
定手段21に対し着脱可能となるように装着されるもの
としてある。
【0015】また、図6、図7には第3の実施の形態が
示されており、第1の実施の形態を示した図1乃至図4
と同一の構成部分については同一の符号が付されること
でその詳細な説明は省略されている。すなわち、この第
3の実施の形態にあっては、図6に示すように、前記固
定手段21によってホルダー具1に取り付けられる遮蔽
板11に加えて、ホルダー具1先端に、後方になるにつ
れて次第に拡開するラッパ形状を呈する略袋状のホルダ
ーカバー体31の縮径開口側を前記固定手段21でもっ
て挟着固定することで、該ホルダーカバー体31によっ
てホルダー具1の把持部2を圧縮レバー3と共に包覆さ
せてあり、把持部2を把持している作業者の手、腕等を
アーク火花から保護できるようにしてある。また、ホル
ダーカバー体31の外周壁面には、例えばドーナツ板状
のアーク火花落下防止用の複数の火花防止板32が例え
ばホルダーカバー体31に適等間隔毎に嵌め合わせ固定
することでアーク火花から作業者の腕、肩、顔面等を保
護できるようにしてある。尚、図示にあっては該火花防
止板32は前方へ向けて湾曲させた形状のものとしてあ
るも、図示を省略したが平板状にすることでも差し支え
なく、また、ホルダーカバー体31の外壁面に放射状、
段状、周回状、螺旋状等の配列形態で設けることもでき
る。
【0016】さらに、図7に示すように、ホルダーカバ
ー体31の後部側には、該ホルダーカバー体31によっ
て内覆される把持部2に対してホルダーカバー体31が
揺動したり、またはホルダーカバー体31が抜脱したり
することのないようにしっかりと固定するための押さえ
バー33を着脱可能となるように装着させてある。した
がって、ホルダー具1の使用の際にはホルダーカバー体
31内部において装着されている押さえバー33の略中
央部を把持部2と共に手で握りながら作業を行なうか、
あるいは把持部2に押さえバー33の略中央部を予め縛
り付けて固定しておいてから把持部2を手で握って作業
を行なうのである。
【0017】尚、以上説明した第3の実施の形態ではホ
ルダーカバー体31を前記固定手段21とは別個に構成
してあるが、その他の構成として図示を省略したがホル
ダーカバー体31と固定手段21とを一体にして構成す
ることも可能であり、その構成に基づく作用効果は上記
実施の形態と略同じなのでその説明を省略する。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、各種の工事
施工現場におけるアーク溶接作業に際し、従来のように
保護マスクや皮手袋等を装用する必要が無くなるのであ
り、それらを使用しなくても落下するアーク火花による
顔面や手指等の火傷を防止しながらアーク溶接作業が片
手だけでもって容易に行なうことができ、例えば空いて
いる他方の手で保護柵等を掴めるから例えば高所溶接現
場での作業中の転落事故等を未然に防止することができ
ると共に、僅かな部分の溶接でもいちいち重装備ともな
らずに簡単にアーク溶接作業を行なえるのである。
【0019】また、固定手段21を介してホルダー具1
先端側に装着された透視可能な遮蔽板11は、仰姿勢で
の溶接作業の場合において頭上に降り掛かるアーク火花
を遮蔽するので、アーク溶接箇所を遮蔽板11を透視し
て直接に視認しながらもアーク火花から作業者の顔面や
手を保護して火傷を未然に防止することができる。しか
も、片手だけでもってホルダー具1を持ちながらの遮蔽
板11を通しての溶接作業を容易に行なうことができる
ため、従来のように両手が塞がってしまうようなことが
なくなり、例えば高層建築物や高所工事現場等の高所で
の溶接作業を安全に行なうことができる。
【0020】このとき、遮蔽板11は、円形、長円形、
楕円形、矩形等の遮蔽区域を形成する着色ガラス製板ま
たは着色合成樹脂製板等によるので、アークの眩しい閃
光から作業者の眼を保護することができ、長時間の溶接
作業を安全且つ容易に行なうことができる。しかも、該
遮蔽板11は、固定手段21を介してホルダー具1に付
設されるから、溶接作業時にはホルダー具1を持つだけ
でよく、従来のように他方の手で眼を保護するための保
護マスクを持つ必要がなく、作業を簡易に行なうことが
できる。
【0021】さらに、固定手段21は、遮蔽板11を磁
気的に付着させるか、または遮蔽板11の孔状の開口部
12、溝状の切欠凹部13等の挿通装着部を挟着片部4
1に差し込むことにより固定させるので、遮蔽板11を
ホルダー具1先端側へワンタッチに取り付けることがで
き且つ脱去も容易に行なえる。
【0022】そして、固定手段21は、面ファスナー、
締結ベルト、ゴムバンド等によりホルダー具1先端側に
取り付けられるものとしてあるので、遮蔽板11の不要
時には固定手段21自体を取り外すことができ、ホルダ
ー具1単体のみの状態に容易に復原させることができ
る。
【0023】また、ホルダーカバー体31は、把持部2
を把持している作業者の片手をアーク火花から保護する
ことができ、従来のように片手に分厚い手袋を装着させ
る必要がなくなるため作業が容易となると共に、ホルダ
ーカバー体31の外周壁面に配装した火花防止板32に
より作業者の腕から顔面にかけてをアーク火花から保護
することができる。
【0024】さらに、押さえバー33によりホルダーカ
バー体31内でホルダー具1の把持部2を固定させるこ
とで、該ホルダーカバー体31の固定手段21の廻りの
把持部2に対する揺動等を防止し、ホルダーカバー体3
1を安定保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における使用状態の
一部切欠側面図である。
【図2】同じく使用状態の正面図である。
【図3】同じく分解斜視図である。
【図4】同じく固定手段の他例を示す使用状態の斜視図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における遮蔽板の使
用状態の斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における一部切欠側
面図である。
【図7】同じく背面斜視図である。
【符号の説明】
1…ホルダー具 2…把持部 3…圧縮レバー 4…電気ケーブ
ル 5…挟着部 11…遮蔽板 12…開口部 13…切欠凹部 14…磁気的付
着部 21…固定手段 22…ベルト材 23…止着部 24…ネジ部材 25…アーム部 26…マグネッ
ト板 31…ホルダーカバー体 32…火花防止
板 33…押さえバー 41…挟着片部 42…挟着突起
部 51…巻着材 52A…雄ファ
スナー部材 52B…雌ファスナー部材 P…アーク溶接用芯棒 α…傾倒角度

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部となるアーク溶接用芯棒を先端側
    で保持するアーク芯棒用のホルダー具先端側にアーク火
    花に対する有効遮蔽面積を有する透視可能な遮蔽板を着
    脱自在な固定手段を介して任意の傾倒角度で付設したこ
    とを特徴とする溶接用作業手元の保護装置。
  2. 【請求項2】 遮蔽板は、円形、長円形、楕円形、矩形
    等の遮蔽区域を形成する着色ガラス製板または着色合成
    樹脂製板等によるものとした請求項1記載の溶接用作業
    手元の保護装置。
  3. 【請求項3】 固定手段には、マグネット板が装着され
    ていて、前記遮蔽板には、ホルダー具先端に挿通させる
    挿通装着部を設け且つマグネット板を介して固定手段に
    対し磁気的に付着させる着磁可能な鉄片またはスチール
    片等の磁気的付着部を挿通装着部の外縁に固着して成る
    ものとした請求項1または2記載の溶接用作業手元の保
    護装置。
  4. 【請求項4】 固定手段には、二又アーム状の挟着片部
    が装着されていて、前記遮蔽板には、ホルダー具先端を
    挿通させて前方側へ突出させる挿通装着部を設け、該挿
    通装着部の外縁を挟着片部に差し込むことにより遮蔽板
    が固定手段に対し着脱可能に装着されるものとした請求
    項1または2記載の溶接用作業手元の保護装置。
  5. 【請求項5】 固定手段は、面ファスナー、締結ベル
    ト、ゴムバンド等によりホルダー具先端側に取り付けら
    れるものとしてある請求項1乃至4のいずれか記載の溶
    接用作業手元の保護装置。
  6. 【請求項6】 ホルダー具先端には、後方になるにつれ
    て次第に拡開する形状を呈するホルダーカバー体の縮径
    開口側を前記固定手段を介して固定することで、該ホル
    ダーカバー体によってホルダー具の把持部側を包覆させ
    てあるものとした請求項1乃至5のいずれか記載の溶接
    用作業手元の保護装置。
  7. 【請求項7】 ホルダーカバー体の外周壁面には、アー
    ク火花落下防止用の複数の火花防止板を配装してある請
    求項6記載の溶接用作業手元の保護装置。
  8. 【請求項8】 ホルダーカバー体の後部側には、該ホル
    ダーカバー体によって内覆される把持部に対しホルダー
    カバー体を固定する押さえバーを着脱可能に装着させて
    ある請求項6または7記載の溶接用作業手元の保護装
    置。
JP27223597A 1997-09-18 1997-09-18 溶接用作業手元の保護装置 Pending JPH1190638A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101983822A (zh) * 2010-11-15 2011-03-09 张琳达 一种防护吸尘电焊钳
JP2013013913A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Fujiwa Shokai:Kk 金属棒把持具
CN107598345A (zh) * 2017-10-24 2018-01-19 陶金刚 带自动翻开遮光板的手持式双向进出焊条电焊枪

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